サッカーのニュースばかりを集めています。試合の報道、移籍の噂、外国で活躍するトルコ人選手のことなど、、、




アランジーニョにこだわる(イエニ・シャファク紙 09.11.21)

ブロス監督(ファナティック紙) アランジーニョ(ヒュリエット紙)  トラブゾン・スポルのブロス監督が、「プレー・システムから言って、彼には起用する場所がない」と言っていたアランジーニョが、カスムパシャ戦に備えて、入念な準備をしている。また、これとは別に、同監督は、代表の招集から疲れて戻ってきたソングとカレの替わりに、ギライとフェルハトに、準備をするようにとの指示を出した。

 トラブゾン・スポルのフーゴ・ブロス監督は、FW陣の不調のため、「とにかく、プレー・システムから言って、彼には起用する場所がない」と言明していたアランジーニョにこだわっている。アランジーニョのプレーぶりに目を留めた同監督は、カスムパシャ戦では、先発に起用するものと思われる。練習で、この方向でプレーさせるという同監督の決意は、特に、ウムト・ブルトとギョクハン・ウナルの両FWが結果を残せていないということにも因る。また、同監督は、カメルーン代表に招集され疲れて戻ってきたソングに替えてギライを、そして、フェルハトをカレに替えて、ピッチに送り出すことを考えている。




まず止めろ、それから打て(ファナティック紙 09.11.20)

デニズリ監督(ベシクタシュ公式HP) エルンシュト(ファナティック紙) フィンク(ベシクタシュ公式HP)  ベシクタシュのフェネルバフチェとのダービーマッチでの戦術が明らかになった。中盤のファビアン・エルンシュトとミカエル・フィンクで、フェネルバフチェを止めろ、そして、中盤のユスフ・シムシェク、ロドリーゴ・タバタ、そして、ボボで、フェネルバフチェにゴールを浴びせよというものだ。

 トルコで、攻撃的サッカーを、最も実践する監督として知られているベシクタシュのムスタファ・デニズリ監督は、フェネルバフチェとのダービーマッチで、異なった道を追い求めている。イブラヒム・トラマン、トマス・シヴォク、マテオ・フェッラーリ、イブラヒム・ウズルメズの4人で構成する守備陣を崩したくない同監督は、フィンクとエルンシュトをボランチとして起用するつもりだ。中盤は、右サイドにエクレム・ダー、真ん中にロドリーゴ・タバタ、左サイドにユスフ・シムシェクを置くつもりだ。

                        「ゴ−ルマウスが目に入ったら打て」

 ベシクタシュのゴールハンターは、トラブゾン・スポル戦で、途中から入り、ゴールを決めたボボとなる。ここ数日、シュート練習に余念のない選手たちに対し厳しく指導してきた同監督は、選手たちに、ゴールマウスが目に入ったら、どんどんとシュートを打っていけとの指示を出していた。




メフメット・トプズ、イノニュ・スタジアムに先発で登場(NTV 09.11.19)

ダウム監督(ファナティック紙) コリン・カズム・リチャーズ(ヒュリエット紙) メフメット・トプズ(ファナティック紙)  フェネルバフチェのクリストファー・ダウム監督は、ベシクタシュとのダービーマッチのメンバーを明らかにした。フェネルバフチェへの移籍で、フェネルバフチェとベシクタシュとの対立を生んだメフメット・トプズが、イノニュ・スタジアムへ先発メンバーとして登場する。

 この土曜日に、ベシクタシュと対戦するフェネルバフチェで、クリストファー・ダウム監督は、FWにコリン・カズム・リチャーズ、中盤の右サイドにメフメット・トプズに、出場の機会を与える用意をしている。
 フェネルバフチェの最新の練習で、左足首に打撲を負ったにもかかわらず、練習試合では、レギュラー組のFWとしてプレーしたコリン・カズム・リチャーズは、ベシクタシュ戦での先発の地位を確保した。
 スペイン代表の合宿から、明日、トルコに戻ってくるグイサは、金曜日にしか、チーム練習に加われないため、同監督は、先発には入れないつもりだ。
 移籍に際して、ベシクタシュとフェネルバフチェの対立を生んでしまったメフメット・トプズも、同監督は、先発メンバーに加えるつもりだ。
 同監督が、先日、記者会見で評価していたメフメット・トプズを、またまた、中盤の右サイドに起用するつもりである。
 同監督は、戦術練習では、ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル、オンデル・トゥラジュ、デニズ、ロベルト・カルロス=メフメット・トプズ、クリスティアン、エムレ・ベレズオウル、ドス・サントス、アレックス=コリン・カズム・リチャーズを、レギュラー組としてプレーさせていた。
 これらの選手たちの中から、デニズだけは外して、替わりにルガーノを入れてダービーマッチに臨むものと思われる。




ベシクタシュ、リュシュトゥで喜ぶ(NTV 09.11.18)

リュシュトゥ(ファナティック紙)  フェネルバフチェとのダービーマッチの準備余念のないベシクタシュに、リュシュトゥから朗報が届いた。故障をしていたリュシュトゥが、フェネルバフチェ戦には出場できることが明らかになった。

 フェネルバフチェとのダービーマッチを前にして、GK問題に苦しんでいるベシクタシュに、待っていた朗報が、リュシュトゥ・レチベルから届いた。
 故障のため、ヴォルフスブルク戦とトラブゾン・スポル戦を欠場したリュシュトゥが、ダービーマッチに出場できるということが明らかになったのだ。先週末、ハカン・アルウンが傷んだために、第3GKのコチャンに、フェネルバフチェ戦に備えての準備をするよう指示を出していたムスタファ・デニズリ監督は、リュシュトゥから届いた知らせに一息つくことになった。




ガラタサライ、再度のシステム変更(イエニ・シャファク紙 09.11.17)

ケイタ(ファナティック紙) エラーノ(ファナティック紙) ライカールト監督(ファナティック紙)  バルシュが出場停止と、ライカールト監督が出場停止の解けたケイタとエラーノを切れないことが、ここ3節うまく機能してきていたスリー・ボランチを並べることを棚上げにしてしまう。

 今週末、ホームにマニサ・スポルを迎えるガラタサライで、またしてもシステム変更が行なわれる。フェネルバフチェ戦で、ロベルト・カルロスを殴ったということで、3試合の出場停止だったケイタが戻ってくることと、バルシュが出場停止となったことで、変更を強いているのである。フェネルバフチェとのダービーマッチのあと、故障者や出場停止の選手が多く、シワス・スポル戦では、ムスタファ・サルプ=メフメット・トパル=バルシュで作る中盤を見出し、それに続くディナモ・ブカレストとディヤルバクル・スポル戦でも、このスリーボランチを並べるという布陣を崩さなかった同監督だったが、必要に迫られて、この形から引き上げることになる。問題は、この3試合、1点しか許さなかったガラタサライで、バルシュが累積警告で出場停止になったことと、ライカールト監督が、ケイタとエラーノを外せないことから、リベロの数を減らさねばならなくなったということなのだ。ここ3試合採ってきた「4-3-3」システムを止め、以前採っていた「4-2-3-1」というシステムに戻る。ケイタが、右サイドに入り、アルダが、左サイドに回る。そして、ノンダのワントップという布陣を採り、エラーノには、ワントップの後ろで動くという役割を与えることになる。




ボボを選択(ミリエット紙 09.11.16)

デニズリ監督(ブギュン紙) ボボ(ファナティック紙)  ベシクタシュは、1日の休暇をとったあと、フェネルバフチェとのダービーマッチに備えての練習を、本日、再開する。

 宿念のライバルとの一戦でのただ一つの目標は、勝つことだと言うムスタファ・デニズリ監督は、FWとしてボボを起用するつもりだ。ベシクタシュが、先日行った練習試合では、フェッラーリ、フィンク、ボボ、ユスフ、イブラヒム・トラマン、エルンシュト、イブラヒム・ウズルメズ、それに、エクレム・ダーが先発に名を連ねていたことが明らかになっている。同監督は、ノブレを控えに回し、後半に入ってから出場の機会を与えるつもりだということだ。同監督は、現在、故障で、チームと行動をともにしていない選手たちの状態によって、先発メンバーを決定していき、この週末に予定されているフェネルバフチェ戦に臨むつもりである。




ガラタサライ理事会の注目は、ライカールト監督のレポート(ザマン紙 09.11.15)

ライカールト監督(イエニ・シャファク紙)  ガラタサライでは、ライカールト監督が、マニサ・スポル戦を前にして、選手たちに2日間の休暇を与えたが、理事会は、同監督が提出するレポートを待っているところであり、前後半のインターヴァル期間に行う計画でいる移籍を、このレポートに沿って行うということを明らかにした。ガラタサライ理事会は、ここ1週間以内に、同監督と詳細な打合せを持ち、インターヴァル期間での移籍についての方向性を、その打合せの後には明らかするいうことだ。

