サッカーのニュースばかりを集めています。試合の報道、移籍の噂、外国で活躍するトルコ人選手のことなど、、、




アルダ、エムレ・ベレズオウル、代表に合流(ヒュリエット紙 12.11.14)

エムレ・ベレズオウル(ヒュリエット紙) アルダ(イエニ・シャファク紙)  トルコ代表は、明日の夜、デンマーク代表と戦う500試合目となる試合の準備を完了した。

 イノニュ・スタジアムで約1時間行われた練習には、大腿部の筋肉の張りに拘わる腫れのあるヴォルカン・デミレル以外の全選手が参加した。
 気管に問題を抱え、また腿の付け根に痛みがあったため、昨日の練習には不参加だったセルチュク・イナンが、チームに合流し、そして、昨日、イスタンブルに入ったエムレ・ベレズオウルとアルダ・トゥランも、練習に加わっていた。
 ドイツのグロイター・フュルテ所属で、重篤な胃腸の不調に悩まされているため、イスタンブルに来ることのできないセルジャン・サラレルは、メンバーから除外された。
 テュルク・テレコム・アリーナで、明日行われるトルコ代表とデンマーク代表の試合は、午後9時に試合開始となっている。




エンギン・バイタル、復帰(ファナティック紙 12.11.13)

エンギン・バイタル(ファナティック紙)  11試合の出場停止が終わったエンギン・バイタルが、この金曜日に行われるカラビュック・スポル戦で出場できるよう準備を行っている。ただ、ポジション争いが激しくて、、、。

 エルズルムで行われたフェネルバフチェとのスーパーカップで、ジュネイト・チャクル主審を襲ったエンギン・バイタルは、11試合の出場停止を喰らった。そのエンギン・バイタルが、1:1で終わったメルシン体育倶楽部戦をもって、出場停止期間は終わった。エンギン・バイタルは、この金曜日に行われるカラビュック・スポルとのテュルク・テレコム・アリーナでの一戦では、メンバーに加えられるものと思われる。

                 メロが快復、イエクタも好調

 ファーティフ・テリム監督は、エンギン・バイタルに出場の機会を与えるか否か、まだ明確にはしていない。エンギン・バイタルのプレー位置から見ると、厳しい競争が待っている。故障が癒えても、メロはイエクタからポジションを取り戻せないでいる。これらの選手の中に、エンギン・バイタルが割ってはいるのは厳しいと看られる。左サイドでは、エムレ・チョラクとアンバラトの競争がある。右サイドでは、ハミト・アルトゥントプとアイドゥンがポジションを得ている。いずれにしても、エンギン・バイタルは、有力選手が集まったベンチで、ジョーカーのような存在になるものと考えられている。




魂のこもったフェネルバフチェがやってきた(タクヴィム紙 12.11.12)

ソウ(ヒュリエット紙) クリスティアン(中)(ヒュリエット紙)  今季最高の試合を見せたフェネルバフチェは、ソウのゴールで先制した。セゼルのミサイル弾が決まり、スコアを2:0とした。サミルのゴールだけでは、オルドゥ・スポルが勝ち点を獲得するのに十分ではなかった。

 トルコ・リーグでアクヒサル市役所スポルをくだしたあと、欧州リーグでリマソールを撃破したフェネルバフチェは、昨日、オルドゥ・スポルを2:1で破り、好調を維持した。これで、フェネルバフチェは、首位ガラタサライとの勝ち点差を3と縮めた。

                 ソウのゴールは続く

 5試合の罰則が解け、サポーターの声援を受けたフェネルバフチェは、早々に優位に試合を進めた。フェネルバフチェは、求めていたゴールを前半11分にあげた。カイトのパスを受け、ペナルティエリア内に入り込んだムーサ・ソウが強烈なシュートを放つと、GKフォルネッツィを捉えた。1:0。同37分、ストーの左足が放った見事なシュートは、サイドバーに嫌われた。同42分、メイレレスのシュートが枠を外れて外に出ていって、前半は1:0のまま終わった。

                 フォルネッツィ、仁王立ち

 後半7分、クリスティアンのゴール右斜め前からのシュートは、フォルネッツィが防いだ。同10分、この日の最も活躍した選手の一人ストーが、25mからの距離からのシュートを放ったが、ボールはバーをかすめて外に出て行った。同15分、メフメット・トパルの放ったミサイル弾は、フォルネッツィが叩きだした。

                 クリスティアンのミサイル弾はバーを直撃

 同19分、ストーが出したパスに、ソウがゴール前5mの至近距離からシュートを放ったが枠を捉えられず外に出て行った。同26分、イーイトのグランダーのシュートは、ヴォルカンが押さえた。同39分、クリスティアンがペナルティエリア外から放ったシュートもバーに当たり跳ね返されてしまった。同40分、セゼルの見事なゴールが決まり点差を2とした。2:0。後半ロスタイムにサミルのゴールが生まれ、この試合のスコアが決した。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル、ベキル、ヨボ、ハサン・・アリ・カルドゥルム=メイレレス(後半31分:セゼル・オズテュルク)、メフメット・トパル=カイト、クリスティアン、ストー(後半32分:ジャネル・エルキン)=ソウ(後半42分:セルチュク)




トラブゾン・スポルにアドリアンの嵐(ザマン紙 12.11.11)

ゾコラ(左)アドリアン・ミエルゼジェブスキ(右)(ヒュリエット紙) セルカン・バルジュ(右)(ヒュリエット紙)  トラブゾン・スポルが、ホームに迎えたアクヒサル市役所スポルを3:1で撃破した。トラブゾン・スポルのゴールは、アドリアンとエメルソンから生まれた。アクヒサル市役所スポルの唯一のゴールはブルーノが決めたものだった。

 トラブゾン・スポルのシェノル・ギュネシュ監督は、ヴォルカン・シェンと、不動のレギュラーであるオルジャンを、18人のメンバーに入れなかった。ヤシン・オズテキンも控えに回した。試合開始後早々に仕掛けていったトラブゾン・スポルは、最初から相手に危機的な攻撃を仕掛けていった。かみあったアドリアンとヤンコが、サイドの選手と一緒になって、トラブゾン・スポルは、前半3分に先制した。アドリアンが、ペナルティエリア・ライン上から強烈なシュートを放つと、アクヒサル市役所スポルのゴールネットが揺れた。
 何が起こったのか驚くアクヒサル市役所スポルの選手たちは戸惑うばかりだった。同6分、ハリル・アルトゥントプ、ヤンコ、アドリアンの3人のパス交換のあと、ペナルティエリア内へと入れられたセンタリングのボールを、よく追いかけたエメルソンが放ったシュートが、GKオウズを捉えてしまった。2:0。前半の終了まで、試合は、ホームのトラブゾン・スポルの攻撃が続いた。トラブゾン・スポルは、アクヒサル市役所スポルを相手に、明らかなる好機をものにすることができなかった。後半、トラブゾン・スポルの動きが止まったように見受けられた。アクヒサル市役所スポルは、後半7分、左サイドから入れられたセンタリングに、ブルーノがうまく触れると、スコアが2:1とした。意気の上がったアクヒサル市役所スポルは、トラブゾン・スポルのゴールを前により果敢に攻めていった。トラブゾン・スポルは、同25分まではバタバタすることになった。試合開始当初より効果的なプレーを見せていたアドリアン・ミエルゼジェブスキが、同32分、再度、表舞台に上がった。ヤシンのパスでボールを得たアドリアンは、ペナルティエリア・ライン近くで、素晴らしいシュートを放つと、この試合、自身では2点目、チームとしては3点目となるゴールが決まった。この試合、これら以外のゴールは生まれず、トラブゾン・スポルは勝ち点を16に伸ばした。

【トラブゾン・スポル】オヌル=セルカン・バルジュ(後半40分:ゼキ・ヤウル)、ムスタファ・ユムル、ギライ、エメルソン=アドリアン・ミエルゼジェブスキ、ゾコラ、コルマン、サパラ(後半11分:ヤシン・オズテキン)=ハリル・アルトゥントプ(後半30分:エムレ・ギュラル)、ヤンコ




よしとくれ、こんな試合は(タクヴィム紙 12.11.10)

フェルナンデス(左)イブラヒム・オズテュルク(右)(ブルサ・スポル公式HP) アルメイダ(ヒュリエット紙)  ブルサ・スポルが、セスタクのゴールで先制した。オルジャイ・シャハンとホロスコが、ベシクタシュを生き返らせた。しかし、イブラヒム・オズテュルクが2:2とした。アルメイダがPKを決めたのに対し、ブルサ・スポルはバッターシャのゴールで応じ、結局、勝ち点を分け合うことになった。

 イノニュ・スタジアムでの試合で、勝利者は出なかった。ベシクタシュとブルサ・スポルの息を呑む戦いは、3;3で終わりを迎えた。サッカー愛好家にとり、この試合の後半は、ここ数年の中で最もテンポのいい攻防が繰り広げられた試合の一つとなったが、それこそ信じられない好機が生み出されていた。

                ブルサ・スポルは、前半、多くの好機を逃す

 前半28分、ブルサ・スポルが先制した。右サイドからペナルティエリア内へとボールを持ち込んだトゥンジャイが、強いセンタリングを入れ、セスタクが触れるとゴールが決まった。0:1。同39分、バッターシャのパスに、フリーになっていたベルッシが打つことができなかった。同41分には、バッターシャが絶好のチャンスを迎えながらゴールを逃し、前半は0:1のまま終わった。

                15分間に渡り、ベシクタシュの嵐が吹き荒れる

 後半は、正にゴールラッシュとなった。後半7分、ホロスコのパスを受けたオルジャイ・シャハンが同点ゴールを決めた。ホロスコは、その3分後に、今度は自身でゴールを決め、ベシクタシュが、2:1と勝ち越した。だが、ブルサ・スポルのペースは落ちなかった。同14分、スコアを2:2とするイブラヒム・オズテュルクのゴールが決まった。同21分、ヴェリ・カヴラクがペナルティエリア内で倒れた。フラト・アイドゥヌス主審はPKを指示した。アルメイダが、このPKを決めると、ベシクタシュが、再度リードを確保した。そして、スコアを3:3とした。同31分、今度はバッターシャが表舞台に躍り出た。そして、スコアを3:3とした。同45分、セスタクが、がら空きのゴールではなく、外に蹴り出してしまった。後半ロスタイム3分、フェルハトが、信じられないようなシュートミスを犯し、結局、両者とも勝ち点を分け合うことになってしまった。

【ベシクタシュ】マクレガー=ヒルベルト、エルサン・ギュルム、シヴォク、ウーウル・ボラル=ヴェリ・カヴラク(後半ロスタイム1分:ハサン・テュルク)、ネジプ、=ホロスコ(後半44分:イブラヒム・トラマン)、フェルナンデス、オルジャイ・シャハン=アルメイダ
【ブルサ・スポル】スコット・カールソン=バッサー(後半17分:ハカン・アスランタシュ)、セルダル・アズィズ、イブラヒム・オズテゥルク、ヴェダーソン=トゥンジャイ(後半34分:ムサ・チャーウラン)、ヌディア、バッターシャ、ベルシ(後半39分:ムラト・ユルドゥルム)、フェルハト・キラズ=セスタク




勝ち点10に、フェネルバフチェ(イエニ・シャファク紙 12.11. 9)

カイト(ヒュリエット紙) ソウ(左)(ヒュリエット紙)  フェネルバフチェは、アウェー戦でやっとの思いで勝つことができた相手に対し、この度は微笑みながら勝つことができた。前半11分のカイト、同41分のソウのゴールで、前半は終わった。後半25分には、相手は10人になってしまった。同34分の同じ攻撃で、セルチュクとソウが相次いでバーに嫌われてしまった。勝ち点10を獲得しているフェネルバフチェは、最後の2試合で勝ち点1を取れば上位進出だ。

 欧州リーグ第4戦、ホームにキプロスのリマソールを迎えたフェネルバフチェは、2週間前、やっとの思いで勝つことができた相手に対し、この度は微笑みながら勝つことができた。2:0。勝った場合には、グループ・リーグからの勝ち上がりが濃厚となるフェネルバフチェは、最初の危険な場面を自陣で見ることになってしまった。セルジオがヴォルカンと1対1となってしまったのだ。だが、ヴォルカンは、この危機を救った。フェネルバフチェは、前半10分、ストーがシュートを放った。だが、GKが叩きだした。同11分にはゴールを決めてしまった。ペナルティエリア内でギョクハン・ギョヌルのヒールパスを受けたカイトが、フェネルバフチェを1:0と先制させるゴールを決めた。このゴールのあと、試合をコントロールしだしたフェネルバフチェは、クリスティアンが遠目からのシュートを放ちゴールを脅かした。2点目は、ソウの足から生まれた。スピードに乗った攻撃で、最後にボールに触れたソウが、見事なフェイントとシュートでスコアを2:0とした。控え目なサッカーをするようになったフェネルバフチェは、ソウによりカウンター攻撃を仕掛け、効果的な攻撃を仕掛けようと努めていた。後半23分、ストーのシュートは、GKデグラが辛うじて防いだ。同25分、ウオンが、ゴールマウスに向かうソウを倒し、レッドカードが出され退場となった。同34分、右サイドから放り込まれたセンタリングに、絶好の位置取りをしていたセルチュクが放ったヘディングシュート、そして、その直後のソウが触れたボールが、ともにバーに嫌われてしまった。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル、ヨボ、ベキル、ハサン・・アリ・カルドゥルム(後半27分:ジャネル・エルキン)=メフメット・トパル、メイレレス(後半22分:レジェプ・ニヤズ)=カイト、クリスティアン(後半28分:セルチュク)、ストー=ソウ




名はガラタサライ、姓はユルマズ(タクヴィム紙 12.11. 8)

ブラク(イエニ・シャファク紙) エブエ(左)(ミリエット紙)  前半18分、ブラクのスーパーなヘディングシュートで先制したガラタサライだったが、後半4分のスーグーのゴールを止められなかった。しかし、ブラクは、後半16分と29分に、2度にわたり表舞台の上がり、ガラタサライを勝利に導いた。

 ガラタサライがいて、そして勝利があった。チャンピオンズ・リーグH組第4戦に出たガラタサライが、アウェーでクルージを1:3でくだし初勝利をあげた。ガラタサライは、このスコアでグループで2位につけることになった。

                 ハカン・シュクルではなくブラク!

