忙中閑あるかな? 黄紺の日々


トルコのこと、キプロスのこと、こんなことを主に、日々思うこと。ときどき、韓国のこと、 日本のことも混じるかも? 仕事に忙しくっても、頭のなかは、トルコのこと、キプロスのこと考えてる。 頭のなかは、いたって長閑。それが、、、、、、

黄紺、なのさ。



2009年 9月 4日(金)午前 5時 19分

  寝屋川市(8)&門真市(1)&守口市(3)写真集

 昨日は、仕事は、翌日にでも回してと、1時間の時間休を取り、ウォーキングに出かけました。風邪気味で、体が、この間しゃきっとしてなかったため、ウォーキングをすることにより、元気を取り戻そうの魂胆です。狙いは、京阪の「寝屋川市」駅から、寝屋川市民体育館を経由して、京阪の「萱島」駅に向かうという大回りコースを設定し、途中、門真市の下馬伏にある産土神社に立ち寄るというコースにしましたので、更に大回りになりました。「萱島」駅のすぐ近くにある島頭天満宮まで、この大回りコースで、1時間10分を若干ですが、越えてしまいました。途中、第2京阪国道の建設中で、道が解らなくなり、気が付くと巣本の交差点に出ていましたので、更に大回りになったようですが。後半は、京阪電車を越え、淀川寄りにコースを取り、大阪国際大学守口キャンパスを尻目に、守口歴史館を目指しました。守口歴史館というのは、旧中西家住宅を保存したもののようです。実は、どないなものか、行ってからの楽しみにしようと、何も調べないで行ったのですが、目の前に現れたのは、立派な武家屋敷。中へ入るのが目的ではありませんし、また入ろうにも、もう5時45分という時間になっていましたから、入るに入れる時間ではありませんでした。そのあたりから、切り上げる場所が気になり出したのですが、もう少し川寄りに行ってから、バスに乗ろうかと考えていたものですから、もりぐち歴史館辺りで切り上げるための準備をしていませんでした。全く勘で、モノレールか地下鉄、あわよくば京阪電車にと考えて迷い込んだのが、守口市の梶地区。地区の名前は知ってはいるのですが、位置が皆目わかっていないため、地元の方に伺いました。答えは、「大日まで10分」ということで、ホットしました。そないなことで、昨日は、寝屋川市、門真市、守口市三市をまたにかけてのウォーキングとなりました。




2009年 9月 3日(木)午前 0時 40分

 1日の気温の上下が著しく、完全に寝冷えを引き起こしてしまいました。なんとなく体がけだるく、声がかすれて、かなり聞き取りにくいだろうなと思える声を出し、時々、咳が出るという状態。大事に至ると、今は怖いので、普段なら、この程度なら飲まない風邪薬を飲むように心がけています。で、今夜は、トリイホールでありました「第25回TORII講談席〜夏の終わりに超怪奇談〜“桜姫全伝曙草子(山東京伝・作)”イッキ読み!」に出向いてきました。こちらの講談会、混み合うということではないのですが、そこそこ集客力を発揮しているのですが、今日は、のっけから用意されている椅子も少なく、実際に入った客は、更に少なくという感じで、30人はいってただろうかという数字ですが、つばなれかどうかなんて言ってるのが、通常の講談会ですから、やはり、こちらの会は、それだけの集客力を持っているということです。今日は、南華さんが、ご自分の会で、8回に分けて読まれていた山東京伝作「桜姫全伝曙草紙」を、4つに分けて、3人の講談師さんがイッキ読みしようという試みでした。番組は、南舟「呑み取りの槍」、南華「(発端)鷲尾義治と妻野分」、南湖「(勃発)絶世の美女桜姫誕生」、南華・南海・南湖「フリートーク:草食男子と肉食女子が桜姫の魅力を語る」、(中入り)、南海「(流転)桜姫薄命を嘆く」、南華「(終局)全ての終わりと、、、報い」というものでした。南華さんの会では、飛び飛びにしか聴いていないため、この話の仕掛けというものというのが、全く解ってなかったなということが、今日、認識できました。そして、途中、分かりにくいなと思っていたことも、結局、最後のバラシの部分で、全容が判る仕掛けになっていますので、わからないところは、わからないという居心地の悪さを持ったままでいいのだということも判り、ようやく居心地の悪さ解消です。結局、桜姫の出生に関わる話が、一番のネタふりになっています。途中、偶発的に、また、なんで、そないにタイミング良くというエピソードも、根は、全て同一なのです。最後まできて、これって、「南総里見八犬伝」の「玉梓の怨霊」がたびたび登場し、全てのエピソードの大元になっていますが、あれのノリですね。それもそのはず、山東京伝は、曲亭馬琴と並ぶ、同時代の著名な読み本作者だそうです。この辺りは、専門が、そのあたりだったと推測できる南海さんが、トークの時間に紹介してくれました。なかなか興味の尽きない試みでした。




2009年 9月 1日(火)午後 10時 25分

 今週は、夜、出歩く機会の少ない週。あまり、行ってみたいと思う落語会が少ないというのが、大きな要因なのですが、替わりに行ってみようというものもないため、家に直行し、韓国ドラマに没頭しようかと思っている週なのです。昨日も、その類で、でも、こういったときって、眠れないのです。ですから、ガラタサライの試合の実況中継、聴いてしまいました。今日は、今週唯一になるかもしれない落語会です。地下鉄「中崎町」から歩いて7〜8分というところでありました「第5回ひろば・そうばの提法寺寄席」に行ってまいりました。偶然ですが、ひろばの落語会が続きます。番組は、ひろば・そうば「トーク」、ひろば「狸賽」、そうば「へっつい盗人」、ひろば「天災」というものとなりました。今日は、やはり寝不足の影響が出てしまいました。「へっつい盗人」の終盤から意識が飛び始めたのです。「天災」にいたっては、心学の先生を訪ねて行くまでがはっきりしていて、あとはダメという低汰落となりました。ですから、記憶が確かな範囲で書きますと、「狸賽」は、しゃべり込んだ効果が出ています。流れるのです、そういう風に感じるときは。そして、それが、とても自然で臨場感があるのです。それに対し、ひろばの場合、「天災」の方は、師匠ざこばコピー色が強く感じられる内容ながら、いかにもざこばらしいところは、聴く者にも分かりますから、照れが出てしまいました。ざこば一門は、師匠のこの十八番のネタを、よく取り上げますが、師の強い個性と、どのように対峙するかが、課題なんでしょうね。そうばは、それに対し、師匠のやらない噺を出しました。今日が、ネタ下ろしだそうです。こちらの会で、毎回とまでは言いませんでしたが、ネタ下ろしが多いようです。こごろうまではいきませんでしたが、喜六が、結構はしゃいでくれるのが楽しいですね。そして、最後に、聴いたことのない下げでおりました、「ものは、へっつい。あんたに焚きつけられた」と言ったのです。「へっつい盗人」は、道具屋の前で大騒ぎをしたあとの部分があるそうですので、本来のサゲではないはずです。そうばは、誰に、稽古をつけてもらったのか、とっても気になりました。会が終わって、帰りは、地下鉄「中津」駅に出てみました。予想通り、「中崎町」に出るのと、ほぼ変わらない距離でした。




2009年 8月 30日(日)午後 9時 5分

  大阪市遊歩(14)写真集

 今日は、朝から繁昌亭、昼からも落語会、それが終わると、即、その場からウォーキングに出かけるというプランを立てました。繁昌亭の朝席は、「あされん〜若手鍛錬落語会〜この夏最後の満点大笑い!!」でした。朝席は、三弥と三幸の出るこの会には、わりかしとお邪魔をしています。客の入りは、40人もあったかなの入りでした。番組は、三弥「延陽伯」、三幸「立候補」、染吉「刻うどん」、紺原さん「マジック」、三幸「あげあげ村」、三弥「寝床」という、1時間半あまりの間に6席もありました。「延陽伯」は、怪しいところもまま見え、終わってから考えると、最後の一席にシフトしていたなぁの印象。危ないなと思ったのか、三弥は、早口での名前の繰り返しをしないで下りてしまいました。「立候補」は、今日は選挙に合わせてのもののよう。対立立候補者が、麻生くんと鳩山くんでした。演説は麻生くんと敦くん。やっぱ、麻生くんの方がキャラを掴み易いのでしょうね。でも、竹丸だったらどうするかなと、そんな思いが頭をかすめてしまいました。染吉は、どうしてここに出てきたのかな? 楽屋番かで来ていて、出てみないかの声かけをしてもらったのかもしれません。丁寧に描くのは、彼の特徴。今は、これをじっくりと時間かけて欲しいなの気持ちです。紺原さんは、初物。三幸の二つ目は、自作。かけるのは2度目と言ってました。村おこしの噺なんだけど、その村おこしに、なぜか「揚げてない揚げパン」が登場。それが中心じゃないはずだろうにと思うのですが、、、。三幸の新作は、序盤にギャグで入れたものが、肥大化してしまう傾向があります。思いついたギャグが気に入るのか、それにこだわってしまい、本筋から外れてしまうってこと。楽しみな人だけに、この癖に気づいて欲しいな、早く。
 朝席が終わると、前売り券を1枚ゲット。お昼ご飯も、繁昌亭の近くで済ませ、昼の落語会に行くまで、いつもの南森町のネットカフェで時間調整。それから、新世界にあります動楽亭に向かいました。堺筋線一本で行けますので、この移動は楽勝です。
 動楽亭でありましたのは、「第11回桂ひろば勉強会」でした。今まで一度くらいは行ったことがあるかもしれませんが、ひろばの会に行くのは珍しいことです。同じ時間帯には、ワッハの7階で、染左の会もあったのですが、今日は、動楽亭の方を選んでしまいました。番組は、生寿「四人癖」、ひろば「はてなの茶碗」、雀喜「山号寺号」、ひろば「皿屋敷」となりました。真ん中の二つがネタ出しなしで、ちらしには「お楽しみ」と記されていました。生寿の「四人癖」は、何度目かになりますが、毎回マクラは、右喬ネタ。これが、毎回新ネタと思しきものが入っています。それだけ素晴らしいネタの提供者だということでしょう。生寿の口演で、一つ気になるのは、羊羹を食べながら、目をこする仕草をしてしまうこと。やはり、ここは、羊羹を置いて、両手を使って、目をこすらないとダメっすね。せわしなさが違います。雀喜は、大阪では珍しいネタを出しました。「ジャッキー7」では出していたのは、チェック済みなのですが、初遭遇でした。でも、同じパターンの繰り返しが、眠気を誘ってしまいました。主宰のひろばは、随分といい出来だったんじゃないかなぁ。「はてなの茶碗」が、特に良く、うまい具合の間の取り方、わざとらしくなく、さりとて不具合な間でもなくという感じで、それが、特に目立ちました。誰からもらったのかは判りませんが、その辺を厳しく指導され、それを我が物としたひろばに拍手です。黄紺の中で、ひろば株が、ぐんと上がりました。それに対して、「皿屋敷」の方は、ちょっといちびっちゃうんです。暗がりの中で脅したり、皿屋敷に人が詰めかけたところの描写のところでいちびっちゃいました。そないなことをすると、途端にかしこまった正攻法的演じ方自体にひびが入っちゃうっていう感じがしました。でも、今までのひろばからすると、落ち着きがあり、語って聴かせるという雰囲気が、高座全体に感じられたっていうのは、大変な進歩です。
 動楽亭での落語会が終わりますと、即、その前からスタートです。場所柄、おっちゃんらが、街中をぐでぐで歩いていたりするところですので、記録のための写真を撮るのには、注意を払いました。今から20年ほど前でしょうか、謡蹟として「松虫」に、何か残ってないだろうかと、当地を訪ねたとき、たまたま道を尋ねに入った写真館の店主が、歴史好きということで、店を一時閉じてまで、近郊を案内してくれました。今回は、そのとき教えてもらった二つの場所、これを再訪したかったのです。一つは、松虫塚と聖天公園、もう一つは、飛田新地。後者は、近くにあるから見せてあげようということでした。有名な「百番」では、「今度、宴会をするので下見に来た」と言い、中を見ました。更に、飛田新地では、依然と営業面では、立派な現役だということを、そのとき知りました。別れ際、「決して中に入っちゃダメですよ」と、その親切な方は言い残して去って行かれました。ということで、コースは、次のようになりました。動楽亭〜電光稲荷神社〜阪堺電車「今池」駅〜飛田新地〜大阪市営霊園阿倍野墓地〜天下茶屋聖天正圓寺・聖天公園〜松虫塚〜安倍晴明神社〜阿倍王子神社〜源正寺〜阪堺電車「北畠」駅〜阿部野神社〜西成スポ−ツセンター〜天下茶屋跡〜天神森天満宮〜南海高野線「岸里玉出」駅というものとなりました。阪堺電車「今池」駅界隈は、かなり濃〜いところで、予想通りと言えば、そうなのでしょうが、地べたに座ってるおっちゃんらは、ほとんど手に、ワンカップを持っていました。飛田新地は、やはり現役バリバリでした。黄紺も、随分と、お声をかけていただきました。しかし、よくしたものですね、東側の大通りから、下にある飛田新地が見えにくいように、二重の道があったり、大通り沿いには塀がしつらえてありました。「百番」も健在でした。一度、あのお店で、宴会をしてみたいものです。聖天公園の南方向には、「松虫通」「安倍晴明通」「北畠」なんて地名が残っており、ホント歴史を感じさせるところです。




2009年 8月 29日(土)午後 9時 20分

  大阪市遊歩(13)写真集

 今日は、午前中、韓国ドラマ「別れの法則」を二話分見て、それからお出かけです。今日のお出かけプランは、仕事の関係で手に入った大阪歴史博物館の特別展を見たあと、そこを起点に、ウォーキングをスタートしようというものでした。特別展「大阪の祭り―描かれた祭り・写された祭り―」は、伝統的社会で培われ、今では、消滅したり、保存の対象となっているものを、絵画や、実際に祭りの場で使われた道具類、写真などで触れることができました。なかなか興味深いものが並び、展示数は多いというわけではありませんでしたが、ついつい展示品に添えられている解説文を読み込んでしまうというものでした。そして、その表からウォーキングのスタートですが、まず起点としたポイントは、カメラに収めようとしますが、なんせ高いビルなものですから、難波の宮方向まで行ってみたり、前をうろうろ。結局、森ノ宮方向に動いてからが、一番いいと悟りました。そないなことで、森ノ宮方向に歩き出してしまったため、当初予定してました大阪城を抜けるコースを止め、そのまま法円坂を下って行きました。結果的に、コースは、次のようになりました。大阪歴史博物館〜難波宮跡〜大阪市立青年センター〜城中焼亡埋骨墳〜ピース大阪〜ピロティ森ノ宮〜森ノ宮神社〜JR&地下鉄「森ノ宮」駅〜大阪市立森之宮屋内プール〜衛門橋〜白山神社〜壽光寺〜東本稲荷神社〜左専道大橋〜平野川排水機場〜天王田大橋〜天一橋〜天然温泉「不動の湯」〜八坂神社〜天永橋〜JR学研都市線「放出西第一」踏切〜寝屋川大橋〜大阪市バス「地下鉄今福鶴見」停留所というものになりました。今日のポイントは、平野川排水機場です。コース探しのために、地図を見ていると、平野川分水路と第二寝屋川が交差するポイントが、単純に交差をするというものではなかったもので、何やらあるのだろうとの予測で、そのポイントを通過するコースを考えてみたのでした。やはり、大阪は水の都です。黄紺が見つけたところは、寝屋川の治水を考えて造られたものでしょうが、それらが呈する景観は、独特の落ち着きを与えてくれます。帰りは、滝井を通る大阪市バスを見つけたものですから、地下鉄の駅前まで行きながら、バスで帰ってまいりました。




2009年 8月 28日(金)午後 11時 31分

 昨日は、仕事が長引き、泣く泣く「第371回上方講談を聞く会」を断念。まっすぐ帰宅。となると、またまた睡眠不足。辛い週末となりました。その上、また、蒸し暑い日が戻ってきました。体力は、十分あるはずなのに、体がだるいです。ひとえに、この天気に由来するのでしょう。今晩は、お初天神でありました「お初天神こごろうの会」に行ってまいりました。アクセス・ポイントとして京阪の「大江橋」駅を、初めて利用しましたが、もう「淀屋橋」駅 が見えているところに、「大江橋」駅はありました。今さらながら、中之島線の意味が理解できません。で、肝心の落語会の番組は、しん吉「三人旅」、こごろう「くやみ」、米左「竹の水仙」、こごろう「だんじり狸」というものでした。米左、しん吉と、ゲストを迎えたのは、言うまでもなく「だんじり狸」に入るだんじりシフトの顔ぶれです。そんなのでないと、まあ、しん吉の前座役というのは見られないものです、通常は。「三人旅」を、しん吉は、よく出しますね。米朝一門では、演じ手が少ないということのためなのでしょうね。マクラで、定番の放送禁止用語について話すのですが、放送禁止用語を皮肉り過ぎると、かえって不快になってきますが、今日のしん吉が、若干その傾向。ここだけは、ちょっと不満が残りました。「くやみ」は、「向こう付け」の後半部分。炭屋の親父から入ってくれました。米左の「竹の水仙」は、2回目。この人は、言葉を引っ張るから、それが気になって仕方がありません。噺の本題への集中力が途切れがちに。その間隙をぬって、睡魔が押し寄せてきました。そして、本日のお目当て「だんじり狸」。子どもの「狸自慢」「町内自慢」に寄せて、仲良し三人組がだんじりを雨の日に、だんじりを奏でます。ところが、その三人が、それぞれの都合で、だんじりを鳴らせないでいると、どこかしらか、だんじりが聞こえてきます。そして、三人が三人ともに、残りの二人の仕業だと考えたままに、この噺は終わります。ちょっとした人情噺に仕上がっています。こごろうが舞台を降りても、誰がひいているのか分からないだんじりは、ずっと鳴り続け、余韻を残す演出になっていたりで、ほんわかムードの残る秀作ですね。小佐田作品です。関係の情報を集めていましたら、しん吉が出したときに聴いていました。全然、印象に残っていませんでした。