 その打合せでは、特に、故障をしてしまったバロシュに替わるゴールゲッターを獲得するかどうか、また、ストッパーの強化を図ることが日程に上ってくるだろう。総じて結果を残せていない幾人かの選手を放出する意向であるが、その打合せでは、監督の提出するレポートに係わって、今季末をもって契約が満了する選手たちとも交渉が行われていくだろうということだ。現在、ガラタサライは、この週末は休暇が与えられているが、腰に痛みを抱えてるため、有名なヴォルファース医師に診察を受けるためにミュンヘンに行っているバルシュから、いい知らせが届いた。腰には、大きな問題があるわけではなく、短期間の治療プログラムを経た後には、チームに合流して練習を再開できるということだ。




ベシクタシュ、アレックスとエムレ・ベレズオウル封じ(イエニ・シャファク紙 09.11.14)

デニズリ監督(ヒュリエット紙) アレックス(タクヴィム紙) エムレ・ベレズオウル(ヒュリエット紙)  映像資料でもって、フェネルバフチェの解析を行っているベシクタシュのデニズリ監督は、選手たちに、「アレックスとエムレ・ベレズオウルが、フェネルバフチェの全てだ。キーパーソンだ。この2人を封じ込めれば、我々の勝ちだ」と述べた。

 ベシクタシュのムスタファ・デニズリ監督の頭の中には、11月21日に、イノニュ・スタジアムで対戦するフェネルバフチェ戦以外のことは何もない。ネヴザド・デミル・グランドに根を下ろしている同監督は、練習以外のときは、ここで、フェネルバフチェの試合の模様を映像資料を観ながら分析に余念がない。同監督は、映像資料の分析から、フェネルバフチェを、フィンクとエルンシュトというドイツ人選手二人で止めるつもりでいる。ダービーマッチで、同監督は、フェネルバフチェで最も核となると考えるアレックス封じの仕事を、エルンシュトに任せるつもりでいる。
 選手たちを集めてミーティングをもった同監督は、「フェネルバフチェには、個人的能力の頗る高い選手がいる。だが、なかでも、アレックスとエムレ・ベレズオウルが、フェネルバフチェの全てであり、キーパーソンだ。アレックスとエムレ・ベレズオウルを止めたなら、我々の勝ちだ」と述べた。パネルを使いながら、アレックスとエムレ・ベレズオウルを、どのように止めるか解説した同監督は、「この仕事には、エルンシュトとフィンクに大きな任務を与えたい」と述べた。
 エルンシュトに、アレックスを止める仕事を与えた同監督は、フィンクに対し、「エムレ・ベレズオウルが前に出たとき、止めるのお前さんだ」というようなことを言った。




イブラヒム・トラマンとハカン・アルクン、練習途中で切り上げる(ヒュリエット紙 09.11.13)

デニズリ監督(ヒュリエット紙) イブラヒム・トラマン(ファナティック紙) ハカン・アルクン(ブギュン紙)  ベシクタシュは、リーグ戦で、11月21日(土)に戦うフェネルバフチェとのダービーマッチに備えての準備を続けているが、練習試合で、右足首を打撲したイブラヒム・トラマンと、左手にボールを当てたハカン・アルクンが、途中で切り上げた。

 この2選手は、治療をするということで、練習を途中で切り上げたが、明確な状況については、然るべき検査を行ったあとに明らかになるだろう。
 BJKネヴザド・デミル・グランドで、ムスタファ・デニズリ監督指揮下で行われた練習に、代表に招集されているテヨ、シヴォク、イスマイル・キョイバシュ、ネジプ・ウイサルと、治療継続中のリュシュトゥ・レチベル、ニハト・カフヴェジ、ホロスコ、ルドゥヴァン・シムシェクは不参加だった。
 練習の最初の30分間は、屋内で筋力トレーニングを行った選手たちは、それに続いてグランドに出て、ランニングなどを行いコンディション調整を行った。更に、パス練習、グランドの半分を使ったミニゲームを行い、練習を切り上げた。ベシクタシュは、明日も、準備のための練習を継続することになっている。




ダウム監督のFW選びの結論はコリン・カズム・リチャーズ(イエニ・シャファク紙 09.11.12)

ダウム監督(タクヴィム紙) オンデル・トゥラジュ(ザマン紙) コリン・カズム・リチャーズ(ファナティック紙)  フェネルバフチェのダウム監督は、ガラタサライ戦同様、ベシクタシュ戦でも、コリン・カズム・リチャーズのワントップで戦うつもりでいる。

 リーグ戦第21節で、ベシクタシュと対戦するフェネルバフチェで、勝利に向けての準備が行われている。クリストファー・ダウム監督は、ここ数節、故障のため十分には準備の整っていないグイサを、このベシクタシュ戦では、控えに回すことを考えている。同監督は、ガラタサライ戦同様、コリン・カズム・リチャーズのワントップで、試合に臨むつもりでいることが明らかになった。同監督は、ベシクタシュのディフェンスがいいので、コリン・カズム・リチャーズを起用する決意に至ったと言われ、また、ディフェンスでは、出場停止のビリカに替えてオンデル・トゥラジュに準備をさせているということだ。




リヴァプール、セルヴェトに惚れ込む(タクヴィム紙 09.11.11)

リンダーロート(ヒュリエット紙) セルヴェト(ファナティック紙)  今季初め、マルセイユに移籍されかけ白紙に戻ってしまったガラタサライのスター選手セルヴェトに、今度は、リヴァプールが狙いをつけてきた。セルヴェトの代理人ハリスは、「バイエルン・ミュンヘン、アーセナル、トッテナムからもオファーが届いている」と言っている。

 ガラタサライとトルコ代表のディフェンスの中心セルヴェトが、再び、ヨーロッパのクラブの垂涎の的になっている。今季初め、フランスのマルセイユ入りが、最終段階で実現しなかったセルヴェトが、今度は、イングランドの、いやヨーロッパの強豪リヴァプールが狙いを定めてきた。セルヴェトを移籍させたいと考えている。

                        ハンブルクとリヨンも獲得したがっている

 ラジオ・スポルの番組に出演したセルヴェトの代理人ミトハト・ハリスは、「リヴァプールがセルヴェトに関心を持っていると言ってきている。アーセナルやトッテナムもセルヴェトを欲しがっている。また、バイエルン・ミュンヘン、ハンブルク、リヨンも交渉に乗り出すはずだ」と語った。ガラタサライ側は、今季末までは、セルヴェトを決して売らないだろうが、6月には、舞い込んでくるオファーについての検討をするだろうと思われている。

                        リンダーロートに凄いオファー

 長い故障治療期間を経て、ピッチに戻ってきたガラタサライのリンダーロートに対し、ヴェルダー・ブレーメンが獲得を考えているということだ。ドイツでの報道によると、ヴェルダー・ブレーメンは、移籍解禁期間に、ガラタサライの扉をノックすることになるだろうということだ。




ベシクタシュ、ケガ人からいい知らせ(ファナティック紙 09.11.10)

ニハト(ヒュリエット紙) リュシュトゥ(ファナティック紙)  トルコ・リーグで、11月21日に行われるフェネルバフチェ戦に備えての準備を、明日から始めることになっているベシクタシュで、故障を抱えていたニハト・カフヴェジ、リュシュトゥ・レチベル、イブラヒム・トラマン、ロドリゴ・テヨが、そのダービーマッチに出場できることが明らかにされた。

 ベシクタシュの、メディカル・チームの代表を務めるメテ・デュレン博士は、ニハトが検査のためにアンカラに向かったことを明らかにして、更に、ニハトは、月曜日にはチームに合流して練習を再開すると述べた。
 イブラヒム・トラマンは、踵に痛みを抱えているため、アムステルダムに行き、今夕には、イスタンブルに戻ってくると言うデュレンは、イブラヒム・トラマンも、ダービーマッチに間に合うと述べた。チリ代表に招集されたテヨも、フェネルバフチェ戦には、まず、出場できるだろうと語った。これとは別に、ヴォルフスブルク戦とトラブゾン・スポル戦では、故障を発生させていたため、出場できなかったリュシュトゥが、ダービーマッチに出場できないという理由は、医療的観点からは何もないと述べた。




ディヤルバクルで、アルダ活躍(イエニ・シャファク紙 09.11. 9)

アルダ(NTV) キーウェル(右)(NTV)  ホームのディヤルバクル・スポルが好発進した試合に、メンドーサのゴールで彩が添えられた。ガラタサライは、そのゴールのあと、攻撃面で優位に立つようになった。前半、リードされてしまっていたが、サブリのゴールで同点に追いついた。ガラタサライの動きが鈍くなった時間帯に、アルダが救った。キャプテンが、相手ゴールネットを揺らし、ガラタサライはリードを確保した。バルシュがレッドカードをもらい10人になってしまったガラタサライは、圧力を振り払い、勝ち点3を手に入れた。