 ルーマニアでの一戦の前半は、テンポの上がらない、またゴールチャンスがという点では実りのない推移をしていた。前半4分、ディフェンスの裏をとったカペタノスが、GKムスレアと1対1となったが、うまいシュートを打てなかった。同7分のエムレ・チョラクのシュートは、バーをかすめて外に出て行った。ガラタサライは、同18分にはゴールをあげていた。ハミト・アルトゥントップが右サイドからあげたセンタリングに、ブラク・ユルマズがハカン・シュクルの如きゴ−ルを決めた。0:1。前半の残りの時間では、新たなゴールは生まれなかった。

                 ゴールのお膳立てはハミト・アルトゥントプ

 ガラタサライ、後半の開始は慎ましやかなものだった。そして、同8分には、ゴールを浴びてしまう。ディフェンダーの裏をとったスーグーがムスレアを捉らえてしまったのだ。1:1。だが、このゴールが、ガラタサライをして我に帰らせてしまった。素晴らしい圧力を組み上げていったガラタサライは、同16分に再びリードを確保した。ハミト・アルトゥントプが、右サイドから完璧なボールを出し、ファーサイドにいたブラクが合わせたのだった。1:2。同29分、素晴らしい動きでペナルティエリア内へと入り込んだブラクが、自身で、且つガラタサライにとっては3点目となるゴールを決めた。なお同じ組のもう一つの試合は、マンチェスター・ユナイテッドがブラガを3:1でくだした。

【ガラタサライ】ムスレア=エブエ、クリス、ダニー、リエラ=ハミト・アルトゥントプ、セルチュク・イナン、イエクタ(後半44分:サブリ) 、エムレ・チョラク=ブラク、ウムト・ブルト(後半31分:アンバラト)




フェネルバフチェ、リマソールをヴォルカンに任せるわけにはいかない(ザマン紙 12.11. 7)

アイクト・コジャマン監督(ヒュリエット紙) ヴォルカン(ファナティック紙)  フェネルバフチェが、明日、欧州リーグでのキプロスのAELリマソール戦を前に、仕事に本気に取り組んでいる。レフコシャでの試合では、GKヴォルカン・デミレルによる少なくとも3回のスーパーセーヴのおかげで勝ちを得て戻ってきたフェネルバフチェは、今度は、サポーターの前でいいサッカーでいい結果を残そうとしている。

 フェネルバフチェのアイクト・コジャマン監督は、明日、欧州リーグでキプロスのAELリマソールと戦う試合を前に、選手たちに警告を発した。同監督は、アウェーで0:1で勝ったにも拘わらず、リマソールは危険なチームであると説いていた。欧州リーグでの戦いを進めていく上において、フェネルバフチェを相手に絶対に勝ち点を得なければならないリマソールは新監督の指揮のもと勝利を求めていると言う同監督は、レフコシャでの戦いでのヴォルカンのスーパーセーヴに注目させていた。
 フェネルバフチェでは、故障者が、一人、また一人と快復して復帰してきていることは、首脳陣の顔をほころばさせている。ヨゼフ・ヨボとメフメット・トプズが、明日の試合で出場できることについて、どのような不都合なことも存在していないが、ラウル・メイレセスとエゲメン・コルクマズは、オルドゥ・スポル戦には間に合うということだ。アクヒサル市役所スポル戦では控えに回されたことに反発していたミロスラフ・ストーは、リマソール戦でも控えに留まるという情報が届いている。中盤は、クリスティアン、メフメット・トパル、セルチュクの3人で組み立てるものと、はっきりと看られているが、攻撃面では、カイトとソウに、今回はジャネル・エルキンを並べるものと考えられている。




アンタルヤ拘置所(ミリエット紙 12.11. 6)

オルジャン(右)(ヒュリエット紙) ヤンコ(右)(ヒュリエット紙)  トラブゾン・スポルが早々と攻勢をかけた試合、アドリアン・ミエルゼジェブスキのゴールで優位を掴んだが、点差を拡げるチャンスを次から次へと逸してしまった。後半に入ると、ついぞ観られなかったアンタルヤ・スポルがピッチにはあった。オメルのゴールで同点に追いついたアンタルヤ・スポルは、ムラト・ドゥルエルが後半ロスタイムに放った見事なゴールで、勝利に辿り着いた。

 トルコ・リーグで、首位に並んでいるアンタルヤ・スポルが、終盤に上げた2ゴールで、強豪トラブゾン・スポルに勝った。これで5連勝を記録したことになる。2:1。

 試合開始より早々に攻勢をかけたトラブゾン・スポルは、先制点を前半9分にあげた。フェイントをかけ相手選手をすりぬけたヤンコが、ペナルティエリア・ライン上からシュートを放った。ハカン・アルクンが辛うじて防いだボールが、目の前に転がってきたアドリアン・ミエルゼジェブスが、落ち着いてシュートを放つと相手ゴールネットが揺れたのだった。0:1。
 前半22分、ウーウル・インジェマンのパスを受けたアイサティが、ボールをゴール前にいたディアラに預けようとした。しかし、マルコ・ヤンコが際どくボールに触れ、コーナーへと逃げることができた。
 同27分、イブラヒム・ダーアシャンが強烈なシュートを放った。ボールはゴールに向かって行ったが、その間にバンバが入り、大きくクリアすることに成功した。
 同39分、ヤシンがパスを出した。瞬間、GKと1対1となったアドリアン・ミエルゼジェブスがシュートを放ったが、GKハカン・アルクンはゴールを許さなかった。
 後半10分、ティタがシュートを放った。ギライにぶつかったボールはコーナーキックへと替わったが、アンタルヤ・スポルの選手は、長い間、PKを求めて抗議していた。
 同22分、ウーウル・インジェマンの蹴ったフリーキックは、GKオヌルが辛うじて外に出した。
 同27分、ムラトがセンタリングを入れた。ムサが落とすと、イサクがボレーシュ−トを試みたが、ボールは枠の上を越えて外に出て行った。
 アンタルヤ・スポルの同点弾は、同41分に生まれた。ウーウル・インジェマンのパスに反応して、ディフェンダーの裏をとったオメルが、オヌルと1対1となりゴールを決めたのだった。1:1。
 後半ロスタイム2分、アンタルヤ・スポルに勝利を呼び込むゴールが生まれた。ムラトが、25mの距離から強烈なシュートを放った。バンバにぶつかったボールが、そのままゴールインしてしまった。2:1。

【アンタルヤ・スポル】ハカン・アルクン=コライ、ムサ、デニズ、エルギュン=イサク、イブラヒム(後半11分:ムラト)、アイサティ、ウーウル・インジェマン=ティタ(後半30分:オメル)、ディアラ(後半35分:エムラー)
【トラブゾン・スポル】オヌル=チェルスカ、ギライ、バンバ、エメルソン=ヤシン・オズテキン、ソネル・アイドードゥ(後半28分:セルカン・バルジュ)、ゾコラ、アドリアン・ミエルゼジェブスキ(後半37分:アランジーニョ)=オルジャン(後半28分:ヴォルカン・シェン)、ヤンコ




ベシクタシュ、江南スタイルを見せる(イエニ・シャファク紙 12.11. 5)

フェルナンデス(右)(ベシクタシュ公式HP) ホロスコ(ベシクタシュ公式HP)  前半は65%のボール支配率を見せたのは、メルシン体育倶楽部の方だった。だが、アルメイダ、オウズハン、ホロスコのゴールで3点差をつけたのは、ベシクタシュの方だった。1ゴール、1アシストを決め、昨日のスターとなったオウズハンだったが、後半4分、この日2枚目のイエローカードをもらい退場処分となってしまった。10人となったベシクタシュは、スコアを守るがごとく闘い、点差を拡げようという機会を拒んだ。

 トルコ・リーグで、4週間勝ちのなかったのを、カスムパシャ戦での勝利で終わりを告げたベシクタシュは、メルシン体育倶楽部を乗り越え、今節は勝ち点を失うことなく終わった。試合開始まだ6分というところで、オウズハンのセンタリングのボールが、ブームの手に当たり得たPKを、アルメイダが決め先制したベシクタシュは、同31分、この日のピッチのスターとなったオウズハンが、自身の足でゴールを決め点差を2とした。2:0。ボール支配率では優勢に立っていたのはメルシン体育倶楽部の方だった。だが、サッカーという名で、クレバーな仕事を成し遂げたのは、ホームのベシクタシュの方だった。前半ロスタイム1分、サイドで、素晴らしい動きで相手選手からボールを奪い取ったオウズハンのパスで、ホロスコが、このクレバーの仕事の一つを成し遂げた。3:0。久しぶりに、これほど前半で点差をつける試合を観たサポーターは、インターバルの時間には、江南スタイルのダンスで盛りあがっていた。

                 アルメイダが幕を切って落としたが閉じることはできなかった

 後半、不安のないベシクタシュにとっては、仕事はよりやりやすくなるはずだった。だが、前半19分にイエローカードをもらっていた、この試合のスター選手オウズハンが、後半4分、相手選手の背後からチェックに入ったため、2枚目のイエローカードをもらい退場処分となってしまった。この時間からあとは、試合を手控え出したベシクタシュは、スコアを守ることに精力注ぎだした。相手がリスクを冒そうものならカウンター攻撃を仕掛けるという展開となった。相手に浴びせた攻撃の中で、最も大きかったのは、後半36分、エルカンがイヴェッサと1対1となったが、これがGKの方が勝った。同37分、エルギンがGKと1対1となったが、ゴールを許さなかったのはマクレガーの方だった。後半ロスタイム4分、フリーな位置で、相手GKと1対1となったアルメイダだったが、放ったシュートは、イヴェッサの押さえるところとなった。

【ベシクタシュ】マクレガー=ヒルベルト、エルサン・ギュルム、シヴォク、ウーウル・ボラル=ネジプ、オウズハン・オズヤクプ=ホロスコ(後半36分:ヴェリ・カヴラク)、フェルナンデス(後半41分:ハサン・テュルク)、オルジャイ・シャハン(後半41分:エルカン・カシュ)=アルメイダ




勝利への渇望満たされる(イエニ・シャファク紙 12.11. 4)

セルチュク(ザマン紙) カイト(右)(ザマン紙)  フェネルバフチェが、マニサで悪夢から覚醒した。アンタルヤ・スポル戦での敗戦後となるアクヒサル市役所スポル戦も、チャーダーシュの衝撃的なゴールで始まった。カイトとセルチュクのゴールで、フェネルバフチェは、優勝争いに重要な勝ち点3を獲得した。

 今季、ここまでアウェーの4試合で、まだ勝ちのないフェネルバフチェが、アクヒサル市役所スポルを1:2でくだし、悪い連鎖に終わりを告げた。アウェーでは、5月6日のスーパーファイナルで、トラブゾン・スポルを1:3でくだして以来勝ちのなかったフェネルバフチェが、マニサでは、先行を許したにも拘わらず、4分間であげた2得点で勝ち点3を得た。前半18分、セルタンのフリーキックに、ペナルティエリア内にいたチャーダーシュにヘッドで合わされ、先制を許したフェネルバフチェだったが、同25分、クリスティアンの蹴ったフリーキックに、カイトのヘディングシュートで同点に追いついた。1:1。同29分、同点弾を放ったカイトの、ペナルティエリア内でのヘッドによるパスを受けたセルチュクがゴールを決め、フェネルバフチェは1:2と勝ち越した。フェネルバフチェの1点目をたたき出し、更に2点目のアシストをしたカイトが、素晴らしいプレーで勝利に大きく貢献した。同44分、バーの傍らを僅かに逸れるギョクハン・ギョヌルのバックパスを蹴り損ねたヴォルカンは、後半では、明らかにゴールかと思われるシュートをを防いでいた。ここ3試合で3ゴールを決めているソウは、昨日は3度の絶好機を迎えながら、GKオウズを越えることはできなかった。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル、セルダル・ケシマル、ベキル、ハサン・・アリ・カルドゥルム=セルチュク、メフメット・トパル(後半22分:セゼル)=カイト、クリスティアン、ストー(後半22分:ジャネル・エルキン)=ソウ(後半44分:ビアンヴヌ)




獅子が吠えた(イエニ・シャファク紙 12.10.28)

ブラク・ユルマズ(ザマン紙) ウムト・ブルト(左)クリス(右)(ザマン紙)  怒涛のごとく試合に臨んだガラタサライは、前半8分にウムト・ブルトが先制点をあげた。同32分にはクリス、同36分にはブラクがゴールを決め、点差を拡大していったガラタサライは、獲得した勝ち点3で意気が上がり、また首位の座を確保した。

 ガラタサライとカイセリ・スポルの試合前は、お互いのチームカラーばかりか、お互いの宿命も同じものだった。トルコ・リーグで、ここ3試合勝利のないガラタサライが、プロシネキ監督就任後、初の勝ち点3獲得を目指すカイセリ・スポルを、ホームのテュルク・テレコム・アリーナに迎えた。両者にとり大きな意味合いのある試合で、笑った方は、黄赤色のイスタンブルのクラブの方だった。3:0。早々に攻勢に入ったガラタサライは、前半8分、ハミト・アルトゥントプのセンタリングに、ウムト・ブルトがヘッドで合わせ先制した。1:0。このゴールの後も、攻勢をかけ続けたガラタサライに対し、GKエルトゥールルが、一人立ちはだかろうと努めたが、次から次へと生まれるゴールに、その努力も徒労に終わった。同32分、セルチュク・イナンの蹴ったフリーキックのボールはセンタリングとなり、それに合わせて、いいジャンプをしたクリスが、自身初のゴールを決めた。同36分には、表舞台に登場したのは、最近議論を呼んでいるブラク・ユルマズだった。セルチュク・イナンのスルーパスにいい反応を見せたブラクの狙い済ましたゴールが決まり、前半のスコアを決した。3:0。

                  ブラクは逃し、ファーティフ・テリム監督は早々に引き上げた

 イエクタは、後半9分、ファーティフから奪ったボールで、GKと1対1となった。だが放ったシュートはコーナーキックへと変わった。同15分、エブエが、自身で作り出した好機で、自分でシュートを放ちゴールを狙おうとしたが、ボールは僅かに枠を捉えられず外に出て行った。後半ロスタイム2分、アンバラトのパスを受けたブラク・ユルマズが、GKと1対1となるチャンスを掴みながら、放ったシュートは枠を捉えることはなかった。この好機のあと、ファーティフ・テリム監督は、試合が終わる前に控え室に引き上げてしまった。これで、ガラタサライは、久しぶりに3ゴールで勝ち点3を得た。

【ガラタサライ】ムスレア=エブエ、クリス、ダニー、リエラ=ハミト・アルトゥントプ(後半25分:サブリ)、セルチュク・イナン(後半39分:ジェイフン・ギュルセラム)、イエクタ 、アンバラト=ウムト・ブルト(後半32分:エムレ・チョラク)、ブラク




バイラムにベシクタシュも祝祭気分(タクヴィム紙 12.10.27)

アルメイダ(ヒュリエット紙) ホロスコ(右)(ヒュリエット紙)  前半14分に、アルメイダのゴールで先制したベシクタシュは、同26分には、フェルナンデスのゴールで、点差を2と拡げた。同36分、オゼル・フルマジュのゴールで、点差は1と縮まった。後半8分、表舞台に躍り出たシヴォクが、スコアを確定するゴールを決めると、不機嫌だったサポーターと、このバイラムの日にチームと和解した。

 ベシクタシュが、ついに悪魔の足を砕いた。37日間も勝ち点3と遠ざかっていたベシクタシュが、今季輝いているカスムパシャを、昨夜1:3でくだした。

                  ホロスコからいいセンタリング

 ベシクタシュは、試合開始のホイッスルとともに、カスムパシャに襲いかかった。前半16分、ホロスコのセンタリングに合わせていいジャンプをしたアルメイダが、ヘッドでゴールを決め、0:1と先制した。ベシクタシュは、このゴールで、更にテンポを上げた。