2009年 8月 26日(水)午後 10時 47分

 今日は、昨夜と同じ谷六にあります「」に行ってきました。今夜は、こちらで、「笑いのタニマチvol.85〜仁智の新作落語道場〜」があったのです。仁智の新作もの、しかも、毎回ネタおろしがかかるという貴重な会です。ただ、ネタおろしものには、出来不出来の差が大きいですから、当たり外れはあります。今日の番組は、市楼「ちりちり」、仁智「タイムスリップ(仮題)」、福郎「俺たち裁判員」、仁智「大芝居 水戸黄門」というものでした。「ちりちり」は、聴いてみて、どこかで聴いたぞの記憶が蘇ってきました。唐から伝来してきた嘘発見器機能を持つ茶釜。手に入れた男が、賄賂として、上級貴族に献じると、その貴族の浮気がばれ、逆恨みをされ、島流しに遭ってしまうという噺。時代設定が平安時代でありながら、あっちゃこっちゃの話になったり、茶釜の精が現れ、ゼンジー北京ばりのしゃべり方をしたりと、色々と凝った演出が仕掛けられており、とってもおもしろく、笑える作品でした。市楼の口演では、久しぶりに拍手です。もう一人のゲスト福郎の作品は、裁判員制度で裁判員に選ばれた人らが、すかたんばかりやってるという噺なのですが、そのすかたんが、おもしろくない。落語のくすぐりになってないギャグっぽいものが続くので、「ちょっとな〜」なんて思い出したら、こっくりしてしまってました。仁智の「タイムスリップ(仮題)」は、母親からお見合い写真を見せられ、あまりにもの写真に、びっくりして、20年後の世界にタイムスリップした男が、20年後の自分に会い、20年後のミナミを案内され、やがて20年後の家に案内され、20年後の妻の顔写真を見て、またまたびっくりして、元の世界に戻っていくというもの。仁智落語には珍しく、SF的要素を持ち込んだものとなりました。おもしろかったのは、20年後のミナミの旅かな。「大芝居 水戸黄門」は、町内会で、毎年恒例になっている素人芝居の役決めから上演当日のドタバタを描いたもの。役決めのときに、過去の芝居が紹介されつつ、それぞれの失敗が語られるところ、「近日息子」ばりに、しょーもないこと言いの男とそれを制する男との掛け合い、実際の芝居の中で、借金取りが闖入してきて、黄門役の男を追いかけるところと、笑うツボは、いっぱい用意されていました。そういったツボのようなものが、福郎の作品には、ホントにありませんでした。口舌爽やかな福郎ではなく、むしろ口舌は決して爽やかでない仁智の高座が、圧倒的に支持を受けていました。




2009年 8月 25日(火)午後 10時 20分

 昨夜は、ウォーキングのあと家に直行。ところが、まっすぐ帰ったときの定番、早々にダウン、でも夜中に目が覚める、更に悪いのは、そのまま二度寝ができずに、仕事へお出かけ。この最悪パターンが、昨夜だったのです。ですから、今夜は、夜遊びは止そうかと考えたほど、辛い1日でしたが、夕方になると、ダメ元の気分になっていきます。ダウンしなければラッキーの気分で、谷六の薬業年金会館に出かけてまいりました。今日は、そちらで、「第145回旭堂南海の何回続く会?」があったのです。飛び飛びに参加していますが、現在、この会は、「真田三代記」ということで、「難波戦記」の中でも人気どころが読み続けられています。今日は、珍しくゲストが登場されました。尼崎出身の東京の講釈師神田陽司さんが登場されたのです。神田陽司さんが実家に戻られたタイミングと、今日の会のタイミングが合ったための出演となったようです。ちょうどお二人は、9月に二人会を予定されていますので、お二人の対談は、その前宣伝の様相を呈しました。番組は、神田陽司「坂本龍馬」、神田陽司・旭堂南海「対談」、旭堂南海「真田三代記」というものでした。講談の世界では、「坂本龍馬」ものが、ほとんどないため、陽司さん自身は、10本ほど創作されているとか。話は、江戸から土佐に戻ろうと、無銭旅を考えた坂本龍馬が、旅の同行を求められ、その男が、なかなか身分を明かさないのが、旅をするにつれ、龍馬の人柄を知ったその男が、いよいよ公家侍の何某かと明かし、更に、この男を背後から付けてきている男どもに、話が及んだところで、ダウンです。坂本龍馬の話に、その謎めいた男が、どのようにかんでくるかが解らずじまいでした。南海さんは、第一次上田籠城戦での、計略尽くしで、真田が勝ってゆく様子が語られ、次いで、真田の二人の息子の内幸村が、豊臣の人質となり、大谷吉継に兵法を教わっていきます。その様子を見た徳川家康が、家臣の本多平八郎の娘を、自身の養女にして、幸村の兄に結婚を迫ってきますので、幸村兄弟の父は、おもしろいと言い、これを受け入れます。また、その様子を知った秀吉は、大谷吉継の娘を幸村に嫁がせます。このときも、幸村の父は、おもしろいと言い受け入れます。兄弟が、豊臣と家康側に別れ、やがて関ヶ原の戦いが待っているなかで、この二人は、どうなるって言うか、とっても興味が尽きないところなのですが、残念ながら、ここいら辺りで、ダウンしちゃいました。結果的に、ダメ元感で行った者として、そして、実際にダウンを喫してしまった者として、これくらい聴けたら良しとしましょうというところかな。




2009年 8月 24日(月)午後 9時 38分

  寝屋川市(7)&枚方市(4)写真集

 今日は、ちょっと仕事に余裕があったので、時間休をとり、ウォーキングがてら帰路に着きました。そのウォーキングのコースですが、地図を眺めていたところ、あれっと思うところがありましたので、そこに目を付け、その場所を組み込んだコースを考案しました。その注目した場所と言いますのは、寝屋川が京阪電車とクロスしたところの、僅か西よりのポイント。寝屋川のすぐ脇を、寝屋川に寄り添うように、別の川が流れ、その流れが、途中で切れたり、井桁の形に橋がかかっている。寝屋川は、かつて随分と氾濫を繰り返した川ですから、何やら仕掛けがあるのではと、それが、気にかかったのでした。実際に行ってみると、治水のため、寝屋川の水量を調節する水防施設があったり、また、寝屋川の水を分散する目的で造ったと思われる「寝屋川導水路」という川があり、両者が再接近したポイントには「寝屋川浄化ポンプ場」がありました。これだけ見ても、寝屋川の治水というのは、大変な難物だったっいうことが解りました。コース的には、京阪「寝屋川」駅を起点に、八坂神社〜寝屋川市役所〜新報国橋〜幸町公園〜平和橋〜寝屋川清水橋〜寝屋川浄化ポンプ場〜(寝屋川導水路)友呂岐橋〜若宮八幡宮〜宮前橋〜(松屋・香里新町)〜香里能楽堂〜蹉だ天満宮〜京阪「光善寺」駅というものになりました。後半の目玉は、蹉だ天満宮。京阪沿いの道から、すぐに参道ということで、何度か、その道を通ったことのある黄紺は、今まで、その参道に、全然気付いていませんでした。向かいの南中振地区には、参道を指示する石の道標が残っていました。この地区の歴史、また、同神宮の地位のようなものに思いを馳せざるをえませんでした。




2009年 8月 23日(日)午後 9時 58分

  大阪市遊歩(12)写真集

 今日は、曇り空、時には雨に遭いながら、昼過ぎからウォーキング、そして、午後4時からは、文楽劇場でありました歌舞伎を観てきました。まず、ウォーキングのコースですが、京橋駅から、鶴見通を、ひたすら東に進み、地下鉄鶴見緑地線の2つ目の駅「今福鶴見」の、更に先にあるイオン・モール・鶴見リーファを過ぎたところで、ようやく南に折れ、横堤を縦断し、鶴見神社、横堤八幡宮に立ち寄り、後は、寝屋川に出たところで、放出大橋を渡り、阿遅速雄神社を経て、JR学研都市線「放出」駅を終着点としました。確かに、寝屋川沿いは、工場街で、ウォーキングをしていて、爽やかとは言い難いところですが、鶴見通が、思いの外、爽快感がありました。京橋を、ほんの僅か離れるだけで、こないに変わるのかと思ったほどですが、考えてみると、今日は日曜日かということで、納得。でも、「今福鶴見」駅に近づいてくると、がらっと雰囲気が変わり、ニュータウン化していくのですね。まだ、京橋を出てから1時間も経ってないのにでした。逆に、寝屋川を渡り、放出の地名表示が現れると、伝統的家屋が残っていたりと、これまた歩いている者の目を楽しませてくれました。時間の関係で、横堤探検をすることができませんでした。ほんの一部をかすっただけということで、ちょっと残念。古そうな予感と、スプロールの予感と、どっちが当たりか、検証してみたい街ですね。
 JR「放出」駅から、「鶴橋」駅経由で、日本橋へ移動です。途中、「鶴橋」駅構内のトイレで、汗まみれの服からお出かけ用の服に着替え、文楽劇場に向かったのです。今日は、文楽劇場で、「第19回 上方歌舞伎会」があったのです。この会は、年に1回、片岡三兄弟らが指導する若手の歌舞伎俳優さんの公演です。歌舞伎は、チケットがお高いんで、このくらいの会しか、手が出せません。番組は、「修善寺物語」「双蝶々曲輪日記〜引窓〜」「京人形」というものでした。「修禅寺物語」は、岡本綺堂の原作という明治の作品。歌舞伎というジャンルに入れているのですね、この作品を。テレビで観たことがあり、途中で止めた記憶だけ残っていましたので、一番期待していない作品。古典作品に比べて、情やびっくりするような仕掛けとかがないので、やはり、自分的には退屈な作品。「双蝶々曲輪日記〜引窓〜」は、義太夫語りが、常時付いているという作品。ま、元来が文楽の作品で、既にチェック済み。濡髪長五郎が、罪を犯し、家族の顔を見に来る場面。この作品の主要な登場人物は、それぞれが、誰かを、家族を思い、その人物なりの細やかな言動を見せるのが、いいですね。こういった情愛の通い合う作品っていうのは、癒されます。そして、本日一番の作品は、「京人形」。左甚五郎ものです。講談に、全く同じネタがありますから、基は、講談なのでしょうが、終盤に、けったいな話が付いています。一人の姫を匿ったということで、左甚五郎が、追っ手を相手に立ち回りを演じるのです。なんで、あのようなものが付いたのでしょう。正直、理解に苦しみます。本体の「京人形」は、左甚五郎の作った人形に魂が籠もり、人形が踊り出すという趣向です。それだけで、十二分におもしろいのにね。しかも、男踊り、女踊り双方を、人形が見せるという趣向。全部が終わると片岡三兄弟が、舞台に登場して、挨拶していました。




2009年 8月 22日(土)午後 11時 3分

 今日は、繁昌亭三昧の一日。昼の定席と夜の染二独演会に行ってまいりました。昼席の方の番組は、雀五郎「動物園」、三ノ助「手水廻し」、珍念「二人癖」、めおと楽団ジキジキ「音曲漫才」、新治「狼講釈」、ざこば「天災」、(中入り)、きん太郎「くもんもん式学習塾」、三風「テレショップ・パニック」、米八「曲独楽」、染丸「寝床」というものでした。雀五郎が「動物園」をするとは知りませんでした。となると、動きで見せるのではなく、語りで聴かせるというものになるはずと予想を立てると、やはり当たりでした。ただ、あまりに動きを軽んじすぎとも看ましたが。三ノ助は、一本調子なところは、変わってないですね。その上、声の調子が高めなのが、ちょっと損をしている感じです。珍念のラップ調「二人癖」を、久しぶりに聴けました。やはり、このアイデアは買えますね。ただ、相変わらず珍念のおちょけは好きになれません。「狼講釈」は、新冶の持ちネタとして頭に入っていたものですが、今日初の遭遇となりました。生では、とにかく現小染の口演でしか聴いたことのない珍品。こういうのが、繁昌亭でぽろっと出るのがいいですね。大病をした新冶、ひょとしたら掛け値なく自分の売りネタを出してくれるのではないかと密かに期待はしていましたが、見事大当たりでした。狼を前にしてする講釈が、「太閤記」から始まり「赤穂義士伝」に変わったのをはじめ、有名ネタに、どんどんと変わっていきます。聴かせどころを見事に演じきりました。ただ、手術の後遺症でしょうね、声がかすれて、時として聴きづらいところが出てくるのが惜しまれます。ざこばは、家庭内の諍いを、ぼそぼそと語りだしたので、「厩火事」かと思ったのですが、「天災」の方でした。黄紺は、ざこばが、眉間を目指してぼんと殴るポーズが好きで、他の人の「天災」を聴いてても、ここにくると、ざこばのポーズを思い出しています。今日は、野原の雨のところで、若干飛ばしてしまったのが惜しかったですね。後半は、ダウンで始まりました。きん太郎の三枝作品が、もっと受けてもいいのにと思っていましたら、こちらもダウンしてしまい、三風の高座にまで影響。これは、ショックでした。米八のところで、ようやくお目覚め傾向。染丸は、「寝床」って決めているのかな? 3回連続、昼席の染丸は「寝床」でした。この日の収穫は、新冶の「狼講釈」と、、、実は、色物の「めおと楽団ジキジキ」がおもしろかったのです。東京からの来演で、今週はフル出場。いろんな楽器を使ってくれますが、良かったのが、ピアニカを、おでこで鍵盤をたたきながら弾くというもの。これがおもしろい。最後は、客の頭にも鍵盤を当てていきます。世界は広いです。まだまだ、いろんな芸を持った人たちがいるものです。
 夜席まで、いつもの南森町のネットカフェで、時間調整。夜席は、「林家染二25周年トライアル一騎當千〜家の芸と初演〜第5回」がありました。番組は、染吉「阿弥陀池」、染左「小倉船」、染二「タバコの火」、(中入り)、雀三郎「遊山船」、染二「地獄八景亡者戯〜旅情編〜」というもので、上方落語を代表する大ネタが並びました。染吉は、ギャグのオンパレードのネタを、どのように演じるのか、興味を惹きましたが、結構、うまくはじけようとして、ある程度は成功していたのじゃないかな。根問的なネタでは見れなかった部分です。「小倉船」は、マクラで、「きっちりすると40分かかります」「お時間に合わせて」ということで、問答の部分を省きました。省くなら、そこしかないでしょうが、たっぷり感が薄れるとともに、旅ネタっていう感じが薄れてしまいました。「浦島太郎」の踊りを、立て膝で演じ、その雰囲気は、先日聴いた堅かった歌之助よりは、自然体だったと思います。ただ、幾つかの場面で、型のシャープさに物足りない感じを持ってしまいました。「莨の火」は、前半が鍵ですね。得体の知れない、うだつも上がりそうもなさげな男の雰囲気が大切なんですよね。それは、雪駄のチャラチャラという音に代表されているように思うのです。前半の静けさ、謎めいた雰囲気があれば、正体が判ってからの大騒ぎが生きてきます。そして、大騒ぎがあるからこそ、落ちの妙味があると思うのですが、染二は、この緩急が、ほとんどなかったですね。あとで、本人も、前半部について、反省の言葉を述べていましたが。特に、今日は、いつにも増して、テンションが上がっていたようですので、コントロールが効かなかったのかもしれません。本日の絶品が、「遊山船」。「遊山船」の最高傑作の一つという認識を持ってはいるのですが、その中でも、更にいい出来だったのではないでしょうか。背が低いので、欄干から顔を出すために、寝ている人の頭を踏む下りは、今まであったっけ? とにかく、二人のわぁわぁ感が、最高の聴かせどころで、橋の上の喧騒を、それを通じて、体感することができました。「地獄八景」は、当日になってからのネタ出し。染丸のする軽業小屋から入るのではなく、鯖を食べた男からスタートしました。最後は、閻魔の庁のお裁きが始まる前までということで、全長45分にはなってなかったです。「地獄八景」の場合は、ギャグの繰り返しですから、今日の染二のテンションで持ちました。やはり、今日は、疲労が回復しておらず、じっくり落語を聴くという状況にはなってなかったようです。「莨の火」では、小判をまくあたりから、ぼーっとしだし、「地獄八景」では、「三塗の川の渡船」から「地獄の興行街」の途中まで、意識がなくなっております。




