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シワス・スポル 1:2 メルシン体育倶楽部(ファナティック紙+シワス・スポル公式HP補綴 15. 4.25)

シワス・スポル vs メルシン体育倶楽部(イエニ・シャファク紙) シワス・スポル vs メルシン体育倶楽部(タクヴィム紙)  明け方に差押え事件が起こり、試合前のミーティングすら行えなかったメルシン体育倶楽部が、終盤までシワス・スポルに1:0とリードされながら、1:2で勝つことに成功した。これで、メルシン体育倶楽部は、勝ち点が39にまで達した。

 シワスの冷えた環境のなか、熱い戦いを観ることができた。前半41分、組織的な攻撃から生まれたメルシン体育倶楽部の絶好機では、ゴールにつながらず、ウエリトンが、右サイドからお膳立てをして、あとはシュートを打ちゴールとなるだけというパスを、ナクルマが外してしまった。同45分、今度は、シワス・スポルがゴールに近づいた。スルーパスに反応してペナルティエリア内へと入ったチチーニョのセンタリングを、メルシン体育倶楽部のディフェンダーが、際どくコーナーへと逃げた。これで、前半は0:0のまま終わった。

                 控えの切り札、仕事をする

 後半22分、シワス・スポルがPKを獲得した。左サイドからペナルティエリア内へとボールを持ち込んだジョン・ウタカがパスを出そうとすると、そのボールがムラト・ジェイランの手に当たり、バルシュ・シムシェク主審はPKを指示した。同23分、アーティフが、PKを決めた。1:0。そして、その後、一つの奇跡が起こった。試合が終わりかけるという時間帯、カリリのロングシュートが、ゴールライン際で、GKコルジャンの手からこぼれたところ、フリーになっていたシナン・カロウルが、仕上げのゴールを決め、同点に追いついたのだ。終盤に投入されたフタクスのシュートが、ロスタイム3分というところで、メルシン体育倶楽部に勝利をもたらした。1:2。シワス・スポルには、正に衝撃だった。メルシン体育倶楽部にとっては、黄金にも等しいゴールだった。

【シワス・スポル】コルジャン・チェリカイ=チチーニョ、マヌエル・ダ・コスタ、イブラヒム・オズテュルク、ウミト・クルト=カディル・ベクメズジ、アデム・コチャク=ブルハン・エシェル、ハカン・アルスラン(後半1分:ジョン・ウタカ)、アーティフ・シャーエシューエ=バトゥハン・カラデニズ(後半40分:ムサ・シナン・ユルマゼル)
【メルシン体育倶楽部】ムアッメル・ズルフィカル・ユルドゥルム=セルカン・バルジュ、セルヴェト・チェティン、ロレト・サディク、ヴェダーソン=ムラト・ジェイラン、アブドゥル・カリリ=ギュヴェン・ヴァロル(後半34分:シナン・カロウル)、オクタイ・デリバルタ(後半27分:リカルド・ペドリエル・スアレス)、プレジュース・ナクルマ(後半34分:マルコ・フタクス)=ウエリトン・ソアレス




エゲメンとカイト、先発に復帰(ファナティック紙 15. 4.24)

エゲメン(ファナティック紙) カイト(イエニ・シャファク紙) イスマイル・カルタル監督(タクヴィム紙)  フェネルバフチェのイスマイル・カルタル監督は、ブルサ・スポルに勝ったメンバーから2選手を変えるつもりだ。恢復したエゲメンをベキル・イルテギュンに替え、また、 ディレク・カイトをエメニケに替えて、先発に起用するつもりだ。

 フェネルバフチェは、月曜日にブルサ・スポルと戦った難しい試合に勝利を収めた。フェネルバフチェは、この試合で効果的なサッカーを見せ、ヴェボの唯一のゴールで、強豪ブルサ・スポルを負かし、首位の座に就いた。イスマイル・カルタル監督は、明日のエスキシェヒル・スポル戦には、勝ったときのメンバーから2選手を交替させて、試合に臨むつもりだ。
 ブルサ・スポル戦では、ベキル・イルテギュンが、故障のあったエゲメンに替わりディフェンスに入った。エメニケは、カイトがウォーミングアップ中に故障を起こし、ぎりぎりのところで先発メンバーに入った。ベキルは、特にフェルナンダオに対しいいプレーを見せ、フェルナンダオを自由にさせなかった。
 しかしながら、同監督は、エスキシェヒルでは、それらの選手を控えに回し、恢復したエゲメンをピッチに送り出すつもりだ。ここ数節、調子を落とし、ブルサ・スポル戦でも、これが続き、僅か45分プレーしただけで交代を余儀なくされたエメニケも、カイトと交替することになろう。




フェネルバフチェ、メフメット・トプズに不安(イエニ・シャファク紙 15. 4.23)

イスマイル・カルタル監督(ファナティック紙) メフメット・トプズ(ファナティック紙)  フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第28節で、4月25日(土)にアウェーで戦うエスキシェヒル・スポル戦に備えての準備を継続した。

 ジャン・バルト・グランドで、イスマイル・カルタル監督指揮下、午前11時から始まった練習は、1時間15分に渡って続けられた。ランニング、ウォーミングアップ、〔 〕を行ったあと、組織的なパス練習、ミニコートを使った練習試合、個人練習を行い、今日の練習を打ち上げた。
 練習の第2部のところで、左腿の付け根の部分に痛みを感じたメフメット・トプズが、治療のため練習を半ばで切り上げた。ラウル・メイレレスは、チームとは異なる別メニューの練習を行っていた。
 フェネルバフチェは、明日行う練習で、エスキシェヒル・スポル戦に備えた準備を打ち上げることになっている。




シヴォク、もう1年(ヒュリエット紙 15. 4.22)

トマス・シヴォク(ファナティック紙)  ベシクタシュは、一旦、前後半のインターヴァル期間に構想外とした31歳のトマス・シヴォクを留めるために、契約書に記されている1年の契約延長のオプションを行使する準備に入っている。この新しい契約のために、シヴォクの代理人がトルコに招請された。

 ベシクタシュは、フランコが、昨季の後半以後いいプレーを見せていること、また、その後、ミロセヴィッチを獲得したことから構想外となってしまっていたシヴォクとの契約を、1年延長すべく行動を開始した。
 フランコが調子を崩し、また、ミロセヴィッチがトルコ・リーグの開幕待たず故障を発生させたが、ここ2試合で、シヴォクが見せたいいプレーが、ベシクタシュの理事たちの考えを変えさせる基となった。
 シヴォクとの契約書にある1年の契約延長オプションの行使にとりかかるため、代理人をトルコに招請した。

                 前後半のインターヴァル期間には放出候補だった

 前後半のインターヴァル期間に、PAOKから舞い込んだオファーを成立させなかったため反感を持ったベシクタシュ側だったが、今や、この31歳のストッパーとの契約を更改しようとしているのだ。
 外国人選手の数が14人にも上ってきていることも、ベシクタシュ側の考えを変えるのに影響があった。
 能力は知られていながら、このようにして経験豊かな選手を構想外とするなどは賢明なやり方ではないという考え方で一致を見たということだ。
 2008年にベシクタシュにやってきたシヴォクは、今季、トルコ・リーグの前半戦のバシャクシェヒル・スポルで故障を発生させ、その5ヶ月後、再びバシャクシェヒル・スポル戦で復帰を果たした。




息せき切って首位へ(イエニ・シャファク紙 15. 4.21)

ジャネル・エルキン(左)ヴォルカン・シェン(右)(ヒュリエット紙) ヴェボ(TRT)  勝ち点3が、フェネルバフチェに行きかけ、またブルサ・スポルに行きかけた。だが、カドゥキョイで勝利に微笑んだのはフェネルバフチェの方だった。両者ともに絶好機を逃していたが、後半39分、ペナルティエリア内で生まれた混戦のなか、ヴェボがゴールを決めた。これで、フェネルバフチェが、トルコ・リーグ残すところ7節というところで、勝ち点で1先んずる首位に立った。

 ガラタサライが、トラブゾン・スポルに敗れたことで、首位に上るチャンスを得たフェネルバフチェが、ブルサ・スポルを1:0でくだした。その結果、首位に新たに就くこととなった。両者ともに意欲的に試合に臨み、その光景が、観る者の気持ちを高揚させていった。前半15分、エムレ・タシュデミルのシュートがバーを直撃すると、その跳ね返りのボールを、ヘッドで押し込んだベルッシのゴールは、オフサイドの判定で取り消されてしまった。最初の15分間で、3度のビッグチャンスに恵まれたブルサ・スポルに対し、フェネルバフチェは、同22分のチャンスでお返しをした。エムレ・ベレズオウルが放った30mの距離からの強烈なシュートを、GKが、こぼれたボールをヴェボが制する前にコントロールした。前半の最後の15分間、より圧力を高めて行っていたフェネルバフチェは、後半により優位に試合を始めた。同2分、ペナルティエリアのゴール右斜め前でボールを得たソウだったが、GKを越えることはできなかった。同4分、今度は、ジャネル・エルキンのゴールが、オフサイドの判定で認められなかった。ハサン・アリ・カルドゥルムが投入され、ジャネル・エルキンが前でプレーするようになると、フェネルバフチェの攻撃はより効果的になっていった。フェネルバフチェの攻撃が増えていた時間帯、ブルサ・スポルは、逆襲で好機を見出していた。その1つが、同12分に見られたベルッシのシュートだが、ボールはヴォルカンに収まった。同27分、フリーのフェルナンダオの放ったヘディングシュートは、外に出て行っただけだった。同35分、シャミルのヘディングシュートは、ハサン・アリ・カルドゥルムが、ゴールライン際でクリアした。ブルサ・スポルが、ゴールを求めて負荷をかけていっていたとき、速い攻撃に移ったフェネルバフチェが、同39分、先制ゴールを決めた。ペナルティエリア内で生まれた混戦のなか、ボールを得たヴェボががら空きとなっていたゴールにボールを送り込んだのだった。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン・デミレル=ギョクハン・ギョヌル、ベキル・イルテギュン、ブルーノ・アルヴェス、ジャネル・エルキン(後半ロスタイム1分:カドレッチ)=エムレ・ベレズオウル、メフメット・トパル、アルパー=エメニケ(後半1分:ハサン・アリ・カルドゥルム)、ヴェボ、ムサ・ソウ(後半41分:セルチュク・シャヒン)、
【ブルサ・スポル】ハルン・テキン=シェネル・オズバイラクル、セルダル・アズィズ、シャミル・ジナズ、アズィズ・ベヒッヒ=フェルナンド・ベルッシ(後半45分:エネル・ウナル)、オザン・トゥファン=ヴォルカン・シェン、ジョスエ、エムレ・タシュデミル(後半ロ39分:セドリック・バカンブ)=フェルナンダオ




トラブゾン・スポル、首位の座から引き下ろす(イエニ・シャファク紙+ミリエット紙補綴 15. 4.20)

オゼル・フルマジュ(ミリエット紙) サブリ・サルオウル(左)エルカン・ゼンギン(右)(ミリエット紙)  トラブゾン・スポルは、イスタンブルでガラタサライに0:3で勝ち、チェザール・プランデルリ前監督に引導を渡したが、その苦汁を、同監督の替わりとなったハムザ・ハムザオウル現監督にも味あわせた。トラブゾン・スポルが、首位のガラタサライをくだし、首位の座から引きずり下ろしてしまった。これで、トラブゾン・スポルは、同一シーズンで、初めてフェネルバフチェにも、ガラタサライにも負けるということがない。

 トルコ・リーグで、ヨーロッパのカップ戦への参戦権を獲得するために、上位につけようとしているトラブゾン・スポルと、優勝に向かい突き進むガラタサライとの一戦で、勝利に微笑んだのはトラブゾン・スポルの方だった。2:1。この試合、トラブゾン・スポルがプレスをかけて始まったが、最初のゴールを生んだのも、ホームのトラブゾン・スポルだった。前半20分、オゼル・フルマジュのパスから始まった攻撃で、カルドーソのシュートがこぼれたところを、オゼル・フルマジュが仕上げのゴールを決め、トラブゾン・スポルが先制した。1:0。その後、圧力を強めていったガラタサライが、最もいいチャンスを、同43分に掴んだ。エムレ・チョラクが、ペナルティエリアの外からシュートを放つと、バーに当たり跳ね返って来た。そのボールに対しヘッドで、ブラクがシュートを試みたが、がら空きのゴールではなく、ボールは外に出て行った。後半4分、セルチュク・イナンの放った強烈なシュートは、GKハカン・アルクンがコーナーへ逃げた。同20分、エムレ・チョラクが、ペナルティエリアの外から強烈なシュートを放つと、またしてもハカン・アルクンが、これをパンチングで防ぎ、コーナーキックとなった。ガラタサライは、求めていたゴールを、同22分に決めることになった。スナイデルのパスに、走り込んで来たエムレ・チョラクが、強烈なシュートを放つと、ハカン・アルクンの右を抜けゴールネットを揺らしたのだった。1:1。同40分、エルカン・ゼンギンが、右サイドからセンタリングを入れると、メジャーニが、がら空きとなっていたゴールにボールを送り込み、トラブゾン・スポルが、この難しい試合を2:1で制するゴールが生まれた。後半ロスタイムに起こったファウルに対し、メフメット・エキジとチェデューとの間で始まった口論に、両チームの選手も加わり、ピッチが混乱に陥った。アリ・パラブユク主審は、途中交替をしてベンチに下がっていたトラブゾン・スポルのオゼル・フルマジュに、2枚目のイエローカードを出し退場処分にしたのを始め、両チームの5人の選手にイエローカードを出した。

【トラブゾン・スポル】ハカン・アルクン=サリフ・ドゥルスン(後半30分:アイクト・デミル)、ボシングワ、ウーウル・デミロク、ムスタファ・アクバシュ=デニズ・ユルマズ、メフメット・エキジ、カール・メジャーニ、オゼル・フルマジュ(後半25分:ユスフ・エルドーアン)、エルカン・ゼンギン=オスカル・カルドーソ(後半39分:ムスタファ・ヤタバレ)
【ガラタサライ】ムスレア=サブリ・サルオウル、オーレリアン・チェデュー、ハカン・バルタ、アレックス・テレス=ハミト・アルトゥントプ(前半33分:エムレ・チョラク)、セルチュク・イナン=ウムト・ブルト、スナイデル、ヤシン・オズテキン(後半21分:オルジャン・アドゥン)=ブラク・ユルマズ(後半21分:ゴラン・パンデフ)




カスムパシャ 1:5 ベシクタシュ(ベシクタシュ公式HP+トルコ・サッカー協会公式HP補綴 15. 4.19)

エルサン・ギュルム(左)リャン・バベル(右)(カスムパシャ公式HP) トゥナイ・トルン(左)トルガイ・アルスラン(中)オルジャイ・シャハン(右)(ベシクタシュ公式HP)  ベシクタシュは、トルコ・リーグ第27節で、カスムパシャを1:5でくだした。

 試合は、ホームのカスムパシャのキックオフで始まった。ベシクタシュは、いわゆるゴールでもって試合を始めた。前半3分、ホセ・ソーサが、右サイドでフリーキックを蹴った。ファーサイドへ向かったボールを、トマス・シヴォクが、ヘッドで折り返した。すると、ゴールエリアにいたムスタファ・ペテクメクが、仕上げのヘディングシュートをするとゴールが決まったのだ。0:1。ベシクタシュは、早々のゴールのあとは、中盤での戦いに戻った。ボールを支配したベシクタシュは、安心のできるプレーを見せた最初の30分間は、相手のカスムパシャに好機を与えることはなかった。テンポ落として戦うことを選択しベシクタシュは、自陣で回すロングパスで相手を引かせ、また、相手ディフェンスの裏をを狙うロングパスを使いゴールを狙っていた。スコアとプレーの優位を守ったベシクタシュに、点差を2と開くゴールが、デンバ・バより生まれた。同38分、ベシクタシュの攻撃で、ソーサの深くえぐるパスに追いついたオルジャイ・シャハンが、クレバーな動きを見せ、ボールを飛び越えると、ボールはデンバ・バに収まった。デンバ・バは、相手GKをかわすと、がら空きとなったゴールにボールを流しこんだ。0:2。このベシクタシュのゴールに対するカスムパシャ側からのお返しが、その3分後に生まれた。同41分、カスムパシャは、ゴール左斜め前の位置でフリーキックを得た。トゥナイの蹴ったボールは、ベシクタシュのゴールに転がりながら収まってしまった。1:2。そして、前半は、ベシクタシュが1:2とリードしたまま終わった。
 後半のキックオフは、ベシクタシュが行った。両者とも、後半は、テンポを上げて臨んだ。ベシクタシュは、ラモン・モッタの見事なゴールで、再び点差を2と拡げた。同5分、ベシクタシュの攻撃で、ソーサがいいパスをオルジャイ・シャハンに出した。オルジャイ・シャハンは、絶好の位置取りをしていたラモン・モッタにつないだ。そして、ラモン・モッタが、ペナルティエリアのすぐ前からきれいなシュートを放つと、これが相手ゴールネットを揺らしていた。1:3。同8分、相手選手をすり抜けペナルティエリア内へと入ろうとしたデンバ・バを、カスムパシャのバルシュのチェックを受けピッチに倒れると、主審は、バルシュにダイレクトにレッドカードを出し、退場処分としてしまった。10人となった相手に対し、2点のリードというアドヴァンテージを持つベシクタシュは、試合のテンポを落とした。楽に戦えるようになったベシクタシュは、守備に重点を置き、速い攻撃でチャンスを作り出そうとしていた。同30分、右サイドでボールを持ちドルブルでペナルティエリア内へと入り込んだムスタファ・ペテクメクが、浮き球のパスを出すと、ゴールエリア前で、オルジャイ・シャハンが走り込んできてシュートを放つと、ボールは、GKの傍らを抜けゴールネットに収まっていた。1:4。同32分、カスムパシャが9人になった。ボールのないところで、サポーターと喋っていたアデム・ブユックに対し、主審はダイレクトにレッドカードを出したのだった。9人となり、やる気の失せた相手に対して、ベシクタシュは、ホセ・ソーサのゴールで1:5とした。同41分、オウズハン・オズヤクプのパスを受けペナルティエリア内へと入り込んだホセ・ソーサが、狙いすましたシュートを放つと、ボールはGKの傍らを抜けて行った。1:5。ベシクタシュは、最初から優位を保ったこの試合を、1:5で制したのだった。

【カスムパシャ】アンデレアス・イサクソン=ヴェイセル・サル(後半42分:エルハン・カルタル)、バルシュ・バシュダシュ、リャン・ドンク、サンジャク・カプラン(後半39分:フェルハト・キラズ)=アンドレ・カストロ、イルハン・エケル=トゥナイ・トルン(後半27分:サナハリブ・マルキ)、オスカー・スカリオーネ、リャン・バベル=アデム・ブユック
【ベシクタシュ】ギュナイ・ギュヴェンチ=セルダル・クルトゥルシュ、トマス・シヴォク、エルサン・ギュルム、ラモン・モッタ=トルガイ・アルスラン(後半39分:オウズハン・オズヤクプ)、アッティバ・ハッティンソン(後半42分:ネジプ・ウイサル)=ムスタファ・ペテクメク、ホセ・ソーサ、オルジャイ・シャハン=デンバ・バ(後半31分:ケリム・フライ)




ガジアンテップ・スポル 1:1 コンヤ・スポル(ファナティック紙+TRT補綴 15. 4.18)

エルヴィス・コカロヴィッチ(左)フェルハト・アヤズ(右)(ガジアンテップ・スポル公式HP) セリム・アイ(左)フェルハト・アヤズ(右)(ザマン紙)  トルコ・リーグで、ガジアンテップ・スポルとコンヤ・スポルが対戦した。だが、この試合からは勝者は生まれなかった。

ガジアンテップで、1週間開けて、再びトルコ・リーグの試合が行われたが、全てが整っていた。いい状態となったピッチ、いい気候、、、。ただ、空席の目立つスタンドが、我々を落胆させた。勝ち点34を持った同士の対戦に、ホームのサポーターが、こんなにも関心を示さないのが解せないのだ。トルコの至るところで、そして、このガジアンテップでも新スタジアムの建設が行われているが、このようながら空きのスタンドを見ると、「必要なのか」と言わずにおくことができない。

                 コンヤ・スポル、同点に追いつく

 試合は、ガジアンテップ・スポルが優勢に始めた。前半11分、コーナーキックからのボールに、チコがいいジャンプをして、ヘッドで合わせると先制ゴールが生まれた。1:0。このゴールを受け、パスが通り、意欲的なプレーを見せるガジアンテップ・スポルの姿があった。だが、それは長続きがしなかった。まず、コンヤ・スポルが、中盤で優位を確立した。次いで攻撃面でも。そして、同44分、コンヤ・スポルが同点に近づいた。トルジェの蹴ったフリーキックを、エライがコーナーに逃げたのだ。

                 串もなけらば肉もなければシシケバブにならない

 後半に入ると、コンヤ・スポルが同点に追いつくべく優勢に臨んだ。同14分、ウーウル・インジェマンがヘディングシュートを試みると、ボールはサイドバーに当たり、もう一度ウーウル・インジェマンの元に戻って来た。再度シュートを試みたが、今度はバーの上を越えて外に出て行ってしまった。同28分、アリ・チャムダルとペナルティエリアの外でワンツーをして、再びボールを得たハサン・カブゼが、ランゲロフにパスを出した。GKと1対1となったランゲロフが、きれいなゴールを決め相手ゴールネットを揺らしたのだった。残り時間では、両者ともに勝ち点1を確保すべく努めていた。90分が終わってみると、ケバブで知られたガジアンテップには、串も肉も残らなかった。

【ガジアンテップ・スポル】エライ・ビルニチャン=バルシュ・ヤルドゥルムジュ、エルヤサ・スメ、チコ、シェノル・ジャン=エルデム・シェン、ジョン・チブーケ(後半30分:ムスタファ・ドゥラク)=ルイ・レアル(後半35分:エムレ・ネフィズ)、オウズハン・テュルク(後半20分:グベンガ・アロコヨ)、フェルハト・アヤズ=ムハメト・デミル
【コンヤ・スポル】カヤ・タラクチュ=アリ・トゥラン、エルヴィス・コカロヴィッチ、セリム・アイ、メフメット・ウスル=メフメット・ギュヴェン、アリ・チャムダル=ケナン・オゼル(後半21分:ハサン・カブゼ)、ウーウル・インジェマン(後半33分:レジェプ・アイドゥン)、ガブリエル・トルジェ=ディミタル・ランゲロフ(後半40分:ヴェダト・ボラ)




フェネルバフチェ、準決勝進出(イエニ・シャファク紙+TRT補綴 15. 4.17)

エテ・ハリル・オザルスン(左)ソウ(右)(ミリエット紙) ウイガル・メルト・ゼイベク(左)リカルド・ペドリエル(右)(ミリエット紙)  4月4日、トルコ・リーグのチャイクル・リゼ戦からの帰りに襲撃事件に遭遇して以後、初めてピッチに立ったフェネルバフチェだが、トルコ杯の準々決勝第2戦で、メルシン体育倶楽部を大差で退けた。準決勝では、ブルサ・スポルと対戦することになった。その準決勝は、4月28-30日に行われる。

 トルコ・リーグのチャイクル・リゼ戦後、トラブゾンで襲撃事件に遭遇したフェネルバフチェは、その事件後、試合には出場する決定をくだしたが、その決定を覆したとも伝えられていた。だが、フェネルバフチェは、事件後、昨日、ピッチに戻ってきた。フェネルバフチェは、トルコ杯準々決勝第2戦で、メルシン体育倶楽部を4:1でくだし、その名を準決勝に刻んだのだった。第1戦で、アウエーながら1:2で勝利を収めたフェネルバフチェは、カドゥキョイでも勝利を収め、準決勝でブルサ・スポルと対戦することとなった。フェネルバフチェは、前半6分、カイトのゴールで1:0と先制した。ジャネル・エルキンの蹴ったコーナーキックに、ベキル・イルテギュンがヘッドで合わせると、ボールはファーサイドへと流れたところ、カイトが触れるとゴールが決まったのだった。同29分、ソウが倒されて得たPKを、同31分、カイトが決め点差を2と開いた。2:0。後半4分、ハサン・アリ・カルドゥルムの見事なゴールで、スコアを3:0とした。エメニケが左サイドから入れたセンタリングに合わせて、ハサン・アリ・カルドゥルムが強くて狙いすましたシュートを放つとゴールが生まれたのだった。更に、同16分、ジャネル・エルキンがゴールを決め4:0とリードするに至った。左サイドからエメニケがセンタリングを入れると、ニアサイドにいたジャネル・エルキンがシュートを放った。そのボールが、相手ディフェンスのミトロヴィッチに当たってゴールインしたのだった。同26分、メルシン体育倶楽部のフタクスがゴールをあげ、この試合のスコアが決した。ティタが蹴った左コーナーキックのボールに対し、ニアサイドでいいジャンプをしたフタクスが、ヘディングシュートを決めたのだった。4:1。なお、アウェーのメルシン体育倶楽部は、前半29分、エフェ・ハリルがレッドカードをもらい、残りの61分間を10人で戦うということになった試合だった。

【フェネルバフチェ】メルト・ギュノク=セルダル・ケシマル、ベキル・イルテギュン、カドレッチ、ハサン・アリ・カルドゥルム=メフメット・トパル、セルチュク・シャヒン=カイト(後半1分:エメニケ)、ウイガル・メルト・ゼイベク(後半33分:ヴェボ)、ジャネル・エルキン(後半19分:アルパー)=ムサ・ソウ
【メルシン体育倶楽部】ニハト・シャヒン=ミラン・ミトロヴィッチ、ロレト・サディク、エテ・ハリル・オザルスン、ヌルラー・カヤ=ギュヴェン・ヴァロル、アブドゥル・カリリ(後半24分:メフメット・タシュ)、オクタイ・デリバルタ(後半9分:ムラト・ジェイラン)=ティタ、マルコ・フタクス、リカルド・ペドリエル(後半33分:プレジュース・ナクルマ)




ガラタサライ、トルコ杯で汗をかく(イエニ・シャファク紙 15. 4.16)

メロ(左端)エムレ・チョラク(右端)(ガラタサライ公式HP) タルク・チャムダル(左)(ガラタサライ公式HP)  2部リーグ所属のマニサ・スポル相手に控え中心で臨んだガラタサライは、勝利に至らずとも、勝ち上がりに必要なスコアを得るのには苦しまなかった。第1戦のアドヴァンテージで、トルコ杯準決勝に留まることとなったのだ。ガラタサライは、早々にイエクタがゴールをあげたが、マニサ・スポルは、後半32分、ハカン・トゥランのゴールで応えた。これで、ガラタサライは、シワス・スポルとカイセリ・スポルとの一戦の勝者を待ち受けることとなった。

 トルコ杯準々決勝第1戦で4:0の勝利をあげ、第2戦でマニサ・スポルとのアウェー戦に臨んだガラタサライが、準決勝進出の切符を同点試合でものにした。1:1。この試合早々に優位に立ったガラタサライは、開始僅か50秒で先制してしまった。左サイドから内側へと切れ込んだパンデフがパスを出すと、ゴール前でフリーになっていたイエクタがゴールを決めたのだった。0:1。同30分、今度は、イエクタのパスを受けたパンデフが、相手選手をすり抜けシュートを放ったが、GKウムトがゴールを許さなかった。同40分、またしても、パンデフとイエクタの2人が見せた。ディフェンスの裏に放り込まれたボールに反応してペナルティエリア内へと入ったパンデフが、GKの頭越しとなるボールを出した。ボールを得たイエクタがヘディングシュートを試みたが、ゴールマウスを捉えるということはなかった。後半32分、ペナルティエリアの外でボールを得たマニサ・スポルのハカン・トゥランがシュートを放った。強烈なシュートは、ゴール前で跳ね、シナン・ボラトを捕えてしまった。1:1。

【ガラタサライ】シナン・ボラト=タルク・チャムダル(後半37分:カーン・バイサル)、セミフ・カヤ、コライ・ギュンター、オルジャン・アドゥン=イエクタ、メロ(後半17分:サブリ・サルオウル)=ブレリム・ジェマリ、エムレ・チョラク、アイドゥン・ユルマズ(後半1分:シナン・ギュムシュ)=ゴラン・パンデフ




