サッカーのニュースばかりを集めています。試合の報道、移籍の噂、外国で活躍するトルコ人選手のことなど、、、




メンバーの精査中(ファナティック紙 13. 2.13)

トルナイ・カフカス監督(イエニ・シャファク紙)  シワス・スポル戦での悪いサッカーのあと、トルナイ・カフカス監督は、メンバーの変更を決意した。

 トルナイ・カフカス監督は、ディフェンスでバンバに替えてムスタファ・ユムルを起用するものと思われる。これとは別に、左サイドバックでとってもひどいプレーを見せたマレク・チェクに替えて、エメルソンを先発メンバーに復帰させると言われている。出場停止処分を受け、フェネルバフチェ戦には出場できないディディエル・ゾコラに替えて、中盤にソネル・アイドードゥを起用するようだ。同監督は、もう一つの変更をFWで行う。特別休暇をもらったハリル・アルトゥントプが、ドイツから戻ってきたにせよ、控えに回されるものと考えられている。ただ、同監督が、ハリル・アルトゥントプに替えて、マルク・ヤンコを起用するか、はたまたエムレ・ギュラルを起用するかは、まだ決断に至っていない。




ヴェボが言ったとおりになった(イエニ・シャファク紙 13. 2.12)

アイクト・コジャマン監督(サバハ紙)  フェネルバフチェは、UEFA欧州リーグで、アウェーで戦うバテ・ボリソフ戦に向けての準備を、今朝の練習で継続した。

 ジャン・バルトゥ・グランドで、アイクト・コジャマン監督指揮下で行われた練習は、ランニング、ウォーミングアップで始まった。その後、選手たちはパス練習を行った。そして、ミニゲームを行い、練習を打ち上げた。
 メルシン体育倶楽部戦での先発組の内では、ギョクハン・ギョヌル、エゲメン・コルクマズ、クリスティアン・バローニ、ラウル・メイレレス、レト・ジーグラー、ピエール・ヴェボ、ディレク・カイト、ベキル・イルテギュンといった選手は、上のグランドで別メニューを行い体力回復を行っていた。これらの選手は、フット・テニスを行い練習を打ち上げた。
 左脚裏の筋肉に違和感のあるメフメット・トプズは、治療ということで練習には姿を現さなかった。セゼル・オズテュルクは、チーム練習とは異なったメニューを含む練習を行い、練習を打ち上げた。故国ナイジェリアにいるヨボと、治療継続中のジャネル・エルキン、ムサ・ソウは、練習には現れなかった。
 フェネルバフチェは、バテ・ボリソフ戦に向けての準備を、明日行う練習で終わり、その後、特別機で、試合の行われるグランドゥノ市へ移動する。




ヴェボが言ったとおりになった(タクヴィム紙+トルコ・サッカー協会公式HP 13. 2.11)

ヴェボ(TRT) ソウ(右端)(ヒュリエット紙)  アズィズ・ユルドゥルムが、自分に対する反発したサポーターに対し、「私の言ったとおりになる」と言ったことで揺れたフェネルバフチェが、メルシンで得た勝利で幸福感に包まれた。移籍解禁期間にイスタンブル市役所スポルから獲得されたヴェボのゴールが、この日一番のものとなった。

 フェネルバフチェが息を吹き返した。前節、ホームでシワス・スポルに敗れ、優勝争いに大きな痛手を蒙ったフェネルバフチェが、残留に向けた戦いを続けているメルシン体育倶楽部を、ヴェボのゴールでくだし、優勝戦線に踏みとどまった。

                   ヴェボが、再び手ぶらでは帰らず

 前半3分、ギョクハン・ギョヌルが、右サイドからセンタリングを入れると、そのボールを、クリスティアンがペナルティエリア内でソウに落とした。だが、ソウの放ったシュートは、バーの上を越えて外に出て行った。同32分、ンドゥカの放ったヘディングシュートは、ヴォルカンが押さえた。同じ時間、エムレ・ベレズオウルが放った強烈なシュートは、GKビチクがコーナーへと逃げた。同38分、ステパノフがヘッドでパスを出すと、ノブレがバイシクルシュートを試みた。だが、ボールは枠を捉えることなく外に出て行ってしまった。同45分、エムレ・ベレズオウルがシュートを放つと、ビチクがパンチングで防いだが、跳ね返りのボールを、ヴェボがヘッドで押し込み、フェネルバフチェが0:1とリードをするゴールを決めた。そして、前半は、フェネルバフチェが0:1とリードしたまま終わった。

                   後半は好機少なし

 後半10分、ヴェボが反転しながらシュートを放つと、ボールはディフェンダーに跳ね返されてしまった。同12分、ソウがシュートを放ったが、ボールはサイドバーを逸れて外に出て行った。同39分、セミフが、ペナルティエリア左からシュートを放ったが、ボールは、相手ディフェンダーに当たり外に出てしまいコーナーキックと換わった。終盤に入り、守りに入ったフェネルバフチェは、アウェーでメルシン体育倶楽部をくだし、勝ち点3を手にしたのだった。

【メルシン体育倶楽部】デヴィド・ビチク=セルカン・ヤヌク、ミトロヴィッチ、ステパノフ、イワン・デ・ソウサ=ムラト・ジェイラン、ハカン・バイラクタル(後半28分:タンジュ・カイハン)=ンドゥカ、ブルハン・エシェル、クーリオ(後半14分:ラワル)=ノブレ(後半19分:メフメット・ユルドゥズ)
【フェネルバフチェ】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル、ベキル、エゲメン、ジーグラー=クリスティアン(後半1分:ジャネル・エルキン)、メイレレス、エムレ・ベレズオウル=カイト(後半26分:メフメット・トパル)、ヴェボ(後半37分:セミフ)、ソウ




エラズー・スポル:1 ベシクタシュ:3(ベシクタシュ公式HP 13. 2.10)

ホロスコ(ヒュリエット紙) オルジャイ・シャハン(右)(ヒュリエット紙)  ベシクタシュが、トルコ・リーグ第21節で対戦したエラズー・スポルを、1:3でくだした。

 この試合に、思うに任せず始まったベシクタシュは、前半5分にゴールを浴びてしまった。フリーキックで始まった相手の攻撃で生まれたペナルティエリア内の混戦で、最後にボールに触れたギョルケムが、先制ゴールを決めてしまったのだ。1:0。このゴールのあと、中盤でパス交換をして相手に襲いかかろうと、ベシクタシュは努めていた。ベシクタシュは、同12分、オウズハンがとってもゴールに近づいた。見事な動きで、ペナルティエリア内へとボールを持ち込んだオウズハンがシュートを放つと、相手ディフェンダーがコーナーへと逃げたのだった。同点に追いつこうと相手にプレッシャーをかけていたベシクタシュだったが、中盤でボ−ルを失うと、ホームのエラズー・スポルの速い攻撃のチャンスを与えてしまっていた。同31分、ホロスコが、ペナルティエリア右からオルジャイ・シャハンにボールを渡した。そのオルジャイ・シャハンがシュートを放つと、ムスタファ・サルプがゴールに向かっていたボールを防いだ。前半も終わろうかという時間帯、相手ディフェンスの裏に放り込まれたボールに追いついたホロスコが、素晴らしいループシュートを放つとゴールが決まった。このゴールが決まるや、前半のスコアが確定した。
 後半は、エラズー・スポルのキックオフで始まった。ベシクタシュは、開始早々に優位に立った。同2分、ギョクハン・スゼンがペナルティエリアの外からシュートを放つと、相手ディフェンダーがコーナーへと逃げた。相手ゴールに攻める機会が多くなったベシクタシュは、同11分にゴールを決めた。フェルナンデスの蹴ったコーナーキックが、ファーサイドに向かうと、シヴォクが、イブラヒム・トラマンにボールを落とした。するとフリーになっていたイブラヒム・トラマンはヘディングシュートを放つとゴールが決まった。1:2。サッカー自体も、またスコアの上でも優位に立ったベシクタシュはサイド攻撃で点差を拡げようとした。同37分に投入された新加入のニャンのパスに反応したヒルベルトが、ボールをペナルティエリア内へと転がした。フェルナンデスが、このボールを楽々とゴールに送り込んだ。1:3。残りの時間、このスコアを守るべく戦ったベシクタシュが、勝ち点3を得たのだった。

【エラズー・スポル】イヴェッサ=アデム・アルカシュ、セダト・バイラク、アフメット・ギョルケム・ギョルク、オルハン・アク=ムスタファ・サルプ、ティディアン・サン=セルダル・ギュルレル、キョクサル・イエデク(後半31分:アイドゥン・カラブルト)、マルヴィン・ゼーゲラー(後半27分:メフメット・チャクル)=シナン・カルオウル(後半27分:エミル・クジョヴィッチ)
【ベシクタシュ】マクレガー=ヒルベルト、イブラヒム・トラマン、シヴォク、ギョクハン・スゼン=オウズハン、ヴェリ・カヴラク=ホロスコ(後半37分:ニャン)、フェルナンデス、オルジャイ・シャハン(後半43分:ムハンマド・デミルジ)=シナン・クルムシュ(前半40分:エスキュデ)




衆目はコジャマン監督に(ファナティック紙 13. 2. 9)

アイクト・コジャマン監督(アクシャム紙)  アイクト・コジャマン監督が、メルシン体育倶楽部戦に向けて、よりバランスのとれたメンバー起用を考えている。

 シワス・スポル戦で、ほんの数日前に加入した3選手、即ち、エムレ・ベレズオウル、ピエール・ヴェボ、レト・ジーグラーを先発に起用したのに対し、メフメット・トパル、ストー、ハサン・アリ・カルドゥルム、クラシッチ、オルハン・シャムといった選手を登録から外したため、批判にさらされたアイクト・コジャマン監督が、メルシンでのアウェー戦では、よりバランスのとれたメンバー起用を考えている。同監督は、ヴォルカン、カイト、クリスティアンといった調子を落としている選手を休ませようと考えているので、選手起用の腹の内に注目が集まっている。今季当初より不動の先発メンバーだったハサン・アリ・カルドゥルムとメフメット・トパルを、2節に渡って登録メンバーから外し批判を浴びたくない同監督は、この件についてはローテーションを組み、毎週、メンバー登録を変えていく方針だということだ。




コジャマン監督、ヨボの復帰の道を探る(ザマン紙 13. 2. 8)

アイクト・コジャマン監督(ファナティック紙) ヨボ(ヒュリエット紙)  ナイジェリア代表が、アフリカ杯でマリ代表をくだし決勝に進出したことが、フェネルバフチェに影響を与えている。

 フェネルバフチェ所属で、ナイジェリア代表主将ヨゼフ・ヨボが2月10日(日)に行われるブルキナファソ戦後戻ってくることが、アイクト・コジャマン監督の計画を破綻させた。ヨボが早期に戻ってきてくれることを期待していた同監督は、トルコ・リーグのメルシン体育倶楽部戦、及び2月14日、アウェーで行われるバテ・ボリソフ戦に、ヨボを起用したがっていた。しかし、メルシン体育倶楽部戦には出場できないことになったヨボを、欧州リーグのバテ・ボリソフ戦には間に合わせたい意向だということだ。
 フェネルバフチェが、ヨボの動向に注視している最大の理由は、守備面で続く不安要素があるからだ。トルコ・リーグの後半戦を悪い始まり方をしてしまったフェネルバフチェが、なかでもディフェンス面の問題解決を急いでいるのだ。セルダル・ケシマル、エゲメン、ベキルの3人の中から2人を組み合わせての起用が、バランスを欠いている現実を目の当たりにして、ヨボの不在を強く感じさせられているのだ。




トルコ代表、チェコ代表にため息(ザマン紙 13. 2. 7)

セルジャン・サラレル(左)(ヒュリエット紙) セルチュク・イナン(右)(ヒュリエット紙)  2014W杯予選で苦況に立っているトルコ代表が、チェコ代表に親善試合で0:2で敗れた。

 トルコ代表は、3月22日に行うアンドラ戦に向けての最後のリハーサルは、将来に希望を与えるものではなかった。史上初めてマニサに登場したトルコ代表は、またしても在外トルコ人選手中心のメンバーでピッチに立った。アブドラハ・アヴジュ監督は、ドイツで活躍するヌリ・シャヒン、オメル・トプラク、セルジャン・サラレルに、フランスで活躍するメヴルト・エルディンチ、そして、スペインでトルコを代表するアルダ・トゥランが、先発に名を連ねた。
 アヴジュのヨーロッパ仕様のメンバーは、立ち上がり僅か4分で、悲しい現実に直面した。右サイドから速い攻撃を仕掛けたチェコ代表は、ペナルティエリア内へとボールを持ち込んだクレッチがゴールを決めてしまったのだ。0:1。早々とゴールを喰らったことで、トルコ代表のテンポが落ちた。チェコ代表の方は、サイドから負荷をかけていった。殊にギョクハン・ギョヌルのいるサイドで、効果的な流れを作っていったチェコ代表は、前半28分、この日2度目となるゴールを決めた。コーナーキックからのボールに対し、走り込んできたダリダが、超強烈なシュートを放った。PKポイントのところにいたラファタが方向を変えると、ゴールが決まったのだ。0:2。プレーに精彩を欠くトルコ代表は、同30分に、初めてゴールに近づいた。獲得したフリーキックを、一時期マニサ・スポルに所属したことのあるセルチュク・イナンが、声援を背に蹴った。アヴジュ監督のもと、出場の機会に恵まれないセルチュク・イナンは、確かな足下の技術で枠を捉えたボールを蹴ると、ラツヴカが辛うじてコーナーへと逃げた。
 トルコ代表は、後半に入るにあたり、ギョクハン・ギョヌルとハミト・アルトゥントプ、メヴルト・エルディンチとブラク・ユルマズの交替を行ってから臨んだ。同3分にはメフメット・トパル、同8分にはセルジャン・サラレル、そして同19分にはアルダ・トゥランがシュートを放った。同26分、ヌリ・シャヒンに替わりピッチに立ったウムト・ブルトは、ラツヴカと1対1となりながら、その頭上越えのシュートは実らなかった。チームを活性化させたウムト・ブルトは、同33分、ハサン・アリ・カルドゥルムのセンタリングに、ハーフボレーのシュートを試みたが、ラツヴカは、またしてもゴールは許さなかった。残りの時間、アルダ・トゥランが、個人技で何とかしようという場面があったが、十分なものではなかった。

【トルコ代表】オヌル=ギョクハン・ギョヌル(後半1分:ハミト・アルトゥントプ)、ベキル、オメル・トプラク、ハサン・アリ・カルドゥルム=セルチュク・イナン、メフメット・トパル(後半23分:エムレ・ベレズオウル)、ヌリ・シャヒン(後半16分:ウムト・ブルト)=セルジャン・サラレル(後半23分:アフメット・イルハン)、メヴルト・エルディンチ(後半1分:ブラク)アルダ




フェネルバフチェ、UEFAへの登録メンバー(イエニ・シャファク紙 13. 2. 6)

ヴェボ(ヒュリエット紙) ジーグラー(ファナティック紙) サリフ・ウチャン  フェネルバフチェが、UEFAに届けたメンバーに、新加入のヴェボ、ジーグラー、サリフ・ウチャンの名前が入っている。

 移籍解禁期間が終わり、UEFA欧州リーグベスト32に入っているフェネルバフチェが、メンバー登録を行った。
 フェネルバフチェが、移籍解禁期間中に獲得したピエール・ヴェボ、レト・ジーグラーとともに、今季前に加入した若きサリフ・ウチャンの名前が、UEFA登録メンバーの中にあった。
 また、前半戦途中に、フェネルバフチェを去ったアレックス、移籍解禁期間中に去ったビアンヴヌとオズギュル・チェクが、メンバーから除外されたが、今のところフェネルバフチェに籍のあるオルハン・シャムは、新しい登録メンバーに、その名前はなかった。アトレチコ・マドリードから、移籍解禁期間中にフェネルバフチェに再び戻ってきたエムレ・ベレズオウルは、アトレチコ・マドリードで、UEFA欧州リーグで戦っているので、今季はフェネルバフチェのユニフォームを着ることはできない。
 出入りのあったあとのフェネルバフチェの新たな選手リストは、次の通りである。ヴォルカン・デミレル、メルト・ギュノク、セルカン・クルントゥル、ヒュセイン・アクナイ、エルテン・エルス、エゲメン・コルクマズ、ハサン・アリ・カルドゥルム、ベキル・イルテギュン、ヨボ、ジーグラー、セルダル・ケシマル、ギョクハン・ギョヌル、コライ・ギュルスム、メルティンジャン・ジジ、メフメット・トパル、メイレレス、クリスティアン、セルチュク・シャヒン、クラシッチ、メフメット・トプズ、サリフ・ウチャン、ジャネル・エルキン、レジェプ・ニヤズ、オウズ・マタラジュ、ケレム・チャーアタイ、ソウ、ストー、カイト、セミフ・シェンテュルク、ヴェボ、ベイカン・シムシェク。




フェネルバフチェ、システム変更(ヒュリエット紙 13. 2. 5)

アイクト・コジャマン監督(ファナティック紙)  フェネルバフチェが、シワス・スポルにホームで1:2で敗れたことは、クラブに大きな衝撃をもたらしているが、アイクト・コジャマン監督は、システム変更をすることになる。シワス・スポルの後半、無理矢理「4-4-2」システムに変更した同監督は、メルシン体育倶楽部戦に伴い、システム変更を行う。「4-4-2」を考えている同監督は、カイトとクリスティアンを控えに回すつもりだ。

 3人のFWを起用する「4-3-3」システムを、明確に放棄すると思われているアイクト・コジャマン監督は、幾人かの選手にはプレーの向上を求めている。

                   ストーとメフメット・トプズを起用

 アイクト・コジャマン監督が新しい選手の加入とともに、選手のローテーションが生まれようとしている。その最初のターゲットは、この4〜5試合、不調をかこち、ミスパスを連発しているディレク・カイトは、シワス・スポル戦ではPKも外してしまい、サポーターから反発を買っている。メルシン体育倶楽部戦では、そのカイトは控えに回され、替わりにストーが起用される可能性が高い。
 軽い態度で、サポーターたちの反発を買っているクリスティアン・バローニも控えに回る。クリスティアンに替わり、メルシン体育倶楽部戦では、メフメット・トプズが起用されるものと考えられる。
 また、ヴォルカン・デミレルは、すり切れすぎないためにも、休養して自分を取り戻すための機会をとるだろう。自身のキャリアの中で最悪のシーズンを送っているヴォルカンは、シワス・スポル戦で喰らったゴールに対し、サポーターたちの怒りを買っているのだ。メルト・ギュノクが、替わって出場すると考えられている。

                   予想される先発メンバー

 ヴォルカン(メルト)=ギョクハン・ギョヌル、ベキル、エゲメン(セルダル・ケシマル)、ジーグラー(ハサン・アリ・カルドゥルム)=メフメット・トプズ、メイレレス、エムレ・ベレズオウル、ストー=ソウ、ヴェボ




フェネルバフチェ、エネラモに降参(TRT 13. 2. 4)

エムレ・ベレズオウル(左)アデム・コチャク(右)(ヒュリエット紙) ズィヤ・エルダル(左)ギョクハン・ギョヌル(右)(ヒュリエット紙)  移籍解禁期間に補強した3人の選手を、シワス・スポル戦に起用して臨んだフェネルバフチェは、エネラモのゴールでリードを許した。フェネルバフチェは、ヴェボのゴールで希望が湧いたが、エネラモが、後半45分に再び得点をあげ、フェネルバフチェを粉砕した。

 トルコ・リーグ第20節最終試合は、フェネルバフチェとシワス・スポルとの間で行われた。フェネルバフチェは、掴んだ多くのチャンスを生かすことができなかったなか、シワス・スポルは、1:2とリードを保ったまま終わった。
 シュクル・サラチオウル・スタジアムで行われたこの試合、フェネルバフチェのキックオフで始まった。中盤でパス交換をして、攻撃体勢を増やしていったフェネルバフチェが、ゴール・チャンスを生かせなかったうえ、望みもしなかった時間帯にゴールを浴びてしまった。自陣で得たフリーキックを、早く蹴ったシワス・スポルは、大きくボールをエネラモに出した。エネラモが、ゴール斜め前からシュートを放つと、ヴォルカンがミスを犯した。その結果、フェネルバフチェがリードを許すことになった。
 ソウ、ヴェボ、エゲメンにより、好機を逸し続けたフェネルバフチェは、前半37分には、カイトがPKを失敗した。
 後半に入り、効果的なプレーを継続したフェネルバフチェは、求めていたゴールを後半10分にあげた。左サイドでボールを得たジーグラーが、右足で中へ入れると、それに、ヴェボがヘッドで合わせるとボルジャンを捉えた。1:1。
 同点ゴールのあと、フェネルバフチェの厚い攻撃を、シワス・スポルのディフェンス陣が防いでいると、後半45分、シュクル・サラチオウル・スタジアムを砕くが如きゴールが生まれた。エルマンが蹴ったコーナーキックに、いいジャンプをしたエネラモが合わせるとゴールが決まったのだ。そして、シワス・スポルが1:2とリードを保ったまま試合は終わった。
 この結果、フェネルバフチェは、勝ち点が31となり4位に位置し、首位ガラタサライとの勝ち点差は6となった。シワス・スポルは、勝ち点が26で、11位につけることになった。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル、ベキル、エゲメン、ジーグラー(後半15分:ジャネル・エルキン)=クリスティアン、メイレレス、エムレ・ベレズオウル(後半34分:メフメット・トプズ)=カイト、ヴェボ(後半30分:セミフ)、ソウ
【シワス・スポル】ボルジャン=エルハン・ギュヴェン、ウミト・クルト、ヤクブ・ナヴラトゥル、ズィヤ・エルダル=カディル・ベクメズジ、アデム・コチャク(後半1分:ハカン・アルスラン)=アーティフ・シャエシューエ、エルマン・クルチ、グロスキ(後半17分:セルジャン・ユルドゥルム)(後半31分:ハイレッティン・イエリカヤ)=エネラモ