2009年 8月 22日(土)午前 8時 46分

 まだまだ寝不足が解消していません。一昨晩は、眠いのにも拘わらず、夜更かしをして、トルコで買ってきたCDを聴いたり、DVDを見たりしていました。自業自得です。なんせ、昨日は、雀のおやどでの講談毎日亭の最終日なんですから、夜更かしをしている場合ではないのですが、しちゃいました。そして、案の定と思える状態になっちゃいました。突然、眠りに落ちてしまうのです。落ちるという感覚です。南青の「荒木又右衛門」は、仇を、流言の計で逃亡経路を、思うに任せてコントロールし、無事、鍵屋の辻で仇討ちに成功しました。が、いざ仇討ちというところで、がくっと落ちてしまいました。南湖の「片桐且元」は、大野三兄弟により、秀頼側近から外された片桐ですが、そこで、急に、真田幸村を呼びに行き、「真田の入城」となり、真田軍の戦いぶりが延々と語られていきますが、片桐が出てこない、これは、どういう話なのかわからないまま、落ちてしまいました。この3日間、最もダウンすることの多かった南湖の高座。最後まで、片桐且元とは、いかなる人物か把握できないままに終わってしまいました。ここでのダウンが、最後の南海の高座にも影響。前半は、ボーっとしたまま。昨日は、三代目南陵の話。主たる話は、戦争で九死に一生を得た話。これは、南海さんを始め、弟子は、直接、師匠から聞いている部分が多くありますから、迫真性が高いところですが、ここでもぽかっと抜けています。中国戦線の前半部です。最後の突撃の話は、南湖の話でもって聴いたこともありましたので、抜けた部分が、返す返すも惜しいことです。そないで、今回は、体調が整わないままの参加。悔しいのですが、考えてみれば、今回は、参加できただけで幸せな気分ですから、悔しい思いは忘れることにしましょう。




2009年 8月 20日(木)午後 10時 7分

 暑い日です。この蒸し暑さは、ホントきついですね。そのようななか、今日から、仕事に復帰です。なかなかきつい1日でしたが、夜は、きっちり雀のおやどに出向きました。講談毎日亭の6日目がありました。明日が最終日だということで、話が詰まってきていま す。南青の「荒木又右衛門」は、仇につながる人物を付け回し、逆に狙われ返されたのをはねのけ、その男らの追求を続けています。南湖の「片桐且元」は、秀頼追求が強まってきたのでしょうか? でしょうかなのです。と言いますのも、今日は、ここでダウンです。寝不足が解消してなくて、まずいぞと思っていたのが、ここで出てしまいました。南海の「上方講談物語」は、二代目南陵の続きでした。昨日、初代南陵の元に戻り、小南陵を襲名して終わりましたが、今日は、初代が、南陵の名を二代目に譲り、自身は、隠居名一堂を名乗ります。30でこぼこで、南陵襲名だそうです。大名人だったと言われる二代目の実力を、初代はしっかりと認識していたのでしょう。そして、二代目南陵は、独自の「難波戦記」を編み出し、それが、「大阪新報」に連載されていきます。今日は、南海さんは、当時の講釈師の番付表とともに、「大阪新報」の現物も持参し披露してくれました。その「大阪新報」は、亡き桂吉朝が手に入れたものを譲られたそうです。これが、ちょっといい話で、胸が熱くなっちゃいました。終盤で、二代目の結婚、そして、三代目の誕生が触れられ、いよいよ明日の大団円は、毎日亭を続ける三人の講釈師さんの師匠三代目南陵のパートに入っていきます。なお、三代目が、最初にもらった名前が、なんと旭堂南海だそうです。




2009年 8月 20日(木)午前 6時 52分

 昨日の朝、8時半頃に関空に到着。予想通りの暑い日本の夏。ちょうど日本を発つときが、涼しい時期だったものですから、余計に強烈に感じたのですが、慣れてくると、毎年の強烈さに比べて、若干柔かなっていう感じになってきました。トルコもそうでしたが、多 少なりとも変わった夏なのでしょうか。帰国の日は、毎度のごとく、時間が早く経過します。寝不足なもので、少し昼寝をすると、簡単に夕方です。弟の家に土産を持って行き、その足で、そのまま鶴橋へ直行しました。先週の土曜日から、雀のおやどで、「講談毎日亭」が始まっているのです。毎年、8月の「講談毎日亭」は、トルコにいるために、行くことができてなかったのですが、今年は、お盆の時期にずれこんだおかげで、後半の3日間通うことができるのです。南青は「荒木又右衛門」、仇討ちの原因となる話が、冒頭で触れられたのですが、人物名が複雑で、よく分かりませんでした。南湖は、「片桐且元」、秀頼に仕える重臣の物語です。「国家安康」の事件が前回だったようで、怒った家康に申し開きに行くが、なかなか会ってもらえず、その内に、家康側から、片桐懐柔に向け、花嫁をあてがっていこうとする話でした。南海は、「上方講談物語」。三代目南陵の著作を基に、南海が講談として組み立てたもの。昨日は、後の二代目南陵の生まれから、最初の師匠への入門、南陵門下へ、大阪でしくじったため東京へ。それから、ようやく大阪に戻り、小南陵襲名、南陵と養子縁組をするまででした。この話が、なかなかおもしろいです。一番の楽しみとなったところです。




2009年 7月 28日(月)午前 0時 17分

 韓国ドラマ「サムデイ」を観たあと、もう、新たなドラマを見出すと、トルコに行ってしまう関係上、間が飛んでしまいますので、映画を見ることにしました。チャ・テヒョン主演ということで、以前から目を付けていた「覆面ダルホ 〜演歌の花道〜」です。ロックバンドを組んでいたポン・ダルホが、ソウルの弱小芸能にスカウトされます。ロック歌手を目指していたダルホは、まさか演歌(トロット)デビューのために、スカウトされたとは思わず、契約をしてしまい後悔をします。そのようなときに、その弱小芸能プロで、歌手として活動しているチャ・ソヨン(イ・ソヨン)と出会います。やがて、二人の仲は親密になるのですが、歌がうまいわけではないチャ・ソヨンは、母親の看病のためもあり、歌手を辞め、故郷に帰っていき、ダルホとも疎遠になっていきます。その頃に、ダルホに、テレビの仕事が入ってくるのですが、演歌歌手という姿で出ることを恥じ、とっさに覆面をして歌いますが、これが大当たり。スター街道を走り出しますが、ずっと覆面をしたまま。相変わらず、覆面を取れないのですが、その気持ちを悟ったのか、チャ・ソヨンがソウルに出てきて意見をしてから、ダルホの心に変化が見られ出します。演歌にも伝えようとしているものがあることに気づいたダルホは、年末の歌謡大賞生放送の舞台で、覆面を取り、そして、大切な女性がいることを告白します。とっても、くさい筋立てですが、チャ・テヒョンの軽妙な演技、マドンナ役のイ・ソヨンの美しさ、周りを固めた達者な役者陣のおかげで、素直に、アハハと楽しめる心地よい作品になっています。チャ・テヒョンは、自分で歌ってるんですね。そしたら、この人、すごいわ。演歌もロックもやっちゃうんだから。
 夜は、トルコ旅行前最後の繁昌亭です。今日は、「お笑い怪談噺の夕べvol.3〜ホンモノのユーレイも出まぁーす!〜」と銘打った福笑の主宰する会があったのです。この会は、例年、黄紺がトルコに出かけてからあるもので、今回初めて覗くことができました。昨日の梅団治の会も、そうでしたから、だいぶとラッキーです、今年は。ただ、同じ会を、計5回も用意した関係か、客の入りは、結構寂しいものとなりました。舞台には、墓場と見える簡易セットがしつらえてありました。番組は、たま「ホスピタル」、染雀「腕喰い」、米左「猫の忠信」、(中入り)、南鱗「応挙と幽霊の花魁」、福笑「真田山慕情」というもので、幽霊の出てくる噺や、怪奇系の噺、化け物系の噺と、頑張って、同系統のネタをかき集めてくれたばかりか、新作の怪談噺も用意されていました。「ホスピタル」は、最近、聴く機会が増えています。季節柄かけやすいのでしょう。なまはげの部分だけは、ちょっと引き気味になるのは、毎度のこと。「腕喰い」は、久しぶりに聞きました。染雀が、型通りに進めると、そないなところは踏襲しなくてもいいのにと思ってしまいます。他のところで、いろいろと見せ場を作れる人だからでしょう。「すねかじり」と掛けたいために、ネタが生まれたのでしょうか、変てこりんな怪奇ものです。米左の「猫の忠信」は、初遭遇。相変わらず、気のないマクラをしゃべってから、本題へ。特有の大きな声が入るのは勘弁して欲しいのですが、すごくきれいに流れていたのが印象的。おまけに、芝居がかったときの台詞回しが良く、これを聴けたのは、大きな収穫でした。南鱗のネタは、2回目かな? 前のときも半寝、今回も半寝、いいかげんにしないとあきません。「真田山慕情」は、この会のために、福笑が書いたんじゃないかな、確か、去年か、一昨年か。不義密通を重ねる女の弱みにつけ込み、金をせびり、挙げ句の果てには、金の出所をお上にちくり、当の女を刑死させた夫婦の元へと、死んだ女が化けて出るという筋立て。徐々に照明を落としていって、ついには真っ暗に、そこへ、染雀扮する幽霊が出てくる仕掛け。これをするためのネタ作りですので、ネタ自体は複雑な噺ではありません。いいネタ、いい演者が揃い、これだけの客かよと思う、もったいない会です。




2009年 7月 27日(月)午前 0時 16分

 今日は、繁昌亭デイ、昼席と夜席両方を覗くという行動に出ました。昼席は、トリが雀三郎、中トリが都丸と、米朝一門の大御所が占め、そこへ、東京から円丈が来演、色物として南海さん、若手ではよね吉が出るというのでは、外せないとなるわけです。残念なのは、日曜日だけ欠席という笑子と、選挙前の生々しい時期に、竹丸の「立候補」が聴けないことですが、贅沢を言っちゃいけませんね。番組は、染太「動物園」、文鹿「延陽伯」、吉次「一眼国」、千田やすし「腹話術」、文昇「二人癖」、都丸「宿題」、(中入り)、南海「講談:秀吉と利休」、円丈「ガマの油」、よね吉「七段目」、雀三郎「ちしゃ医者」となりました。染太は、予定通り。文鹿は、二番手としてのキャリアを感じるゆとりのある口演に拍手。吉次は、珍しいネタ。でも、半寝で聴いちゃいました。それは、文昇まで持ち越しました。都丸は、お酒の噺ではなく、今日は、三枝作品でした。客席の盛り上がりは大変なものでした。南海さんは、繁昌亭ヴァージョンの高座。客いじりをしたりで、講談の入る漫談っていうところかな。円丈は、今年で45年になると言ってました。まさかの古典「ガマの油」の変形ネタ。本来の口上まで披露してくれました。大阪の、そして、落語慣れをしていない客多しを前提にしてのネタ選びと思われます。「七段目」は、2階での芝居のやり取りは少なめ。「七段目」には入らず、丁稚は、2階から落ちてしまいました。雀三郎は、酒のネタが、円丈のところで出てしまったからでしょうか、「ちしゃ医者」でした。「流れ星」の部分はカットされました。そんなで、なかなかお腹いっぱいになるメニューに、かなり満足度の高い昼席となりました。
 昼席が終わると、例のごとく、南森町のネットカフェで時間調整。夜席は、「第3回桂梅團治のこれ独演会?」がありました。今まで、この会は、黄紺がトルコに旅立った直後に行われていましたので、今回が、初めてとなります。うまくしたのは、今回のゲストが、柳亭市馬、なんとラッキーなことでしょう。ましてや二席です。そないな会の番組は、梅団治「子ほめ」、市馬「かぼちゃ屋」、梅団治「宇治の芝舟」、(中入り)、梅団治「寝床」、市馬「百川」というもので、ゲストがトリをとるという珍しいシステムを採っている会なのです。「子ほめ」は、当然、春団治ヴァージョンですが、微妙に違うところが、幾つか出てきました。年齢を尋ねるのが、80から1万まで飛んだり、伊勢屋の番頭に、年齢を尋ねても、45と聞いたあと、「そりゃ、お若こうみえる」で切り上げたりという具合。梅団治のキャラが、全面に出た「子ほめ」で、なかなか記憶に残りそうな好演でした。「かぼちゃ屋」は、与太郎もの、内容的には、大阪の「みかん屋」。ものがものだけに、2回目も同じように買ってくれるわけではないところが、大きく違います。そんな中で、歳を聞かれ下げとなります。「百川」は、あまり好きではない噺なんで、市馬の口演では、こちらの方が気に入りました。市馬の与太郎は、危ない表し方を避け気味。時々、ウイットが効くようなことを言ったりしますので、わりと抵抗感なく聴くことができました。「宇治の芝舟」は、今夏2回目となりますが、いずれも梅団治の口演。文紅の師匠の文団治がしていたのを、春団治がもらったものと、梅団治は言ってました。このネタは、宇治の場面を大事にして欲しいですね。次元が変わるような雰囲気を出して欲しいものです。あの場面を表すには、残念ながら梅団治の声は合わないです。「寝床」は、始まる前に、「他の人のする場合と、長さが違います」「ぜひ、他の人のするものも聴いて下さい」と、わざわざ断ってから、スタートしました。誰だったか忘れてしまいましたが、梅団治と同じことをしてました。町内、長屋の人たちは来ないと聴き終わったところから、スタートしましたし、町内の人や長屋の人が、あとから来るときの言い訳も、全てカットです。確かに、このネタの省略型を作るなら、そういうことなんでしょうが。だけど、カットされたところを惜しくなるのです。「百川」は、今年、さん喬で聴いているので、2度目。ちょっとした聞き間違いの噺。なかなか好きにはなれないのです、黄紺は。田舎の女性の表し方は、さん喬にまいっています。だけど、市馬は声がいいですね。その安心感が、ともかくも何よりです。
 いよいよ、トルコ行きが近づいているなか、それに間に合うように、韓国ドラマ「サムデイ」を見終わりました。ペ・ドゥナ出演というのが、黄紺をして選ばせた、最大の原因。そのペ・ドゥナが、日本人の母親と韓国人の父親のハーフという役柄で、役名も「山口はな」という日本名で、ふんだんに名古屋ロケが出てきます。それを見ていて、一目で、韓国から日本に移ることが解ります。似通っているようで、でも、街の風景は、一目で解るのです。もちろん、文字での判断なんかじゃないですよ。ペ・ドゥナは、親に捨てられたという経験を持つ漫画家。愛を知らない女性として登場しますし、そのためか、台詞を、極端に抑えるという手法が目に付きます。でも、ペ・ドゥナは、目の動き、表情で感情を、らしく描いていきます。やっぱ、お気に入りの女優さんです。そのペ・ドゥナと心の交流を持つようになるなる青年イム・ソンマン(イ・ジヌク)は、父親が犯し、且つ亡くなってしまうという経験を持ちます。その二人と出会っていく病院院長コ・ジンピョ(キム・ミンジュン)は、「山口はな」のファンだということもあり、結婚を考えていきます。そのジンピョとの長い付き合いのなか、愛しい気持ちを持ち続けている女が、ユン・ヘヨン(オ・ユナ)。この人は、コンテンツ企画会社理事という、とっても切れ味抜群のキャリア女性。この4人がおりなす人間模様なんだけど、基本は、愛をなくした、愛を奪われた人間たちの再生の物語です。ただ、その二人、山口はなとソンマンが、愛を育むシーンが弱いですね。ですから、愛の再生を、この二人が口にしても、弱い。コ・ジンピョの愛の感じ方も、描き切れたいません。ですから、この人が、山口はなに接近する姿が、観ていて馴染めなかったですね。キム・ミンジュンは、とても紳士で、かっこよいことは、よ〜く解ったドラマですが、その役柄が気に入ったというわけではありません。キャラ的に気に入ったのは、ユン・ヘヨンです。とても頭が良く、冷静な判断も見事だけど、コ・ジンピョを、一途に思い続け、人知れず心乱しているっていうところが、いいっすね。心乱れてても、頭で考える人だから、制御が効き過ぎるところに、観ている者の心を捉えます。ただ、キャリア組だということを表す手段として、衣装が派手すぎ。これが、韓流ってやつかなと思ってしまいました。観ている途中から、なんで、ペ・ドゥナは、こないなドラマに出るのだろうと、不思議な気持ちになってきました。「ローズマリー」もそうでしたが、とにかく固定したキャラを避けようという意図がありありで、、、。でも、あんたは、一定のキャラを出せる、大変な女優さんだよって言いたくなってしまいます。キム・ミンジュンは、知的な役柄って、わりかしいいじゃんっていうところです。ただ、このドラマの役柄はいただけません。「アイルランド」でも、変な役をやってましたが、俳優の持っている可能性を引き出したとは思えませんでしたが、でも、何かあると思ってしまう俳優さんです。イ・ジヌクは、「復活」や「ビフォー&アフター整形外科」なんてのに出ているとか。これから、何度も、お目にかかる俳優さんです。オ・ユナは、「乾パン先生とこんぺいとう」「外科医ポン・ダルヒ」などという気になるドラマが控えています。