ゲンチレル・ビルリーイ 2:3 ブルサ・スポル(ファナティック紙+TRT補綴 15. 4.15)

シェネル・オズバイラクル(左)エル・キャビール(右)(ファナティック紙) ハルン・テキン、ペトロヴィッチ、シャミル・ジナズ(左から)(ゲンチレル・ビルリーイ公式HP)  1:1で終わった第1戦を受けた第2戦、ゲンチレル・ビルリーイは、ブルサ・スポルに対し、2:0とリードした。ホームのゲンチレル・ビルリーイが、前半45分に10人になると、眠っていたブルサ・スポルが生き返った。ヴォルカン・シェンが2ゴールをあげ同点に追いつくと、キング・フェルナンダオが勝ち上がりを決めるゴールを決めた。これで、ブルサ・スポルは、ここ4シーズンで3回目となる準決勝進出となる。

 1:1の試合を受けたブルサでの第2戦、前半は、よりクレヴァーで、チャンスにも恵まれ、また、そのチャンスを生かしたゲンチレル・ビルリーイがあった。トルコ・リーグで調子のいい2人のゴールゲッター、エル・キャビールとフェルナンダオの出来具合が、チームの運命を決めるものと考えられていた。前半7分、ベルッシの放ったシュートは、サイドバーに跳ね返された。同14分、ホームのゲンチレル・ビルリーイが先制した。コーナーキックのボールに、エル・キャビールがヘッドで触れ、最後は、ペトコヴィッチが仕上げたのだった。1:0。同38分、イルファン・ジャンのパスに反応して、またしてもブルサ・スポルの守備陣の裏を取ったエル・キャビールが、ループシュートを放つと点差は2と拡がった。前半ロスタイム、既にイエローカードをもらっていたウーウルが、シェネルに対して行ったファウルで、2枚目のイエローカードをもらい退場となった。確かに、決定は重かった。だが、既にイエローカードをもらっているウーウルとしては、不必要なファウルは犯すべきではなかった。後半に入ると、怒涛の如きブルサ・スポルの姿がピッチにあった。ブルサ・スポルは、相手が10人しか残っていないことをうまくついてきた。同14分、シェネル・オズバイラクルが、右サイドから入れたボールを、走りこんで来たヴォルカン・シェンがシュートを試みると、ボールは、GKフェルハト・カプランの左を抜けゴールネットを揺らしていた。2:1。

                  ゲンチレル・ビルリーイ、自ら崩れる

 同28分、バカンブのアシストを受け、ヴォルカン・シェンは、がら空きとなったゴールにボールを送り込むのは難しくなかった。2:2。後半ロスタイム、セダトがレッドカードをもらい退場となった。そのあと、GKフェルハトがボールを奪われてしまった。そして、フェルナンダオが勝利を決めるゴールを決めた。2:3。ゲンチレル・ビルリーイが、11人のまま戦ったならば、2:0から、ブルサ・スポルが逆転するには難しかった。自ら崩れた者は泣くべきではない。ブルサ・スポルのシェノル・ギュネシュ監督は、フェネルバフチェ戦を前にして、ディフェンスの弱さをしっかりと分析すべきである。前半の問題点は、そこに焦点化されるからだ。

【ゲンチレル・ビルリーイ】フェルハト・カプラン=ハカン・アスランタシュ、セダト・バイラク、ドゥスコ・トシッチ、ウーウル・チフトチ=ドーア・カヤ(後半36分:ベラト・トスン)、ラダサフ・ペトロヴィッチ=アレクサンデル・フレブ、イルファン・ジャン・カフヴェジ(後半18分:グイ・ランデル)、メルヴァン・チェリク(後半1分:アフメット・オウズ)=モスタファ・エル・キャビール
【ブルサ・スポル】ハルン・テキン=シェネル・オズバイラクル、セルダル・アズィズ、シャミル・ジナズ、アズィズ・ベヒッヒ(後半ロ18分:エムレ・タシュデミル)=オザン・トゥファン、フェルナンド・ベルッシ=ヴォルカン・シェン(後半45分:エネル・ウナル)、ジョスエ、セドリック・バカンブ(後半36分:エルトゥールル・エルソイ)=フェルナンダオ




トラブゾン・スポル、停まる(イエニ・シャファク紙 15. 3.17)

サリフ・ドゥルスン(左)チコ(右)(トラブゾン・スポル公式HP) チコ、メフメット・エキジ、シェノル・ジャン(左から)(トラブゾン・スポル公式HP)  トルコ・リーグ後半戦に嵐の如く吹き荒れたトラブゾン・スポルの勢いを、ガジアンテップ・スポルが挫いた。トラブゾン・スポルは、これで、後半戦初の敗戦を喫したが、それが、またしてもアウェー戦であった。ガジアンテップ・スポルに5節ぶりの勝利をもたらしたゴールは、チブーケとムハメットがもたらしたものだった。

 トルコ・リーグで上位4位までに入ることをめざし戦いを展開しているトラブゾン・スポルが、アウェー戦で、ガジアンテップ・スポルに2:0で敗れ痛手を蒙った。トルコ・リーグ後半戦で、最も勝ち点を多くあげたトラブゾン・スポルが、ここ4節、勝利がないどころかゴールすらあげることができていなかったホームのガジアンテップ・スポル相手に、ボールを多く支配していたにも拘わらず、ペナルティエリア内へと入り込むことに苦しみ、更にシュートに至る態勢を作ることができなかった。ガジアンテップ・スポルの方はと言えば、相手のペナルティエリア内へと入りこむことも叶わなかったが、2回のセットプレーから得たゴールで勝利をものにしたのだった。前半34分、ガジアンテップ・スポルの攻撃で、ヴィクトールが蹴った右コーナーキックのボールを、バルシュがペナルティエリア内へと入れると、そのボールをトラブゾン・スポルのディフェンス陣が大きくクリアできなかったボールを、チブーケが強烈に叩き込んだのだった。1:0。
 トラブゾン・スポルは、後半は活発に動いて臨んだが、その有効な動きは好機には繋がらなかった。後半17分、メフメット・エキジが、ゴール左斜め前から放ったシュートは、カルセマルカスの左に飛んだがパンチングで防がれた。同36分、ガジアンテップ・スポルが、トラブゾン・スポルのペナルティエリアの外でフリーキックを蹴った。ムハメット・デミルが、直接ゴールを狙ったボールは、ゴール右上隅を捉え、GKハカンの懸命のセーヴィングもむなしくゴールネットを揺らしていた。2:0。

【ガジアンテップ・スポル】カルセマルカス=バルシュ・ヤルドゥルムジュ、エルヤサ・スメ、オグニエン・ウラニエス、シェノル・ジャン=エルデム・シェン、チコ、ジョアオ・ヴィトール(後半26分:ムハッメド・イルディズ)=ジョン・チブーケ、ムハメト・デミル(後半41分:エムレ・ネフィズ)、ムスタファ・ドゥラク(後半27分:オウズハン・テュルク)
【トラブゾン・スポル】ハカン・アルクン=サリフ・ドゥルスン(後半22分:オゼル・フルマジュ)、ウーウル・デミロク、ボシングワ、ムスタファ・アクバシュ(後半33分:ムサ・ニザム)=ファーティフ・アトゥク、カール・メジャーニ=セファ・ユルマズ(後半13分:デニズ・ユルマズ)、メフメット・エキジ、エルカン・ゼンギン=オスカル・カルドーソ




キャビールによる責苦(フォトマッチ紙 15. 3.16)

アフメット・ユルマズ・チャルク(下)ソウ(上)(ミリエット紙) メフメット・トパル(左)を讃えるジャネル・エルキン(右)(フェネルバフチェル公式HP)  ガラタサライがくじけた節で、ゲンチレル・ビルリーイには絶対に勝ち点3をと意気込んで臨んだフェネルバフチェだったが、大きな衝撃に包まれている。フェネルバフチェは、勝利を目指して圧力を高めて行ったが、エル・キャビールのゴールを浴び崩れ去った。

 前節、カドゥキョイでガラタサライをくだし、首位に一層肉薄したフェネルバフチェだったが、ライバルのガラタサライが、バシャクシェヒル・スポルと引き分けたことで、かなり熱くなっていたようだ。その気分で、アンカラでのゲンチレル・ビルリーイ戦に臨んだフェネルバフチェだったが、およそ望みもしないスコア(2:1)で、敗北を喫してしまった。このスコアで、2位に上がるチャンスをも逃してしまったフェネルバフチェは、この日曜日に、カドゥキョイで迎え撃つ首位のベシクタシュとは勝ち点で4、ガラタサライとは勝ち点で2という位置につけることになった。

                  ゴールの臭いを嗅ぎつけたのはエル・キャビール

 ゲンチレル・ビルリーイは、前半37分、ペトコヴィッチの20mからのバズーカ砲の如きシュートが決まり先制した。フェネルバフチェは、これに対し、後半27分、メフメット・トパルのヘディングシュートが決まり、お返しをした。フェネルバフチェが、2点目を求めて圧力を高めているとき、同42分、ヴォルカンが前に出ているのを咎めたモロッコ人選手エル・キャビールが、ヘッドでゴールを決め、フェネルバフチェを崩した。昨季、アル・アフリに所属して、今季、移籍金なしでゲンチレル・ビルリーイに加入したエル・キャビールは、「ゴールの臭いを嗅ぎつける」選手として知られている。

【ゲンチレル・ビルリーイ】ラマザン・キョセ=ハカン・アスランタシュ、セダト・バイラク、アフメット・ユルマズ・チャルク、ドゥスコ・トシッチ=ラダサフ・ペトロヴィッチ、ドーア・カヤ=グィド・コチェル(後半30分:メルヴァン・チェリク)、グイ・ランデル、アレクサンデル・フレブ(後半35分:ジャン・ジャック・ゴッソ)=モスタファ・エル・キャビール
【フェネルバフチェ】ヴォルカン・デミレル=ギョクハン・ギョヌル、ブルーノ・アルヴェス、エゲメン・コルクマズ(前半42分:ベキル・イルテギュン)、ジャネル・エルキン=メフメット・トパル、エムレ・ベレズオウル=カイト、ディエゴ(後半14分:アルパー)、ムサ・ソウ(後半31分:ヴェボ)、エメニケ




ガラタサライ、自殺行為(イエニ・シャファク紙+トルコ・サッカー協会公式HP補綴 15. 3.15)

セルチュク・イナン(左)を讃えるハミト・アルトゥントプ(右)(ガラタサライ公式HP) ジェレミー・ペルベット(左)コライ・ギュンター(右)(バシャクシェヒル・スポル公式HP)  フェネルバフチェ戦での敗戦を喫したあと、テュルク・テレコム・アリーナでのバシャクシェヒル・スポル戦に登場したガラタサライが、セルチュク・イナンとウムト・ブルトのゴールで2:0とリードしながら、最終的には2:2の引き分けに終わった。スコアが2:0となったところで、チーム一番の活躍をしていたヤシン・オズテキンをさげてからは、試合が逆回転をし出したため、批判の矢面にハムザ・ハムザオウル監督が立たされている。

 カドゥキョイで優勝争いの上で大きな痛手を蒙ったガラタサライが、ホームにバシャクシェヒル・スポルを迎えた試合、ガラタサライは、一旦2:0とリードしながら、最終的には勝ち点1に終わってしまった。2:2。両者ともに活発に試合を始めたが、最初の大きなチャンスは、前半22分に生まれた。スナイデルのロングパスを、ペナルティエリアの外ゴール右斜め前でコントロールしたサブリが入れたセンタリングに、ファーサイドにいたヤシン・オズテキンが、至近距離から放ったシュートは、枠の傍らを逸れて外に出て行った。同30分、スナイデルが蹴った左コーナーキックに、コライ・ギュンターがとってもいいジャンプをして合わせたが、ボールは枠を外れてしまった。同38分、アルパルスランが、ガラタサライのペナルティエリア内でボールを得てシュートを放ったが、ボールは枠をすり抜けて外に出て行った。同43分、ガラタサライは、求めて止まなかったゴールをあげた。サブリが右サイドから入れたセンタリングに、セルチュク・イナンが見事なヴォレーでゴールを決めたのだった。1:0。後半早々に優位に立ったガラタサライは、2点目を早々に決めた。同4分、ヤシン・オズテキンが左サイドからフェイントをかけながら内へと入り込み出したパスが、相手GKを抜けてしまったところ、ウムト・ブルトががら空きになっていたゴールに送り込んだ。2:0。同22分、角度のないところからヴィスカが放ったシュートは、サイドネットの外側に収まっただけだった。同27分、マフムトがペナルティエリア内で放った抑えの効いたシュートは、ムスレアが辛うじてコーナーへと逃げた。同34分、タイフンが左サイドから蹴ったフリーキックのボールに、メフメット・バッタルがヘッドで合わせるとゴールが決まり、点差を1と縮めた。2:1。同38分、オルジャン・アドゥンのパスを受けたブルマがシュートを放ったが、ボールはGKがキャッチした。同40分、ヴィスカがシュートを放つと、ボールがムスレアからこぼれ、エンヴェル・ジェンクの前に転がった。ジャンクは、がら空きとなったゴールにボールを送り込み、これで同点に追いついた。2:2。

【ガラタサライ】ムスレア=サブリ・サルオウル(後半1分:タルク・チャムダル)、オーレリアン・チェデュー、コライ・ギュンター、オルジャン・アドゥン=セルチュク・イナン、ハミト・アルトゥントプ=ブルマ、スナイデル、ヤシン・オズテキン(後半21分:ブレリム・ジェマリ)=ウムト・ブルト
【バシャクシェヒル・スポル】ヴォルカン・ババジャン=ウーウル・ウチャル(後半32分:タイフン・ペクテュルク)、ヤルチュン・アイハン、アレクサンドゥ・エピュローヌ、フェルハト・オズトルン=ステファン・バッジ、マフムト・テクデミル=エディン・ヴィスカ、マルシオ・モッソロ(後半32分:メフメット・バッタル)、アルパルスラン・エルデム(後半15分:ジェンク・シャヒン)=ジェレミー・ペルベット




ブルサ・スポル:4−2: バルケシル・スポル(ファナティック紙+トルコ・サッカー協会公式HP補綴 15. 3.14)

ホルメン(ヒュリエット紙) アイクト・チェヴィケル(左)フェルナンダオ(右)(ブルサ・スポル公式HP)  トルコ・リーグ残留をかけて戦っているバルケシル・スポルとの一戦で、ブルサ・スポルは、ジョスエによりより掴んだリードを守れず、ギョクハン・ウナルの2ゴールを喫し逆転されたが、ホルメン、フェルナンダオ(PK)、エネス・ウナルのゴールで点差を開き勝利を収め、その結果4位に上がった。

 一方は、少なくとも4位を手に入れようと。他方は、残留をかけての戦いに挑んだ両者の点の取り合いとなった一戦で、笑ったのはブルサ・スポルの方だった。4:2。前半14分、オザン・トゥファンが、右サイドでロングパスを出した。このボールを胸でトラップしたジョスエが、左足を一閃すると、GKヴコヴィッチが飛びついても届かないゴール左上隅に突き刺さった。1:0。同25分、速いカウンター攻撃に出たバルケシル・スポルは、左サイドからゼチのパスを、ブルサ・スポルのペナルティエリア内で受けたギョクハン・ウナルが、狙いすましたシュートを放つと、ブルサ・スポルのゴールネットを揺らしていた。1:1。同29分、ゼチが、右サイドにいたセルジャン・ユルドゥルムにパスを出すと、セルジャン・ユルドゥルムが素晴らしいセンタリングを入れ、全くフリーの状態だったギョクハン・ウナルがヘディングシュートを試みると、再びブルサ・スポルのゴールネットを揺らしていた。1:2。オザン・イペクのシュートがバーに嫌われるということがあった2分後、即ち、同35分、ブルサ・スポルの攻撃で、フェルナンダオが胸で落としたボールを、今度は、ホルメンがゴールを決めた。

                  ピッチに立つ最年少選手がゴール

 ブルサ・スポルは、後半に入るに当たり、オザン・イペクに替えてエネスを入れた。同27分、ジョスエのセンタリングに対し、背を回転させながら飛び上がったアイクトの腕にボールが当たったのを咎めたアリ・パラブユク主審は、PKという厳しい裁定をした。フェルナンダオが、強いシュートを決め、ブルサ・スポルがリードをするゴールとなった。これで、得点王争いで、カルドーソとデンバ・バを追い越した。3:2。この試合の最終ゴールは、同40分、ピッチに立つ最年少選手エネスがゴールを決めた。ジョスエが蹴ったコーナーキックからのボールを、フェルナンダオがファーサイドに浮かすと、17歳のエネスが滑り込みながら、点差を2と開くゴールを決めたのだった。4:2。

【ブルサ・スポル】ハルン・テキン=シェネル・オズバイラクル、レナート・チェヴェリ、セルダル・アズィズ、アズィズ・ベヒッヒ=オザン・トゥファン(後半ロスタイム1分:ベキル・ユルマズ)、フェルナンド・ベルッシ=ホルメン(後半18分:シャミル・ジナズ)、ジョスエ、オザン・イペク(後半1分:エネル・ウナル)=フェルナンダオ
【バルケシル・スポル】アンドゥリヤ・ヴコヴィッチ=オカン・アルカン、トミスラフ・グルマッチ、アンテ・クルシッチ、ベルカン・エミル=アイクト・チェヴィケル、エライ・アタセヴェン、ヴィトール・ゴメス(後半31分:アンドレ・サントスロナルド・ヴァルガス)=エミン・ゼチ、ギョクハン・ウナル(後半31分:ムーダト・チェリク)、セルジャン・ユルドゥルム(後半37分:アリ・オズテュルク)




クラブ・ブルージュ:2−ベシクタシュ:1(ベシクタシュ公式HP 15. 3.13)

トルガイ・アルスラン(右)(ミリエット紙) ギョクハン・トーレ(中)(ミリエット紙)  ベシクタシュは、UEFA欧州リーグ3回戦第1戦で、クラブ・ブルージュに2:1で敗れた。

 試合は、ベシクタシュのキックオフで始まった。試合の序盤、試合をコントロールすることを良しとしたベシクタシュは、ボールの支配率で上回った。前半12分、クラブ・ブルージュは、右コーナーキックからスッターがゴールを決めたが、主審は、その前にエルサン・ギュルムに対するファウルがあったとして、ゴールを認めなかった。テンポを落として戦ったベシクタシュは、パス回しをして相手選手を前に引き出し、その相手の裏にボールを放り込みゴールを狙おうとしていた。ベシクタシュは、前半の半ばまで、相手にテンポを上げさせようとはしなかった。そして、守備陣は守備の原則を守っているように見えた。それに続く時間帯では、両者ともに、短い間だけにも拘わらずテンポを上げるときもあった。試合の進め方を、相手に順応させたベシクタシュは、セットプレー以外には好機を与えるということはさせなかった。ベシクタシュは、明らかなるゴールチャンスを生み出すことなく、前半は0:0のまま終わった。
 後半のキックオフは、ホームのクラブ・ブルージュが行った。ベシクタシュは、後半をゴールで始めた。同1分。右サイドでボールを得たギョクハン・トーレが、相手選手をかわしペナルティエリア内へと入り込み、ボールを左にかわしながらシュートを放った。そのボールが、相手GKの傍らを抜けゴールネットを揺らしていた。0:1。ゴールが生まれたあと、テンポが上がった。ベシクタシュは、ゴールをあげたアドヴァンテージから、相手陣内でより楽にプレーし始めた。クラブ・ブルージュは、ベシクタシュの方が思いもしなかった時間帯に、スッターが同点ゴールを決めた。同17分、クラブ・ブルージュの攻撃で、ゲドスが放ったシュートを、PKポイントのところにいたスッターが触れると、ベシクタシュのゴールネットを揺らしてしまった。1:1。同点に持ち込んだクラブ・ブルージュは、圧迫を強めていった。クラブ・ブルージュは、次から次から得たセットプレーで、ベシクタシュのゴールに迫ろうとしていた。スラヴェン・ビリッチ監督は、試合のコントロールを失ったチームに、オウズハン・オズヤクプとケリム・フライを交代させ活を入れた。同32分、トムソン主審は、ペナルティエリア内で行ったセルダル・クルトゥルシュの行為を咎めてPKを指示した。そして、このPKを、レファエロフが決めた。2:1。残りの時間、ベシクタシュはゴールを求め始めた。テンポのある攻撃の応酬が、終盤に生まれた。だが、ベシクタシュの努力も功を奏さず、試合は、ホームのクラブ・ブルージュの2:1での勝利で終わった。

【ベシクタシュ】ジェンク・ギョネン=セルダル・クルトゥルシュネジプ・ウイサル、、エルサン・ギュルム、ダニエル・オパレ=ギョクハン・トーレ、トルガイ・アルスラン、ヴェリ・カヴラク、オウズハン・オズヤクプ(後半27分:ケリム・フライ)、オルジャイ・シャハン(後半38分:ムスタファ・ペテクメク)=デンバ・バ




準備、継続中(フェネルバフチェ公式HP 15. 3.12)

イスマイル・カルタル監督(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェは、ゲンチレル・ビルリーイ戦に備えて、ジャン・バルトぅ・グランドで、本日の昼行われる練習で、その準備を引き続き行った。

 イスマイル・カルタル監督指揮下で行われた練習は、午前11時から始まり、1時間半かけて行われた。ランニングとウォーミングアップで始まった練習では、ミニコ−トを使った組織的なパス練習、その後には、同じくミニコートを使った練習試合を行ない、練習を打ち上げた。
 メフメット・トパルとハサン・アリ・カルドゥルムは、チームとは離れて特別メニューを含む練習で打ち上げた。軽い痛みのあるギョクハン・ギョヌルとジャネル・エルキンは、屋内で体力強化と耐久力強化の練習を行っていた。。風邪が治ったヴォルカン・デミレルだが、練習には不参加だった。
 ゲンチレル・ビルリーイ戦に備えての準備は、3月12日(木)に行われる練習でも引き続き行われる。ジャン・バルト・グランドで行われるこの練習は、午前11時開始予定である。




ハムザ・ハムザオウル監督、バシャクシェヒル・スポル戦はどんな先発メンバーを組むのか?(ファナティック紙 15. 3.11)

ハムザ・ハムザオウル監督(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェとのダービーマッチのあと、1日の休暇をとったガラタサライが、バシャクシェヒル・スポル戦に備えての準備を続けている。

 ダービーマッチの前に7連勝に終わりを迎えてしまっていたガラタサライで、ハムザ・ハムザオウル監督は、メンバーの入れ替え、特にサイドの選手の入れ替えをするものと考えられている。 アレックス・テレスとウムト・ブルトという2人に替え、以前のように、ヤシン・オズテキンとブルマという2人で組み立てようと考えている同監督は、ウムト・ブルトを、再びFWで起用して、累積警告で出場停止となるブラク・ユルマズの位置に置くことは明らかになっている。
 フェネルバフチェ戦で傷んだハカン・バルタに替え、故障の癒えたセミフ・カヤを起用することが明らかになっているが、中盤については変更はないものと思われている。
 同監督は、中盤を、再びセルチュク・イナンとハミト・アルトゥントプの2人に任せることを考えているが、何度か開いたミーティングでは、ダービーマッチの心理的影響からの解放を求めていた。
 選手たちに、ダービーマッチを忘れることのないようと言う同監督は、「勝ち点3を失った。だが、我々は、まだ首位に留まっているのだ」と言ったということだ。
 戦術面に重点を置いた練習を行ったガラタサライで、同監督は、バシャクシェヒル・スポルが、トルコ・リーグでは最も失点の少ないチームであることが告げられ、特にサイドの選手がミスを犯さないことを求めたことが明らかになっている。




メルシン体育倶楽部 1−5 トラブゾン・スポル(ファナティック紙 15. 3.10)

メフメット・エキジ(左)ミラン・ミトロヴィッチ(右)(トラブゾン・スポル公式HP) セファ・ユルマズ(トラブゾン・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第23節最終試合で、トラブゾン・スポルが、メルシン体育倶楽部を1:5でくだした。

 ブルサ・スポルとバシャクシェヒル・スポルが勝ち点を失った今節、トラブゾン・スポルは、絶対に勝たねばならなかった。というのも、ヨーロッパのカップ戦への参戦権を得ないでトルコ・リーグを終えることのできないトラブゾン・スポルにとって、来季の見通しが暗くなってしまうからだ。多くの投資、人的配置、監督交代が宙に浮いたままなってしまう。そのトラブゾン・スポルが、大きな曲がり角の試合から、何ら傷を負わないで戻ることになった。エルスン・ヤナル監督は、選手起用で大きな賭けに出た。なかでもオゼル・フルマジュをベンチに下げ、よりディフェンシヴな中盤で対応しようとして臨んだ。ムスタファ・アクバシュは、恐らく今季初の左サイドバックでの起用だったろう。ウーウル・デミロクとボシングワの2人は、トラブゾン・スポルの防御面を構成した。今後も、この2人は、そういった戦い方を進めていくことになるのだろう。

                  名人芸

 前半15分、メフメット・エキジが蹴った左コーナーキッで、メルシン体育倶楽部のゴール前で混戦が生まれた。セファ・ユルマズが至近距離から強いシュートを放つと、ボールはセルヴェトから跳ね返った。その跳ね返りのボールで仕上げをしようとしたウーウル・デミロクだったが、シュートは転がりながら枠を逸れて外に出て行った。同30分、メジャーニがペナルティエリアの外側で倒されて得たフリーキックを、メフメット・エキジが直接ゴールを決めた。0:1。同45分、右サイドからメフメット・エキジが行ったスローイングは、ペナルティエリア内へとのセンタリングとなり、ディフェンス陣の間でとってもいいジャンプをしたセファ・ユルマズが、ヘディングシュートを試みると、これがメルシン体育倶楽部のゴールネットを揺らした。0:2。

                  最後はオスカル・カルドーソ

 後半12分、右コーナーキックを蹴ったメフメット・エキジからのボールに、ファーサイドにいたセファ・ユルマズがヘッドで合わせるとゴールが決まった。0:3。同18分、ムラトのスルーパスを受けたオクタイが、身体を反転させて放ったシュートは、僅かにバーの傍らを逸れ外に出て行った。同24分、エルカン・ゼンギンが、右サイドからメルシン体育倶楽部のペナルティエリアに向けセンタリングを入れると、セロルが、このボールをバックに蹴り防ごうとしたところオウンゴールとなってしまった。0:4。同36分、ギュヴェンの蹴った右からのコーナーキックがペナルティエリア内へと入ってくると、セルヴェトが落とした。そのボールを、シナンが蹴りこみゴールとなった。1:4。同45分、ペドゥリアルのスルーパスを、ペナルティエリア内で得たウエリトンがシュートを放ったが、ボールは枠の傍らを僅かに逸れ外に出て行った。同ロスタイム1分、ペナルティエリアの右側でボールを得たカルドーソが、強烈なゴールを叩き込んだ。1:5。

【メルシン体育倶楽部】ニハト・シャヒン=ギュヴェン・ヴァロル、セルヴェト・チェティン、ミラン・ミトロヴィッチ、セロル・デミルハン=ロレト・サディク、アブドゥル・カリリ(後半1分:ムラト・ジェイラン)=プレジュース・ナクルマ、オクタイ・デリバルタ(後半27分:ヂナン・カロウル)、ティタ(後半1分:リカルド・ペドリエル)=ウエリトン・ソアレス
【トラブゾン・スポル】ハカン・アルクン=サリフ・ドゥルスン、ウーウル・デミロク、ボシングワ、ムスタファ・アクバシュ=ファーティフ・アトゥク(後半41分:ソネル・アイドドゥ)、カール・メジャーニ=セファ・ユルマズ、メフメット・エキジ(後半33分:ワリス)、エルカン・ゼンギン(後半34分:オゼル・フルマジュ)=オスカル・カルドーソ




フェネルバフチェの真髄(イエニ・シャファク紙 15. 3. 9)

