2004年 2月 5日(木)午前 4時 5分
ベシクタシュのイルハン・マンスズが、ヴィッセル神戸に入団するのではないかというニュースが流れている。ヴィッセル神戸のスポンサーが替わり、お金も出せる状態になったこともあるだろうし、また、そのアピールにもなるだろうし、イメージアップにつながるということで、イルハン・マンスズ狙いになったこともあろう。このニュースは、まず日本側から流れた。オファーが出されていると。一方で、トルコ側の報道は、冷ややかなものだった。W杯のあと、ヨーロッパへの移籍が、随分と囁かれた時期の取り上げ方とは、明らかに違う。報道すらしてないところすらある。たとえ、報道していても、日本からオファーが来てるんだって、そのくらいのものであった。かつて、日本から、イルハン・マンスズを求めてツアー客が、練習グランドまで押し寄せている、日本の女性たちに大人気と書き立てていた記憶があるものだから、本当にオファーが来てしまうと、またぞろ人気取りの、金持ちの日本が、その辺のやっかみが、その冷ややかな扱いに隠れているような気がしてならない。ましてや、サッカーでは、確実に上だと、自分たちを見ているはずだから、28歳の、一番働き盛りのイルハン・マンスズが、行くわけないだろのノリも見えてくるような気もしてならない。そう言えば、アストン・ヴィラから放逐されたような格好になってしまっていたアルパイのKリーグ入りも、いつになく小さな扱いだった。あれが、ガラタサライ入りが決まるなんてものだったら、全然違ったはずだ。ディフェンスの要として、トルコ代表を支えてきた名ディフェンダーの扱いにしては、冷ややかすぎた。明らかに、サッカーに関しては、ヨーロッパ志向なのである。なんで、極東まで? そりゃ、金さ、そんなのが見え隠れする。
イルハン・マンスズの神戸入りが、でもここにきて、俄然マジになりだしてきたような気がする。それは、例えば、日本サイドで言えば、朝日新聞あたりが、大きく報道したようであり、また、トルコ側報道としても、日本の発行部数第2位の大新聞が、それを伝えているという報道があるかと思えば、何よりも、ベシクタシュ側が、それを認めたということが、大きかった。マジかよぅ、なんで?のノリが見え隠れする。確かに、ケガがちで、かつて得点王になったときのような切れはないかもしれないが、イケ面だけで行くには、勿体ないものが、イルハン・マンスズにはある。ルチェなどは、新加入のイリエをベンチに置き、イルハン・マンスズを使っているし、アフメット・ドゥルスンよりは、常に上の評価をしている。そういったことが頭にある黄紺も、今、来なくってもという思いはあるが、イケ面度が高いということで来るのなら、今なのでしょう。一見スムーズに決まりそうだったこの話、恐らくJリーグの開幕に合わせての動きだったんだろうけれども、今の時点で、雲行きが怪しくなってきている。ベシクタシュのユニフォームとヴィッセルのユニは、そっくりなので、トルコでの姿見れるから、いいか、そんなことも考えていた黄紺なのですが、正直言って、イルハン・マンスズは、やっぱトルコで見たいなぁ。トルコ人の熱狂の中で、イルハン・マンスズのゴール後のパフォーマンス見たいな。でも、日本に来たら、神戸に、足を運ぶだろうな。そんなことを考えているのです。
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