ブルサ・スポル恐怖症、続く(TRT 13. 2. 3)

ウムト・ブルト(左)カールソン(右)(ヒュリエット紙) バッターシャ(左)エンギン・バイタル(右)(ガラタサライ公式HP)  ここ4シーズン、アウェーでブルサ・スポルに勝てないでいるガラタサライは、ブラク・ユルマズの出なかったこの試合、チャンスを作るのに苦労していた。ウムト・ブルトとピントのゴールの応酬で、試合は1:1で終わった。

 トルコ・リーグ第20節で、ブルサ・スポルとガラタサライが対戦した。ブルサ・アタテュルク・スタジアムで行われたこの試合、1:1の同点のまま終わってしまった。
 エルトゥールル・サーラム監督辞任後、1461トラブゾンと、両者無得点で引き分けたブルサ・スポルは、エルセル・ウズグル・コーチの指揮の下での第2戦は、ガラタサライとの試合だった。シェネル・オズバイラクタルの素晴らしいセンタリングに反応して、相手ディフェンスの裏を取ったピントが、見事なヘディングシュートを放つと、ガラタサライのゴ−ルネットが揺れていた。このゴールに対するお返しが、前半29分に生まれた。セルチュク・イナンが放り込んだロングボールで、GKカールソンと1対1となったウムト・ブルトが、カールソンの股抜きのゴールを決めた。
 後半に入り、より多くのチャンスを掴んでいたのはブルサ・スポルの方だったが、ガラタサライの方は、カウンター攻撃で効果的な攻めを行っていた。ホームのブルサ・スポルは、バッターシャ、トゥンジャイ、ベルシが、ガラタサライのゴールに攻め寄せたが、ムスレアがうまくクリアしていたのが注目された。議論を呼ぶ位置取りで、フラト・アイドゥヌス主審は、セルダル・アズィズのゴールを認めなかった。ガラタサライは、終盤、圧力をかけていったが、結果にはつながらなかった。
 ガラタサライでは、スナイダーが、後半25分、エンギン・バイタルに替わって投入されたが、ゴールゲッターのブラク・ユルマズは、ベシクタシュ戦同様、この試合も出場の機会がなかった。
 ここ4年間、アウェーでブルサ・スポルに勝てないガラタサライは、この試合も、1:1で引き分け、勝てないのが5シーズン目に入ってしまった。
 この結果、ガラタサライは勝ち点が37となり、引き続き首位に座り、一方、ブルサ・スポルは、勝ち点を28に伸ばした。

【ブルサ・スポル】スコット・カールソン(後半1分:ハルン)=バッサー、イブラヒム・オズテュルク(後半14分:ファーディナンド)、セルダル・アズィズ、シェネル=ムラト・ユルドゥルム、モーリス・エドゥ=ベルシ、バッターシャ、オカン(後半11分:トゥンジャイ)=ピント
【ガラタサライ】ムスレア=サブリ、セミフ・カヤ、ダニー、リエラ=エンギン・バイタル(後半25分:スナイダー)、セルチュク・イナン、イエクタ(後半13分:アイドゥン) 、エムレ・チョラク=ウムト・ブルト、エルマンダール(後半13分:アンバラト)




ベシクタシュ:2 カラビュック・スポル:2(ベシクタシュ公式HP 13. 2. 2)

ギョクハン・スゼン(左)ビロル・ヒクメット(右)(ヒュリエット紙) フェルナンデス(左)エルデム・オズゲンチ(右)(ミリエット紙)  ベシクタシュは、トルコ・リーグ第20節で、カラビュック・スポルと対戦し2:2で引き分けた。

 BJKイノニュ・スタジアムで行われたこの試合、ベシクタシュのキックオフで始まった。この試合の序盤、両者ともに、中盤での優位を確立するために努めていた。カラビュック・スポルは、速い攻撃でベシクタシュのペナルティエリアへと迫ろうとしていた。前半15分、ベシクタシュが得たフリーキックを、フェルナンデスが蹴った。中へ放り込んだフェルナンデスの キックに、イブラヒム・トラマンが合わせると、スコアを1:0とするゴールが決まった。このゴールのあと、ベシクタシュのボールの支配率が高まった。前半の残り時間では、新たなゴールは生まれず、ベシクタシュが、前半を1:0とリードを保ったまま終わった。
 後半早々に優位に立ったベシクタシュは、後半4分、シナンが掴んだチャンスを生かすことができなかった。カラビュック・スポルは、同点に追いつくべく速い攻撃で、ベシクタシュのペナルティエリア内でチャンスを見出そうとしていた。同13分、オウズハンが中盤から持ち込んだボールを、ペナルティエリア内にいたオルジャイ・シャハンに渡した。そして、オルジャイ・シャハンがシュートを放つとゴールが決まった。2:0。ベシクタシュのディフェンダーがちょっとしたミスを犯したのを咎めたカラビュック・スポルは、アフメット・イルハンが、同18分に決めたゴールで、スコアを2:1とした。同24分、ベシクタシュのディフェンスの裏を取ったルアルアが、スコアを2:2とするゴールを決めた。残りの時間、ベシクタシュは新たなゴールをあげることができず、勝ち点1しか得ることができなかった。

【ベシクタシュ】マクレガー=メフメット・アクギュン、イブラヒム・トラマン、エルサン・ギュルム(後半37分:エスキュデ)、ギョクハン・スゼン=ネジプ、オウズハン=ホロスコ、フェルナンデス(後半28分:デンティーニョ)、オルジャイ・シャハン=アルメイダ(前半17分:シナン・クルムシュ)
【カラビュック・スポル】ボラ(前半37分:トミッチ)=エルデム、ラリース・マビアラ、アルマンド・デウミ、アンソニー・セリッチ=イーイト・インジェデミ、ビロル・ヒクメト=ユグルタ・ハムルーン(後半19分:ハカン・ソイレル)、ハカン・オズメルト(後半1分:ルアルア)、アフメト・イルハン・オゼク=イルハン・パルラク




エスキシェヒル・スポル、後半ロスタイムでトラブゾン・スポルを崩す(イエニ・シャファク紙 13. 2. 1)

エスキシェヒル・スポルvsトラブゾン・スポル(ヒュリエット紙) カマラ(左)エメルソン(右)(トラブゾン・スポル公式HP)  既に3人の交代枠を使ったあと、ゼキが傷み、終盤を10人で戦うことを余儀なくされたトラブゾン・スポルが、後半ロスタイムに喰らったゴールで崩れてしまった。テンポの悪いサッカーに推移したこの試合、エスキシェヒル・スポルがオズギュルのゴールで結果を出し、グループ・リーグ戦の推移が混沌としてきた。

 トルコ杯B組で、エスキシェヒル・スポルが、トラブゾン・スポルを、後半ロスタイムにあげたゴールで、1:0でくだした。この試合の前半、両者とも明らかなる得点チャンスはなかった。前半14分、サパラの蹴った約30mからのフリーキックは、GKボッフィンが危険ゾーンから大きくクリアした。同31分、エルカンの放ったヘディングシュートは、上のバーに当たり 跳ね返ったところを、トラブゾン・スポルのディフェンダーがクリアした。後半30分、ネジャーティが、ゴール左斜め前から弧を描くセンタリングをあげると、エメルソンが、ヘッドでもってクリアした。同41分、セルヴェトのパスを受け、ネジャーティが相手GKと1対1となったにも拘わらず、シュートが悪かった。同44分、オズギュルとぶつかったゼキが、救急車で病院に搬送され、トラブゾン・スポルは10人となってしまった。後半ロスタイム1分、ディエゴのセンタリングを、逆方向にムスタファ・ユムルがクリアしたボールを追い求めたオズギュルが、ゴールを決めてしまった。1:0。この結果、B組から準決勝に進出する上位2チームは、最終節の試合結果を待たねばならなくなった。

【エスキシェヒル・スポル】ボッフィン=ヴェイセル・サル、セルヴェト・チェティン、ディエゴ、デデ=メフメット・ギュヴェン(後半42分:オスマン・タルク・チャムダル)、ヒュリエット・グチェル=カマラ(後半18分:ヌヒウ)、アルパー(後半20分:オズギュル・チェク)、エルカン・ゼンギン=ネジャーティ
【トラブゾン・スポル】オヌル=ゼキ・ヤウル、ムスタファ・ユムル、エメルソン、マレク・チェク=アイクト・アクギュン、ソネル(後半23分:アランジーニョ)=エンリケ(後半1分:オルジャン)、サパラ、ヤシン・オズテキン=ヤンコ(後半38分:ハリル・アルトゥントプ)




準決勝進出を手にした(タクヴィム紙 13. 1.31)

ベキル(右)(タクヴィム紙) ソウ(右)(フェネルバフチェ公式HP)  シワスで、なれ合い気味に進行した試合、テンポの極めて鈍いものであった。両者とも攻撃に消極的で、結果、1試合を残すなか、フェネルバフチェはグループ1位、シワス・スポルがグループ2位となって、ベスト4進出が確定した。

 フェネルバフチェとシワス・スポルは、トルコ杯A組第5戦で、0:0の引き分けに終わり、両者ともに準決勝進出を決めた。好機もなく、テンポも悪く推移したこの試合、ゴールは生まれず、フェネルバフチェは1位、シワス・スポルは2位となって、1試合を残すなか勝ち上がりを決めた。

                   鈍いテンポ

 前半5分、セルジャンがパスをエネラモに出した。そのエネラモがシュートを放つと、ボールは、GKセルカン・クルントゥルの上を越えて行った。同25分、メフメット・トパルが蹴ったフリーキックのボールがペナルティエリア内へ送られると、セミフがヘッドで合わせたが、ボールはバーの上を越えて外に出て行った。同27分、ゴールライン際までボールを持ち込んだグロスキが、エネラモにグランダーのパスを送った。だが、オルハン・シャムが危険を回避した。後半4分、メフメット・トプズが、相手ディフェンスをかわしたあとにシュ−トを放った。しかし、ボルジャンに次いでディフェンダーがコーナーへと逃げた。同16分、セミフが、ゴール左斜め前からシュートを放った。ボルジャンが、辛うじてではあったがボールを大きくクリアした。同39分、アーティフ・シャエシューエが強いシュートを放ったが、セルカン・クルントゥルがコーナーへと逃げた。結局、この試合、試合開始当初のまま、両者無得点で引き分けに終わった。

【フェネルバフチェ】セルカン・クルントゥル=オルハン・シャム、セルダル・ケシマル、ベキル、ジャネル・エルキン=メフメット・トパル、メイレレス(後半31分:クリスティアン)=メフメット・トプズ(後半16分:カイト)、サリフ・ウチャン、ストー=セミフ(後半18分:ソウ)
【シワス・スポル】ボルジャン=エルハン・ギュヴェン(後半44分:ヤクブ・ナヴラトゥル)、ムラト・アクチャ、ウミト・クルト、ハイレッティン・イエルカヤ=カディル・ベクメズジ、ハカン・アルスラン=グロスキ(後半35分:スアレス)、アーティフ・シャエシューエ、セルジャン・ユルドゥルム(後半9分:エルマン・クルチ)=エネラモ




エムレとヴェボ、フェネルバフチェ入り(ヒュリエット紙 13. 1.30)

エムレ・ベレズオウル(イエニ・シャファク紙) ヴェボ(ヒュリエット紙)  フェネルバフチェが、MFとFWに、よく知られた選手を獲得した。MFとしてエムレ・ベレズオウルを、再び獲得したフェネルバフチェは、エムレ・ベレズオウルとは2年半の契約を結ぶつもりだ。アトレチコ・マドリードへの移籍金はない。また、FWとして、イスタンブル市役所スポルからカメルーン人選手ヴェボを獲得した。31歳ののヴェボ獲得に、フェネルバフチェはイスタンブル市役所スポルに300万EUROを支払うことになるだろう。フェネルバフチェは、本日、この2つの移籍に関し、各クラブとの交渉を行うことを明らかにした。

 フェネルバフチェが、びっくりの攻勢、、、。フェネルバフチェが、今季開幕前に放出したエムレ・ベレズオウルを、再び獲得した。フェネルバフチェが、アトレチコ・マドリードへ移籍金なしで放出したエムレ・ベレズオウルを、移籍金なしで獲得した。33歳となったエムレ・ベレズオウルは、昨季、ブルサ・スポル戦のあと、アイクト・コジャマン監督と口論となり、フェネルバフチェを離れることになった。アトレチコ・マドリードでは満足のいく状態ではなかったエムレ・ベレズオウルは、出場の機会のなかったスペインから、2年半の契約でフェネルバフチェの選手となった。




新監督にトルナイ(タクヴィム紙 13. 1.29)

トルナイ・カフカス新監督(ファナティック紙)  トラブゾン・スポルのシェノル・ギュネシュ監督が辞任したあと、その後継としてトルナイ・カフカスを迎えることになった。サドゥリ・シャネル理事長は、アナトリア通信に対し「新監督はトルナイ・カフカスだ」と言明した。

 トラブゾン・スポルは、シェノル・ギュネシュ監督辞任後、新監督にトルナイ・カフカスを起用した。2011年10月26日、エルスン・ヤナルに替わってトルコ・サッカー協会育成部長に就任したトルナイ・カフカスが、新監督に就任した。一番最近では、ガジアンテップ・スポルの監督を務めたことのあるトルナイ・カフカスは、2010-11シーズンには、そのガジアンテップ・スポルを4位に導いたいう実績を持っている。トルナイ・カフカスのいう名前は、トラブゾン・スポルにとっては極めて重要な名前でもある。かつてトラブゾン・スポルに所属したことのあるトルナイ・カフカスは、サポーターに愛されているのだ。1995-96シーズン、トラブゾン・スポルが優勝を逃したとき、シェノル・ギュネシュが監督であり、トルナイ・カフカスは選手だった。




ガラタサライ、勝利をもぎ取り進んで行く、2:1(ファナティック紙 13. 1.28)

エムレ・チョラク(ミリエット紙) シヴォク(左)ハミト・アルトゥントプ(右)(ミリエット紙)  ガラタサライを追走するベシクタシュを、ホームに迎えたガラタサライは、これを返り討ちにした。まず、エムレ・チョラクが、ベシクタシュを捕らえた。リエラのヘディングシュートが、2:0とした。ベシクタシュは、後半開始早々に、シヴォクのゴールが生まれたにも拘わらず、また、後半16分には、メロが退場処分を受けたにも拘わらず、追加点が生まれなかった。ガラタサライは、半時間にわたり10人でプレーすることになったが、それを感じさせない戦いをしていた。そしてリードを保ち続けることができ、2位との勝ち点差を5と拡げた。

 テュルク・テレコム・アリーナでの2013年初めてのダービーマッチとなったガラタサライとベシクタシュの一戦は、ガラタサライが早々に優位に立った。右サイドから生まれ攻撃で、ウムト・ブルトが、ペナルティエリア内でフリーとなっていたエムレ・チョラクにセンタリングを入れた。それに、エムレ・チョラクが合わせるとゴールが決まったのだ。1:0。ベシクタシュは、流れを引き寄せるためにプレスを強めていった。ベシクタシュの最も大きなチャンスは、同25分、ヒルベルトが作り出したものだった。ガラタサライのディフェンスの右ペースをついたベシクタシュは、ヒルベルトが、オルジャイ・シャハンから受けたパスで、GKムスレアと1対1となった。ヒルベルトはシュートを放ったが、ボールはバーの横を逸れ外に出て行った。前半ロスタイム1分、セルチュク・イナンが左サイドから入れたセンタリングに、リエラがヘッドで合わせた。これが決まり、ガラタサライは、ベシクタシュを相手に2:0としたのだった。そして、このゴールとともに前半は終了した。
 後半早々、ベシクタシュが得点をあげた。同1分、フェルナンデスの蹴った左コーナーキックに、シヴォクがヘッドで合わせると、これが決まり、ベシクタシュは、ガラタサライとの点差を1と縮めた。2:1。このゴールのあと、ガラタサライは、再びプレスを強めていった。その結果、試合の主導権を回復した。同16分、ネジプとのマッチアップで熱くなったメロが、オウズハン・オズヤクプに対して執った行動がもとで、レッドカードをもらい、ガラタサライを10人にしてしまった。残りの時間では、ゴールの声は聞かれなかった。この結果、ガラタサライはベシクタシュをくだし、首位の座を守ったのだった。

【ガラタサライ】ムスレア=サブリ、セミフ・カヤ、ダニー、リエラ=ハミト・アルトゥントプ、セルチュク・イナン、メロ 、エムレ・チョラク(後半12分:スナイダー)=ウムト・ブルト(後半13分:エンギン・バイタル)、エルマンダール(後半24分:ハカン・バルタ)
【ベシクタシュ】マクレガー=メフメット・アクギュン(後半1分:オウズハン)、イブラヒム・トラマン、シヴォク、ギョクハン・スゼン=ネジプ、ヴェリ・カヴラク(後半30分:メフメット・アイクズ)=ヒルベルト、フェルナンデス、オルジャイ・シャハン(後半14分:デンティーニョ)=ホロスコ




救世主セミフ(イエニ・シャファク紙 13. 1.27)

ソウ(左)メイレレス(右)(ヒュリエット紙) ケコジェヴィッチ(左)セミフ(右)(ミリエット紙)  トルコ・リーグ後半戦を、勝ち点2を失うという形で始めてしまったフェネルバフチェは、ガジアンテップ・スポルとのアウェー戦では、悪い流れを絶ての合い言葉で臨んだ。前半42分、先制を許してしまったフェネルバフチェは、後半20分、ソウのゴールで追いついた。後半に救世主として投入されたセミフが、同38分に放った素晴らしいゴールで、フェネルバフチェを優勝戦線に踏みとどまらせた。

 トルコ・リーグ後半戦に「真のフェネルバフチェを」を原則に臨んだフェネルバフチェは、第2週は自前で倒すを合い言葉に試合に臨み、最後の10分間で勝ち点3を得た。エラズー・スポルと、ホームで引き分けたフェネルバフチェは、ガジアンテップ・スポルを、アウェー戦で、逆転勝ちを収めたのだった。
 この試合、早々に厳しい戦いを強いられたフェネルバフチェは、前半6分、トゥルグトにゴールを脅かされた。トゥルグトがペナルティエリア内へと放り込んだボールに、誰も触れることができなかったため、フェネルバフチェは危険を回避できたのだった。同42分、トゥルグトが中盤から持ち込んだボールを、ペナルティエリアの前で得たセルナスが、ガジアンテップ・スポルを1:0とする先制ゴールを決めた。
 後半になると、より多く相手陣内で試合を進め、より多く相手を不安に陥れる、そしてより圧力をかけていったフェネルバフチェがあった。アイクト・コジャマン監督は、後半に入るにあたり、オルハン・シャムを下げ、セミフを投入したことで、試合の流れ、更にスコア自体をも変えることとなった。この新しい流れで、フェネルバフチェは求めていたゴールを、同20分、ソウがもたらした。ペナルティエリア内で、メフメット・トパルからのパスでボールを得たソウのゴールで同点に追いついたのだった。1:1。同23分、ソウが2点目を狙ったが、ボールは、僅かに枠を捉えられずに外に出て行った。同38分、ペナルティエリアの前から、強く、そして狙い澄ましたシュートを放ったセミフが、勝ち点3をもたらすゴールを決めた。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン=オルハン・シャム(後半1分:セミフ)、ベキル、エゲメン、ハサン・アリ・カルドゥルム=クリスティアン、メフメット・トパル(後半30分:ジャネル・エルキン)=メフメット・トプズ、メイレレス、カイト=ソウ(後半41分:サリフ・ウチャン)
【ガジアンテップ・スポル】カルセマルケス=セルダル・クルトゥルシュ、ケコジェヴィッチ、ケマル・トカク、シェノル・ジャン=ゼキル、タシュクン・チャルス(後半21分:オクタイ)=ダルビダス・セルナス(後半41分:トゥファン)、ハリス・メドゥニャニン、トゥルグト=ジェンク・トスン




カスムパシャ、カラビュック・スポルを粉砕(イエニ・シャファク紙 13. 1.26)

カラビュック・スポルvsカスムパシャ(カスムパシャ公式HP) カラビュック・スポルvsカスムパシャ(カスムパシャ公式HP)  トルコ・リーグ第19節の開幕試合で、カスムパシャが、アウェー戦で、カラビュック・スポルをヴィウデス、ハリル・チョラク、ウチェのゴールで0:3でくだし、連勝を続けた。