カイト(イエニ・シャファク紙) エゲメン(左)ブラク・ユルマズ(右)(フェネルバフチェ公式HP)  ガラタサライに勝ち点で4離されてピッチに立ったフェネルバフチェは、殊に後半、一方的に攻め立てたこの試合、エムレ・ベレズオウルがバーに嫌われたが、求めて止まないゴールを、後半36分、カイトがもたらした。その2分後には、ヤシン・オズテキンの放ったゴールかと思われたシュートを、ヴォルカンが叩きだした。これで、またしてもカドゥキョイで勝利を掴んだのはフェネルバフチェの方だった。そして、勝ち点差を1と縮めたのだった。

 今季、優勝を遂げ4ツ星を手に入れようとする両者の戦いは、勝利に舞い上がったのはフェネルバフチェの方だった。1:0。試合はスピード豊かに始まったが、最初のチャンスはガラタサライの方から生まれた。前半4分、セルチュク・イナンの放ったシュートは、ヴォルカンが伸び上って防いだ。同35分、エメニケが、左サイドから入れたセンタリングに、絶好の位置でジャンプしたエゲメンが合わせたが、ボールは外に出て行った。前半は、両者無得点のまま控室に引き上げることになった。後半9分、ソウが左足で放ったシュートは、ムスレアが辛うじてコーナーへと逃げた。このコーナーキックを蹴ったディエゴがペナルティエリア内へとボールを入れると、エメニケが、いいジャンプを見せ合わせたが、ボールは転がりながら枠を逸れて行った。同20分、ペナルティエリア・ライン辺りから、エムレ・ベレズオウルが蹴ったフリーキックは、バーを直撃しピッチに跳ね返った。その跳ね返りのボールを、カイトがシュートを試みたがゴールとはならなかった。同36分、メフメット・トパルのパスを受けたカイトが、右にふったあと放ったシュートが、ムスレアを捉えた。1:0。同38分、見事なフェイントをかけペナルティエリア内へと持ち込んだヤシン・オズテキンのシュートは、GKヴォルカンがコーナーへと逃げた。

【フェネルバフチェ】メルト・ギュノク=ギョクハン・ギョヌル、ブルーノ・アルヴェス、エゲメン・コルクマズ、ジャネル・エルキン=メフメット・トパル、ディエゴ(後半32分:ヴェボ)、エムレ・ベレズオウル=エメニケ(後半21分:アルパー)、ムサ・ソウ(後半40分:セルチュク・シャヒン)、カイト
【ガラタサライ】ムスレア=サブリ・サルオウル、オーレリアン・チェデュー、ハカン・バルタ(後半1分:コライ・ギュンター)、アレックス・テレス(後半13分:ヤシン・オズテキン)=ハミト・アルトゥントプ(後半44分:エムレ・チョラク)、セルチュク・イナン=ウムト・ブルト、スナイデル、オルジャン・アドゥン=ブラク・ユルマズ




エスキシェヒルで両者無得点(イエニ・シャファク紙 15. 3. 8)

セルダル・オズカン、ホルメン、キャーミル・アフメット・ギョレクチ(左から)(ブルサ・スポル会公式HP) セルダル・アズィズ、ロゲリオ・モリ(左から)(ブルサ・スポルャ公式HP)  トルコ・リーグで4強進出を目指すブルサ・スポルが、アウェーで戦ったエスキシェヒル・スポル戦で、両者無得点の試合を演じてしまい、ヨーロッパのカップ戦参戦に重要な勝ち点2を失った。トルコ・リーグで最多得点を誇るブルサ・スポルが、12試合ぶりに無得点に終わった。

 トルコ・リーグで下位からの脱出を図りたいエスキシェヒル・スポルが、ホームに4強を目指すブルサ・スポルを迎えた一戦は、両者無得点の引き分けに終わった。0:0。ヴォルカン・シェンとバカンブを欠き、攻撃を組み立てるのに苦しんだ相手に対し、より圧力が高かったエスキシェヒル・スポルだったが、実りとなるものは生まれなかった。最初のビッグチャンスは、エスキシェヒル・スポルの方に生まれた。前半16分、オズギュル・チェクが、フェイントをかけながらブルサ・スポルのペナルティエリアの前まで迫り強烈なシュートを放ったが、ボールは僅かにバーの上を越えて外に出て行った。同35分、セゼル・オズテュルクがヘッドで前に出したボールを、モリがシュートに入ろうとしたところ、ブルサ・スポルのディフェンスが大きくクリアしてしまった。後半3分、ペナルティエリア・ライン上で得たフリーキックをベルッシが蹴ったが、ボールは壁に当たり跳ね返されてしまった。同12分、相手ディフェンスの3人の内2人を引きつけたブルサ・スポルのジョスエだったが、ミスパスを犯したためにチャンスになる前に、自ら潰してしまった。同35分、シェネルのセンタリングに、フェルナンダオが足を合わせたが、ボールは転がりながらバーを逸れ外に出て行った。同39分、キャーミルのセンタリングにセルダルが頭で合わせたが、ボールはバーの上を越えて外に出て行った。終盤、ハルンのミスから、ボールが目の前に転がって来たセルダルの試みたシュートは、外に出て行ってしまい、これでスコアが決した。0:0。この結果、トルコ・リーグで最多得点を誇るブルサ・スポルが、12試合ぶりに無得点で終わることとなった。

【エスキシェヒル・スポル】アリ・シャシャル・ヴラル=キャーミル・アフメット・ギョレクチ、ムスタファ・ユムル、ディエゴ・アンジェロ、オズギュル・チェク(後半14分:エルギュン・テベル)=ンズキ・トコ、ゴラン・カウシッチ、セゼル・オズテュルク(後半38分:エムレ・ギュラル)=ラヘーム・ラワル、ンズズィ・トコ=オヌル・バイラムオウル(後半32分:セルダル・オズカン)、ロゲリオ・モリ、イブラヒム・シッソコ
【ブルサ・スポル】ハルン・テキン=シェネル・オズバイラクル、セルダル・アズィズ、レナート・チェヴェリ、アズィズ・ベヒッヒ=フェルナンド・ベルッシ、シャミル・ジナズ=オザン・トゥファン(後半ロスタイム1分:ベキル・ユルマズ)、ジョスエ(後半27分:エネル・ウナル)、ホルメ(後半44分:オザン・イペク)ン=フェルナンダオ




カスムパシャ 2:2 アクヒサル市役所スポル(ファナティック紙 15. 3. 7)

ヴェイセル・サル、ペキン・キョシュネク、カディル・ケレシュ(右から)(トルコ・サッカー協会公式HP) ビラル・クサ、オスカー・スカリオーネ、ルアルア(右から)(カスムパシャ公式HP)  フェネルバフチェのカドゥキョイでの不敗連続記録を崩したアクヒサル市役所スポルが、イスタンブルで、またしても素晴らしい追い上げを見せた。カスムパシャが、まずアデムとスカリオーネのゴールで2:0とリードした。そのあとに、ドゥヴァーリがオウンゴールをあげてしまった。そして、ブルーノが2:2とするゴールを決めたのだ。この結果、今節の開幕試合は勝ち点を分け合って終わった。

 トルコ・リーグ後半戦に入るとともに、両者ともにプレースタイルを変えた。ロベルト・カルロスを監督に迎えるまでは、いいカウンター攻撃を見せるチームとして、トルコ・リーグで存在感を見せていたアクヒサル市役所スポルだが、カスムパシャのような能力の高いクラブ相手に、スタンダードなパスサッカーを見せることで、2:0とのリードを許してしまった。試合開始僅か6分に、アデムが、右サイドバックのトルガの頭上を超える距離のあるヘディングシュートが、単にスコアを変えただけではなく戦略そのものの変更に至った。後半7分、ヴェイセル・サルのセンタリングを受け、スカリオーネが試みたループシュートが、スコアを2:0とした。アクヒサル市役所スポルは、ルアルアが動き出しても、ブルーノがボールをキープできないため、決して効果的なサッカーを見せることができていなかった。

                  ロベルト・カルロス効果

 ロベルト・カルロス監督は、後半に入るに当たり、カディルとヴァズ・テの交替、右サイドに入っていたギュライを左サイドバックに引かせ、サイド攻撃を厚くすることを考えた。ギュライの長い距離を駆け上がる3度目の際に、ドゥヴァーリがバックヘッドで防ごうとしたボールがゴールインしてしまった。同27分、ヴァズ・テの素晴らしいアシストを受けたブルーノの見事なシュートが、相手ゴールネットを揺らした。ロベルト・カルロス監督により殻を破ったアクヒサル市役所スポルは、典型的なアウェー戦戦術とは異なるいいパスサッカーをにより、カスムパシャを、2:0のビハインドから捉えることに成功した。

【カスムパシャ】エルタッチ・オズビル=ヴェイセル・サル、ラシャ・ドゥヴァーリ、リャン・ドンク、サンジャク・カプラン=アルパスラン・オズテュルク、アンドレ・カストロ=アデム・ブユック、オスカー・スカリオーネ、ハリル・チョラク(後半28分:トゥナイ・トルン)=サナハリブ・マルキ(後半41分:タバレ・ヴィウデス)
【アクヒサル市役所スポル】エムラー・トゥンジェル=トルガ・ウンリュ、イスマイル・コヌク、ダグラス・フェレイラ、カディル・ケレシュ(後半1分:リカルド・ヴァズ・テ)=メルテル・ユジェ(後半125分:ゾコラ)、ペキン・キョシュネク(後半23分:メフメット・アクユズ)=ギュライ・ヴラル、ビラル・クサ、ブルーノ・メゼンガ=ルアルア




ハムザ・ハムザオウル監督の描くカドゥキョイでの戦略(ファナティック紙 15. 3. 6)

ハムザ・ハムザオウル監督(ザマン紙)  フェネルバフチェの最も効果的な武器を両サイドバックだと考えるハムザ・ハムザオウル監督は、ジャネル・エルキンをハミト・アルトゥントプで、ギョクハン・ギョヌルをヤシン・オズテキンで抑え込み、前方でスナイデルにより楽に動けるようにさせるつもりだ。また、中央部は、セルチュク・イナンとジェマーリに任せるつもりだ。

 ガラタサライの、フェネルバフチェとのダービーマッチでの戦略が、徐々に明らかになってきている。ガラタサライのハムザ・ハムザオウル監督は、フェネルバフチェの分析を終えている。それによると、フェネルバフチェの最も大きな武器である両サイドバックが、攻撃面に効いていると考えた。そこで、これらの防御を考えている同監督は、ジャネル・エルキンをハミト・アルトゥントプで、ギョクハン・ギョヌルをヤシン・オズテキンで、その突破を和らげようと決めた。サイドに、この2選手を置くことを考えた同監督は、中盤の真ん中には、セルチュク・イナンとブレリム・ジェマリを置くつもりだ。これで、自在に動く役割を課せられているウイスリー・スナイデルを楽にさせ、また、ボールが相手に渡ったときには、プレスを駆け回ったり走り回ったりする必要を回避できるようになるはずだ。

                 ブラクが相手守備陣を崩すはずだ

 先発メンバーに入るはずのブラクは、相手ディフェンスの裏へのランニングで、エゲメン・コルクマズとブルーノ・アルヴェスという2人のストッパーを崩すことに努めるだろう。また、相手陣内に入り込むと、オルジャン・アドゥンとサブリ・サルオウルの上りが、オフェンスの選手たちに新たな道筋を開くことになる。コライ・ギュンターとオーレリアン・チェデューといった2人は、特にコーナーキックの際に、フェネルバフチェのペナルティエリア内で活躍してくれることが期待されている。フェネルバフチェが攻撃に入ったときには、全選手が、ボールの裏を取るという原則を、同監督により、常に叩き込まれている。




フランコの替わりはネジプ・ウイサル(ファナティック紙+フェネルバフチェ公式HP補綴 15. 3. 5)

ソウ(フェネルバフチェ公式HP) メフメット・トプズ(左)アブドゥル・カリリ(右)(フェネルバフチェ公式HP)  トルコ杯の戦いで、フェネルバフチェは、アウェー戦でメルシン体育倶楽部を1:2でくだした。これで、フェネルバフチェは、第2戦を前にアドヴァンテージを獲得した。

 トルコ杯準々決勝第1戦で、メルシン体育倶楽部とのアウェー戦に臨んだフェネルバフチェが、1:2で勝った。このスコアで、フェネルバフチェは、4月7日、イスタンブルで行われる第2戦を前に、重要なアドヴァンテージを獲得した。
 テヴフィク・スル・ギュル・スタジアムで行われたこの試合、最初のビッグチャンスを掴んだのは、ホームのメルシン体育倶楽部だった。前半11分、ブラジル人選手ウエリトンが、ヴォルカンと1対1となりながら、ヴォルカンを越えることができなかった。この好機から僅か1分後、新たなメルシン体育倶楽部の右からの攻撃で、ウエリトンが持ち込んだボールに、オクタイ・デリバルタがヘッドで合わせたが、ゴールネットを揺らすことはできなかった。同35分、ペナルティエリアの外でボールを得たリカルド・ペドリエルがシュートを試みた。ボールは、ゴール左隅を捉えていたが、GKヴォルカンが、これを防ぎゴールとはならなかった。同44分、フェネルバフチェのブラジル人スター選手ディエゴ・リバスが、メフメット・トプズのスルーパスに反応した。メルシン体育倶楽部のオフサイド・トラップをかいくぐり、素晴らしいループシュートを放つと、ボールはGKミリハイロフの頭上を超えてゴールネットを揺らしていた。フェネルバフチェは、このゴールで、アウェー戦で0:1と優位に立った。

                   メルシン体育倶楽部、ウエリトンのゴールだけでは足りなかった

 同ロスタイム1分、中盤でボールを得たディエゴが、左サイドにいたヴェボにボールを出した。そのヴェボがペナルティエリア内へ向けてセンタリングを入れると、ムサ・ソウが、狙い澄ましてヘッドで合わせると、点差を2と開くゴールが決まった。そして、前半は、フェネルバフチェが、0:2とリードを保ったまま終わった。後半に入り、フェネルバフチェは、同13分に、大きなゴールチャンスを逸してしまった。GKミハイロフと1対1となったソウが、ゴールを決められなかったのだ。同29分、メルシン体育倶楽部にゴールが生まれた。ティタのセンタリングにウエリトンが合わせると、点差を1と縮めるゴールが決まったのだった。

【メルシン体育倶楽部】ニコライ・ミハイロフ=セルカン・ヤヌク、エフェ・ハリル・オザルスラン、ミラン・ミトロヴィッチ、セロル・デミルハン=アブドゥル・カリリ(後半30分:メフメット・タシュ)、ムラト・ジェイラン=ティタ、オクタイ・ディリバルタ(後半11分:ギュヴェン・ヴァロル)、リカルド・ペドリエル(後半23分:プレジュース・ナクルマ)=ウエリトン・ソアレス
【フェネルバフチェ】ヴォルカン・デミレル=セルダル・ケシマル、ベキル・イルテギュン、アルヴェス、カドレッチ=ウイガル・メルト・ゼイベク、セルチュク・シャヒン、ディエゴ(後半15分:メイレレス)=メフメット・トプズ(後半34分:ラマザン・ジヴェレク)、ヴェボ、ムサ・ソウ(後半15分:カイト)




フランコの替わりはネジプ・ウイサル(ファナティック紙 15. 3. 4)

スラヴェン・ビリッチ監督(イエニ・シャファク紙) ネジプ・ウイサル(ファナティック紙)  ベシクタシュでは、ペドロ・フランコの替わりには、シワス・スポル戦ではネジプ・ウイサルが起用される。

 ベシクタシュでは、前節に戦ったバルケシル・スポル戦でレッドカードをもらい退場処分となったペドロ・フランコの替わりに、この日曜日に行われるシワス・スポルとのアウェー戦には、ネジプ・ウイサルが起用されるものと思われる。今季前半の活躍でアトゥンチ・ヌカンを評価するスラヴェン・ビリッチ監督は、シワス・スポルのスピードのある攻撃陣アーティフ・シャーエシューエとジョン・ウタカに対抗するため、より経験豊富な選手を必要とし、それ故、ネジプ・ウイサルを起用する決断をしたものということが明らかになってきた。

                  シワス・スポル戦に向けての準備は今日から

 トルコ・リーグ第22節を、アンカラでバルケシル・スポルと戦い引き分けに終わったベシクタシュは、この試合のあととった休暇は、昨日で終わった。過密日程をこなしたあと、しっかりと2日間の休養をとる機会を得たベシクタシュの選手たちは、トルコ・リーグで、この日曜日に行われるシワス・スポル戦に向けて、本日午後5時から始める練習で、その準備を開始する。このチーム練習には、故障の癒えていないトルガ・ゼンギン、アレクサンドラ・ミロシェヴィッチ、イスマイル・キョイバシュ、ジェンク・ギョネンは不参加の予定である。




トラブゾン・スポル、一人台風(ザマン紙 15. 3. 3)

ベルトゥル・コチャバシュ(左)エルカン・ゼンギン(右)(トラブゾン・スポル公式HP) メフメット・エキジ(下)を讃えるイスハク・ドーアン(右)(トラブゾン・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第22節最終試合で、カラビュック・スポルをホームに迎えたトラブゾン・スポルは、難しかったが勝利はものにした。3:2。トラブゾン・スポルは、リードを許しながらも、終盤にあげたゴールで、最後は笑った。メフメット・エキジが、2得点1アシストで、この夜では際立った存在だった。

 トルコ・リーグにだけ焦点を絞ったトラブゾン・スポルは、第22節最終試合で、カラビュック・スポルを3:2でくだした。ユルマズ・ヴラル新監督就任後初めての試合に臨んだカラビュック・スポルを、アヴニ・アケル・スタジアムに迎えたトラブゾン・スポルは、メフメット・エキジの大活躍で勝利を得たのだった。この試合の最初の30分間は、テンポの上がらない展開に終始したが、トラブゾン・スポルは、同39分、素晴らしいゴールで先制した。ペナルティエリア・ライン上でボールを得たメフメット・エキジが、いいシュートを放つと、カラビュック・スポルのゴールネットを揺らしていたのだ。1:0。アウェーのカラビュック・スポルが、お返しをするまでには時間を要しなかった。同43分、トゥラオレが同点ゴールを決めたのだ。前半のロスタイムに、トラブゾン・スポルの応援席が凍り付いた。というのは、カラビュック・スポルは、オヌル・アユクのゴールも決まり、前半を1:2とリードして終わったのだ。
 エルスン・ヤナル監督は、後半に臨むに当たり、2つの駒を動かした。サリフ・ドゥルスンとデニズ・ユルマズを投入した同監督は、替わりにセファ・ユルマズとオゼル・フルマジュを下げたのだった。この交替の結果は、同38分になって現れた。フリーキックの名手メフメット・エキジの蹴ったボールは中に入り、それに合わせていいジャンプをしたカルドーソが、7試合ぶりにゴールを決めた。2:2。同43分、トラブゾン・スポルは、フリーキックのチャンスを得た。メフメット・エキジの蹴った見事なフリーキックはゴールとなり、スコアを3:2とした。トラブゾン・スポルは、この勝利で勝ち点を37に伸ばし、カラビュック・スポルの方は、勝ち点17に留まった。

【トラブゾン・スポル】ハカン・アルクン=ファーティフ・アトゥク、アイクト・デミル、ボシングワ、イスハク・ドーアン=アイタッチ・カラ、オゼル・フルマジュ(後半1分:サリフ・ドゥルスン)=セファ・ユルマズ(後半1分:デニズ・ユルマズ)、メフメット・エキジ、エルカン・ゼンギン(後半34分:ソネル・アイドドゥ)=オスカル・カルドーソ
【カラビュック・スポル】ボーイ・ウォーターマン=ベルトゥル・コチャバシュ、ラリス・マビアラ、ムラト・アクチャ、エムレ・オズカン=ムサ・チャーウラン、サンバ・ソウ、アブドゥ・トゥラオレ(後半45分:フルカン・オズチャル)=オヌル・アユク(後半23分:エルカン・カシュ)、ヨゼフ・アクパラ(後半45分:ドミ・クンベラ)、アフメット・イルハン・オズベク




ベシクタシュの風は、バルケシル・スポルにより遮られた(ザマン紙 15. 3. 2)

デンバ・バ(ベシクタシュ公式HP) セルジャン・ユルドゥルム(左)ギョクハン・トーレ(右)(ベシクタシュ公式HP)  エスキシェヒル・スポル戦での敗戦で首位からすべり落ちはしたが、ヨーロッパのカップ戦でリヴァプールをふるい落とし意気の上がったベシクタシュが、トルコ・リーグでの優勝争いに、またしても痛手を蒙った。ベシクタシュが、ホームの戦いとして選んだアンカラのオスマンル・スタジアムで、初めて勝ち点を失った。ベシクタシュが先制したこの試合、バルケシル・スポルと2:2の引き分けに終わった。

 ベシクタシュが罰則を受けたため、ゴール裏北とバックスタンドには観客を入れないで行われたこの試合、冒頭から終始盛り上がった。多くの選手を欠き、また、リヴァプール戦の疲れが残る選手でチームを作らねばならならず、このことは、スラヴェン・ビリッチ監督を苦しめていた。ピッチで、ずっとポジションチェンジを見せていたギョクハン・トーレも、ここ数節の動きには程遠かった。しかし、トルコ・リーグで降格圏に沈むバルケシル・スポルは、ディフェンスに重点を置くサッカーを見せたことは、ベシクタシュにとっては渡りに舟だった。望み通りのパス交換をし、サイドから相手ゴールに迫ったベシクタシュは、前半5分にギョクハン・トーレが、同19分にはアッティバ・ハッティンソンにより、ゴールに迫っていった。同35分、アイクトの手に当たり跳ねたボールを咎めて、ハリス・オズカヒャ主審がPKを指示した。これを、デンバ・バが決め、ベシクタシュが1:0と先制した。
 後半に入り、早々にゴールが生まれた。同5分、ベシクタシュのペナルティエリア内で生まれた混戦のなか、ボールを得たエルミン・ゼチが、同点ゴールを決めたのだ。1:1。同8分、リヴァプール戦でヒーローとなったオパレが、再びベシクタシュがリードする得点をあげた。2:1。試合のテンポが落ち、ベシクタシュがリードを守りに入ろうとした時間帯、バルケシル・スポルは圧力を高めて行った。同38分、ギョクハン・トーレの行為を咎めて与えられたPKを、ヴァルガスが決め2:2とした。バルケシル・スポルのヴァルガスが、終盤に蹴ったフリーキックはバーを直撃するということがあったが、試合は、両者勝ち点1を得て終わった。

【ベシクタシュ】ジェンク・ギョネン=セルダル・クルトゥルシュ、ペドロ・フランコ、エルサン・ギュルム、ダニエル・オパレ=アッティバ・ハッチンソン、ヴェリ・カヴラク=ギョクハン・トーレ、ホセ・ソーサ(後半23分:ケリム・フライ)、オルジャイ・シャハン(後半16分:トルガイ・アルスラン)=デンバ・バ(後半36分:ムスタファ・ペテクメク)
【バルケシル・スポル】アンドゥリヤ・ヴコヴィッチ=ウーウル・アクデミル、トミスラフ・グルマッチ、ハサン・ハティポウル、ベルカン・エミル=ヴィトール・ゴメス、エライ・アタセヴェン、アイクト・チェヴィケル(後半21分:アンドレ・サントスロナルド・ヴァルガス)=セルジャン・ユルドゥルム、ギョクハン・ウナル(後半35分:ムーダト・チェリク)、エミン・ゼチ(後半ロスタイム1分:イサク・プロミス)




元フェネルバフチェ関係者に打ち据えられる(フォトマッチ紙 15. 3. 1)

エゲメン(左)を讃えるエムレ・ベレズオウル(右)(フェネルバフチェ公式HP) カイト(左)メフメット・ウスル(右)(フェネルバフチェ公式HP)  コンヤ・スポルとのアウェー戦に引き分け、これで、ここ4試合で勝ち点7を失ったフェネルバフチェは、ダービーマッチを前に、首位ガラタサライから勝ち点で4離されてしまった。

 フェネルバフチェが、コンヤ・スポル戦でも、勝ち点を失い続け、優勝争いで一歩後退した。1:1。この試合に悪い臨み方をしたフェネルバフチェは、前半8分、大きな衝撃を受ける。オメルのセンタリングが、メルトからこぼれると、それを捉えたマフラングがゴールを決めたのだ。1:0。ホ−ムのコンヤ・スポルの意欲的なサッカーに応対するのに苦しむフェネルバフチェの絶好機は、同45分、カイトにより生まれた。だが、、カイトは、ゴールマウス際を転がるボールに触れることができなかった。後半7分はマフラングが、同10分にはカイトが、それぞれのシュートはGKに押さえられた。試合が進むにつれ、リスクを考えないようになっていったフェネルバフチェは、エムレ・ベレズオウルが投入されることで、相手陣内へと負荷をかけて行った。そして、同22分、ゴールをあげたのだった。エムレ・ベレズオウルの蹴ったコーナーキックに、エゲメンが合わせるとゴールが決まったのだった。1:1。しかし、更なるゴールは生まれることなく、フェネルバフチェは、ここ4節で勝ち点を7失ったことになる。このことが、元フェネルバフチェ関係者のいるクラブから受けたことが興味深い。エルスン・ヤナル率いるトラブゾン・スポルと引き分け、ロベルト・カルロスの率いるアクヒサル市役所スポルに負けた。昨夜、フェネルバフチェの歩みを止めたのは、またしてもフェネルバフチェを優勝に導いたアイクト・コジャマンだったのだ。

【コンヤ・スポル】カヤ・タラクチュ=オメル・アリ・シャヒネル、アリ・トゥラン、ヤゴス・ヴコヴィッチ、メフメット・ウスル(後半39分:エルヴィス・コカロヴィッチ)=ウーウル・インジェマン、メフメット・ギュヴェン=ジャルマ・カンポス(後半30分:ディミタル・ランゲロフ)、マイ・マフラング、ガブリエル・トルジェ=ハサン・カブゼ(後半30分:ベンジャミン・フックス)
【フェネルバフチェ】メルト・ギュノク=ギョクハン・ギョヌル、ベキル・イルテギュン、エゲメン・コルクマズ、カドレッチ=メフメット・トパル、メイレレス(後半22分:ヴェボ)、セルチュク・シャヒン(後半14分:エムレ・ベレズオウル)=ムサ・ソウ、エメニケ(後半35分:ディエゴ)、カイト




ガラタサライ、首位に手をかける(イエニ・シャファク紙 15. 2.28)

ジェンク・アフメット・アルクルチ、ヤシン・オズテキン、オルジャン・アドゥン(左から)(ミリエット紙) スナイデル(左)ジェンク・アフメット・アルクルチ(右)(ミリエット紙)  ウムト・ブルトによる早々のゴールで先制したガラタサライだったが、前半32分のウレミニクスのゴールで揺さぶられた。後半に入りプレッシャーを高めていったガラタサライは、必要な時にゴールを生み出してくれるチェデューのゴールでリードした。そして、後半37分、一旦バーに嫌われたスナイデルが、同ロスタイム1分、試合を決めるゴールを決めたのだった。

 ガラタサライが、下位に低迷するエルジエス・スポルをホームに迎えた試合、ガラタサライは、首位の座を確保した。3:1。試合開始まだ5分というところで、右サイドからペナルティエリア内へと持ち込んだブルマによるシュートは、GKズルキュフからこぼれた。そのこぼれ球を、ウムト・ブルトがヘッドでゴールに押し込んだ。1:0。同32分、中盤でボールを得たドゥレンテが、ペナルティエリア内へと走るウレミニクスにボールを出した。そのウレミニクスが、走りこみながら強烈なシュートを放つと、ムスレアを捉え同点ゴールが決まった。1:1。
 ガラタサライは、後半、早々に優位に立った。同8分、セルチュク・イナンが右サイドで蹴ったフリーキックのボールが、GKズルキュフを越え、ファーサイドにいたチェデューに渡ると、チェデューががら空きとなっていたゴールに送り込んだ。2:1。同37分、見事なフェイントで相手選手を振り切ったスナイデルが放った強烈なシュートは、上のバーに当たり跳ね返されてしまった。同ロスタイム1分、アレックス・テレスがカウンター攻撃に向かうと、そのアレックス・テレスが倒されると、ボールがスナイデルの前に転がった。スナイデルが放ったシュートは、一旦GKに跳ね返されたが、その跳ね返りのボールの仕上げをしたのもスナイデルだった。3:1。