 今週、UEFA欧州リーグで、ディナモ・ビカレストを、3:0でくだし、リーグ戦からの勝ち上がりを確保したガラタサライが、リーグ戦で厳しいディヤルバクルでのアウェー戦で、一旦リードを許しながら、勝ち点3を得ることに成功した。この試合、より優勢に試合を始めたのは、ホームのディヤルバクル・スポルの方だった。ディヤルバクル・スポルが、前半11分にゴールをあげた。アブドゥラハのパスを受けたメンドーサが、瞬間的に、GKと1対1となった。そして、狙い済ましたシュートを放つと、相手ゴールネットを揺らしていた。1:0。このゴールのあとは、ガラタサライが優勢に立った。同26分、キーウェルのループシュートは、バーの上を越えて出て行った。同35分、ゴール前の混戦のなか、キーウェルの放ったシュートが、相手ディフェンダーに当たって跳ね返った。そのボールを追いかけたアルダがシュートを放ったが、GKはコーナーへと逃れた。同43分、アイハンのセンタリングに、ファーサイドでフリーになっていたサブリが、丁寧に、ボールをゴールマウスに蹴り込んで同点に追いついた。1:1。後半10分、キーウェルのクレバーなパスに反応して、ペナルティ・エリア内に走りこんだアルダが、きれいなシュートを放つと、ボールは、相手GKの頭を越えてゴールネットに突き刺さった。1:2。同43分、メンドーサが、ゴールライン際から難しいシュートを放ったが、ボールはバーの上を越えて外に出て行った。

【ガラタサライのメンバー】レオ・フランコ=サブリ、ギョクハン・ザン、セルヴェト、ハカン・バルタ=バルシュ、メフメット・トパル、アイハン、キーウェル、アルダ(後半44分:エラーノ)=ノンダ(後半24分:リンダーロート)




ベシクタシュ、トラブゾンで躍動(イエニ・シャファク紙 09.11. 8)

ベシクタシュ、エルンシュトを祝福(NTV) ギョクハン・ウナル(左)フェッラーリ(右)(NTV)  アヴニ・アカル・スタジアムで、王者に名に相応しいとは言えなかった王者が機能した。トラブゾン・スポルは、圧力を掛け続けたGKハカン・アルクンを越えることができなかった。ゴールの幕は、エルンシュトが、後半3分に切って落とした。そして、ボボが、後半ロスタイムに、試合のスコアを決するゴールをあげた。大試合に勝ち点3をあげたベシクタシュは、首位に迫ったのに対し、トラブゾン・スポルは苦境に陥った。

 リーグ戦、今節白眉の試合で、ベシクタシュが、トラブゾン・スポルとのアウェー戦を、0:2で制し、首位フェネルバフチェとの勝ち点差をキープしたのに対し、トラブゾン・スポルは、この敗戦で、首位との勝ち点差が13となってしまった。前半8分、ウムト・ブルトが、ペナルティ・エリア外からシュートを放つと、GKハカン・アルクンが、倒れこみながらもボールをキャッチした。同18分、ウムト・ブルトが、GKと1対1となり、ループシュートを放つと、ハカン・アルクンが触れたボールが、タイフンの前に転がった。タイフンは、ゴール右斜め前からシュートを放ったが、ゴールマウスの上を越えて外に出て行った。同39分、ウムト・ブルトの放ったシュートは、GKハカン・アルクンを越えていったが、ボールは、バー最下部を逸れて外に出て行った。同44分、ソングの右からのセンタリングに、ウムト・ブルトがヘッドで合わせたが、ボールは、ハカン・アルクンがキャッチした。

                       GK、好セーヴの応酬

 ベシクタシュは、後半、ゴールで始まった。後半3分、エルンシュトの26mからの強烈なシュートが、ゴールネットに突き刺さった。0:1。同17分、ウムト・ブルトの強烈なシュートは、GKハカン・アルクンがクリアした。同22分、ギョクハン・ウナルのヘディングシュートは、枠を僅かに越えて外に出て行った。同29分、コルマンのヘディングシュートは、GKハカン・アルクンが、ゴールを許さなかった。同35分、ボボのシュートは、GKシルヴァがクリアした。同40分、トラブゾン・スポルは、ウムト・ブルトが作り出した絶好機を生かすことができなかった。後半ロスタイム3分、イスマイル・キョイバシュがセンタリングをすると、ボボが、このボールをゴールに送り込んだ。

【トラブゾン・スポルのメンバー】シルヴァ=タイフン、エゲメン、ソング、カレ(後半39分:セルカン・バルジュ)=コルマン、ジェイフン・ギュルセラム、セルチュク・イナン(後半19分:アランジーニョ)、ガブリッチ(後半10分:エンギン)=ウムト・ブルト、ギョクハン・ウナル
【ベシクタシュのメンバー】ハカン・アルクン=イブラヒム・トラマン、フェッラーリ、シヴォク、イスマイル・キョイバシュ=エクレム・ダー、エルンシュト、フィンク、ウーウル・インジェマン(後半1分:イブラヒム・カシュ)、タバタ(後半1分:ユスフ)=ノブレ(後半32分:ボボ)




ブルサ・スポルの勢い、ゲンチレル・ビルリーイが絶つ(ザマン紙 09.11. 7)

ブルサ・スポルvsゲンチレル・ビルリーイ(ブルサ・スポル公式HP) ブルサ・スポルvsゲンチレル・ビルリーイ(ブルサ・スポル公式HP)  トルコ・リーグで、ブルサ・スポルは、ホームでゲンチレル・ビルリーイに敗れ、大きな痛手を蒙った。ゲンチレル・ビルリーイは、リーグ戦で、ここ6試合負けのないブルサ・スポルを相手に、望むべきサッカーを見せることができた。特に、試合の最後の10分間に重きを置く戦い方をしたゲンチレル・ビルリーイは、アウェー戦で重要な勝利をものにしたのだった。

 試合は、ブルサ・スポルが、調子よく始めた。前半24分、アリ・タンドーアンの蹴ったコーナーキックに対し、エルジッチがヘッドで合わせるとゴールが決まった。1:0。ゲンチレル・ビルリーイは、1点を喰らったあとからは、バランスのとれた試合運びができるようになった。同40分、右サイドから動き出したブルハンが、グランダーのセンタリングを、ペナルティ・エリア内に向けて行った。フルシットが、見事に、そのボールに合わせ、相手ゴールネットを揺らしてしまった。1:1。前半は、そのスコアのまま終わることになった。後半に入ると、ゲンチレル・ビルリーイの方が、より優勢な試合運びを示していた。後半35分、左から蹴られたコーナーキックに対し、いいジャンプを見せたムスタファ・ペクテメクのゴールが決まり、チームを勝利に導くことになった。1:2。なお、ゲンチレル・ビルリーイのディフェンスで活躍してきたラデジッチが鼻を骨折し、イルハンは、胸を強打し病院送りとなってしまった。

  【ブルサ・スポルのメンバー】イワンコフ=アリ・タンドーアン、オメル・エルドーアン、ザポトッチ、ムスタファ・ケチェリ=ヴォルカン・シェン、エルジッチ、ヒュセイン、オザン(後半26分:タデウ)、ヴォルカン・シェン(後半37分:ヴェリ)、バタッラ、トゥルガイ
【ゲンチレル・ビルリーイのメンバー】セルダル・クルビルゲ=イルハン、ラデリッチ(後半1分:マフムト)、アイクト、オルハン、ジェム・ジャン、ケレム、フルシット(後半22分:トゾ)、ブルハン、メンドンカ(後半30分:ムスタファ・ペクテメク)、カーエ




夢舞台でサンバのリズム(イエニ・シャファク紙 09.11. 6)

アレックス(手前)(NTV) メフメット・トプズ(上)(NTV)  アウェー戦で、0:1で勝利を収めたステアウア・ブカレストを、カドゥキョイに迎えたフェネルバフチェが、ドス・サントス、ビリカ、アレックスの3点で、結果を残した。前半15分、ドス・サントスが錠をこじ開けたフェネルバフチェが、同38分、カペタノスの得点で同点に追いつかれた。後半に入ると、フェネルバフチェの厚いプレスが結果を出した。後半6分、ビリカに、フェネルバフチェ2つ目の得点を演出したアレックスが、同22分、自身が得点を決めた。これで、フェネルバフチェは、トゥヴェンテとのアウェー戦で勝ち点1を得ることができれば、グループ戦の勝ち抜けが決まる。

 フェネルバフチェが、UEFA杯欧州リーグの戦いで、アウェー戦では0:1で勝ったステアウア・ブカレストを、3:1でくだし、グループ戦勝ち抜けに向けての大きな一歩を踏み出した。前半15分、ステアウア・ブカレストのディフェンスを、次から次へとフェイントをかけながらかわしていったドス・サントスの見事なゴールで、フェネルバフチェが、1:0と先制した。同25分、エムレ・ベレズオウルのパスを受けたメフメット・トプズが、ペナルティ・エリア外から強烈なシュートを放つと、GKザパタに当たり跳ね返った。詰めていたエムレ・ベレズオウルが、シュートを放つと、ジェネアが、ヘッドで、このボールをクリアした。同38分、ステアウア・ブカレストは、カペタノスのゴールで、同点に追いついた。