 トルコ・リーグ第19節の第1試合、カスムパシャが、アウェー戦で、リーグの好チームのカラビュック・スポルを0:3でくだし、連勝を続けた。この試合、両者ともに、ボールを大きく展開するプレーを見せていた。前半22分、カスムパシャは、イブラヒム・ハリルからのパスを、ペナルティエリア内で受けたモラが、GKボラをかわしシュートを放つと相手ゴールネットを揺らしていた。0:1。同27分、カラビュック・スポルのイルハン・パルラクの試みたバイシクル・シュートは、バーの僅か上を越えて外に出て行った。同45分、ウチェのパスを受けボールを得たイブラヒム・ハリルがシュートを放つと、ボールはGKボラの傍らを抜けゴールが決まった。0:2。後半28分、オゼル・フルマジュのパスに反応したウチェが、GKボラの左側を抜けるシュートを放ち、これが、この試合のスコアを決めるゴールとなった。0:3。

【カラビュック・スポル】ボラ=ギュヴェン・ヴァロル(後半1分:エルデム)、アヌル・カラレル、アルマンド・デウミ、イシャク・ドーアン=ハカン・ソイレル、イーイト・インジェデミル=ハカン・オズメルト(後半29分:アイバルス)、ビロル・ヒクメト(後半30分:セリム・テベル)、アフメト・イルハン・オゼク=イルハン・パルラク
【カスムパシャ】イサクソン=アブドゥルラーマン・デレリ(後半33分:ピントス)、ヤルチュン・アイハン、バルシュ・バシュダシュ、サンジャク・カプラン=ゲオルギ・サルモフ(後半43分:ケレム)、エルンシュト=タバレ・ヴィウデス(後半38分:アデム・ブユク)、オゼル・フルマジュ、ハリル・チョラク=カル・ウチェ




トラブゾン・スポル、トルコ杯で4タテ(イエニ・シャファク紙 13. 1.25)

ヴィテク(右)(トラブゾン・スポル公式HP) オルジャン(左)アブドゥルカディル・コルクト(右)(トラブゾン・スポル公式HP)  トラブゾン・スポルが、メルシン体育倶楽部を、アドリアン、ヴィテク、ハリル・アルトゥントプのゴールでくだした。これで、トルコ杯のグループ・リーグ戦では4試合戦い4連勝だ。この結果、準決勝進出がほぼ確定した。

 トルコ杯で、トラブゾン・スポルの嵐が吹き荒れている。トルコ・リーグの方では望ましい結果を出せないでいるトラブゾン・スポルが、トルコ杯ではメルシン体育倶楽部を3:0でくだし、グループ・リーグ戦を4試合戦い4連勝の勢いだ。そして、ほぼ準決勝進出を決めたのだった。

                   全てはコルマンから始まった

 トラブゾン・スポルは、メルシン体育倶楽部を相手に、早々に優位に立った。トラブゾン・スポルが、開始僅か5分で、素晴らしいゴ−ルをあげたのだった。こるまんの完璧なパスに反応したオルジャンの出したセンタリングに、アドリアンが、その能力の高さを示すシュートを放つと、ボールはゴールネットに収まった。これで、トラブゾン・スポルは1:0と先制した。このゴールのあと、意気の上がったトラブゾン・スポルは、メルシン体育倶楽部のゴールを正に包囲してしまった。

                   アドリアンが惜しいチャンスを逸す

 前半42分、トラブゾン・スポルは点差を2と開いた。アドリアンがペナルティエリア内でヘッドで落としたボールを、ヴィテクが狙いすましたシュートを放ったのが決まったのだ。トラブゾン・スポルのサポーターは、2点目のゴールに沸き返っていた。前半が、このスコアのまま終わったあと、アドリアンが、ペナルティエリア内で、後半5分、コーナーキックからのボールに合わせシュートを放ったが、結果にはつながらなかった。同15分、相手GKと1対1となったアドリアンが放ったシュートは、GKオルクン・ウシャクが、うまく処理をした。同32分に投入されたハリル・アルトゥントプが、この日の最後のゴールを決めることになった。ハリル・アルトゥントプが、ゴール前から強いシュ−トを放つと、これがスコアを決するゴールとなったのだ。3:0。この結果、トラブゾン・スポルは、準決勝進出をほぼ固めたのだった。

【トラブゾン・スポル】オヌル=ゼキ・ヤウル、ムスタファ・ユムル、アドリアン、マレク・チェク=コルマン、アイクト・アクギュン=ヴォッルカン・シェン(後半20分:エムレ・ギュラ)、アドリアン・ミエルゼジェブスキ(後半16分:ソネル)、オルジャン=ヴィテク(後半32分:ハリル・アルトゥントプ)
【メルシン体育倶楽部】オルクン・ウシャク=アブドゥルカディル・コルクト、ジャン・エルデム、ミトロヴィッチ(後半1分:セルカン)、タンジュ・カイハン=エレン・トズル、ムラト・ジェイラン(後半20分:ブルハン)、ヌルラー・カヤ=メフメット・ユルドゥズ、ノブレ(後半1分:ハカン・バイラクタル)、マフムト・メティン




フェネルバフチェ、サラチオウルでブルサ・スポルにゴールを浴びせる(イエニ・シャファク紙 13. 1.24)

セミフ(ミリエット紙) オルハン・シャム(左)ハカン・アスランタシュ(右)(ミリエット紙)  ブルサ・スポルを、セミフ・シェンテュルク(2)とベイカンのゴールでくだしたフェネルバフチェは、トルコ杯で準決勝に進出することを決めた。アイクト・コジャマン監督は、トルコ杯で7連勝という記録を持つアラゴネス監督を超え8連勝を記録した。

 トルコ杯A組の戦いで、ブルサ・スポルをカドゥキョイに迎えたフェネルバフチェは、これを3:0でくだした。グループ・リーグ戦の最初から4連勝したフェネルバフチェは、2試合を残して準決勝進出を決めた。昨季、トルコ杯で決勝まで進出したブルサ・スポルは、4試合で勝ち点を3しか得られず、グループ・リーグ戦で上位2位までに入ることが難しくなった。フェネルバフチェは、前半25分、サリフがペナルティエリアの外から素晴らしいシュート放ったが、バーに当たり跳ね返されてしまった。同41分、セミフがPKを決め、フェネルバフチェが1:0と先制した。後半16分、セミフの関心を惹くゴールで、フェネルバフチェは点差を2と開いた。2:0。同32分、スパーサヴの異名を持つセミフのシュートはバーに嫌われた。同41分、途中出場の若いベイカンが、フェネルバフチェを3:0とするゴールを決めた。試合の残り時間、カールソンはセミフの、ヴォルカンはピントのシュートをそれぞれ防ぎ、ゴールを許さなかった。フェネルバフチェは、この勝利で、アイクト・コジャマン監督指揮下8試合連続の勝利をあげ、2008-9シーズンで、ルイス・アラゴネス監督の下で記録した7連勝を超える記録を成し遂げた。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン=オルハン・シャム、ベキル、エゲメン、ハサン・アリ・カルドゥルム=セルチュク(後半1分:クリスティアン)、サリフ・ウチャン=ソウ(後半17分:カイト)、メイレレス、ストー(後半28分:ベイカン・シムシェク)=セミフ
【ブルサ・スポル】スコット・カールソン=オザン・トゥファン、イブラヒム・オズテュルク、セルダル・アズィズ、ハカン・アウランタシュ=ムサ・チャーウラン(後半21分:ムラト・ユルドゥルム)、モーリス・エドゥ=セスタク(後半15分:ピント)、ペテリ・フォルセル(後半1分:トゥンジャイ)、フェルハト・キラズ=バトゥハン・アルトゥンタシュ




ベシクタシュにアルメイダ・ショック(イエニ・シャファク紙 13. 1.23)

アルメイダ(ファナティック紙)  ベシクタシュのメディカル・チームのイスマイル・ベショズは、アルメイダの状態について、右腿裏の骨に違和感があるため、2〜3週間、ピッチに立てないことを明らかにした。

 ベシクタシュの発表では、次のようになっている。「イスタンブル市役所スポル戦の終盤、右腿裏に痛みを発生させたアルメイダは、昨日行われた検査の結果、筋肉に問題が発生していることが判明した。アルメイダにはプラズマ療法での治療が始められた。この治療は、2〜3週間続けられる」。

                   アルメイダ、ダービーマッチは欠場

 従って、アルメイダは、トルコ・リーグ第19節で行われる「ガラタサライ対ベシクタシュ」のダービーマッチには出場できない。




信じられない歓迎(イエニ・シャファク紙 13. 1.22)

スナイダー(ヒュリエット紙)  ガラタサライのサポーターの夢をかき立てるベスレイ・スナイダー移籍が現実のものとなった。前日の午後8時50分に調印したスナイダーが、昨日、午後3時55分、イスタンブルに降り立った。空港に約2千人が出迎えたスナイダーの最初の行き先はフロリヤだった。今朝、メディカル・チェックを受けることになっているスナイダーには、調印式が用意されている。

 ガラタサライが、この1月、獲得のために交渉を続けてきたベスレイ・スナイダーが、最終的にトルコに足を踏み入れた。インテルと移籍について合意に達したあと、トルコに来る最終決断を待ち、そして、この間代理人との間で残されていた問題解決に当たっていたガラタサライは、サポーターの夢をかき立てるスナイダーの移籍を、最終的にいい結果をもたらしたのだった。イタリアで、移籍に向けての最終交渉に当たっていたルトゥフィ・アルボーアンとともにイスタンブルにやって来たスナイダーは、午後3時55分、アタテュルク空港に降り立った。移籍話が出て以来、興奮と忍耐でもって待っていたサポーター数千人が、昨日、空港に押し寄せた。大混乱のなか迎えられたスナイダーは、素晴らしいキャリアを誇るにも拘わらず、このような大歓迎ぶりは初めてのことだった。




フェネルバフチェも休息に(イエニ・シャファク紙 13. 1.21)

ソウ(左)ビリカ(右)(ミリエット紙) クリスティアン(左)(ミリエット紙)  前半戦をカラビュック・スポルに敗れ、アイクト・コジャマン監督の辞任騒ぎで閉じたフェネルバフチェは、2つ目の地震を経験するはずだったのが、終盤のゴールで勝ち点1を確保した。エラズー・スポルは、開始30分で2点差をつけた。だが、ソウとメフメット・トパルのゴールで同点に追いつかれた。

 ビッグチームが、意を合わせたように勝ち点を失ったことに、昨晩、フェネルバフチェも加わり、フェネルバフチェは、首位ガラタサライとの勝ち点差を埋め、優勝戦線に参入する機会を生かすことができなかった。2:2。フェネルバフチェは、トルコ杯の戦いで、1461トラブゾンとブルサ・スポルを撃破して始まった連勝が続かなかったのだ。サポーターの素晴らしい声援のもと始まったこの試合、重要な選手を欠いたことを深く感じるものだった。序盤は、中盤でのせめぎ合いという形で推移したこの試合、前半9分に最初の危険な場面を作り出したのはエラズー・スポルの方だった。それからさほど経たない同11分、アデムがペナルティエリア内へと送り込んだセンタリングに、ジャヴァ・ジェルヴィシュがヘッドで合わせると、フェネルバフチェのゴールネットを揺らしていた。0:1。フェネルバフチェが、このゴールにお返しをしようと攻撃を盛んに行っている時間帯、エラズー・スポルは、キョクセルが、同27分、表舞台に登場し見事なゴールを決め、点差を2とした。
 後半に入るにあたり、2人(セミフとメフメット・トプズ)の選手を交代して臨んだフェネルバフチェは、求めていたゴールを後半23分にあげた。ペナルティエリアの外で、セミフがカイトにパスを出すと、カイトはワンタッチでソウに出した。そして、そのソウが狙い澄ましてシュートを放つとゴールが決まった。1:2。このゴールのあと希望が出てきたフェネルバフチェは、攻撃をいっそう続けた。同27分、クリスティアンのパスにソウが合わせたが結果にはつながらなかった。同29分、またしてもソウがボールを持った。そして強烈なシュートを放ったが、ボールは僅かに枠を捉えることができず外に出て行った。フェネルバフチェを敗戦から救ったのは、後半ロスタイムに生まれたメフメット・トパルのゴールだった。2:2。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル、セルダル・ケシマル、エゲメン、ジャネル・エルキン=メフメット・トパル、サリフ・ウチャン(後半1分:セミフ)=カイト、クリスティアン、クラシッチ(後半1分:メフメット・トプズ)=ソウ
【エラズー・スポル】イヴェッサ=アデム・アルカシュ、セダト・バイラク、ビリカ、オルハン・アク=ムスタファ・サルプ(後半34分:ムラト・カヤル)、ティディアン・サン=セルダル・ギュルレル、キョクサル・イエデク(後半27分:メフメット・チャクル)、マルヴィン・ゼーゲラー=ジャヴァ・ジェルヴィシュ(後半27分:シナン・カルオウル)




ベシクタシュ:2 イスタンブル市役所スポル:2(ベシクタシュ公式HP 13. 1.20)

ホルメン、ゴール!(ヒュリエット紙) エドゥアルド(左)オルジャイ・シャハン(右)(ヒュリエット紙)  ベシクタシュは、トルコ・リーグ第18節でイスタンブル市役所スポルと対戦し、2:2の引き分けに終わった。

 イノニュ・スタジアムで行われたこの試合、ベシクタシュのキックオフで試合は始った。試合の序盤、ベシクタシュはパスを多用し、中盤で試合をコントロールしようと努めていたのに対し、イスタンブル市役所スポルは、プレスをかけてベシクタシュに圧力をかけようとしていた。ベシクタシュは、前半19分、オウズハンがゴールにとっても近づいた。ヒルベルトが右サイドから持ち込みセンタリングを入れると、ボールは選手たちの頭上を越え、オウズハンの前の落ちた。だが、オウズハンの放ったシュ−トは、転がりながらサイドバーを外れて外に出て行った。イスタンブル市役所スポルは、同22分、急に生まれた攻撃で、ホルメンのゴールが生まれ0:1と先制した。同28分、オウズハンの蹴ったコーナーキックに、ジャンプ一番、シヴォクがヘディングシュートを放つと、ボールはゴールネットに突き刺さり、スコアを1:1とするゴ−ルが生まれた。残りの時間では、両者ともにゴールを生むことなく、前半は1:1のまま終わった。
 後半は、両者ともに前半のメンバーのまま始った。ベシクタシュは、1:1の均衡を破るべく、相手陣内でプレッシャーをかけるように努めていた。ベシクタシュは、後半12分、アルメイダのヒールパスでボールを得たオルジャイ・シャハンの素晴らしいシュートで、戦いを2:1とした。同20分、ドカがペナルティエリアの外から放ったシュ−トが、ベシクタシュのディフェンダーに当たり、ゴールネットを揺らしてしまった。2:2。ベシクタシュは、その均衡を破るべく、相手ゴール前でプレッシャーをかけるように努めていた。しかし、残りの時間では新たなゴールは生まれることなく、戦いは2:2の同点のまま終わった。

【ベシクタシュ】マクレガー=ヒルベルト、イブラヒム・トラマン、シヴォク、エムレ・オズカン=ネジプ、ヴェリ・カヴラク=ホロスコ、オウズハン(後半23分:フェルナンデス)、オルジャイ・シャハン(後半36分:ウーウル・ボラル)=アルメイダ
【イスタンブル市役所スポル】エドゥアルド=ゲラルデス、メティン・デペ、ジャン・アラト、エクレム・エクシオウル=ゼキ・コルクマズ、ジハン・ハスポラトゥル=ヴィスカ、ホルメン、トム・シルヴァ(後半15分:ドカ、後半38分:マフムト・テクデミル)=ヴェボ(後半ロスタイム1分:キャーミル・ザヤッテ)




ガラタサライ、開幕戦でダメージ:2ー1(イエニ・シャファク紙 13. 1.19)

ブラク(右)(ヒュリエット紙) イブリチッチ(前)エルンシュト(後)(ヒュリエット紙)  エルマンダールのゴールで先制したガラタサライだったが、前半戦ではガジアンテップ・スポルに所属し止めることのできなかったイブリチッチの前半28分のゴールで、喜びは留まってしまった。後半5分には、ヴィウデスの見事なゴールが、ムスレアを捕えた。残りの時間では、ヴィウデスによる点差を拡げるということができなかったカスムパシャは、ショタ監督就任以来初勝利を収めた。

 リーグ戦の前半を首位で折り返したガラタサライの目標は、ベシクタシュとのダービーマッチを前に、首位を譲らないことだった。厳しいアウェー戦から手ぶらで帰ることになってしまったガラタサライは、首位の座が危険にさらされることとなってしまった。2:1。この試合、早々に優位に立ったガラタサライは、前半7分にエルマンダールがゴールに近づいた。サブリからのセンタリングに対し、うまく合わせることができずゴール・チャンスを逃した。しばしばプレーにアクセントをつけようと努めていたカスムパシャは、殊にヴィウデスとイブリチッチによるカウンター攻撃で効果を上げようとしていた。最初の好機をゴールにつなげられなかったエルマンダールが、同18分、イサクソンを捕えた。ボール が、お互いのゴール前を応酬する展開のなか、新加入のイブリチッチが、同点となるゴールを決めた。同28分、素晴らしい動きでフリーとなっていたイブリチッチは、狙い澄ましたゴールを決めたのだった。1:1。

                   ヴィウデス、2回の好機を逸す

 後半5分、ウルグアイ人のスター選手ヴィウデスは、左サイドからドリブルを始め、3人の選手をかわしたあとシュートを放つと、ボールはガラタサライのゴールネットを揺らしていた。2:1。アデム・ブユックが投入されることで明らかなる好機を掴むようになったカスムパシャは、同27分には、ヴィウデスのシュートが、ダニーによりゴールライン上からクリアされ、また、同29分と30分には、ムスレアと1対1となったヴィウデスだったが、そのポジションを生かすことができなかった。

【カスムパシャ】イサクソン=アブドゥルラーマン・デレリ、バルシュ・バシュダシュ、ヤルチュン・アイハン、エルヤサ・スメ=ゲオルギ・サルモフ、エルンシュト=タバレ・ヴィウデス、イブリチッチ(後半23分:アデム・ブユク)、オゼル・フルマジュ(後半45分:ハリル・チョラク)=カル・ウチェ
【ガラタサライ】ムスレア=サブリ、セミフ・カヤ、ダニー、リエラ=ハミト・アルトゥントプ(後半1分:アイドゥン)、セルチュク・イナン、メロ(後半28分:イエクタ) 、エムレ・チョラク=ブラク、エルマンダール(後半20分:ウムト・ブルト)




セルジャン・ユルドゥルムを放出(ミリエット紙 13. 1.18)

セルジャン・ユルドゥルム(ザマン紙)  ガラタサライに移籍して以来、期待されたプレーを見せられないでいたセルジャン・ユルドゥルムが、シワス・スポルにレンタルという形で放出された。

 ガラタサライが、22歳のゴールゲッター、セルジャン・ユルドゥルを、今季末までシワス・スポルにレンタル移籍させた。
 今季当初より、ファーティフ・テリム監督から出場の機会を得られないでいるセルジャン・ユルドゥルムが、シワス・スポルへレンタルで放出されたのだ。
 既に構想外となっていたもう一人のジェイフン・ギュルセラムに次いで、セルジャン・ユルドゥルムが他のクラブにレンタルで出されてしまった。
 2011-12シーズンの夏季に、ブルサ・スポルからガラタサライへ移籍してきたセルジャン・ユルドゥルムは、ガラタサライでは期待されたプレーには到達しなかった。セルジャン・ユルドゥルムは、今季、リーグ戦では3試合、トルコ杯では2試合に出場し、合計2ゴールあげている。




トルコ杯で点の取り合い(イエニ・シャファク紙 13. 1.17)

ギョクハン・ギョヌル(イエニ・シャファク紙) セスタク(左)ハサン・アリ・カルドゥルム(右)(ヒュリエット紙)  フェネルバフチェは、点の取り合いとなったトルコ杯の試合で、ギョクハン・ギョヌル、ソウ、クリスティアンのゴールでブルサ・スポルをくだし、リーグ戦からの勝ち上がりに向け大きなアドヴァンテージを獲得した。ピントのゴール、ギョクハン・ギョヌルのオウンゴールでは、ブルサ・スポルには十分ではなかった。

 トルコ杯A組で、フェネルバフチェは、アウェーで点の取り合いになった試合で、ブルサ・スポルを2:3でくだした。シワス・スポルと1461トラブゾン・スポルを、2:0という同じスコアでくだしたフェネルバフチェは、ブルサ・スポルもくだし、リーグ戦からの勝ち上がりに向け大きなアドヴァンテージを得た。ブルサ・スポルの方は、シワス・スポル戦に次いで、フェネルバフチェ戦にも敗れ、リーグ戦で上位2位入るには、このあとの3試合に委ねることになった。前半10分、クラシッチの蹴ったコーナーキックに合わせたギョクハン・ギョヌルのゴールで、フェネルバフチェが0:1と先制した。同36分、クラシッチが、GKと1対1となりながら、バーの上を越えるシュートを放ってしまい絶好機を外してしまった。