【ガラタサライ】ムスレア=サブリ・サルオウル、オーレリアン・チェデュー、コライ・ギュンター、オルジャン・アドゥン=セルチュク・イナン、ハミト・アルトゥントプ=ブルマ(後半33分:エムレ・チョラク)、スナイデル(後半ロスタイム3分:ブレリム・ジェマリ)、ヤシン・オズテキン(後半23分:アレックス・テレス)=ウムト・ブルト
【エルジエス・スポル】ズルキュフ・オゼル=ジャネル・オスマンパシャ(前半30分:バルシュ・メミシュ)、パペ・ディアカテ、ジョン・ボーイ、アヌル・カラエル=ヤシン・ペフリヴァン、ムラト・ユルドゥルム(後半37分:ヤクーバ・シッラ)=ジェンク・アフメット・アルクルチ、ロイストン・ドゥレンテ、セルダル・ギュレル(後半26分:ネジャーティ)=ウレミニクス




勝利は復讐の物語(タクヴィム紙 15. 2.27)

トルガイ・アルスラン(ベシクタシュ公式HP) デンバ・バ(中)(ベシクタシュ公式HP)  アンフィールドで、1:0で敗戦を喫したイングランドの強豪リヴァプールを、6万の大観衆の前で崩壊させたベシクタシュは、後半27分、トルガイ・アルスランのミサイル弾が決まり、1:0と先制した。残りの時間、及び延長戦で、スコアは変わらず、PK戦に持ち込まれた。ベシクタシュは、5回とも成功させ、欧州リーグの3回戦に、その名を刻んだ。

 ベシクタシュが、新たな歴史を刻んだ。アンフィールドで1:0で負けたリヴァプールを、オリンピック・スタジアムの6万大観衆の前に迎えたベシクタシュは、90分間及び延長戦でも1:0のまま終わったこの試合、PK戦を5:4で制し、その名を、欧州リーグ3回戦に刻んだ。ベシクタシュは、前半、目立たないプレーに終始した。前半20分、スターリングの放った強烈なシュートは、GKジェンクが、際どいところで防いだ。同33分、バロテッリからのパスを、ペナルティエリア内で受けたスターリングが、グランダーの強いシュートを放つと、GKジェンクは体を伸ばして、これを防いだ。前半は、0:0のまま終わった。ベシクタシュは、後半に入ると怒涛の如き荒れ狂った。同6分はセルダル・クルトゥルシュ、同8分にはソーサが、遠目から放ったシュートは、ミニョレが防いだ。同25分、トルガイのミサイル弾がバーに掴まった。トルガイは、その2分後、デンバ・バとのワンツーで前進して、ペナルティエリアの外から見事なゴールを決めた。1:0。

。                   後半45分、デンバ・バのシュートはバーを直撃

 後半45分、デンバ・バのシュートが上のバーを直撃すると、試合は延長戦へと突入した。その延長戦では、スコアは変わることはなかった。そして、PK戦へと入った。ベシクタシュは、デンバ・バ、ギョクハン・トーレ、ヴェリ・カヴラク、アッティバ・ハッティンソン、トルガイ・アルスランがゴールを決めた。リヴァプールは、ランバート、ラッラーナ、エムレ、アルベンがゴールを決めたのに対し、ロヴレンが外に蹴り出してしまい、ベシクタシュが歴史的な勝利をものにしたのだった。

                  おまえは何者だいったい、トルガイよ

 後半、ソーサに替わり投入された在外トルコ人選手トルガイ・アルスランの放った素晴らしいゴール、及びプレーぶりは、敵味方関係なく、誰しもを感心させていた。
 移籍解禁期間に、とってもセンセーショナルな形でベシクタシュに入団したトルガイ・アルスランが、昨夜、表舞台に躍り出た。リヴァプール戦の後半投入されたトルガイ・アルスランの放ったゴールが、ベシクタシュに先制点をもたらしたのだ。約30mからのシュートで枠を捉えたトルガイ・アルスランの見せたプレーぶりは、大きな感心を得ていた。ボールを扱う高いテクニックで注目を惹いたトルガイ・アルスランは、ベシクタシュにとても大きなものをもたらすだろうことを示していた。

          ビリッチ監督、左サイドバックにはオパレ

 ベシクタシュのスラヴェン・ビリッチ監督は、ラモン・モッタとイスマイル・キョイバシュを欠いた左サイドバックにダニエル・オパレを起用した。移籍解禁期間に獲得したガーナ人スター選手オパレは、スピードと敏捷性で注目を集めていた。

【ベシクタシュ】ジェンク・ギョネン=セルダル・クルトゥルシュ、ネジプ・ウイサル、ペドロ・フランコ、ダニエル・オパレ=アッティバ・ハッチンソン、ヴェリ・カヴラク=ギョクハン・トーレ、ホセ・ソーサ(後半16分:トルガイ・アルスラン)、オルジャイ・シャハン(延長後半1分:ケリム・フライ)=デンバ・バ




フェリペ・メロの替わりはハミト・アルトゥントプ(ファナティック紙 15. 2.26)

ハムザ・ハムザオウル監督(TRT) ハミト・アルトゥントプ(イエニ・シャファク紙)  ガラタサライで、ヘルニアの手術を受けたフェリペ・メロが欠場するなか、どの選手が替わりを務めるかが明らかになった。

ガラタサライのハムザ・ハムザオウル監督は、フェリペ・メロに替わる選手として、ハミト・アルトゥントプ、エムレ・ギュラル、イエクタ、ジェマーリの内、どの選手を選んだかが、ほぼ明らかになってきた。
 フェリペ・メロが欠場したシワス・スポル戦で、ハミト・アルトゥントプに出場の機会を与え、そして、そのハミト・アルトゥントプが、中盤でいいボールカットの役割を担ったと看ている同監督は、この金曜日に行われるエルジエス・スポル戦には、セルチュク・イナンと並べてハミト・アルトゥントプを起用するつもりだ。
 フロリヤ・メティン・オクタイ・グランドで行われた練習では、セルチュク・イナンの傍らにはハミト・アルトゥントプを置いていた同監督は、故障者や累積警告で出場停止の選手が出てきた時には、ハミト・アルトゥントプを先発に起用することを考えているのだ。




トラブゾン・スポル、イタリアへ(TRT 15. 2.25)

エルスン・ヤナル監督(ファナティック紙)  ベルカレム、ワリス、ヤタバレ、ユスフ・エルドーアンが、遠征メンバーに入らなかった。

 トラブゾン・スポルが、2月26日(木)、ナポリとアウェーで行うUEFA欧州リーグ2回戦第2戦を戦うために、特別機でイタリアへ向かった。
 トラブゾン・スポルの遠征メンバーには、故障の癒えていないベルカレム、ワリス、ヤタバレ、ユスフ・エルドーアンの姿はなかった。17人の遠征メンバーには、昨日の練習には故障のため不参加だったメジャーニとメフメット・エキジは加えられていた。UEFAには未登録なウーウル・デミロク、アイタッチ・カラ、ムスタファ・アクバシュ、デニズ・ユルマズ、フェルハト・ヤズカンも、同遠征メンバーには加わっていない。
 イブラヒム・ハジュオスマノウル理事長、理事会メンバー、マスコミ関係者、サポーター、総勢125名の姿があった。
 トラブゾン・スポルの17人の遠征メンバーは、次の通りである。
ハカン・アルクン、イブラヒム・デミル、ボシングワ、ゼキ・ヤウル、アイクト・デミル、メジャーニ、ムサ・ニザム、イスハク・ドーアン、ファーティフ・アティク、ソネル・アイドドゥ、セファ・ユルマズ、サリフ・ドゥルスン、オゼル・フルマジュ、メフメット・エキジ、コンスタント、エルカン・ゼンギン、カルドーソ。
 第1戦を、ホームで0:4で失ったトラブゾン・スポルは、明日の試合には、ハカン・アルクン、サリフ・ドゥルスン、ボシングワ、アイクト・デミル、イスハク・ドーアン、メフメット・エキジ、コンスタント、オゼル・フルマジュ、セファ・ユルマズ、エルカン・ゼンギン、カルドーソの11人を、先発として起用するものと看られている。
 トラブゾン・スポルのエルスン・ヤナル監督は、本日トルコ時間午後5時30分より、サン・パオロ・スタジアムで、記者会見に臨むことになっている。選手たちは、午後6時より、試合が行われるスタジアムで、試合前最後の練習に臨む。練習の冒頭15分間だけが、報道陣に公開されることになっている。




打たれ、そして沈む(イエニ・シャファク紙+トルコ・サッカー協会公式HP補綴 15. 2.24)

メイレレス(左)クストディオ(右)(フェネルバフチェD公式HP) ギョクハン・ギョヌル(左)ペキン・キョシュネク(右)(アクヒサル市役所スポル公式HP)  アクヒサル市役所スポルに敗れ、シュクル・サラチオウル・スタジアムでの33試合連続不敗の記録が潰えたフェネルバフチェは、首位の座に着くチャンスをも逸してしまった。今季、カドゥキョイで初の敗戦を喫したフェネルバフチェは、アクヒサル市役所スポルに、この間戦った2試合も、ともに失っている。

 ホームで、33試合負け知らずのフェネルバフチェが、ホームに迎えたアクヒサル市役所スポルに敗れ、首位に着くチャンスも、シュクル・サラチオウル・スタジアムでの不敗連続記録も潰えてしまった。1:2。早々に試合が動いたこの試合、アクヒサル市役所スポルが、早々にゴールをあげ、フェネルバフチェに冷水を浴びせかけた。前半5分、ビラルのパスを受けたギュライが、左足で、ダイレクトに見事なループシュートを決めたのだった。0:1。ゴールを浴びて以後、アクヒサル市役所スポルをゴール前に閉じ込めてしまったフェネルバフチェは、同13分、エメニケが絶好機を、無益に逸してしまった。カイトのセンタリングを受け、ゴールライン際までボールを持ち込んだジャネル・エルキンのパスを受けたエメニケが、ゴールラインまで1mというところからゴールネットを揺らすことができなかったのだ。フェネルバフチェは、アクヒサル市役所スポルを自陣に閉じ込め、求めて止まなかったゴールを、同41分に決めた。ソウが、左サイドから始まった攻撃で、カイトのパスを受けたメイレレスが、とっても見事なシュートを放つと、ゴールネットを揺らしていた。1:1。
 後半、早々に優位に立ったのはフェネルバフチェだった。同3分、フェネルバフチェは、左サイドからソウによりゴールに近づいた。ペナルティエリア内へと入り込んだエメニケのパスを受けたソウが放ったシュートは、バーの上を越えて外に出て行った。同7分、エメニケのパスを、ペナルティエリア内で受けたギョクハン・ギョヌルは、相手選手をフェイントでかわし、GKと1対1となり放ったシュートは、バーの上を越えて外に出て行った。同17分、左サイドからペナルティエリア内へと入り込みゴールライン際までボールを持ち込んだジャネル・エルキンからのパスを受けたソウが放ったシュートは、上のバーに当たったあとゴールライン前で跳ね外に出て行った。同39分、ルアルアがスルーパスをゲカスに通した。GKと1対1となったゲカスが放ったシュートは、メルトが両足で防いだ。同44分、カウンター攻撃で、アクヒサル市役所スポルのルアルアからのパスを受け、GKと1対1となったリカルド・ヴァズ・テが、メルトをフェイントでかわしゴールを決めた。1:2。

【フェネルバフチェ】メルト・ギュノク=ギョクハン・ギョヌル、ブルーノ・アルヴェス、エゲメン・コルクマズ、ジャネル・エルキン=メイレレス(後半35分:ディエゴ)、メフメット・トパル、エムレ・ベレズオウル(後半22分:セルチュク・シャヒン)=カイト(後半23分:ヴェボ)、エメニケ、ムサ・ソウ
【アクヒサル市役所スポル】オウズ・ダーラルオウル=トルガ・ウンリュ、ダグラス・フェレイラ、イスマイル・コヌク、カディル・ケレシュ(後半15分:ルアルア)=ペキン・キョシュネク、クストディオ=ブルーノ・メゼンガ(後半22分:リカルド・ヴァズ・テ)、ビラル・クサ、ギュライ・ヴラル=テオファニス・ゲカス(後半ロスタイム3分:ラザロ・ルアン)




エルジエス・スポル:1 ベシクタシュ:0(ベシクタシュ公式HP 15. 2.23)

オルジャイ・シャハン(左)ディエゴ・アンジェロ(右)(ベシクタシュ公式HP) カーン・カナク(右)を讃えるラヘーム・ラワル(左)(エスキシェヒル・スポル公式HP)  ベシクタシュは、トルコ・リーグ第21節で対戦したエスキシェヒル・スポルに、1:0で敗れた。

 試合は、エスキシェヒル・スポルルのキックオフで始まった。序盤は、中盤でのせめぎ合いで進んだこの試合、自分たちのサッカーを相手に受け入れさせるのは難しいことだった。エスキシェヒル・スポルは、この試合初めての好機をゴールにつなげた。前半18分、右サイドからペナルティエリア内へと送られたセンタリングのボールを、中にいたモリがキープした。モリがシュートを放つと、ボールは、GKジェンクの脚の間から跳ねた。ゴールエリア内で跳ね上がったボールに、カーンが触れると、ボールはベシクタシュのゴールネットを揺らしていた。1:0。同点に追いつきたいベシクタシュは、試合を相手陣内で行おうとしていた。攻撃にかかっているベシクタシュは、背後に作り出したスペースを、ホームのエスキシェヒル・スポルが活用しようと努めた。前半の終盤は、ベシクタシュが試合をコントロールして推移した。エスキシェヒル・スポルを、自陣に閉じ込めたベシクタシュは、ペナルティエリア内へと入り込むためにスペースを探した。同43分、ベシクタシュの攻撃で、GKからの跳ね返りのボールが、オルジャイ・シャハンの前に転がった。オルジャイ・シャハンの強くて、狙いの正確なシュートは、ゴ-ルライン際で、キャーミルが応対した。そして、前半は、エスキシェヒル・スポルが1:0とリードしたまま終わった。
 後半は、ベシクタシュのキックオフで始まった。ベシクタシュは、後半早々に優位に立った。だが、その攻撃で、ラストパスが悪く結果へと繋げることができなかった。ゴールの欲しいスラヴェン・ビリッチ監督は、後半9分に、セルダル・クルトゥルシュとアッティバ・ハッチンソン、ラモン・モッタとギョクハン・トーレの交替を行った。ボール支配を手に入れたベシクタシュだったが、抵抗するエスキシェヒル・スポルのディフェンスを越えるのは、かなり難しいことだった。パスミスを狙ったエスキシェヒル・スポルは、速い攻撃でベシクタシュのゴールを脅かそうとした。終盤、ロングパスを使って、得点を狙ったベシクタシュだったが、欲しかったゴールを決して生むことなく、結局、1:0で敗北を喫してしまった。

【エスキシェヒル・スポル】ボッフィン=キャーミル・アフメット・ギョレクチ(後半13分:ビロル・パルラク)、セズギン・ジョシュクン、ムスタファ・ユムル、ディエゴ・アンジェロ、オズギュル・チェク=ラヘーム・ラワル、ゴラン・カウシッチ=カーン・カナク(後半31分:セゼル・オズテュルク)、ロゲリオ・モリ、セルダル・オズカン(後半38分:エルギュン・テベル)
【ベシクタシュ】ジェンク・ギョネン=セルダル・クルトゥルシュ(後半9分:アッティバ・ハッチンソン)、ネジプ・ウイサル、エルサン・ギュルム、ラモン・モッタ(後半9分:ギョクハン・トーレ)=オウズハン・オズヤクプ、ヴェリ・カヴラク(後半23分:トルガイ・アルスラン)=ケリム・フライ、ホセ・ソーサ、オルジャイ・シャハン=ムスタファ・ペテクメク




ガラタサライの雰囲気はいい(ザマン紙 15. 2.22)

ヤシン・オズテキン(左)を讃えるスナイデル(右)(イエニ・シャファク紙) カディル・ベクメズジ、ブラク・ユルマズ、アレックス・テレス(左から)(トルコ・サッカー協会公式HP)  トルコ・リーグで優勝争いを繰り広げているガラタサライが、難しい相手シワス・スポルとのアウェー戦に勝って戻ることになった。凍てつく寒さのなか行われたこの試合で、ガラタサライの得点は、ヤシン・オズテキン、ブラクとアレックス・テレスがあげた。ホームのシワス・スポルのゴールは、アーティフ・シャーエシューエとイブラヒム・アクンによるものだった。2:3。この結果、試合数が多い中だが、ガラタサライが首位の座に座った。

 ガラタサライは、難しい相手シワス・スポルとのアウェー戦に、目的を達して戻ることになった。メロを欠いて大事な試合に臨んだガラタサライは、2:3の勝利をあげたのだ。と同時に、ガラタサライは、試合数が多い中だが、首位の座に就いた。勝利をもたらしたゴールは、前半9分にヤシン・オズテキン、後半11分にブラク・ユルマズ、同22分にアレックス・テレスがもたらした。ホームのシワス・スポルは、前半39分にアーティフ・シャーエシューエ、後半40分にイブラヒム・アクンがゴールを決め、希望をつないだが、勝利という目標には至らなかった。試合は、アウェーのガラタサライが、早々に優位に立った。ガラタサライは、序盤、相手陣内に閉じ込め、シワス・スポルのペナルティエリアで、組織的なゴールを生み出そうと努めていた。サイドから効果的な攻めを試みていたガラタサライは、前半9分、自身に回って来たボールを上手にコントロールしたヤシンが、ゴール右隅に放り込み、スコアを0:1とした。
 この時間帯以後、ガラタサライは、昔の病気が再発した。試合が、中盤でのやり取りに戻ってしまったのだ。同39分、議論を生んだ位置から、シワス・スポルが、アーティフ・シャーエシューエによるゴールが決まった。これで、ガラタサライは、我に返らざるを得なかった。一方、審判に対し、厳しい批判の言葉が投げつけられた。ハムザ・ハムザオウル監督や選手たちは、ゴールを浴びたときにはファウルはなかったと言い張ったのだ。ガラタサライにとって、相手に勝ち越すチャンスが、後半にめぐって来た。後半11分、自身の放ったシュートが、右サイドバーに当たり、もう一度、自身の前に転がってくると、ブラクはゴールを決め、スコアを1:2とした。シワス・スポルが、大きな好機を作り出した。が、同22分、アレックス・テレスのゴールは、シワス・スポルの意気を消沈させてしまった。1:3。終盤は、興奮を呼び起こした。同40分、イブラヒム・アクンのゴールが生まれると、スタンドに詰めかけたサポーターに希望を抱かせた。だが、残りの時間を、ガラタサライがとってもうまく使った。ボールをキープしたまま、試合は終わった。これで、ガラタサライは、難しいアウェー戦を制し、イスタンブルに戻ることになった。

【シワス・スポル】コルジャン・チェリカイ=チチーニョ、イブラヒム・オズテュルク、マヌエル・ダ・コスタ、ズィヤ・エルダル=カディル・ベクメズジ(前半37分:バトゥハン・カラデニズ)、アデム・コチャク=イブラヒム・アクン、メフディ・タウイル、アーティフ・シャーエシューエ=ジョン・ウタカ(後半24分:ムサ・シナン・ユルマゼル)
【ガラタサライ】ムスレア=サブリ・サルオウル、オーレリアン・チェデュー、コライ・ギュンター、オルジャン・アドゥン=ハミト・アルトゥントプ、セルチュク・イナン=ブルマ、スナイデル(後半36分:ウムト・ブルト)、ヤシン・オズテキン(後半38分:アレックス・テレス)=ブラク(後半33分:エムレ・チョラク)




エルジエス・スポル 3:0 コンヤ・スポル(ファナティック紙 15. 2.21)

エルジエス・スポル、歓喜(ファナティック紙) ジェンク・アフメット・アルクルチ(左)(トルコ・サッカー協会公式HP)  トルコ・リーグ第21節の開幕試合で対戦したエルジエス・スポルが、コンヤ・スポルを3:0でくだした。

 トルコ・リーグ第21節の開幕試合で、エルジエス・スポルが、ホームにコンヤ・スポルを迎えた。前半2分、エルジエス・スポルはPKを獲得したが、このPKを蹴ったネジャーティ・アテシュが失敗してしまった。同19分、ジョン・ボーイがゴールを決め、エルジエス・スポルが1:0と先制した。同27分、新しく加入したロイストン・ドゥレンテが、相手ゴールネットを揺らし、スコアを2:0とした。同34分、エルジエス・スポルは、またしてもPKを獲得した。今度は、PKを蹴ったのはブジョルン・ウレミニクスだった。そして、PKに成功し、スコアを3:0としたのだった。前半は、このスコアのまま終わった。
 後半は、両者がお互いに見せた攻撃では、ゴールを生むことはできず、試合は、エルジエス・スポルが3;0のリードを保ったまま終わった。この結果、エルジエス・スポルは勝ち点を20に伸ばしたのに対し、コンヤ・スポルは23に留まった。

【エルジエス・スポル】ズルキュフ・オゼル=ジェンク・アフメット・アルクルチ、ジョン・ボーイ、ジャネル・オスマンパシャ、アヌル・カラエル=ムラト・ユルドゥルム、ヤシン・ペフリヴァン=セルダル・ギュレル、ネジャーティ(後半12分:メフメット・アクギュン)、ロイストン・ドゥレンテ(後半25分:バルシュ・メミシュ)=ウレミニクス(後半38分:オウルジャン・チャーラヤン)
【コンヤ・スポル】カヤ・タラクチュ=オメル・アリ・シャヒネル、エルヴィス・コカロヴィッチ、セリム・アイ(後半1分:メフメット・ウスル)、ヤゴス・ヴコヴィッチ=メフメット・ギュヴェン(後半1分:ベンジャミン・フックス)、ウーウル・インジェマン=ケナン・オゼル、アリ・チャムダル、ハサン・カブゼ=シプリアン・マリカ(後半30分:レジェプ・アイドゥン)




リヴァプール:1=ベシクタシュ0(ベシクタシュ公式HP 15. 2.20)

デンバ・バ(中)(ベシクタシュ公式HP) ギョクハン・トーレ(右)(ベシクタシュ公式HP)  ベシクタシュは、UEFA欧州リーグ2回戦第1戦で、リヴァプールに1:0で敗れた。

 試合は、ホームのリヴァプールのキックオフで始まった。試合の序盤、ボールを支配したのはリヴァプールの方だった。前半4分、リヴァプールの攻撃で、ストゥラリッジが、右タッチライン際でエルサンをかわした。そしてシュートを放ったが、ジェンクがコーナーへと逃げた。ベシクタシュは、冒頭の10分間は、試合を組み立てるのに苦しんでいた。ほとんどを守備に割かねばならなかった。時間が進むと、中盤でのせめぎ合いへと変わっていった。ベシクタシュが攻撃に入り、そこで、ボールを失うと、相手の速い攻撃のチャンスとなった。だが、ベシクタシュのディフェンスは、注意深く対処し、危機が大きくならない内に防いでいた。ギョクハン・トーレの動きが、ここまでの30分間で評価を受ける拍手を浴びていた。同32分、ホセ・ソーサが右コーナーキックを蹴ると、ペナルティエリア内にいたヴェリ・カヴラクがヘッドで合わせた。だが、ボールは、僅かに枠を逸れ外に出て行った。同35分、オルジャイ・シャハンの相手陣内を深くえぐるパスに反応したデンバ・バが、相手GK1対1となった。デンバ・バが、隅をを狙ったシュートは、GKがコーナーへと逃げた。前半の終わり間際、短時間だったが、試合のテンポが上がった時間帯があった。ディフェンスの約束ごとを決して忘れるものではないベシクタシュは、前半を0:0で終えることができた。
 後半は、ベシクタシュのキックオフで始まった。リヴァプールは、後半をプレッシャーをかけることで臨んできた。そして、ベシクタシュが攻撃を組み立てさせなかった。同4分に生まれたリヴァプールの攻撃で、ベシクタシュのペナルティエリア内へとセンタリングされたボールが、ジェンクとペドロ・フランコの意思疎通を欠いたため、ララナの前に落ちた。ララナの放ったシュートは、上のバーを越えて外に出て行った。リヴァプールが、攻撃に人数をかけ出してくると、ベシクタシュの陣内にスペースを見つけ出し始めた。ベシクタシュは、ラストパスが通らず、最初の15分間はゴールチャンスを生み出すことはできなかった。同15分、ホセ・ソーサがオウズハン・オズヤクプと交替した。リヴァプールが試合をコントロールするのが続くなか、ベシクタシュは、相手のプレッシャーが崩れた瞬間、サイドからの流れを作り出そうとしていた。残すところ30分となったところでも、まだお互いにゴールを生んでいなかった。引いて守りに入ったベシクタシュは、相手にペナルティエリアへ近づかせなかった。試合が、ベシクタシュの望むとおりに推移しているなか、リヴァプールがPKを獲得した。同39分、ペナルティエリア内で、モッタがイベに対して行ったチェックを咎めて、主審はPKを指示した。このPKを、バレットリが決めた。1:0。残りの時間、ベシクタシュの頑張りは、同点に追いつくには 十分とは言えず、試合は、1:0で、ベシクタシュの負けで終わった。

【ベシクタシュ】ジェンク・ギョネン=セルダル・クルトゥルシュ、ペドロ・フランコ、エルサン・ギュルム、ラモン・モッタ=アッティバ・ハッチンソン、ヴェリ・カヴラク=ギョクハン・トーレ、ホセ・ソーサ(後半15分:オウズハン・オズヤクプ)、オルジャイ・シャハン(後半26分:ケリム・フライ)=デンバ・バ




セミフ・カヤがピッチに戻ってくる(ファナティック紙 15. 2.19)

ハムザ・ハムザオウル監督(イエニ・シャファク紙) サブリ・サルオウル(ブギュン紙) セミフ・カヤ(ファナティック紙)  ガラタサライのアンタルヤ・キャンプで右膝を傷めたセミフ・カヤが、1か月ぶりにピッチに戻ってくる。

 ハベル・テュルクの伝えるところによると、ガラタサライのアンタルヤ・キャンプで右膝を傷めたセミフ・カヤが、1か月ぶりにピッチに戻ってくる。セミフがプレーできない試合では、ディフェンス面で苦い思いをしてきたハムザ・ハムザオウル監督は、このセミフ・カヤに関する報道に、とても喜んでいる。完全治癒を達成したセミフ・カヤは、本日、チームとともに練習を再開するものと考えられている。セミフ・カヤが、シワス遠征メンバーに入ることは間違いないと看られている。

                  チェデューとメロの状態は不明朗

 足首に痛みのあるチェデューが、試合に間に合わない場合、ハムザ・ハムザオウル監督は、この土曜日の試合に、実践が乏しいにも拘わらず、セミフ・カヤが起用されることが明らかになっている。同監督が、ピッチ・コンディションや、練習試合でのプレーぶりによっては、セミフ・カヤにリスクがあると看れば、ハカン・バルタとコライ・ギュンターという組み合わせで試合に臨むことになる。バルケシル・スポル戦で傷んだメロの問題は続いている。出場できるかどうかは、明日には明らかになるだろう。

                  サブリから喜ばしてくれるニュース

 ブルサ・スポル戦で傷んだあと、エスキシェヒル・スポル戦とバルケシル・スポル戦には出場できなかったサブリ・サルオウルも恢復した。サブリが、シワス・スポル戦で先発に入るようなら、プレーぶりが批判に晒されているタルク・チャムダルが控えに回ることになろう。




サマンドゥラでは雪合戦の季節(タクヴィム紙 15. 2.18)

イスマイル・カルタル監督(ファナティック紙) ハサン・アリ・カルドゥルム(ファナティック紙)  2日間の休暇ののち、アクヒサル市役所スポル戦に備え始めたフェネルバフチェの選手たちは、練習後は雪合戦に興じ、ストレスを発散させていた。

 フェネルバフチェは、0:5でガジアンテップ・スポルに勝ったあと、チームに与えられた2日間の休暇が、昨日で終わった。アクヒサル市役所スポル戦に備えての準備を始めたフェネルバフチェは、全選手が加わり陽気な雰囲気で練習を行っていた。練習の最後には、選手たちは、雪に大喜びで雪合戦をしていた。雪合戦では、瞬間的におもしろい風景が生まれていた。