2009年 7月 26日(日)午前 8時 3分

  大阪市遊歩(11)写真集

 昨日は、午前中、旅行の準備。のんびりとしていたら、旅行前に行くつもりだった医者通いを失念。せっかく、採血したのに、検査結果を聞かないで、出発しなければなりません。もう、サイテーです。ところで、午後からは、NGKと同じビル内にありますヨシモト∞ホールでの「花花寄席」に行ってまいりました。ディープな落語ファンの顔も散見できる約50人の入り。多い方だそうです。番組は、三幸「牛ほめ」、たま「伝説の組長」、10弗「漫才」、染弥「千両みかん」、 (中入り)、文三「悋気の独楽」、おしどり「漫才」となりました。本来は、文三がトリだったのですが、NGKの出番が、きわどく控えているということで、おしどりが、トリに回るという変則的な番組となりました。なかなかのメンバーが揃い、活気と変化のある会となりました。「牛ほめ」は、「普請」を誉めるところのみ。序盤も刈り込み、時間に合わせての高座でしたが、高座が明るくなりました。たまは、まず、ショート落語、ところが、ネタに入ろうとして、困っている。舞台に出てきて、客席を見ると、わりかし濃い落語ファンが来ていたから。どこを焦点に合わせて、落語をすればいいか、戸惑っていたみたい。確かに、落語ファンの、よく見かける顔がありました。そういったことには頓着せず、また、漫才のあとということも、横にして、染弥の「千両みかん」には、驚きました。天満の問屋で、一個だけ残ってましたと、簡単に出してくる型、これは、時間稼ぎにはなりますが、一個の重みが出にくいですね。話全体にも影響します。でも、このネタは、どう扱えば、おもしろくなるのですかね? 黄紺には分からないのです。「悋気の独楽」は、先日の「満腹全席」に比べると、若干控え気味。すると、お竹だけが、目立ってしまい、ちょっとバランスが崩れた感じがしました。難しいところです。
 NGKを出たところから、ウォーキングを始めました。最初は、南の方に下り、天下茶屋辺りを目指そうかと考えていたのですが、夜、息子と呑むこととなり、その時間に合わせやすいかと考え、東を目指し、2時間にならなくても切り上げようかと考えたのですが、結果は失敗。切り上げようにも切り上げにくいところに彷徨い込んでしまい、結局、息子との約束時間に、だいぶと遅れてしまいました。そのコースは、NGK〜黒門市場〜建国寺〜生國魂神社〜源聖寺坂・銀山寺〜菩提寺・法泉寺・圓通寺〜聖バルナバ病院〜弥栄神社〜御幸森天満宮・御幸戎神社〜つるのはし跡碑〜生野区役所〜舎利尊勝寺・生野神社〜JR環状線「寺田町」駅というものとなりました。「つるのはし跡碑」から「桃谷」駅までは、10分もかからないところまで行きながら、まだ早いのではと考え、その先を歩き出して、逃げ場を失ってしまったのでした。これだったら、コリア・タウンに入り、時間調整をすれば良かったと思っても、あとの祭りでした。




2009年 7月 25日(土)午前 4時 49分

  寝屋川市(6)写真集

 昨日は、朝からウォーキング。高宮廃寺という古代寺院跡を訪ねるということを、一つの狙いに、寝屋川市内で、コースを設定してみました。遠回りコースを設定したかげんか、寝屋川駅からは、廃寺の手前にあります高宮神社までですら、40分以上を要しました。礎石くらいは残ってるかもの期待も虚しく、跡地には、廃寺を表すものは何もなく、替わりに、その後に建造された大杜御祖神社の社殿があるばかりでしたが、古代の大伽藍跡ということで、寝屋川市は保存に努めているようです。再現図なども、現地には用意されており、ただ者ではない規模を再確認しました。ただ、現在の高宮地区は、寝屋川の中心からも離れており、決して地の利がいいところとは言えないところです。ということは、察するに、河内湖岸近くに位置してたのではないかと想像していますが、当たっているかどうかは分かりません。そして、高宮地区というところが、素敵なところです。時間が、どこかで止まってしまったかのような地区、そないな地域が、かなり広がっているのです。ところが、この地区を少し離れると、そこは、現在、第2京阪国道の工事現場。家の少ないところを狙っての道路設定なんでしょうが、景観が台無しです。20年ほど前の様子を、よく知る者からすると、愕然とせざるをえませんでした。最終的に、コースは、京阪「寝屋川市」駅〜大阪電気通信大学〜秋玄寺〜高宮神社〜大蛇の井戸〜高宮廃寺・大杜御祖神社神社〜讃良川・新家地区〜南寝屋川公園〜岡部川〜白菊大神社〜萱島東緑道〜からくる親水公園〜京阪「萱島」駅というものでした。昨日は、気温は高いのですが、わりかし湿度が低かったものですから、汗でべとつかず、まるでトルコをぶらついている感じでした。あと数日後にいるトルコの先取りです。
 夜は、いくつかの候補の中から、とっても小さな落語会に行ってみました。会自体が、どのような性格のものかが把握しにくいものは避けるようにしているのですが、佐ん吉の会ということで、ふらっと、その気になってしまいました。上六の「ガットネロ」というカフェが会場でした。銘打って、「上方黒猫亭〜佐ん吉ピアノ寄席〜」、「ピアノ寄席」などという文字が、パンフレットに記されていましたので、佐ん吉が、ピアノでも弾くのかと思ったりもしたのですが、実際は、ピアノの上が高座になっていたのです。カフェのオーナーの亡くなられたご主人が、大の落語好きで、病気で、佐ん吉の落語を聴いてもらうという計画を練ったのだが、それが実現する前に亡くなられたということで、ならばカフェで落語会をして追善しようとなったと、当のカフェのオーナー氏は言われていました。客は、ですから、個人的に集められたっていったところに、黄紺は迷いこんでしまいました。一番避けたいパターンにはまりこんでしまったぞの実感ですが、そこは、佐ん吉、思いがけないネタも出してくれて、短めの会ではあったのですが、佐ん吉の意欲や質の高さを実感できました。番組は、佐ん吉の2席だけで、「田楽食い」「一文笛」が出されました。「田楽食い」の前段の、金を持ってないことを言い合う部分が、たっぷりめ。後段の「ん廻し」の部分には、オリジナル作品も入っていたようでした。「パンプキン」は、誰が考え出したのかな。賑やかで、若い者が、わいわい遊んでる罪のなさのような感じが出ていて、なかなか素晴らしい仕上がりです。それに対して、「一文笛」は、冒頭に出てくる煙草入れの持ち主や、主人公のスリに対し、説教をする兄貴分、この二人の貫禄とか、落ち着きのようなものが出れば、良くなるんじゃないかな。歳を経て成長する時間のかかるネタです。




2009年 7月 23日(木)午後 10時 56分

 昨日は、落語会に行こうというものがなかったということもあり、医者通いを兼ね、家に直行。すると、夜中に目が覚め、寝不足状態で出勤。幸い、軽めの仕事の日で、大助かり。そして、夜は、久しぶりに繁昌亭に行きました。今夜は、「桂歌之助独演会 空の蔵から総ざらい〜ほんのシャレやがな〜」があったのです。番組は、佐ん吉「狸賽」、歌之助「しびんの花活け」、歌之助・佐ん吉「楽屋風景」「踊り」、歌之助「小倉船」、(中入り)、歌之助「次のご用日」というものでしたが、最初からのネタ出しは、最後の「次のご用日」だけ。中入り前に、「小倉船」が出たときには、びっくりでした。その前の楽屋風景は、生着替えを兼ねていますが、袴を履きだしたものですから、動きの大きなものを出そうとしているなと思ったのですが、「小倉船」が出るとは、マクラで、猩々の話をしだすまで、想像さえしませんでした。ただ、はっきり書きますが、「小倉船」の出来は良くなかったです。歌之助は、「七段目」でもそうですが、芝居がかってくると、テンポが落ちます。意図的に落としているというより、自分ならのテンポが決まっており、そのインテンポ状態で進めていくのです。「小倉船」は、海の奥深く流れて行ってからは、めくるめく、思いがけないシーンが展開していきます。その変化の激しいところで、一つ一つの場面を見せるより、思いがけないシーンの連続を手際よく続けるところに、後半は生きてきます。そこで、テンポを落とされると興ざめっていう感じを持ってしまうのです。「次のご用日」も、以前に聴いたときに比べると、乗り切れない口演でした。真夏のてかてかに光って、汗が滴るような暑さが出ていないのです。「あ」の恐怖の背景にある、どうしようもない夏の昼下がりの暑さ、くらくらするような暑さがあってこそ、「あ」の恐怖を実感でき、とーやんの恐怖を納得できるというものです。その描写が足りない気がします。物売りの声も、そこのところを染み込ませる努力なしでは、その効果は出てこないと思います。「しびんの花活け」で、さすが歌之助と思わせた力量が、急に萎んだ印象を受けてしまいました。「小倉船」ベストは、米団治に染丸なんでしょうね、現在。「次のご用日」は、都丸に、若手だと、文三っていうところやなぁなんて考えていました。だいたい、こういうことを考えながら、落語を聴いているときというのは、かなり不満度の高いときですね。




2009年 7月 21日(火)午後 11時 12分

  寝屋川市(5)&枚方市(3)写真集

 今日は、ちょっとだけ時間休をとり、ウォーキングに当てました。最近、週1のペースでしかできていませんでしたから、体力が衰え気味でしたので、余裕のあるときには、こないなことをして、体力増強に努めようの魂胆です。とにかく、汗をかくのが気持ちいいのです。雨に悩まされましたが、かつてどしゃ降りのなか歩いたときのことを考えると、今日の雨などはかわいいものです。今日のコース設定は、途中、知人に渡さねばならないものがあるということで、次のようなものになりました。だいたい考えていた通りのコースになったかなの思いです。京阪「香里園」駅〜友呂岐神社〜護国不動尊〜蹉だ山公園〜(知人にお届けの品)〜以楽公園〜山田神社〜藤田川〜天野川藤田橋〜村野南町公園〜前田橋〜京阪「村野」駅というのが、最終コースです。考えてみれば、寝屋川市から枚方市にかけての高級住宅街ツアーと相成りました。そういったコース設定を、わざわざ考案したというより、お届け場所が中間点あたりにきて、そして、歴史的な遺物を辿りながら歩くと、結果的に、そのようなものになったというところです。この辺りは、わりかし車などで、昔から通る機会が多いながらも、個々のポイントの位置関係やら、ポイントの周辺部の様子は、今日初めて知ったというところが多かったような気がします。山田神社から村野へ抜ける道は、枚方市駅に向かう道を横切りますが、それぞれの位置関係は、今日知ったっていうところですし、村野方向に入ると、一挙にのどかになります。この変化は、正直驚きました。天野川沿いっていうのは、この辺りでは、周りから取り残された感じ、それがいいですね。
 今日は、ウォーキングのあと、寝不足もあり、いつもに増して、疲れが残りました。そのようななか、当初の予定通り、ワッハの4階でありました落語会に出かけました。今日は、こちらで、「桂文三満腹全席〜vol.1〜」があったのです。文三の人気は高く、開場を待つ人は、いつも長い列を作っています。本日の番組は、三幸「How to プレイボーイ」、文三「ろくろ首」、阿か枝「竹の水仙」、(中入り)、文三「悋気の独楽」というものでした。「How to プレイボーイ」は、今まで、三幸で、何度か聴いていますが、最後まで聴いたのは、初めてかもしれません。喫茶店で噛み合わないくだりまでが、せいぜいで、男友だちができるなんてところまで聴いたのは、初めてだと思います。阿か枝の「竹の水仙」は久しぶり。丁寧に話を積み上げていってくれます。派手さはないですが、次に、どのような展開を見せるか、聴く者を引きつける力があります。釈ネタの重要なポイントです。文三は、繁昌亭での襲名披露興行を終えたところ。かなり大変だったみたいというのが、話の端々に出てきます。襲名披露も何も分からないで、繁昌亭に来た客も多かったよう。すると、文三の前に、ビッグネームが続き、そのあとに出なければならない、襲名の何たるかがわかってない客にとっては、何だ、こいつはとなるようです。そないな苦労話を長くするためか、一つ目は、軽く「ろくろ首」を選びました。文三は、「文枝がよくやってました」「普通とは違う下げを使ってました」と言ってましたが、黄紺は、文枝の「ろくろ首」は聴いたことはないのです。持ちネタだと聞いても、意外な感じがしてしまうほどです。文三の「悋気の独楽」は、初めてです。定吉が、饅頭を食べて、本当の話をしているところで、危ない場面があったのですが、このネタの最高傑作の一つに数えることのできるスーパーな出来上がりです。動物的獰猛さで、ご寮さんの味方をするお竹、ご寮さんも、定吉に、手を出しかねない、それに対し、怯える定吉が、真実をゲロし、独楽を回す、この演出は、おかしい、とっても笑えるものでした。青白く、悋気の極みを見せ、永遠の名演を残した故春蝶以来の名演に遭遇しました。




2009年 7月 20日(月)午後 11時 51分

  大阪市遊歩(10)写真集

 今日は、家を、9時10分に出て、大阪の九条にあります映画館「シネ・ヌーヴォ」を目指しました。こちらの2階で上映されていますアモス・ギタイ監督監督作品を2本見るためです。アモス・ギタイ監督監督は、イスラエルの監督で、パレスチナ問題をテーマに、映画を撮っている人です。まず1本目は、「フリーゾーン」という映画でした。冒頭、エルサレムの街角で、若い女が車の中で泣いています。あとから判るのですが、戦争に行き恋人が、パレスチナ人の女性をレイプしたらしいことを知り、別れてきたところです。その女の子が乗っている車の運転手が、これから、ヨルダンに行くというのでついて行きます。その女の子は、母親がユダヤ人でなかったために、ユダヤ人と認められなかったアメリカ国籍の女性です。運転手は、ケガをした夫に代わって、ヨルダンに仕事の金を受け取りに行くのです。ところが、金の出し手であるアメリカ人(実は国から逃れたパレスチナ人)が、息子とのトラブル(この内実が不明確)で金を持って来ていないわ、おまけに金を持ち逃げしてしまっています。それを追いかける女三人、ユダヤ人と認められなかったアメリカ国籍の女、イスラエル国籍のユダヤ人、そして、夫がアメリカ国籍のパレスチナ人の女性、彼女はヨルダン人なのか、その3人が、金を持ち逃げした息子を追いかけ、イスラエルとの国境にやって来ますが、国境手続きで、あとの二人が、延々と揉めだします。その内に、ユダヤ人と認められなかったアメリカ国籍の女の子は、さっさとイスラエルに向かって走り出していました。だが、二人の議論は終わりそうにはありませんでした。なんか、最後のシーンで、パレスチナ情勢を表そうとしているのでしょうか? 一方で、「フリーゾーン」と言われる場所が、イラク、ヨルダン、シリア三国が交差するところに設定されており、アラブ諸国民が集い、しかも、ヨルダン経由でやってきたイスラエル国籍の人たちも、フリートレードを目指してやってきて、その地域は、立派に成立しているという現実を突きつけています。パレスチナの問題は、いったい誰のためにあるのか、そないなことを突きつけているように思いました。ヨルダン人の役は、「シリアの花嫁」にも出てました知的な風貌が魅力の、パレスチナ人女優ヒアム・アッバスでした。
 引き続き、シネ・ヌーヴォの2階で、アモス・ギタイ監督の映画「ケドマ 戦渦の起源」を見ました。いきなり、ヨーロッパのどこからかパレスチナに向かうユダヤ人の帰還船の中から始まります。船中で話されていることからして、ホロコーストから、命からがら逃れてきた人たちが、ほとんどのようです。ようやく上陸しても、まだイギリス統治の時代のようで、非合法な手段で上陸する者には銃撃で対応していた時代です。それを逃れ、荒れた大地をさまよい、彼らは、キブツを目指しますが、先行のユダヤ人と合同した彼らを待っていたのは、アラブ人の強制退去に向かう戦いでした。そういった過程で、せっかくホロコーストから逃れてきた人たちの命も失われていきますし、また、多くのアラブ人を殺したり、家から追い出していきます。その戦いが一段落をしたときに、一人のユダヤ人が、半狂乱になり、自分たちの人生について疑問を呈します。「ユダヤ教」に対する批判的な言葉も出てきます。そういった男も、他のユダヤ人と一緒に、車に乗せられ運ばれていきますが、それで、その男は、イスラエル社会で生きていけるのでしょうが、命を救われたということは、イスラエル的生き方を強制されたということなのでしょう。この最初がおかしいんだと、イスラエル社会内部からの告発の映画ですね、これは。自分的には、「フリーゾーン」よりは、こちらの方を気に入ったかなっていうところです。
 映画を2本見終わると、今度は、シネ・ヌーヴォを起点に、ウォーキングに出発です。今日は、九条から弁天町へ向かい、少しでも大阪港に近づこうというコース設定ですが、途中にある神社を、寄り道場所に設定し、コースに色合いを付けようとしたため、直線距離で行けば、こないにはかからないところだったのですが、そないなことで、存外、遠くまでは行けませんでした。ただ嬉しいことに、この季節は、丁度、夏祭りのシーズンだったことです。特に、三社神社は、今日が宵宮だということで、夜店の準備中でした。ということで、最終的にコースは、シネ・ヌーヴォ〜阪神「九条」駅〜JR環状線・地下鉄中央線「弁天町」〜波除公園〜三社神社〜尻無川水門〜福崎住吉神社〜三先天満宮〜三津神社〜湊屋住吉神社〜大阪プール〜地下鉄中央線「朝潮橋」駅というものとなりました。三津神社でも、中高生の女の子が、獅子舞の練習をしていました。えらく気合いが入っていました。こないなものが残っているところが、まだまだあるのですね。
 ウォーキングのあとは、地下鉄で堺筋本町経由で日本橋へ移動です。「夏休み文楽特別公演」第3部が始まるのが7時ですので、それまで、1時間半近く、日本橋駅上のネットカフェで時間調整です。第3部は、「天変斯止嵐后晴」がありました。これは、シェークスピアの「テンペスト」の翻案物です。おどろおどろしいというイメージのあるこの作品を、どのように料理するのか、ありうる選択かと思い楽しみにして行きましたが、幕開けでは、嫌が応にも期待は膨らんだのですが、、、。幕が開きますと、舞台に三味線方が並び、それに琴が一台。これに意表を突かれます。そして、嵐の音楽を奏するのですが、それが、現代音楽ばりの演奏で、いや、文楽の演奏法を取り入れると、そのように聞こえるのかもしれませんが、これが、とってもいい。でも、そこまでってところかな。シェークスピアの無限に続くかのような物語構成の単純化が気に入りません。巡るめく展開する話の重なり具合が、単純化されてしまってる。話を次から次へと展開させる狂言回し役の妖精、これは、シェークスピアお得意の配役ですが、こいつに魅力が、あまり感じない。単純化してしまったから、その魅力が失せたのかもしれません。それに、おどろおどろしさに欠けるんです。舞台が広いのも、空間の使い方が拡散して、そういった雰囲気を出せてない原因でしょう。ならば、もっと、装置でごちゃつかせる、わけもなく異形の怪物を出すなりの工夫が欲しいのですが、ダメでしたねぇ。山田庄一が、脚本・演出を担当したようですが、文楽関係の人じゃなくって、演劇関係の人を喚んでくるような大胆さが欲しいです。音楽の斬新さに比べて、脚本、大道具なんかに不満を感じましたから。