                   後半は相次いでゴールが生まれる

 後半12分、セルダル・アズィズの放ったシュートは、ボールは上のバーに当たり跳ね返った。同13分、コーナーキックにムサが合わせると、サイドバーに当たり跳ね返った。その跳ね返りのボールを、詰めていたピントががら空きとなっていたゴールに送り込み、ブルサ・スポルが同点に追いついた。1:1。同25分、GKカールソンのロングキックを、フェネルバフチェのディフェンスのギョクハン・ギョヌルがオウンゴールをしてしまい、ブルサ・スポルが2:1と逆転してしまった。同34分、ソウのシュートは、シェネルに当たりゴールインしたことにより、フェネルバフチェは同点に追いついた。同35分、ソウのパスに合わせ、クリスティアンが、フェネルバフチェが2:3とする勝ち越しのゴールを決めた。

【ブルサ・スポル】スコット・カールソン=シェネル、オメル・エルドーアン、セルダル・アズィズ、ハカン・アウランタシュ=ベルシ(後半45分:タハ・ジャン・ベリオウル)、ムサ・チャーウラン=セスタク(後半1分:オカン)、バッターシャ、フェルハト・キラズ=ピント(後半21分:バトゥハン)
【フェネルバフチェ】メルト=ギョクハン・ギョヌル、セルダル・ケシマル、ベキル、ハサン・アリ・ユルドゥルム=セルチュク(後半31分:メフメット・トプズ)、メフメット・トパル=カイト、サリフ・ウチャン(後半18分:クリスティアン)、クラシッチ(後半18分:ソウ)=セミフ




トラブゾン・スポル、いいリハーサル、0:2(ファナティック紙 13. 1.16)

ヴィテク(中)(イエニ・シャファク紙) エムレ・ギュラル(右)(トラブゾン・スポル公式HP)  トルコ杯の戦いで、エスキシェヒル・スポル戦での勝利で幕を切って落としたトラブゾン・スポルが、アンタルヤに次いで、メルシンでもメルシン体育倶楽部を崩壊させた。トラブゾン・スポルに勝ち点をもたらしたゴールは、ムスタファ・ユムルのあげたものである。

 トラブゾン・スポルの目標は、メルシン体育倶楽部をくだし、トルコ杯の戦いを楽にすることと、その後のリーグ戦に向けて気持ちを充実させることだった。そして、楽に戦えた試合を通じて、その目標を達成したのだった。もちろん、控え中心のメンバーで臨み、トルコ杯を軽く扱ったためでもあったのだが。シェノル・ギュネシュ監督は、マレク・チェク、ゼキ・ヤウル、アイクト、ヴィテク、エムレ・ギュラルといった普段見慣れない顔ぶれを、先発メンバーに入れた。ヴィテクを除き、へまをすることはなかった。ヴィテクに、これ以上こだわる必要はないだろう。ヴィテクが、ピッチに立てば、トラブゾン・スポルにとっては損失だけが残る。シェノル・ギュネシュ監督が、ヴィテクに与えたチャンスを、A2チームで活躍しているヒュセイン・ヤヒャオウルに出場の機会を与えれば、少なくとも若い選手には得るものが大きかったはずだ。結果として、トラブゾン・スポルは、メルシンから望ましい結果を得て戻ることになった。トラブゾン・スポルにとって、これで目の前の望みというものは、このトルコ杯での安定した戦いを、リーグ戦のカラビュック・スポル戦に反映させることである。

                    ムスタファ・ユムルの夜

 前半35分オルジャンの蹴ったコーナーキックで、GKオルクンが前に出てしまった。ムスタファ・ユムルがいいジャンプをしてゴールを決めた。0:1。
 同42分、ノブレのパスをペナルティエリアで受けたブルハンだったが、絶好の位置だったが、シュートが悪く、ボールはあらぬ方向へ出て行った。
 後半3分、オルジャンの蹴ったフリーキックに、アイクトがヘッドで合わせたが、ボールは外に出て行った。
 同37分、ボールを得たアランジーニョが、ゴール斜め前のペナルティエリア・ライン上から強烈なシュートを放ったが、GKオルクンが辛うじてコーナーに逃げた。
 同38分、左サイドから入れられたセンタリングに対し、ファーサイドにいたオルジャンが合わせた。GKオルクンから跳ね返ったボーをが決まり、点差を2と開いた。

【トラブゾン・スポル】トルガ・ゼンギン(後半1分:オヌル)=ゼキ・ヤウル、ムスタファ・ユムル、チェルスカ、マレク・チェク=アイクト、サパラ(後半43分:ソネル)=アランジーニョ、エムレ・ギュラ(後半19分:コルマン)オルジャン=ヴィテク




フェネルバフチェ、ブルサ・スポル戦の準備打ち上げる(ファナティック紙 13. 1.15)

アイクト・コジャマン監督(ファナティック紙)  フェネルバフチェは、トルコ杯A組第3節で、明日、ブルサ・スポルとのアウェー戦を戦うための準備を打ち上げた。

 アイクト・コジャマン監督指揮下、フェネルバフチェ・ジャン・バルトゥ・グランドで、報道陣には非公開で行われたフェネルバフチェの練習は、戦術練習を行ったということだ。
 故障を発生させているジャネル・エルキンが治療中であること、また、セゼル・オズテュルクは、チームとは離れて練習を行っていたということだ。明日の朝、同グランドで暫しの間練習を行う予定でいるフェネルバフチェ選手団は、フェリーを使ってペンディクからヤロヴァに渡り、その後、国道を走りブルサ入りする予定だ。

                   予想される先発メンバー

 フェネルバフチェは、ブルサ・スポル戦で、GKとしてヴォルカン、ディフェンスは、ギョクハン・ギョヌル、ベキル、エゲメン、ハサン・アリ・カルドゥルム=メフメット・トパル、サリフ・ウチャン=カイト、クリスティアン、ストー=ソウを、先発メンバーとして名を連ねるものと思われる。




別枠ダービーマッチ、トラブゾン・スポル勝利(イエニ・シャファク紙 13. 1.10)

ゼキ・ヤウル(左)アルメイダ(右)(トラブゾン・スポル公式HP) ネジプ(左)エメルソン(右)(トラブゾン・スポル公式HP)  マクレガーのミスを咎めたヤンコのヘディングシュートで早々に先制したトラブゾン・スポルだったが、後半31分のアルメイダのシュートを防ぐことができなかった。90分間を戦い終え、同点のままだったのでPK戦に移ったが、ここで、ベシクタシュが1本多く外したため、3位はトラブゾン・スポルが射止めた。

 後半戦に向け準備をアンタルヤで進めているベシクタシュとトラブゾン・スポルが、「Tuttur.com」杯サッカー大会に参戦し、第1戦はともにドイツのクラブに0:2で敗れたため戦った3位決定戦は、ダービーマッチというものになった。準備段階ということで、両チームの監督ともに、欠けている部分を見出すことを目的に試合に臨んだため、長年の重苦しい戦いの雰囲気というものはない試合となった。というものの、両者にとっては、いいリハーサルという性格を持つ試合でもあった。90分間を戦って1:1のまま終わったこの試合、PK戦で、トラブゾン・スポルが4:3でベシクタシュをくだした。
 前半、ベシクタシュを最も不安にさせた男はヤンコだった。まだ、前半3分というところで、ヘディングシュートを放ったが、これはGKマクレガーが防ぐことに成功した。だが、同12分には、そうはいかなかった。オルジャンのセンタリングに、いいジャンプをしたヤンコが、マクレガーの防御にも拘わらずゴールを決め、トラブゾン・スポルが1:0と先制した。同8分、コーナーキックからのボ−ルに対し、ヘディングでせられたところからこぼれたボールを、オヌルが叩いた。シヴォクが、そのボールでシュートを試みたが、ディフェンダーが辛うじてゴールライン際からクリアした。これが、前半では、ベシクタシュにとっては最大のチャンスであった。後半15分になると、両者、中盤でのせめぎ合いでチャンスらしいものが生まれなくなっていった。眠っていたかのようなベシクタシュを、同31分、途中交替で入り、まだ、体が温まりきっていなかったアイクトのミスっぽいバックパスが目覚めさせた。パスをカットしたアルメイダが、オヌルをすり抜けるシュートを放つと、がら空きとなっていたゴールに収まった。1:1。

                    アルメイダはPKを決められず

 90分間で1:1で終わったためPK戦に入り、その結果、トラブゾン・スポルがベシクタシュを5:4でくだした。最初のPKを蹴ったアルメイダは、バーの上を越えるボールを蹴ってしまった。トラブゾン・スポルの1番手はヴィテクはゴールを決め、1:0とリードした。2番手に入り、ベシクタシュは、GKマクレガーが蹴り、これを決めスコアを1:1とした。トラブゾン・スポルは、アドリアンが決め、スコアを2:1とし勝ち越した。3番手に入り、ヒルベルトのキックはオヌルが、エムレ・ギュラルのキックはマクレガーが、それぞれ防いだ。ベシクタシュの最後の2人となったシヴォクとネジプはともにゴールを決めたが、トラブゾン・スポルの方も、ゼキ・ヤウルとムスタファ・ユムルがともに決めたため、トラブゾン・スポルが、ベシクタシュを、PK戦で4:3でくだすことになった。

【トラブゾン・スポル】トルガ・ゼンギン=ゼキ・ヤウル、アブドラハ・カルミル、チェルスカ(後半29分:アイクト)、エメルソン=サパラ、ソネル=ヴォルカン・シェン(前半26分:エムレ・ギュラル)、オルジャン(後半1分:ムスタファ・ユムル)、アランジーニョ(後半15分:アドリアン・ミエルゼジェブスキ)=ヤンコ(後半22分:ヴィテク)
【ベシクタシュ】マクレガー=ヒルベルト、シヴォク、イブラヒム・トラマン(後半18分:エルカン・カシュ)、ウーウル・ボラル(後半1分:ギョクハン・スゼン)=オルジャイ・シャハン(後半36分:エスキュデ)、ネジプ、エルサン・ギュルム(後半31分:オメル・アルスラン)=メフメット・アクギュン(後半34分:メフメット・アクユズ)、オウズハン(後半15分:ハサン・テュルク)=アルメイダ




フェネルバフチェ、いいところ出ず(ファナティック紙 13. 1. 9)

カイト(左)(フェネルバフチェ公式HP) ジャネル・エルキン(右)(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェは、アンタルヤでの最初の練習試合を、ベルギーのヘンクと戦い引き分けに終わった。前半9分、ソウのゴールで先制したフェネルバフチェだったが、同33分、ゴリウスのシュートを防ぐことができなかった。

 前後半のインターヴァル期間、アンタルヤで後半に向けての準備を行っているフェネルバフチェが、初めて行った練習試合は、ベルギーのヘンクと1:1の引き分けに終わった。この試合、早々に先制したフェネルバフチェは、求めていたゴールを前半9分にあげた。ペナルティエリアの右斜め前から、グランダーのセンタリングをムサ・ソウが入れると、ジャネル・エルキンが落ち着いて合わせ、フェネルバフチェの先制点が決まった。1:0。続いてフェネルバフチェは点差を拡げようと努めたが結果につながらなかったところ、同33分、素早いヘンクの攻撃で、同点に追いつかれてしまった。ペナルティエリア内へとグランダーのセンタリングが入ると、ジュリアン・ゴリウスが、至近距離から強烈なシュートを放ち、ボールは上のバーに当たったあと、フェネルバフチェのゴールネットを揺らしたのだった。そして、前半は、お互いのゴールで入った得点のまま1:1で終わった。

                  11選手の交替

 後半に入るに当たり、ヘンクは11人の選手交替を行った。フェネルバフチェに対し、より意欲的な戦いを繰り広げたヘンクだったが、ゴールを求めようとしても結果にはつながらなかった。フェネルバフチェの方は、後半、セルチュク・シャヒン、ラウル・メイレレス、セミフ・シェンテュルクにより掴んだチャンスも生かすことができなかった。アイクト・コジャマン監督は、試合の終盤、若いレジェプ・ニヤズに出場の機会を与えた。だが、フェネルバフチェの努力は、結果にはつながらなかった。

【フェネルバフチェ】メルト=オルハン・シャム、セルダル・ケシマル、エゲメン、ハサン・アリ・ユルドゥルム=メフメット・トパル(前半23分:セルチュク)、クリスティアン(後半1分:メイレレス)=カイト、サリフ・ウチャン、ジャネル・エルキン(後半33分:レジェプ・二ヤズ)=ソウ(後半1分:メフメット・トプズ)

※ 記事内容と出場選手名に齟齬をきたしていますが、データ不足のため、そのまま記しておきます。




トラブゾン・スポル、頭を垂れる(イエニ・シャファク紙 13. 1. 8)

ヴォルカン・シェン(左)(トラブゾン・スポル公式HP) アイクト(右)(ザマン紙)  トラブゾン・スポルは、前半、アドリアンのシュートがバーを直撃したが、後半に入って、ヴェルダー・ブレーメンのゴールを防ぐことができなかった。

 前後半のインターヴァル期間、アンタルヤで後半に向けての準備を続けているトラブゾン・スポルが、「Tuttur.com」杯サッカー大会に加わり、ドイツのヴェルダー・ブレーメンと戦い、これに0:2で敗れた。前半14分、ペナルティエリア・ライン上から、アドリアンがダイレクトに放ったシュートは、相手ディフェンダーに当たり跳ね返ってしまった。跳ね返りのボールを、再び得たアドリアンがループシュートを放つと、ボールはGKの頭上を超え、上のバーに当たりピッチに跳ね返ってきた。前半は、0:0のまま終わった。後半は、ヴェルダー・ブレーメンが、早々に得点をあげた。同3分、ペナルティエリア内で、トラブゾン・スポルのディフェンダーからのこぼれ球を得たフントがシュートを放つと、トラブゾン・スポルのゴールネットを揺らしてしまった。0:1。同14分、左サイドからドゥ・ブルネがグランダーのセンタリングを入れると、ファーサイドにいたペテルソンが合わせゴールがなった。0:2。そして、試合は、ヴェルダー・ブレーメンが0:2のリードを保ったまま終わった。トラブゾン・スポルは、「Tuttur.com」杯3位決定戦を、明日、ベシクタシュと戦うことになった。

【トラブゾン・スポル】トルガ・ゼンギン=セルカン・バルジュ(後半41分:オウルジャン)、ムスタファ・ユムル、チェルスカ、エメルソン(後半27分:ゼキ)=アドリアン・ミエルゼジェブスキ(後半19分:ソネル)、アイクト(後半30分:)=ハリル・アルトゥントプ、オルジャン(後半1分:アランジーニョ)、ヴォルカン・シェン(前半42分:ヤシン・オズテキン)=ヴィテク(後半1分:ヤンコ)




カイセリ・スポル、勝ち点3を獲得(ファナティック紙 12.12.18)

カイセリ・スポル vs カスムパシャ(カイセリ・スポル公式HP) カイセリ・スポル vs カスムパシャ(TRT)  カイセリ・スポルが、ホームで、カスムパシャを、アルゼンチン人選手ムーシェの決めた素晴らしいゴールでくだした。黄金の値打ちのある勝ち点3を得たのだった。

 カイセリで、前半の戦いを観ているしたら、両チームともに、トルコ・リ−グの前半戦を終えるのだなと思ったことだろう。考えてもみたまえ、長い前半の45分間の間、カスムパシャなどは、1度のゴールを伺うことすらしなかったのだから。確かに、カイセリ・スポルの方も、何をやってたと言ったとしても、カイセリ・スポルはサッカーをしているようだったが、実は、サッカーと言えるものは何一つしてなかったのだから。実際、前半の間、最も楽にしていたのは、カイセリ・スポルのGKエルトゥールルだった。恐らくエルトゥールルは、自分のサッカー人生で、このような始まり方なんて経験したことはないだろう。だから、試合経過を認めることは、全くもって無茶な話だが、読者のためにメモを残しておこう。
 前半18分、クレイトンが遠目からシュートを放つと、これをイサクソンが防いだ。こぼれたところを、ヤルチュンが大きくクリアした。同35分、ボボがいい位置取りをしながら、ボールコントロールが悪く、攻撃に移る前に好機をつぶしてしまった。同39分、再度、クレイトンがグランダーのいいシュートを放ったが、ボールはイサクソンの手に納まった。前半のいい場面らしきものは、この程度である。
 後半は、もう少し、試合は動いた。特にカスムパシャが、攻撃を考えながらのサッカーを見せようとしていた。同8分、ジャルマのシュートは、エルトゥールルに納まった。同9分、ボボが2人のDFの間を抜けるシュートを試みたが、ボールは、またしてもイサクソンがキャッチした。同26分、パブロ・ムーシェから素晴らしいゴールを見せてもらうことになった。ムーシェは、左サイドからボールを中へと持ち込んだ。そして、右足のインサイドキックを放つと、イサクソンが体を伸ばしても届かない位置に飛び込むゴールが生まれたのだ。1:0。ゴールを喰らってから我に返ったカスムパシャは、プレッシャーを高めようとしていったが、結果にはつながらなかった。昨夜の試合を簡単にまとめてみると、悪いサッカーをしてはいたが、ホームのカイセリ・スポルが勝ち点3を得るに値する試合展開を見せ、そして、そのような結果がついてきた試合だった。

【カイセリ・スポル】エルトゥールル=サリフ、エレン・ギュンギョル、ズラブ・キザニシュヴィリ、マリク・ファーティフ=セファ(後半45分:エンギン)、リヴェロス、クレイトン=オメル・バイラム(後半22分:オカイ)、パブロ・ムーシェ(後半45分:ビゼスヴァル)=ボボ
【カスムパシャ】イサクソン=アブドゥルラーマン・デレリ、エルヤサ・スメ、ヤルチュン・アイハン、サンジャク・カプラン=ゲオルギ・サルモフ、ケレム・シェラス(後半35分:ハリル・チョラク)=ジャルマ・ブラウメ、オゼル・フルマジュ、タバレ・ヴィウデス(後半35分:アデム・ブユク)=カル・ウチェ




最新のダービー制覇はガラタサライ(イエニ・シャファク紙 12.12.17)

ジャネル・エルキン(左)アンバラト(右)(スター紙) セルチュク・イナン(左)セミフ・カヤ(右)(タクヴィム紙)  テュルク・テレコム・アリーナでの凄まじい雰囲気に支えられたガラタサライが、前半10分、ベキルの方向違いのゴールで先制した。ハサン・アリ・カルドゥルムがお返しの同点ゴールを、同36分に決めた。セルチュク・イナンの蹴ったフリーキックが、見事にゴールを捉え、ガラタサライは再び勝ち越した。初めて首位に立つチャンスを目の当たりにして、このダービーマッチに臨んだフェネルバフチェは、アウェー戦にのし掛かる黒雲を吹き飛ばそうとしたが、昨夜は、それができなかった。この結果、フェネルバフチェは、今季8試合目のアウェーでの戦いで、勝ち点を失うのが7試合目となった。

 ホームでの勝利を求められているガラタサライが、なかなかアウェー戦では勝ち点3を得るのに苦労しているフェネルバフチェを、ホームに迎えた。勝てば首位に立て、また意気が上がること受け合いのダービーマッチで、その勝利を手にしたのはガラタサライの方だった。2:1。サポーターの声援を背に受けたガラタサライは、試合開始早々に優位に立った。めくるめき攻撃で、前半10分にはゴールを決めてしまった。リエラの蹴ったフリーキックのボールをクリアしようとしたベキルが、オウンゴールをあげてしまったのだ。1:0。このゴールのあとは、攻撃が空回り状態に陥っていったガラタサライに対し、ハサン・アリ・カルドゥルムが罰を与えた。ハサン・アリ・カルドゥルムは、ペナルティエリアの外から右足一閃、ムスレアは為す術もなく、ゴールネットを揺らしていた。1:1。
 このゴールで、再び我に返ったガラタサライは、またしてもセットプレーから得点をあげた。フリーキックを蹴ったセルチュク・イナンが、語り草となりそうなゴールを、フェネルバフチェに浴びせたのだった。そして、再びガラタサライが勝ち越したのだった。2:1。
 後半の最初のビッグチャンスは、同21分にガラタサライの方に生まれた。ハミト・アルトゥントプが、右サイドから入れたいいセンタリングは、フェネルバフチェのディフェンスが間に入りコーナーへと逃げた。同30分、メロのシュートが、GKの手からこぼれたところを、ブラクがゴールを決めていると、ガラタサライは更なる得点を重ねることができた。セゼル・オズテュルクが投入されてから、中盤で、時々チャンスを掴むようになったフェネルバフチェは、同31分、ゴール前の混乱の中で、ソウがゴールを決めていれば、同点に追いついていただろう。

【ガラタサライ】ムスレア=エブエ、セミフ・カヤ、ダニー、リエラ=ハミト・アルトゥントプ、セルチュク・イナン、メロ 、アンバラト(後半ロスタイム3分:エルマンダール)=ブラク(後半ロスタイム2分:エムレ・チョラク)、ウムト・ブルト (後半20分:イエクタ)
【フェネルバフチェ】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル、ベキル、ヨボ、ハサン・アリ・カルドゥルム=メフメット・トパル、メイレレス=カイト(後半32分:ストー)、クリスティアン(後半20分:セゼル・オズテュルク)、ジャネル・エルキン(後半23分:クラシッチ)=ソウ