                  1時間半続く

 約1時間半続いた練習で、選手たちが見せた貪欲さが、衆目を集めていた。この間、故障が癒えてなかったハサン・アリ・カルドゥルムもチームに合流していた。フェネルバフチェは、月曜日に行われることになっているアクヒサル市役所スポル戦に備えての練習は、本日も引き続き行われる。




絶えず追いかける(イエニ・シャファク紙 15. 2.17)

ブラク(ガラタサライ公式HP) ヴァルガス、ブルマ、メロ、タルク・チャムダル(左から)(ガラタサライ公式HP)  30分間で3点差をつけてしまったガラタサライは、後半17分に10人になってしまった相手に対し、スコアの安心からギアを落とした。後半に生まれた好機をゴールに変えられなかったガラタサライは、逆に1ゴールを許してしまった。ガラタサライは、持てる力を出し惜しみした形だ。ガラタサライは、首位争いで、再びベシクタシュとフェネルバフチェの後ろに就けた。

 優勝争いのライバルであるフェネルバフチェとベシクタシュが、ともに勝ち点3を得た週に、ホームにバルケシル・スポルを迎えたガラタサライは、番狂わせはやらさせなかった。3:1。この試合、相手にプレッシャーをかけて始めたガラタサライは、早々とゴールを決めた。スナイデルの蹴ったコーナーキックに、ブラクが合わせるとゴールが決まったのだ。1:0。同26分、ペナルティエリア内で、ヤシンのパスを受けたスナイデルが、とっても美しいゴールを左足で決め、点差を2とした。2:0。2点目の4分後、今度は、ブラクが表に躍り出た。ペナルティエリア内で、ヤシンとワンツーでパス交換をしたブラクは、スナイデルがゴールを決めた位置のごく近くから右隅を狙うシュートを放つと、ボールはバーに当たりゴールインした。3:0。後半も、相手にプレッシャーをかけて臨んだガラタサライだったが、同17分、アイクトが退場となるとぐっと楽になった。同22分、チェデューの足からボールがこぼれると、ペナルティエリア内でセルジャンが、ボールを確保した。セルジャンから出たパスを受けたゼチがシュートを試みると、ボールは上のバーに当たり外に出て行った。同35分、途中投入されたヴァルガスから出たパスを受けたゼチが、慰めとなるゴールを決め3:1となった。

【ガラタサライ】ムスレア=タルク・チャムダル、オーレリアン・チェデュー、コライ・ギュンター、オルジャン・アドゥン=メロ(後半15分:エムレ・チョラク)、セルチュク・イナン=ブルマ(後半38分:ハミト・アルトゥントプ)、スナイデル、ヤシン・オズテキン(後半15分:ウムト・ブルト)=ブラク
【バルケシル・スポル】エムルラー・シャルク=ウーウル・アクデミル、アンテ・クルシッチ、トミスラフ・グルマッチ、ハサン・ハティポウル=アイクト・チェヴィケル、ヴィトール・ゴメス、、エライ・アタセヴェン=セルジャン・ユルドゥルム、イサク・プロミス(後半15分:エミン・ゼチ)、ムーダト・チェリク(後半31分:アンドレ・サントスロナルド・ヴァルガス)




上出来(フォトマッチ紙+ベシクタシュ公式HP&トルコ・サッカー協会公式HP補綴 15. 2.16)

ギョクハン・トーレ(左)ジョスエ(右)(ベシクタシュ公式HP) アズィズ・ベヒッヒ、デンバ・バ、セルダル・アズィズ(左から)(ベシクタシュ公式HP)  ベシクタシュとブルサ・スポルの一戦は、息をのむ点の取り合いとなったが、ベシクタシュが、後半ロスタイム4分のPKで、勝利をものにした。

 今季、恐らく最も盛り上がった一戦、ベシクタシュが、強豪ブルサ・スポルを3:2でくだし、昨日、試合数が多い中だが、フェネルバフチェが奪い取った首位の座を、ベシクタシュが取り戻した。アタテュルク・オリンピック・スタジアムで行われたこの試合、ブルサ・スポルが、前半12分、バカンブのゴールで先制した。0:1。ジョスエのパスに反応したバカンブが、ペナルティエリア内へ入るや否や、ゴール右斜め前からシュートを放つと、それがベシクタシュのゴールネットを揺らしたのだった。同23分、ソーサ、ギョクハン・トーレ、デンバ・バの3人が、正に「バミューダ・トライアングル」を作り上げた。そして、デンバ・バが冷静にシュートを放つと、同点ゴールが生まれた。1:1。ベシクタシュが、数多くのチャンスで、GKハルンを越えられなかったところ、後半42分、ギョクハン・トーレが表舞台に立った。ドリブルでボールを持ち込んだギョクハン・トーレ が、ペナルティエリアに入る前に超強烈なシュートを放つと、ボールはゴール左上隅に突き刺さったのだった。2:1。同45分、オザン・トゥファンが、そのお返しをした。相手ディフェンスが、大きくクリアしなかったことから生まれた好機で、オザン・トゥファンが、ペナルティエリアのゴール右斜め前から、強い、そして落ち着いたシュートを放つと、ボールは、ファーサイドのゴールネットに突き刺さったのだった。2:2。同ロスタイム2分、シェネルが、ケリム・フライに対し執ったチェックを咎めたムスタファ・キャーミル・アビトオウル主審は、PKを指示した。これで、シェネル・オズバイラクルはレッドカードをもらうこととなった。同4分、PKを蹴ったデンバ・バが、ベシクタシュが3:2の勝利を宣告するゴールを決めたのだった。

【ベシクタシュ】トルガ(前半15分:ジェンク・ギョネン)=セルダル・クルトゥルシュ、ペドロ・フランコ、アトゥンチ・ヌカン、ラモン・モッタ=アッティバ・ハッチンソン、ヴェリ・カヴラク(後半27分:オウズハン・オズヤクプ)=ギョクハン・トーレ、ホセ・ソーサ、オルジャイ・シャハン(後半17分:ケリム・フライ)=デンバ・バ
【ブルサ・スポル】ハルン・テキン=シェネル・オズバイラクル、レナート・チェヴェリ、セルダル・アズィズ(後半1分:シャミル・ジナズ)、アズィズ・ベヒッヒ=フェルナンド・ベルッシ、ベキル・ユルマズ(後半44分:エネル・ウナル)=オザン・トゥファン、ジョスエ、セドリック・バカンブ(後半37分:ホルメン)=フェルナンダオ




5ツ星、フェネルバフチェ(イエニ・シャファク紙 15. 2.15)

ジョン・チブーケ(左)エムレ・ベレズオウル(右)(ミリエット紙) エメニケ(ミリエット紙)  フェネルバフチェは、ガジアンテップ・スポル相手に、前後半異なった戦い方をした。まず、苦しい戦いとなった。その後、ソウが見せてくれた。前半0:1とリードしたまま終わったにも拘わらず、相次いで好機を与えてしまっていたフェネルバフチェの選手たちは、後半に入ると、ソウが2得点、1アシストの活躍を見せ、最後は0:5で勝利をものにしたのだった。

 フェネルバフチェは、前半、苦しんだ試合だったが、このアウェー戦でガジアンテップ・スポルを、後半になってから蹴散らしてしまった。0:5。前半、エメニケのゴールで先制したにも拘わらず、相手に多くの好機を与えてしまっていたフェネルバフチェは、ディエゴとセルチュク・シャヒンを交代させることで、様変わりをして見せたのだった。前半7分、カイトが出した浮き球によるパスを受けたエメニケが、ゴールラッシュの幕開けを行った。0:1。このゴールのあと、ガジアンテップ・スポルは、相次いでゴールチャンスを逸し続けた。同14分、ヴィトールのパスを受けたムハメトが放ったシュートは、GKメルトの上を越えて行っただけだった。同16分、ディフェンスがミスを犯したためボールを得たムスタファが放ったシュートは、アルヴェスがゴールライン際からクリアした。後半、セルチュク・シャヒンを入れたフェネルバフチェは、左サイドからの攻撃で、ガジアンテップ・スポルを蹴散らしてしまった。同13分、ソウのセンタリングに、いいジャンプをしたカイトが、チームをほっとさせた。0:2。その2分後、今度は、ジャネル・エルキンのセンタリングに、ソウががら空きのゴールに放り込んだ。0:3。同23分、メフメット・トパルのパスを受けたこの夜のヒーロー、ソウが、もう一度表舞台に上がった。相手ゴールネットを揺らすのは、この日2度目となった。0:4。同26分、左サイドからペナルティエリア内へとボールを持ち込んだアルパーが、ギョクハンに倒されると、主審はPKを命じた。このPKを、エムレ・ベレズオウルが決め、フェネルバフチェにとって、今季最大得点差のスコアとなった。0:5。この結果、アウェー戦で5連勝を遂げたフェネルバフチェは、試合数が多い中だが首位に就いたのだった。

【ガジアンテップ・スポル】カルセマルカス=バルシュ・ヤルドゥルムジュ、エルヤサ・スメ、オグニエン・ウラニエス、シェノル・ジャン(後半26分:ギョクハン・スゼン)=エルデム・シェン、チコ=ムスタファ・ドゥラク(後半16分:フェルハト・アヤズ)、ジョアオ・ヴィトール、ムハメト・デミル=ジョン・チブーケ(後半27分:ルイス・リール)
【フェネルバフチェ】メルト・ギュノク=ギョクハン・ギョヌル、ブルーノ・アルヴェス、エゲメン・コルクマズ、ジャネル・エルキン=メフメット・トパル、エムレ・ベレズオウル(後半36分:メイレレス)=カイト(後半25分:アルパー)、ディエゴ(後半1分:セルチュク・シャヒン)、ムサ・ソウ=エメニケ




エゲメン・コルクマズの 出場の可否は、試合当日に明らかに(タクヴィム紙 15. 2.14)

エゲメン・コルクマズ(ファナティック紙) ベキル・イルテギュン(ファナティック紙)  昨日、チームから離れて練習をしていたエゲメンが、そういった状態にも拘わらず、遠征メンバーに入った。エゲメンの状況については、試合時間に明らかになるだろう。

 フェネルバフチェで、厳しいガジアンテップ・スポルとのアウェー戦を前に、エゲメン・コルクマズの衝撃が走っている。筋肉を傷めたままのエゲメン・コルクマズは、昨日の練習では、チームとは別メニューで練習を行っていた。エゲメンとともに、セルダル・ケシマルとハサン・アリ・カルドゥルムも、チームとは別メニューの練習を行っていた。ガジアンテップ・スポル戦で、エゲメン・コルクマズが出場できるか否かは、試合時間に明らかになるだろう。

                 ベキル・イルテギュン、替わりに

 もし、エゲメン・コルクマズの状態が不十分であるなら、ガジアンテップ・スポル戦では、ブルーノ・アルヴェスのパートナーになるのは、トルコ杯でゴールを記録したベキル・イルテギュンとなるだろう。




ガラタサライ、トルコ杯でゴール・ラッシュ(サバハ紙 15. 2.13)

スナイデル(中)を讃えるメロ(左)、右端はオルジャン・アドゥン(アクシャム紙) ブルマ、ガブリエル・トルジェ、マリオ・フェルゲリアス(右から)(フォトマッチ紙)  昨季の優勝チーム、ガラタサライが、コンヤ・スポルに4点をあげ、これをくだし、準々決勝にその名を連ねた。

 最初の20分間に、それぞれが見事な3つのゴールを観ることができた。ガラタサライは、ブラクとスナイデルのミサイル弾で、2点を先制した。コンヤ・スポルは、マリカの素晴らしいフリーキックが決まり、希望が湧いた。
 だが、それに対し、スナイデルが見事なループシュートで応じた。その後、オルジャン・アドゥンが、前半の、そして、この試合自身のスコアを決するゴールを決めた。
 トルコ・リーグでの試合では5ゴールを浴びせたコンヤ・スポルを、トルコ杯の16強の戦いで、ホームに迎えたガラタサライは、今度は4ゴールを浴びせて勝った。4:1。ブラクが1得点1アシスト、スナイデルが、1発のミサイル弾を含む2得点で、前半戦に男を上げた。コンヤ・スポルのGKフェルゲリアスは、前半10分のブラク、同16分のスナイデルの、ペナルティエリア外からのシュートに対しては、なす術もなかった。2:0。同20分、マリカが点差を1と縮めるゴールを決めた。シナン・ボラトが立ちはだかるゴールに、フリーキックが突き刺さるだろうとの予測の立つほどのものだった。同34分、ブルマからのパスを、その名人芸でコントロールしたスナイデルが、素晴らしいシュートを放つと、相手ゴールネットが揺れていた。3:1。前半終了間際、ブラクがセンタリングを入れると、左サイドバックのオルジャン・アドゥンが、ファーサイドでヘッドで合わせ、これがゴールとなった。4:1。後半は、またしても、パンデフは、ゴールからは遠かった。コンヤ・スポルの方は、1つのバーを直撃する惜しいシュートがあったくらいだった。そして、試合は、4:1のまま終わった。

【ガラタサライ】シナン・ボラト=タルク・チャムダル、オーレリアン・チェデュー、コライ・ギュンター、オルジャン・アドゥン=メロ(後半30分:ブレリム・ジェマリ)、セルチュク・イナン=ブルマ、スナイデル、ヤシン・オズテキン(後半21分:ハミト・アルトゥントプ)=ウムト・ブルト(後半10分:ゴラン・パンデフ)
【コンヤ・スポル】マリオ・フェルゲリアス=アリ・トゥラン(後半25分:ハサン・カブゼ)、セリム・アイ、エルヴィス・コカロヴィッチ、メフメット・ウスル=アリ・チャムダル(後半24分:オメル・アリ・シャヒネル)、メフメット・ギュヴァン=ケナン・オゼル、マイ・マフラング(後半24分:ガブリエル・トルジェ)、ジャルマ・カンポス=シプリアン・マリカ




フェネル、1/8の制覇(タクヴィム紙 15. 2.12)

カドレッチ(ミリエット紙) ベキル・イルテギュンを讃える(フェネルバフチェ公式HP)  黒海沿岸で行われたアウェー戦、前半24分、カドレッチのゴールで先制したフェネルバフチェは、後半16分、オルハン・オヴァジュクルのゴールでお返しを喰らった。ベキル・イルテギュンが、同23分には、スコアを1:2とするゴールを決めた。更に、同41分にはメフメット・トパル、同43分にはソウが、それぞれゴールを決めたことで、フェネルバフチェが勝ち上がった。

 フェネルバフチェが、トルコ杯制覇に向け全開だ。ベスト16の戦いで、チャイクル・リゼと、アウェー戦で対戦したフェネルバフチェは、これを1:4で制し、準々決勝に進出した。前半10分、ボールを大きくフィードしようとしたオボアボナの蹴ったボールが、メフメット・トパルの前に転がった。そのメフメット・トパルが、PKポイントのところから放ったシュートに対し、オボアボナは、正に体を張って、絶体絶命のピンチを防いだ。同19分、ギライが大きくクリアしようとしたボールを得たメフメット・トプズが、ペナルティエリアの外からシュートを試みると、ボールはサイドバーを逸れて外に出て行った。同24分、左サイドからメイレレスのフリーキックが中に入ったところ、いいジャンプをしたカドレッチがヘッドで合わせると、ボールはチャイクル・リゼのゴールネットを揺らしていた。0:1。同34分、エメニケが右サイドから入れたセンタリングに対し、セルチュク・シャヒンが 走りこんできてシュ-トを放ったが、オルハンが大きくクリアした。前半は、こうして、フェネルバフチェが0:1とリードして終わった。後半3分、メイレレスが、アイクトと1対1となった。アイクトからの跳ね返りのボールを、エメニケがゴールに送り込もうとしたが、そのシュートは的外れのものとなった。

                  チャイクル・リゼ、チャンスを逃し続ける、フェネルバフチェ、あっという間に点差を拡げる

 チャイクル・リゼは、後半6分、ラファティによりゴールに近づいた。だが、メルト・ギュノクがゴールを許さなかった。同12分、ラファティが、絶好の位置から、外にボールを蹴り出してしまった。同16分、オブラニアクの素晴らしいスルーパスを受けたオルハン・オヴァジュクルがゴールを決め、スコアを1:1の同点に追いついた。同23分、メフメット・トプズのフリーキックでボールを得たベキル・イルテギュンが、反転しながら放った見事なシュートが、フェネルバフチェが再度リードをするゴールとなった。同33分、セルジャン・カヤの至近距離からのシュートは、メルト・ギュノクがゴールを許さなかった。同41分、若きウイガルのアシストを受け、メフメット・トパルがゴールを決め、スコアを1:3とした。その2分後、表舞台に躍り出たムサ・ソウが、エメニケのきれいなパスを受け、素晴らしいヒールでのシュートが決まり、ゴールラッシュの幕を閉じたのだった。

【チャイクル・リゼ】アイクト・エルチェティン=オルハン・オヴァジュクル、ゴッドフリー・オボアボナ、ギライ・カチャル、アリ・アドナン(後半9分:エレン・アルバイラク)=ルドヴィッチ・シルヴェストレ、ムラト・ドゥルエル=キール・ラファティ(後半30分:ホロスコ)、エンギン・ベクデミル(後半9分:セルジャン・カヤ)、ルドヴィク・オブラニアク=テヴフィク・キョセ
【フェネルバフチェ】メルト・ギュノク=ベキル・イルテギュン、ブルーノ・アルヴェス、セルダル・ケシマル(後半6分:ウイガル・メルト・ゼイベク)、ミカエル・カドレッチ=セルチュク・シャヒン、メフメット・トパル、メイレレス(後半20分:ヴェボ)=メフメット・トプズ、エメニケ(後半44分:サヴァシュ・ポラト)、ムサ・ソウ




トラブゾン・スポル 2:3 シワス・スポル(シワス・スポル公式HP 15. 2.11)

カディル・ベクメズジ(左)アイタッチ・カラ(右)(トラブゾン・スポル公式HP) オゼル・フルマジュ(左)ハカン・アルスラン(右)(トラブゾン・スポル公式HP)  シワス・スポルは、120分目にあげたゴールで、その名を、トルコ杯の準々決勝に刻んだ。

 シワス・スポルに勝ち上がりの勝利を生んだゴールは、ジョン・ウタカ(前半10分)、ムサ・シナン・ユルマズラル(前半40分)、アーティフ・シャーエシューエ(延長後半15分)のあげたものだった。ホームのトラブゾン・スポルのゴールは、ムスタファ・ヤタバレ(前半23分と33分)にあげたものだった。

                  試合経過

 前半4分、シワス・スポルが左サイドで得たフリーキックを、カディル・ベクメズジが直接ゴールを狙ったが、GKハカン・アルクンが、両手のパンチングでピッチの外に出した。同10分、シワス・スポルが、ナイジェリア人ゴールゲッター、ジョン・ウタカのゴールで0:1と先制した。マヌエル・デ・コスタの蹴ったフリーキックのボールを、ペナルティエリアの外左サイドでドリブルをしながらペナルティエリア内へと持ち込んだウタカが、ゴール斜め前でGKハカンと1対1となり、グランダーの狙いしましたシュートを放つと、これがトラブゾン・スポルのゴールネットを揺らしたのだった。0:1。同23分、トラブゾン・スポルが同点ゴールをあげた。エルカン・ゼンギンが、フリースローのボールをイスハク・ドーアンに渡した。イスハクは、ペナルティエリア内へと持ち込みながら、グランダーのパスをファーサイドにいたヤタバレに出した。絶好の位置で、そのボールにヤタバレが触れると、ボールはゴールネットを揺らしていた。1:1。同33分、メフディ・タウイルが、GKエルトゥールルにバックパス送ると、エルトゥールルは、相手のムスタファ・ヤタバレにフェイントをかけようとしたところ、ボールに足を伸ばしたムスタファ・ヤタバレのシュートが、ゴールインしてしまった。2:1。シワス・スポルは、同40分、ムサ・シナン・ユルマズラルのゴールで同点に追いついた。ムサ・シナン・ユルマズラルが、相手のイスハク・ドーアンにプレスをかけボールを奪った。そして、右サイドからペナルティエリア内へと入り込んだ。ムサは、グランダーのシュートを試みると、ボールはゴールネットに突き刺さった。2:2。シワス・スポルは、前半を2:2で終えたのだった。
 後半2分、カール・メジャーニのロングパスを、ペナルティエリア内にいたムスタファ・ヤタバレに届いた。ヤタバレは走りこんできてシュートを放つと、ボールはゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定でゴールは認められなかった。後半は、ゴールは生まれず、試合は2:2のまま終わった。その結果、試合は30分間の延長に入った。
 延長前半8分、ペナルティエリアの外右サイドから、マヌエル・デ・コスタがフリーキックを蹴った。ボールは枠を捉えていたが、GKハカン・アルクンは、両胸でしっかりとキャッチした。
 延長後半、組織的になったシワス・スポルの攻撃で、右サイドでボールを得たブルハン・エシェルが、アーティフ・シャーエシューエにパスを出した。アーティフは、ゴール斜め前の位置からシュートを試みたが、ボールはハカンが押さえた。延長後半15分、シワス・スポルの右サイドからボールを持ってペナルティエリア内へと入り込んで、ボールを右にふりながらシュートを放つと、グランダーのボールはトラブゾン・スポルのゴールネットを揺らしていた。2:3。
 2:3で勝利を得たシワス・スポルが、トルコ杯の準々決勝に名を連ねることになった。

【トラブゾン・スポル】ハカン・アルクン=サリフ・ドゥルスン、アイクト・デミル、カール・メジャーニ、イスハク・ドーアン=アイタッチ・カラ、ケヴィン・コンスタント(後半10分:セファ・ユルマズ)=オゼル・フルマジュ(延長前半1分:ウーウル・デミロク)、メフメット・エキジ(後半35分:ソネル・アイドドーウ)、エルカン・ゼンギン=ムスタファ・ヤタバレ
【シワス・スポル】エルトゥールル・タシュクラン=イブラヒム・トラマン、マヌエル・ダ・コスタ、イブラヒム・オズテュルク、ファーティフ・チプラク=カディル・ベクメズジ、メフディ・タウイル=ムサ・シナン・ユルマゼル、ハカン・アルスラン、ジョン・ウタカ=バトゥハン・カラデニズ(後半25分:エネラモ)(後半36分:アーティフ・シャーエシューエ)




エスキシェヒル・スポル 1:2 ガラタサライ(ラディカル紙 15. 2.10)

セルチュク・イナン(TRT) ハカン・バルタ、ロゲリオ・モリ、タルク・チャムダル(左)(エスキシェヒル・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第19節で、ガラタサライは、エスキシェヒル・スポルと戦ったアウェー戦に、1:2で勝った。

 トルコ・リーグ第19節で、エスキシェヒル・スポルは、ホームにガラタサライを迎えた。冷え切ったなかで行われたこの試合、ガラタサライは、終盤にあげたゴールで、1:2で勝った。
 前半1分、セゼルのセンタリングに合わせたモリのシュートは、GKムスレアがコーナーへと逃げた。同3分、セルダル・オズカンの蹴ったコーナーキックに、ムスタファ・ユムルがヘッドで浮かしたボ−ルに、モリが合わせると、ボールは僅かに枠を逸れ外に出て行った。同7分、メロが、ゴール左斜め前から強烈なシュートを放った。ディフェンスから跳ね返ったところを、エムレ・チョラクが再度シュートを試みたが、ボールはGKが押さえてしまった。同20分、ガラタサライの攻撃で、スナイデルのスルーパスを受けたウムト・ブルトが、強いシュートを放った。ボールが、GKから跳ねかえったところ、フリーになっていたウムト・ブルトがゴールを決めた。0:1。同27分、キャーミル・アフメットのセンタリングに、シソッコが合わせると、ボールはGKの傍らを抜けゴールインした。1:1。同37分、セルチュク・イナンの蹴ったフリーキックに、チェデューがヘッドで合わせたが、ボールはバーの上を越えて外に出て行った。
 前半は、1;1のまま終わった。
 後半5分、エムレ・チョラクのセンタリングに、ウムト・ブルトが合わせたが、ボールはサイドネットの外側に収まっただけだった。同38分、エスキシェヒル・スポルの攻撃で、エムレ・ギュラルが強いシュートを放ったが、ボールはサイドバーに当たり跳ね返ってきた。その跳ね返りのボールで、セゼル・オズカンがゴールを狙ったが、ボールは外に出て行っただけだった。同40分、スナイデルのパスを受けたウムト・ブルトがシュートを試みたが、GKボッフィンがコーナーへと逃げた。同42分、ガラタサライの攻撃で、オルジャン・アドゥンがペナルティエリア内へとセンタリングを入れた。そのボールを、セルチュク・イナンがゴールへと変えた。1:2.
 試合は、ガラタサライが1:2の勝利で終わった。

【エスキシェヒル・スポル】ボッフィン=キャーミル・アフメット・ギョレクチ、セズギン・ジョシュクン、ムスタファ・ユムル、オズギュル・チェク(後半44分:カーン・カナク)=ラヘーム・ラワル、ンズズィ・トコ=イブラヒム・シッソコ(後半ロスタイム1分:ゴラン・カウシッチ)、セゼル・オズテュルク(後半31分:エムレ・ギュラル)、セゼル・オズカン=ロゲリオ・モリ
【ガラタサライ】ムスレア=タルク・チャムダル(後半44分:ヤシン・オズテキン)、オーレリアン・チェデュー、ハカン・バルタ、アレックス・テレス(後半28分:ブルマ)=イエクタ・クルトゥルシュ(後半1分:オルジャン・アドゥン)、メロ=エムレ・チョラク、セルチュク・イナン、スナイデル=ウムト・ブルト




ベシクタシュ、首位へ(タクヴィム紙 15. 2. 9)

クヴァンチ・カラカシュ(左)デンバ・バ(右)(ベシクタシュ公式HP) ホロスコ(左)ケリム・フライ(右)(ベシクタシュ公式HP)  ベシクタシュは、後半14分、ソーサのゴールで先制した。チャイクル・リゼは、同15分、クヴァンチがレッドカードをもらった。同17分、セルジャンが同点ゴールをあげた。同20分には、コライが退場処分となり、同43分、デンバ・バがPKを決め、ベシクタシュが首位へと舞い上がった。

 ベシクタシュが首位に就いた。ベシクタシュは、フェネルバフチェが勝ち点を失った週に、訪れたチャンスを失わなかった。勝ち点3を得て首位に就いたのだ。ベシクタシュは、チャイクル・リゼとのアウェー戦を、1:2で制したのだ。ベシクタシュは、この試合にテンポをあげられずに臨んでしまった。特に、攻撃ラインで望ましい変化を付けられないでいた。前半18分、ベシクタシュの攻撃で、ソーサが、ペナルティエリアの外から枠を狙ったシュートを放ったが、左サイドバーのすぐ外を逸れて外に出て行った。同23分、ベシクタシュのペドロ・フランコがバックパスを試みたところ、ボールがゴールマウスに向かい、トルガ・ゼンギンが、辛うじてコーナーへと叩きだした。

                   デンバ・バら、逃し続ける

 後半もまた、相手に対しプレッシャーをかけていくチャイクル・リゼがあった。同6分、元ベシクタシュのホロスコが、ディフェンスのセルダル・クルトゥルシュを一人で抜き去り、ペナルティエリア内へと入るや、ゴール斜め前からシュートを放つと、ボールは僅かに枠を捉えられずに外に出て行った。同8分、ソーサが、GKセルカンが前に出ているのを見ると、ペナルティエリア内にいたデンバ・バにセンタリングを入れた。だが、デンバ・バはヘッドでシュートを試みるも、ボールは外に出てしまった。

                   9人となったチャイクル・リゼは頑張ったが、、、

 この試合の後半、かなり動きがあった。同11分、ギョクハン・トーレの強烈なシュートは、セルカンが、見事な反応を見せ防いだ。同14分、ベシクタシュにゴールが生まれた。デンバ・バと、ペナルティエリア内でワンツーのパス交換をしたアルゼンチン人選手ホセ・ソーサが、ゴールライン際というところからであっても、正に針の穴を通すようなシュートを放つと、ボールは相手ゴールネットを揺らしていた。同17分、エレン・アルバイラクのセンタリングに、セルジャン・カヤがヘッドで合わせるとゴールが決まった。1:1。同43分、ソーサがセンタリングを入れると、ペナルティエリア内にいたオブラニアクの手に当たった。主審は、これでPKを与えた。このPKを、デンバ・バが決めた。この結果、ベシクタシュは、チャイクル・リゼとのアウェー戦に勝ち、首位に就いたのだった。