                  アルメイダ、うまくいかず

 同26分、カスムパシャのペナルティエリアで、連続して3〜4本のパスを通したベシクタシュで、最後にボールに触れたのが、名手フェルナンデスだった。ゴールが決まり、スコアは0:2となった。カスムパシャは、2ゴールを受けた衝撃を吹き飛ばそうと、相手ゴールへ攻め寄せた。コーナーキックからのボールに合わせたオゼル・フルマジュが、前半のスコアを決するゴールを決めた。1:2。この夜のヒーローと言えるマヌエル・フェルナンデスが、後半8分、センタリングを入れると、カスムパシャのゴール前でボールに触れたシヴォクが、再び点差が2とするゴールを決めた。同35分、アルメイダは、うまくいかなかった。この夜、活躍した選手の一人オルジャイ・シャハンのスルーパスを受けたアルメイダは、イサクソンと1対1となりながら、放ったシュートは枠を捉えられず外に出て行った。ベシクタシュは、カスムパシャを1:3でくだし、クルバン・バイラムの日に、サポーターの心を掴んだ。

【ベシクタシュ】マクレガー=ヒルベルト、シヴォク、エルサン・ギュルム、ウーウル・ボラル=ホロスコ(後半36分:ヴェリ・カヴラク)、イブラヒム・トラマン(後半8分:ネジプ)、オウズハン・オズヤクプ、オルジャイ・シャハン、フェルナンデス=アルメイダ(後半44分:バトゥハン)




キプロスに、エゲメンがトルコの主権を確立(タクヴィム紙 12.10.26)

エゲメン(ザマン紙) ソウ(右)(ヒュリエット紙)  リマソールとのアウェー戦で、60分間は、正に眠ったままだったフェネルバフチェを、ヴォルカンのスーパーセーヴが目覚めさせた。エゲメン・コルクマズが、ゴールを浴びせた。フェネルバフチェは、この勝利でリーグ戦突破に向けてのアドヴァンテージを獲得した。

 ヨーロッパ仕様のフェネルバフチェ、、、。トルコ・リーグでは、望むべき成果を残していないフェネルバフチェが、リマソールをアウェー戦で0:1でくだし、欧州リーグC組で勝ち点7を得て首位に躍り出た。

                 フェネルバフチェ、前半は元気なし

 キプロスでの試合という厳しい環境でのプレーとなった試合で、前半は元気のない戦いをしたフェネルバフチェだったが、後半は我を取り戻し、欲しかった勝ち点3を獲得した。この試合の最初のビッグチャンスは、フェネルバフチェの方から生まれた。前半15分、カイトがグランダーのシュートを放つと、僅かに枠を逸れ外に出て行った。同39分、左サイドからのルイ・ミゲルのシュートは、GKヴォルカン・デミレルが横っ飛びになりながら防いだ。同41分、モンテイロの強烈なシュートも、ヴォルカンがゴールを許さなかった。そして、前半を0:0の同点のまま終えることができた。後半5分、フェネルバフチェのディフェンスの大きなミスを咎めたモンテイロが、ヴォルカンと1対1となった。しかし、ヴォルカンは見事な反応で、このシュートをコーナーに逃げた。

                 ヴォルカンを越えるということはなかった

 同16分、カイトが斜め前からペナルティエリア内へとボールを持ち込んだ。そして、グランダーのシュートを放ったがバーに嫌われてしまった。同31分、フェネルバフチェは、求めていたゴールを得た。クリスティアンの蹴ったコーナーキックに、見事なジャンプを見せたエゲメンがヘッドで合わせるとゴ−ルが決まったのだ。0:1。エゲメンは、同33分、またしてもコーナーキックに合わせていいジャンプをした。だが、今度は、僅かにバーを逸れて外に出て行った。

                 メンヘングラートバッハ、店開き

 同45分、ヴォルカンは、もう一度モンテイロにゴ−ルを許さなかった。最後に、クリスティアンが放ったシュートは、リマソールのGKデグラが防いだ。フェネルバフチェは、勝ち点3を得たが、同組の他の試合では、メンヘングラートバッハが、マルセイユを2:0でくだした。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル、ベキル、エゲメン、ハサン・・アリ・カルドゥルム=ソウ(後半ロスタイム3分:セルダル・ケシマル)、セルチュクメフメット・トパル、クリスティアン、セルチュク、ジャネル・エルキン(後半23分:クラシッチ)=カイト(後半40分:ストー)




ヒルベルトとネジプよりいい知らせ(ミリエット紙 12.10.25)

アイババ監督(NTV) ヒルベルト(ファナティック紙) ネジプ(ファナティック紙)  トルコ・リーグ第9節で、明晩、アウェーでカスムパシャとの一戦を迎えるベシクタシュは、今夜8時から行う練習で、試合に備えての準備を打ち上げ合宿に入る。

 明日、レジェプ・タユプ・エルドーアン・スタジアムで、午後8時より行われる試合は、トルガ・オズカルファ主審が裁くことになっている。
 ベシクタシュでは、故障が癒えていないムスタファ・ペテクメク、イスマイル・キョイバシュ、メフメット・アクギュン、ムハマド・デミルジといった選手は、明日の試合には出場しない。今週の練習で傷んだヒルベルトと、故障に対する治療が終わったネジプの両選手は、出場可能な状態になっているとともに、登録メンバー入りしているということだ。
 トルコ・リーグのここ4試合で3敗1分という成績で、勝ち点11も失ってしまったベシクタシュの唯一の目標は、敵地で勝ち点3を取ることだ。第8節までで勝ち点9を得て12位につけているベシクタシュは、勝ち点を12に伸ばし、上位進出を目論んでいる。

 サメト・アイババ監督が、明日の試合に次の先発メンバーで臨むことが予想される。
 マクレガー、ヒルベルト、イブラヒム・トラマン、シヴォク、ウーウル・ボラル、ヴェリ・カヴラク、ネジプ、フェルナンデス、オルジャイ・シャハン、ホロスコ、アルメイダ




アリーナでの目算、雨が崩した(イエニ・シャファク紙 12.10.24)

エブエ(右)(ザマン紙) ハミト・アルトゥントプ(上)(ザマン紙)  水に覆われたピッチで、望ましいサッカーを見せることのできなかったガラタサライは、前半19分、ダニーに当たりガラタサライのゴールネットを揺らしたゴールで先制を許した。しかも、これでも不十分だと言わんばかりに、ハミト・アルトゥントプとエルマンダールを欠いてしまった。同28分、アギレガライが退場となり、チャンスが戻ってきたガラタサライだったが、同35分には、メロの蹴ったPKはGKに押さえられてしまった。一方的に攻めたガラタサライは、あれこれと試みた。そして、後半32分に、ブラクが1ゴールを編み出した。

 チャンピオンズ・リーグH組の初戦と第2戦では勝ち点を得ることのできなかったガラタサライが、勝ち点3を合い言葉に臨んだクルージ戦で、勝ち点1に甘んじた。1:1。ガラタサライは、初得点を記録し、また初勝ち点を得たのだが、目標としたところを得たというわけではなかった。だが、まだ、グループよりの勝ち上がりの希望は残っている。この試合、両チームの選手同士ではなく、雨で重くなったピッチと戦うということで始まった。水たまりのできたピッチで、パスをすることが難しかったガラタサライは、前半19分、ダニーに当たりゴールネットを揺らした得点で、先制を許してしまった。0:1。同28分、アギレガライが2枚目のイエローカードをもらい退場となると、完全に相手陣内で試合をすることになったガラタサライは、同35分、PKを得たのだが、メロは、このPKを得点にすることができなかった。後半も、相手ゴールに一方的に攻めたガラタサライは、何とかしようとした。そして、同32分、ブラク・ユルマズが、ペナルティエリア内でヘディングシュートを試みると、これが決まり、勝ち点1を掬い取ったのだった。

【ガラタサライ】ムスレア=エブエ(後半23分:サブリ)、セミフ・カヤ、ダニー、リエラ=ハミト・アルトゥントプ(前半39分:ブラク)、セルチュク・イナン、メロ 、アンバラト=ウムト・ブルト、エルマンダール(前半42分:エムレ・チョラク)




ギョクハン・ギョヌルより朗報(ファナティック紙 12.10.23)

メフメット・トパル(ファナティック紙) ギョクハン・ギョヌル(イエニ・シャファク紙) ヨボ(ファナティック紙)  フェネルバフチェで、メフメット・トパルがプレーできる状態に戻ったあと、ギョクハン・ギョヌルも快復したということで嬉々としている。また、ヨゼフ・ヨボも、早い快復を見せているということだ。

 ラウル・メイレレス、メフメット・トパル、ギョクハン・ギョヌル、ヨボが、代表に招集されたところで、また、オルハン・シャムは、直近の練習で傷み、更にメフメット・トプズの快復が遅れているため、ブルサ・スポル戦には6人のレギュラー選手を欠いて臨んだフェネルバフチェで、僅かながらも微笑みが戻り始めている。
 一つ目の朗報は、3週間ピッチから遠ざかっていたメフメット・トパルから舞い込んできた。故障が癒え、前日の練習の第1クールでチームメイトに合流して練習を再開したメフメット・トパルは、大きな不都合がない限り、リマソールと戦う欧州リーグ第3戦には出場するだろう。それに次いで、ギョクハン・ギョヌルから朗報が届いた。ルーマニア代表戦で傷み、その後代表から外れていたギョクハン・ギョヌルが、素早い快復を見せ、皆の顔をほころばせている。
 ギョクハン・ギョヌルは、かなりの可能性をもって、木曜日にはチームに合流しているものと思われる。ナイジェリア代表の練習中に傷んだヨボも、素早い快復を見せているということだ。チームとともにキプロスに帯同されるものと考えられるヨボの状態は、試合当日には明確になるだろう。




ベシクタシュ:1 トラブゾン・スポル:1(ベシクタシュ公式HP 12.10.22)

ホロスコ(左)ハリル・アルトゥントプ(右)(トラブゾン・スポル公式HP) オウズハン(左)バンバ(右)(ザマン紙)  ベシクタシュは、トルコ・リーグ第8節で、トラブゾン・スポルと1:1で引き分けた。

 イノニュ・スタジアムで行われたこの試合、ベシクタシュのキックオフで始まった。この試合の序盤は、両チームが中盤での優位を得ようと努めていた。ベシクタシュは、サイド攻撃を使って、相手陣内で効果的な攻めを企てた。この試合の最初のビッグチャンスは、前半23分、フェルナンデスが中盤で得たボールをペナルティエリア内へと持ち込んだ。そして、放ったシュートは、GKオヌルが押さえるところとなった。前半のベシクタシュは、中盤でのパスがうまく通らず、ゴール・チャンスを見出すのが厳しかった。ベシクタシュは、同39分、オウズハンがとってもゴールに近づいた。バトゥハンからパスを受けボールを得たオウズハンが、見事なシュ−トでゴールネットを揺らそうとしたが、ボールは僅かに枠を捉えられずに外に出て行った。前半の終了間際、突然生まれた攻撃で、トラブゾン・スポルが、サパラのゴールで0:1と先制した。そして、前半は、トラブゾン・スポルが0:1とリードしたまま終わった。
 この試合の後半は、トラブゾン・スポルのキックオフで始まった。ベシクタシュは、後半は、テンポのいいサッカーで、トラブゾン・スポルに圧力をかけようとしていた。後半10分、ベシクタシュが得たフリーキックは、フェルナンデスが蹴った。このキックが素晴らしく、ボールは真っ直ぐにゴールに向かっていった。これで、スコアを1:1とした。トラブゾン・スポルのゴールに向かって、次から次へとチャンスを掴んでいったベシクタシュだったが、オルジャイ・シャハンとアルメイダが、2度の決定的なチャンスを掴みながら結果を出すこととはならなかった。ベシクタシュは、2点目を求めて、相手陣内で圧力をかけるよう努めていた。ベシクタシュは、相手ゴールを前に掴んだ好機を生かすことができず、試合は1:1のまま終わった。

【ベシクタシュ】マクレガー=ヒルベルト、エルサン・ギュルム、ウーウル・ボラル=ホロスコ(後半28分:メフメット・アクユズ)、イブラヒム・トラマン、フェルナンデス、オウズハン・オズヤクプ=バトゥハン(後半1分:オルジャイ・シャハン)、アルメイダ
【トラブゾン・スポル】オヌル=ゼキ・ヤウル、ムスタファ・ユムル、バンバ、エメルソン=ヤシン・オズテキン(後半40分:ヤンコ)、ソネル・アイドードゥ(後半16分:バルシュ)、ゾコラ、サパラ(後半29分:ヴォルカン・シェン)=オルジャン、ハリル・アルトゥントプ




チャンスを蹴飛ばしてしまった(タクヴィム紙 12.10.21)

ソウ、ベルシ、カイト(左から)(ヒュリエット紙) エゲメン(左)ヴェダーソン(右)(ヒュリエット紙)  前半121分、セルダル・ケシマルがオウンゴールを入れてしまった。同23分、ソウが同点弾を放った。ガラタサライが勝ち点2を失った週に、フェネルバフチェも右にならえをしてしまった。

 トルコ・リーグ第8節、ブルサ・アタテュルク・スタジアムで行われた重要な試合で、ブルサ・スポルとフェネルバフチェは1:1で引き分けた。前半12分、ブルサ・スポルに1点が入った。ベルシのパスを受け、右サイドからペナルティエリア内へと入り込んだムラトが、ファーサイドに向けセンタリングを入れようとした。そのボールを、セルダル・ケシマルが背後に蹴り出そうとしたところ、ボールはフェネルバフチェのゴールネットを揺らしてしまった。1:0。同18分、ブルサ・スポルの攻撃で、中盤で得たボールをペナルティエリアの手前まで持ち込んだバッターシャのシュートは、ヴォルカンの胸に収まった。同23分、フェネルバフチェが同点に追いついた。ショートコーナーでボールの交換をしてクラシッチがボールを得ると、ニアサイドにセンタリングを入れた。いい位置取りをしていたソウが、狙いすましたヘディングシュートを試みると、ボールはブルサ・スポルのゴールネットを揺らした。1:1。

                 フェネルバフチェ、最後の5分で覚醒

 後半4分、ムラトが、ペナルティエリア内へ右斜め前から持ち込みシュ−トを放った。だが、ヴォルカンが、これを防いだ。同40分まで、ブルサ・スポルが優位な試合運びを見せていたが、残り5分というところでフェネルバフチェが生き返った。同44分、ジャネル・エルキンがパスをする替わりにシュートを選んだが、カールソンがコーナーへと逃げた。同45分、セルチュクが、30mの距離からゴールを狙ったが、カールゾンが際どくキャッチした。

【ブルサ・スポル】スコット・カールソン=バッサー、イブラヒム・オズテゥルク、オメル・エルドーアン、ハカン・アスランタシュ=ベルシ、ムラト(後半17分:オカン・デニズ)、ヌディア、ヴェダーソン(後半37分:フェルハト)=バッターシャ、ピント(後半ロスタイム1分:セスタク)
【フェネルバフチェ】ヴォルカン=エゲメン、セルダル・ケシマル、ベキル、ハサン・・アリ・カルドゥルム=カイト、セルチュク、クリスティアン、クラシッチ(後半1分:ストー)、ジャネル・エルキン(後半44分:セゼル)=ソウ(後半44分:セミフ)