アンカラですごい戦い(ファナティック紙 12.12.16)

ヒルベルト(左)トシッチ(右)(ミリエット紙) オルジャイ・シャハン(左)イブラヒム・トラマン(右)(ミリエット紙)  トルコ・リーグ第16節で、ベシクタシュは、ゲンチレル・ビルリーイとのアウェー戦で、1:1の引き分けに終わった。ベシクタシュのゴールは、オルジャイ・シャハン(前半36分)が打ち、ゲンチレル・ビルリーイのゴールは、アンテ・クルシッチ(前半19分)が決めた。

 アンカラ5月19日スタジアムで、冷え切った夜に行われたこの試合、ベシクタシュは、フェルナンデスやオウズハンのようなスター選手を欠いて試合に臨んだ。試合の序盤、ホームのゲンチレル・ビルリーイが、ベシクタシュに対して攻撃を幾度となく仕掛けていった。そして、前半19分、セットプレーからゴールを生んだ。ファーサイドに蹴られたセンタリングに、アンテ・クルシッチが触れると、ベシクタシュに対して先制点をあげたのだった。1:0。ゴールを喰らってからプレスを高めていったベシクタシュは、同36分、オルジャイ・シャハンの決めたゴールで同点に追いついた。オルジャイ・シャハンが、ペナルティエリアの外から放った強烈なシュートが、アイクトに当たってからゴールネットを揺らしたのだった。1:1。前半残りの時間では、新たなゴールが生まれず、前半は1:1のまま終わった。

                   アルメイダ、グランダーのボールに合わしきれず

 後半22分、オルジャイ・シャハンが右サイドから入れたセンタリングが、ディフェンダーに当たりアルメイダの前に転がって行った。そのボールで、アルメイダがシュートを試みたが、ボールは右のサイドバーを逸れて外に出て行った。アルメイダが、この絶好機を逸してしまったがため、ベシクタシュはみすみす勝ち点3を逃すこととなってしまった。残りの時間では、他のゴールは生まれず、試合は1:1のまま終わってしまった。
 この結果、ベシクタシュは勝ち点を27に伸ばし、またゲンチレル・ビルリーイは勝ち点を20に伸ばし、9位につけることになった。

【ベシクタシュ】マクレガー=ヒルベルト、シヴォク、エルサン・ギュルム、ウーウル・ボラル=イブラヒム・トラマン、ネジプ、ヴェリ・カヴラク=オルジャイ・シャハン、ホロスコ(後半41分:バトゥハン)=アルメイダ
【ゲンチレル・ビルリーイ】ラマザン・キョセ=ジェム・ジャン、アイクト・デミル、アンテ・クルシッチ、トシッチ=オズギュル・イレリ、ランダル・アゾフェファ(後半42分:メフメット・カラ)、ラドサフ・ペトロヴィッチ=ジミー・ドゥルマズ(後半41分:エキゴ)、フルシュト・メリッチ=デジャン・レキッチ(後半44分:アルトゥン)




ブルサ・スポルが逃げ、エスキシェヒル・スポルが捕えた(TRT 12.12.15)

フェルハト(左)セルヴェト(右)(ブルサ・スポル公式HP) ディエゴ(左)バッターシャ(右)(ブルサ・スポル公式HP)  エスキシェヒル・スポルが、ベシクタシュ戦に次いで、ブルサ・スポル戦でも、0:2とリードを許した試合に、2:2と追いつき勝ち点1を確保した。

 トルコ・リーグ第16節で、エスキシェヒル・スポルがブルサ・スポルと対戦した。エスキシェヒル・スポルは、0:2とリードを許した試合を、その後に放った2ゴールで、勝ち点1を確保した。トルコ・リーグ第15節でも、エスキシェヒル・スポルは0:2とリードを許しながら、終盤、2:2と追いついたのだった。
 この試合の前半、ブルサ・スポルは、ベルッシが、同22分に放ったシュートで、エスキシェヒル・スポルとのアウェー戦で0:1と先制した。そして、前半は、ブルサ・スポルがリードしたまま終わった。
 ブルサ・スポルは、後半開始早々にゴールを決めた。エスキシェヒル・スポルのディエゴのおかしたミスのおかげでボールを得たバッターシャが、ペナルティエリア内にいたフェルハトにパスを出すと、そのフェルハトが楽々とゴールを決め、後半1分に0:2としたのだった。
 エスキシェヒル・スポルが、お返しのゴールを放つまでには、さほど時間はかからなかった。テヨのセンタリングに合わせて、素晴らしいシュートを放ったネジャーティが、同4分にゴールを決め、スコアを1:2とした。
 ホームのエスキシェヒル・スポルは、残りの時間、効果的なサッカーを見せ始めた。ネジャーティ・アテシュが、カマラから受けたパスを、右サイドからあがってきたアルパーに出した。そのアルパーが内へとボールを入れると、エルカンがボールに触れるや否やシュートを放つとゴールが決まった。このエルカンが、後半10分に放ったゴールで同点に追い付いたのだった。
 残りの時間、両者とも、好機を掴むことはあったが、他のゴールは生まれることはなく、2:2の同点のまま試合は終わった。
 この結果、エスキシェヒル・スポルは、勝ち点が24となり5位となり、また、ブルサ・スポルは、勝ち点23で7位となった。

【エスキシェヒル・スポル】ボッフィン=アカミンコ、セルヴェト・チェティン、ディエゴ、デデ=メフメット・ギュヴェン(後半1分:テヨ)、ヒュリエット(後半43分:ヌヒウ)=カマラ(後半40分:ブルハン)、アルパー、エルカン・ゼンギン=ネジャーティ
【ブルサ・スポル】スコット・カールソン=バッサー、セルダル・アズィズ、イブラヒム・オズテゥルク、ヴェダーソン=ベルシ、ヌディア=トゥンジャイ、バッターシャ(後半45分:オメル・エルドーアン)、フェルハト・キラズ(後半31分:ムラト・ユルドゥルム)=セスタク(後半28分:ピント)




トラブゾン・スポル、PK戦で笑う(TRT 12.12.14)

エメルソン(右)(トラブゾン・スポル公式HP) エンリケ(左)(トラブゾン・スポル公式HP)  カスムパシャとの一戦で、ずっとリードを許していながら、アドリアンのゴールで追いつき延長戦に持ち込んだトラブゾン・スポルが、PK戦の末、勝利を掴んだ。

 トルコ杯の戦いで、カスムパシャが、ホームにトラブゾン・スポルを迎えた。レジェプ・タユプ・エルドーアン・スタジアムで行われたこの試合、90分間では1:1で決着がつかなかった。延長戦でも新たなゴールは生まれず、PK戦に持ち込まれた。トラブゾン・スポルは、トルガが2本のシュートをセーヴし、ベスト8に進出した。
 ホームのカスムパシャが、試合開始早々に得点した。オゼル・フルマジュがペナルティエリア内へと蹴ったフリーキックは、センタリングとも直接シュートともとれるボールだったが、誰も触れないでいると、ボールはそのままゴールネットを揺らしていた。トラブゾン・スポルは、このゴールへのおかえしをしようと長時間にわたり頑張った。一方のカスムパシャは、カウンター攻撃でチャンスを掴んだが、それを生かすことができないでいると、トラブゾン・スポルが、終盤になりゴールを決めた。後半43分、ヴォルカン・シェンが中へ入れたセンタリングに、アドリアンがヘッドで合わせると、スコアを1:1とするゴールが決まり、試合は延長戦に持ち込まれた。
 延長戦では、両者ともゴールをあげることができなかった。そして、PK戦で勝ったのはトラブゾン・スポルの方だった。トラブゾン・スポルは、アドリアン、ハリル・アルトゥントプ、ヤシン、エメルソンがゴールを決めた。カスムパシャは、アデムとサルモフがゴールを決めたが、ハリル・チョラクとエルヤサがゴールを決められなかった。

【カスムパシャ】イサクソン=アブドゥルラーマン・デレリ、ヤルチュン・アイハン、イルハン・エケル、サンジャク・カプラン=ニコライ・ディミトロフ(後半35分:エルヤサ・スメ)、ケレム・シェラス、ゲオルギ・サルモフ、オゼル・フルマジュ(延長前半1分:ハリル・チョラク)=アデム・ブユク、タバレ・ヴィウデス(延長後半9分:アリ・ビルギン)
【トラブゾン・スポル】トルガ・ゼンギン=セルカン・バルジュ、ムスタファ・ユムル、ギライ、エメルソン=コルマン(後半1分:アドリアン・ミエルゼジェブスキ)、ゾコラ(後半30分:ヴォルカン・シェン)=ヤシン・オズテキン、アランジーニョ、オルジャン=エンリケ(後半19分:ハリル・アルトゥントプ)




凄いことは起きなかった(ファナティック紙+タクヴィム紙補綴 12.12.13)

メイレレス(左)セゼル・オズテュルク(右)(ザマン紙) クラシッチ(左)(フェネルバフチェ公式HP)  ガラタサライが、1461トラブゾンに敗れるという衝撃的なことが起こったトルコ杯の戦いで、フェネルバフチェには同様の衝撃が走ることなく、とても容易く勝ちをおさめた。 2ゴール1アシストで、セゼル・オズテュルクが、この夜に名を刻んだ。そして、週末のガラタサライとのダービーマッチを前にして、ガラタサライと同じチームカラーのギョズテペに、多くのゴールを浴びせ意気が上がった。

                  セゼル・オズテュルクの夜

 フェネルバフチェにとって、ダービーマッチを前にしたトルコ杯の戦いで、予想に反して楽に勝利が転がり込んだ。1461トラブゾンがガラタサライをくだしたことに注目をした者は、週末に行われるダービーマッチの影響を受け、この試合は、フェネルバフチェにとっては厳しくなるだろうと考えていた。しかし、試合開始当初より、楽に試合を進めたフェネルバフチェは、ギョズテペの味気ない試合運びの影響を受け、好機を作ることができないでいた。セゼル・オズテュルクの上達が見られたとしても、チャンスを掴むということもなかった。2得点、そしてクラシッチのゴールに対する見事なアシストをあげたことは、この夜のヒーローというには十分すぎるというものだ。もう一人、フェネルバフチェで拍手を浴びるのはカイトだろう。相手がどこだろうが、またどこで戦おうが、どの試合でも同様の厳しさでピッチに立っている。そして、戦う者の心理として、いかなる譲歩もすることはない。クラシッチについては、次第に能力的に高いものを持つ選手だという認識がされるようになった試合でもあった。フェネルバフチェは、完全に経験の違いから試合に勝ち、上位進出に成功したのだった。
 前半16分、メフメット・トプズが、サイドからゴールライン際まで持ち込みセンタリングを入れた。グランダーでのボールに、走り込んできたセゼル・オズテュルクがシュートを放つとゴールが決まり、フェネルバフチェが1:0と先制した。同25分、セルチュク・シャヒンが、ディフェンスの裏に放り込む深いパスを入れると、それに追いついたオルハン・シャムが、相手GKが前に出ているのを見て取りループシュートを放ったが、僅かに枠を捉えることができず外に出て行った。後半2分、ギョズテペのディフェンダーのミスでボールが前に転がってきたカイトのパスを受け、セゼル・オズテュルクががら空きのゴールにボールを送り込み、点差を2と開いた。2:0。同9分、クラシッチがセルチュクにパスを入れ、中へと入り込んだ。セルチュクは、セゼル・オズテュルクにパスを出すと、セゼル・オズテュルクは素晴らしいヒールパスをだし、クラシッチをGKと1対1の態勢にした。クラシッチは、この好機を逃さず、点差を3と開くゴールを決めた。3:0。同43分、カイトがペナルティエリア・ライン上からゴール隅を突くシュートを放った。GKキャーズムが際どくパンチングで防いだが、ボールはレジェプ・ニヤズの前に落ちた。そのレジェプ・ニヤズが、落ち着いて狙い澄ましたシュートを放つと、この試合のスコアを決めるゴールが決まった。4:0。

【フェネルバフチェ】セルカン・クルントゥル=オルハン・シャム、セルダル・ケシマル、エゲメン、ハサン・アリ・ユルドゥルム=セルチュク、メイレレス(後半35分:レジェプ・二ヤズ)=メフメット・トプズ(後半14分:ストー)、セゼル・オズテュルク(後半19分:サリフ・ウチャン)、クラシッチ=カイト




テュルク・テレコム・アリーナで、1461トラブゾンの嵐が吹き荒れた(TRT 12.12.12)

エルマンダール(上)(ヒュリエット紙) ハミト・アルトゥントプ(左)(ヒュリエット紙)  今季前に行った補強で、トルコ・リーグもトルコ杯も制覇しようとしたガラタサライが、テュルク・テレコム・アリーナで、1461トラブゾンに1:2で敗れ、トルコ杯から敗退してしまった。

 トルコ杯5回戦で、ガラタサライは、ホームに1461トラブゾンを迎えた。
 テュルク・テレコム・アリーナで行われたこの試合、2部リーグ所属の1461トラブゾンが、チャンピオンウ・リーグで決勝トーナメント進出を決めたガラタサライを、1:2でくだしたのだ。
 ピッチに控え組中心のメンバー送り出したファ−ティフ・テリム監督だったが、レギュラー組のハミト・アルトゥントプ、エンギン・バイタル、エムレ・チョラクもピッチに送り込んだ。
 試合にゆったりとしたテンポで臨んだ両チームは、中盤でお互いに優位を確保しようと努めていた。この試合の最初のビッグチャンスは、前半25分に生まれた。1461トラブゾンの方が、セルジャン・カヤによりゴールに近づいたのだ。同30分、クリスがユスフに行った行為が、PKを生んだ。そのPKを、セルジャンが決め、1461トラブゾンが0:1と先制した。そして、前半は0:1のまま終わった。
 後半、圧力をかけて試合を始めたガラタサライだったが、欲しかったゴールを生みだすことができなかった。相手に対し前掛かりになり攻めていたガラタサライは、ディフェンスにスペースができてしまった。同25分、エムラーがペナルティエリアの外から決めたゴールは、テュルク・テレコム・アリーナを正に静まりかえらせてしまった。このエムラーのゴールで、0:2となったのだ。
 このゴールの7分後に、エムレ・チョラクが点差を1と詰めるゴールを決めた。エムレ・チョラクは、6度のパスののち、ハーフボレーのシュートが決めたのだった。スコアは、これで1:2となった。このゴールのあと、1461トラブゾンが自陣に引いて試合をするようになった。ガラタサライは、2度バーに掴まり、また多くのチャンスを掴みながら、それらを生かせなかった。
 試合は1:2のまま終わり、これで、ガラタサライは、トルコ杯の5回戦で敗退することが決まった。1461トラブゾンの方が上位進出を決めたのだった。

【ガラタサライ】ウフク・ジェイラン=サブリ、ギョクハン・ザン、クリス、チャーラール・ビリンジ=ハミト・アルトゥントプ(後半12分:アンバラト)、ジェイフン・ギュルセラム(後半28分:イエクタ) 、エンギン・バイタル、エムレ・チョラク=セルジャン・ユルドゥルム(前半14分:アイドゥン)、エルマンダール




トルコ杯に向けての準備、OK(ファナティック紙 12.12.11)

アイクト・コジャマン監督(ファナティック紙)  トルコ杯前回優勝のフェネルバフチェは、ホームでギョズテペをくだし、この戦いに留まりたいと考えている。

 フェネルバフチェは、この試合に勝って、今週末に予定されているガラタサライとのダービーマッチに向けて意気が上がることを目指している。フェネルバフチェには、ギョズテペ戦を前にして、故障者及び出場停止の選手はいない。アイクト・コジャマン監督は、4回戦のペンディク戦の前と同様、合宿に入る必要性を感じてはいない。ギョズテペ戦に向けて合宿に入らないフェネルバフチェの選手たちは、明日、午後1時に、フェネルバフチェ・ジャン・バトゥル・グランドに集合することになっている。食事を摂ったあと、ミーティングに移り、最後の調整を行ったあと、スタジアムに向かう。
 同監督は、ペンディク戦とは全く変わらないメンバーを、ピッチに送り出すものと考えられている。その先発メンバーとは、次の通りである。
 セルカン・クルントゥル(メルト)=オルハン・シャム、セルダル・ケシマル、エゲメン、オズギュル・チェク=メフメット・トプズ、セルチュク=レジェプ、セゼル・オズテュルク、クラシッチ=セミフ。




フェネルバフチェ、ダービーマッチを前に意気が上がる(イエニ・シャファク紙 12.12.10)

ベキル(ヒュリエット紙) クリスティアン(右)(ザマン紙)  早々のゴールで先制した試合で、ヴォルカンのミスで、想定外のゴールを浴びてしまったフェネルバフチェが、勝ち点3を、後半34分のベキルのゴールで確保した。ダービーマッチを前に、とても重要な勝ち点3を得たフェネルバフチェに、テュルク・テレコム・アリーナで首位に立つチャンスが生まれた。

 欧州リーグの消化試合となったメンヘングラートバッハ戦に敗戦を喫したにも拘わらず、首位を確保したフェネルバフチェが、トルコ・リーグでは、今までカドゥキョイで負けたことのない相手に対し、勝利の伝統を継続した。2:1。この試合に意欲的に始めたフェネルバフチェは、まだ5分という段階にゴールを生んだ。ジャネル・エルキンのパスでボールを得たクリスティアンが、ペナルティエリアの外から見事なゴールを決め、フェネルバフチェが先制したのだった。1:0。同13分、カイトが試みたヘディングシュートは、GKがコーナーへと逃げた。調子を取り戻したイスタンブル市役所スポルは、同19分、ギョクハン・スゼンが蹴ったフリーキックの強いボ−ルを、ヴォルカンがはじいてしまったところを、詰めていたヴェボが押し込んだ。1:1。フェネルバフチェは、このゴールのあと、相手に対し圧力を高めていった。特に前半の終わりがけの時間帯に、度重なるコーナーキックを得たが、それを生かせず、前半は両者同点のまま終わった。後半、風のように始めたフェネルバフチェは、ほぼ相手陣内でプレーし、右から左からと攻撃を仕掛けイスタンブル市役所スポルのゴールを取り巻く状態となった。同6分には、フェネルバフチェはソウとヨボの2人が、相次いで相手ゴールに大きく迫った。同8分には、まずカイトが、次いでソウがシュートを放ったが、またしてもダメだった。同12分には、イスタンブル市役所スポルがヴェボによりゴールに近づいた。同34分、コーナーキックに対し、いいジャンプをしてヘディングシュートを放ったベキルが、フェネルバフチェが求めていたゴールを生み出したのだった。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル(後半ロスタイム3分:エゲメン)、ベキル、ヨボ、ハサン・アリ・カルドゥルム(後半22分:クラシッチ)=メイレレス、メフメット・トパル(後半1分:セゼル・オズテュルク)=カイト、クリスティアン、ジャネル・エルキン=ソウ
【イスタンブル市役所スポル】エドゥアルド=ゲラルデス、キャーミル・ザヤッテ、メティン・デペ、エクレム・エクシオウル=ジハン・ハスポラトゥル(後半35分:ヴィスカ)、ゼキ・コルクマズ、マフムト・テクデミル(後半40分:タネル・ヤルチュン)、ギョクハン・スゼン=ホルメン(後半43分:オメル・ジャン・ソクッル)、ヴェボ




ブラク・ウムト株式会社(ファナティック紙+トルコ・サッカー協会HP 12.12. 9)

ウムト・ブルト(ヒュリエット紙) ブラク(ヒュリエット紙)  トルコ・リーグ第15節、ガラタサライは、アウェーでシワス・スポルを1:3でくだした。ガラタサライのゴールは、前半1分と後半12分にウムト・ブルトが、前半35分にはブラク・ユルマズが記録したのに対し、シワス・スポルの唯一のゴールは、前半19分、エルマン・クルチがあげたものだった。

 ヨーロッパのカップ戦で、ブラク・ユルマズを筆頭にいいプレーを見せ、チャンピオンズ・リーグの決勝トーナメントに駒を進めたガラタサライが、厳しいシワス・スポルとのアウェー戦を制した。ブラク・ユルマズとウムト・ブルトのラインがガラタサライを牽引していったが、シワス・スポルは、殊に1:2までスコアを詰めたにも拘わらず、2点目をあげることができず、抵抗もそこまでだった。シワス・スポルは、ゴールゲッターのエネラモを欠いたため、勝ち点なしに終わった。
 ガラタサライは、ゴールでもって試合を始めた。開始僅か42秒で、ウムト・ブルトがゴールを決め、スコアボードを0:1と書き替えたのだった。このゴールに対し、シワス・スポルのゴールゲッターである中盤のエルマン・クルチがお返しの見事なゴールを決め、同点に追いついた。1:1。同35分、アンバラトが、左サイドから相手ディフェンスの裏に送り込んだボルに追いついたブラク・ユルマズが、前に出てきていたGKボルジャンの傍らを抜けるゴールを決めた。1:2。シワス・スポルは、その時間帯に、多くの好機を掴みながら生かすことができなかった。残りの時間には、新たなゴールは生まれることなく、前半はガラタサライが1:2とリードしたまま終わった。
 ルザ・チャルンバイ率いるシワス・スポルは、ナイジェリア人センターフォワードのエネラモの欠場を、後半は大きく感じた。同12分、ウムト・ブルトが、点差を2と開くゴールを決め、ガラタサライは楽になった。1:3。残りの時間帯、シワス・スポルは濃密なプレスをかけることができなかった。ガラタサライも、手にした好機を生かすことができなかった。試合は、ガラタサライが2点をリードしたまま終わった。
 ガラタサライは、勝ち点を29にまで伸ばしたのに対し、シワス・スポルは勝ち点19のままに留まった。