【チャイクル・リゼ】セルカン・クルントゥル=コライ・アルトゥナイ、ゴッドフリー・オボアボナ、ギライ・カチャル、エレン・アルバイラク=クヴァンチ・カラカシュ、ルドヴィッチ・シルヴェストレ=セルジャン・カヤ、ルドヴィク・オブラニアク、ウミト・コルクマズ(後半13分:キール・ラファティ)=ホロスコ
【ベシクタシュ】トルガ=セルダル・クルトゥルシュ、ペドロ・フランコ、エルサン・ギュルム、ラモン・モッタ=オウズハン・オズヤクプ(後半33分:トルガイ・アルスラン)、ヴェリ・カヴラク(後半23分:アッティバ・ハッチンソン)=ギョクハン・トーレ、ホセ・ソーサ、オルジャイ・シャハン(後半22分:ケリム・フライ)=デンバ・バ




何もかも揃ったがゴールは生まれなかった(イエニ・シャファク紙+トルコ・サッカー協会補綴 15. 2. 8)

エメニケ(左)オゼル・フルマジュ(右)(トラブゾン・スポル公式HP) エルカン・ゼンギン(左)ディエゴ(右)(トラブゾン・スポル公式HP)  首位から勝ち点で13差のトラブゾン・スポルにとって、このフェネルバフチェ戦は蘇りを意味していた。トラブゾン・スポルは試合開始早々に、バーに掴まった。フェネルバフチェは、終盤、トラブゾン・スポルのゴールマウスに攻め寄せた。7連勝中のフェネルバフチェの前に、GKハカン・アルクンが立ちはだかったのだった。

 サポーターの声援を背に受けたフェネルバフチェとの一戦で、コントロール・サッカーを選択したトラブゾン・スポルは、最初の危険な場面を、前半18分に生み出した。メフメット・エキジの蹴ったフリーキックのボールに、ヴォルカンが際どいところで触れコーナーキックへと逃げた。同23分、エルカン・ゼンギンが遠目から狙い、そしてヴォルカンが両足で防いだシュートが、トラブゾン・スポルが逃した大きなチャンスだった。同27分には、ディエゴが約25mの距離からシュートを放ったが、ハカン・アルクンが際どくコーナーキックへと逃れた。

                 フェネルバフチェ、スリートップにしたが、ゴールは生まれず

 この試合の最大の絶好機というのは、後半14分に生まれた。ペナルティエリア内へと入れられたセンタリングにより生まれたゴール前の混戦の中からボールを得たエメニケが、至近距離から放ったシュートは、ハカンに当たりはねたボールは、コーナーキックへと変わった。
 試合開始後1時間、ボール支配率で62:38と優位に立っていたフェネルバフチェは、最後の15分間は、トラブゾン・スポルを自陣に閉じ込めてしまった。終盤、一方的に攻め立てたフェネルバフチェは、ヴェボと並べてスリートップに持って行った(エメニケとソウ)。同44分、ベルカレムのヘッドからこぼれたボールに対し、ヴェボがGKと1対1という位置でシュートを放った。だが、ハカンが際どいところでパンチングで防いだ。同45分、ファーサイドにいたソウが、難しい位置からシュートを試みると、ボールはサイドネットの外に吸い込まれただけだった。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル、ブルーノ・アルヴェス、エゲメン・コルクマズ、ジャネル・エルキン=セルチュク・シャヒン(後半38分:ヴェボ)、メフメット・トパル=カイト(後半137分:ムサ・ソウ)、ディエゴ(後半24分:メイレレス)、アルパー=エメニケ
【トラブゾン・スポル】ハカン・アルクン=サリフ・ドゥルスン、アイクト・デミル、カール・メジャーニ、ユスフ・エルドーアン(後半30分:ムスタファ・ヤタバレ)=メフメット・エキジ、ケヴィン・コンスタント=セファ・ユルマズ(前半36分:イスハク・ドーアン)、オゼル・フルマジュ(後半36分:エサイド・ベルカレム)、エルカン・ゼンギン=オスカル・カルドーソ




カラビュック・スポル、後半ロスタイムに勝ち点をもぎ取る(ザマン紙 15. 2. 7)

エディン・ヴィスカ(左)ヴァレンティン・ヴィオラ(右)(バシャクシェヒル・スポル公式HP) ヴァレンティン・ヴィオラ、ラジュコ・ロットマン、ムサ・チャーウラン(左から)(バシャクシェヒル・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第19節の開幕試合で、カラビュック・スポルとバシャクシェヒル・スポルが、2:2の引き分け試合を演じた。

 イスタンブルで行われたこの試合、アウェーのカラビュック・スポルが、前半21分、ヨゼフ・アクパラのゴールで先制したが、その4分後、バルケシル・スポルは、エディン・ヴィスカのゴールで同点に追いついた。1:1。前半は同点のまま終わったこの試合の後半の大半は、追加点がお互いに生まれず推移したが、同37分、ホームのバシャクシェヒル・スポルは、セダト・アーチャイが退場処分を喰らい10人となってしまった。1人足らなくなったにも拘らず、プレーぶりに衰えの見られなかったアブドラハ・アヴジュ率いるバシャクシェヒル・スポルは、同42分、ヤルチュン・アイハンのゴールで勝ち越した。だが、最後の一撃が、同ロスタイム2分というところで、アブドル・トゥラオレにより生まれた。2:2。バシャクシェヒル・スポルは、この結果、勝ち点は32となったのに対し、降格圏からの脱出に努めるカラビュック・スポルは、勝ち点を16とした。

【バシャクシェヒル・スポル】ヴォルカン・ババジャン=ウーウル・ウチャル、ヤルチュン・アイハン、アレクサンドゥ・エピュローヌ、フェルハト・オズトルン=マフムト・テクデミル、ラジュコ・ロットマン(後半15分:セダト・アーチャイ)=エディン・ヴィスカ、マルシオ・モッソロ(後半39分:アルパルスラン・エルデム)、ドカ・マドゥレイラ=セミフ・シェンテュルク(後半27分:ジェレミー・ペルベット)
【カラビュック・スポル】ボーイ・ウォーターマン=タンジュ・カイハン、ムラト・アクチャ、イーイト・インジェデミル(後半17分:エルカン・カシュ)、エムレ・オズカン=サンバ・ソウ、ハカン・オズメルト(前半42分:ムサ・チャーウラン)=アブドゥ・トゥラオレ、フルカン・オズチャル(後半21分:ベルトゥル・コチャバシュ)、ヴァレンティン・ヴィオラ=ヨゼフ・アクパラ




勝ち上がりはしたが苦悩も生まれた(タクヴィム紙 15. 2. 6)

ムハンメド・エミン・バルジュラル(左)エスレム・オズテュルク(右)(ベシクタシュ公式HP) アリ・アドナン(左)ムハメド・ラシト・シャヒンギョズ(右)(ベシクタシュ公式HP)  ベシクタシュは、トルコ杯のグループ・リーグ戦の最終戦、チャイクル・リゼとのアウェー戦に若手選手中心で臨んだが、両者無得点の同点に終わった。ベシクタシュは勝ち上がった。勝ち上がりはしたが、オパレフとミロシェヴィッチを失った。

 ベシクタシュは、トルコ杯の消化試合に臨み、チャイクル・リゼと両者無得点の引き分けに終わった。前半11分、チャイクル・リゼがゴールにとっても近づいた。ペナルティエリア内へと入ってきたボールを、コライがヒールでシュートを試みたが、エスレムがゴールライン際でボールを出し、絶体絶命の場面を防いだ。同21分、チャイクル・リゼのアリ・アドナンが、左コーナー際からフリーキックを蹴った。角度のないところから、枠に向け強いボールを蹴ると、GKギュナイが、際どいところで外に出した。同27分、ベシクタシュは、ウーウル・ボラルが左コーナーキックを蹴った。ペナルティエリア内へと向け入ったボールだったが、ディフェンスのコライが大きくクリアしてしまった。同43分、チャイクル・リゼの攻撃で、ムラトがペナルティエリアの外から強いシュートを放ったが、ボールは枠を捉えることなく外に出て行った。後半16分、チャイクル・リゼの攻撃で、クーケがゴール右斜め前からファーサイドに向け強いシュートを放ったが、ボールは枠を捉えることはなかった。クーケは、この時間帯、とってもいい働きをしていた。

                  後半45分、チャイクル・リゼのテヴフィクのシュートはバーを直撃、ピッチに跳ね返る

 チャイクル・リゼは、後半、ゴールを模索し続けた。同25分、エンギンが自ら持ち込んだボールで、とっても強いシュートを試みたが、ボールは、僅かに枠を捉えられず外に出て行った。ベシクタシュでは、オウズハン・オズヤクプが、25mの距離から強烈なシュートを放った。チャイクル・リゼのGKアイクトは、この強いボールを辛うじて防いだ。その2分後、オウズハンのパスを受けたトルガイが、素晴らしいシュートを放ったが、アイクトが外に出した。同45分、チャイクル・リゼのテヴフィクの放ったシュートはバーを直撃して跳ね返った。

【チャイクル・リゼ】アイクト・エルチェティン=オルハン・オヴァジュクル、コライ・アルトゥナイ、ゴッドフリー・オボアボナ、アリ・アドナン(後半36分:セルジャン・カヤ)=イリャス・サル、ムハンメド・エミン・バルジュラル(後半39分:ウミト・コルクマズ)=テヴフィク・キョセ、エンギン・ベクデミル、ムラト・ドゥルエル(後半30分:ホロスコ)=レオナルド・クーケ
【ベシクタシュ】ギュナイ・ギュヴェッチ=ダニエル・オパレ(前半42分:セルダル・クルトゥルシュ)、アレクサンドラ・ミロシェヴィッチ(前半42分:オウズハン・オズヤクプ)、アトゥンチ・ヌカン、イスマイル・キョイバシュ=ネジプ・ウイサル、エスレム・オズテュルク=ムハメド・ラシト・シャヒンギョズ(後半30分:ムスタファ・ペテクメク)、トルガイ・アルスラン、ウーウル・ボラル=ケリム・フライ




ホセ・ボシングワ、フェネルバフチェ戦は欠場(ファナティック紙 15. 2. 5)

ボシングワ(ファナティック紙)  トラブゾン・スポルが、昨日、アクヒサル市役所スポルと戦った一戦で傷んだボシングワが、フェネルバフチェ戦に出場できるか否かが明確になった。

 トルコ・リーグの首位争いにとり重要な一戦の一つである、この土曜日にシュクル・サラチオウル・スタジアムで行われるフェネルバフチェとトラブゾン・スポルというビッグマッチを前にして、最大の関心事となっているのは、トラブゾン・スポルのスター選手ホセ・ボシングワが出場できるかどうかだ。この関心をそそる問題に、本日答えが出た。トルコ杯で、昨日、アクヒサル市役所スポルと戦った一戦の後半、故障のため途中交代をしたボシングワが、MR検査の結果、脚裏に肉離れを起こしていることが判明したのだ。

                   3週間欠場

 クラブドクターのギュルテキン・ハジュサリフオウルが、ボシングワの状態について、次のような談話を発表している。「MR検査の結果、左脚裏上部に肉離れが確認できた。ボシングワに対し、3週間の治療計画で臨むことを考えている」。




エスキシェヒル・スポル戦にむけての警鐘(ファナティック紙 15. 2. 4)

ハムザ・ハムザオウル監督(ミリエット紙)  ガラタサライは、今日、トルコ杯でバルチョワをホームに迎えるが、皆の頭の中には、エスキシェヒル・スポルとのアウェー戦がある。だが、エスキシェヒル・スポルは、ガラタサライにとっては、全くもって厄介な相手だ。確かに、ガラタサライは、トルコ・リーグで直近のアウェーでのエスキシェヒル・スポルで、ゴールすらあげられないでいるのだ。

 ガラタサライは、本日、トルコ杯の戦いで、バルチョワ・ヤシャムスポルをホームに迎える。だが、頭の中は、トルコ・リーグでアウェーで戦うエスキシェヒル・スポルのことばかりだ。最新の試合では、ホームでブルサ・スポルと2:2の引き分け試合を演じ、首位のフェネルバフチェとの勝ち点差が3と開いてしまったガラタサライは、2試合連続で勝ち点を失うことは許されないのだ。しかし、相手となるエスキシェヒル・スポルがホームで戦うとなれば、警鐘が鳴り始めるのだ。というのも、ガラタサライが、エスキシェヒル・スポルとアウェーで戦った直近の3試合では、勝つことどころか、ゴールさえもあげられないでいるのだ。両者のトルコ・リーグでのこの3試合は、おもしろいかな0:0で終わっているのだ。2月の寒さ、及びピッチ・コンディションの悪さといった要素も加わり、ガラタサライをかなり厳しい90分が待っていることだろう。

                   監督を悩ませる要素

 更に、現今の故障者たちが、ガラタサライに厳しさを増幅させている。知られているように、ブラク・ユルマズ、セミフ・カヤ、サブリ・サルオウル、ハミト・アルトゥントプといった重要な選手たちが、エスキシェヒル・スポル戦では出場できないのだ。また、フェリペ・メロの足首の痛みは続いている。思い出してみると、メロは、この痛みのため、ブルサ・スポル戦ではかなりぼろぼろの状態だった。ストッパーのシェデューは、アフリカ杯から疲労を抱え、また調子を落とし戻ってきたことを考えると、ハムザ・ハムザオウル監督の仕事は簡単なこととは言えないのである。




トラブゾン・スポルにビッグマッチを前に朗報(TRT 15. 2. 3)

コンスタント(トラブゾン・スポル公式HP) メジャーニ(トラブゾン・スポル公式HP) ウーウル・デミロク(ザマン紙)  コンスタントとメジャーニが、フェネルバフチェ戦に間に合うことが明らかにされた。

 トルコ・リーグで、この週末にフェネルバフチェと戦うトラブゾン・スポルに、アフリカ杯で戦った選手たちが戻ってくる。
 アフリカ杯で、既に敗退してしまったマリ代表に召集されていたヤタバレが、今夕にはトラブゾン入りしている。そして、アクヒサル市役所スポルと、明日行うトルコ杯の一戦以後、チームに合流することが明らかにされた。
 準々決勝で、ギニア代表が、ガーナ代表に3:0で敗れたことで、ケヴィン・コンスタントが、また、アルジェリア代表が、コートジボワール代表に3:1で敗れたことで、カール・メジャーニが、フェネルバフチェ戦を前にトラブゾンに戻ってくることが、そして、首脳陣が出場の機会を与えたならばプレーをしうる状態にあると言われている。

                  ウーウル・デミロクも恢復

 トルコ・リーグ後半戦で、殊にディフェンス陣に選手を欠くことで苦しい状況に陥っていたトラブゾン・スポルで、ウーウル・デミロクの故障が癒えたということだ。
 トラブゾン・スポルが、移籍解禁機関にアクヒサル市役所スポルから獲得したが、トルコ・リーグのシワス・スポル戦及びエスキシェヒル・スポル戦、それに加えてトルコ杯のカチオーレングジュ戦といった3試合を、故障のため出場できなかったウーウル・デミロクが、チームに合流して練習を再開したということだ。
 エルジエス・スポル戦で、胸に打撲を負った結果、病院へ搬送されたサリフ・ドゥルスンの状態もいいということだ。




10点、10点、10点(イエニ・シャファク紙 15. 2. 2)

メロ(上)ヴォルカン・シェン(下)(ガラタサライ公式HP) スナイデル、セルダル・アズィズ、ベキル・ユルマズ(左から)(ブルサ・スポル公式HP)  一方で3連勝中のブルサ・スポルがいて、一方には、ハムザ・ハムザオウル監督に伴われ奮い立つ、トルコ・リーグでここ7試合負けなしのガラタサライがいた。両者ともに勝ち越しゴールの応酬を行ったが、そのリードを、ともに守ることができなかった。そして勝者は生まれなかった。この結果、ガラタサライは、首位から勝ち点差が3となった。

 ガラタサライが、ホームで痛手を受けた。首位争いをしているフェネルバフチェとベシクタシュが、勝ち点を失うことなく突き進んだ節において、ガラタサライは、ブルサ・スポルと引き分け試合を演じてしまった。2:2。前半、吹き荒れたのはブルサ・スポルの方だったが、これは、ガラタサライに厳しい時間となっていた。ブルサ・スポルが、試合開始の30分間の間に、3回の絶好機を迎えたが、それを生かせなかった。同9分にはフェルナンダオ、同12分にはオザン・トゥファン、同27分にはバカンブが、絶好機を迎えながら難しい時間を体感しなければならなかった。同19分、組織的な攻撃を見せたガラタサライは、最後にウムト・ブルトのゴールを生んだ。1:0。ゴールを浴びたあとも、プレーのテンポを落とさなかったアウェーのブルサ・スポルは、同26分、バカンブが、ムスレアと1対1となったが、そのチャンスを生かせなかった。ガラタサライのディフェンスのミスを咎めたのはヴォルカン・シェンだった。同45分、ディフェンスの裏に走りこんで狙いすましたシュートを放つと、これが決まり、前半のスコアが、これで決したのだった。1:1。

 後半2分と4分に、バカンブが、またしても信じられないゴールの逃し方をしてしまった。同8分、コーナーキックのボールに対し、いい位置取りをしたフェルナンダオが、ヘッドで合わせ、ブルサ・スポルが逆転した。1:2。同点ゴールは、同37分、PKで生まれた。スナイデルが蹴ったフリーキックのボールがペナルティエリア内へと入ってきたところ、手で、これを防いだヴォルカン・シェンがレッドカードをもらったことからPKが与えられたのだ。そして、このPKを、エムレ・チョラクが決め同点となったのだった。2:2。

【ガラタサライ】ムスレア=サブリ(前半39分:シナン・ギュムシュ)、オーレリアン・シェデュー(後半31分:ブルマ)、コライ・ギュンター、ハカン・バルタ=メロ、エムレ・チョラク=オルジャン・アドゥン(後半36分:イエクタ・クルトゥルシュ)、スナイデル、アレックス・テレス=ウムト・ブルト
【ブルサ・スポル】ハルン・テキン=シェネル・オズバイラクル、セルダル・アズィズ、レナート・チェヴェリ、エムレ・タシュデミル=オザン・トゥファン、ベキル・ユルマズ(後半42分:ホルメン)=ヴォルカン・シェン、フェルナンド・ベルッシ(後半ロスタイム3分:エネル・ウナル)、セドリック・バカンブ(後半39分:シャミル・ジナズ)=フェルナンダオ




フェネルバフチェ、驚異の7連勝(タクヴィム紙 15. 2. 1)

エメニケ(右)(フェネルバフチェ公式HP) タンジュ・カイハン、カイト、ギョクハン・ギョヌル(右から)(ミリエット紙)  前半7分、セルチュク・シャヒンのゴールで先制したフェネルバフチェは、後半13分、エメニケのゴールで、スコアを0:2とした。同30分に、トゥラオレのゴールで、点差を1と縮めはしたが、勝利に笑ったのはフェネルバフチェの方だった。

 フェネルバフェの7連勝は止められるものではなかった。カラビュック・スポルとのアウェー戦を1:2で制したフェネルバフチェは、この勝利で、連勝を7と伸ばした。その一方、ここ4試合ゴールを浴びていなかったフェネルバフチェだが、こちらの方の連続記録は、カラビュック・スポルにより消されてしまった。フェネルバフチェは、前半7分に先制した。左サイドでボールを得たディエゴが、ペナルティエリアの外にいたセルチュク・シャヒンにパスを出した。セルチュク・シャヒンは、自身でボールをコントロールすると、狙いすましたシュートを放った。すると、ボールは、GKの右を抜け、相手ゴールネットを揺らしていた。0:1。同10分、ペナルティエリア外ではねたボールを得たギョクハン・ギョヌルが、強いシュートを放った。枠を捉えたこのシュートを、ウォーターマンが、辛うじてパンチングで防いだ。上に上がったボールは、上のバーに当たり、再びピッチに跳ね返った。同44分、ホームのカラビュック・スポルが、ペナルティエリアのすぐ外で得たフリーキックを、エルデム・オズゲンチが蹴った。直接枠を狙ったボールが転がってくるところを、ヴォルカン・デミレルが押さえた。

                   ヴォルカン・デミレル、終了間際に勝ち点3を確保

 フェネルバフチェは、後半早々に効果的な攻めを見せた。同4分、ディエゴが、ペナルティエリア内へ向かいいい動きを見せた。そのディエゴからのパスを受けたエメニケだったが、絶好の位置にいながらシュートが悪かった。同13分、カラビュック・スポルは、ヴィオラがいいチャンスを掴みながら、それを生かせなかった。その際の跳ね返ったボールを得たジャネル・エルキンが出したロングパスを得たエメニケが、ウォーターマンと1対1となりゴールを決め、スコアは0:2となった。同30分、トゥラオレのゴールが決まり、点差は1と縮まった。同ロスタイム4分、ムサの放ったミサイル弾を、ヴォルカン・デミレルが外に出し、勝ち点3がフェネルバフチェのものとなった。

【カラビュック・スポル】ボーイ・ウォーターマン=エルデム・オズゲンチ、エムレ・ギュンギョル(前半33分:ムラト・アクチャ)、ラリス・マビアラ、タンジュ・カイハン=ムサ・チャーウラン(後半30分:ハカン・オズメルト)、サンバ・ソウ(後半35分:クカ)=アブドゥ・トゥラオレ、フルカン・オズチャル、エルカン・カシュ=ヴァレンティン・ヴィオラ
【フェネルバフチェ】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル(後半20分:メフメット・トプズ)、ブルーノ・アルヴェス、エゲメン・コルクマズ、ジャネル・エルキン=メフメット・トパル、セルチュク・シャヒン=カイト(後半27分:ムサ・ソウ)、ディエゴ(後半38分:ヴェボ)、アルパー=エメニケ




トラブゾン・スポル、厳しさを増す(ザマン紙 15. 1.31)

ヤシン・ペフリヴァン(左)オゼル・フルマジュ(右)(トラブゾン・スポル公式HP) エジーニョ(左)メフメット・エキジ(右)(トラブゾン・スポル公式HP)  トラブゾン・スポルは、ホームでの戦いにも拘わらず、効果的な攻めを見せられなかった試合で、エルジエス・スポルを2:1でくだし、勝ち点3を得た。メフメット・エキジとオスカー・カルドーソが、前半にあげたトラブゾン・スポルのゴールに対し、エルジエス・スポルは、アヌル・カラエルの唯一つのゴールで応じた。これで、トラブゾン・スポルは、後半戦に入り2連勝となった。また、エジーニョが、終盤、レッドカードをもらい退場処分を喰らった試合でもあった。

 トラブゾン・スポルは、トルコ・リーグが後半戦に入った2試合目も勝利を収め、その勢いを継続してみせた。エルジエス・スポルをホームに迎えたトラブゾン・スポルは、2:1と勝利を収めることに成功したのだ。トラブゾン・スポルに勝利をもたらしたゴ−ルは、前半22分にメフメット・エキジが、また同45分にオスカー・カルドーソがもたらした。アウェーのエルジエス・スポルは、後半10分にアヌル・カラエルがゴールを決めた。後半ロスタイム3分、エルジエス・スポルのエジーニョが、自身に対してファウルを行ったフェルハトに対して執った行為で、ダイレクトにレッドカードをもらい退場となった。この試合、トラブゾン・スポルが、早々に優位に立った。だが、ゴールをあげて以後は、正にギアを落としてしまった。そして、アフリカ杯に参戦した選手、故障中の選手を加えると8人もの重要な選手を欠いたことの影響は大きかった。エルカン・ゼンギンが、トラブゾン・スポル加入以後初めて、トルコ・リーグの試合で先発に、その名を連ねた。メフメット・エキジが、前半22分に、素晴らしいフリーキックを直接決め、先制したトラブゾン・スポルは、前半終了前に、カルドーソがゴールを決め楽になった。アウェーのエルジエス・スポルは、時々、プレッシャーを高めていた。後半に入り、より効果的なサッカーを見せていたのはエルジエス・スポルの方だった。トラブゾン・スポルを、暫しの間、自陣に閉じ込めた状態に追い込んだエルジエス・スポルは、後半12分、アヌル・カラエルのヘディングシュートが決まり、点差を1と縮めた。確かに、ここで点差は縮めたが、勝ち点を得るためには、これだけでは十分ではなかった。試合の終盤、効果的な攻めを繰り返したエルジエス・スポルは、ホームのトラブゾン・スポルに厳しい時間帯を味あわせた。特に、終盤、ムラト・ユルドゥルムのシュートがバーを直撃したときは、スタンドから悲鳴が上がった。最終的には、トラブゾン・スポルが黄金の如き勝ち点3を得て、大きな喜びに包まれることとなった。

【トラブゾン・スポル】ハカン・アルクン=ボシングワ、アイクト・デミル、サリフ・ドゥルスン(前半31分:ムスタファ・アクバシュ)、ムサ・ニザム=メフメット・エキジ(後半23分:ソネル・アイドードゥ)、ファーティフ・アティク(後半36分:フェルハト・ヤズガン)=セファ・ユルマズ、オゼル・フルマジュ、エルカン・ゼンギン=オスカル・カルドーソ
【エルジエス・スポル】ギョクハン・デイルミンジ=ジェンク・アフメット・アルクルチ、ジャネル・オスマンパシャ、アヌル・カラエル、エムレ・オズテュルク=ロイストン・ドゥレンテ、ヤシン・ペフリヴァン(後半36分:ウレミニクス)、メフメット・アクギュン(後半31分:ムラト・ユルドゥルム)、バルシュ・メミシュ=ネジャーティ(後半33分:セルダル・ギュレル)、エジーニョ




フェネルバフチェの遠征メンバー、明らかに(ファナティック紙 15. 1.30)

イスマイル・カルタル監督(ヒュリエット紙) ムサ・ソウ(ファナティック紙) メイレレス(ファナティック紙)  トルコ・リーグで、カラビュック・スポルとのアウェー戦を戦うフェネルバフチェの19人の遠征メンバーが明らかになった。

 アフリカ杯にセネガル代表として参戦していて、今朝、イスタンブルに戻って来たムサ・ソウが、この遠征メンバーに名を連ねているのに対し、故障が癒えていないラウル・メイレレスの名は入っていない。

                  フェネルバフチェの19人の遠征メンバーは次の通り

 ヴォルカン・デミレル、メルト・ギュノク、ギョクハン・ギョヌル、ジャネル・エルキン、ミカエル・カドレッチ、エマヌエル・エメニケ、ディエゴ・リバス、セルチュク・シャヒン、ブルーノ・アルヴェス、ピエール・ヴェボ、アルパー・ポトゥク、エゲメン・コルクマズ、メフメット・トパル、ディレク・カイト、ムサ・ソウ、ベキル・イルテギュン、メフメット・トプズ、セルダル・ケシマル、ウイガル・メルト・ゼイベク。




ガラタサライ、得るものなし(ザマン紙 15. 1.29)

ラヘーム・ラワル(左)タルク・チャムダル(右)(エスキシェヒル・スポル公式HP) コライ・ギュンター、ロゲリオ・モリ、ハミト・アルトゥントプ(左から)(エスキシェヒル・スポル公式HP)  トルコ杯グループ・リーグ戦の冒頭の3試合を勝利で始めたガラタサライが、ディヤルバクル市役所スポル戦に次いで、エスキシェヒル・スポルにも敗れてしまった。1:0。これで、エスキシェヒル・スポルは首位の座に座ったのだが、この試合のゴールはアンダチがあげたものだった。ガラタサライは、控えメンバー中心で臨んだが、希望を与えるものではなかった。だが、両者ともに、グループ・リーグ戦からの勝ち上がりを確保した。