ガラタサライ、なんとか救われる(イエニ・シャファク紙 12.10.20)

エブエ(左)(ヒュリエット紙) ハミト・アルトゥントプ(左)(トルコ・サッカー協会HP)  アンカラでの第8節開幕試合は、ゴールラッシュとなった。前半を、アゾフェイファのゴールでリードを許したまま終わったガラタサライは、後半13分には逆転し、同23分には再逆転されたが、同41分に生まれたハカン・バルタのゴールで首位の座を確保した。

 トルコ・リーグで、オルドゥ・スポル戦とエスキシェヒル・スポル戦で勝ち点を失ない、余裕のあった勝ち点差も尽きてしまったガラタサライが、絶対勝利を合い言葉に臨んだゲンチレル・ビルリーイ戦で、更に勝ち点2を失ったしまった。3:3。試合開始当初よりマッチアップを繰り返していたエブエとトシックだったが、最初に成果を出したのはセルビア人選手トシックの方だった。前半25分、エブエからボールを奪い取ったトシックが、ペナルティエリア内へと送りこんだグランダーのボールに、アゾフェイラが合わせるとボールはゴールネットを揺らしていた。1:0。
 後半は、お互いゴールラッシュとなった。その幕開けは、ガラタサライだった。アンバラトのセンタリングを、エルマンダールがヘッドで後にそらした。そのボールを、ウムト・ブルトがゴールマウスに送りこんだ。1:1。同13分、ウムト・ブルトからパスを受けたエルマンダールが1:2と勝ち越すゴールを決めた。ガラタサライが、同21分に浴びたゴールに震撼した。素早いフリーキックを蹴ったホームのゲンチレル・ビルリーイは、フルシュトがセンタリングを行うと、ファーサイドにいたアイクトがゴールを決めたのだった。2:2。ガラタサライが、このゴール受けた衝撃を払拭できていない時間だった同23分に、3点目を喰らった。ゼチのシュートが、ムスレアからこぼれたのを、ガラタサライのディフェンダーが大きくクリアできなかったところ、ジミー・ドゥルマズがきっちりと片を付けた。再び逆転するゴールが決まったのだ。3:2。ゴールラッシュの最後を締めたのがハカン・バルタだった。リエラが蹴ったフリーキックのボールが、ペナルティエリア内でこぼれたところ、ゴールを決めたのがハカン・バルタだった。

【ガラタサライ】ムスレア=エブエ(後半12分:アイドゥン)、セミフ・カヤ、ダニー、ハカン・バルタ=ハミト・アルトゥントプ、エムレ・チョラク(後半38分:リエラ)、メロ 、アンバラト=ブラク(後半1分:ウムト・ブルト)、エルマンダール




フェネルバフチェ、アウェー戦で勝ち点3を模索(ザマン紙 12.10.19)

アイクト・コジャマン監督(ファナティック紙)  トルコ・リーグで、明日ブルサ・スポルと対戦するフェネルバフチェは、アウェー戦で勝ち点3を狙っている。

 代表チームの試合があるため生まれたインターヴァル期間に入る前最後の2試合を連勝することができ、いい雰囲気を掴んだフェネルバフチェは、ブルサ・スポルに対しても勝利を収め連勝を続けることを狙っている。
 UEFA欧州リーグのオリンピック・マルセイユ戦(2:2)をカドゥキョイで、トルコ・リーグのトラブゾン・スポル戦(0:0)で引き分けたあと、トルコ・リーグでカスムパシャに2:0で敗れたフェネルバフチェは、欧州リーグのアウェー戦で、ボルシア・メンヘングラートバッハ戦(2:4)で、ダービーマッチでは、ベシクタシュ(3:0)を負かし連勝を遂げ、悪い流れに終わりを告げた。
 フェネルバフチェでは、ブルサ・スポル戦を前に、メイレレス、メフメット・トプズ、オルハン・シャム、ギョクハン・ギョヌル、ヨボが故障から回復していない。
 昨日の練習では、グランドで行った練習のあと、治療を受けていたギョクハン・ギョヌルとヨボの状態は、本日の練習後に明らかになるだろう。
 フェネルバフチェの選手団は、フェネルバフチェ・ジャン・バルトゥ・グランドで行った練習のあと、午後にはペンディクからフェリーボートでヤロヴァに入り、ここからは、陸路でブルサに向かう。
 ブルサ・アタテュルク・スタジアムで、午後7時から始まるブルサ・スポルとフェネルバフチェの一戦は、ユヌス・ユルドゥルム主審が裁くことになっている。




ベシクタシュ戦にはピッチに立つ(ファナティック紙 12.10.18)

ギライ(ファナティック紙)  トラブゾン・スポルが、8月23日に行ったヴィデオトン戦で傷んだギライ・カチャルが、約2ヶ月ぶりにピッチに戻ってくる。

 昨日、この件に関し談話を発表したギライは、「ここ2週間、チームに合流して練習を行ってきた。ベシクタシュ戦に間に合うようにしたい。あと3〜4日ある。自分としては、とてもいい感じだ。監督が行けと言うなら、なんでと言うことなんてことはない」と述べた。トルコ・リーグで、トラブゾン・スポルが失ったものなどないと言うギライは、「ベシクタシュをくだし、この調子を続けていきたい。そして、ブルサ・スポルをもくだし、アドヴァンテージを確保するのだ」と語った。直近のトルコ代表の不調さに言及したギライは、現況については憂えているが、決して終わったわけではないと述べた。




ブダペストで崩壊(イエニ・シャファク紙 12.10.17)

メヴルト・エルディンチ(左)(ヒュリエット紙) エムレ・ベレズオウル(中)(トルコ・サッカー協会HP)  W杯欧州予選第4試合、ブダペストでのアウェー戦で、3:1という衝撃的な敗戦を喫したトルコ代表は、ブラジルへの道を早々とギヴアップした。

 またしても、トルコ代表は落胆のなか試合を終えることになった。。2014W杯欧州予選で、ルーマニアに敗れたあと、大事なハンガリー代表戦で、誰しもが頭の片隅にも入れたくなかった結果が現実のものとなった。その結果、トルコ代表がブラジル大会への出場権を獲得するチャンスは、数字の上では4試合を終わったところであるにも拘らず難しくなった。1:3。後半に入ったところで、オランダがルーマニアに勝ったという知らせが入り、トルコ代表がグループからの勝ち上がりの可能性が浮上したが、ピッチで展開されたサッカーは、このアドヴァンテージを生かすには、十分とは言えないものだった。
 前半、相手に対しプレスをかけていったトルコ代表は、前半23分、その成果を、メヴルト・エルディンチが出した。ジャネル・エルキンが二アサイドに出したセンタリングに、メヴルト・エルディンチが合わしたのだった。0:1。同30分、左からのコマンのセンタリングかシュートか曖昧なボールに対し、ヴォルカンがミスを犯しゴールインしてしまった。そして、前半は、そのまま終わった。1:1。このままでは、勝ち点を失うことになるトルコ代表から、全トルコ国民は、後半に新たなゴールが生まれることを期待していた。というのも、その逆になることなど、誰も考えさえしてなかったのだ。だが、後半におけるサッカーは、正に苦い結果を導くようなものだった。後半5分、ペナルティエリアの左ラインまで持ち込んだカダルが、ファ−サイドに向けセンタリングを上げた。それに、サライが合わせると、ハンガリーが2:1と勝ち越すゴールが決まった。驚くべき光景に、ゴ−ルマウスからボールを取り出したトルコ代表だったが、第2の衝撃が走るまでには、さほど時間を要しなかった。同11分、ハミト・アルトゥントプが、相手選手をペナルティエリア内で倒してしまい与えたPKを、ゲラが決めてしまったのだ。このゴールで、この試合にタオルを投げてしまったが、ブラジルへの道も、これで、ほぼ零に帰してしまった。

【トルコ代表】ヴォルカン=ハミト・アルトゥントプ、エゲメン、オメル・トプラク、ハサン・アリ・カルドゥルム=トゥナイ・トルン(後半1分:アイドゥン)、ヌリ・シャヒン、エムレ・ベレズオウル、ジャネル・エルキン(後半30分:ウムト・ブルト)、メフメット・エキジ(後半23分:セルジャン・サラレル)=メヴルト・エルディンチ




ガラタサライにいい知らせ(イエニ・シャファク紙 12.10.16)

リエラ(ファナティック紙) ハカン・バルタ(ファナティック紙)  セルチュク・イナンとブラクの故障で衝撃を受けたガラタサライに、昨日、やる気が蘇った。代表チームから戻ったダニーとアンバラト、及び故障の癒えたハカン・バルタとリエラがチームに合流したことが、首脳陣を喜ばせている。

 今節の開幕試合を、この金曜日にゲンチレル・ビルリーイと戦うガラタサライは、この試合に備えての練習を重ねているが、意気の上がらない基となった故障者から朗報が入り始めている。トルコ代表に招集されていたブラク・ユルマズとセルチュク・イナンが故障ということで動揺が走ったガラタサライに、朗報が、外国人選手から、また左サイドバックを務める選手たちから舞い込んできた。故障のため、ブラガ戦とエスキシェヒル・スポル戦を欠場したハカン・バルタと、直近の試合で傷んだリエラが、最新の練習では顔を揃えていたことは、首脳陣の顔をほころばせている。ハカン・バルタは全練習に、またリエラは練習の一部において、チームに合流して練習を行った。この2人の選手は、ゲンチレル・ビルリーイ戦には出場できるものと思われる。ブラク・ユルマズとセルチュク・イナンは、治療を受けたあと、屋内練習を行っていた。

                  外国人選手、削られることなく

 代表チームに招集された外国人選手も無事に帰還する。モロッコ代表のアンバラトと、カメルーン代表のダニーも、フィジカル面で無事に帰還し喜ばせているが、コートジボワール代表のエマヌエル・エブエも、いかなる故障も起こさなかったということだ。

                  唯一の慰めはダニー

 コートジボワール代表とモロッコ代表が、アフリカ杯本戦に出場することで、ガラタサライ理事会は困っている。この場合、アンバラトとエブエは、少なくとも4試合の欠場が想定されるからだ。ダニー・ヌンクからは、朗報が届いている。カメルーン代表は最終試合に勝ったにも拘わらず、本戦出場が叶わなかったため、ダニーはガラタサライに留まることができるのだ。




トルコ代表、更なる衝撃(イエニ・シャファク紙 12.10.15)

アブドラハ・アヴジュ監督(イエニ・シャファク紙) アルダ(ヒュリエット紙)  2014W杯欧州予選で、ここまでの3試合を1勝2敗という厳しい結果を残してしまっているトルコ代表が、明日戦うハンガリー代表戦を前に、故障者が多く意気が上がらない。

 先週の金曜日、イスタンブルでルーマニア代表に0:1で敗れたあと、4人の選手が故障のため、メンバーから外された。更に、明日行われるハンガリー戦では、トルコ代表の最大の武器となるアルダ・トゥランが故障のため出場できない。
 アルダ・トゥラン以外では、セルチュク・イナン、ブラク・ユルマズ、ギョクハン・ギョヌル、メフメット・トパルも、明日の試合には出場できない。故障者が出た結果、トルコ代表の、明日の先発メンバーは、次のようになることが予想される。
 ヴォルカン・デミレル、ハミト・アルトゥントプ、セミフ・カヤ、オメル・トプラク(エゲメン・コルクマズ)、ハサン・アリ・カルドゥルム、トゥナイ・トルン、ヌリ・シャヒン、エムレ・ベレズオウル、ジャネル・エルキン、セルジャン・サラレル、ウムト・ブルト。




トラブゾン・スポル、ベシクタシュを中盤から崩す(イエニ・シャファク紙 12.10.14)

シェノル・ギュネシュ監督(イエニ・シャファク紙)  難しい戦いの鍵は中盤だと考えるシェノル・ギュネシュ監督は、圧倒的なプレスで、強豪のプレーを崩し優位を築き上げることを目標とする。

 トルコ・リーグで生じたインターヴァル期間を活用したトラブゾン・スポルは、練習のテンポを上げるとともに、練習試合を行うことにより、ベシクタシュ戦に向けてのリハーサルを行っている。代表チームに招集されているゾコラ、バンバ、ヤンコ、サパラ、チェック、チェルスカ、ソネルと並んで、故障の癒えていないGKトルガ、コルマン、アランジーニョを欠くトラブゾン・スポルで、同監督は、ベシクタシュ戦まで手元にいる選手とともに、試合に向けての戦術確認を行おうとしている。同監督は、中盤でのプレスを効かせ、相手のプレーを崩し優位に立とうとの計画である。

                 故障にうんざり

 代表チームの合宿から戻ってくる選手たちでもってメンバー構成を完成させることになる同監督は、ベシクタシュ戦では、トルガ、コルマン、アランジーニョ以外の選手で理想のメンバー構成を作り上げることに努めることになる。コルマンとアランジーニョの故障で中盤の選手構成での選択肢が多くはなくなってしまった同監督だが、まだ手元にはゾコラ、サパラ、ソネルといった選手がいる。この選手らが、代表チームから芳しくない状態で戻ってきた場合には、同監督はBプランを実行に移すことになる。同監督のBプランの中盤には、バルシュ、アイクト、ヤシンが、またFWには、オルジャン、ヴォルカン、ヤンコ、ハリル・アルトゥントプ、エンリケといった選手がいる。

                 守備陣は大丈夫

 水曜日に、代表チームから戻ってくる選手たちが加わることで、戦いの準備を報道陣には非公開で行うつもりでいる同監督は、ディフェンス陣の選手構成を変えるということは考えていない。厳しいベシクタシュ戦を前に、トラブゾン・スポルでは、ディフェンス陣だけは変更なしということで、そして、その構成は、セルカン・バルジュ、ムスタファ・ユムル、バンバ、エメルソンとなるものと思われている。




誤った飛び出し(イエニ・シャファク紙+トルコ・サッカー協会HP補綴 12.10.13)

セミフ・カヤ(左)ウムト・ブルト(右)(トルコ・サッカー協会HP) メヴルト・エルディンチ(中)(ヒュリエット紙)  前半終了の笛を待っている時間帯、ディフェンスの裏に放り込まれたボールに、その経験からは似つかしくない飛び出しを見せてしまったGKヴォルカンは、グロザツのシュートを呼び込んでしまった。ボールは、トルコ代表のゴ−ルネットを揺らししまったのだ。後半のトルコ代表の頑張りも、勝ち点1さえもたらさなかった。