2009年 7月 20日(月)午前 7時 55分

 昨日は、文楽デーです。夏休み特別公演が始まっています。昨日は、3部構成の内、第1部と第2部を連続で観ました。まず、第1部は、「親子劇場」と称し、会場には、多くの小学生が詰めかけていました。番組も、こども向けということで、次のような番組が組まれました。「五条橋」「解説:文楽へのご案内」「化競丑満鐘〜箱根先化住居の段〜」。「五条橋」は、「鬼一法眼三略巻」の中のお話ですが、牛若丸と弁慶の出会いの挿話が文楽になったもの。前にも一度見ていますが、そないにたいそうな、また変わった殺陣があるわけではありません。話は、誰でも知っている、分かりやすいということで入ったのでしょう。「化競丑満鐘」は、1982年以来の登場だそうで、立派な古典だということで、この第1部の目玉ですが、話は、文楽で、よくあるお家騒動。それを、登場人物を、動物にしたり、化け物にしただけというもの。姫をかくまっていたら、それを殺せと言う。姫の替わりに、妻の首を差し出し、忠義を認められる、このようにだけ書くと、普通の文楽の演目になります。ただ、おもしろかったのは、替わりに差し出された首が、雪女のものだったから、溶けてしまい、偽の首だとばれるくだりです。あとは、姫が、ろくろ首だから、首が伸びるのと、忠義を認める上司の侍が、鷺なものだから、宙乗りが出てきました。大きな月を背景に、鷺がゆっくりと舞い降りては来たのですが、太夫さんの詞に、「真如の月」とあるんだけどと突っ込んでしまいました。ま、登場するのが、全部人間ではないというのがミソなんでしょうが、小学生には分からんかったでしょうね。
 第1部が終わったのが、1時10分、第2部開演が、2時ということで、この時間を利用して、お昼ご飯を食べました。最近、ようやく日本橋界隈で、こういったときの食事の場所を見つけました。第2部は、「名作劇場」を謳うのが恒例。今年は、「生写朝顔話」という夏ならではの演目の登場です。今まで、一部は観たことがあったのですが、朝顔(深雪)と阿曾次郎の出会いから見たのは、初めてです。この物語は、この二人の物語ではなく、大内家のお家騒動がテーマだということですが、今回も、この二人がらみの部分だけを抜き出して行われるほど、やはり、この二人の物語がおもしろいのでしょう。昨日は、「宇治川蛍狩りの段」「明石浦船別れの段」「浜松小屋の段」「嶋田宿笑い薬の段」「宿屋の段」「大井川の段」が上演されました。最初の2つが、お嬢様の深雪、「浜松小屋の段」からあとが、家を飛び出した朝顔が、流浪の身になり現れます。話としては、お嬢様のところよりは、流浪の身、更には、失明した朝顔が出てきた方が、話がダイナミックに動きますから、俄然おもしろくなっていきます。みすぼらしい藁屋い住まいの朝顔と、忠義の浅香が再会する「浜松小屋の段」と、盲目の朝顔と、名を変えた阿曾次郎が再会するのですが、名のれずに別れてしまう「宿屋の段」の間が、「嶋田宿笑い薬の段」というチャリ場です。今回のチャリ場は、なんと住太夫さんの担当。そして、「宿屋の段」の「切」を嶋太夫さん。これは、これで、貴重なものを聴けたから、いいことはいいんだけど、願わくば、こんじょ逆を聴きたかったな。さすがの住太夫も、リズミカルなチャリ場はきつい。一方、愁嘆場を語るには、嶋太夫は、住太夫の繊細さ、心に沁みる泣きが足らないのです。今、最高の太夫さんお二人、贅沢を言わせてもらえば、逆ですね。人形遣いでは、吉田蓑助さんが、なんで人気があるのか、今頃になって解った気分です。昨日は、朝顔をされたのですが、バランスが良いのは当然でしょうが、台詞のないときに反応する体のバランスが、すげーと感動です。そないなこんなで、前に見たときには、さほど感じなかった感動なんてものを、昨日は感じちゃいました。




2009年 7月 19日(日)午前 3時 12分

  大阪市遊歩(9)写真集

 3連休の初日は、落語会とウォーキングに当てました。あわよくば、もうちょっと欲張った計画もあったのですが、朝の6時半くらいから、二度寝をしてしまい、午前中は、家の用事で立ち往生。それで、昨日の行動は、二つだけとなりました。落語会は、太融寺での会は、「第53回千朝落語を聴く会」、ウォーキングは、それが終わったら、太融寺を起点に行いました。
 まず、落語会ですが、番組は、しん吉「三人旅」、千朝「小倉船」、銀瓶「宿題」、千朝「質屋蔵」というもので、主宰者千朝は、大作二つを引っさげての登場だったのですが、今日は、冷えすぎたクーラーを浴び、一挙に疲れが出たみたいで、穏やかな千朝の口調が、いい心持ちへと誘ってしまい、よりによって千朝の高座の一部が飛んでいます。特に、「小倉船」を、千朝はネタにしてたのかという思いでいましたから、かなり口惜しいのです。銀瓶は、「宿題」で使う問題を出す順序を、一つずつ後ろにずらし、一番最初の問題は、聴いたことのない「ハンカチを持っている人」「チリ紙を持っている人」という問題にしていましたが、いつもの3つの問題を使ったということは、常の型より、問題が一つ多いのです。繰り返しは、3つまでが、やっぱり定石でしょうなというのが感想です。三枝作品の元の型を、どうしていじるのか、黄紺には解せません。トップは、しん吉。しん吉が、石段で上がるなどとは、贅沢ですね。それだけで、セレブな会っていう感じがしちゃいますね。
 太融寺での落語会が終わると、本坊を出たところから、ウォーキング開始です。落語会でも、疲労を自覚しましたが、ウォーキングでも、久しぶりに残り時間が減らないのが、気になりました。やっぱり、それだけ、疲労が蓄積していたっていうことでしょう。コースとしては、太融寺から、一旦南下、中之島を越え、東横堀川の平野橋を、南端とし、その筋を、一挙西進し、中之島の西端を目指し、今度は北上し、福島区に入り、あとは、お時間任せで、最終点を決めようと考えました。結果的に、太融寺〜露天神社(お初天神)〜裁判所〜水晶橋〜栴檀木橋〜今橋〜高麗橋〜平野橋〜江戸掘弁財天社〜湊橋〜上船津橋〜大阪中央卸売市場〜野田戎(恵比須神社)〜地下鉄「玉川」駅・JR環状線「野田」駅〜京阪「中之島」駅というコースとなりました。夏の強烈な西陽に負けるかと思いましたが、歩き出すと、わりかしいい風を浴び、暑さに負けるということはなかったのですが、それより、たまっていた疲れに負けそうな感じになりました。やっぱり、この2週間の忙しさ、土日に働いて、代休が1日だけというのは、体に堪えたみたいです。ウォーキング途中、丁度、中之島図書館の横を通りかかったとき、計ったように、知人が出てきたのには、びっくり。暫し、ウォーキングを止めての立ち話。そないな偶然っていうのがあるのですね。




2009年 7月 18日(土)午前 5時 38分

 暑さの続くなか、かなりバテ気味。辛うじて、3連休に逃げ込めたというのが、実感です。そういっただれた体を引っさげて、昨夜は、動楽亭に行ってまいりました。小染・あやめという義兄妹の開く落語会「・第1回新世界ネタ下ろし売り市場!」があったからです。番組は、さろめ「犬の目」、あやめ「危険な女たち」、小染「算段の平兵衛」、(中入り)、鶴笑「彦八出世物語」、あやめ「猿後家」ということで、全員、ネタ下ろしという、前代未聞の会となりました。そして、笛もさろめの初担当だったとか。さろめは、生喬に、東京弁に直してもらった「犬の目」をもらったとか。あとから出てきたあやめに拠ると、大阪弁のネイティブ・スピーカーではないさろめには、大阪弁のままの落語、大阪弁の普通の落語を聴かせて、さろめ自身に、東京弁に直させるというように、様々な試みをして、どれが一番いいか、見極めようとしているとか。アイデア・ウーマンのあやめならではの、細やかな配慮です。まず、大きな声で元気よくすることが大切じゃないかな、さろめの場合は。語り口の良さは後回しにして。あやめの一つ目は、バブル期に作ったものを、時間の経過に合わせていじったもの。ディスコでならしたおばさん二人、再現されたディスコに出向いていっての、ドタバタ。ちょっと無理筋の改変はあることはあるのですが、おもしろければ忘れてしまう程度。いろんなところでかけて欲しいネタです。一方、「猿後家」は、えらく正攻法。文枝口調までが、あやめに乗り移っていました。それが決まってるなと思わせるところに、あやめの年輪を感じさせてくれます。小染は、一つだけでした。「算段の平兵衛」は演じ手の少ないネタ。話の展開の意外さだけではなく、村の暗い雰囲気、平兵衛の謎めいたキャラとか、せっかく出会えたのだから、なんでもかんでも欲張った要求を、このネタには出してしまいます。小染の口演には、そういった怪しげな雰囲気を出す繊細さについて、良かったとは言えませんでした。筋立てからして、陰湿な要素のあるネタなんで、その辺の配慮っていうのが欲しいということです。鶴笑は、色もんの新作。コンセプトは、「抜ける」です。紙抜け、ハンガー抜け、囚人服抜け、この3つを披露してくれました。どうやら、ロンドンで覚えた大道芸のようです。その「大道芸」つながりということで、けったいな題をつけたのでした。




2009年 7月 17日(金)午前 4時 37分

 一昨日は、家に直行、夜遊び話の日でした。そして、昨日は、今週に入って2度目となる浪曲鑑賞の日。仕事が、きわきわまであり、開演5分前に、食事もとらずに到着。場所は、トリイ・ホール。昨日は、こちらで、「第5回 TORII浪曲席」があったのですが、このユニットのリーダー、幸いってんは、現在闘病中。生息者数の少ない浪曲界の若手有望株が、信じらんない事態となっています。世の中って、つくづく不公平にできていますね。代演というか、特別出演は、師匠の京山幸枝若が務めました。番組は、春野恵子「田宮坊太郎」、菊池まどか「赤垣源蔵」、京山幸枝若「浮世の平八(仮題)」というものでしたが、昨日の白眉は、幸枝若。百姓の出でありながら、剣術を学んだ男が、村を救うのかなという話。疑問符を付けたのは、クライマックスの手前で切り上げてしまったのです。とにかく、滑稽なのです。瓢逸とした会話が続き、それが、とっても自然で、おかしいのです。なんか、えらいものを見てしまったの感じすらしています。幸枝若というビッグネームを継いだというのは、納得です。今まで聴いてきた浪曲は、ドラマ性を強調するものばかりでしたから、目から鱗です。春野恵子の「田宮坊太郎」は、初めて。今まで、菊池まどかで、2度は聴いているのですが、春野恵子では、初物でしたが、お茶を勧めながら、名を尋ねるくだりや、母親との別れを膨らませて、語られたのを聴いていたのですが、昨日の春野恵子は、そういった盛り上がるところを、手際よく扱い、最後は、仇まで討っちゃいました。ネタ扱いの違いなんてことに、興味を持っちゃいました。「赤垣源蔵」は、菊池まどかベストと思っていた作品だったのですが、なんか、昨日の菊池まどかは、不調。あのよく通る声が、途中でかすれたり、下男が見つけて帰ってくるときって、もっと大きく描いてたじゃないですかと、突っ込みたくなりました。そんなところだったのですが、幸いってん闘病中というのが効いたのでしょうか、いつもにはない客の入りでした。




2009年 7月 14日(火)午後 10時 7分

 今日も、尋常でない暑さ。でも、昨日、この暑さのなか、ウォーキングをしていたかと思うと、なんか自信が湧いてきて、気合いが入ります。でも、実際は疲れていることは確か。無理は禁物です。そないななか、今夜は、ちょっと久しぶりに、講談会です。定例の「天満講談席」が、北区民センターであった日なのです。番組は、南青「楠木の使者」、南湖「家康の毒饅頭」、南海「角屋船の由来」、南華「黒雲のお辰」というものでしたが、南青くんからいただいた案内葉書には、主任は左南陵「関取千両幟」とされていたのですが、昨日、急に南華が代演を頼まれたということでした。そないなことでしたが、前の二人のところで、完全ダウンをしてしまいました。特に、南湖のところでは、明後日から、奄美に、皆既日食を見に行くと言ってたのしか、記憶にございませんというほどのダウンでした。やっぱり、今日の暑さに、体が悲鳴を上げていたのだと、変なところで確認いたしました。南海さんは、足を傷めているとかで、お尻の下に、小さな台をしいての口演。ネタも、少し短めのものでしたが、刈り取ることもなく口演。家康のみじめたらしい姿が、リアルに描かれます。本能寺の変のあと、明智方に追われる家康一行の逃避行が描かれます。南華のネタは、以前、この天満講談席で聴いたことのあるネタ。女義賊に救われた田舎の御仁が、その義賊の寿命長きことを、日々観音経を唱えてくれていたため、その義賊の命が救われるという、ちょっといい話。うるうるきちゃいます。前に聴いたときもそうだったし、今回も、同様でした。