                       勝ち上がりには、あと勝ち点1で十分

 後半6分、アレックスの蹴ったフリーキックに、ビリカがヘッドで合わせ、2:1。同22分、中盤でボールを得たアレックスが、相手選手を、次から次へと抜き去り、ペナルティ・エリアの外からシュートを放った。するとボールは、GKの左を抜けてゴールネットに突き刺さった。3:1。同27分、アレックスが、ペナルティ・エリアの外からループシュートを放ったが、僅かに横に逸れて、ボールは外に出て行った。ステアウア・ブカレストを苦もなく倒したフェネルバフチェは、12月2日に予定されているトゥヴェンテとのアウェー戦で、勝ち点1を得るならば、グループ戦からの勝ち上がりとなる。

【フェネルバフチェのメンバー】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル、ビリカ、ルガーノ、ロベルト・カルロス=メフメット・トプズ、エムレ・ベレズオウル(後半25分:オゼル・フルマジュ)、クリスチャン、ドス・サントス、アレックス(後半40分:セルチュク)=コリン・カズム・リチャーズ(後半25分:グイサ)




ベシクタシュ、5人を欠いての遠征(サバハ紙 09.11. 5)

デニズリ監督(NTV) エルンシュト(ファナティック紙) テヨ(ファナティック紙)  UEFAチャンピオンズ・リーグで、ドイツのヴォルフスブルクに、0:3で敗れ挫折を味わったベシクタシュが、トルコ・リーグでのトラブゾン・スポルとの難しい一戦に備えての練習を開始した。

 ヴォルフスブルク戦後、1日の休暇を与えられたベシクタシュの選手たちは、11月7日(土)に予定されているトラブゾン・スポル戦に備えての初練習を、本日行った。ムスタファ・デニズリ監督の指揮下、1時間半に渡って行われた練習には、故障の癒えていないニハト、リュシュトゥ、テヨ、ホロスコ、ルドゥヴァンは加わっていなかった。
 クラブ・ドクターのデヴリム・ウルグンは、上記の5選手は、トラブゾン遠征には帯同されないと言っている。腸を痛め、ヴォルフスブルク戦には出場しなかったエルンシュトは、屋内練習を行っていた。エルンシュトの状態については、明日になると明確になると述べている。
 本日のベシクタシュの練習では、まず、コンディション調整が行われた。パス練習が引き続き行われ、短距離走を行ったあと、最後に、ペースを保つランニングが行われた。
 ベシクタシュは、トラブゾン・スポル戦に備えての練習を、明日も継続し、それで完了する。そして、特別機でトラブゾンに向かう。




ベシクタシュ、番外となる(イエニ・シャファク紙 09.11. 4)

シヴォク(右)(NTV) ボボ(右)(NTV)  チャンピオンズ・リーグに踏みとどまるために絶対に勝たねばならなかった90分間を、その目標通りには終えることができなかった。ヴォルフスブルク戦で敗北を喫したベシクタシュが、勝ちぬけのチャンスは、CSKAモスクワ戦とマンチェスター・ユナイテッド戦での勝利が条件となる。

 チャンピオンズ・リーグB組第4戦で、ドイツのヴォルフスブルクを、ホームに迎えたベシクタシュは、0:3で敗れた。この試合に意欲的に臨んだベシクタシュだったが、その努力も、早々に断ち切られてしまった。ベシクタシュは、前半の最後の10分までに、ヴォルフスブルクに数多くのチャンスを与えてしまった。前半14分、ミシモヴィッチが、ペナルティ・エリアの外右斜め前から、左足一閃で、強烈なシュートを放った。GKハカン・アルクンが、体を伸ばして防ごうとしたが、ボールは、ベシクタシュのゴールに突き刺さっていた。0:1。同32分、イブラヒム・ウズルメズが、ゴール斜め前から放ったグランダーのシュートは、GKベナリオが、がっちりと胸に収めた。ベシクタシュが、ゴールを求めて圧力を強めているときに、2点目のゴールを浴びてしまった。後半17分、ベシクタシュの攻撃で、フィンクが、ゴール斜め前でボールを得た。そのボールをダイレクトに強烈に打ったフィンクのシュートは、GKベナリオが、しっかりと胸に収めた。同21分、左サイドから、イブラヒム・ウズルメズがセンタリングをしたボールに、ボボが触れるよりか早く、ヴォルフスブルクのディフェンスが、これをクリアしようとした。そこからこぼれたボールを拾ったタバタが、うまくフィットせずにシュートを放つと、ボールは、サイドバーを逸れて外に出て行った。同31分、フィンクが、ゴールマウスまで約30mという距離から強烈なシュートを放った。だが、ボールは、サイドバーの際どいところを逸れて外に出て行った。同35分、ゲントナーが、ゴール左斜め前でボールを得た。そして、ハカン・アルクンが、がら空きにしていたゴールマウスに放り込んでしまった。0:2。同42分、デコが、GKハカン・アルクンと1対1となり、この試合のスコアを決するゴールを決めた。

【ベシクタシュのメンバー】ハカン・アルクン=イブラヒム・カシュ、シヴォク、フェッラーリ、イブラヒム・ウズルメズ(後半33分:イスマイル・キョイバシュ=エクレム・ダー、ウーウル・インジェマン、フィンク、セルダル・オウカン(後半1分:テヨ)、タバタ(後半24分:ノブレ)=ボボ




ベシクタシュ、サイドが崩壊(イエニ・シャファク紙 09.11. 3)

デニズリ監督(イエニ・シャファク紙) ニハト(NTV) イブラヒム・トラマン(ファナティック紙)  ベシクタシュで、ニハトが出場できない。他の故障者、リュシュトゥ、テヨ、イスマイル・キョイバシュ、イブラヒム・トラマンの状態も、本日明らかになる。

 UEFAチャンピオンズ・リーグのグループBで、本日、ドイツのヴォルフスブルクと対戦するベシクタシュに、代表選手のニハト、イスマイル・キョイバシュ、それに、イブラヒム・トラマンから悪い知らせが届いた。アンカラ・グジュ戦で傷んだリュシュトゥとテヨの状態は、本日行われる検査のあと、明らかになる。ニハトとイスマイル・キョイバシュを欠くことは、ムスタファ・デニズリ監督を苦しめている。ベシクタシュのメディカル・センター長メテ・デュレン博士は、ニハトの場合は、脚の裏の筋肉に、小さくではあるが腫れがあることを明らかにし、「筋肉を捻ったことに寄る腫れだろう。2日間の休息をとるだけで回復が期待できるというものではない。従って、ヴォルフスブルク戦への出場は無理である」と述べた。同博士は、アンカラ・グジュ戦で傷んだ他の選手については、GKリュシュトゥとイブラヒム・トラマン、イスマイル・キョイバシュ、テヨの状態は良くない。ヴォルフスブルク戦に出場できるか否かは、本日の検査次第で決定が下されるだろうと語った。




点を取ったかと思うと取られてしまった(タクヴィム紙 09.11. 2)

コリン・カズム・リチャーズ(左)(NTV) ギョクハン・ギョヌル(左)クリスティアン(右)(NTV)  ヴォルカン・デミレルが、信じられないセーヴを見せ敗戦を防いだ。カイセリ・スポルのGKスレイマノウのありえないミスを咎めて先制したフェネルバフチェは、カンゲレの蹴ったPKを防げなかった。

 前節、ガラタサライとのダービーマッチを制したフェネルバフチェの風は、カイセリで途切れてしまった。1:1。故障のアレックスと出場停止のビリカを欠いて登場したフェネルバフチェが、前半20分、とてもおもしろいゴールで先制した。クリスティアンが、35mの距離から放ったシュートを、GKスレイマノウがこぼし、そのボールがゴールインしてしまったのだ。スレイマノウは、ゴールに転がるボールを外に出しはしたが、審判は、ゴールラインを越えたと認定しゴールとしたのだった。前半は、このゴール以外のゴール、また、ゴールチャンスもなく、0:1のまま終わった。

                       メフメット・トプズの強烈弾はバーに

 後半に入り、守備面により重点を置いたフェネルバフチェが、後半10分、2点目のゴールにとても近づいた。だが、メフメット・トプズの驚くべきシュートは、サイドバーに激突した。残り時間25分となってからは、カイセリ・スポルが一方的に攻めるという展開になった。フェネルバフチェのゴールに押し寄せるカイセリ・スポルは、同25分、カンゲレがPKを決め同点に追いついた。1:1。カイセリ・スポルは、残り時間の間、信じられないほどのゴールチャンスを掴んだ。しかし、GKヴォルカンを越えることができず、同点のまま終わらざるを得なかった。