 2014W杯欧州予選D組第3戦、ルーマニア代表をホームに迎えたトルコ代表は、少なくとも引き分けで終わることが重要な意味を持ってくる試合で、考えられる最悪の結果である敗戦に終わった。0:1。前半、好機を作り出すのに難しかったトルコ代表は、相手に対して圧力をかけることができなかった。前半終了の笛が吹かれるのを待っている時間帯に生まれたルーマニア代表のゴールは、トルコ代表選手に衝撃を与えた。前半ロスタイム1分、ピンティリのロングパスに反応して、ディフェンスの裏をとったグロザツが、ゴールマウスをペナルティエリアの外まで飛び出していたヴォルカンのミスを咎め、がら空きのゴールにボールを送りこんだ。これで、0:1と先制したルーマニア代表は、意気が上がって控え室に引き上げた。
 後半に、よりリスキーな戦いで臨んだトルコ代表は、しばしば自陣に危険な状況を受けていた。この危険な場面は、自ゴールに2点目を浴びてしまいそうだったとしても、トルコ代表は、勝ち点1をもたらす同点ゴールすら、ルーマニア代表のゴールに浴びせることはできなかった。後半17分、ペナルティエリアのすぐ前でボールを得たコチスが、いいシュートを放つことができず、打ったボールは枠の上を越えて外に出て行った。同26分、相手ディフェンダーのミスで、ペナルティエリアでゴールかと思わせたウムト・ブルトだったが、ボールに触れることができず、好機を逸してしまった。同31分、ディフェンスの最後の一人をもすり抜けGKと1対1となったアルダだったが、放ったシュートは、GKの頭を越えて行っただけだった。

【トルコ代表】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル、セミフ・カヤ、オメル・トプラク、ハサン・アリ・カルドゥルム=ハミト・アルトゥントプ(後半16分:メヴルト・エルドィンチ)、メフメット・トパル、エムレ・ベレズオウル(後半35分:ヌリ・シャヒン)、セルジャン・サラレル(後半23分:エムレ・チョラク)、アルダ=ウムト・ブルト




オザン・イペク、外される(ヒュリエット紙 12.10.12)

オザン・イペク(ファナティック紙)  ブルサ・スポルのオザン・イペクがメンバーから除外された。

 チームメイトとの口論が問題視されていたブルサ・スポルの有能な左サイドを務めるオザン・イペクがメンバーから外された。
 エラズー・スポル戦ではピントと、そしてそのあとのアウェーで戦ったシワス・スポル戦ではヴェダーソンとピッチ内で口論をしたオザン・イペクが、ブルサ・スポルで問題となっていた。エルトゥールル・サーラム監督の試合後の会見でもあったように、試合中のストレスに係わるものであったにせよと、オザン・イペクは、昨日、電話でメンバーから外すことを告げられ、また、その期間については決まっていない旨、明らかにされた。休暇でアンタルヤに行っているオザン・イペクは、来週にはブルサに戻り、サテライト・チームとともに練習を行うものと思われる。




トルコ代表、スピードを落とさず(ヒュリエット紙 12.10.11)

アブドラハ・アヴジュ監督(ザマン紙)  2014W杯欧州予選で、明日、イスタンブルでルーマニア代表と対戦するトルコ代表は、その準備を続けている。

 アブドラハ・アヴジュ監督指揮下、ネヴザド・ネヴィル・グランドで、報道陣に非公開で行われている練習には、選手全員が参加したことが明らかにされた。故障を起こしているため、代表合宿の最初の2日間は練習には加わっていなかったジャネル・エルキンも、練習に姿を現していた。トルコ代表選手は、ルーマニア戦に備えての準備を、今夜行う練習で継続する。

               ルーマニア代表、イスタンブル入り

 ルーマニア代表がイスタンブルに入った。特別機でサビハ・ギョクチェン空港に到着したルーマニア代表は、トルコ・サッカー協会の出迎えを受けた。同代表は、空港からバスで宿泊先のマリオット・アジア・ホテルに移動した。トルコ代表戦に備えての最終練習を、本日、シュクル・サラチオウル・スタジアムで行うことになっている。




ガラタサライ、先を急ぐ(ファナティック紙 12.10.10)

ファーティフ・テリム監督(ファナティック紙)  ガラタサライは、2日間の休暇のあと、ゲンチレル・ビルリーイとのアウェー戦に備えての準備を開始した。代表に招集されている選手の顔はピッチにはない。

 ガラタサライでは、努力を重ねる時間だ。ファーティフ・テリム監督が与えた2日間の休暇が終わり、フロリヤ・メティン・オクタイ・グランドに集まったガラタサライの選手たちは、ゲンチレル・ビルリーイとのアウェー戦に備えての準備を開始した。代表に召集されている選手がいない練習というのは、若手の強化に効果がある。リーグ戦の中断で得た期間を、練習試合で活用しようとしているガラタサライは、この金曜日には、フロリヤでルーマニアのペトロルル・プロエシュチを迎えることになっている。ガラタサライは、この練習試合を行ったあと、もう1試合の練習試合を考えている。また、ガラタサライでは、代表に召集された選手たちのプレーぶりについては、観察委員会によりチェックされることになっている。




やって来る(ファナティック紙 12.10. 9)

クアレスマ(ファナティック紙)  連敗続きのあと、ベシクタシュ理事会が復帰を認めたリカルド・クアレスマが、明日、イスタンブルにやって来る。間もなく行われる会議で危機認識が課題となり、クアレスマとの2年契約が実現するはずである。

 ガジアンテップ・スポル戦、シワス・スポル戦、フェネルバフチェ戦と続いた敗戦のあと、行動を開始したベシクタシュ理事会は、構想外としたリカルド・クアレスマを復帰させることに青信号を点した。クアレスマとは、明日、新たな契約を結ぶものと思われる。だが、その計画には若干の変更があると看られている。クアレスマは、「話し合いには臨むつもりだ。家族の問題を解決して、遅くとも木曜日にはイスタンブルにいるつもりだ」と述べた。ベシクタシュ理事会の方は、「我々の方からは問題はない。とにかくサメト・アイババ監督とあって欲しい。すると、彼のすべきことが明らかになるはずだ」と応じた。これを受け、両者は木曜日に会談を持つことになっている。ということで、クアレスマが、アンタルヤ・キャンプに遅れながらも参加する予定である。

               アイババ監督:門は開いている

 理事会及びクアレスマの方では、この展開に熱い視線を送っているが、サメト・アイババ監督も心境を明らかにした。「誰に対しても先入観があるわけではない。ここまで述べてきたのは、クアレスマが、かつてチームに何ももたらしておらず、試合でももたらしたものがなかったんのを、私は見てきたからだ。クアレスマのプレーが、そのようなまま続くことがないようにしてもらいたい。了解し、チームに加わり、プレーを見せ、自身をアピールするならば、クアレスマに門は開いている。ベシクタシュに貢献しようという者には、私は味方する」と述べた。




トラブゾン・スポル、見直しのとき(ザマン紙 12.10. 4)

シェノル・ギュネシュ監督(フォトマッチ紙)  トラブゾン・スポルのシェノル・ギュネシュ監督は、メルシン体育倶楽部戦を引き分けに終わったつけを、5人の選手を切るということで片を付けようとしている。同監督は、メルシン体育倶楽部で期待を裏切るプレーを見せたセルカン・バルジュ、チェルスカ、ゾコラ、サパラ、ヤンコを、カスムパシャ戦では控えに回すつもりだ。そして、これらの選手に替えて、ゼキ、ムスタファ・ユムル、バルシュ、アドリア・ミエルゼジェブスキ、ハリル・アルトゥントプを起用するつもりをしている。

 メルシン体育倶楽部とホームで戦った試合を引き分けに終わったトラブゾン・スポルで、シェノル・ギュネシュ監督は、選手の見直しを進めている。メルシン体育倶楽部戦のあと、「前半で7〜8人の選手交替を告げても、誰も文句は言わないはずだ」と言って、そのプレーぶりを、決して歓迎していない旨を表した同監督は、選手たちに、「相手がパスをしている間、お前たちは見ているだけだった。プレスなんかやろうとしてなかったし、攻撃は遅れておった。ボールが回ってきていても、誰もパスをしようとしてなかった。私が求めていたことを何一つやってなかったではないか」と言ったということだ。
 カスムパシャ戦には、少なくとも異なった5人の選手を起用しようとしていると推測される同監督は、セルカン・バルジュ、チェルスカ、ゾコラ、サパラ、ヤンコを控えに回すことが考えられる。そして、これらの選手に替えて、ゼキ、ムスタファ・ユムル、バルシュ、アドリア・ミエルゼジェブスキ、ハリル・アルトゥントプを、新たに先発メンバーとしてピッチに送り出すつもりのようだ。




ブラガの方に神の恵みが(タクヴィム紙 12.10. 3)

ウムト・ブルト(中)(ヒュリエット紙) メロ(上)(ヒュリエット紙)  この試合にプレスをかけることから始めたガラタサライは、前半27分、ミカエルのゴールを浴び、大きな衝撃を受けた。後半ロスタイム4分、シルヴァがガラタサライの夢を砕いてしまった。勝ち点3は絶対と目論んでいたガラタサライは、この結果、グループでは勝ち点0で、最下位に沈んでいる。グループ・リーグ勝ち上がりが難しくなってしまった。

 ガラタサライが、ヨーロッパのカップ戦で、またしても失なった。チャンピオンズ・リーグに、トルコを代表して参戦しているガラタサライは、ポルトガルのブラガと、テュルク・テレコム・アリーナで戦い、この試合を0:2で失うことにより、グループ・リーグからの勝ち上がりが、かなり難しくなってしまった。6年ぶりに、イスタンブルでのチャンピオンズ・リーグの試合に臨んだガラタサライだったが、ホームでの利を生かせないままだった。

                    いい始まり方をしたが十分ではなかった

 前半4分、ブラガのフリーキックで、イスマイルがヘッドで合わせたが、ボールは枠の傍らを逸れ外に出て行った。同6分、セルチュク・イナンが、左サイドからペナルティエリア内へセンタリングを入れた。それに、ウムト・ブルトが合わせたが、ボールはバーの上を越えて外に出て行った。同11分、エムレ・チョラクのセンタリングに、ブラク・ユルマズがヘッドで合わせたが、ボールはバーの上を越えて外に出て行った。同27分、アリーナが静まり返ってしまった。アランのパスを受けたアモリムが、ペナルティエリアの右側から強烈なシュートを放った。ムスレアからこぼれたボールを、ミカエルががら空きのゴールに送り込んでしまい、ブラガがアウェーでありながら、0:1と先制した。同33分、アモリムの入れたセンタリングのボールを、ダニーがうまく処理できなかった。だが、エデルの放ったシュートは、ムスレアが防いだ。同34分、ブラガのコーナーキックで、ムスレアが、エデルの試みたヘディングシュートを、際どく外に出した。前半は、ブラガが0:1とリードしたまま終わった。

                    努力は十分ではなかった

 後半7分、エムレ・チョラクのセンタリングに、セミフ・カヤがヘッドで合わせたが、ボールは枠の上を越えて外に出て行った。同13分、ブラクの強烈なシュートは、ベトが辛うじて叩きだした。同30分、アイドゥンのセンタリングに、ウムト・ブルトがヘッドで合わせると、ボールは、ブラガのゴールネットの上のところに止まっただけだった。同32分、アイドゥンの、ゴール右斜め前から狙いすましたシュートは、ベトが、ボールを辛うじてパンチングで防いだ。後半ロスタイム4分に起こったカウンター攻撃で、アランが点差を2とするゴールを決めた。ガラタサライは、0:2で敗れてしまった。

【ガラタサライ】ムスレア=エブエ、セミフ・カヤ、ダニー、リエラ=アンバラト(後半1分:アイドゥン)、セルチュク・イナン、メロ(後半31分:エルマンダール) 、エムレ・チョラク(後半33分:イエクタ)=ウムト・ブルト、ブラク




ベシクタシュ:0 シワス・スポル:1(ベシクタシュ公式HP 12.10. 2)

フェルナンデス(左)(ヒュリエット紙) バトゥハン(右)(ヒュリエット紙)  ベシクタシュは、今節の最終試合で、シワス・スポルに0:1で敗れた。

 この試合、両者とも攻撃面を考えながら始まった。序盤、エネラモにより好機を掴んだシワス・スポルは、ベシクタシュのプレスの効いたサッカーに後退せざるを得なくなった。チャンスを掴むと、スピードをつけた攻撃で前へと展開しようとするシワス・スポルは、ディフェス面ではしっかりした守りで、ベシクタシュのチャンスを摘み取るよう努めていた。両者とも、お互いに掴んだ好機を生かせなかった前半、ともにゴールをあげられずに終わった。
 前半、お互いにテンポを失わないで戦われたこの試合、後半は、お互いに攻撃の応酬となった。後半16分、目に着くような形で始まった攻撃で、シャーエシューエのゴールで、シワス・スポルが0:1と先制した。このゴールのあと、ホロスコとバトゥハン、ヴェリ・カヴラクとハサンの交替を行ったベシクタシュは、サイドに重点を置く展開となった。同点を目指して圧力をかけていったベシクタシュは、相手陣内でサッカーをし始めた。終盤に向け、あらゆる角度からの攻撃を仕掛けたベシクタシュだったが、求めて止まないゴールをあげられず、試合は、シワス・スポルが0:1と優位を保ったまま終わった。

【ベシクタシュ】マクレガー=ヒルベルト、イブラヒム・トラマン、エスキュデ、ウーウル・ボラル=ホロスコ(後半23分:バトゥハン)、ネジプ(後半41分:カディル・アル)、オルジャイ・シャハン、ヴェリ・カヴラク(後半26分:ハサン・テュルク)、フェルナンデス=アルメイダ




トラブゾン・スポル、元気のない歩み(ザマン紙 12.10. 1)

ソネル(右)(トラブゾン・スポル公式HP) ヤンコ(右)(ヒュリエット紙)  前節、フェネルバフチェ戦で勝ちを逃したトラブゾン・スポルが、今度はホームで敗戦を避けることができた。メルシン体育倶楽部を迎え、多くの時間帯で悪いサッカーを見せていたトラブゾン・スポルは、勝ち点1に同意しなければならなかった。メルシン体育倶楽部は、前半14分にノブレのゴールで先制したが、後半1分に、トラブゾン・スポルは、ソネルが同点に追いつくゴールを決めた。

 カドゥキョイでフェネルバフチェと引き分けたトラブゾン・スポルが、ホームでメルシン体育倶楽部と勝ち点をお互いに分け合った。1:1。前半、見たこともないような状態だったトラブゾン・スポルは、後半には我に帰ったが、勝利に繋がるようなプレーを見せることはできなかった。このように、トラブゾン・スポルは、ガラタサライとフェネルバフチェが敗れた週に、せっかく訪れたチャンスを逃してしまった。トラブゾン・スポルのシェノル・ギュネシュ監督は、新加入のマルク・ヤンコを、初めて先発に起用したが、1:0で勝ったシワス・スポル戦で、チームに勝ち点3をもたらしたゴールを決めたハリル・アルトゥントプは、いかなる故障を抱えてないにも拘わらず、登録メンバーから外した。トラブゾン・スポルでは、ギライ、トルガ・ゼンギン、ムスタファ・ユムル、コルマンといった選手が、故障のため登録メンバーには入っていなかった。フェネルバフチェ戦でゴールを逸し続け、批判に晒されたオルジャン・アドゥンは、メルシン体育倶楽部戦の前に、サポーターから花束をもらい気を取り直していた。なお、この試合、トラブゾン・スポルは罰則を受け、女性と12歳以下の子どもだけが入ったスタジアムで試合を行った。
 今季、まだ勝ち点3を獲得していないメルシン体育倶楽部は、前半、優位に立ち試合を進めた。トルコ・リーグきっての経験豊かなゴールゲッター、ノブレが、前半14分に決めたゴールで、メルシン体育倶楽部は0:1と先制した。クーリオのパスに反応してペナルティエリア内へと入り込んだノブレが、バンバのカヴァーがあったにも拘わらず、ダイレクトにシュートを試みると、ボールはゴールネットを揺らした。
 フェネルバフチェ戦では疾風怒濤の活躍をしたトラブゾン・スポルだったが、この試合の前半は、正にぼろぼろだった。ギュネシュ監督は、後半、ゾコラに替えてアランジーニョを投入した。後半開始、まだ30秒も経たない内に、ソネルのゴールが決まり、同点に追いついた。1:1。能力の豊かな選手ソネルが、左足のインサイドでシュートを放つと、今週の最も美しいゴールの一つになったと言えるだろう。同点に追いついて間もなく、相手に襲いかかっていったトラブゾン・スポルは、後半34分にはオルジャン・アドゥンが、同42分にはヤシンの放ったシュートは、GKセヒッチを越えることができなかった。その結果、試合は1:1のまま終わることになった。