 ガラタサライが、トルコ杯グループ・リーグ戦G組で、アウェーで戦ったエスキシェヒル・スポルに、1:0で敗れた。エスキシェヒル・スポルのサポーターが熱い期待を寄せたこの試合、ガラタサライの若い選手を中心にしたチームは、全く存在感を見せられないままだった。90分間を通じて、組織的なサッカーにはほど遠いサッカーをしたガラタサライに比べて、エスキシェヒル・スポルは、1万3千人近いサポーターに支えられ、まともなサッカーを見せていた。最初のビッグチャンスは、ガラタサライが生み出した。前半29分、パンデフが蹴ったコーナーキックのボールを、GKラワルが、ゴールラインの際どい所から跳ね返した。跳ね返りのボールを、ヤシンがシュートを試みたが、結果には繋がらなかった。このとき、既にゴールラインを越えていたのではとの議論を呼ぶことになった。同40分、キャーミル・アフメットのセンタリングに、ペナルティエリア内にいたアンダチがジャンプした。ふわっと浮いたシュートは、GKエライを捕えた。1:0。
 前半を、このスコアのまま終わった。エスキシェヒル・スポルは、このスコア上のアドヴァンテージを、後半に入ると有効に活用した。スコアを守ることに重きを置いた攻撃をするようになったのだ。ハムザ・ハムザオウル監督は、エムレ・チョラクとブルマを投入して、同点に追いつくことを考えた。だが、トルコ杯で1週間前に戦ったディヤルバクル市役所スポル戦同様、期待通りにはならなかった。後半4分、GKエライは、アンダチのシュートを外に出した。同16分、エスキシェヒル・スポルのカーンが放ったロングシュートは、バーを直撃した。ときとして緊張の高まったこの試合、残りの時間では新たなゴールは生まれなかった。そして、ホームのエスキシェヒル・スポルが、勝ち点を12に伸ばしグループ首位に立った。ガラタサライは、勝ち点9に留まり、グループ2位になってしまった。だが、両者ともに、グループ・リーグ戦からの勝ち上がりが固まった。グループ・リーグ戦の最終戦は、エスキシェヒル・スポルが、アウェーでディヤルバクル市役所スポルと、ガラタサライが、ホームにバルチョヴァ・ヤシャムを迎えることになる。

【エスキシェヒル・スポル】アリ・シャシャル・ヴラル=キャーミル・アフメット・チョレクチ、ベルカイ・ダバンル、ビロル・パルラク、カーン・カナク(後半39分:エルギュン・テベル)=ゴラン・カウシッチ、ンズズィ・トコ=メフメット・フェヴズィ・ユルドゥルム、アンダチ・ギュレルユズ(後半22分:イブラヒム・シッソコ)、ラヘーム・ラワル(後半1分:エユップ・コチオウル )=ロゲリオ・モリ
【ガラタサライ】エライ・イシュジャン=ハミト・アルトゥントプ(後半1分:エムレ・チョラク)、コライ・ギュンター、ハカン・バルタ、タルク・チャムダル=ブレリム・ジェマリ、セルチュク・イナン=シナン・ギュムシュ(後半30分:アレックス・テレス)、オルジャン・アドゥン、ヤシン・オズテキン(後半1分:ブルマ)=ゴラン・パンデフ




フェネルバフチェ、首位を明け渡さず(イエニ・シャファク紙 15. 1.28)

ヴェボ(左)スルジャン・ミジャイロヴィッチ(右)(カイセリ・スポル公式HP) ラマザン・ジュヴェレク(左)チャーラール・ビリンジ(右)(カイセリ・スポル公式HP)  フェネルバフチェは、トルコ杯のグループ・リーグ戦で、カイセリ・スポルとアウェー戦を戦い引き分けに終わった。その結果、首位の座を守った。カイセリ・スポルは、強豪相手に、前半16分、シナンのゴールで先制した。控え組中心で戦ったフェネルバフチェは、失望を誘うサッカーを見せていたが、後半35分、ベキルのゴールで勝ち点1を確保したのだった。

 トルコ杯グループ・リーグ戦E組で、フェネルバフチェは、カイセリ・スポルとのアウェー戦で、長時間に渡り1:0とリードを許しながら、試合終了10分前というところであげたゴールで、勝ち点1を導き出した。イスタンブルの試合で、1:2と敗れているフェネルバフチェだが、得失点差で首位に並んでいるカイセリ・スポルと引き分け試合を演じることで、首位の座を引き続き保つことができている。控え、及び若い選手中心で試合に臨んだフェネルバフチェは、ピッチで見せたサッカーは失望を誘うものだった。カイセリ・スポルは、前半16分、シナンのゴールで先制した。フェネルバフチェは、後半8分、セルカンの放ったシュートがバーを直撃した。後半35分、ベキルが放ったヘディングシュートがゴールとなり同点に追いついた。この結果、フェネルバフチェとカイセリ・スポルが、勝ち点を8に伸ばし、両者の得失点差では、カイセリ・スポルが上回るにも拘わらず、グループ・リーグ戦が終わってない今、その優位は最終結果としては反映されていない。最終節でバイブルトと戦うフェネルバフチェが、僅かであっても首位に立つ優位さを持っている。というのも、カイセリ・スポルは、グループ・リーグ戦の勝ち上がりに希望を持つアルトゥンオルドゥとのアウェー戦が待っているからである。

【カイセリ・スポル】カヤジャン・エルドーアン=セルカン・クルトゥルシュ(後半22分:オメル・バイラム)、ベルカイ・ジャン・デイルメンジオウル、ジュネイト・キョズ、チャーラール・ビリンジ=スルジャン・ミジャイロヴィッチ、ムラト・アクン(後半28分:イブラヒム・ダーアシャン)=アヌル・タシュデミル、アブドラハ・ドゥラク、メフメット・エレン・ボイラズ=シナン・バクシュ(後半16分:トゥルグト・ドーアン・シャヒン)
【フェネルバフチェ】メルト・ギュノク=ベキル・イルテギュン、セルダル・ケシマル、カドレッチ、ハサン・アリ・カルドゥルム=ラマザン・ジュヴェレク(後半40分:サヴァシュ・オラト)、メフメット・トパル=メフメット・トプズ、ウイガル・メルト・ゼイベク、ジャネル・エルキン(後半27分:ムハンマド・アカルスラン)=ヴェボ




アンカラのバ一族(タクヴィム紙 15. 1.27)

デンバ・バ(ベシクタシュ公式HP) オルジャイ・シャハン(右)(ベシクタシュ公式HP)  ベシクタシュは、ゲンチレル・ビルリーイを前にして、前半は停滞してしまった。後半24分、まずデンバ・バが舞台に躍り出た。もう一つのゴールは、同32分、オルジャイ・シャハンが放ったものだった。

 優勝候補の一角ベシクタシュが、ゲンチレル・ビルリーイをアンカラで0:2でくだした。前半11分、ゲンチレル・ビルリーイは、ハカン・アルスランタシュのセンタリングに、ベラトがいいジャンプをしてヘディングシュートを試みたが、ボールは外に出て行った。同29分、ベシクタシュの攻撃で、ギョクハン・トーレのセンタリングに、ジャンプをしたデンバ・バが、ヘディングシュートを試みたが、ボールは外に出て行っただけだった。後半4分、左サイドからゴールライン際まで持ち込んだラモン・モッタがセンタリングを入れると、ボールはニアサイドに向かった。そのポイントで、いいジャンプをしたデンバ・バが、ヘッドに合わせた。だが、GKラマザン・キョセが、ゴール右ポストの外に出すことに成功した。同8分、ペナルティエリアのゴール右斜め前でボールを得たメルヴァン・チェリクが、エルサン・ギュルムをかわしたあとシュートを放った。だが、この強いシュートを、トルガ・ゼンギンが防いだ。同17分、ゲンチレル・ビルリーイのグィド・コチェルが放ったシュートも、トルガ・ゼンギンが防いだ。この時間帯以後、ベシクタシュのプレッシャーが高まっていった。

                 後半18分、アッティバ・ハッチンソンのシュート、転がりながら枠の外へ

 同18分、ゴール前の混戦のなか放たれたアッティバ・ハッチンソンのシュートは、転がりながら枠を逸れて行ってしまった。同24分、ベシクタシュが求めて止まなかったゴールを決めた。ペナルティエリアのすぐ外から蹴られたデンバ・バのフリーキックが、ゴール隅に突き刺さったのだ。同32分、ケリム・フライのセンタリングに、オルジャイ・シャハンが合わせ、ゴールが決まった。同40分、ケリム・フライが、ペナルティエリア内へと入るや放った強烈なシュートは、ラマザンがキャッチした。残りの時間帯も有利に試合を進めたベシクタシュが、とっても重要な勝ち点3を得て、サポーターたちを喜ばせたのだった。

【ゲンチレル・ビルリーイ】ラマザン・キョセ=ハカン・アスランタシュ、アフメット・ユルマズ・チャルク、ドゥスコ・トシッチ、ハリル・イブラヒム・ペフリヴァン(後半18分:ウーウル・チフトチ)=ジャン・ジャック・ゴッソ(後半45分:チャール・ビュルビュル)、ドーア・カヤ=メルヴァン・チェリク(後半15分:リヴュー・アンタル)、ラダサフ・ペトロヴィッチ、グィド・コチェル=ベラト・トスン
【ベシクタシュ】トルガ=セルダル・クルトゥルシュ、ペドロ・フランコ、エルサン・ギュルム、ラモン・モッタ=ネジプ・ウイサル、アッティバ・ハッチンソン=ギョクハン・トーレ(後半43分:イスマイル・キョイバシュ)、オウズハン・オズヤクプ(後半18分:ケリム・フライ)、オルジャイ・シャハン(後半ロスタイム3分:アトゥンチ・ヌカン)=デンバ・バ




行け行け、どんどん(タクヴィム紙 15. 1.26)

ブルマのループシュート(左)セルカン・クルントゥル(右)(ミリエット紙) スナイデル(ミリエット紙)  ディヤルバクル市役所スポル戦での敗戦後、その見事な揺り戻しを見せたガラタサライは、前半7分にスナイデル、同44分にブルマのゴールで、勝ち点3をもぎ取った。これで、ガラタサライは、ハムザ・ハムザオウル監督率いて以後、6試合で5勝をあげたことになる。

 「行け行け、どんどん、どこからでも」。トルコ・リーグ前半戦の最終戦で、ベシクタシュをアウェー戦で0:2でくだしたガラタサライが、後半戦を、チャイクル・リゼをくだすことで始めた。ガラタサライは、テュルク・テレコム・アリーナに迎えたチャイクル・リゼを2:0でくだし、引き続き首位フェネルバフチェを追いかけることになった。ガラタサライは、特に冒頭の30分に素晴らしいサッカーを見せていた。前半7分、左サイドから生まれた攻撃で、ペナルティエリア・ライン前でボールを得たセルチュク・イナンが、ゴール左斜め前にいたスナイデルにパスを出した。そのスナイデルがシュートを試みると、ボールは相手ゴールネットを揺らしていた。1:0。同12分、スナイデルのスルーパスを受けたブルマが、GKをかわそうとしたが、GKセルカン・クルントゥルが、ボールをしっかりと胸に収めてしまった。同15分、スナイデルが、ゴール左斜め前へ走りこんできてシュートを放ったが、GKセルカン・クルントゥルが、際どく防いだ。ガラタサライのチャンスは続き、ブルマがシュートを試みたが、これまたゴールを許さなかった。

                   スナイデルがパスを出し、ブルマが決めた

 前半終了まであと1分というところで、点差は2と開いた。スナイデルの素晴らしいパスを受けたブルマが、ループシュートを試みると、ボールは相手ゴールネットを揺らしていた。2:0。チャイクル・リゼは、後半早々、優位に立った。同2分、オブラニアクがシュートを放ったは、ムスレアが防いだ。同9分、セルジャンが、ムスレアと1対1となった。だが、ムスレアはゴールを許さなかった。同30分、ウムト・ブルトが、至近距離からヘディングシュートを試みたが、ボールは枠を捉えず外に出て行った。ガラタサライは、こうして勝ち点3を2つのゴールで得たのだった。

【ガラタサライ】ムスレア=サブリ、コライ・ギュンター、ハカン・バルタ、アレックス・テレス=セルチュク・イナン、メロ(後半13分:シナン・ギュムシュ)=ブルマ、スナイデル、エムレ・チョラク=ウムト・ブルト(後半33分:ブラク、後半36分:ハミト・アルトゥントプ)
【チャイクル・リゼ】セルカン・クルントゥル=オルハン・オヴァジュクル、コライ・アルトゥナイ、ルドヴィッチ・シルヴェストレ、エレン・アルバイラク=ホロスコ(後半33分:カーアン・ソイレメズギレル)、テヴフィク・キョセ(後半1分:セルジャン・カヤ)、クヴァンチ・カラカシュ、ルドヴィク・オブラニアク、ウミト・コルクマズ(後半35分:リバン・アドゥル)=デニズ・カダー




フェネルバフチェ、連勝街道(イエニ・シャファク紙 15. 1.25)

カイト(ファナティック紙) トゥナイ・トルン(左)ジャネル・エルキン(右)(ミリエット紙)  フェネルバフチェは、カスムパシャをくだし、これで、トルコ・リーグで6連勝となった。カイト(2)とジャネル・エルキンのゴールで勝ったフェネルバフチェは、試合数が多い中だが、2位との勝ち点差を4と拡げることとなった。

 首位のフェネルバフチェが、トルコ・リーグ後半戦の初戦を勝利で飾った。2位以下に脅しをかけた。カスムパシャとのアウェー戦から勝ち点3を得て戻ることになったフェネルバフチェで、この勝利を築き上げたのはカイトの2得点だった。0:3。トルコ・リーグの休止期間は、サッカー・ファンをじりじりさせていたが、この2つのイスタンブルのクラブの前半の戦いは、期待からはほど遠いものだった。この試合、相手に比べると、早々に好機を得たフェネルバフチェは、前半5分、ディエゴがとってもゴールに近づいた。ペナルティエリアのすぐ外でボールを得たディエゴがヴォレーシュートを放ったが、GKイサクソンがゴール前に立ちはだかった。ペナルティエリア外から放つシュートでゴールを模索するフェネルバフチェは、その努力の成果を、同15分にあげることができた。GKイサクソンを捕えたカイトが、フェネルバフチェが0:1と先制するゴールを決めたのだった。先制してから、試合のテンポを落としてしまったフェネルバフチェは、同36分に、自陣で危険な目に遭うこととなった。左サイドから相手選手をかわしボールを持ち込んだスカリオーネだったが、最後のシュートが思う通りに打てなかった。カスムパシャは、同点に追いつくべく、相手陣内でプレスをかけていったが、効果的な攻めを作り出すことは難しかった。後半16分、ヴィウデスのセンタリングのボールを、アデム・ブユックがカストロに向け落とした。だが、カストロは、ゴール前でありながら、同点ゴールを決めることはできなかった。この好機を無駄にしてしまったカスムパシャは、そのお返しをたちまち喰らうこととなった。同24分、ギョクハン・ギョヌルが、右サイドで翻弄したあと、ボールをカイトに預けた。そのカイトが狙いすましたシュートを放つと、チームの、また自身この日2点目となるゴールを決めた。0:2。後半ロスタイム4分、ディエゴのパスを受けたジャネル・エルキンが、この試合のスコアを決するGゴールを決めた。

【カスムパシャ】アンドレアス・イサクソン=ヴェイセル・サル、リャン・ドンク、イルハン・エケル、サンジャク・カプラン(後半23分:フェルハト・キラズ)=アルパスラン・オズテュルク、アンドレ・カストロ(後半32分:サンハリプ・ブユックサル)=トゥナイ・トルン、オスカー・スカリオーネ(後半14分:タバレ・ヴィウデス)、リャン・バベル=アデム・ブユック
【フェネルバフチェ】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル、ブルーノ・アルヴェス、エゲメン・コルクマズ、ジャネル・エルキン=セルチュク・シャヒン、メイレレス(後半15分:ハサン・アリ・カルドゥルム)=カイト(後半40分:)、ディエゴ、アルパー=エメニケ(後半44分:ヴェボ)




オスカー風贅沢でエルカン・ゼンギンをお出迎え(タクヴィム紙 15. 1.24)

カルドーソ(トラブゾン・スポル公式HP) バトゥハン(左)ボシングワ(右)(トラブゾン・スポル公式HP)  トラブゾン・スポルが、後半戦の初戦で、シワス・スポルを華麗なサッカーで打ち破った。ゴールは、カルドーソ(2)とメフメット・エキジが記録したが、この夜のヒーローはエルカン・ゼンギンだった。

 トラブゾン・スポルが、トルコ・リーグ第17節で、シワス・スポルをホームで3:1でくだした。前半20分、シワス・スポルのメフディが、手でボールに触れたため、主審がPKを命じた。このPKを蹴ったカルドーソが、先制点を決めた。同39分、ペナルティエリアの左でボールを得たユスフ・エルドーアンが、右足を一閃、シュートを放った。だが、ボ−ルは上のバーに当たりピッチに跳ね返ってきた。引き続き、トラブゾン・スポルの選手は、2回のチャンスを得たが、ゴールに結びつけることはできなかった。同44分、シワス・スポルが同点に追いついた。ペナルティエリアの左隅にいたアーティフが、PKポイントにいたバトゥハンにパスを出した。バトゥハンは、パスを受けるやすぐにメフディに渡した。そのメフディが、きれいなシュートを放つと、ボールはトラブゾン・スポルのゴールネットを揺らしていた。

                   メフメット・エキジ、見事なフリーキック

 後半2分、左サイドで得たフリーキックで、メフメット・エキジが直接ゴールを狙った。だが、ボールは、右のサイドバーに当たり外に出て行った。トラブゾン・スポルは、同20分に勝ち越した。エルカン・ゼンギンがセンタリングを入れた。走りこんできたメフメット・エキジが強烈なシュートを試みると、ボールはゴールネットに収まった。同39分、エルカン・ゼンギンの素晴らしいスルーパスでボールを得たオスカー・カルゾーソが、この試合のスコアを決するゴールを決めた。

【トラブゾン・スポル】ハカン・アルクン=ボシングワ、サリフ・ドゥルスン、アイクト・デミル、ムサ・ニザム(後半19分:エルカン・ゼンギン)=ファーティフ・アティク(後半42分:メルトジャン・チャム)、メフメット・エキジ=セファ・ユルマズ、オゼル・フルマジュ(後半ロスタイム2分:フェルハト・ヤズガン)、ユスフ・エルドーアン=オスカル・カルドーソ
【シワス・スポル】コルジャン・チェリカイ=チチーニョ、マヌエル・ダ・コスタ、ウミト・クルト、ズィヤ・エルダル=カディル・ベクメズジ、アデム・コチャク=ブルハン・エシェル(後半32分:エネラモ)、メフディ・タウイル(後半21分:イブラヒム・アクン)、アーティフ・シャーエシューエ=バトゥハン・カラデニズ(後半44分:ムサ・シナン・ユルマゼル)




ハムザ・ハムザオウル監督が欲しいストッパーはカスムパシャに(ファナティック紙 15. 1.23)

ハムザ・ハムザオウル監督(ザマン紙) バルシュ・バシュダシュ(ファナティック紙)  セルダル・アズィズとセルダル・タシュチュの移籍を成し遂げられていないガラタサライが、カスムパシャのDFバルシュ・バシュダシュに目を付けた。

 セミフ・カヤとコライを故障で欠き、シェデューはアフリカ杯に参戦で欠きという状態のため、補強の重点をストッパーに置いているハムザ・ハムザオウル監督が、カスムパシャの若きストッパーのバルシュ・バシュダシュに目を付けた。
理事会が、財政状況から僅か250万EUROしか予算から割けないガラタサライでは、補強の唯一の目標はストッパーだ。セミフ・カヤとコライが、インターヴァル期間のキャンプで傷み、シェデューも、故国の代表としてアフリカ杯に参戦していることが、同監督をして、全ての神経をストッパーに集中させている。

                  セルダル・アズィズはブルサ・スポルが放さない

 同監督の一の狙いは、ブルサ・スポルのセルダル・アズィズであるのだが、ブルサ・スポルが手放そうともしないということで、同監督を新たなターゲットに向かわせている。
 同監督が狙いをつけている他の選手は、スパルタク・モスクワのセルダル・タシュチュとカスムパシャのバルシュ・バシュダシュである。
 しかし、バルシュ・バシュダシュの方が、セルダル・タシュチュに比べて、金銭的にそそられるため、また、同監督も、若い選手を欲しがっていることもあり、バルシュがガラタサライにより近いと言える。
 1990年のドイツ生まれ、今季14試合の出場機会を得ている。カスムパシャでは、時々、右サイドバックに入ったり、ボランチに入ったりしているバルシュは、ここまで18回、U-21代表のユニフォームを着ている。




ジャネル・エルキン、10番役(TRT 15. 1.22)

イスマイル・カルタル監督(フォトマッチ紙) ジャネル・エルキン(ファナティック紙)  カスムパシャ戦では、累積警告のエムレ・ベレズオウルの役割を、ジャネル・エルキンが担う。アルトゥンオルドゥとのトルコ杯の一戦で、気に入られるプレーぶりでなかったディエゴ・リバスも、やむを得ず出場することになるだろう。

 トルコ杯の戦いでは、グループ・リーグからの勝ち上がりへの大きな歩を進めたフェネルバフチェを、厳しいトルコ・リーグの後半戦が待ち受けている。今週末の相手はカスムパシャだ。フェネルバフチェでは、この一戦には、累積警告のエムレ・ベレズオウルとメフメット・トパルが出場できない。イスマイル・カルタル監督は、試合の組立て役と考えていたディエゴ・リバスを、良しとしていない。

                   メンバー構成を考える

 カスムパシャ戦に起用する選手構成を考え出している同監督は、左サイドバックにハサン・アリを置き、10番の役割を、ジャネル・エルキンに担わせる。ジャネルと、やむを得ず起用することになるディエゴで、攻撃ラインを作らせる。GKはヴォルカン、DFとしては、ギョクハン・ギョヌル、アルヴェス、エゲメン、ハサン・アリとなる。ボランチは、セルチュク・シャヒンとメイレレス、右サイドはカイト、左サイドにはアルパー、そして、FWにはヴェボに出場機会を与えることになる。




エルカン・ゼンギン、調印を発表(TRT 15. 1.21)

エルカン・ゼンギン(ファナティック紙)  ゼンギン曰く、「トラブゾン・スポルと調印を交わした。大都市に行くことになった」。

 トラブゾン・スポルが、エスキシェヒル・スポルから獲得したエルカン・ゼンギンは、サッカーに情熱溢れる大都市に行くことになったと述べた。
 トラブゾン・スポルが、スウェーデンで行った交渉の結果、合意に達したエルカン・ゼンギンが、トラブゾン・スポルの選手として発した初めての談話を、クラブのソーシャルネットワークを使って発表した14秒間の映像で出した。
 ゼンギンは、その談話で、自らの移籍を誰しもが歓迎してくれることを願っていると言い、「私は、トラブゾン・スポルとの契約書に調印した。大都市に行くことになる。サッカーに情熱溢れる町に行くことになる。神が認めてくれるなら、みんな一緒に、大きな成功に向かっていきたい」と述べている。
 エルカン・ゼンギンhs、スウェーデンで交渉を持ったイブラヒム・ハジュオスマノウル理事長、及びエルスン・ヤナル監督とともに、午後9時発の特別機で、トラブゾンに向かった。




ベシクタシュ、欲しかった右サイドバックの選手に出会う(TRT 15. 1.20)

ダニエル・オパレ  ベシクタシュが、ついに欲しがっていた右サイドバックの選手を、ポルトガルで見出した。

 長きに渡り、右サイドバックの選手を探し続けていたベシクタシュが、24歳のガーナ人選手ダニエル・オパレと移籍に関して基本的合意に達したことが明らかになった。

                  ダニエル・オパレとは?

 24歳のガーナ人選手ダニエル・オパレは、2006-07シーズンにアウハンティ・ゴールドでそのキャリアを始めた。2007-08シーズンには、スファックスへと移籍して、更に、その後の2シーズンでは、レアル・マドリードの下部組織(レアル・マドリード・カスティリャ)のユニフォームを着たオパレは、2010-14シーズンの間は、ベルギーのスタンダール・リエージュでプレーをした。2014年のシーズン開幕前にポルトに移籍したオパレは、2007年以後、ガーナ代表に名を連ねている。2009年FIFAU-17世界大会で、そのプレーぶりで拍手を受けていたオパレは、素早い体の動き、及びテクニックで、注目を惹きつけていたのだ。




ガラタサライのセミフ・カヤ、1か月半ピッチに立てず(ザマン紙 15. 1.19)

セミフ・カヤ(ファナティック紙) ブラク・ユルマズ(ヒュリエット紙)  ガラタサライが、アランヤで行った5日間のキャンプで、チームには大き過ぎる痛手をこうむってしまった。

 ガラタサライの守備面での大黒柱セミフ・カヤが、アランヤ・スタジアムの悪いピッチコンディションの犠牲となり、1か月半、ピッチに立てなくなってしまった。本日受けるMR検査の結果、セミフ・カヤの状態は明確になるが、ここまでの診察によると、回復までに5〜6週間を要するということが明らかになっている。
 セミフ・カヤの故障で、ガラタサライはストッパーが、完全にいなくなってしまう。シェデューは、アフリカ・カップに参戦しており、控えのストッパーであるコライは故障、もう一人の控えのストッパーであるギョクハン・ザンは、クラブ側と問題を抱えており、こういった状況は、ハムザ・ハムザオウル監督をして、来週に再開されるトルコ・リーグを前にして、苦境に陥れてしまっている。そこで、ガラタサライ理事会はストッパーの補強を考え出しているが、このことは補強の全体像に影響を与えだしている。

                  ブラク・ユルマズに対する治療は少なくとも3週間は続く

 アランヤ・キャンプが、2人のディフェンダーの故障発生を生み出してしまったが、それとは別に、 ブラク・ユルマズが、リヴァー・プレート戦で、脚裏の筋肉を傷めたことから、シーズンのインターヴァル期間で、最も痛手を蒙ったのはガラタサライと言えよう。ブラク・ユルマズの回復に関しては、いくら楽観的に見ても、1か月では良くならないと看られている。




イエクタ・クルトゥルシュからカスムパシャに「ノー」(ファナティック紙 15. 1.18)

イエクタ・クルトゥルシュ(TRT)  カスムパシャは、ガラタサライから獲得したいイエクタ・クルトゥルシュから拒否の回答を得た。

 補強活動を熱心に進めているクラブの一つであるカスムパシャは、ヴェイセル・サルに次いで、獲得したがっているもう一人のガラタサライの選手となるイエクタを、長きにわたり説得する努力をしてきた。だが、イエクタからは、カスムパシャに対し「ノー」の返事が寄せられた。アナトリアのとっても多くのクラブからオファーを受けていることが明らかになっているイエクタ・クルトゥルシュは、ガラタサライに残留したいという希望を持っており、このため、寄せられるオファーに対し拒否の姿勢を貫いているのである。




トラブゾン・スポル、アデム・ブユック獲得作戦(ファナティック紙 15. 1.17)

アデム・ブユック(カスムパシャ公式HP)  補強の動きを、ウーウル・デミロクとハカン・アルクンの獲得で幕を切って落としたトラブゾン・スポルだが、その活動は終わってはいない。エルカン・ゼンギンに対する熱烈な思いは断たれていない。更に、トラブゾン・スポルは、アデム・ブユックも欲しがっている。

 今季開幕前の補強活動のチャンピオンと言えるトラブゾン・スポルの動きは、まだ納まってはいない。この間の移籍解禁期間に、GKのハカン・アルクン、ディフェンダーのウーウル・デミロクを獲得してチーム強化を図ったトラブゾン・スポルが、3つ目のポジション強化に活動を継続しているのだ。トラブゾン・スポルは、エスキシェヒル・スポルのエルカン・ゼンギンを狙い続けているが、ここにきて、獲得リストに新しい名前が登場した。エルカン・ゼンギンの移籍を明確にするために、エルカン・ゼンギン自身がトルコに戻ってくることを待っているトラブゾン・スポルは、エルカン・ゼンギンとの交渉を持たずして、最終判断をしたくないのだ。