2009年 7月 14日(火)午前 0時 37分

  大阪市遊歩(8)写真集

 土日を、目一杯働き、今日は、代休その1、その2は、だいぶと先に設定しますので、とにかく今日だけが、お休みということで、やりたいことを詰め込みました。まず、11時10分をメドに、家を出発。天満橋駅構内で、お昼を食べ、一心寺に向かいました。毎月3日間、「一心寺南会所」で続けられています「一心寺門前浪曲寄席」に行きました。浪曲の定席です。以前から、訪問を狙っていたのですが、ようやく実現できました。番組は、天光軒満月「雪の夜話」、春野恵子「神田松五郎」、京山倖若「幡随院長兵衛」、京山小圓嬢「愛情乗合船」というものでしたが、浪曲初心者の黄紺にとって、待望の浪曲師さんに遭遇できました。京山小圓嬢師です。菊池まどかのお師匠さんということで知った浪曲師さん、カッコ良かったです。前の見台なんて言い方をしたらダメかもしれませんが、パンと叩いて節を唸るタイミング、持っていた扇子を、はらりと落とすタイミング、とにかく絵になるのです。そして、なんと細やかな情愛表現でしょうか、小柄な方なのですが、大きな体に見えました。追っかけをしようかな。なお、ネタは、菊池まどかに与えたので、控えていたのを、久しぶりに出したと言っていました。倖若の「幡随院長兵衛」も良かったなぁ。今日は、「幡随院長兵衛の最期」ということで、旗本の屋敷に、死を覚悟して出かけて行くというクライマックス。浪曲は、講談より、同じネタをしても短くならざるをえませんから、如何に、その短い時間に凝縮するかが命と看ました。それを感じとれたので引き込まれたのだと思います。前の二人は、ネタ的に、小ぶりっていう感じ。満月のネタは、兄弟愛を、春野恵子のネタは親子の情愛というものでしたから。だけど、京山小圓嬢のネタも、その部類に入るのに、大きく感じてしまいました。この辺が、すごいところなんでしょうね。
 浪曲の席が終わると、すぐにウォーキングに出発です。以前、一心寺周辺は歩いていますので、そのとき行きたくても行けなかったところを、うまい具合に重ならないように、コース設定をしました。結果として、少し時間超過となりましたが、前半は、特に濃厚な歴史の舞台を回りました。一心寺南会所〜茶臼山など天王寺公園〜一心寺〜安井神社〜天神坂〜清水寺〜清水坂〜愛染坂〜大江神社〜瑞雲寺〜地下鉄「夕陽ヶ丘四天王寺」〜五条宮〜天正寺・四天王寺東大門〜JR環状線「寺田町」駅〜成恩寺〜生野八坂神社〜JR関西線「東部市場前」駅というのが、本日のコースです。茶臼山から安井神社というラインは、真田幸村終焉の地。その界隈は、四天王寺の支院が連なります。その数の多さがまた、四天王寺の権勢を示しています。また、上町台地にかかりますので、坂が多いです。そして、その坂に名前がついていました。そないなところを歩いていますと、なかなか前に進めません。史跡巡りを目的にしているのではなく、あくまでも副産物という視点でしか見ていませんから、今日のような場合、途中で、結構苛ついてきます。さりとて目の前に、いいものがあると素通りはできずで、徐々に苛立ってくるのです。今日は、幸い、五条宮を過ぎますと、次のポイントは成恩寺でしたから、後半に、歩き続けることができ、苛立ちは解消できました。最後、成恩寺から生野八坂神社を経て、もう一度、「寺田町」駅に戻るのは芸がないので、ちょっと頑張り過ぎたかもしれませんが、思ったほど、「東部市場前」駅までの距離はなく、ほっとしました。歩き始めは、今夏一番の暑さ、道路の照り返しもきつく、大変な体感温度だったと思いますが、それも、最初の30分くらいかな。徐々に風が出てきたのと、湿度の高さもましだったことが味方をしてくれました。ただ、歩いている黄紺は、止めようかなとか、歩くの辛いなの感覚は、一切出てきません。歩くことの楽しさや汗をかくことの爽快さが、まず先に立ちます。快感なのです。我ながら、変われば変わるものです。
 ウォーキングのあとは、電車を乗り継いで、東梅田のネットカフェへ。小1時間の時間調整ですが、水分補給も、甘味のある飲み物を、たっぷりと取ることができました。夜の部は、中崎町まで歩き、コモン・カフェでありました「・ナイトヘッド〜第2章〜」に行ってまいりました。笑福亭たまの会です。ただ、やはり暑い最中にウォーキングしたからでしょうね、落語会が始まる頃になると、疲労が押し寄せてきて、たまの一席目とさん都の高座は、完落ち状態でした。とにかく番組を記しておきます。たま「漫談」、呂竹・さん都「トーク」、たま「米揚げいかき」、さん都「悋気の独楽」、たま「高津の富」、(中入り)、呂竹「近日息子」、たま「新作ショート落語」「お役立ちロボット(仮題)」というものとなりました。冒頭のたまの「漫談」は、時事ネタを基に話すと言いながら、脱線もありという感じで、マクラで話すような内容が展開されました。「高津の富」は、ますます序盤が消えていきます。挙げ句の果てに、空っけつのおやっさんは、財布を落としたことにしました。富籤が当たってから、その財布を見つけるという細かなギャグまで用意されていましたが、ここまでくると、もう違う噺っていう感じですね。新作は、いい出来です。人間に役立つ様々な機能を持つロボット、その機能が、アホらしく、今後、付け足し可能で、今後の可能性を感じさせる内容。噺を展開させるために、いきなり盗人登場と相成りましたが、ここを膨らませば、おもしろみが、格段に進みそうという予感がしました。あと、まともに聴けたのは、呂竹の高座だけですが、なんかつまらない「近日息子」でした。軽く噛んでしまうしかなぁ、それが、常にあるというのが、何やら勢いを削いでいるのでしょうか。このあと、この「ナイトヘッド」は、コモン・カフェどの公演は休止するそうです。「得々亭」が、候補に上がってる模様です。




2009年 7月 11日(土)午後 11時 22分

 今日は、丸々1日勤務の日。かなり疲れています。が、今日は、なかなかいい落語会がありました。ワッハの4階で、「林家亭7月席〜染雀・雀喜花舞台〜」があったのです。染雀の会なのですが、前回より、ゲストとの二人会という形式を取っています。前回のゲスト、あさ吉から、今日の雀喜を紹介されたと、染雀は言っておりました。で、その番組は、さろめ「軽業」、染雀「足上がり」、雀喜「饅頭怖い」、(中入り)、雀喜「犬の目」、染雀「堀川」というもので、長いネタが2つ。それに、ちょっと長めのマクラが入ってしまうと、終演時間は、簡単に、9時半に迫ってしまうのです。ワッハの4階は、9時半には、完全にはけなければならないのです。さろめの「軽業」は、前半の「もぎ取り」を、あやめから、後半の軽業小屋のパートを、染雀からもらったものとか。染雀が、1年前の入院時に教えたとか。地語りの部分は安定感があるのですが、掛け合いになると、収まりの悪い不自然さが出てきます。今度は、根問物をやらないとダメですね。染雀は、「足上がり」が、ネタ下ろしとか。繁昌亭の福笑の会に合わせて稽古をしたと言ってました。演じ手の少ないネタに、強力メンバーが加わったものです。「堀川」は、どうしても、松之助の極めつけ的名演が、とにかく基準になってしまっている黄紺からすると、果たして染雀、大丈夫だろうかと思ってしまいました。酔っ払いが出てきたり、腕力に自信を持つ無茶者が出てくるネタっていうの、染雀って、避けてるはずと、黄紺にはインプットされているのです。でも、そこは、染雀、重みのある無茶者のところで、ちょっとしたデフォルメ、漫画チックに描いたり、わわしく描いたりして、かえってリアリティが出たように思いました。さすが、巧者です。そして、浄瑠璃まで持ってくれば、あとは、染雀花舞台となります。雀喜は、さすがに、雀三郎テイストばっちりの「饅頭怖い」。人物描写の巧さが、しっかりと伝わってきています。「犬の目」は、かなり変えていますが、とっても成功してるのじゃないかな。蒲生四丁目にある三宅医院にいる犬の名は、「ジャッキ」。目を取る前に、「ジャッキ」に芸をさせるのですが、その中に、「小噺」が入っていました。犬の目を入れられた男の目は、「ジャッキ」の目に。落ちでは、「ジャッキ」が、煙草を呑み、競馬新聞を読んでいました。今日の二人会、結構異質な二人だから楽しいって雰囲気、出てましたね。




2009年 7月 11日(土)午前 5時 40分

 この間、韓国ドラマのヒット作「コーヒープリンス1号店」を見ていた。「宮」「ブドウ畑のあの男」のユン・ウネと「同い年の家庭教師」「Sダイアリー」「乾パン先生とこんぺいとう」などのコン・ユの二人が、主役をはり、サブメーンに、「ラブホリック−Loveholic−」などのイ・ソンギュンと「海神」などのチェ・ジョンアンが控えるという取り合わせが、とても妙なる調和を持つキャスティングが魅力なドラマ。更に、「コーヒープリンス」の従業員には、「西洋骨董洋菓子店 アンティーク 」で魔性のゲイを演じたキム・ジェウクらが、脇を固めていました。このドラマのメーンは、前半ですね。家が貧しいために、一所懸命に働くウンチャン(ユン・ウネ)が、コン・ユ演じる御曹司チェ・ハンギョルの経営するコーヒーショップに、女でありながら、男しか働けないために、男として働き始めたことが、このドラマの、一番の盛り上げどころ。ウンチャンの素直で、まっすぐな生き方が、とても魅力的に描かれますし、それを演じるユン・ウネの敢闘賞ものの演技が光ります。ですから、男であるチェ・ハンギョルが惹かれていくわけが、生き生きと伝わってきます。一方、イ・ソンギュン演じるチェ・ハンソンは、社長の従兄で、音楽ディレクター、かつて付き合っていたハン・ユジュ(チェ・ジョンアン)と、寄りを戻そうとしていますが、ウンチャンに出会い、心が揺れてしまい、戻ってきたハン・ユジュの知るところとなり、二人の関係がぎこちなくなっていきます。それだけ、ウンチャンの気持ちの良い生き方が、二人の男性との関係で描かれていきます。ドラマの焦点は、どこで、女だと、チェ・ハンギョルが知るかというところになっていきます。それが判り、それに基づくトラブルが収束するのが、2/3が終わったところ。それと同じ頃に、もう一つのカップルも、危機を乗り越えていきますから、残りの1/3の扱いが気になりますが、そのあとは、二人の結婚に反対するのが出てきたり、ウンチャン自身が、結婚に踏み切るのにクリアしていく家族の問題が描かれることにより、時間をもたしてるっていう感じでした。後半の1/3のウンチャンのらしさも、影を潜めていきますので、やっぱり、そこで終わりだなという印象を持ちました。後半が物足りなかったな。ウンチャンがイタリアに行ってしまったりで、なんか付け足しっぽくって、前半のわくわく感が引く感じがしたってところが正直な感想です。
 そして、昨夜は、久しぶりに夜遊び。この間、夜に出かけたというのは、7日の火曜日だけ。この日は、年に1度の七夕会。今は、もうなくなってしまった前の職場の同僚たちが集まりました。それ以外は、まっすぐ帰宅。毎日、少しずつ、韓国ドラマ「コーヒープリンス1号店」を見ていました。で、昨夜は、久しぶりの落語会、久しぶりの繁昌亭でした。昨夜の夜席は、「第75回平成創作落語の会」がありました。外せない会の一つです。番組は、しん吉「学校へ行こう」、三若「戎橋(激闘篇)」、仁智「草野球ばんざい」、(中入り)、そめすけ「通天閣」、三枝「じいちゃんホスト」というもので、三枝、仁智が、一緒に出るというおいしい会でしたが、客席 が大人しく、演者さんはやりにくかったでしょうね。しん吉のネタは、実験的な会「春の祭典」で披露したもの。舞台に、鳴り物セットを並べて、小学生を前に、落語の解説をしているという噺。しん吉の鳴り物の腕を拝見という風情の強い作品。三若は、みなみで、女の子をナンパする噺。だが、ナンパする男は、ナンパ体験がないものだから、そのマニュアルを教えてもらっても、その通りにはできないという、「牛ほめ」「子ほめ」的ネタ。仁智は、得意の野球ネタをマクラでふるのですが、ノリの悪い客席に見切りをつけて、ネタに突入。そないなものですから、ネタ自身にも、いつものノリの良さが、影を潜めていました。そめすけは、語り口の爽やかさを発揮。西成を舞台にした人情噺を、見事に演じ切りました。これは、昨日の大きな収穫と言えます。そめすけが、見事な色変わりの役を果たしましたから、そのあとの三枝は、めっけものだったでしょう。三枝作品が、かなり阿呆らしいものだけに、この人情噺は効きました。三枝作品は、どれを取り上げても楽しめます。発想もいいし、ネタの味付けが、誠にうまいですね。ホストクラブに行く前に、ネットで、行きたいクラブをチョイスしたり、そして、ホストの品定めをしたり、、、いきなりクラブに行かないところが、うまいと思ってしまいます。




2009年 7月 6日(月)午前 4時 22分

  京都市遊歩(3)写真集

 貴重なお休みの日曜日。昨日は、映画と落語会、そして、ウォーキングという欲張った計画を立てました。それら全てを、京都でやっちゃおうという計画です。まず、家を、9時40分をメドに出発。向かったのは、京都シネマ。「黒猫白猫」のクストリッツァ監督の新作セルビア映画「ウェディング・ベルを鳴らせ!」が、朝1回だけ上映されるのです。大阪での上映を逃してしまったために、ぜひともの気持ちだったのです。そして、期待通りの猥雑さ、お下品さ、でも、とっても人間味があり、ほっかほっか気分にさせてもらえました。ストーリーは分かりやすいものです。田舎で、爺さんと二人暮らしをしている少年が、その爺さんから課題を与えられます。町へ行き、聖ニコラウスのイコンと土産、そして嫁さんを連れてこいと言って、牛を一頭渡され、それを、そのまま実行し、ハッピーエンドに終わるというものです。その間に、お下品な悪者が待ち構えていて、協力者(こいつらもお下品)とともに、それらをやっつけます。田舎の家周辺に、爺さんは、様々な仕掛けを用意しています。それが伏線になっていて、悪者を、少年が、自分のアイデアでやっつけ、自分の力で、嫁さんにしようという女性(この女優さんが素敵!)と、その母親を救います。カッコ良かったです。そして、その戦いがヒートアップしていく雰囲気を、どんどんと高揚していくジプシー音楽が支えます。この辺は、「黒猫白猫」のときと同じです。腹一杯笑えました。今回も、大成功です。
 映画が終わったのが、12時40分、それから、食事をして、四条河原町まで歩き、バスで、府立文化芸術会館まで移動。昼の部は、2時から始まりました「鈴々舎馬桜・桂米左二人会」です。こちらでの会が始まって、今日で第3回。初めておじゃまできました。昨日の番組は、ひろば「狸賽」、米左「持参金」、馬桜「真景累ヶ淵〜豊志賀〜」、(中入り)、馬桜「馬のす」、米左「冬の遊び」というもので、大作に、ウルトラレアなネタというそそられるものでした。馬桜は、どこかで聴いた記憶があるのですが、どないな噺家さんなのか、記憶から飛んでいました。今回、全く異なる二つのネタを聴いて、滑稽噺の方が、思い切った割り切り方をできる人だなと思いました。豊志賀39歳になった女の色気とか、性とか、もうちょっと思い切った踏み込みをしてみた方がいいなと思ったのです。新吉の若さも、そうです。それに対し、米左は、相変わらず突拍子のない大声が気になります。アクセントのつもりだと、これは困ったものです。「持参金」は、筋立てのおもしろさで持つネタだと思うのです。説得力ある語りで十分です。「冬の遊び」は、これで、2度目です。2回とも米左の口演です。ぎとぎとするような暑さを出せればいのでしょうね、なんかの工夫で。冬の遊びを始めたとき、そんなに暑苦しい感じがしなかったのは、その辺なのでしょうね。難しい噺だとは思いますが。新町の華やかさも重要ですしね。
 落語会が終わると、ウォーキングです。以前同様、文化芸術会館前から、すぐに歩き出しました。スタート時刻は、4時35分、それから2時間強のウォーキングです。コースは、次のようになりました。文化芸術会館〜清浄華院〜河原町今出川〜辨財天出町妙音堂〜出町橋・鯖街道口碑〜河合神社〜下鴨神社〜出雲路橋〜京都市交響楽団〜西光寺〜上善寺〜天寧寺〜西園寺〜御霊神社〜烏丸鞍馬口〜堀川鞍馬口〜北大路堀川〜北大路新町〜北区役所〜京都病院〜京都市地下鉄「鞍馬口」駅というものとなりました。鞍馬口界隈で、くねくねと回っていますのは、個人的に、ちょっとした懐しの場所だったからです。今回は、本線を、下鴨神社、御霊神社、鞍馬口界隈、そして、北大路堀川以西と考えていました。最後の地域は、かすめるくらいはできたのでしょうが、自分的に、肝心な新町通を、北大路から南下していませんでしたので、断念しました。でも、下鴨神社は、やはりいいところです。観光客も、散見できました。それに、横切っただけでしたが、鴨川も、この辺りまで来ると、一層いい雰囲気になります。一度、鴨川べりを歩くというコースも、設定してみたいものです。京都を歩いていると、やっぱりお寺が、ホントに多い。多いどころか、どれも規模が違います。前日の光善寺の規模に驚きましたが、昨日のコースの中で、同程度以上のお寺を、幾つ見たことでしょうか。やっぱり、京都はすごいわ。街も、大阪と違って落ち着きを感じます。時として、落ち着き過ぎていて、居心地の悪さすら感じるときがありますが。