【トラブゾン・スポル】オヌル=セルカン・バルジュ、バンバ、チェルスカ、エメルソン=ヤシン、サパラ、ゾコラ(後半1分:アランジーニョ)、オルジャン(後半36分:バルシュ)=ソネル、ヤンコ(後半20分:エンリケ)




答えてくれ、我らの将軍フェネルバフチェはいずこに?(タクヴィム紙 12. 9.30)

アレックス(中)(ザマン紙) ソウ(右)(ザマン紙)  アイクト・コジャマン監督が、観客のように眺めているだけだった試合、フェネルバフチェは、その存在感を見せることができなかった。2本のシュートがバーに嫌われたホームのカスムパシャは、ウチェとヒュセインのゴールで、フェネルバフチェに大きな打撃を与えた。

 フェネルバフチェは、失い続けている。前節、ホームでトラブゾン・スポルと引き分けに終わったフェネルバフチェは、昨日、カスムパシャに、レジェプ・タユプ・エルドーアン・スタジアムで2:0で敗れた。これで、フェネルバフチェは、優勝争いに新たな打撃を被ってしまった。

                    明らかなる得点機は僅か

 前半7分、アレックスの放ったシュートは、僅かに枠を捉えられずに外に出て行った。同22分、フェネルバフチェは、重要な得点機を生かすことができなかった。アレックスのセンタリングに合わせたソウのヘディングシュートは、僅かに枠を捉えられずに外に出て行った。同28分、アデムの試みたシュートは、枠の傍らを僅かに逸れて外に出て行った。同33分、アデムが、ペナルティエリア内ゴール左斜め前で、相手ディフェンダーからこぼれたボールを得た。そしてシュートを放ったが、ボールはヨボに当たり外に出て行った。この試合の前半は、0:0のまま終わった。

                    アデムのシュートはバー直撃

 後半6分、オゼル・フルマジュの蹴ったフリーキックのボールは、ヤルチュンからウチェに渡った。だが、ウチェは、この絶好機を生かすことができなかった。同8分、メフメット・トプズのセンタリングに、ジャネル・エルキンが合わせたが枠を捉えることができなかった。同12分、メフメット・トパルの強烈なシュートは、GKイサクソンがコーナーに逃げた。同16分、サンジャクのセンタリングに合わせたアデムのシュートは、バーを直撃した。同28分、ヒュセインのセンタリングに合わせたウチェがゴールを決め、カスムパシャは1:0と先制した。同32分、アデムのヘッドによるパスを受けたヒュセインがゴールを決め、カスムパシャは2:0とした。フェネルバフチェが、悪いサッカーをしてしまったこの試合、カスムパシャに2:0で敗れ、優勝争いに大きな打撃を受けるとともに、今季、初の敗戦を喫した。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル、エゲメン、ヨボ、ハサ・・アリ・カルドゥルム=メフメット・トプズ、メフメット・トパル、メイレレス(後半31分:クラシッチ)、ストー(後半1分:ジャネル・エルキン)=アレックス(後半1分:カイト)、ソウ




元所属選手が辛くあたった(イエニ・シャファク紙 12. 9.29)

ハミト・アルトゥントプ(右)(ヒュリエット紙) メロ(左)(ヒュリエット紙)  オルドゥ・スポルは、指の骨を折りながらプレーしていたハサン・カブゼが、前半9分、バイシクル・シュートを決め先制した。後半22分には、またしてもハサン・カブゼがアシストをして、今度はスタンクのゴールで試合を決めた。前半19分には、セルチュク・イナンのシュートがバーを直撃した。

 ガラタサライは、チャンピオンズ・リーグでのブラガ戦を前に、最も難しいアウェー戦と位置づけていたオルドゥでの試合から、手ぶらで帰ることになってしまった。ガラタサライの攻撃に結果を出させなかったオルドゥ・スポルは、最初のゴール・チャンスを、開始僅か2分で掴んだ。そして、結果につながったのは同9分のことであった。元ガラタサライのハサン・カブゼが、ペナルティエリア内へ落ちたボールを捕らえ、きれいなシュートを放つと、ガラタサライのゴールネットを揺らし、オルドゥ・スポルが1:0と先制した。ゴールを食らい、自分たちのペースを取り戻せないでいるガラタサライの初めてのシュートは、同19分、セルチュク・イナンの蹴ったフリーキックだったが、フリーキックの職人の足といえども、ゴールにはつながらなかった。オルドゥ・スポルの堅固な守備陣をこじ開けるため、サイドからの組織的な攻撃を仕掛けていったガラタサライは、アンバラトやアイドゥンが作り出した攻撃で、同32分にはブラクが、同35分にはエルマンダールが、絶好のゴール・チャンスを迎えながら、それを生かすことができなかった。後半22分、エブエがペナルティエリア内で倒れたのを見て、ガラタサライの選手たちが主審の動きに気をとられている間に、オルドゥ・スポルは、ハサン・カブゼによりカウンター攻撃に入った。ハサン・カブゼのパスを受けたスタンクが放ったゴールで、スコアを2:0とした。このゴールのあと、完全に意気消沈したガラタサライは、ブラクが掴んだ好機を生かすことができず、今季初めての黒星を喫してしまった。

【ガラタサライ】ムスレア=エブエ、セミフ・カヤ、クリス、ハカン・バルタ=ハミト・アルトゥントプ(前半17分:アイドゥン)、セルチュク・イナン、メロ、アンバラト(後半16分:エムレ・チョラク)=、ブラク、エルマンダール(後半18分:ウムト・ブルト)




ディフェンス危機(ファナティック紙 12. 9.28)

シェノル・ギュネシュ監督(トラブゾン・スポル公式HP) チェルスカ(ヒュリエット紙) ゼキ(トラブゾン・スポル公式H)  トラブゾン・スポルが、メルシン体育倶楽部戦を前に、ディフェンス危機に陥っている。ギライに次いでムスタファ・ユムルとセルカン・バルジュが故障を起したことは、シェノル・ギュネシュ監督を考え込ませている。

 フェネルバフチェ戦での勝利は逃したものの、見せたサッカーは歓迎の拍手を浴びたトラブゾン・スポルは、メルシン体育倶楽部戦に備えての準備を行っている。トラブゾン・スポルの唯一の目標は、勝つことであり、陥っているところからの出口を見出すことだ。しかし、相次いで届く故障の知らせ、中でもディフェンダーの故障の知らせは、重大な危機をもたらしている。ギライ・カチャルを欠いて、バンバと組む相手となっていた、しかもフェネルバフチェ戦でいいプレーを見せていたムスタファ・ユムルも傷んでしまった。また、それとは別に、先日練習を途中で切り上げたセルカン・バルジュの状態も、まだはっきりとはしていない。ギライが練習を再開したとはいえ、試合に出ることは難しいのだ。このような状況では、シェノル・ギュネシュ監督が、ディフェンスを組むには、大きな困難を伴っている。

                   チェルスカとゼキが先発に

 同監督は、今季、正にジョーカー的役割を果たしているオンドゥレジュ・チェルスカを、やむを得ずストッパーに持ってくるつもりだ。チェルスカは、ここまで左サイドバックと右サイドバックとして起用されてきた。セルカン・バルジュを欠くなか、右サイドバックをできる選手として、シワス・スポル戦でいい動きを見せていたゼキ・ヤウルがいる。同監督のもう一つの選択肢は、ゾコラをバンバの横に下げ、チェルスカを右サイドバックに、バルシュをボランチとして持ってくる手がある。




登録メンバー、明らかに(ファナティック紙 12. 9.27)

ファーティフ・テリム監督(ファナティック紙)  ガラタサライの、トルコ・リーグ第6節で、明日戦うオルドゥ・スポル戦の登録メンバーが明らかになった。

 ガラタサライが明らかにしたところによると、18人の登録メンバーは、ムスレア、ウフク・ジェイラン、クリス、ダニー、ハカン・バルタ、セミフ・カヤ、エブエ、ハミト・アルトゥントプ、アイドゥン・ユルマズ、セルチュク・イナン、メロ、リエラ、イエクタ・クルトゥルシュ、エムレ・チョラク、アンバラト、エルマンダール、ブラク・ユルマズ、ウムト・ブルトから成っている。
 ガラタサライでは、若い選手たちとともに、バロシュ、ギョクハン・ザン、チャーラール・ビリンジ、セルジャン・ユルドゥルム、ジェイフン・ギュルセラムといって選手が、ファーティフ・テリム監督により、オルドゥ・スポル戦の登録メンバーには入れられなかった 。故障の癒えていないウイファルシとサブリ・サルオウルと、出場停止の続いているエンギン・バイタルも含まれていない。
 ガラタサライ選手団は、本日午後、飛行機でサムスンに飛び、そこから陸路オルドゥに向かうことになっている。




注目は、ヴォルカン・シェンとギライ(ファナティック紙 12. 9.26)

ヴォルカン・シェン(ファナティック紙) ギライ(ザマン紙) シェノル・ギュネシュ監督(ヒュリエット紙)  故障のため、チームから離れている選手たちの状態は、週の半ばには明確にあるものと考えられている。

 ヴォルカン・シェンとギライは、週末までには快復している可能性が高いと言われているが、最終決定は、メディカル・スタッフと行うミーティングで、シェノル・ギュネシュ監督が行う。また、これとは別に、軽い痛みのあるソル・バンバの状態に関しても、細かくチェックが行われている。いい方向に進んでいるもう一人の選手が、ソネル・アイドードゥだ。フェネルバフチェ戦ではリスクをおかさせたくないとされたソネルは、アランジーニョと厳しいポジション争いに入ることになる。




ボ−ルに命は吹き込まれなかった(イエニ・シャファク紙 12. 9.25)

ベキル(左)ハリル・アルトゥントプ(右)(ザマン紙) オルジャン(左)ヨボ(右)(ザマン紙)  前半12分、サパラのシュートが、同22分には、アレックスのシュートが、ともにバーに嫌われたが、これは、このダービーマッチに詰めかけた女性だけの観客に、ゴールが量産されるのではの希望を与えた。だが、実際には、そうはならなかった。後半15分までは眠ってしまっていた両チームだったが、そのあとは開花した。同29分、サパラが、ゴールラインの際どいところからクリアした。同35分と38分には、オルジャンがGKと1対1となったが好機を逸した。同40分には、エンリケのシュートがバーに嫌われた。

 フェネルバフチェが、ホームにトラブゾン・スポルを迎えた一戦は、両者ともに無得点の引き分けに終わった。フェネルバフチェは、カドゥキョイでの不敗記録を46に伸ばしたが、勝ち点2を失ったことは、スタンドに詰めかけた女性たち、またTV桟敷の男性たちを喜ばせるものではなかった。前半12分、サパラがロングシュートを試みると、ボールはバーに当たり跳ね返された。同22分、今度は、アレックスのシュートが、サイドバーに嫌われた。同24分、アレックスがペナルティエリア近くまで持ち込み、絶好の位置に入ったが、シュートがうまくヒットせず、オヌルが容易く押さえることができた。後半は、パスミスが多く、試合を組み立てるというところまではいかなかったので、同15分までは、ペナルティエリア内にボールが持ち込まれること自体が難しい状態だった。だが、その時間帯以後は、ダービーマッチに相応しいサッカーが見られるようになった。同19分には、メフメット・トパルのシュートがGKに跳ね返されたり、また、その直後には、アレックスのシュートが相手DFに当たり跳ね返されたりと、観客を立ち上がらせる場面が続いた。同29分、ベキルが、ペナルティエリア内で行ったヘディングシュートは、サパラが、ゴールラインの際どいところでクリアした。同35分と38分、オルジャンが、GKと1対1となるという絶好機を、ともに逃してしまった。同40分、語ル前の混戦のなか、エンリケが放ったシュートは、バーに跳ね返されてしまった。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル、ベキル、ヨボ、ハサ・・アリ・カルドゥルム=メフメット・トプズ(後半31分:セミフ)、メフメット・トパル、メイレレス、ストー(後半31分:クリスティアン)=アレックス、ソウ(後半39分:レジェプ・ニヤズ)
【トラブゾン・スポル】オヌル=チェルスカ、ムスタファ・ユムル、バンバ、エメルソン=サパラ、ヤシン(後半36分:バルシュ)、ゾコラ(後半36分:エンリケ)、オルジャン=アランジーニョ(後半44分:ヤンコ)、ハリル・アルトゥントプ




得点王に相応しい活躍(タクヴィム紙+トルコ・サッカー協会HP補綴 12. 9.24)

ブラク(ザマン紙) エムレ・チョラク(右)(ザマン紙)  ガラタサライは、ファーティフ・テリム監督のローテーション・システムで起用されなかった選手たちを当てにするということはなかった。前半28分に幕を切って落としたブラク・ユルマズは、同35分には、セルジャン・ユルドゥルムのゴールのお膳立てをした。後半13分には、ハミト・アルトゥントプが出したパスを受けて、ブラクがこの夜を彩るゴールを決めた。

 ガラタサライは、練習を行ったようなものだった。3:0。週内に、チャンピオンズ・リーグでマンチェスター・ユナイテッドに1:0で敗れたガラタサライが、テュルク・テレコム・アリーナに迎えたアクヒサル市役所スポルを、簡単に大差をつけくだした。この結果、ガラタサライは、首位を確保して今節を終えた。

                   5人のレギュラーを先発に欠く

 ファーティフ・テリム監督による選手起用のローテーションでウムト・ブルト、エルマンダール、アンバラト、セミフ・カヤ、ハカン・バルタのようなレギュラー選手を欠いてピッチに立ったガラタサライは、序盤には戸惑いが見られた。前半7分、セルチュク・イナンが30mの距離から素晴らしいシュートを放ったが、GKオウズが辛うじてコーナーに逃げた。同15分、ダニーのミスを捕らえたアクヒサル市役所スポルが、この試合唯一のチャンスを掴んだ。だが、ダニーは、辛うじて自らのミスを帳消しにした。同28分、ガラタサライのゴ−ルが生まれた。エムレ・チョラクのセンタリングに合わせて、ブラクがシュートを試みると、ボールはオウズから跳ね返った。詰めていたブラクが、そのボールを捕らえゴールを決めた。1:0。