【ガラタサライ】ウフク・ジェイラン=エブエ、ダニー、セミフ・カヤ、ハカン・バルタ=アイドゥン(後半38分:エムレ・チョラク)、セルチュク・イナン、イエクタ 、アンバラト(後半44分:クリス)=ブラク (後半24分:エンギン・バイタル)、ウムト・ブルト




ベシクタシュ、最後まで持たず(TRT 12.12. 8)

ネジャーティ(左)イブラヒム・トラマン(右)(ヒュリエット紙) ヒルベルト(上)デデ(下)(ザマン紙)  エスキシェヒル・スポルを相手に、試合の大部分を支配していたベシクタシュが、2:0のリードを守り切れなかった。最後の10分間に喰らった2つのゴールで、最後は引き分けに持ち込まれてしまった。2:2。

 トルコ・リーグ今節の開幕戦で、ベシクタシュが、エスキシェヒル・スポルをホームに迎えた。イノニュ・スタジアムで行われたこの試合、ベシクタシュは、ホロスコとアルメイダのゴールで2:0とリードしたにも拘らず、エスキシェヒル・スポルの、後半39分と45分のゴールを防ぐことができず、結局勝ち点1しか取ることができなかった。
 この試合、怒涛のごとき始まりかたをしたベシクタシュは、まず、オルジャイ・シャハンが好機を逃したが、前半6分、ホロスコがボッフィンを捉えた。ベシクタシュは、前半、相手に息をつく暇も与えなかったが、ヒルベルトとオルジャイ・シャハンが、惜しいチャンスを逃してしまってもいた。
 後半、エスキシェヒル・スポルは、より効果的なプレーをしようと努めていたが、ベシクタシュのスピードに対抗できなかった。同20分、左サイドからのグランダーのセンタリングに、アルメイダがうまく合わせると、点差を2と開くゴールが決まった。2:0。
 終盤に向かい、圧力を高めていったエスキシェヒル・スポルは、同37分、デイエゴが倒されてPKを獲得した。ネジャーティ・アテシュが、このPKを決め2:1とした。このゴールのあと、ネジャーティがプレスをかけ奪ったボールで、枠を捉えたシュートを放つと、スタジアムには悲鳴が轟いた。同45分、エスキシェヒル・スポルはプレスをかけた結果を出した。ヌヒウが引き分けに持ち込むゴールを決めたのだった。
 この結果、ベシクタシュは、勝ち点26となり、試合数が多い中だが首位に立ち、エスキシェヒル・スポルは勝ち点を23とした。

【ベシクタシュ】マクレガー=ヒルベルト、シヴォク、、イブラヒム・トラマン、ウーウル・ボラル=ヴェリ・カヴラク、ネジプ=ホロスコ(後半44分:バトゥハン)、オウズハン、オルジャイ・シャハン(後半36分:エルカン・カシュ)=アルメイダ
【エスキシェヒル・スポル】ボッフィン=アカミンコ(後半29分:ヌヒウ)、セルヴェト・チェティン、ディエゴ、デデ=メフメット・ギュヴェン(後半21分:ヴェイセル・サル)、ヒュリエット=カマラ、テヨ、エルカン・ゼンギン=ネジャーティ




控え中心のフェネルバフチェ、不合格(TRT 12.12. 7)

クラシッチ(左)(ヒュリエット紙) ストー(右)(ヒュリエット紙)  UEFA欧州リーグC組で首位に立ち勝ち上がりが確定しているフェネルバフチェは、控え中心で臨んだメンヘングラ−トバッハ戦を、0:3で失った。

 フェネルバフチェが、UEFA欧州リーグC組の最終戦、控え中心で臨んだメンヘングラ-トバッハとの一戦を、0:3で失った。
 シュクル・サラチオウル・スタジアムで行われた試合で、アウェーのメンヘングラ-トバッハは、トルコ系ドイツ人選手のトルガ・ジエルジが、ペナルティエリアの外から放ったシュートが決まり、前半22分に先制した。このゴ−ルの6分後、フェネルバフチェのアンリ・ビエンヴヌが、相手選手をペナルティエリア内で倒すと、ポルトガル人のソウサ主審はPKを与えた。このPKを、ハンケが決めると、メンヘングラ−トバッハは、前半28分にして2点差をつけてしまった。試合は、このまま推移して、前半は、このスコアのまま終わった。
 フェネルバフチェのアイクト・コジャマン監督は、後半15分に、クリスティアンとカイトを投入した。フェネルバフチェは、この選手交代で効果的なプレーを見せるようになったとはいえ、相手ゴールに迫るほどの大きなチャンスを作り出すことはできなかった。フェネルバフチェがゴールを求めて、人数をかけるようになった時間帯に、メンヘングラ-トバッハは、カウンター攻撃でフェネルバフチェのゴールに迫る危険な場面を作り出し始めた。同34分、メンヘングラ-トバッハのルーク・デ・ヨンクが点差を3と開くゴールを決めた。このあとの残りの時間では、新たなゴールは生まれることはなく、メンヘングラ-トバッハがフェネルバフチェを0:3で負かしてしまった。
 この結果、フェネルバフチェは勝ち点13で勝ち上がり、ボルシア・メンヘングラ-トバッハは勝ち点11で、これまた勝ち上がった。
 同組の他の試合は、AELリマソールとマルセイユが戦った。リマソールは、ホームでマルセイユを3:0でくだした。リマソ−ルは、勝ち点4で全日程を終わり、マルセイユは、勝ち点5でグループ3位となった。

【フェネルバフチェ】メルト=オルハン・シャム、セルダル・ケシマル、エゲメン、オズギュル・チェク=メフメット・トパル(後半30分:ジャネル・エルキン)、セルチュク=クラシッチ、レジェプ(後半14分:クリスティアン)、ストー(後半30分:カイト)=ビアンヴヌ




ガラタサライ、我らが夜をアイドゥンにより灯を点す(ファナティック紙 12.12. 6)

アイドゥン(左)ウムト・ブルト(右)(ミリエット紙) ブラク(右)(ヒュリエット紙)  チャンピオンズリーグH組で、ガラタサライがブラガを1:2で破った。その結果、16強に歩を進めることになった。ガラタサライに勝利をもたらしたゴールは、後半13分のブラク・ユルマズ、同33分のアイドゥン・ユルマズがもたらしたものだった。ブラガの唯一の得点は、モッソロのあげたゴールによるものだった。

 チャンピオンズリーグH組で、ガラタサライがブラガを1:2で破った。その結果、16強に歩を進めることになった。ガラタサライに勝利をもたらしたゴールは、後半13分のブラク・ユルマズ、同33分のアイドゥン・ユルマズがもたらしたものだった。ブラガの唯一の得点は、モッソロのあげたゴールによるものだった。
 ブラガが優勢に進め終わった前半には、1点だけが生まれた。

                  メロは蹴り損ない、モッソロは逃さなかった

 試合には、抑えながら望んだブラガは、相手ディフェンダーの大きなミスを咎めることで、効果的に相手に迫っていった。前半32分、レアンドロ・サリノがペナルティエリア内へと入れたボールを、フィリップ・ネロが蹴り損なった。そのボ−ルが、マルコ・モッソロの前に転がってくると、モッソロはゴールを決めた。ブラガは、このゴールで、ガラタサライとの戦いで、1:0と先制した。このゴールのあと、ガラタサライは、好機を掴みながらもゴールにすることができず、ブラガが1:0とリードしたまま終わった。

                  得点王、またしても表舞台に

 ガラタサライは、欲しかった同点ゴールがブラク・ユルマズより生まれた。アンバラトが、左サイドからペナルティエリア内へと入れたセンタリングに、いいジャンプをしたブラクがヘッドで合わせると、ボールは相手ゴールネットを揺らしていた。これで、1:1となったのだ。

                  勝利を呼び込むゴールはアイドゥンから

 後半33分、リエラの左サイドから入れたセンタリングのボ−ルが、相手ディフェンダーの間でこぼれると、そのボールがメロの前に転がった。メロが強烈なシュートを放つと、ボールがGKからこぼれたところ、詰めていたアイドゥン・ユルマズがゴールを決めた。これで、ガラタサライがブラガを1:2と逆転した。
 同ロスタイム1分、再度ゴールのチャンスを掴んだブラク・ユルマズだったが、今度はバーに邪魔された。ブラクが、ゴール右斜め前から放ったシュートは、GKの手から跳ねたあと、バーを直撃したのだった。
 残りの時間では、新たなゴールは生まれなかった。試合は、ガラタサライが1:2とリードを保ったまま終わった。ガラタサライは、このブラガ戦での勝利で、上位進出そ確保したのだった。

【ガラタサライ】ムスレラ=エブエ、セミフ・カヤ、ダニー、リエラ=ハリル・アルトゥントプ(後半1分:アイドゥン)、セルチュク・イナン、メロ 、エムレ・チョラク(後半24分:ウムト・ブルト)=ブラク 、エルマンダール(後半1分:アンバラト)




レジェプのクラシッチが先発に(ヒュリエット紙 12.12. 5)

レジェプ・ニヤズ(フェネルバフチェ公式HP) クラシッチ(ヒュリエット紙) アイクト・コジャマン監督(ファナティック紙)  フェネルバフチェは、メンヘングラートバッハ戦には、控え組中心で試合に臨むつもりだ。レジェプ・ニヤズが、初の先発として名を連ねそうだ。

 アイクト・コジャマン監督やサッカーの専門家が、「次代のスター選手」と見ている1995年生まれのレジェプ・ニヤズが、フェネルバフチェが、明日、メンヘングラートバッハと戦かう試合に、初めて先発としてピッチに立つことになる。
 レジェプ・ニヤズは、ペンディク・スポルと戦ったトルコ杯の試合で、途中出場を果たしていた。ユベントスから大きな希望を持って迎えられたにも拘わらず、故障のため、期待通りの調子を見せることができていないクラシッチも、明日の試合には、間違いなく先発に起用されることになろう。




トラブゾン・スポル、生き返る(イエニ・シャファク紙 12.12. 4)

アドリアン(右)(ミリエット紙) ハリル・アルトゥントプを讃える(ミリエット紙)  ホームで、エスキシェヒル・スポルに点差をつけられ敗れ、大きな痛手を蒙ったトラブゾン・スポルが、アンカラでゲンチレル・ビルリーイをくだしショックから立ち直った。

 前半4分のエメルソンのゴールで、正に0:1とリードしたところから試合が始まったようなトラブゾン・スポルは、同17分にペトロヴィッチが退場となると、一層楽になった。同43分にはハリル・アルトゥントプ、後半12分にはオルジャンのゴールで盛り上がったトラブゾン・スポルで、幕を閉じたのは同33分のヤシンのゴールだった。
 トルコ・リーグで安定感のない試合を進め、直近のエスキシェヒル・スポル戦での敗戦を受け、サポーターから反感をかっていたトラブゾン・スポルが、アンカラでのアウェー戦で、ゲンチレル・ビルリーイを0:4でくだし、我を取り戻した。前半4分、アドリアンが蹴った右コーナーキックに、ギライがヘッドで合わせたボールがこぼれたところ、ファーサイドにいたエメルソンが足を出すと、トラブゾン・スポルを0:1と先制させるゴールが決まった。同17分、ゲンチレル・ビルリーイがフリーキックを蹴る準備をしていたところ、トラブゾン・スポルのペナルティエリア内でのムスタファ・ユムルとペトロヴィッチの位置取りをめぐるせめぎ合いを見て、クドゥシ・ミュフトゥオウル主審は、ペトロヴィッチを一発退場とした。同43分、アドリアンからのパスを、ペナルティエリア内で得たハリル・アルトゥントプが、ファーサイドのバーにきわどくゴロでゴールを決め、前半のスコアを決した。0:2。
 後半、トラブゾン・スポルは、スコア上のアドヴァンテージにものを言わせ、ボールを支配し続け、点差を拡げようとしていた。同12分、オルジャンが、自身が倒されて得たフリーキックを、ペナルティエリアのすぐ前から蹴ると、ダイレクトにゴールを決め、点差を3と拡げた。0:3。このゴールのあと、試合が活発に動いていき、ゲンチレル・ビルリーイが再三再四ゴールを追い求めた。同23分、スピードを持って動き出したトラブゾン・スポルの攻撃で、ハリル・アルトゥントプが、ペナルティエリア内へ走り込もうとしていたアドリアンにパスを出したが、メフメット・セデフがいい動きでパスコースを消した。同33分、アランジーニョのパスを受けたヤシンが、左サイドからゴールライン際まで持ち込み、ほとんど角度のないところからゴールを決め、この試合のスコアを決するものとなった。0:4。

【トラブゾン・スポル】オヌル=セルカン・バルジュ、ギライ、ムスタファ・ユムル、エメルソン=コルマン(後半1分:アランジーニョ)、ゾコラ=ハリル・アルトゥントプ(後半34分:エムレ・ギュラル)、アドリアン・ミエルゼジェブスキ、オルジャン=エンリケ(後半20分:ヤシン・オズテキン)




フェネルバフチェ、チャンスを蹴飛ばす(イエニ・シャファク紙 12.12. 3)

ジャネル・エルキン(左)(ザマン紙) ギョクハン・ギョヌル(左)(ミリエット紙)  今季、ヨーロッパのカップ戦のアウェーでの好調さを、トルコ・リーグでは見せることができていないフェネルバフチェが、後半39分にボボのゴールで先制されたカイセリ・スポルとのアウェー戦で、勝ち点1を、カイトの同43分のゴールで、なんとか確保した。特に後半、絶対的な危機の場面で見せた2人のGKエルトゥールルとヴォルカンのセーヴが、この試合のハイライトだった。

 カイセリ・スポルと1:1の引き分けに終わったフェネルバフチェのアウェー戦の悪夢は続いた。今季、ヨーロッパのカップ戦のアウェーでの好調さを、トルコ・リーグでは見せることができず、7試合で僅か1勝しかしていないフェネルバフチェは、カイセリ・スポルとのアウェー戦で、勝ち点1を、試合終了まであと僅か2分というところで生まれたゴールで、なんとか確保した。そして、首位に並ぶチャンスを逸してしまった。カイセリでのこの試合、前半とは一転して後半は、素晴らしい戦いが繰り広げられた。前半6分と24分のクリスティアンのシュートは、エルトゥールルが防ぐのに成功した。同32分、カイトのシュートも、またしてもエルトゥールルが防いだ。カイセリ・スポルの方はと言えば、前半に掴んだ絶好機は、同42分にボボが放ったヘディングシュートだったが、ボールは、ヴォルカンの胸から跳ね返ってしまった。後半は、両者とも素晴らしい始まり方をした。同1分、クリスティアンが中盤で得たボ−ルを持ち、相手選手をかわしていきGKと1対1となった。だがシュートを試みたがエルトゥールルを越えることはできなかった。同9分、カイトのいいパスを受けたクリスティアンが、今度はペナルティエリア内でフリーになりながら放ったシュートは、ゴールネットではなく、エルトゥールルの頭上を超えるシュートを放ってしまい、フェネルバフチェはみすみす1点を逃してしまった。同13分、ボボが絶好の位置取りから放ったシュートは、ヴォルカンが防いだ。同18分、クレイトンのいい位置取りからのシュートも、ヴォルカンが防いだ。そのあとのコーナーキックに合わせたセファのシュートは、ヴォルカンがキャッチした。同31分、セファの掴んだ絶好機は、放たれたシュートが枠に飛ばず、替わりに外に出て行った。同30分には、ソウがグランダーのパスに合わせシュートを放ったが、外に蹴り出してしまった。同39分、ボボのロングシュートが見事なゴールを生み、カイセリ・スポルが1:0と先制した。同43分、ストーのセンタリングに合わせ、カイトのゴールが決まり、フェネルバフチェが同点に追いついた。1:1。

【カイセリ・スポル】エルトゥールル=ベルカイ・ダバンル(後半37分:サリフ)、エレン・ギュンギョル、ズラブ・キザニシュヴィリ、マリク・ファーティフ=アブドラハ、リヴェロス=セファ、クレイトン、パブロ・ムーシェ(後半40分:ビゼスヴァル)=ボボ
【フェネルバフチェ】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル、ベキル(後半44分:セミフ)、ヨボ、ハサン・アリ・カルドゥルム=メフメット・トパル、メイレレス(後半13分:セゼル・オズテュルク)=カイト、クリスティアン、ジャネル・エルキン(後半30分:ストー)=ソウ




オルドゥ・スポル:1 ベシクタシュ:2(ベシクタシュ公式HP 12.12. 2)

イブラヒム・トラマン(中)(ミリエット紙) オウズハン(左)ウーウル・ボラル(右)(ミリエット紙)  ベシクタシュは、トルコ・リーグ第14節で、オルドゥ・スポルをアウェーで、1:2でくだした。

 オルドゥ5月19日スタジアムで行われたこの試合、ベシクタシュのキックで始まった。試合の序盤、両者ともに試合をコントロールしていた。ベシクタシュは、時間が進むにつれ、その均衡を破るため、相手ゴールに負荷をかけるように努めていた。前半24分、オルドゥ・スポルは、カウンター攻撃で、ハサン・カブゼがゴールを決め1:0と先制した。このゴールのあと、しばしば攻撃を仕掛けていったベシクタシュは、同34分、イブラヒム・トラマンが、ペナルティエリア内で放ったシュ−トが、相手ゴールネットを揺らし同点に追いついた。1:1。前半は、これ以外のゴールは生まれず、1:1の同点のまま終わった。
 ベシクタシュは、後半、相手にプレッシャーをかけて試合を始めた。そして、相手ゴールに危険な場面を作り出すように努めていた。同9分、オウズハンが、ペナルティエリア前から放った強烈なシュートがゴールを揺らし、1:2と逆転した。ベシクタシュは、2点目を上げたあとは、自陣に引いて試合を進めていった。そして、カウンター攻撃で3点目を狙った。オルドゥ・スポルは、たびたび攻撃を仕掛け、ベシクタシュのゴールに危険な場面を作ろうと努めていた。守備面で注目を集める試合を展開したベシクタシュは、オルドゥ・スポルをアウェーで1:2でくだし、勝ち点3を得たのだった。

【ベシクタシュ】マクレガー=ヒルベルト、シヴォク、ウーウル・ボラル=ネジプ、イブラヒム・トラマン=ホロスコ(後半ロスタイム2分:バトゥハン)、オウズハン(後半31分:エルカン・カシュ)、オルジャイ・シャハン(後半30分:ヴェリ・カヴラク)=アルメイダ
【オルドゥ・スポル】フォルネッツィ=フェルハト、イブラヒム・カシュ、ロヴェルシオ、アッティラ・トゥラン=シャビエル・ウンビデス、アリ・シャムダル、シャミル・ジナズ(後半31分:アウドゥルカディル)、ヴィセンテ・モニエ(後半22分:イーイト)=ハサン・カブゼ、スタンク




テュルク・テレコム・アリーナで金曜日の悪夢(TRT 12.12. 1)

ブラク(ミリエット紙) ハミト・アルトゥントプ(左)(ミリエット紙)  金曜日には、僅か1勝しかしていないガラタサライは、ホームに迎えたガジアンテップ・スポルとの一戦、イブリチッチのゴールでリードを許してしまった。ブラクの同点ゴールで追いついたものの、メロがレッドーカードをもらい、最後の8分は10人となってしまい、勝ち点2をまたしても失ってしまった。

 トルコ・リーグ第14節開幕戦で、ガラタサライとガジアンテップ・スポルが対戦した。テュルク・テレコム・アリーナで行われた一戦、アウェーのガジアンテップ・スポルが、イブリチッチのゴールでリードしたが、ガラタサライはブラクの同点ゴールで追いついた。メロが、後半37分にレッドカードをもらい、ガラタサライは、最後の8分は10人で戦った。
 意欲的に試合を始めたガジアンテップ・スポルは、序盤、ジェンクにより好機を掴んだが、それを生かせなかったのに対し、ガラタサライは、時間が経つにつれバランスを回復しだしていった。ガラタサライは、ボールをより多く支配していたにも拘わらず、しっかりと閉じたガジアンテップ・スポルのディフェンスを越えることができず、前半は、両者無得点のまま終わった。
 後半に入り、ガジアンテップ・スポルはより積極的になった。ディフェンス面でスペースを与えなかったガジアンテップ・スポルは、同14分に先制した。ペナルティエリアの右角でボールを得たイブリチッチは、スペースを見つけてシュートを放つと、ボールはディフェンダーに当たって、ガラタサライのゴールネットを揺らしていた。同33分、ガラタサライが同点に追いついた。左サイドから、リエラがいいセンタリングを入れたが、誰も触れられないでいると、ボールはエブエにまで渡った。そして、エブエがセンタリングを上げると、今度はブラクが頭であわせ同点ゴールが決まった。同37分、ガラタサライが10人になった。それまでに、主審と言い合いをしてイエローカードをもらっていたメロが、ガラタサライが勝利に向かって希望を持ちだした時間帯に、ファウルを犯し、2枚目のカードをもらい退場となってしまったのだ。試合の残り時間には、新たなゴールは生まれることなく、両者は、ともに勝ち点1を手にしてピッチを去った。