2009年 7月 5日(日)午前 3時 52分

  寝屋川市(4)&枚方市(2)写真集

 この間、4日も、家に直行しています。4日連続と言うのは、今日を含めています。今日は、朝から出勤だったのです。せっかく、タイ映画を見て、ウォーキングをしてと考えていた計画が、水の泡となりました。2日ほど前に、仕事が入ってしまったのでした。ただ、少し早めに、仕事は終わりましたので、ウォーキングをする時間を、辛うじて確保しました。そんなで、こちらの方にも、書くネタがなく、この間、お休み状態でした。
 で、ウォーキングのコースは、土地勘があるようでないというところ。コースを書いておきますと、京阪「香里園」駅〜鞆呂岐神社(木屋地区)〜本信寺〜淀川河川敷〜木屋揚水機場取水導水路〜光善寺(出口地区)〜京阪走谷踏切〜加茂神社(走谷地区)〜京阪「光善寺」駅というものでしたが、こういったコースの中に、古い日本家屋が並ぶ地区を、3つも発見できて、かなり成功度の高いコースとなりました。寝屋川の西部、即ち、淀川に近い地区に、昔ながらの日本家屋を見ることができるということを、学んだような気がします。今回で言えば、木屋と出口という地区です。それぞれには、鞆呂岐神社に本信寺、光善寺という寺社があり、その周辺に、昔ながらの家屋を散見できるという具合になっています。京阪の駅名にも取られている光善寺というところに、初めて行きました。蓮如上人縁の寺ということで、規模と言い、びっくりしました。しかし、なぜに、これだけ駅から離れた寺の名を、京阪は駅の名前に取ったのでしょうか? もう少し時間があれば、光善寺駅の東方向に、足を伸ばす予定でしたが、2時間で切り上げるという自分内ルールを守った結果、加茂神社を見つけたときで、1時間55分。ここでギヴアップ宣言でした。かなり気温の高い日でしたが、汗をかくのって、こないに暑くっても気分のいいものです。




2009年 6月 30日(火)午後 10時 39分

 今日は、とっても蒸し暑かったです。体全体が倦怠感で包まれ、不快感は最高潮です。ウォーキングの成果で、足腰はしっかりしていても、この蒸し暑さは、疲労感を増幅させます。そんななか、今夜は、「笑いのタニマチvol.84〜仁智の新作落語道場〜」に行ってまいりました。昨日は、まっすぐ帰宅しましたので、1日空けての夜遊びとなりました。場所は、谷六の薬業年金会館です。南海さんの会のあるところです。主宰者の仁智だけではなく、出演者全員が、新作を披露するという会です。本日の番組は、三幸「男と女の他力本願」、仁智「鶴カントリークラブ亀コース」、遊方「素顔のままで」、仁智「結婚披露宴(仮題)」というものでした。三幸のネタは、3回目くらいかな。その度に思うこと、前半の男女の会話が、後半では競馬の噺になってしまってるっていうことが気になります。そもそも、登場してくる二人の関係や状況が、不明確なまま進んでしまうので、落ち着きが悪いところへ競馬になってしまうということで、三幸作品の中では、辛口でしか言えないと思ってる作品です。仁智の一つ目は、ようやく出逢えました。題名からして、ゴルフ・ネタであることは、誰しも解ること。それに加えて、「鶴」「亀」と来てますから、仁智お得意の婆さん登場かと狙ってましたら、大当たり。キャディが、83歳の婆さん。そこで繰り広げられる珍問答というやつです。これも、仁智テイストたっぷりの佳作です。遊方のネタも、2回目。「顔がさす」ということで、声色や表情を変えて、誰だか解らなくするということの繰り返しネタ。けったいなネタです。ただ、唖然として眺めるネタです。新作にも、いろんなのがあっていんじゃないっていうのが、感想です。仁智の二つ目が、ネタ下ろしですが、三風が客席参加型で、よくかける「またも華々しき華燭の典」的作品。仁智ですので、仲人の挨拶一つにしても、かなりアクが強いかと思うと、ポップにいなされてたりと、もう、これでもかこれでもかと、笑わせてくれました。この会の新作では、よくカンニングをします。今日は、メッセージの原稿や、司会のメモという形を借りて、カンニングのオンパレードでした。ま、これもありかと思っています。これがスタートになり、きっちりとしたネタに育てていってもらえばいいかと思います。プロットは出そろっていますから、あとは、仁智が、一色に塗りつぶして、ネタ化するだけと思います。




2009年 6月 30日(火)午前 4時 27分

 昨夜遅く、この間、熱心に観ていました韓国ドラマ「グリーンローズ」全21話を見終わりました。なかなかおもしろい作品で、展開を心待ちにして観ていました。あらぬ殺人と放火の罪を着せられた男が、その罪を晴らし、真犯人を捜し出すという復讐劇です。更に、このドラマの着想の優れた点は、その冤罪が、大会社の権力闘争に絡んだものとし、復讐を誓う男が、命からがら逃げた中国で、中国企業の経営者との繋がりを見出し、その中国企業の社長として、韓国に乗り込んできて、当の企業と交渉を行うという設定にしているところです。また、復讐を行う男は、会社の会長の娘と恋仲であり、その愛が、最後まで貫かれます。それが、もう一つの大きな縦糸になっています。殺人犯の逃走劇、また、その復活、そのありえない構図を認めると、ハラハラドキドキもののドラマで、そのおもしろい設定に酔っていきますが、徐々に、その結末への持って行き方が見え出すと、そのおもしろい設定に寄りかかり過ぎのドラマだということが見えてきます。要するに、どのようにして、事件の全貌を暴き、無実に持っていくかです。事件の被害者である企業の会長の記憶が戻ることを、一番の核にしてしまっているために、そもそも捜査がずさんですし、推理ドラマとしての謎が弱すぎるのです。そのためには、おバカキャラが、検察の上層部に用意されています。そんなですから、終盤が近づいてくると、どちらかと言うと、盛り下がってくる傾向にありました。ネット上でも、最後がなという書き方をされてる方がいましたが、黄紺は、最後の回というよりか、盛り上がったものを維持しえていないと思いました。チャ・ユランという、会長の元秘書であり、且つ、シン・ヒョンテ社長の愛人だった女性の扱いも、不満です。頭の切れる女という設定である一方で、男に弱いという面も持つ役柄ですが、彼女の頭の良さって、どこで見たっけという不満です。また、彼女の偽証が、冤罪を生む大きな根拠であるなら、なぜ、その問題が、途中から扱いが軽くなり、彼女は、終盤に入りかかるや、作者により消されてしまうのかという不満があります。ご贔屓のキム・ソヒョンを消されたものですから、個人的恨みがあるのです。主演は、「母よ姉よ~Twins~」「ピアノ」などのコ・スです。若造的雰囲気をやらせたらいいだろうなと思いました。チャン社長の重いキャラは、ちょっと厳しいときもありましたが、スアに対する一貫した気持ちを殺した演技は、無機質なところまで、心をコントロールできる凄まじさを表していて、二人の場面になると、気は重いのですが、コ・スを見るには、ここよの気分でした。相手役は、「マイガール」「ハロー!お嬢さん」などのイ・ダヘ。この役は、泣いてばかりの役柄です。折れてしまいそうで、折れない、でも、そないに強い意思を感じさせない、そういうキャラを、監督が求めたのでしょうか。なんか、ドラマの中のキャラというよりか、その辺にいるお嬢様っていうところです。リアリティを感じさせられました。シン・ヒョンテ役は、「Mr.ソクラテス」などのイ・ジョンヒョク。最後に、愛を語られたのには、引いてしまいましたが、憎々しげな顔が似合う一方で、シャワー上がりのストレートな髪姿に、びっくり。とっても、幼く見えてしまいました。社長秘書チャ・ユラン役のキム・ソヒョンは、やはり、このドラマの登場人物では、やはり、一のお気に入りです。「パリの恋人」で、パク・シニャンの前妻役をしていた女優さんです。知的な役が似合うキム・ソヒョンを、扱い間違えると、腹が立つのです。チャン・テクス役は、「パリの恋人」で、おバカキャラだったソン・ドンイルで、相変わらず軽くて、ずるくて、柄がよくありません。達者な役者さんです。良心的な検事役のカン・シニルは、いろんな映画でお目にかかった俳優さん。忠実な協力者イ・チュンボクを演じたのはパク・サンミョン、もっと活躍の場をあげたかったですね。この手の韓国ドラマは、初遭遇でした。こういったものを観ると、今度は、ラヴリーなものを観たくなります。




2009年 6月 28日(日)午後 10時 7分

  大阪市遊歩(7)写真集

 土曜日が勤務日だったもので、ウォーキングをできるのが、今日だけというのに加えて、今日は、繁昌亭の昼席も夜席も、チケットを買っていた日。ですから、ウォーキングをするならば、午前中。しかも、繁昌亭に、12時30分には行っていなければならないという条件。ということで、朝8時40分をメドに、家を出ました。ウォーキングの出発点は、森ノ宮、そこから、真田山を巡って、緑橋から放出方向に向かおうとの計画を立てました。最終的コースは、次のようになりました。JR環状線「森ノ宮」駅〜玉造稲荷神社〜地下鉄「玉造」駅〜三光神社・真田山公園〜心眼寺・興徳寺・大応寺・伝長寺〜天王寺スポーツ・センター〜東成税務署〜八坂神社〜八王子神社〜東中本公園〜地下鉄中央線「緑橋」駅。実は、「緑橋」方向の距離感が、全く判らず、最初は、西方向には、大阪国際交流センターまで行ってから、東方向に戻るつもりをしていたのを、明星高校の角で諦めました。すると、存外、環状線の外に出てから、コンパクトに動いたこともあり、早く行けましたので、最後は、「緑橋」駅周 辺の探検をしていました。今日のコースの目玉は、やはり真田山。豊臣家の古跡が、幾つも見つけることができました。きっちり調べていけば、なかなか歩く距離は稼げないんじゃないかな。今度は、史跡調べなどという準備をしてから出かけましょう。なお、今日の午前中は、太陽が雲にかくれ、ウォーキングをするには、とってもラッキーなお天気でした。
 「緑橋」駅から、谷町4丁目経由で南森町到着。計ったように、繁昌亭の入場まで10分という時間に到着しました。この日曜日まで、福笑の出番だったものですから、昼席のチケットを手に入れていたのでした。番組は、卯三郎「湯屋番」、染左「兵庫船」、純瓶「犬の目」、青丸・とん子「漫才」、勢朝「勘定板」、米二「天狗裁き」、(中入り)、朝太郎「マジカル落語」、文福「フルムーン」、岐代松「刻うどん」、福笑「葬儀屋さん」となりました。「湯屋番」が、トップに出るのは珍しいでしょうし、第一、大阪で、このネタをする人が少ないですね。林家は、染二が持ちネタにしてますから、そこからでしょうか。もちろん、卯三郎では、初物でした。最近弾けてきた卯三郎らしいネタ選びです。「兵庫船」が、繁昌亭で出る機会は少ないのではないかな。最近の若い人、やりませんね、「兵庫船」を。染左は、そういう意味で、嬉しいことをしてくれたのですが、なんか、今日の染左はおかしかった。詰まるわけではないのですが、微妙にずれる感じ。そしたら、えらいところで、キーワードを抜かしてしまいました。こないなこともあるのですね。純瓶は、先週と全く同じことをしてくれたものですから、ここは休憩時間に当てました。ウォーキング疲れを癒やすいい時間をもらいました。青丸・とん子の舞台は、初体験。古いタイプの夫婦漫才なのですが、ギャグにドキッとするものを持っています。「うちの子どもが、大きなったらパイロットになりたい言うてます」「ほんで、お父ちゃん、北朝鮮連れてったる言うてます」なんか、自分的に、めっちゃ受けです。勢朝は、おねだりマクラを、たっぷりして、ししばばネタへ。勢朝、この路線で、繁昌亭で受けてます。三象と言い、勢朝と言い、繁昌亭でブレイクした噺家さんと言って、いいかな。米二は、「替り目」か、「茶の湯」か、これに決めてるみたいです。その中では、一番当たって欲しくないものに当たっちゃいました。朝太郎は、マジックのネタを、全部、身に付けて登場。これって、横に置いておくよりは受けます。いいことに、気が付いたものです。文福は、もういいです。どんどんと、普通の言葉が聞きにくくなっています。岐代松も、この位置に入って、このネタでは、あかんなぁ。まして、真夏です。おまけに、変にくさくなっていました。福笑は、この1週間のネタを見ていて、「葬儀屋さん」だろうと思っていました。どうやら、土曜日に「入院」、日曜日に「葬儀屋さん」を出すことが多いようですね。だけど、団体客も、常連さんも、ひーひー言わせるパワーには、ただただ脱帽です。
 昼席が終わったあと、南森町のおなじみのネットカフェで、時間調整。夜席は、午後6時開演ということですので、早めの晩ご飯を済ませました。夜は、「第7回 笑福亭鶴志一人舞台」があったのです。番組は、雀太「饅頭怖い」、鶴志「竹の水仙」、染雀「うしろ面」、鶴志「かんしゃく」、(中入り)、鶴志「手切れ丁稚」というものでした。鶴志は、まず、「竹の水仙」から。小つる預かりのネタなのですが、そうではなく、本体からもらったものでしょうか。最近、出るときと違うなと思ったのは、大津の話に入る前に、お天子さんのところに、「竹の水仙」があるという話が入りますので、これからの話はパロディですよと示すことになります。キャラクターでは、宿屋の主人が、ごっつ過ぎますが、それが、鶴志テイストっていうやつかなと楽しんでいました。説得力のある口演だったと思います。二つ目の「かんしゃく」という噺は、ネタ下ろしとか。時代設定は、明治も終わり、大正年間というところでしょうか。冒頭に、車で帰宅する金満家が出てきます。筋立ては、家に帰るとかんしゃくばかり起こしている夫に耐えられずに、妻が実家に戻りますが、家事の段取りを教えられて、結局、家に戻ります。今度は、段取りよく家事をするために、かんしゃくを起こせなくなってしまうというもの。とにかく、鶴志が、大音響で怒鳴り散らすのが聞きどころというだけのネタ。おかしな時代設定のネタを見つけてきたものです。「手切れ丁稚」は、2代目春団治だったかの音源でだけ聴いたことのあるもので、実演に接するのは、初めてのはずです。お手かけさんのところに、お使いに来た丁稚が、店に戻ってきて、お手かけさんについての報告をする中で、お手かけさんの本音が明らかになる噺。聴かせどころは、お手かけさんの家の佇まいについての描写。ということで、三席を、見事に異なった味わいの噺で飾るという、なかなか素晴らしい番組に、それをこなし切る見事な高座だったと思います。前座役の雀太は、なんで鶴志の会にと思わせられた人選。師匠雀三郎の最高傑作、その特徴を、最も受け継ぐ口演のできる雀太、今日は、「怖い話」の最後まででした。染雀の「うしろ面」は、ようやく出会えました。やはり、染雀は、何をやっても器用な人です。




2009年 6月 28日(日)午前 6時 13分

 昨日は、午前中勤務の日。そういった週は、ホントに落ち着かない。金曜日には、他の人たちは、完全にくつろいでいる。息子などは、淀屋橋から電話をしてきて、同僚と呑みに行って、呑み足りないので、一人で呑んでる始末。くつろぎすぎです。ま、黄紺は、朝からブルーでしたが、仕事が終われば、するりと職場を抜け出て行きました。まず、昼の部は、ワッハの7階でありました「第37回生喬まるかじりの会」に行ってまいりました。つい先日、同じワッハの4階で、「らくご道」に来たところですから、生喬を聴き続けている感じがしてました。昨日は、2ヶ月ほど前に、ネタ下ろしをした「仔猫」を出すということで、馳せ参じました。番組は、生喬「日和違い」、喬介「刻うどん」、竹林「井戸の茶碗」、(中入り)、生喬「仔猫」というものでした。午前中働いて、会場の到着すると、ほっこりしてしまうのでしょうね。トップに出た生喬の終盤からダウンです。喬介、竹林と、ほぼ完落ちでした。「井戸の茶碗」を、竹林がするとは知らなかったもので、びっくりしたのですが、その程度の衝撃では目覚めませんでした。喬介の「刻うどん」は、仁智に教えてもらったもので、途中に、いろいろとチャチャを入れるものだったそうで、生喬がリクエストを出して演じもらったものだそうです。なんてことで、もったいないことをしたものです。「日和違い」は、枝雀テイストでしたね、生喬の口が、そうなっていました。そう言えば、このネタ自体、枝雀、米之助、先代文我以外での演じ手と言えば、生喬しか思い出しませんから、後半に、ダウンしたのは、とってももったいない。そんなことを言えば、「井戸の茶碗」だって、そうですね。中入り明けは、元気回復です。豪快さが持ち味の生喬が、丁寧に、繊細な表現に心を尽くしているのが、手に取るように解る口演でした。生喬は、これを、枝雀の残した映像をもとに覚えたと、「らくご道」で言ってました。
 ワッハが終わり、次の繁昌亭での公演まで、時間は1時間。ですから、まず南森町に移動し、ネットカフェで、30分弱の時間調整。繁昌亭の開演が、5時半でしたので、晩ご飯は終わってからにしました。ネットカフェを出て、繁昌亭に向かって歩いていると、急に、黄紺を呼び止める声。前の職場の同僚でした。その方も、繁昌亭に行かれるところで、びっくりしました。昨夜の繁昌亭では、「桂歌之助独演会 空の蔵から総ざらい〜これは夢か現か・・・〜」があったのです。この会は、毎月、1年間続けられている会。6回目にして、初めておじゃますることになりました。番組は、そうば「刻うどん」、歌之助「稲荷車」、歌之助・そうば「楽屋風景」、歌之助「へっつい幽霊」、(中入り)、歌之助「七段目」というものでした。昨日のお楽しみは、「へっつい幽霊」。このネタを、まだ、歌之助で聴いてなかったのです。予想された通り、雀松系の噺で、過剰にならないというわきまえた人物の描き分け、柔らかい身のこなしで、身体表現としての落語というものを、このネタでも表してくれました。作ボンに比べて、熊はんが、ちょっと弱いかな。「稲荷俥」は、怖がらさせ方が、もうちょっとという感じです。人力車の行く道の暗さ、終盤、騙した男が、車夫の家を訪ねて行くときの暗さを、このネタを、米朝で、初めて聴いたときには、体感しちゃったななんてことを思い出していました。マクラで、昨日亡くなったマイケル・ジャクソンの話を盛り上げすぎた結果でしょうか。歌之助の「七段目」は、テンポを落とすのが、特徴。そのため、これまでに聴いた口演では、鳴り物とのずれが生じていましたが、昨日は、全然大丈夫でした。なお、そうばの「刻うどん」は、一人ヴァージョンの吉朝系演出のものでした。