                   ディフェンスで大きなミス

 同35分、点差は2と拡がった。ディフェンスのキュルシャトのミスをうまく捕らえたブラクに、傍らにいたセルジャン・ユルドゥルムにゴ−ルのお膳立てをした。このお膳立てを、セルジャン・ユルドゥルムは喜んで受けゴールを決めた。2:0。

                   テュルク・テレコム・アリーナで盛り上がった夜

 ガラタサライは、後半に入っても楽な試合を続けた。同13分、2点目のコピーのようなゴールが生まれた。この度は、ハミト・アルトゥントプがお膳立てをして、それを受けたのがブラクだった。ブラクにとっては、この日2点目の、ガラタサライにとっては3点目となった。3:0。残りの時間では、新たなゴールは生まれず、この結果、ガラタサライは勝ち点3を得たのだった。マンチェスター・ユナイテッド戦で意気消沈した雰囲気を吹き飛ばすのに十分だった。

【ガラタサライ】ムスレア=エブエ(後半32分:アンバラト)、クリス、ダニー、リエラ=ハミト・アルトゥントプ、セルチュク・イナン、メロ、エムレ・チョラク(後半23分:イエクタ)=セルジャン・ユルドゥルム(後半27分:アイドゥン)、ブラク




ガジアンテップ・スポル 3:2 ベシクタシュ(ベシクタシュ公式HP+トルコ・サッカー協会HP補綴 12. 9.23)

ネジプ(手前)(ザマン紙) ホロスコ(左)(ザマン紙)  ベシクタシュは、トラブゾン・スポル第5節でガジアンテップ・スポルに3:2で敗れた。

 試合は、ベシクタシュのキックで始まった。両者とも、序盤は、中盤で優位に立とうと努めていた。この試合、最初の好機は、前半11分、右サイドでフェルナンデスの蹴ったフリーキックのボールに、ファーサイドにいたアルメイダがヘッドで合わせたものだった。だが、ボールは、サイドネットの外側に吸い込まれただけだった。同15分、アルメイダが、左サイドからセンタリングを入れると、それに合わせてオルジャイ・シャハンが見事なゴールを決め、ベシクタシュが0:1と先制した。このゴールのあと、ベシクタシュは、試合の主導権を握っていった。前半は、このゴールのほか、新たなゴールは生まれず、ベシクタシュが0:1とリードしたまま終わった。
 後半は、ガジアンテップ・スポルのキックで始まった。ベシクタシュは、後半は勢いなく始まった。後半3分、ベシクタシュのディフェンスの一瞬のミスを突いたソサのゴールで、ガジアンテップ・スポルが同点に追いついた。1:1。ベシクタシュは、中盤での圧力を受け、この時間帯以後、攻撃に移ることが難しくなっていった。だが、同22分、再びベシクタシュが勝ち越した。左サイドからペナルティエリア内へとボールを持ち込んだフェルナンデスが、同エリア内でのセンタリングに、いいジャンプをしたアルメイダがヘッドで合わせると、カルセマルスカスの頭上を越えて、ボールはゴールネットに収まった。1:2。ガジアンテップ・スポルは、同31分、ジェンクがPKを決めスコアを2;2とした。両者ともに、終盤、均衡を破ろうとテンポの上がったプレーを見せていった。そして、ガジアンテップ・スポルは、オルハン・ギュレが遠目から放ったゴールで、3:2と勝ち越したのだった。ベシクタシュは、同点ゴールをあげられず、ガジアンテップ・スポルが3:2と優位を保ったまま、試合は終わった。

【ベシクタシュ】マクレガー=ヒルベルト、イブラヒム・トラマン、シヴォク、ウーウル・ボラル=ホロスコ(後半19分:エルカン・カシュ)、ネジプ、フェルナンデス、ヴェリ・カヴラク、オルジャイ・シャハン(後半35分:オウズハン・オズヤクプ)=アルメイダ(後半42分:バトゥハン)




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クラシッチ、先発に復帰(ファナティック紙 12. 9.22)

クラシッチ(ファナティック紙) エゲメン(ファナティック紙) アイクト・コジャマン監督(NTV)  故障が癒え、マルセイユ戦を前にした最終の練習にはチームに合流し練習を再開していたミロス・クラシッチが、昨日の練習でいい状態だったということだ。

 アイクト・コジャマン監督が、クラシッチを、トラブゾン・スポル戦では先発で起用することを考えていること、及び、メフメット・トプズを替わりに休ませることを考えていることが明らかになった。また、同監督は、マルセイユ戦で単純なミスをおかしていたベキル・イルテギュンをベンチに下げ、昨日からチームに合流して練習を再開しているエゲメンに出場機会を与えるつもりのようだ。更に、同監督は、FWとしては、再びソウを起用する考えだということだ。




フェネルバフチェ、最後に水の泡(ザマン紙 12. 9.21)

ジャネル・エルキン(上)(ヒュリエット紙) アレックス(左)ソウ(右)(ヒュリエット紙)  UEFA欧州リーグにトルコを代表して参戦しているフェネルバフチェは、C組の第1戦で、手にしたかと見えた勝利を逃してしまった。2:2。フェネルバフチェは、強豪相手に、前半28分にはジャネル・エルキンが、後半12分にはアレックスがゴールを決め沸き立った。だが、アイクト・コジャマン監督が、アレックスを後退させると劣勢に立ち、マルセイユ側に希望がわいてきた。後半37分にはヴァルブエナが、そして後半ロスタイム4分にはアイェウがゴールを決め、勝ち点1を得たにすぎなかった。

 近年、ヨーロッパのカップ戦で期待通りの結果を残せないでいるフェネルバフチェが、昨夜のマルセイユ戦でも見られた。アイクト・コジャマン監督指揮下では、8試合戦って1勝しかしていないのだ。サポーターもクラブ側も、ジーコ監督下で、チャンピオンズ・リーグの準々決勝に進出したことが忘れられないでいるのだ。
 今季当初、全てが違ってあるという意味での期待というものがあった。だが、チャンピオンズ・リーグへは進めず、矛先を欧州リーグに向けざるをえなくなってしまった。その初戦の相手は、フランスの強豪マルセイユだった。同組の本命であるマルセイユを、シュクル・サラチオウルから勝ち点なしで送り帰さねばならなかった。というのも、この試合を落とすことは、フェネルバフチェが、このあと控えている2つのアウェー戦を経ると、全く望まないような位置に置かれてしまうこともありうるからなのだ。フェネルバフチェは、フランスで5戦5勝を記録して首位に着いているマルセイユ相手に勝利に近づくチャンスを得た。だが、あえなく喰らってしまったゴールで、試合は2:2の引き分けに終わってしまった。この試合のまだ早い時間帯に、GKヴォルカンのスーパーセーヴで、マルセイユはバー直撃となるシュートを放った。この試合の序盤は、テンポが悪く、両者ともに効果的な攻めは見られなかった。だが、フェネルバフチェは、前半28分、ハサン・アリ・カルドゥルムが、相手を引きつけた攻撃で、ここまでいいプレーを見せないでいたジャネル・エルキンのゴールが生まれ、先制した。この前半は、特にベキル・イルテギュンがミスを続け、サポーターを不安にさせていた。アレックス主将も我慢できず、ベキルに活を入れる必要性を感じていた。
 後半、マルセイユは、1本のシュートがバーに嫌われたが、フェネルバフチェは、同12分、メフメット・トプズのセンタリングに、アレックスがヘッドで合わせ2:0とした。マルセイユは、少なくとも勝ち点1をとディフェンス面を等閑にして、攻撃面に重点を移すと、フェネルバフチェにとっては点差を拡げるチャンスが巡ってきた。だが、ビエンヴヌは、絶好の得点機会をあえなく逸してしまった。同37分のヴァルブエナのゴール、終了間際のアイェウのゴールは、カドゥキョイに混乱をもたらしてしまった。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル、ベキル、ヨボ、ハサ・・アリ・カルドゥルム=メフメット・トプズ、メイレレス、メフメット・トパル、ジャネル・エルキン(後半43分:ストー)=アレックス(後半22分:クリスティアン)、ソウ(後半28分:ビアンヴヌ)




ガラタサライ、バーに嫌われる(ザマン紙 12. 9.20)

香川(左)セルチュク・イナン(右)(ザマン紙) メロ(右)(ガラタサライ公式HP)  ガラタサライが、6年ぶりに参戦したチャンピオンズ・リーグで、マンチェスター・ユナイテッドに1:0で敗れたが、その見せたサッカーは拍手をもって迎えられた。3度にわたりバーに嫌われたガラタサライだったが、ドイツ人主審シュタルクを乗り越えることができなかった。また、フェルナンド・ムスレアがPKを防いだことにより、点差が広がるのを防ぐことができた。

 チャンピオンズ・リーグにトルコを代表して参戦しているガラタサライは、H組の初戦を、アウェーでマンチェスター・ユナイテッドと戦い1:0で敗れた。唯一のゴールは、マイケル・キャリックの決めたものだった。イングランドの強豪を相手にいいサッカーを見せたガラタサライは、オールド・トラットフォードで、3度にわたりバーに嫌われた。
 序盤、相手陣内でプレッシャーをかけていったガラタサライは、相手のミスを誘った。エヴラのペナルティエリア内でのヴィディッチへのパスをカットしようとして、ウムト・ブルトが間に入った。ウムト・ブルトは、ヴィディッチに背後から足首を引っかけられた直後に倒れた。だが、ドイツ人主審シュタルクは、試合続行を命じミスを犯してしまった。右足に大きな打撲を負ってしまったウムト・ブルトは、前半16分、エルマンダールと交替せざるをえなかった。意欲的に見えたガラタサライの選手たちは、中盤で効果的なプレスをかけていた。だが、ボール保持の時間帯、攻撃に入ったときに、大きな失点を喫してしまった。マンチェスター・ユナイテッドは、ガラタサライの弱点を突いて危険な場面を作り出し、前半7分、マイケル・キャリックが先制点を決めた。プレーの質が落ちないガラタサライは、同10分、同点に極めて近づいた。モロッコ人選手アンバラトの素晴らしいシュートが、上のバーを直撃したのだった。前半の終了間近、アレックス・ファーガソン監督をひやりとさせたガラタサライは、同39分に、ハミト・アルトゥントプが、またしてもバーに嫌われるシュートを放った。
 攻撃の応酬で始まった後半の最初の攻撃で、ハミト・アルトゥントプが、またしてもグランダーのいいシュートを放った。ボールは、枠を捉えられずに外に出て行ってしまった。シュタルク主審が、同7分に吹いた笛は、誰しもを驚かせた。ペナルティエリア内へ持ち込んだラファエルを追いかけたブラク・ユルマズの突進の結果、起こったことを指して、同主審はPKを指示したのだった。だが、ナニが蹴ったPKを、ムスレアが止めた。ガラタサライは、この時間帯以後、新たに希望の沸く時間帯を作った。同11分、ハミト・アルトゥントプのセンタリングに合わせて、いいジャンプをしたセルチュク・イナンがヘッドで合わせたが、ボールはバーに当たり外に出て行った。ファーティフ・テリム監督、ファーガソン監督ともに選手交替を行ったがスコアを変えるには十分とは言えなかった。

【ガラタサライ】ムスレア=エブエ、ダニー、セミフ・カヤ、ハカン・バルタ=ハミト・アルトゥントプ、セルチュク・イナン、メロ(後半34分:アイドゥン)、アンバラト(後半17分:エムレ・チョラク)=ブラク、ウムト・ブルト(前半15分:エルマンダール)




トラブゾン・スポルにフェネルバフチェ警報(ファナティック紙 12. 9.19)

シェノル・ギュネシュ監督(ファナティック紙) ヤンコ  シワス・スポル戦に勝ち、意気の上がっているトラブゾン・スポルが、ようやくフェネルバフチェ戦にとらわれだした。昨日、フェネルバフチェ戦に備えての練習を始めたトラブゾン・スポルは、今週いっぱい間を開けないで続けるつもりだ。この難しい試合を前に、シェノル・ギュネシュ監督が頭を抱えている問題は、故障者が多いということだ。

 今シーズン、期待通りの始まり方ができなかったトラブゾン・スポルにとって、シワス・スポル戦での1:0の勝利は、大いなるやる気を生み出すことになった。選手たちにかかるプレッシャーを軽くしたし、代表の試合があった間に新たな補強を行ったことが、チームを一段と高いレヴェルに引き上げたように見受けられた。だが、シェノル・ギュネシュ監督は、選手たちに直近のシワス・スポル戦を忘れることを求めている。トラブゾン・スポルには、当面の課題が目前に控えているのだ。それが、フェネルバフチェとのダービーマッチだ。トラブゾン・スポルは、この試合に向けての準備を、昨日開始し・開始した。ダービーマッチを前にして、首脳陣を最も考え込ませた問題、それが故障者のことだ。ギライ、コルマン、トルガは、間違いなくプレーできない。ソネルとヴォルカン・シェンの状態ははっきりしていない。

                  マルク・ヤンコ、先発へ

 同監督は、フェネルバフチェ戦の先発メンバーをほぼ確定している。GKにはトルガが、ディフェンスにはエメルソン、バンバ、ムスタファ・ユムル、セルカン・バルジュが起用されるのは間違いないと思われる。ソネルが快復しない場合には、中盤は、恐らくゾコラ=サパラ=アランジーニョの3人で構成される。
 シワス・スポル戦のヒーロー、ヤシンは右サイドに、長期にわたりユニフォームを着る機会のなかったオルジャンが左サイドに回ることは間違いない。そして、マルク・ヤンコが、フェネルバフチェ戦で初めて先発に起用されることになろう。

※ 明らかに矛盾した記述がありますが、勝手に記述を書き替えるのもできないものですので、そのままにしておきます。




イノニュで献身的に動いた者たち(ファナティック紙 12. 9.18)

ヴェリ・カヴラク(左)(ファナティック紙) シヴォク(ファナティック紙)  イノニュ・スタジアムのサポーターを前にしてエラズー・スポルを迎えたベシクタシュは、前半、記憶に留まった唯一の好機は、フェルナンデスのシュートがバーに嫌われたときだった。後半4分、ネジプの決めたゴールが、エラズー・スポルの錠をこじ開けた。すると、そのあとはスムーズに試合が動いた。ベシクタシュは、いいサッカーを見せたこの試合、運にも助けられ勝ち点3を容易く手に入れた。
 トルコ・リーグの最初の2節を引き分けに終わったが、なかでもガラタサライとのダービーマッチで見せたプレーぶりが、大きな好感を持ってみられたベシクタシュが、昨日も勝ち続けた。トルコ代表の試合をはさんでカラビュック・スポルに勝っているベシクタシュは、トルコ・リーグ再開後に、エラズー・スポルをくだし勝ち点3を手に入れた。3:0。この試合の前半は、両者ともに無得点のまま終わったが、後半の45分開始の笛が吹かれてからは、相手に対する圧力を高めていったベシクタシュは、短時間で結果を出した。ただ、大量得点までは至らなかった。前半で、唯一記憶に留まる絶好機は、この試合のヒーローであるフェルナンデスにより生まれた。前半32分、右サイドからペナルティエリア内へとボールを持ち込んだフェルナンデスの放った強烈なシュートがバーに嫌われたのだ。後半は、ベシクタシュの優位が十分に感じられるものだった。同4分、フェルナンデスの蹴ったコーナーキックに対し、ジャンプ一番、ネジプがヘッドで合わせると、ボールはゴールネットを揺らしていた。1:0。同18分、またしても、フェルナンデスがセットプレーからセンタリング気味にペナルティエリアへ蹴ったボールに、シヴォクが足で合わせると、ボールは相手ディフェンダーに当たり、運にも助けられゴールネットを揺らした。2:0。同27分、ペナルティエリアのすぐ前でボールを得たヒルベルトが、ディフェンダーの間を楽々抜け、シュートを放つと、ボールは相手ディフェンダーに当たったため、GKの判断を誤らせてしまった。そして、スコアは3:0となった。