【ガラタサライ】ムスレラ=サブリ、セミフ・カヤ、ダニー、リエラ=ハリル・アルトゥントプ(後半28分:エムレ・チョラク)、セルチュク・イナン、メロ 、アンバラト(後半1分:エンギン・バイタル)=ブラク 、ウムト・ブルト(後半1分:エルマンダール)




トラブゾン・スポル、トルコ杯で快調(ザマン紙 12.11.30)

エメルソン(左)(トラブゾン・スポル公式HP) コルマン(左)(トラブゾン・スポル公式HP)  トルコ・リーグでは、意気の下がる成績を残してしまっているトラブゾン・スポルが、トルコ杯で、シャンルウルファ・スポルを4:1でくだした。2部リーグ所属のシャンルウルファ・スポルと、初めて対戦したトラブゾン・スポルに勝利をもたらしたゴールは、ヤシン・オズテキン、オルジャン・アドゥン、アランジーニョ、エンリケがあげたものだった。トラブゾン・スポルで、長きに渡りケガのため戦線を離脱していたトルガ・ゼンギンが、この試合でゴールを守った。

 トルコ杯4回戦で、トラブゾン・スポルが、2部リーグ所属のシャンルウルファ・スポルを4:1でくだし、上位進出を決めた。トルコ・リーグでは、ホームでエスキシェヒル・スポルに敗れ、サポーターを悲しませたトラブゾン・スポルは、このトルコ杯では4ゴールを決め、意気が上がった。長期に渡り肩を傷めていたGKトルガ・ゼンギンが、昨日の試合では、メンバーに名を連ねていた。シェノル・ギュネシュ監督は、これまでとは異なった顔ぶれをピッチに送り出した。試合は、トラブゾン・スポルが早々に優位に立った。前半12分、シャンルウルファ・スポルのペナルティエリア内へと向かい進んで行ったヤシン・オズテキンが強烈なゴールを決めた。1:0。試合の主導権を握ったトラブゾン・スポルは、同24分、オルジャン・アドゥンのヘディングによるゴールで、点差を2と拡げた。2:0。前半は、トラブゾン・スポルが2点をリードしたまま終わった。後半も、ピッチで疾風の如く躍動したトラブゾン・スポルは、同40分、アランジーニョが点差を3と拡げるゴールを決めた。3:0。サッカーの態形をなさなくなってしまったシャンルウルファ・スポルは、同42分にはエンリケのゴールを浴び、トルコ杯から去ることになった。

【トラブゾン・スポル】トルガ・ゼンギン=ゼキ・ヤウル、ムスタファ・ユムル、チェルスカ、エメルソン=アドリアン・ミエルゼジェブスキ(後半13分:サパラ)、コルマン(後半38分:アランジーニョ)、アイクト・アクギュン、ヤシン・オズテキン=オルジャン(後半28分:ハリル・アルトゥントプ)、エンリケ




フェネルバフチェ、カタをつける(イエニ・シャファク紙+タクヴィム紙補綴 12.11.29)

クラシッチ(中)(ヒュリエット紙) セゼル・オズテュルク(ザマン紙)  ペンディクの悲劇を増殖させたい者どもは、開始早々より、その本性を見せた。前半12分には、オスマンのシュートがバーに嫌われ、同37分には、ジャネルが絶好機を逃した。ペンディクは、フェネルバフチェのゴールに攻め寄せても、経験がものを言わなかった。フェネルバフチェは、2回バーに嫌われるシュートを放ったセゼル・オズテュルクのゴール1つで、上位進出を決めた。

 歴史が蘇る試合、即ち、ちょうど13年前、同じトルコ杯で対戦したペンディク・スポルを、昨晩、フェネルバフチェはカドゥキョイに迎えた。1999-2000シーズン、アウェーでペンディクに2:1で敗れ、驚きのトルコ杯からの脱落をしてしまったフェネルバフチェが、頭に焼きついた光景を、この度はいい終り方をした。1:0。前半をリードして終えることになったフェネルバフチェだったが、試合の流れでは、ペンディクの方がより多くの好機を作っていたことが、1999年の悪夢がよみがえるかとの気持ちが脳裏をかすめたとしても、不安がられることはなかった。前半13分、ファーサイドで自身の存在を消していたペンディクのオスマンが放ったシュートは、バーに掴まった。フェネルバフチェの最初のビッグチャンスは、同17分のことだった。オルハン・シャムの放ったシュートは、GKが防いだ。同37分、ペンディクのジャネルが、1対1の位置になり放ったシュートは、GKセルカン・スクントゥルが、素晴らしい反応で外に出してしまった。そして、前半の終了間際に、セゼル・オズテュルクが、スコアを変えた。セルチュクとワンツーをして、ペナルティエリア内へと入り込んだセミフが、グランダーのパスを出すと、セゼル・オズテュルクがゴールを決めたのだった。1:0。
 後半は、ペンディクが、より多く相手ゴール前に攻め寄せたが、2回に渡りバーに掴まるシュートを放ったフェネルバフチェが、リードを保つことに成功した。後半38分、セゼル・オズテュルクの蹴った25mの距離からのフリーキックのボールは、上のバーに当たり跳ね返った。同40分、セゼル・オズテュルクが、ロングシュートを放つと、再びバーに掴まった。

【フェネルバフチェ】セルカン・クルントゥル=オルハン・シャム、セルダル・ケシマル、エゲメン、オズギュル・チェク=セルチュク、サリフ・ウチャン=メフメット・トプズ(後半30分:レジェプ)、セゼル・オズテュルク、クラシッチ(後半30分:ハサン・アリ・カルドゥルム)=セミフ




ガラタサライ、バルケシルに違いを見せつける(ザマン紙 12.11.28)

エルマンダール(左)セルジャン・ユルドゥルム(右)(ヒュリエット紙) サブリ(左)(ヒュリエット紙)  ガラタサライは、控え組中心で臨んだトルコ杯で、3部リーグ白組所属のバルケシル・スポルを4:1でくだし、上位進出を決めた。テュルク・テレコム・アリーナで行われたこの一戦、ガラタサライは、セルジャン・ユルドゥルム、エルマンダール、アイドゥン、ジェイフン・ギュルセラムのゴールで得点を重ねたが、一方のバルケシル・スポルの唯一の得点はムスタファのあげたものだった。

 ガラタサライは、チャンピオンズ・リーグとトルコ・リーグで成果を上げているのに次いで、もう一つの目標であるトルコ杯で、トルコ・リーグ3部に所属するバルケシル・スポルとの一戦を行った。控え組中心で戦ったガラタサライは、この試合を4:1で制し、上位進出を決めた。
 アウェーのバルケシル・スポルは、前半は、自陣で戦うことを余儀なくされた。だが、ガラタサライは、前半25分までは、幾つかの目立たない攻撃を行った以外は、圧倒していたというものではなかった。同26分、この試合でよく働いたエルマンダールが幕を切って落とした。エルマンダールは、エムレ・チョラクのパスを受け、GKオルジャイの傍らを抜けるゴールを決めた。1:0。ゴールを浴びたあと、決して試合を諦めなかったバルケシル・スポルは、自身に割り当てられたスタンドを埋め尽くしたサポーターを興奮させてしまった。同33分、GKウフク・ジェイランのミスを咎めたムスタファ・シェンが同点ゴールを決めたのだ。ムスタファは、同40分、100%ゴールかと思われた好機を掴みながら、放ったシュートは、今度はウフクがキャッチした。攻守が変わって、ガラタサライが追加点をあげた。アイドゥンが右サイドから入れたボールに反応したセルジャン・ユルドゥルムが、2:1とするゴールを決めたのだった。
 後半に入り、より違いの出たガラタサライを見ることができた。守備面をしっかり固めたガラタサライは、後半3分と9分に、エルマンダールが掴んだチャンスを生かすことができなかった。同16分、アイドゥン・ユルマズがガラタサライを楽にさせた。エルマンダールから始まり、エムレ・チョラク、セルジャン・ユルドゥルムと渡ったボールを、エムレ・チョラクが仕上げを行ったのだ。3:1。スコア上でアドヴァンテージを得たガラタサライは、同25分には点差を3と拡げた。ジェイフン・ギュルセラムが、相手GKからはねたボールを、しっかりと追いかけゴールに繋げたのだった。4:1。ガラタサライは、ホームでバルケシル・スポルをくだし、上位進出を決めたが、サッカー愛好家を楽しませる試合を行ったバルケシル・スポルに拍手が集まっていた。

【ガラタサライ】ウフク・ジェイラン(後半40分:エライ・イシュジャン)=サブリ、ギョクハン・ザン、ハカン・バルタ、チャーラール・ビリンジ=アイドゥン(後半32分:アンバラト)、ジェイフン・ギュルセラム、エンギン・バイタル、エムレ・チョラク=エルマンダール(後半19分:フルカン・オズチャル) 、セルジャン・ユルドゥルム




トラブゾン・スポルに逆風(イエニ・シャファク紙 12.11.27)

セルヴェト・チェティン(上)エメルソン(下)(エスキシェヒル・スポル公式HP) ギライ(左)アルパー(右)(エスキシェヒル・スポル公式HP)  ホームで、今まで負けたことがなかったエスキシェヒル・スポルを迎えたトラブゾン・スポルだったが、昨日は、全くダメな戦いをしてしまった。前半26分、カマラが、同29分、ネジャーティが、3分間の間に、相手ガードを打ち砕いてしまった。トラブゾン・スポルが、いかにひどいものだったかは、ピッチに立った選手で、最もスピードの落ちるセルヴェト・チェティンさえもが、3人抜きをしてペナルティエリア内へ入り込み、3点目を記録したことからも判るというものだ。

 トルコ・リーグで、ここ2節で勝利を収め、上昇機運だったトラブゾン・スポルが、リーグ戦史上、ホームで負けたことのなかったエスキシェヒル・スポル戦に向かうに当たり、3連勝を合い言葉にピッチに立った。だが、ピッチで見せたサッカーは、スタンドに詰めかけたサポーターも、テレビ桟敷で観戦したサポーターにも失望を与えるものだった。万事がそのようであったため、エスキシェヒル・スポルは、容易く0:3で勝利をものにすることができたのだった。
 前半も後半も、エスキシェヒル・スポルの風が吹いた。前半26分、ディエゴのパスを受け、ゴール右斜め前でGKオヌルと1対1となったカマラが、狙いすましてゴールを決め、エスキシェヒル・スポルが先制した。0:1。同29分、ソネルとバンバがともにチェックに入れなかったボールが、目前に転がってきたネジャーティが、ループシュートを決め点差を2と開いた。0:2。
 後半に入るにあたり、ソネルとエムレ・ギュラルの交替を行って臨んだトラブゾン・スポルだったが、調子を戻すことができなかった。同8分、ネジャーティのシュートは外に出て行ったが、これは、後半もまた、エスキシェヒル・スポルが危険な相手だということを示すもおだった。そして、確かにそのようになった。同20分にはセルヴェト・チェティンがゴールをあげたが、これなどは滅多にお目にかかれない光景であった。右サイドでボールを得たセルヴェトは、3人のトラブゾン・スポルの選手を抜きペナルティエリア内へと持ち込んだ。そしてシュートを放つと、ボールは、ディフェンスに当たり、オヌルの頭を越えてゴールマウスに収まった。0:3。エスキシェヒル・スポルは、圧力を保ち、残りの時間でもネジャーティとテヨが躍動した。ゴールネットを揺らした4点目となるゴールは、ともにオフサイド・フラッグにより取り消されてしまった。

【トラブゾン・スポル】オヌル=セルカン・バルジュ、ギライ、バンバ、エメルソン=アドリアン・ミエルゼジェブスキ、コルマン、ソネル(後半1分:エムレ・ギュラル)、オルジャン=ハリル・アルトゥントプ、ヤンコ(後半26分:ヤシン・オズテキン)
【エスキシェヒル・スポル】ボッフィン=ヴェイセル・サル(後半26分:アカミンコ)、セルヴェト・チェティン、ディエゴ、デデ=カマラ、アルパー・ポトゥク(後半33分:ブルハン・エシェル)、ヒュリエット、テヨ=マレチュキ(後半13分:メフメット・ギュヴェン)、ネジャーティ




スター選手が名を連ねて(タクヴィム紙 12.11.26)

カイト(ヒュリエット紙) ソウ(右)(ザマン紙)  どんよりとした始まり方をしたフェネルバフチェは、前半20分、アイクトのゴールで我に返った。同44分、ソウが幕を切って落とした。後半に入り、15分間に、メイレレス、ディルク・カイト、セゼル・オズテュルクのゴールで、大差をつけてしまった。

 フェネルバフチェが疾風の如き4:1。欧州リーグでマルセイユをくだし、グループ首位を確保したフェネルバフチェが、昨日、シュクル・サラチオウル・スタジアムで、ゲンチレル・ビルリーイをゴール攻めにした。そして、トルコ・リーグで2位に浮上した。

            ゲンチレル・ビルリーイが、まず優勢に進めた

 フェネルバフチェは、どんよりとした始まり方をした。前半8分、アゾフェイファが、左コーナーキックを蹴ると、ジミー・ドゥルマズがヘッドで合わせが、ヴォルカンがコーナーへと逃げた。同20分、アゾフェイファが蹴ったフリーキックのボールに、アイクトが合わせるとゴールが決まり、ゲンチレル・ビルリーイが0:1と先制した。

                ソウから、またしてもバイシクルシュート

 同40分、カイトとパス交換をしたストーが、ゴール左斜め前からシュートを試みたが、ボールは僅かに枠を捉えられずに外に出て行った。同44分、ここ数週間好調なムサ・ソウが、カイトのパスを受け、右足のアウトで見事なシュートを放つと、これが決まり1:1とした。前半は、このゴールで1:1の同点になり、そのまま終わった。後半11分、ゼチが絶好の位置をとりながら、それを生かすことができなかった。その直後、ソウが、素晴らしいバイシクルシュートを放ったが、ラマザンが見事な反応を示し、これを防いだ。

                15分間のサッカー・ショー

 同18分、メイレレスが、約25mのところから放ったシュートが決まり、フェネルバフチェが2:1と逆転した。このゴールのあと、意気の上がったフェネルバフチェは、同28分、カイトが、点差を2と開くゴールを決めた。3:1。同14分に投入されたセゼル・オズテュルクは、同33分に、フェネルバフチェの4点目となるゴールを決め、この試合のスコアを決した。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル、ベキル、ヨボ、ハサン・アリ・カルドゥルム=メイレレス、メフメット・トパル(後半14分:セゼル・オズテュルク)=カイト、クリスティアン、ストー(後半29分:メフメット・トプズ)=ソウ(後半36分:セミフ)




ピットビル似の豹の如きメロ(タクヴィム紙 12.11.25)

エルマンダール(左)(ミリエット紙) イエクタ(左)(ミリエット紙)  ガラタサライは、イエクタのゴールで先制した。PKの原因となったムスレアは退場となり、交替人数を使い果たしていたため、メロが急造のGKとなった。そのメロが好セーヴを見せ、同率首位の座を守った。

 ガラタサライは、2試合なかった勝利への渇望に終わりを告げた。トルコ・リーグで、ここ2試合で勝ち点5を失ったガラタサライが、陥落争いを続けているエラズー・スポルを、アウェーで0:1でようやくくだすことができた。ムスレアが退場となり、替わりにゴールマウスを守ることになったメロが、PKを防ぎ、勝ち点3獲得の中心的役割を果たした。

                前半は、両者無得点

 前半14分、スピードの乗った攻撃を仕掛けたエラズー・スポルは、キョクサルが、ペナルティエリア内へ持ち込んだあと、PKポイントのところでフリーになっていたアイドゥンにパスを出した。だが、そのパスコースに、サブリが入り危険を回避した。同20分、エルマンダールとのワンツーのあとボールを持ったメロの放ったシュートは、ビリカが防いだ。同37分、セミフ・カヤからのグランダーのパスを受けたエルマンダールのシュートは、GKに当たり跳ね返った。前半は、0:0の同点のまま終わった。

                ガラタサライ、メロを崇める

 ガラタサライは、求めていたゴールを、後半5分に得た。リエラからのセンタリングに、イエクタが触れると、ボールは、イヴェッサに当たり、再びイエクタの前に転がってきた。イエクタは、がら空きになっていたゴールマウスに流し込み、ガラタサライの先制ゴールとなった。同23分、エムレ・チョラクが、左サイドからシュートを放ったが、イヴェッサが防いだ。同41分、セルダルが、ムスレアにより倒された。ムスレアにレッドカードが出され、ゴ−ルマウスに立ったのはメロだった。そのメロが、ギョクスの蹴ったPKを防いだ。ガラタサライ、このようにしてエラズー・スポルから勝利を得たのだった。

【ガラタサライ】ムスレア=サブリ、クリス、セミフ・カヤ、リエラ=エンギン・バイタル(後半21分:エムレ・チョラク)、セルチュク・イナン、メロ 、イエクタ、アンバラト(後半35分:ハカン・バルタ)=エルマンダール(後半1分:アイドゥン) 、ウムト・ブルト




ベシクタシュ、首位に就く(ファナティック紙 12.11.24)

ヒルベルト(ミリエット紙) イブラヒム・トラマン(左)(トルコ・サッカー協会公式HP)  トルコ・リーグ第13節、ベシクタシュが、ホームでアクヒサル市役所スポルを3:1でくだし、試合数が多い中だが首位に立った。ベシクタシュのゴールは、ホロスコ(前半3分と7分)、ヒルベルト(同39分)から生まれたのに対し、アクヒサル市役所スポルの唯一のゴールは、ムスタファ・アシュランから生まれた。ベシクタシュは、後半33分、アルメイダがレッドカードをもらい10人となってしまった。

 ベシクタシュの選手は、試合前、故障の癒えていないチームメイトのイスマイル・キョイバシュを忘れてはいなかった。ピッチに、「お大事に、イスマイル」と書いたTシャツを着て現れたのだ。
 試合早々に優位に立ったベシクタシュは、試合が始まって僅か3分で、ホロスコの決めた素晴らしいゴールで1:0と先制した。このゴールを、全選手が、イスマイル・キョイバシュの名が入ったシャツを取り、故障を起こし、今シーズンを終わってしまったイスマイル・キョイバシュに贈った。最初のゴールの僅か4分後、即ち同7分、ホロスコが、アルメイダのアシストを受け、2点差をつけることになるゴールを決めた。同39分、カウンタ−に入ったベシクタシュで、ボールがロベルト・ヒルベルトの前に転がった。そして。、狙いすましたグランダーのシュートを放つと、スコアを3:0とするゴールが決まった。そして、前半は、ベシクタシュが3:0と優位を保ったまま終わった。
 後半は、ベシクタシュが、若干試合をコントロールして推移した。だが、同18分、ベシクタシュのゴールにボ−ルが突きささった。アクヒサル市役所スポルの波状攻撃で、ムスタファ・アシュランが、点差を2と縮めるゴールを決めたのだ。3:1。同33分、アルメイダが、この日2枚目のイエローカードをもらい、ベシクタシュは、残りの時間を10人で戦わねばならなくなった。その時間帯からあとはゴールは生まれず、その結果、ベシクタシュは、ホームで3:1の勝利を収め、試合数が多い中だが、首位に立つことになった。

【ベシクタシュ】マクレガー=ヒルベルト、イブラヒム・トラマン、シヴォク、エムレ・オズカン=ネジプ、オルジャイ・シャハン(後半44分:ハサン・テュルク)=ホロスコ、オウズハン(後半31分:ウーウル・ボラル)、フェルナンデス(後半19分:ヴェリ・カヴラク)=アルメイダ




「オリンピック・マルセイユ対フェネルバフチェ」戦の勝者はフェネルバフチェ(スター紙 12.11.23)

ベキル(中)(スター紙) ジャネル・エルキン(右)(ヒュリエット紙)  UEFA欧州リーグC組第5節で、フェネルバフチェは、オリンピック・マルセイユとアウェーで戦った。

 マルセイユ:0 フェネルバフチェ:1

 フェネルバフチェは、マルセイユを0:1でくだし、グループの首位に立った。前半41分、フェネルバフチェが、スーパーゴールで先制した。左コーナーキックのボールを、ニアサイドにいたギョクハン・ギョヌルが浮かしたボールを、PKポイントの横にいたベキルが、胸でトラップをしたあと、バイシクル・シュートを放つと、相手ゴールネットを揺らした。フェネルバフチェは、この大きな勝利で、勝ち点を13に伸ばし、最終試合を残して、同組を首位で通過することが決まった。