                   ショタ監督に打診するつもり

 トラブゾン・スポルがリストアップした最新のスター選手というのは、アデム・ブユックだ。今までに数多くのクラブがリストアップしたカスムパシャのFWをめぐっては、トラブゾン・スポルは、理事長レベルでの会談を持ったことは知られている。27歳となっているアデム・ブユックは、トラブゾン・スポルに対し、最高度の熱い視線を向けており、クラブ同士が合意に達することを心待ちにしていることが知られている。トラブゾン・スポルのイブラヒム・ハジュオスマノウル理事長は、カスムパシャのヒリミ・オクスズ理事長にオファーを伝え、「監督に聞いてみましょう。その後に、もう一度話し合いましょう」という返事をもらったと言われている。

                   外国人選手の替わりにアデム・ブユック

 アデム・ブユックは、昨季も、トラブゾン・スポルがリストアップした選手の1人だった。しかし、トラブゾン・スポルとカスムパシャの間で、移籍金の額で折り合いがつかず、話はご破算になってしまった。ワリスとヤタバレにそそられるようなオファーが舞い込むことを注視しているトラブゾン・スポルは、トルコ人であり、且つプレーぶりが注目を惹くアデム・ブユックに強い関心を寄せているのだ。




アルメイダがブルサ・スポルに入るのか!(TRT 15. 1.16)

シェノル・ギュネシュ監督(ファナティック紙) アルメイダ(タクヴィム紙)  ブルサ・スポルが、元ベシクタシュのアルメイダに目をつけた。

 ブルサ・スポルが、イタリア・セリエAのチェゼーナから構想外となったフーゴ・アルメイダを獲得するために動き出した。
 シェノル・ギュネシュ監督とともに、いい結果を残してきたブルサ・スポルが、補強に余念がない。ブルサ・スポルが、補強の矛先を、元ベシクタシュのフーゴ・アルメイダに向けたのだ。ベシクタシュとの契約延長をせずに、イタリア・セリエAのチェゼーナに入ったアルメイダは、そこで、期待を大きく下回る結果しか残せていない。チェゼーナから構想外となった31歳のアルメイダに対し、ブルサ・スポルが、正式なオファーを出す用意をしていることが明らかになってきた。財政面での不安のないため、補強に熱心に動くことのできているレジェプ・ボリュクバシュ理事長だが、その狙いは、この交渉を安価で終えたい考えだ。

                  10試合出場で無得点

 今季、セリエAで、10試合計685分ピッチに立ったアルメイダだが、ここまでゴールを決められず、チェゼーナのもとで1アシストを記録している。セリエAで最下位に沈み、厳しい日々を送るチェゼーナは、アルメイダを放出し、新たな選手を獲得しようとしているという情報が流れている。ドメニコ・ディ・カルロ監督は、アルメイダの放出に同意していることが明らかになっている。

                  200万EUROを受け入れなかった

 アルメイダは、昨季、ベシクタシュが提示した年俸250万EUROを拒否したと言われている。その後、新たなクラブを見つけられず、無所属のままだったアルメイダは、チェゼーナからは、年俸として75万EUROを受け取っている。




ベシクタシュ、アンタルヤへ(イエニ・シャファク紙 15. 1.15)

ビリッチ監督(アクシャム紙)  後半戦に向けての準備のイスタンブルでの練習を、昨夜切り上げたベシクタシュは、11日間かけて行われるアンタルヤ・キャンプに向け、今朝アンタルヤに移動した。このキャンプ期間中に2試合の練習試合を予定しているベシクタシュは、1月26日にはイスタンブルにもどる予定である。

 ベシクタシュは、アンタルヤ・キャンプでの最初の練習を、今夕午後6時から報道陣にも公開して行うことになっている。
 スラヴェン・ビリッチ監督が選りすぐった28人のキャンプ参加選手は、次の通りである。トルガ・ゼンギン、ジェンク・ギョネン、ギュナイ・ギュヴェッチ、ヴェイセル・サパン、オウズ・アクソイ、フルカン・ヤマン、ムハッメド・エネス、セルダル・クルトゥルシュイスマイル・キョイバシュ、ラモン・モッタ、トマス・シヴォク、エルサン・アデム・ギュルム、、ウミト・カラール、アトゥンチ・ヌカン、ウーウル・ボラル、ペドロ・フランコ、ネジプ・ウイサル、ヴェリ・カヴラク、アッティバ・ハッチンソン、ギョクハン・トーレ、オウズハン・オズヤクプ、ケリム・フライ、オルジャイ・シャハン、ジェンク・トスン、ムスタファ・ペテクメク、デンバ・バ、ホセ・ソーサ、アレクサンデル・ミロシェヴィッチ。




ガラタサライのキャンプ参加者、明らかに(ファナティック紙 15. 1.14)

ハムザ・ハムザオウル監督(ミリエット紙)  2014-15シーズンの後半戦に向け、本日、フロリヤで始動するガラタサライの、キャンプ参加者が明らかになった。

 ハムザ・ハムザオウル監督により公表された26名のメンバーには、ヴェイセル・サル、ギョクハン・ザン、エメヌエル・エブエ、エンギン・バイタルといった選手は含まれていない。これらの選手は、イスタンブルに留まり、サテライトの選手と練習を続けるということだ。

                  後半戦に向けてのキャンプ参加者

 フェルナンド・ムスレア、フェリペ・メロ、ハミト・アルトゥントプ、ブレリム・ジェマリ、セルチュク・イナン、ウムト・ブルト、ウイスリー・スナイデル、ブルマ、アレックス・テレス、ブラク・ユルマズ、シナン・ギュムシュ、ゴラン・パンデフ、ハカン・バルタ、ヤシン・オズテキン、セミフ・カヤ、コライ・ギュンター、オルジャン・アドゥン、イエクタ・クルトゥルシュ、シナン・ボラト、エムレジャン・ジョシュクン、ビルハン・ヴァタンセヴェル、エムレ・チョラク、サブリ・サルオウル、エライ・イシュジャン、アルペレン・ウイサル、タルク・チャムダル。
 午前11時20分発のトルコ航空特別便でアランヤに向かうガラタサライ選手団は、1月19日(月)まで、当地に滞在することになっている。
 その間に、2回の練習試合を予定しているガラタサライは、1月22日(木)に予定されているディヤルバクル市役所スポルとのトルコ杯の一戦(於:テュルク・テレコム・アリーナ)で、今季の後半戦に臨むことになる。




僕は爆弾のようなものさ(イエニ・シャファク紙 15. 1.13)

ミロシェヴィッチ(ファナティック紙)  ベシクタシュと5年半の契約を結んだセルビア人ストッパーのアレクサンデル・ミロシェヴィッチは、休暇を終え、チームに合流した。専用グランドを歩いて回ったミロシェビッチは、「ビッグなクラブにやって来た。勝つための用意はできている」と述べた。

 ベシクタシュが、スウェーデンのAIKストックホルムから獲得したセルビア系スウェーデン人選手アレクサンデル・ミロシェヴィッチが、昨日、イスタンブル入りした。既にメディカル・チェックのためにトルコ入りし、3年半プラス2年の契約に調印したミロシェヴィッチは、休暇を切り上げたあと、チームに合流した。ストックホルムからイスタンブル入りしたミロシェヴィッチは、アタテュルク空港での短時間の会見で、「とってもビッグなクラブにやって来ることになりました。自分自身で、しっかりとそれを感じ取っています。僕は、爆弾のようなものです。勝たねばならないし、また勝つための用意はできているつもりだ」と述べた。空港から、父親と代理人とともにホテルに入ったミロシェヴィッチは、午後からは、ネヴザト・デミル・グランドを視察した。ここで、スラヴェン・ビリッチ監督、及び、休みの日ながら練習をしていた若いアトゥンチ・ヌカンやウミト・カラールと知り合いになる機会を得たミロシェヴィッチは、BJK−TVのインタビューを受けていた。

                  最も偉大なるベシクタシュ

 背番号4のユニフォームに袖を通し、ベシクタシュの選手としての写真撮影をしたミロシェヴィッチは、ベシクタシュで大きな活躍をしたいと言っていた。ベシクタシュからオファーを受け、とっても舞い上がってしまったと言うミロシェヴィッチは、「家族と話し合って結論を出した。サポーターの声援に応えられるよう、ベシクタシュのユニフォームを着て頑張りたい。イスタンブルは、世界で最も素晴らしい街の1つだと思っている」と語った。そして、ミロシェヴィッチは、トルコ語で「最も偉大なベシクタシュ」と言って話を切り上げた。




ブルサ・スポルの俎上にアイクト(ファナティック紙 15. 1.12)

シェノル・ギュネシュ監督(ヒュリエット紙) アイクト・デミル  ブルサ・スポルが、選手補強に乗り出した。

 オザン・トゥファン、セルダル・アズィズといったブルサ・スポルのスター選手の名が、トラブゾン・スポルとともに、度々話題になってきている。この問題については、クラブ側に預けてしまっているシェノル・ギュネシュ監督の頭の中では、ディフェンス面をトルコ人ストッパーで補おうという考えが浮かんでいるようだ。フェネルバフチェのセルダル・ケシマル、グラスホッパーのレヴェント・ギュレン、トラブゾン・スポルのムスタファ・ユムルといった選手を想定していた同監督だったが、これらの選手獲得が不調に終わり、今度は、かつてトラブゾン・スポル時代の教え子であるアイクト・デミルに目を向けている。レジェプ・ボリュクバシュ理事長と話し合いを持った同監督は、「ムスタファがだめなら、アイクトを取ろうじゃないか」と言ったということで、ブルサ・スポル理事会は、交渉を始めたということだ。




ヴェリ・カヴラク、ベシクタシュと4年の契約延長(ファナティック紙 15. 1.11)

ヴェリ・カヴラク(ヒュリエット紙)  ヴェリ・カヴラクが、更に4年間、ベシクタシュに。26歳となったヴェリ・カヴラクが、ベシクタシュとの契約を延長したことを明らかにした。

 ベシクタシュは、今季末をもって契約が満了する選手の内、ヴェリ・カヴラクとの間で4年間の契約延長を行った。
 ベシクタシュは、1月4日に戦ったガラタサライとのダービーマッチを前に、クラブ側と合意に達していたヴェリ・カヴラクと、正式の契約を交わしていたことを明らかにした。
 オーストリアの「Laola1」のウエブ・サイトで談話を発表したヴェリ・カヴラクは、調印したことについて、「ようやくはっきりした。契約延長をして、とっても喜んでいる。自分自身、気が楽になったし幸福な気持ちでいる。これで、もう一度、サッカーに集中できる」と語った。
 ベシクタシュから離れるなんてことは考えたことがないと言うヴェリ・カヴラクは、「新しいスタジアムができる。比類なきスタジアムを持つこととなる。そこにできるだろう比べられないほどの環境が待ちきれないんだ。それを捨てることなんて、俺にはできないよ。絶対に、その一部になりたいんだよ」と述べている。

                   どこのクラブが狙っているか

 ヴェリ・カヴラクは、また、エヴァートン、サウザンプトン、シャルケ、シュトゥットガルトといったクラブからオファーを受けたことに触れ、「僕の頭もハートも、ベシクタシュで選手生活を続けることだけだ。契約が満了するということで、幾つかのクラブからオファーがあったことは事実だ。だけど、まず優先順位はベシクタシュなんだ。他のクラブには、俺のハートが許さないんだ」と語っている。




カスムパシャよりヴェイセル・サルにオファー(ファナティック紙 15. 1.10)

ヴェイセル・サル(エスキシェヒル・スポル公式HP)  トルコ・リーグ所属でイスタンブルに本拠を置くカスムパシャが、ガラタサライで構想外となっているヴェイセル・サルにオファーを出した。

 ガラタサライで、ハムザ・ハムザオウル監督が後半に入るにあたり、メンバーにとは考えていない選手の筆頭に位置し、大きな期待を持ち加入したガラタサライで失望感を味わっているヴェイセル・サルに、カスムパシャからオファーが届いた。
 右サイドバックに課題を抱えるカスムパシャは、ショタ監督の求めに応じて、完全移籍のオプション付きのレンタル移籍を実現すべく行動を開始した。

                   ショタ監督が求める

 カラビュック・スポルも獲得を目指すヴェイセル・サルの選択が、カスムパシャに有利に働き、ガラタサライ側が、カスムパシャとの交渉で合意に達した場合、経験豊かなヴェイセル・サルは、後半戦は、かなりの可能性をもってカスムパシャのユニフォームを着ることになろう。




スキッベ、再びトルコ・リーグへ(ファナティック紙 15. 1. 9)

スキッベ監督(ファナティック紙)  エルトゥールル・サーラム監督辞任後のエスキシェヒル・スポルの新監督が明らかになった。その名はスキッベ。

 スイス・リーグのグラスホッパーで監督を務めるドイツ出身のスキッベが、エスキシェヒル・スポルと合意に達しトルコにやってくる。エルトゥールル・サーラムが辞任後、新たな監督探しをしていたエスキシェヒル・スポルが、その新監督をスイスで見つけた。全ての点で合意に達した両者は、スキッベ新監督が、直ちに始動することで合意した。グラスホッパー側は、スキッベの新天地での成功を希望するとコメントを出し、現在10クラブで構成されているスイス・リーグで6位につけているチームを、スキッベの補佐をしていたコーチに託することになったことを明らかにした。
 スキッベ新監督は、2011年7月18日にエスキシェヒル・スポルの監督に就任したことがあった。だが、結果を残せず、就任4か月後にチームを去ることとなった。




ハカン・アルクン、トラブゾン・スポルへ(ファナティック紙 15. 1. 8)

エルスン・ヤナル監督(ファナティック紙) ハカン・アルクン(ブギュン紙)  カイセリ・スポル総支配人スレイマン・フルマは、ハカン・アルクンの移籍に関し、トラブゾン・スポルと基本的合意に達したことを明らかにした。

 カイセリ・スポル総支配人スレイマン・フルマは、ハカン・アルクンの移籍に関し談話を発表した。今季初め、アンタルヤ・スポルからカイセリ・スポルに移籍したハカン・アルクンの移籍に関し、トラブゾン・スポルとの間で合意に達したことを明らかにした。
 第2GKのファーティフ・オズテュルクと19歳の若いGKイブラヒム・デミルが、レギア・ワルシャワ戦と、ホ−ムで勝った欧州リーグの試合で負傷したオヌル・クヴラクの不在を痛感させてくれた。ミスから浴びたゴールを受け、エルスン・ヤナルら首脳陣は、GKの補充をというレポートを提出していた。
 完全移籍のオプションの付いた条件でのレンタル移籍になるものと考えられている。




トラブゾン・スポル、黒海ダービー制覇の歓喜(イエニ・シャファク紙 14.12.16)

セファ・ユルマズ(トラブゾン・スポル公式HP) レオナルド・クーケ(左)エサーイド・ベルカレム(右)(トラブゾン・スポル公式HP)  エルスン・ヤナル監督に率いられ試合に臨んだトラブゾン・スポルは、ベシクタシュとレギア・ワルシャワには負け、トルコ杯のケチオーレングジュには引き分けたあと、間を開けて勝つことを思い出した。セファ・ユルマズの2ゴールで勝利を築き上げ夜、5ゴール以外にも1本逃した好機があった。

 トルコ・リーグ第13節最終試合で、トラブゾン・スポルが、ホームでチャイクル・リゼを、苦しみながらも3:2で勝ち、4試合ぶりに勝利の喜びに浸った。前半11分、メフメット・エキジが蹴ったコーナーキックのボールを、ベルケラムがヘッドでメジャーニに落とした。メジャーにもまた、ヘッドでゴールに送り込んだ。1:0。同28分、エレンが蹴ったフリーキックを、ファーサイドにいたヴィエラがヘッドで合わせたが、ボールはサイドバーを直撃し跳ね返ってしまった。ベルケラムが大きくクリアできなかったところ、今度は、デニズがグランダーでゴールを決めてしまった。ユスフが防ごうとしたが、ボールはゴールラインを越えていて、主審はゴールを認定した。1:1。後半12分、ユスフが、左サイドからペナルティエリアへと、ボールを入れた。すると、セファがヘッドでボールをゴールに送り込み、トラブゾン・スポルが、再び勝ち越した。2:1。同20分、トラブゾン・スポルのディフェンスの裏に入り込んだクーケが、ペナルティエリア内へと持ち込み、GKの傍らを抜けるゴールを決め、スコアを2:2とした。同30分、オゼル・フルマジュとパス交換をしたユスフが、フリーになっていたセファにパスを出した。セファは、この試合のスコアを決するゴールを決めたのだった。

【トラブゾン・スポル】ファーティフ・オズテュルク=ボシングワ、カール・メジャーニ、エサーイド・ベルカレム、ケヴィン・コンスタント(後半1分:ムスタファ・ヤタバレ)=ファーティフ・アティク、メフメット・エキジ=セファ・ユルマズ(後半41分:サリフ・ドゥルスン)、オゼル・フルマジュ、ユスフ・エルドーアン=オスカル・カルドーソ(後半35分:ムスタファ・アクバシュ)
【チャイクル・リゼ】セルカン・クルントゥル=コライ・アルトゥナイ、ウースマヌ・ヴィエラ、ギライ・カチャル、エレン・アルバイラク=ホロスコ(後半34分:ルアルア)、ルドヴィッチ・シルヴェストレ、クヴァンチ・カラカシュ、ウミト・コルクマズ(後半14分:エンギン・ベクデミル)=デニズ・カダー、レオナルド・クーケ




ガジアンテップ・スポル:0−ベシクタシュ:1(ベシクタシュ公式HP 14.12.15)

オウズハン・オズヤクプを讃える(ベシクタシュ公式HP) (左から)グベンガ・アロコヨ、アッティバ・ハッチンソン、バルシュ・ヤルドゥルムジュ(ベシクタシュ公式HP)  ベシクタシュは、トルコ・リーグ第13節で対戦したガジアンテップ・スポルを、0:1でくだした。

 この試合は、ガジアンテップ・スポルのキックオフにより始められた。その開始直後、ベシクタシュは明らかなるゴール・チャンスを得ながら、それを生かすことができなかった。モッタが、右サイドから中へ入れたセンタリングのボールが、ジェンク・トスンからこぼれ、ゴールエリア内にいたソーサの前に流れて行ったが、ソーサが、そのボールに触れることができなかったのだ。ベシクタシュは、この試合の序盤、左サイドから攻めようと努めていた。最初の15分間、相手に対し、より動いていたように見えたベシクタシュだったが、相手陣内で望ましいプレッシャーをかけることはできていなかった。試合を優位に進めたいベシクタシュは、その次なる時間帯では、ディフェンスを上げ、相手から跳ね返ってくるボールを取り、ガジアンテップ・スポルにプレッシャーをかけていくようになった。試合を支配していたベシクタシュだったが、最初の30分間はゴールを決めることができなかった。ホームのガジアンテップ・スポルは、ベシクタシュに対し最初の大きなチャンスを、前半39分に生んだ。突然に生まれたガジアンテップ・スポルの攻撃で、ムスタファが狭い角度から放ったシュートは、枠を捉えることはなく外に出て行った。残りの時間では、ベシクタシュの努力は結果にはつながらず、前半は、両者ともに無得点のまま終わった。
 後半は、ベシクタシュのキックオフで始まった。同2分、ベシクタシュの攻撃で、オルジャイ・シャハンが、右サイドからペナルティエリア内へとボールを持ち込んだ。そのオルジャイ・シャハンからパスを出されたジェンク・トスンが、ダイレクトでシュートを試みると、GKが辛うじてキャッチした。両チームともに、後半は活発に動き合って始まった。従って攻撃の応酬となった。ベシクタシュが求めて止まなかったゴールは、オウズハン・オズヤクプから生まれた。同19分、ベシクタシュの攻撃で、ジェンク・トスンが放ったシュートがGKから跳ね返った。詰めていたオウズハン・オズヤクプが、胸で枠に放り込んだのだった。0:1。このゴールのあと、試合のテンポが上がった。相手陣内にできたスペースを見つけては、ベシクタシュは好機を作り出していた。同23分、ディフェンスから出されたロングパスにケリム・フライが追いついた。ケリム・フライは、ペナルティエリア内にいたジェンク・トスンにパスを出した。ジェンク・トスンは、相手GKと1対1となりながら、ゴールへと結びつけることができなかった。しっかりと守ったベシクタシュは、速い攻撃でスコアを変えようと努めていた。後半ロスタイム1分、ペナルティエリア内へとボールを持ち込んだギョクハン・トーレが放ったシュートは、バーを直撃した。このロスタイムにもゴールを見出せなかったベシクタシュだったが、試合は0:1で制したのだった。

【ガジアンテップ・スポル】カルセマルカス=バルシュ・ヤルドゥルムジュ、エルヤサ・スメ、グベンガ・アロコヨ(後半27分:カルロ・コストリー)、シェノル・ジャン=チコ、エルデム・シェン=ムスタファ・ドゥラク(後半19分:セルハン・ユルマズ)、オーウルジャン・チャーラヤン(後半32分:イブラヒム・アクン)、ギョクハン・スゼン=ジョン・チブーケ
【ベシクタシュ】トルガ=セルダル・クルトゥルシュ、ペドロ・フランコ、アトゥンチ・ヌカン、ラモン・モッタ(後半20分:イスマイル・キョイバシュ)=ホセ・ソ−サ、アッティバ・ハッチンソン=ギョクハン・トーレ、オウズハン・オズヤクプ(後半19分:ケリム・フライ)、オルジャイ・シャハン(後半32分:ネジプ・ウイサル)=ジェンク・トスン




最新のエンペラー(タクヴィム紙+ガラタサライ公式HP補綴 14.12.14)

エムレ・チョラク(左)メフメット・ウスル(右)(ガラタサライ公式HP) ウムト・ブルト(ガラタサライ公式HP)  今週、ヨーロッパのカップ戦からの敗退が決まったガラタサライが、コンヤで、ウムト・ブルト、エムレ・チョラク、ブラク(2)、ハミト・アルトゥントプの計5ゴールをあげた。ハムザ・ハムザオウル監督は、ガラタサライのサポーターの魂に、王者の風格を再び築いた。このスコアで勝った結果、ガラタサライは、試合数が多い中だが首位の座に着いた。

 ガラタサライからアピ−ルが出た。ガラタサライは、コンヤ・スポルをアウェーで0:5でくだし、試合数が多い中だが首位の座に着いた。前半9分、スナイデルが、ペナルティエリア内へ向け浮かしたボールを送り込んだ。それを、メロが落とそうとしたが、GKベレッチが確保した。同16分、コーナーキックからのボールに、シェデューがヘッドで合わせると、右サイドバーの下のところから、メフメットがクリアした。だが、跳ね返りのボールを、ウムト・ブルトがゴールインさせ、ガラタサライが0:1と先制した。同23分、ガラタサライが、点差を2と開いた。左ゴール斜め前でボールを得たセルチュク・イナンが、ペナルティエリアにいたエムレ・チョラクに向け浮かしたボールを送ると、走りこんできたエムレ・チョラクが強いシュートを放つと、ボールは、左ゴール隅に収まった。このゴールで、ガラタサライは、コンヤ・スポルに対し0:2とリードすることとなった。同37分、ハサン・カブゼがバックパスを送ったが、セリムの足からボールがこぼれるというミスが起こり、これを咎めたブラク・ユルマズが、ボールとの間に入り、左足でシュートを放つと、、ボールは上のゴールネットに突き刺さった。0:3。そして、前半は、このスコアのまま終わった。

                    後半も優位に戦ったのはガラタサライ

 ガラタサライは、後半に入っても、ピッチ上を絶対的に支配した。同12分、サブリのセンタリングに、ブラク・ユルマズがヘッドで合わせると、ガラタサライが、0:4とするゴールとなった。同17分、スナイデルの放ったシュートは、左サイドバーを直撃した。跳ね返りのボールでシュートを試みたハミト・アルトゥントプが、コンヤ・スポルに対し0:5とリードする得点をあげた。この時間帯以後も、ガラタサライが優位に試合を進め続けた。その結果、ガラタサライは0:5で勝ち、試合数が多い中だが首位の座に着いたのだった。

【コンヤ・スポル】ヴィド・ベレッチ=トルガ・ウンリュ(後半15分:ガブリエル・トルジェ)、エルヴィス・コカロヴィッチ、セリム・アイ、メフメット・ウスル=ウーウル・インジェマン、アリ・チャムダル=オメル・アリ・シャヒネル、アレクサンデル・フレブ、ハサン・カブゼ=デミタル・ランゲロフ(後半1分:ジャルマ・カンポス)
【ガラタサライ】ムスレア=サブリ、セミフ・カヤ(後半28分:ハカン・バルタ)、オーレリアン・シェデュー、アレックス・テレス=エムレ・チョラク(後半13分:ハミト・アルトゥントプ)、セルチュク・イナン、メロ、スナイデル=ウムト・ブルト(後半23分:ヤシン・オズテキン)、ブラク




フェネルバフチェ:4−1:シワス・スポル(ファナティック紙 14.12.13)

ベキル・イルテギュン(左)を讃えるギョクハン・ギョヌル(右)(フェネルバフチェ公式HP) エルトゥールル・タシュクラン(左)エメニケ(右)(フェネルバフチェ公式HP)  最近、勝ったとしても批判に晒されているフェネルバフチェが、その議論に、昨夜は終止符を打った。フェネルバフチェが、イスマイル・カルタル監督が待ち望んだ爆発的動きを、シワス・スポルを相手にやって見せたのだ。シュクル・サラチオウル・スタジアムに足を運べなかった者には、この度だけは残念なこととなった。

 フェネルバフチェが、トルコ・リーグ第13節で、カドゥキョイのシュクル・サラチオウル・スタジアムに、シワス・スポルを迎えた。この試合、フェネルバフチェが早々に優位に立った。前半3分、ベキル・イルテギュンのゴールで、1:0と先制したのだ。ペナルティエリアの外で、アルヴェスが、ヘッドでエムレ・ベレズオウルにボールを落とした。そのエムレ・ベレズオウルが、アウトサイド・キックでペナルティエリア内へとボールを送った。エルトゥールルは、まずボールを叩いたが、その次の動きで、ボールをベキルの前に出してしまった。そこで、ベキルが、エルトゥールルの傍らを抜けるゴールを決めてしまったのだ。1:0。
 同13分、ジャネル・エルキンがバックパスをミスると、アーティフ・シャーエシューエが動いた。GKヴォルカンをフェイントでかわすと、アーティフはボールをゴールへと送り込んだ。これで、試合は振り出しに戻ってしまった。
 フェネルバフチェは、このゴールにお返しをするのには時間がかからなかった。同14分、フェネルバフチェは、ムサ・ソウのゴールで、再び勝ち越した。左サイドからエマヌエル・エメニケがセンタリングを入れると、ファーサイドでボールに追いついたカイトが、中へと切り替えした。そのボールを得たムサ・ソウがシュートを放つと、GKエルトゥールルは押さえることができなかった。フェネルバフチェは、食らったゴールに対し、すぐさま応対をしてしまったのだ。2:1。同39分、右サイドから、ジャネル・エルキンがフリーキックを蹴った。ペナルティエリア内へと放り込まれたセンタリングとなったボールに、ディレク・カイトが触れると、フェネルバフチェは、シワス・スポルに対し、点差を2と拡げた。3:1。そして、前半は、このスコアのまま終わった。
 後半20分、エメニケの出したパスに反応したカイトが、ペナルティエリア内に入るや否やシュートを放った。エルトゥールル・タシュクランはパンチングで防いだ。跳ね返りのボールを狙ったムサ・ソウが、がら空きのゴールにボールを放り込んだ。これで、フェネルバフチェが4:1とするゴールとなった。この試合の残り時間では、他のゴールは生まれず、フェネルバフチェが、4:1でシワス・スポルをくだし、試合数が多い中だが首位の座に着いた。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル、ベキル・イルテギュン、ブルーノ・アルヴェス、ジャネル・エルキン=メイレレス、メフメット・トパル(後半35分:ヴェボ)、エムレ・ベレズオウル=カイト、エメニケ(後半22分:アルパー) 、ソウ(後半30分:ハサン・アリ・カルドゥルム)
【シワス・スポル】エルトゥールル・タシュクラン=チチーニョ、マヌエル・ダ・コスタ、ウミト・クルト、ベルク・ネズィロールァル=アデム・コチャク、カディル・ベクメズジ(後半38分:アフメット・アラス)=メフディ・タウイル、ハカン・アルスラン(後半1分:バトゥハン・カラデニズ)、ムサ・シナン・ユルマゼル(後半38分:マコーリー・クリサントゥス)=アーティフ・シャーエシューエ



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