【ベシクタシュ】マクレガー=ヒルベルト、イブラヒム・トラマン、シヴォク、ウーウル・ボラル=ホロスコ(後半32分:エルカン・カシュ)、ネジプ(後半28分:オウズハン・オズヤクプ)、フェルナンデス、ヴェリ・カヴラク、オルジャイ・シャハン=バトゥハン(後半1分:アルメイダ)




ツインタワーが控える(ファナティック紙 12. 9.13)

サメト・アイババ監督(ファナティック紙) バトゥハン(ヒュリエット紙) アルメイダ(ファナティック紙)  アルメイダが快復してから、サメト・アイババ監督は、ここまでのシステムを変更する。同監督は、エラズー・スポル戦では、アルメイダとバトゥハンを同時に起用することを考えているのだ。

 ベシクタシュのエラズー・スポル戦のゲームプランが明らかになってきた。サメト・アイババ監督は、ごく最近、チームに合流したゴールゲッター、フーゴ・アルメイダを、月曜日の試合に先発で起用することを考えているのだ。同時に、最新の試合で活躍したバトゥハン・カラデニズもピッチに立たせようというのだ。ここ2日の練習では、アルメイダとバトゥハンのツートップを試している同監督は、この2人の動きに大きな歓迎の意を表している。フィジカル的にグレードの高い2人で、相手ディフェンスを困らせようと考えている同監督は、頭の中では4-4-2のシステムを、イノニュで実践したい気持ちだ。中盤の左にはオルジャイ・シャハン、同じく右にはヴェリ・カヴラクを置くつもりの同監督は、中にはネジプとフェルナンデスを起用するつもりだ。更に、同監督は、カラビュック・スポル戦で相手を完封したウーウル・ボラル、シヴォク、イブラヒム・トラマン、ロベルト・ヒルベルト4人のディフェンダーは変えるつもりはない。




信頼の勝利(イエニ・シャファク紙 12. 9.12)

ギョクハン・ギョヌル(右)(ヒュリエット紙) エムレ・ベレズオウル(中右)セミフ・カヤ(中左)(ヒュリエット紙)  エストニアとの対戦では、ここまで負けたことがなかったトルコ代表は、その記録を崩すことはなかった。この勝利には、前半19分、ヤーガーがもらったレッドカードも一助となった。前半44分、エムレ・ベレズオウルが幕を切って落としたトルコ代表は、その後、後半15分にはウムト・ブルトが、点差を2と拡げた。そして、最後は、オランダ戦で物議を醸した男セルチュク・イナンが決めた。

 2014W杯欧州予選D組で、オランダ戦の敗北で始まったトルコ代表は、ここまで負けたことを引きずらないで、エストニアを3ゴールで乗り越えた。この試合、スピード豊かに始めたトルコ代表は、相手をゴール前に封じ込めてしまった。そして、前半19分にレッドカードが出されることで、トルコ代表は仕事が更にやりやすくなった。まだ前半8分に、ペナルティエリア内のゴール斜め前で、相手GKと1対1となったブラクだったが、望ましいシュートを放つことができなかった。同11分、ディフェンスの裏を取ったリンドペレが倒れた。その後に生まれた混戦のなか、リンドペレの膝に当たったボールが、トルコ・ゴールに迫った。だが、ボールは枠を外れて外に出て行った。運にも助けられ、このピンチを逃れたトルコ代表は、これ以後は一方的に攻め立てることとなった。同42分、ブラクのシュートが決まったかに見えたが、主審はファウルがあったとして、このゴールを認めなかった。同44分、アルダのパスを受けたエムレ・ベレズオウルが枠を捉えた。1:0。
 後半に入り、またしてもトルコ代表の嵐が吹き荒れた。同15分、セルジャン・サラレルの左サイドからのセンタリングに、いいジャンプをしたウムト・ブルトがヘッドで合わせ、点差を2とした。2:0。同23分に投入されたセルチュク・イナンが、同30分、つまりピッチ立って7分後に、ペナルティエリアで、狙い済ましたシュートを放つと、ボールはGKの左を抜けゴールネットを揺らした。

【トルコ代表】トルガ・ゼンギン=ギョクハン・ギョヌル、セミフ・カヤ、オメル・トプラク、ハサン・アリ・カルドゥルム=セルジャン・サラレル(後半23分:トゥナイ・トルン)、メフメット・トパル、エムレ・ベレズオウル(後半37分:ヌリ・シャヒン)、アルダ=ウムト・ブルト(後半24分:セルチュク・イナン)、ブラク




ギョクハン・ギョヌルも、セルチュク・イナンもいてこそ、魂がこもり信頼を得る代表メンバー(ミリエット紙 12. 9.11)

アブドラハ・アヴジュ監督(ザマン紙) セルチュク・イナン(ファナティック紙) ギョクハン・ギョヌル(ヒュリエット紙)  アヴジュ監督は、エストニア代表戦では、オランダ代表戦で控えに回したギョクハン・ギョヌルとセルチュク・イナンを、先発で起用するつもりだ。

 2014W杯予選を、敗戦でスタートしたためというよりは、オランダ代表戦で、セルチュク・イナンとギョクハン・ギョヌルを起用しなかったために批判を受けているアブドラハ・アヴジュ監督は、選手起用の見直しを考えている。
 ギョクハン・ギョヌルを右サイドバックに起用し、その前に、ほとんど経験のないウヌト・ブルトを置くつもりの同監督は、反対サイドには、フェネルバフチェの左サイドバックのハサン・アリ・カルドゥルムを起用するつもりだ。

                   我らがゴールゲッター、ブラク

 同監督は、予想される大胆な変更を中盤でも行うつもりだ。ガラタサライの不動のレギュラー、セルチュク・イナンをメフメット・トパルのすぐ前に持ってくる。
 左サイドにはセルジャン・サラレルに任せるつもりの同監督は、アルダ・トゥランをトップ下に置く。そして、トップにはブラクを持ってくる。重要なエストニア代表戦を前に、若いディフェンス陣の状態が、首脳陣の考える種となっている。オメル・トプラクの状態は、試合前になってみないとはっきりしない一方、セミフ・カヤは痛みがあるにも拘らず練習に出ているということだ。




ハカン・バルタとデニーから暗い知らせ(ファナティック紙 12. 9.10)

デニー ハカン・バルタ(ファナティック紙)  ガラタサライで、ディフェンスがきつくなってきた。トマス・ウイファルシのショッキングな故障に次いで、経験豊かなクリスを獲得したガラタサライだったが、代表に招集されている選手から、相次いで悪い知らせが届いてしまった。

 カメルーン代表に招集されているデニーとトルコ代表に招集されているハカン・バルタが、故障のため代表メンバーから外れた。ファーティフ・テリム監督ら首脳陣は、直ちに2人についての詳細なデータを集め始めた。ハカン・バルタとデニーの状態は極端に悪いわけではないが、アンタルヤ・スポル戦に大事をとった場合には、チャンピオンズ・リーグのマンチェスター・ユナイテッド戦を前に治るだろうと考えられている。ガラタサライのメディカル・スタッフは、今日以後、2人の状態を調べ上げ、治療を開始することになる。ファーティフ・テリム監督は、メディカル・スタッフの報告に基づき、事後の判断をすることになる。

                   セミフ・カヤも心配な事態に

 トルコ代表のオランダとのアウェー戦でいいプレーを見せたセミフ・カヤも、難しい一戦を前にして軽い故障を抱えている。セミフ・カヤの故障が癒えることを、ガラタサライでは願っている。

                   では、どうなる?

 左サイドバックのハカン・バルタの替わりはいない。チャーラール・ビリンジが、ジェノアとのアウェー戦で頼りないプレーを見せ、サッカーを後退させるものだった。左サイドバックで起用が考えられるリエラは、18人のメンバーにも入ってない。ギョクハン・ザンは準備のできている状態だ。クリスとのバランスを図っているところだ。だが、このような2人で、スピードのあるFWに対し、ディフェンダーがどのように対応できるかが問題である。それとは別に、ガラタサライでは、1月にあるアフリカ・カップによる危機が待ち構えている。エブエ、デニー、アンバラトが、一定期間チームを離れるのだ。




トルコ代表、意気の上がらない帰国(イエニ・シャファク紙 12. 9. 9)

エゲメン(ファナティック紙) ハカン・バルタ(ヒュリエット紙)  2014W杯予選D組の第1戦で、オランダに2:0で敗れたトルコ代表が、イスタンブルに戻った。この火曜日に行われるエストニア代表戦には間に合わないエゲメンとハカン・バルタが、代表メンバーから外れた。

 2014W杯予選D組の第1戦で、オランダとのアウェー戦で2:0で敗れたトルコ代表が、意気の上がらないままイスタンブルに戻ってきたが、故障の癒えないエゲメンとハカン・バルタが、代表メンバーから外された。代表選手は、エストニア戦に備えて合宿に入るため、空港からスイス・ホテルに移った。予選でエストニアと、この火曜日にイスタンブルで戦う第2戦に備えての準備を、アムステルダムで、昨日の朝行った練習で開始したトルコ代表は、本日、シュクル・サラチオウル・スタジアムで引き続き行うことになっている。このトルコ代表にあって、右膝を傷めているエゲメンと、左股の付け根の部分を傷めているハカン・バルタが、エストニア戦には間に合わないだろうということでメンバーから外された。




オレンジの味は苦いものだった(イエニ・シャファク紙 12. 9. 8)

ハサン・アリ・カルドゥルム(右)(ヒュリエット紙) アルダ(右)(トルコ・サッカー協会)  試合の序盤、ゴールライン際まで出したボールでゴールを逃したトルコ代表は、逆にファン・ペルシーのゴールを浴びた。アルダがGKと1対1になりながらゴールを決められず、ハミト・アルトゥントプのシュートはGKを越えることができず、ウムト・ブルトのシュートはバーに嫌われたトルコ代表は、後半ロスタイムにナルシンのゴールを浴び崩壊した。

 2010年W杯、2012EUROで、相次いで本戦出場を逃したトルコ代表は、アブドラハ・アヴジュ監督のもと、2014W杯出場を目指し、予選グループの最大の敵オランダ代表戦に臨んだ。この試合に意欲的に臨んだトルコ代表は、前半14分に、とってもゴールに近づいた。トゥナイ・トルンがペナルティエリア内へと入れたセンタリングのボール処理に、オランダのインディとティム・クルルが意思疎通を欠き、ボールがGKを越えてしまったが、インディが、自らのミスを帳消しにするゴールライン際からクリアをした。同17分、スナイダーが右サイドから入れたボールに、ファン・ペルシーがヘッドで合わせると、トルコ代表は先制を許してしまった。1:0。後半12分、ハミト・アルトゥントプが25mの距離のあるシュートを放ったが、GKがコーナーキックへと逃げた。この時間帯以後、トルコ代表を自陣に閉じ込めたような展開に持っていったオランダ代表は、ロッペンとファン・ペルシーの2人で、トルコ代表に脅威を与え続けた。後半ロスタイム3分に生まれたカウンター攻撃で、ナルシンがGKと1対1となり、この試合のスコアを決するゴールを決めた。

【トルコ代表】トルガ・ゼンギン=ハミト・アルトゥントプ、セミフ・カヤ、オメル・トプラク、ハサン・アリ・カルドゥルム=セルジャン・サラレル(後半24分:ブラク)、エムレ・ベレズオウル(後半15分:ヌリ・シャヒン)、メフメット・トパル、アルダ=ウムト・ブルト、トゥナイ・トルン(後半36分:メヴルト・エルディンチ)




ヴォルカンが戻り、ソウが帰ってくる(ミリエット紙 12. 9. 7)

ヴォルカン(ヒュリエット紙) ソウ(イエニ・シャファク紙)  フェネルバフチェは、メルシン体育倶楽部戦に備え、代表に招集されている多くの選手を欠きながらも、練習を続けている。

 1時間半にわたって行われた練習で、選手たちはパス練習に続き、テンポのあるランニングをしたあと、ハーフコートを使った練習試合を行った。オルハン・シャム、セゼル・オズテュルクが不参加だったが、更に故障の癒えていないセルダル・ケシマル、クラシッチ、レジェプ・ニヤズは、治療が継続されていることが明らかにされた。肩を傷め、この間チームから離れていたヴォルカン・デミレルが、月曜日以後、チームに合流することが明らかにされた。セネガル代表に招集され故障を発生させたムウサ・ソウは、明日、イスタンブルに帰ってきて、そのイスタンブルで治療を受けることも明らかにされた。筋肉を捻ったために痛みのあるソウは、代表からは離脱してイスタンブルに戻り、治療を受けるということだ。




トラブゾン・スポル、ショッキングな展開(ミリエット紙 12. 9. 6)

シェノル・ギュネシュ監督(ファナティック紙) エメルソン(ミリエット紙)  トラブゾン・スポルが、新加入のエメルソンが故障を抱えているという知らせに揺れている。シェノル・ギュネシュ監督は、メディカル・チェックがなされないまま調印に至ったエメルソンは、長期に渡り出場できないことを明らかにした。

 トラブゾン・スポルで、エメルソン・ショックが起こった。以前から軟骨に問題を抱えているにも拘わらず、トラブゾン・スポル理事会がメディカル・チェックを行わないまま、エメルソンとの調印に至ったことの、正に爆弾が破裂したようなものだ。
 シェノル・ギュネシュ監督が、本日行った記者会見で、この件に関し向けられた問いかけに対し、正直に「大きな怠慢である」と述べた。
 同監督は、エメルソンが長期に渡り使えないことを強調し、次のように述べた。「エメルソンについて、私にネガティヴな報告があった。ピッチに立てばいいものを見ることができるはずだ。エメルソンはいい経歴を持っている。だが、最後の段階でメディカル・チェックをしないで獲得したことは正ではない。怠慢があったと言える。故障が、長期に渡りプレーするのに支障があるならば、そのように見られるだろう。私もそう思っている。軟骨の問題があるということだが、どこまでプレーでき、またできないのか、私自身も知らない。問題はそこだ。そういったリスクを抱えてしまったのだ。チェックをしないで獲得したようで、獲得したあとチェックを行ったようだ。これは正しくない、間違っている」。





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