【カイセリ・スポルのメンバー】スレイマノウ=ハカン・アスランタシュ、セルダル・ケシマル、アイドゥン、アリ・トゥラン=フルカン(後半18分:ビラル)、サイドゥ、ウムト・コチン(後半18分:ギョクハン・エムレジクシン)、メフメット・エレン=カンゲレ、マククラ(後半ロスタイム2分:セミフ)
【フェネルバフチェのメンバー】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル、オンデル・トゥラジュ(後半42分:デニズ)、ルガーノ、ロベルト・カルロス=コリン・カズム・リチャーズ(後半18分:ドス・サントス)、エムレ・ベレズオウル、クリスチャン、ヴェダーソン(後半28分:セミフ)、メフメット・トプズ=グイサ




ベシクタシュ、連勝(タクヴィム紙 09.11. 1)

ユスフ(左)イスマイル・キョイバシュ(右)(NTV) ノブレ(左)(NTV)  ガラタサライに3点を浴びせたアンカラ・グジュを相手に、試合開始当初から優勢に進めたベシクタシュは、前半16分に、イスマイル・キョイバシュの放った強烈な一発で勝利をものにした。ベシクタシュは、この一戦を含めて、ここ5節で勝ち点を15獲得し、ヴォルフスブルク戦を前に意気が上がった。

 ベシクタシュが、連勝を続けた。リーグ戦を悪い始まり方をしたが、ここ数節では元気を取り戻し、それを、このアンカラ・グジュ戦でも継続した。1:0。これで、ベシクタシュは5連勝となる。この試合に、優勢に臨んだのは、まずベシクタシュの方だった。フェッラーリとエルンシュトが、大きなチャンスを逸したあと、前半16分、イスマイル・キョイバシュのロングシュートが決まり、1:0と先制した。このゴールをあとも、攻撃を継続したベシクタシュは、2度にわたり、惜しいゴールチャンスを逸し、前半を1:0とリードしたまま終わった。

                      アンカラ・グジュ、後半、リスク覚悟で攻める

 ベシクタシュは、前半に比べて、若干、更にいい始まり方をした一方、アンカラ・グジュは、リスク覚悟で、より攻撃的なサッカーを見せた。後半26分、リュシュトゥを越えたボールを、フェッラーリが、ゴールライン際からクリアして、ピンチを防いだ。ベシクタシュが、前半のテンポを失っていくと、アンカラ・グジュは、より圧力を高めていった。ベシクタシュが、同36分、タバタが惜しいチャンスを逃すと、試合は、ベシクタシュが、1:0とリードしたまま終わった。

【ベシクタシュのメンバー】リュシュトゥ=イブラヒム・トラマン、フェッラーリ、シヴォク、イスマイル・キョイバシュ=テヨ(後半12分:タバタ)、フィンク、エルンシュト、ユスフ=ニハト(後半1分:エクレム・ダー)、ノブレ(後半35分:ボボ)




幾つも必要な選手変更計画(サバハ紙 09.10.31)

ビリカ(ファナティック紙) アレックス(ヒュリエット紙) ダウム監督(フォトマッチ紙)  ビリカが3試合出場停止、アレックスの故障が再発と、ダウウム監督の選手起用計画が変更の必要に迫られている。カイセリ・スポル戦では、従って、ガラタサライとのダービーマッチとは、かなり異なった選手がピッチに立つことと思われる。オンデル・トゥラジュ、グイサ、ドス・サントスが、先発に起用されるだろう。多分、オゼル・フルマジュさえもが、、、。
 ダービーマッチの際に発生した事件のために、トルコ・サッカ−協会規律委員会が、ビリカに3試合の出場停止を課し、更に、アレックス主将が故障を再発させたことは、フェネルバフチェのクリストファ−・ダウム監督の選手起用計画を完全に狂わした。先日まで、ダービーマッチの勝利に導いたメンバーからの変更など考えていなかった同監督だったが、ビリカの出場停止ということで、大変更をする決心をした。デイヴィドは故障、アレックスは出場できる状態ではなく、ビリカは出場停止ということで、同監督は、手元にある外国人選手をフル活用することになる。カイセリ・スポル戦では、ディフェンスを、ギョクハン・ギョヌル、ルガーノとロベルト・カルロスとともに、オンデル・トゥラジュで組むことになる。中盤では、クリスティアンとエムレ・ベレズオウルは変わらず、ガラタサライ戦ではFWを務めたコリン・カズム・リチャーズを、今度は右サイドに引かせ、アレックスの替わりに、起用を心待ちにしているオゼル・フルマジュを、攻撃を補佐する位置に置く。左サイドには、ガラタサライ戦とは違い、ヴェダーソンではなくドス・サントスを起用する。そして、故障が完全に癒えたグイサが、FWに戻ってくる。




ベシクタシュ、ホロスコだけを欠く(ヒュリエット紙 09.10.30)

デニズリ監督(ベシクタシュ公式HP) ユスフ(ヒュリエット紙) ホロスコ(ファナティック紙)  ベシクタシュは、今夕行う予定の練習で、トルコ・リーグ第11節のイノニュ・スタジアムで戦うアンカラ・グジュ戦に向けての準備を完了する。

 ベシクタシュでは、故障中のホロスコ以外に欠ける選手はなく、むしろ、出場停止の解けたフェッラーリ、エルンシュト、シヴォクが、このアンカラ・グジュ戦に出場できる。一方、ここ10日間、メディカル面で問題のあるユスフ・シムシェクも、明日の試合を前にして出場できる状態だということだ。デニズリ監督は、ここ数節のプレーぶりが気に入らないテヨに替えて、アンカラ・グジュ戦には、ユスフを先発に起用するものと思われる。

 ベシクタシュは、明日の夜、イノニュ・スタジアムで行われるアンカラ・グジュ戦に、次の選手を先発として送り出すものと看られている。

 リュシュトゥ、エクレム・ダー、シヴォク、フェッラーリ、イブラヒム・ウズルメズ、ニハト、エルンシュト、フィンク、タバタ、ユスフ、ボボ。




ガラタサライ、あえぎながら勝ち上がる(NTV 09.10.29)

キーウェル(ヒュリエット紙) アルダ(右)(ヒュリエット紙)  ガラタサライが、トルコ杯プレーオフで対戦したブジャ・スポル戦で、エラーノが、レッドカードをもらい10人で戦わねばならなくなり厳しいものとなった。ブジャ・スポルは、チャンスを活かせず、また、PKを1つ外してしまった。

 ガラタサライが、トルコ杯プレーオフで、2部リーグのブジャ・スポルを、2:1でくだし、上位進出を果たした。
 ガラタサライのゴールは、前半17分にキーウェルが、また、同32分にはアルダがあげたが、同34分、ガラタサライのエラーノが、ペナルティ・エリア内に入ろうとするセルジャンの足を掴んで倒し、アブドゥラハ・ユルマズ主審に、一発退場処分を食らってしまった。
 一方、ブジャ・スポルは、後半33分、PKをメフメットが、外に蹴りだしてしまった。
 同41分には、ブジャ・スポルのゴールが、ケナンの足から生まれた。
 先週末、ライヴァルのフェネルバフチェに敗れ、意気消沈してしまっているガラタサライのフランク・ライカールト監督は、中心選手を、この一戦には使う必要はないと感じていた。
 そのため、同監督は、今季初めて、ゴールマウスを、アイクトに委ね、故障から戻ってきたリンダーロートとエムレ・ギュンギョルを、先発メンバーに入れ、バロシュが傷んだにも拘わらず、ノンダをも控えに回した。
 ガラタサライで、相次ぎ故障者が出たために、ここまで、長らくチームを離れていたトビアス・リンダーロートとエムレ・ギュンギョルが、この一戦で、先発メンバーとして起用されるチャンスを掴んだ。

【ガラタサライのメンバー】アイクト=ウーウル、エムレ・ギュンギョル、メフメット・トパル、ジャネル・エルキン=バルシュ、リンダーロート(後半33分:ギョクハン・ザン)、アイドゥン、エラーノ、アルダ(前半36分:アイハン)=キーウェル(後半33分:ノンダ)




セルジャン・ユルドゥルム・ショック(ファナティック紙 09.10.28)

セルジャン・ユルドゥルム(ファナティック紙)  3週間にわたり、故障のために欠場していて、先日のリーグ戦の試合で、20分だけ出場したセルジャン・ユルドゥルムが、アンタルヤ・スポル戦には出場しないことが明らかにされた。

 移籍に関して注目の的のセルジャン・ユルドゥルムが、故障のために頭を痛めている。3週間にわたり、故障のために欠場していたが、6:0で勝ったイスタンブル市役所スポル戦で、20分だけ復帰したセルジャン・ユルドゥルムが、アンタルヤ・スポルとの一戦では、出場できないことが明らかにされた。臀部に炎症を起こしているために、簡単な手術をする予定のセルジャン・ユルドゥルムは、このリーグ戦第11節の試合には、メンバーには入らないということだ。本日行われるトルコ杯のギュンギョレン市役所スポル戦、及び、週末のアンタルヤ・スポル戦には、セルジャン・ユルドゥルムとともに、エレンとイエナルも、故障のため出場できないことが明らかにされた。