                  フェネルバフチェ、勝ち上がる

 フェネルバフチェは、イスタンブルの試合では、終盤同点となったマルセイユとの一戦で、前半にベキルがあげた見事なゴールで、結果を出した。グループ1位通過したフェネルバフチェは、決勝トーナメントではシード権を得ることになる。
 フェネルバフチェは、欧州リーグで、マルセイユとアウェー戦を戦った。最初の攻撃は、ホームのマルセイユから生まれた。前半1分、ラスペンティーノのグランダーのシュートは、ヴォルカンが押さえた。同12分、クリスティアンの枠を捉えたシュートは、マンダンダが、パンチングでクリアした。同22分、カイトの放ったシュートは、枠の傍らを逸れて外に出て行った。同29分、アンドレ・アユーはシュートを打ち損なってしまった。同33分、ジャネル・エルキンの強いシュートは、マンダンダが、しっかりと胸にキャッチした。同40分、クリスティアンが蹴ったコーナーキックのボールを、ギョクハン・ギョヌルが、ヘッドで浮かした。そのボールを、ベキルが素晴らしいバイシクルシュートを決めた。0:1。

                  マルセイユ、後半ロスタイム3分バーに嫌われる

 後半3分、ジョーダン・アユーが、ペナルティエリアの外からループシュートを放った。しかし、ヴォルカンが、パンチングでコーナーへと逃げた。同20分、メイレレスがペナルティエリアの外からシュートを試みた。だが、ボールは外に出てしまった。同40分、バルトンが、ペナルティエリアの外からシュートを放ったが、ヴォルカンが、際どくこれを防いだ。同ロスタイム3分、アブドラハが、ゴールから遠い地点から放った強いシュートは、ゴールマウスの角に当たり外に出て行った。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル、ベキル、ヨボ、ハサン・アリ・カルドゥルム=メイレレス、メフメット・トパル=カイト、クリスティアン(後半44分:セルチュク)、ジャネル・エルキン(後半41分:ストー)=ソウ(後半35分:メフメット・トプズ)




セルチュク・イナン、練習を途中で切り上げる(ヒュリエット紙 12.11.22)

ファーティフ・テリム監督(ファナティック紙) セルチュク・イナン(ファナティック紙)  トルコ・リーグで首位に立つガラタサライは、11月24日(土)に、アウェーでエラズー・スポルと戦う試合に向けての準備を、1日の休暇のあと始められたが、セルチュク・イナンが傷み、練習を途中で切り上げたことで、ファーティフ・テリム監督の気が滅入っている。

 練習は、フロリヤ・メティン・オクタイ・グランドで行われた、ファーティフ・テリム監督指揮下の練習の第1クールで、2組に分かれてパス練習を行っているなかで戦術練習が行われたということだ。
 左足首の筋を傷めたと考えられるセルチュク・イナンが、手当を受けたあと、屋内で練習をしたことが明らかにされた。
 エラズー・スポル戦に備えての練習を、明日の朝に行う練習で打ち上げるガラタサライは。午後には飛行機でエラズーに移動する予定である。




ガラタサライ、戦いは続く(TRT 12.11.21)

セルチュク・イナン(左)(フォトマッチ紙) ブラク(ヒュリエット紙)  マンチェスター・ユナイテッド相手に、「万事休すか、戦いは続くか」という試合に臨んだガラタサライは、ブラク・ユルマズのゴールで命を留めた。そして、勝ち点を7に伸ばし、勝ち上がりの希望を、ポルトガルでの一戦に託すことになった。

 チャンピオンズ・リーグH組で、ガラタサライがマンチェスター・ユナイテッドをホームに迎えた。テュルク・テレコム・アリーナで行われたこの試合、ガラタサライは、後半にブラク・ユルマズの放ったヘディングシュートによるゴールで、勝ち点3を獲得した。グループ3位と、欧州リーグへの参戦権を得たガラタサライは、グループ2位となり、リーグ戦からの勝ち上がりの希望を、ブラガ戦に託することになった。
 前半、効果的な攻めを見せ、チャンスは掴んでいたガラタサライは、ブラクとハミト・アルトゥントプにより好機を作り出していたが、ゴールを生み出すには至らなかった。一方、マンチェスター・ユナイテッドは、カウンター攻撃とセットプレーで危険な場面を作り出していた。前半43分には、バーを直撃する場面があった。
 後半に入り、より効果的な攻めを行っていたガラタサライは、メロによりゴールに近づいて行った。エブエが中へ入れていったボールを、GKリンデガードがコーナーへと逃げていた。同8分、セルチュク・イナンが蹴ったコーナーキックに、ブラク・ユルマズがヘッドで合わせると、ガラタサライの先制点が決まった。このゴールに対抗しようとするマンチェスター・ユナイテッドは、ボール支配を高めていったが、好機を作り出すことができなかった。同32分、ガラタサライが2点目かと思わせる場面が生まれた。ブラクがペナルティエリアの外からハミト・アルトゥントプにボールを送ると、ハミト・アルトゥントプが、それに合わせて強いシュートを放った。だが、ボールは上のバーに当たって跳ね返された。
 この勝利で、ガラタサライは、勝ち点を7に伸ばした。ブラガをくだしたクルージも、勝ち点を7に伸ばし、この両者が、グループ・リーグからの勝ち上がりをかけて、最終戦を戦うことになった。

【ガラタサライ】ムスレア=エブエ、セミフ・カヤ、ダニー、リエラ=ハミト・アルトゥントプ、セルチュク・イナン、メロ 、アンバラト(後半36分:エムレ・チョラク)=エルマンダール(後半18分:エンギン・バイタル)、ブラク(後半ロスタイム1分:ウムト・ブルト)




黒海でトラブゾン・スポルが笑った(ザマン紙+トルコ・サッカー協会公式HP補綴 12.11.20)

ヤンコ(中)(トルコ・サッカー協会公式HP) セルカン・バルジュ(右)(ヒュリエット紙)  トルコ・リーグの黒海ダービーで、トラブゾン・スポルが、アウェーでオルドゥ・スポルと戦い、これを、オルジャンの1ゴール、1アシストという活躍で1:2で制した。トラブゾン・スポルのもう1つのゴールはヤンコがもたらし、オルドゥ・スポルのゴールはスタンクがあげたものだった。

 トラブゾン・スポルが、今季アウェー戦での初勝利を、オルドゥ・スポル相手に成し遂げた。1:2。そして、勝ち点を19にまで伸ばし、首位との差を3まで縮めた。首位戦線という点から言っても、この試合は、両者にとって大きな意味を持っていた。黒海ダービーの持つもう一つのポイントは、今季、ホームでの試合に負けたチームがいないということだった。トラブゾン・スポルのシェノル・ギュネシュ監督は、ゾコラとアドリアンを欠いたメンバーをピッチに送り出した。オルドゥ・スポルにとって唯一欠けたのはバッラルだった。オルドゥ・スポルは、開始僅か30秒で、ウンビデスが放ったヘディングシュートが、とってもゴールに近づいたものだった。しかし、オヌルがゴール前に立ちはだかった。前半は、中盤でのせめぎ合いに終始した。そして、0:0のまま終わった。シェノル・ギュネシュ監督は、後半に入るにあたり、オルジャンを投入したが。これが、トラブゾン・スポルの動きを良くした。後半16分、トラブゾン・スポルにゴールが生まれた。オルジャンが左からセンタリングを上げると、ヤンコがヘッドで合わせ、相手ゴールネットを揺らした。0:1。リードを許したオルドゥ・スポルは、同点に追いつくために圧力を強めた。まず、ウンビデスにより絶好機を生かすことのできなかったオルドゥ・スポルだったが、同33分、スタンクのゴールで同点に追いついたのだ。1:1。オルジャンは、試合を放り捨てるというところはなかった。オルジャンは、同37分、ハリル・アルトゥントプのセンタリングに合わせて、きれいなヘディングシュートを決めた。1:2。トラブゾン・スポルは、昨季29節に、ベシクタシュ戦に勝利して以来、初めてのアウェー戦での勝利の喜びに包まれていたが、オルドゥ・スポルの方は、久しぶりのホームでの敗戦となった。

【トラブゾン・スポル】オヌル=セルカン・バルジュ、バンバ、ギライ、エメルソン=サパラ(後半39分:アイクト)、コルマン、ソネル、ヤシン・オズテキン(後半1分:オルジャン)=エムレ・ギュラル、ヤンコ(後半28分:ハリル・アルトゥントプ)




ベシクタシュ、ポルトガル人軍団立ち上がる(イエニ・シャファク紙 12.11.19)

アルメイダ(ザマン紙) フェルナンデス(右)(ザマン紙)  アルメイダのヘッドによるゴールで、前半をリードしたまま終わったベシクタシュだったが、後半の開始早々に、点差を2としたにも拘らず、3:4というスコアになった終盤、冷や汗をかいた。様々な角度から攻め立てたアンタルヤ・スポルは、惜しい試合を失った。後半ロスタイム4分、フェルナンデスがゴールを決め、懲罰を与えた。

 ベシクタシュは、勝ち点で6も先行し、首位争いをしているアンタルヤ・スポルを、アウェーで3:5でくだし、大きな障害物を失うものなく乗り越えた。前半6分、初出場のメフメット・アクギュンが、右サイドからセンタリングをあげると、ファーサイドにいたアルメイダがヘッドで合わせるとゴールが決まった。このゴールに対し、同21分、イサクがお返しをした。同43分、ペナルティエリア内で、4人のアンタルヤ・スポルの選手に囲まれたフェルナンデスが、ボールを浮かしてセンタリングをした。アルメイダが、ヘッドで合わせ前半のスコアを決めた。1:2。後半2分、オルジャイ・シャハンが、ペナルティエリア内で強烈なシュートを放つと、これが決まりスコアは1:3となった。同5分、ベシクタシュのディフェンダーのミスでボールを得たディアラが、ベシクタシュのゴールネットを揺らした。2:3。長きに渡り足でゴールを決められないでいたアルメイダが、同24分、ペナルティエリア内で得たボールを、狙いすましてシュートを放つと、アンタルヤ・スポルのゴールネットに、この日4回目のゴールが決まった。2:4。この時間以後、ベシクタシュの苦しい時間が始まった。後半、メフメット・シーフォ監督が攻撃の選手として投入したオメル・シシマノウルが、同38分、3回目となるベシクタシュのゴールネットを揺らした。3:4。その2分後、アリ・タンドーアンのセンタリングを受けた、ゴール前にいたディアラの放ったシュートは、僅かに枠を捉えられずに外に出て行った。同44分、ペナルティエリア内へと入れられたセンタリングのボールに、ディアラとオメル・シシマノウルが触れることができなかった。同ロスタイム4分、フェルナンデスの強い、でも狙いすましたゴールが決まり、この試合のスコアが決した。3:5。

【ベシクタシュ】マクレガー=イブラヒム・トラマン、エルサン・ギュルム、メフメット・アクギュン(後半1分:シヴォク)、ウーウル・ボラル=ネジプ(後半42分:ハサン・テュルク)、オルジャイ・シャハン=ホロスコ(後半16分:ヴェリ・カヴラク)、オウズハン、フェルナンデス=アルメイダ




フェネルバフチェ、レッドカードに捕まる(ザマン紙+トルコ・サッカー協会公式HP補綴 12.11.18)

ジャネル・エルキン(ヒュリエット紙) ソウ(右)(ザマン紙)  首位に立つガラタサライを掴まえるチャンスをつかんだフェネルバフチェだったが、エスキシェヒル・スポルとのアウェー戦は引き分けに終わった。1:1。前半27分、ジャネル・エルキンが議論を呼ぶ退場処分を喰らい10人となったフェネルバフチェは、前半ロスタイム4分に、ネジャーティ・アテシュが決めたPKによる得点でリ−ドを許してしまった。後半12分、表舞台に登場したセネガル人選手ムサ・ソウがきれいなゴールを決め、同点に追いついた。エスキシェヒル・スポルは、絶好機を逸し続け、勝ち点1ずつとなり、フェネルバフチェを喜ばすことになった。

 ここ数週間、故障を抱えていた選手が戻り、僅かにせよ課題が軽くなり、快復の時期に入ったフェネルバフチェが、アウェー戦でエスキシェヒル・スポルと1:1で引き分けた。エスキシェヒル・スポル相手に連勝を続けようとピッチに立ったフェネルバフチェは、試合の大半を10人で戦ったにも拘わらず、勝ち点1を確保した。アイクト・コジャマン監督は、いいサッカーを見せたオルドゥ・スポル戦からは、ストーとジャネル・エルキンの交替だけで試合に臨んだ。試合開始当初は、かなり拮抗した戦いが繰り広げられた。前半13分に、ネジャーティがシュートを放った。それを、ヴォルカンがうまく防いだ。しかし、同27分、試合の光景が、瞬時にして変わった。ジャネル・エルキンがレッドカードをもらい退場となり、以後70分間、フェネルバフチェは人数が欠けた状態で戦わねばならなくなったのだ。ゴールを喰らわないことを優先したフェネルバフチェは、自陣に引いて試合を進めていった。この戦術は、前半の終了間際まで守られた。だが、、同ロスタイムに、ホームのエスキシェヒル・スポルが、ネジャーティの決めたPKによる得点で1:0と先制した。後半に入り、エスキシェヒル・スポルは、テヨとカマラの2人により2度の絶好機を逸し、また、ネジャーティのシュートは、バーの傍らを僅かに逸れて外に出て行った。全く消極的な試合ぶりだったが、試合を諦めなかったフェネルバフチェは、同12分、ソウのゴールで同点に追いついた。カイトが右サイドから入れたセンタリングに、ペナルティエリア内にいたソウがボレーでゴールを決めたのだった。1:1。最後の30分間、エスキシェヒル・スポルもフェネルバフチェもともに、試合をひっくり返す好機を掴んだ。だが、ともにゴールは生まれることなく、両者で勝ち点を分け合うことになった。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル(後半35分:メフメット・トプズ)、ベキル、ヨボ、ハサン・アリ・カルドゥルム=メイレレス、メフメット・トパル=カイト、クリスティアン(後半34分:セゼル・オズテュルク)(後半ロスタイム3分:セルチュク)、ジャネル・エルキン=ソウ




ガラタサライに大異変(イエニ・シャファク紙 12.11.17)

ブラク(右)(ヒュリエット紙) メフメット・ユルドゥズ(ヒュリエット紙)  試合開始から試合を支配をしていたが、前半22分、アフメット・イルハンにゴールを浴び衝撃を受けたガラタサライは、同31分、ブラクのゴールで、その衝撃を篩い落としたつもりだったが、その3分後に、第二の衝撃が、トルコ・リーグ経験豊かなメフメット・ユルドゥズからやって来た。ガラタサライは、後半、ゴールを求めて進撃をしていったが、後半ロスタイム1分に、イルハン・パルラクにゴールを浴びノックアウトされてしまった。

 ガラタサライは、昨夜、テュルク・テレコム・アリーナにカラビュック・スポルを迎えた。チャンピオンズ・リーグの試合を前にモティヴェーションを維持し、またトルコ・リーグでは首位の座を守り続けるためには、単に勝ち点3をとる以上の意味のある試合だったが、期待された結果を残すことができなかった。1:3。
 最初の10分間は、試合の記録上はパスミスが記されているが、試合が動き出したのは、試合開始15分後のことだった。この時間帯、両者とも、アフメット・イルハンとブラクにより、好機を生かすことができなかったが、そのあとに、スコアを変えるゴールが生まれた。同22分、イルハン・パルラクのスルーパスにいい反応を見せたアフメット・イルハンが、カラビュック・スポルの先制ゴールとなるゴールを決めたのだ。0:1。このゴールから9分後、表舞台にブラクが立っていた。ハミト・アルトゥントプのパスを受けたブラクがシュートを放つと、ゴール隅にボールは収まった。1:1。同34分、ルアルアのパスを受けたメフメット・ユルドゥズが、ゴール前で、このボールに触れると、カラビュック・スポルが再びリードを確保した。1:2。
 前半をリードして終えたカラビュック・スポルは、後半に入っても、カウンター攻撃で有効な攻撃をかけようとしていた。ガラタサライは、同24分から始まり2分間、コーナーから攻め続けたが、スコアを変えるに至らなかった。ガラタサライは、貧弱な攻撃を繰り返し相手に負荷をかけていっていたが、同ロスタイム1分、カウンター攻撃で、ディフェンスの裏をとったイルハン・パルラクが、ムスレアの傍らを抜けるゴールを決め、カラビュック・スポルの3点目となった。

【ガラタサライ】ムスレア=エブエ、クリス、ダニー、ハカン・バルタ=ハミト・アルトゥントプ(後半16分:エンギン・バイタル)、セルチュク・イナン、メロ(後半25分:アンバラト) 、エムレ・チョラク=ウムト・ブルト(後半1分:エルマンダール)、ブラク




フェネルバフチェ、エスキシェヒル・スポル戦に備えて(ファナティック紙 12.11.16)

アイクト・コジャマン監督(イエニ・シャファク紙)  フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第12節、11月17日(土)午後7時に、エスキシェヒル・アタテュルク・スタジアムでエスキシェヒル・スポルと戦う試合に向けての準備を、夜間に行ったマスコミには非公開の練習で継続した。

 ジャン・バトゥル・グランドで、アイクト・コジャマン監督指揮下で行われた練習は、午後6時に始まり、1時間20分にわたって行われた。
 ランニング、ウォーミングアップ、ストレッチで始まった練習に続けて、狭いスペースを使ってのパス練習が行われた。その後、狭いスペースを使い、6つのゴールを使ったミニゲームで、練習は終わった。GKのヴォルカン・デミレル、メルト・ギュノク、セルカン・スクントゥルは、チームとは離れ、GKコーチとともに練習を行っていたが、ヴォルカン・デミレルは、第2クールの練習からは、屋内での特別メニューで練習を終えた。
 一方、代表に招集されていた選手たちは、この夜間練習では、体力回復メニューを行っていた。
 フェネルバフチェは、エスキシェヒル・スポル戦に向けての練習は、明日行われる練習が最終となる。そして、練習後、午後には、サビア・ギョクチェン空港から特別機で、試合の行われるエスキシェヒルへと向かうことになっている。




歴史的な試合、引き分ける(イエニ・シャファク紙+トルコ・サッカー協会公式HP補綴 12.11.15)

ブラク(左)(トルコ・サッカー協会公式HP) メヴルト・エルディンチ(左)(タクヴィム紙)  特別な夜の舞台となったテュルク・テレコム・アリーナに詰めかけた観客は、拮抗した試合を観ることになった。65分間、ゴールが生まれず推移した試合だったが、デリがペナルティエリア内で自分で倒れたように見えたが、主審はPKを指示した。PKを蹴ったベントナーは、この機会を逃さなかった。そして、その4分後、メヴルト・エルディンチが同点弾をお見舞いした。

 トルコ代表が、89年の歴史の中で500試合目となる試合に、昨晩、テュルク・テレコム・アリーナに登場した。史上181回目の勝利にありつき、W杯予選の不成績を、僅かの間でも忘れさせたいトルコ代表だったが、結果は1:1の引き分けに終わった。相手に対し前からのプレスをかけ、試合を始めたトルコ代表だったが、ディフェンス面では、相手にスペースを与えてしまったため、最初の10分で、2回に渡る危険な場面を経験してしまった。前半7分、エリクソンのシュートをコーナーに逃げゴールを許さなかったGKオヌルは、同10分、左からのコンボイが、ペナルティエリア内へ入れたセンタリングに、ロレンツェンが、GKオヌルが出てきたところ、オヌルが触れる前に触れたが、ボールは枠の僅か上を逸れ外に出て行った。トルコ代表の初のビッグチャンスは、同25分に訪れた。ヌリ・シャヒンが、左サイドからニアサイドに入れたボールに、メヴルト・エルディンチが、シュートを打つことができなかったのだ。前半の終盤、ヌリ・シャヒンが、ゴール左斜め前から蹴ったフリーキックのボールを、GKはゴールラインの際どいところで外に出した。
 前半同様、後半も、トルコ代表は相手陣内でプレスをかけることから、試合を始めた。だが、同点弾は生まれなかった。同9分、クローン・デリが、セルチュク・イナンにより倒されたのか、自分で倒れたのか議論を喚ぶ倒れ方をしたのを見て、主審はPKを指示した。そのPKを蹴ったベントナーが、オヌルを捉えた。0:1。このゴールのあと、ケリメ・フライが表舞台に登場した。投入されてすぐ違いを感じさせたケリム・フライは、同24分、ペナルティエリア内へと持ち込み、フェイントをかけたあと、メヴルト・エルディンチにパスを出した。メヴルト・エルディンチは、このケリム・フライの見事な動きで回ってきたボールをゴールに蹴りこみ、意義のある得点となった。1:1。

【トルコ代表】オヌル=ギョクハン・ギョヌル、セミフ・カヤ、ベキル、ハサン・アリ・カルドゥルム=アルダ(後半33分:ギョクハン・トーレ)、メフメット・トパル(後半1分セルチュク・イナン)、ヌリ・シャヒン、ジャネル・エルキン(後半20分:ケリム・フライ)=ブラク(後半1分:アルパー)、メヴルト・エルディンチ(後半38分:ウムト・ブルト)





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