2009年 6月 26日(金)午後 11時 27分

 今日から、ちょっとだけ、繁昌亭が続きます。ただ暑いし、明日の土曜日は、午前中出勤だしと、遊ぶにしても条件は、よろしくありません。暑くても、汗をかきながら、ウォーキングをしている分には、こないな疲れ方はしないのになと思いながら、繁昌亭に出かけました。今日の夜席は、「育っちゃったらくご」があったのです。今日は、えらい入りで、「育っちゃったらくご」が、こないに混んだことっていうの、あったっけという入りでした。福笑が、前座の位置で出るという情報は、そないに多くの人が知ってたわけではないはずなのですが、、、。
 で、番組ですが、福笑「喧嘩の仲裁」、三金「宗論」、南湖「ウェスタン」、三風「青菜」、あやめ「リメンバー吉本新喜劇」、(中入り)、たま「伝説の組長」、遊方「ラジオドリームで恋をして」でした。今日は、福笑の高座が終わると、一挙に体調不良に。よくぞ、福笑のときにダウンしなかったものだと思います。今日は、単に睡眠不足からくるダウンというよりか、全身倦怠感に耐えられなくなり、沈没してしまったっていう感じでした。福笑曰く、「このネタは、以前にはやっていたネタ。あまりおもしろくなく止めていた」「だけど、もう一度やりたくなり、でも、今の自分の位置では、いきなりかけられない」「以前、やっていた宝塚での会では、そのようなチャンスがあったが、その会がなくなってしまった」「そこで、あやめに頼んだ」ということでの登場でした。自分的には、ネタの内容を、すっかり忘れてしまってるほど、久しぶりの遭遇。ひょっとしたら、後半部分は、初遭遇かもしれません。福笑は、古典を演じるときの定番、福笑テイストへの仕上げ直しを控えた口演。ネタの持つ力を試したような口演となりました。いつものメンバーの高座では、とにかく、遊方が、ピッカピカに光りました。ラジオのDjに恋した女の子と、その女の子のすぐ近くにいながら、そのDjは自分だと言い出せない男の、せつないすれ違い物語。なんか、そのせつなさが伝わってくる素晴らしい作品であり、なんか、二人の気持ちが乗り移ったかのような素晴らしい口演。しんみりすると同時に、終わると、一息、深呼吸が要りました。このネタは、いろんなところでやって欲しいな。遊方の評価は、かなり上昇することは請負います。あやめのネタも、珍しいネタ。「蛸芝居」のパロディ作品。歌舞伎ではなく、吉本新喜劇の好きなお店の噺。発想自体が、あやめの本領発揮というところなのですが、問題は、新喜劇の役者の真似が、ちょっと物足りないところ。女の噺家さんなので、やりにくいことは事実なのですが。たまのネタも、いいですね。聴くたびに思います。前半の組長のボケと後半の繰り返し、二つ、大きな笑いのツボをこしらえたというのが光ります。ダウンした中で、三風の「青菜」だけ、コメントを書きます。こないだ聴いた「はてなの茶碗」と同じ感想なんですね。旦さんの位が欲しいのです。ちょっとした溜めを作れば、だいぶと印象は変わると思うのですが。三金の「宗論」は、息子がキリスト教徒の設定でした。でも、最後の抽選会に入ると、ぞろぞろと帰る客、今日の、異様に多い客の質を見た思いがしました。




2009年 6月 25日(木)午後 11時 57分

  昨日は、久しぶりに家に直行。睡眠も、わりかしとれたのですが、今日は、なんか1日かったるい。詰めた仕事をした関係で、肩こりが高じてしまい、不快感が高まっているのかもしれないと思う一方、昨夜の気温低下は著しく、寝冷えでもしてしまっのかとも考えています。そんななか、前売り券を買っていましたので、今日の夜遊びは外せません。今夜は、伊丹のAIホールまで出かけて、「PM/飛ぶ教室」の芝居を観に行ってきました。なんで、週の半ばのこないな日の、伊丹での芝居を観に行こうという気になったのか、自身でも不明なのであります。「PM/飛ぶ教室」の芝居は、確か2度目となります。蟷螂襲の主宰する劇団で、関西では知られた劇団なのですが、避けてたわけではないのですが、そんなに観てないのです。PM/飛ぶ教室」の芝居は、跳んだり跳ねたりとか、猛烈なテンポで押しまくるとか、芝居自体に、何らの仕掛けが施してあるとかという芝居とは、縁のない芝居で、むしろ古いタイプの新劇風芝居。今日の「会えないで帰った月夜」という芝居も、そういったテンポなものですから、途中で、半分ダウンしながらも、結局は、大筋は外してないといった具合でした。入院を繰り返している一人の女性の誕生日に集った人たちの人間模様が描かれました。姉、会社の社長夫婦、同僚、病院で親しくした人の奥さんという具合です。会社社長夫婦は、夫がバツイチだったことを隠してたと、妻の方が怒ってるわ、姉は、バツイチで、そのあとは、妹の病気のため、人生を妹に捧げたように見えます。同僚の男は、仄かに女性を慕っているようです。という具合に、それぞれが、何かを持っているのは持っているのですが、ある意味では、極めて日常的なことばかり。そういった人たちに囲まれて、生きる勇気をもらう物語と言えば、くさくなっちゃうかな。でも、五十歩百歩じゃないかな。「PM/飛ぶ教室」の芝居、帰り道、3回目はないかなの雰囲気になっていました。少なくとも、伊丹で、公演があるようでしたら、パスですね。




2009年 6月 23日(火)午後 10時 32分

 今日も、いっぱいいっぱい仕事をして、目の前がボーっとした状態で、夜遊びに出発しました。今日は、南海さんの会めあるのですが、「鬼薊」が出る会があるということで、なりふり構わず、ワッハの4階を目指しました。今夜、そちらでは「らくご道〜笑福亭生喬と桂こごろうの落語会〜」があったのです。こちらで、今夜、こごろうが、師匠南光譲りの「鬼薊」を出したのでした。番組は、生寿「軽業」、生喬「野崎詣り」、こごろう「鬼薊」、(中入り)、生喬・こごろう「夕焼け対談」というものになりました。「軽業」は、軽業小屋に入ったところからで、前半のええ加減な小屋の部分、即ち「もぎ取り」と言われるところはカットされました。生喬の「野崎詣り」は、雀三郎からもらったもの。この雀三郎と福笑からネタをもらうと、強い個性が、ネタに染み着き過ぎており、自分なりのカラーを出しにくいとか。そのため、雀三郎からは、「野崎詣り」一つだけ、福笑からも、「無い物買い」一つだけをもらったままだとか。今日の「野崎詣り」は、喧嘩をしている途中に、一艘の屋形舟とすれ違います。それを見て、喧嘩の仕方を学習するというもの。従って、お囃子も、その分多くなり、賑やかになります。この型は、誰かの口演で聴いたことはあるのですが思い出せません。雀三郎の「野崎詣り」も、長い間聴いていないものですから、一度聴かねばならないと思いました。生喬は、気張った話っぷり、生喬流言い方をすれば、「テンパった」キャラが出てくるのが苦手とか。聴いていると、照れのようなものが見えてきますので、その雰囲気がわかります。「鬼薊」は、ホントに久しぶりの遭遇。生では、南光と先代歌之助でしか接したことはありません。こごろうも、高座にかけるのが、2度目とか。師匠の南光からの許しを得てからの高座です。ネタを覚えるとき、南光自身、文団治、文紅のテープを渡されたとか。南光は、もちろん文紅からもらったのですが、三つのテープ、それぞれ違うそうです。生喬も、10年ほど前に、文紅に教えてもらうようにお願いをしたことがあるとか。ただ、そのとき、教えた通りに高座にかけることという条件がついたために、二の足を踏んでしまったとか。生喬は、東京の「双蝶々」が、清吉が、奉公に出てから、盗賊の道に入るまでを細かに追いかけているので、それを参照しながら、空白の10年を、コンパクトにしてでも埋めたいと思っているよう。いつの日か、そういった生喬版「鬼薊」を聴けるかもしれません。また、生喬が、おもしろいことを言ってました。染二時代の現染丸が、「鬼薊」を、空白の時間を埋めた形で演じたことがあるとか。但し、なぜだか分からないが、その後は演じてないようだということです。このネタは、文団治のネタなものですから、文紅の意図が働いたのかもしれません。実際、聴いてみると、空白の10年を空白にしておいて、いきなり大盗賊で帰ってきて、「藪入り」もどきのやり取りされたって、おもしろくもなんともありません。てなことですから、「双蝶々」のチェックも忘れちゃいけませんね。




2009年 6月 23日(火)午前 0時 16分

 今日は、めいっぱい以上の仕事をして、職場をあとにしました。行き先は、京阪中之島駅近くのABCホール。ここへ行くときは、コンビニ食というのが定番になっているのですが、それは悲しいと、今日は、職場近くの大衆食堂で、ちょっと早めの晩ご飯。それはそれで、早過ぎで困るのですが、コンビニ食に比べたらと、今日は、こちらを選択。ABCホールでは、伊藤えん魔プロデュースの芝居「悪いヒトたち。」があったのです。伊藤えん魔のかむ「ファントマ」の芝居を含めて、伊藤えん魔の芝居は、これが、初めてとなります。随分と以前から、その名前は、頭に入っている人ですので、関西の演劇界で知られた存在と言っていいでしょう。今回、特に行ってみようの気持ちが起こったのは、美津乃あわが参加をしているということが、最大のポイントです。その他にも、関西演劇界で、知った名前としては、国木田かっぱ、売り込み隊ビームの宮都謹次、遊気舎の久保田浩が参加していました。物語は、それぞれの事情で死にたいと思っている人たちを集めて、死のうとする人を助けるという仕事を誘いかけるおかしな依頼人が登場します。しかし、その仕事をしてみると、結局は、人を助けるようになってしまう死にたい男と女たち。そういった中で、各自が死にたいと思うに至るまでのことが語られていきますが、それぞれ、金がらみで、失望感を味わっている者が多いようです。そういった中で、依頼人は、何か楽しいことということで、銀行強盗を持ちかけます。そして、実行の日、異様なテンションで決行する依頼人、また、それを脇から支援する死にたい願望の男女。そして、追っ手から逃げおおせたことが確かになったとき、依頼人は、不治の病に倒れるのでした。金より大事なものを説き、未来に目を向けることを願うのでした。この芝居を見てて、銀行強盗を始めるあたりまで、とってもおもしろいのですが、お金とかけがえのない人の命とが等価で論じられたり、それを否定するような運びへと進むと、あまりに通俗に走ってしまい、おもしろ身が落ちました。でも、最後は、スタンディング・オベーションとは、、、。
 帰ってきて、トルコのスポーツ・ニュースを開けた途端、「ぎゃっ!」と叫んでしまいました。ベシクタシュのギョクハン・ザンが、ガラタサライ入りですって。これは、思いもせぬビッグなニュース。ベシクタシュは、ギョクハン・ザンとのオプション契約を忘れていたからとか、ほんとかいな! ガラタサライは、ディフェンスの層の薄さが指摘されていただけに、願ったり叶ったりの加入です。




2009年 6月 21日(日)午後 11時 28分

  大阪市遊歩(6)写真集

 今日は、朝11時をメドに、家を出ました。繁昌亭の昼席に、まず行きました。今日は、東京から、柳亭市馬と鶴光が出る日なのです。鶴光は、まあいいとして、市馬を聴けるというのが、最大の狙いです。昨日、トリイホールで、市馬は喬太郎と二人会をしています。気が付いたときには、その会は完売でしたので、繁昌亭狙いが、どんぴしゃで押さえられたのでした。番組は、染太「動物園」、あさ吉「おごろもち盗人」、純瓶「犬の目」、ナオユキ「漫談」、枝光「紙入れ」、あやめ「義理義理コミュニケーション」、(中入り)、三象「踊り」、市馬「ガマの油」、瓶吾「化け物使い」、鶴光「木津の勘助」というものでした。染太は、位置からして仕方がないでしょうが、この人の出番があると、もうこればかり。他のヴァージョンも作ってくれと叫びたくなります。あさ吉で、このネタは初めてかな。最近、遭遇回数の増えているネタの一つ。昔は、こないには出なかったネタ。でも、オーバーアクション気味の口演が多いような気がしますし、また、それが可能なネタ。あさ吉の高座を見ていると、原型が伺い知れるような気がしましたし、ネタの力というものを感じさせてもらえたような気がしました。純瓶が、この位置で、「犬の目」だなんてと思いましたが、おもしろい趣向を持ち込んでくれました。目尽くしで遊んでくれたのでした。やられてみると、納得の連続くすぐりでした。ちょっとした敢闘賞ものです。枝光の「紙入れ」は、初めてではありませんでしたが、今日は、ちょっと顔をしかめてしまいました。このネタは、そこまで言われて分からないのというありえない話を、浮気をしている二人がしゃべります。定番のやりとりだけでも、聴きにくいくささを持っていますが、更にそれに、色を付ける台詞を足されると、もう聴く気が、完全に萎えます。枝光は、どのネタでも、過剰なくささを出す噺家さんです。限度を心得ないとダメですね。あやめは、繁昌亭でのネタが、定番化しているようです。今日の客席は、普段の繁昌亭とは、一味違いましたから、ネタを変えるかもと、期待したのですが、肩すかし。でも、このネタは、よくできてると、今日も、感心してしまいました。市馬は、三象のあとでやりにくそう。そこで、気を変えるためでしょう、「鶴と亀」という相撲甚句を披露してくれました。とっても、いい声だということは判ってますが、相撲甚句もいけます。こちらの方がいいかも。そんなですから、ネタは、極めて軽め。ま、東京風というところでしょうか。瓶吾という噺家さん、すっかり忘れていましたが、ネタで思い出しました。他のネタも聴かせて欲しいですね。仁嬌を軽くしたっていう感じですね。「木津の勘助」は、講釈ネタ。講釈ネタを落語化したものを、幾つか持ている鶴光が、「木津の勘助」も落語化したことは知っていたのですが、初遭遇。地噺的に推移する話ではありませんから、いじりようによっては可能性を感じるものですが、鶴光の口演を聴いていると、地噺プラスくすぐりという仕上がりになっていました。定番の小咄を入れてまでも、くすぐりを入れていました。聴き終わってみて、これは、講談だなという自分的結論です。場面転換も多すぎます。そないなところで、決して成功したものとは言い難いですね。それに加えて、鶴光って、いつから、こないに早口になったのでしょうか? また、余計なサービスをするようになっちまったのでしょうか?
  繁昌亭が終わったのが、ちょうど4時といったところ。繁昌亭の中で、ウォーキングの準備を整え、天満宮でトイレを借り、出発です。本日のコースは、扇町を抜け、ひたすら北上。北野病院の東側を北上し、淀川に出ると、東に向かいますと、以前歩いた毛馬方向となりますから、今日は、西方向に向かい、新淀川大橋まで、淀川畔を行き、今度は、JRの貨物線沿いを歩くと、自然と梅田シティに出ます。ここで、残り15分となりましたので、妥当な終点は、環状線「福島」駅かと思いましたが、ちょっと頑張って、東西線「新福島」駅まで行きました。かなり蒸し暑く、たっぷりと汗をかきましたが、歩くことの爽やかさが、自分の中では勝っています。コースを、より正確に書きますと、繁昌亭〜地下鉄「南森町」駅〜大塩平八郎墓所(成正寺)〜堀川戎〜扇町公園〜北野病院〜読売新聞大阪本社〜東梅田教会〜綱敷天神社〜新淀川大橋〜豊崎神社〜阪急「中津」駅〜梅田スティ〜ザ・シンフォニー・ホール〜JR東西線「新福島」駅というものでした。このコースは、梅田を遠巻きに、ぐるりと半周したコースです。一番、梅田の中心街に、接近したのは、東梅田教会から「」辺りか、梅田シティのところだったのかな。あまりウォーキングらしくないところを巡ったかもしれません。今度は、淀川を越えて、十三や尼崎方向に行きたいものです。




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