キーウェルがFWにもどってくる(NTV 09.10.27)

キーウェル(ヒュリエット紙) バロシュ(ファナティック紙) ライカールト監督(ヒュリエット紙)  故障を発生させたバロシュが、2ヶ月間ピッチに立てず、前半戦の終わりまで、チームに合流できないがために、ライカールト監督は、FWにキーウェルをもってこようと考えている。

 ガラタサライは、水曜日に行われるトルコ杯ブジャ・スポルとの一戦に備えて練習を開始した。フランク・ライカールト監督は、このブジャ・スポル戦では、異なったメンバーを、ピッチに送り出すことを考えている。同監督は、エムレ・ギュンギョル、バルシュ、ウーウル、メフメット・トパルを、先発メンバーに入れ、ハリー・キーウェルを、FWで試そうと考えている。同監督が、キーウェルをFWとして試そうというのは、ミラン・バロシュが、アンラッキーな故障をしたことが影響している。バロシュは、少なくとも2ヶ月間、ピッチに立てず、前半戦は、チームにも合流できないということで、同監督は、キーウェルをFWに置こうと考えているのだ。




ガラタサライの運命は10人になったことから(イエニ・シャファク紙+ザマン紙&ヒュリエット紙補綴 09.10.26)

アレックス(NTV) セルヴェト(左)コリン・カズム・リチャーズ(右)(NTV)  フェネルバフチェは、宿念のライヴァルを、アレックス(2)とグイサの得点で翻弄した。そして、勝ち点で5差としたのだった。ハカン・バルタの得点で一矢を報いたが、ケイタがレッドカードをもらい数的不利に陥ったガラタサライは、ブルサ・スポルにかわされ、今季初めて、3位に後退した。

 トルコ・リーグで首位争いを演じている両チームのせめぎ合いの結果、首位のフェネルバフチェが、それを追いかけるガラタサライを、3:1でくだし、勝ち点での差を5とした。このダービーマッチに、試合開始当初より重苦しさを感じていたのは、フェネルバフチェの方だったが、ゴールをあげて以後は、中盤で、とてもいいプレスが効き、ガラタサライが試合を組み立てるのを難しくしていた。前半12分、ヴェダーソンが、左サイドでボールを得た。そして、ニアサイドに向かってセンタリングを出した。ロベルト・カルロスがスルーしたボールを、アレックスが触れるとゴールが決まり、フェネルバフチェが1:0と先制した。同43分、レオ・フランコに戻されたバックパスに対するキックが短かった。そのボールを胸でコントロールしたアレックスがシュートを放ったが、レオ・フランコが際どくコーナーへと逃れた。同44分、アレックスが、右サイドから蹴ったフリーキックに対し、ペナルティ・エリア内にいたヴェダーソンがジャンプをしてヘッドで合わせると、ボールはバーに当たり外に出て行った。後半8分、ペナルティ・エリアのすぐ外でボールを得たアレックスが、ドリブルで中へ持ち込んだ。GKレオ・フランコをかわそうとした瞬間、地面に倒れ込むと、主審はPKを指示した。これを、アレックス自身が決めて、点差を2と開いた。2:0。同11分、アルダの蹴ったコーナーキックに対し、セルヴェトがヘッドに当てた。ヴォルカンからこぼれたボールを、ハカン・バルタが押し込んだ。2:1。同29分、ロベルト・カルロスを殴ったケイタが退場処分を受け、以後、ガラタサライは10人で戦うことになった。後半ロスタイム3分、メフメット・トプズが、右サイドのゴールライン際で得て、内へ折り返したボールに、グイサが踵でもって触れると、ボールはゴールマウスに転がり込んだ。3:1。

【フェネルバフチェのメンバー】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル、ビリカ、ルガーノ、ロベルト・カルロス=メフメット・トプズ、エムレ・ベレズオウル、クリスチャン、ヴェダーソン(後半ロスタイム1分:セルチュク)、アレックス(後半41分:ドス・サントス)=コリン・カズム・リチャーズ(後半27分:グイサ)
【ガラタサライのメンバー】レオ・フランコ=サブリ、セルヴェト、ギョクハン・ザン、ハカン・バルタ=アルダ(後半12分:キーウェル)、ムスタファ・サルプ、アイハン、エラーノ(後半37分:アイドゥン)=バロシュ(前半5分:ノンダ)、ケイタ




笑顔を見せながら送り込む(イエニ・シャファク紙 09.10.25)

ボボ(上)(NTV) ニハト(左)エクレム・ダー(右)(NTV)  ヴォルフスブルク戦の疲れが残っていたベシクタシュだったが、その顔に笑顔が拡がった。ロングボールが、ドーアのヘッドから跳ねボールが、GKイヴェサを越えてしまった。動き出していたエムレム・ダーが、がら空きのゴールに、ボールを送り込んだ。4試合で、勝ち点12を得たベシクタシュは、首位を伺おうとしている。

 トルコ・リーグで、裁定による勝利を含めて3連勝を記録し、調子を上げてきたベシクタシュが、エスキシェヒル・スポルとのアウェー戦を、終盤のゴールで、連勝を伸ばした。0:1。中盤でのせめぎ合いに終始した試合は、ベシクタシュがゴールをあげた後半38分まで、実りは生まれていなかった。前半6分、ベシクタシュは、エクレム・ダーによりシュートが放たれたが、GKイヴェサが防いだ。同22分、ニハトが、ペナルティ・エリア外からシュートを放った。だが、GKを越えることはなかった。同23分、ペナルティ・エリア内へ持ち込んだブラクが、GKリュシュトゥと1対1となる好機を掴んだが、うまくシュートを打てなかった。同29分、テヨのパスを受けたウーウル・インジェマンが、ペナルティ・エリア内からシュートを放ったが、イヴェサが、またしても防いだ。ベシクタシュは、後半に入るにあたり、エルハンとタバタの交替を行って始まった。同28分、調子の上がらないボボに替えてノブレが起用されると、僅かであったとしても、動きが良くなった。同32分、ノブレが、ゴール前でシュートが打てなかった。ここまでで、最もいいチャンスだったが、これを費やしてしまった。同38分、ロングボールに対し、ヘッドで、ドーアが対応したが、エクレム・ダーが蹴り損なうと、イヴェサを誤らせた。エクレム・ダーは、GKを越えてしまったボールを、笑顔を見せながらゴールに送り込んだ。このゴールのあと、エスキシェヒル・スポルは引き分けを狙って、攻勢をかけた。ベシクタシュは、同44分、ニハトが、2点目となるゴールを逸した。ニハトは、テヨにパスを出す替わりに、ゴールを狙ったが、スコアを変えるに至らなかった。

【ベシクタシュのメンバー】リュシュトゥ=エクレム・ダー、イブラヒム・トラマン、イブラヒム・カシュ、イブラヒム・ウズルメズ=タバタ(後半1分:エルハン)、エルンシュト、ウーウル・インジェマン、テヨ=ボボ(後半1分:ノブレ)、ニハト (後半ロスタイム:ネジプ)




トラブゾン・スポル、不具合が排除された(アクシャム紙+ミリエット紙補綴 09.10.24)

ヤッターラ(上)(NTV) ギョクハン・ウナル(NTV)  ここ6試合、足元を掬われていないカイセリスポルが、前半20分、アリサ・マククラのゴールで、0:1とリードした。ブロス監督は、その直後、セルチュク・イナンとウムト・ブルトを投入し、試合の流れを変えた。ギョクハン・ウナルが同点弾を放った。そして、ジェイフン・ギュルセラムが、アヴニ・アカル・スタジアムをほっとさせる逆転ゴールを決めたのだった。

 ここ3試合、悪い結果を残し、なかでも、前節のガラタサライ戦では、4:3の敗戦を喫してしまったトラブゾン・スポルが、カイセリ・スポルを、2:1でくだし、息を吹き返した。この試合、最初のチャンスを作ったのも、また、最初のゴ−ルを決めたのも、カイセリ・スポルの方だった。前半20分、ハカンのセンタリングに合わせて、ディフェンスの裏を取り、ボールを得たマククラの放ったシュートは、GKシルヴァの左を抜けてゴールネットを揺らした。0:1。アウェーのカイセリ・スポルは、26分に、フルカンが、絶好機を作り出した。ロングパスに合わせて、ペナルティ・エリア内に入ったメフメット・エレンが、応対したソングをかわし、GKと1対1となった。メフメット・エレンの放ったシュートが、GKシルヴァに当たり跳ね返ってくるところを、詰めていたフルカンがシュートをしたが、ボールは枠を超えて出て行ってしまった。ブロス監督が、これを見て、早々と手を打った。ヤッターラとエンギン・バイタルに替えて、ウムト・ブルトとセルチュク・イナンをピッチに送り出し、同点を狙った。同36分、タイフンが、右からセンタリングをすると、それに合わせて、ギョクハン・ウナルが、見事なゴールを決め、同点に追いついた。1:1。同45分、セルチュク・イナンの蹴ったフリーキックに、ペナルティ・エリア内にいたジェイフン・ギュルセラムが、ヘッドで合わせゴールを決め、前半を、トラブゾン・スポルは、2:1というスコアで終えた。後半19分、ギョクハン・ウナルが、ガブリッチとのパス交換で、GKと1対1となったが、放ったシュートは枠を捉えなかった。同25分、アリ・トゥランが、この日2枚目のイエローカードをもらい、退場処分となりピッチを後にした。同28分、右サイドから攻撃を仕掛けたギョクハン・ウナルが、中に送ったパスを受けて、セルチュク・イナンが、ゴールががら空きだったにも拘らず決められなかった。同32分、コルマンが、GKと1対1となった。カイセリ・スポルのDFが、きわどく両者の間に入り、点差が開くのを未然に防いだ。

【トラブゾン・スポルのメンバー】シルヴァ=タイフン(後半35分:セルカン・バルジュ)、ソング、エゲメン、カレ=コルマン、ジェイフン・ギュルセラム、エンギン・バイタル(前半28分:セルチュク・イナン)、ガブリッチ=ヤッターラ(前半28分:ウムト・ブルト)、ギョクハン・ウナル




フェネルの首位を求める気持ち(スター紙 09.10.23)

ドス・サントス(左)(NTV) コリン・カズム・リチャーズ(上)(NTV)  シェリフに続いて、ステアウア・ブカレストを、アウェーでくだしたフェネルバフチェは、UEFA欧州杯H組で首位に立った。

 先発メンバーには、4人のスター選手を欠いたフェネルバフチェは、ドス・サントスとメフメット・トプズが惜しいチャンスを逸した。後半に入り、すばらしい組織プレーを見せたあと、コリン・カズム・リチャーズが、フェネルバフチェを勝利に導く得点をあげたのだった。

 フェネルバフチェが、ヨーロッパに重い足跡を残した。ステアウア・ブカレストを、ルーマニアでくだしたフェネルバフチェは、グループ首位に上がった。0:1。前半9分、カペタノスの放ったシュートは、枠を捉えずに終わった。同26分、コリン・カズム・リチャーズがシュートを放った。ボールは、相手GKに当たって跳ね返ってきたが、それを詰めていたメフメット・トプズが、再びシュートを放ったが、GKザパタは、再度、このボールを、パンチングで防いだ。これに対し、後ろから来たドス・サントスが、シュートを放ったが、枠の替りに外に蹴り出してしまった。同30分、メフメット・トプズがシュ−トを放ったが、この度も、GKを捉えることはできなかった。同33分、ドス・サントスの放ったシュートは、枠を捉えなかった。

                      カペタノスのシュートは、上にバーに当たった

 後半3分、メフメット・トプズが、ゴール右斜め前からシュートを放った。それを、ザパタは、キャッチした。同12分、カペタノスがシュートを放った。だが、ヴォルカンがコーナーへと逃れた。同14分、オゼルが、ロベルト・カルロスを走らすパスを出した。そのロベルト・カルロスが、左から見事なパスを出すと、あとは、コリン・カズム・リチャーズは触れるだけでよかった。0:1。同21分、カペタノスが、ヘディングシュートを放ったが、ボールは、上のバーに当たって跳ね返されてしまった。同33分、メフメット・トプズのシュートは、この日のピッチ上のヒーロー、ザパタに、再度防がれてしまった。同41分、ドス・サントスのシュートは、相手ディフェンダーのチェックを越えることができなかった。

【フェネルバフチェのメンバー】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル(後半36分:ベキル)、ビリカ、ルガーノ、ロベルト・カルロス=メフメット・トプズ、クリスチャン、エムレ・ベレズオウル、オゼル・フルマジュ(後半26分:ヴェダーソン)、ドス・サントス(後半45分:アリ・ビルギン)=コリン・カズム・リチャーズ(後半41分:セルチュク)




ベシクタシュ、黄金の勝ち点(スター紙+NTV補綴 09.10.22)

イブラヒム・ウズルメズ(右)(NTV) ボボ(右)(NTV)  ベシクタシュが、ヴォルフスブルクとのアウェー戦で、希望を取り戻した。

 ベシクタシュは、「大丈夫なのか、続けられるのか」と問われた試合で、勝ち点を得た。ドイツ・ブンデス・リーガの覇者ヴォルフスブルクを、後半に揺さぶったが、崩すことはならなかった。最後の16分間は、10人で戦わねばならなかったヴォルフスブルクに対し、ベシクタシュは、好機を逸し続けた。

 ベシクタシュは、チャンピオンズ・リーグ第3戦で勝ち点を得た。この試合の序盤、ベシクタシュのゴールに迫り続けたヴォルフスブルクで、ミシモヴィッチのセンタリングが、ゴールマウスに向かうと、リュシュトゥがコーナーへと逃げた。同10分、デコが、ヘディングシュートを放ったが、ボールは、僅かにバーを捉えることなく外に出て行った。同14分、イブラヒム・カシュのシュートは、GKがキャッチした。同18分、デコが、ヘッドで、ゴールマウスに向かって送ったボールは、枠の傍らをぬけて外に出て行った。

                      デコのシュ−トはバーに嫌われる

 同29分、テヨが、ペナルティ・エリアの外からシュートを試みたが、またしても外に出て行った。同41分、デコの放ったシュートが枠を捉えた。だが、リュシュトゥは、胸にしっかりとボールを収めた。同42分、テヨの放ったシュ−トは、相手DFに当たり跳ね返されてしまった。後半2分、ニハトが倒れ込んだ。だが、主審は、試合の続行を指示した。同9分、デコのシュートは、GKリュシュトゥに当たり跳ね返った。その跳ね返ったボールを、再度、デコがシュートを放つと、今度は、バーに当たり、ゴールにはならなかった。

                      ヴォルフスブルク、ホームで初めて無得点

 同19分、ニハトが、ペナルティ・エリア内で、体を反転させてシュートを放った。だが、ボールはマトゥルンクに当たりコーナーキックとなった。同23分、ニハトが、右サイドからパスを出すと、ボボが、ゴール斜め前からシュートを放ったが、ボールは狙い通りの場所には行かなかった。同41分、ミシモヴィチがフリーキックを蹴ると、ボールは、ゴールネットを上に収まった。同43分、ウーウル・インジェマンが、遠い距離から狙いすましたシュートを放った。だが、ベナグリオが、ボールをコントロールした。この結果、ヴォルフスブルクは、今季、ホームで、初の無得点試合を演じてしまった。

【ベシクタシュのメンバー】リュシュトゥ=イブラヒム・カシュ、フェッラーリ、シヴォク、イブラヒム・ウズルメズ=エクレム・ダー、エルンシュト、フィンク(後半41分:ウーウル・インジェマン)、テヨ(後半36分:タバタ)=ボボ (後半43分:ノブレ)、ニハト




フェネルバフチェ、メンバー構成に危機(NTV 09.10.21)

ダウム監督(ヒュリエット紙) アレックス(ヒュリエット紙) グイサ(ファナティック紙)  フェネルバフチェは、UEFA欧州杯のステアウア・ブカレスト戦、及び、トルコ・リーグのガラタサライ戦を前に、故障者が増え、首脳陣を困惑させている。アレックスとグイサは、ブカレスト遠征には帯同されなかった。

 フェネルバフチェは、ステアウア・ブカレストと、明日戦かうUEFA欧州杯H組の第3戦に向けて、ルーマニアに向かった。
 サビハ・ギョクチェン国際空港から、特別機でブカレストに向かったフェネルバフチェ選手団には、故障を発生させているアレックス、グイサ、デイヴィド、ベキルは含まれなかった。軽い故障を抱えているビリカとルガーノは帯同された。
 フェネルバフチェのブカレスト遠征に向かった20人の選手は、次の通りである。ヴォルカン・デミレル、ヴォルカン・ババジャン、メルト・ギュノク、ルガーノ、ビリカ、オンデル・トゥラジュ、ロベルト・カルロス、ギョクチェク、ヴェダーソン、ギョクハン・ギョヌル、バロニ、エムレ・ベレズオウル、セルチュク、デニズ、アリ・ビルギン、ドス・サントス、コリン・カズム・リチャーズ、メフメット・トプズ、ウーウル・ボラル、オゼル・フルマジュ、セミフ。
 アレックス、グイサ、及び、先週、足首のボルトを取ったデイヴィド以外では、ダウム監督は、ルガーノを休ませるものと思われている。
 イスタンブルに留まり、治療を継続するアレックスとグイサは、ガラタサライとのダービーマッチには間に合うという希望を持たれている。
 同監督は、これだけ選手が欠けるなか、特に、ルガーノとビリカの故障は、頭の痛いところである。ガジアンテップ・スポル戦では調子が良くないと見えたベキルのプレーぶりで、同監督の手にある選択肢が狭められてしまっている。同監督は、練習では、オンデル・トゥラジュと並ぶディフェンスの中央には、デニズ・バルシュを置いていた。




コリン・キャーズム・リチャーズとメフメット・トパルの・ポジション・チェンジ(ファナティック紙 09.10.20)

ダウム監督(フォトマッチ紙) メフメット・トプズ(ファナティック紙) コリン・カズム・リチャーズ(サバハ紙)  フェネルバフチェは、アレックス主将を欠き、また、ガジアンテップ・スポル戦では、攻撃に移ると、うまくいかないことに注目したダウム監督は、メンバーを入れ替えて、次の試合に臨むことを考えていることが明らかになった。

 今まで、右の中盤やボランチで起用していたメフメット・トプズを、ガジアンテップ・スポル戦には、アレックスの務めていたポジションを任していた同監督は、ステアウア・ブカレスト戦には、再び、メフメット・トプズを、再度、右サイドで起用することを考えていることが明らかになった。同監督は、アレックスの位置には、前節の練習では試していたにも拘わらず、その後、その方策を諦めてしまっていたコリン・カズム・リチャーズに託すことを考えているところだ。また、ガジアンテップ・スポル戦の後半に、疲労が見えたロベルト・カルロスを控えに廻し、その位置には、ドス・サントスを置くことを考えている。




セザルのものはセザルに(イエニ・シャファク紙 09.10.19)

メフメット・トプズ(左)セミフ(右)(NTV) ドス・サントス(左)(NTV)  アレックス、グイサ、ルガーノを欠き、且つ、6人の選手が、代表招集から疲れて戻ってきたフェネルバフチェは、セミフのあげたゴールを守ることができなかった。フェネルバフチェが、最後の30分間、プレーの質が落ちていくと、そこへ、セザル・ソウザが表舞台に躍り出た。ブラジル人選手セザルは、まず、同点弾を放ち、次いで、残り数秒というところで決めた逆転弾で、リーグ戦から連勝のチームを放逐してしまった。

 今季、怒濤の如き快進撃を続けてきたフェネルバフチェを、ガジアンテップ・スポルが止めた。リーグ戦で8連勝を果たし、記録を書き替えたフェネルバフチェが、アウェーで、ガジアンテップ・スポルと戦い、終盤に浴びたゴールで、2:1で敗れてしまった。前半16分、ヴェダーソンの蹴ったコーナーキックに、ペナルティ・エリア内でフリーになっていたメフメット・トプズが合わせたが、ボールを外に蹴り出してしまった。同18分、セザル・ソウザが、ペナルティ・エリア内で絶好の位置取りからシュートを放ったが、僅かに枠を捉えることなく外に出て行った。同25分、ヴェダーソンのセンタリングに、セミフが、見事なヘディングシュートを決め、相手ゴールネットを揺らした。0:1。同24分、ジュリオ・セザルのヘディングシュートを、GKヴォルカンが、辛うじてコーナーへと逃げた。同35分、メフメット・トプズの強烈なシュートは、GKマフムトが、際どくコーナーへと逃れた。

                      10分間で2ゴール

 後半に入り、最初の25分間は、両者ともたいしたチャンスもなく過ぎたのに対し、後半の20分は、息を呑む事態となった。後半19分、ロベルト・カルロスのセンタリングに、セミフは、うまく対応できなかった。同26分、オルジャンのパスを受けたフェルディが、チームに取り重要な得点チャンスを生かせなかった。同29分、オルジャンの、ペナルティ・エリアから放ったシュートは、バ−に嫌われ跳ね返ってきた。同39分、エルマン・オズギュルから出たパスをコントロールしたセザル・ソウザが、素晴らしいゴールを決め同点となった。このゴールのあと、勝つためには、相手に圧迫を加えていっていたフェネルバフチェが、連勝を終わらせるゴールを、後半ロスタイム4分に、見ることになってしまった。ガジアンテップ・スポルが得たフリーキックを、ジェサル・ソウザが見事なゴールを決めてしまった。2:1。

【フェネルバフチェのメンバー】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル(後半36分:ベキル)、オンデル・トゥラジュ、ビリカ、ロベルト・カルロス=コリン・カズム・リチャーズ、、クリスチャン、エムレ・ベレズオウル、ヴェダーソン(後半31分:ドス・サントス)、メフメット・トプズ(後半43分:オゼル・フルマジュ)=セミフ




ベシクタシュ、我を取り戻す(イエニ・シャファク紙 09.10.18)

ニハト(ヒュリエット紙) エクレム・ダー(右)(ヒュリエット紙)  開幕以来調子の出ないベシクタシュが、デニズリ・スポルに次いで、カスムパシャをくだし、復活の兆しを見せた。ベシクタシュは、勝利でもって、また、ニハトとボボがゴールをあげたことで歓喜に導いた。ゴールの幕開けは、ニハトからだった。ボボが、2点目をあげ点差を開いた。モリッツがPKを決め、差を詰めた。首位には届かないところにはいるが、ベシクタシュは、ヴォルフスブルク戦を前に、意気が上がってきた。

 リーグ戦で、厳しい日々を払拭したいベシクタシュは、カスムパシャを、2:1でくだし、一息をついた。前半6分、ボボの放ったシュートは、バーに当たり跳ね返ってしまった。同8分、タバタのパスに合わせてペナルティ・エリア内に入ったニハトは、ダイレクトに強烈なシュートを放つと、ボールは、相手ゴールネットを揺らした。1:0。このゴールのあとすぐに、アザルが、キックオフのボールをゴールインさせたが、主審は、再開の笛を吹く前のことだとして、ゴールとしては認めなかった。同29分、ムラト・エルドーアンのシュートは、バーに嫌われた。

                       後半は止まってしまう

 同37分、タバタが、ペナルティ・エリア内でボールを得ると、ダイレクトパスをヒールで、ボボに出した。ボボは、このボールに合わせて、今季の初ゴールを、ゴール隅に決めた。ベシクタシュは、2:0となり、ペースが落ちると、終盤になり、相次ぐ退場処分が下り、厳しい状況に陥った。後半9分、アザルが、ペナルティ・エリア内で受けたパスをダイレクトに、ゴールマウスに向かって強烈なシュートを放った。だが、リュシュトゥが、ぎりぎりコーナーへと逃れた。同40分、エルンシュトがレッドカードをもらった。同42分、フェッラーリが、ペナルティ・エリア内で、相手選手に犯した反則行為で退場処分となった。カスムパシャは、これで得たPKを、モリッツが決めた。

【ベシクタシュのメンバー】リュシュトゥ=イブラヒム・トラマン、フェッラーリ、シヴォク、イブラヒム・ウズルメズ=エクレム・ダー、エルンシュト、タバタ(後半17分:ウーウル・インジェマン)、ユスフ(後半17分:セルダル・オズカン)=ボボ、ニハト (後半35分:イブラヒム・ウズルメズ)




ライカールト監督、トラブゾン・スポル戦にエラーノの起用を考えず(ザマン紙 09.10.17)

ライカールト監督(イエニ・シャファク紙) エラーノ(ガラタサライ公式HP)  リーグ戦で、あい続けて勝ち点を失っているガラタサライで、フランク・ライカールト監督は、明日の強豪トラブゾン・スポルとの一戦に勝ち、一息つきたいと考えている。

 この重要な試合の戦略を明らかにした同監督は、ブラジル人のスター選手エラーノ・ブルマーを控えに回す。イングランドのマンチェスター・シティで控えに甘んじていたために、ガラタサライに移籍してきたエラーノだったが、同監督のお眼鏡にかなわなかった。ここまでの多くに試合で、エラーノを控えに回していた同監督は、トラブゾン・スポル戦でも、エラーノを先発メンバーに入れるということはない。同監督は、最も新しい戦術練習では、FWには、ミラン・バロシュを置き、中盤で、試合の組み立て役に、アルダ・トゥランを置いていたことが注目された。サイドには、ケイタとキーウェルを、レギュラー組に置いていた同監督は、エラーノは、控え組みでプレーさせていた。ブラジル代表から戻り、トラブゾン・スポル戦では控えに回されることを知ったエラーノは、かなり精神的に落ち込んでいるということだ。




フーゴ・ブロス監督の頭にあるのはコルマン(ザマン紙 09.10.16)

コルマン(ファナティック紙) ヤッターラ(ファナティック紙) ブロス監督(ファナティック紙) トラブゾン・スポルのベルギー人監督フーゴ・ブロス監督は、重要なガラタサライ戦を前に、選手たちと個別に会談を重ね、特別な任務を与えている。

 ブロス監督は、アランジーニョ、ウムト・ブルト、ギョクハン・ウナル、コルマンと、特別な会談を持った。この4人の選手を、ガラタサライ戦では、最大限活用したい同監督は、なかでも、コルマンに、大きな任務を課そうと考えている。イブラヒム・ヤッターラを、リスク覚悟で使うことを望まない同監督は、コルマンにゲーム・メイクの役割を与えようと考えている。まずもっての目的として、相手の攻撃を止めることを考える同監督は、サイドから好機を作り出すことを試みるはずだ。





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