ガジアンテップ写真館



 東南部という地域に初めて入ったのが、このガジアンテップだ。アンタクヤから乗った中型バスは、オトガルではなく、いきなり中心街の広大な公園横に降ろしてくれた。この東南部最大と、土地の人が自慢する公園横には、スタジアムがあるので、位置確認には困らなかった記憶がある。そこまで、バスの車窓から見ていたガジアンテップの光景は、「東南部」という響きからは、当時の黄紺からしてみると、随分と遠いものだった。とにかく、都会的雰囲気に満ちている、そんな印象を持ったものです。でも、ホテルに荷物を置いて、街を歩き出すと、その印象は混乱を始めます。立派なカレが見えるので、そちらに行ってみると、スタジアムのところからカレ方向に入れますが、そのあたりは、今では考えられない光景でした。地道じゃなかったかなぁ? カレの周りを歩いたときには、そこから奥へと入るのが躊躇われた雰囲気がありました。そのため、最初にガジアンテップに入ったときは、チャルシュとカレが繋がっていることに気付かなかったほどです。カレも、散歩がてら入れた時期です。でも、管理人さん(2回目に行ったときに再会します。黄紺を覚えていただきました)は、きっちりと配置されており、その方に案内をしていただいたのですが、その管理人さんの物腰と周辺との違いからくる違和感に戸惑った黄紺でした。スタジアムの前には、ベーエンディックというスーパーマーケットがありました。これとの落差は大きいものがあります。その前のジャッデで、パチャ・チョルバスを出す店に入ったのも、このときです。羊の頭の肉を削いで、チョルバに入れてくれました。チョルバに入ると、まるでたたきの肉です。そして、そぎ落とした羊の頭骨を、外に見えるようにピラミッド状に積んでいました。今、ガジアンテップどころか、そないなことをしている店って、まあ、見かけませんね。


スタジアムの遠景@

スタジアムの遠景A

スタジアムの遠景B

博物館の逸品@

博物館の逸品A

 その後、ガジアンテップには、4回(バスの乗り換えのためにもう1回入っていますが)入っています。その内の2回は、サッカー観戦です。トルコで初めて、サッカー観戦をしたのも、この町です。とにかく、スタジアムが、街の中心部にあるのがいいのです。横には、件の広大な公園が広がっていますから、これも都会の雰囲気がします。2回目のサッカー観戦は、ルチェスクが監督就任後間もない頃で、ウミト・ダヴァラが、ガラタサライのユニフォームを着て出場した最後の試合です。考えてみると、それを最後に、ガジアンテップではサッカー観戦をしていないことになります。かつて、アナトリアで、トラブゾン・スポルに次いで優勝するのは、ガジアンテップ・スポルだと言われた時期があります。現在は、そこまでの勢いはありませんが、あの都会的雰囲気のなか、これから幾度となくサッカー観戦をしたいという衝動に駆られてしまいます。スタジアムも整備が進んでいます。カレに向かう道も都会的になってしまいました。ベーエンディックが消え、そこには、今、MIGROSがあります。歩道橋なんてものが、ジャッデにはかかっています。その一方で、ここのチャルシュは、雰囲気があります。板金屋さんのトンカチする音の聞こえる古風な雰囲気を残しているチャルシュでもあり、且つ、かつてのキャラバンサライ跡地の活用も見られる、お薦めのチャルシュなのです。4回目は、2008年の夏のことです。相も変わらぬチャルシュの賑わい。黄紺の頭の中で、このときようやくチャルシュをめぐる地理がようやく完成しました。昔のキャラバンサライを活用したチャルシュだということも認識できたのも、ようやくこの時期になってからです。かなり、自分の鈍さも、同時に認識できました。久しぶりに行ったため、こちらの博物館がリニューアルしていたのを知ったのも、このときです。スタジアムの傍らという位置は、以前と変わらないものでしたが、収蔵物の充実とともに、都会的雰囲気のする建物に変わっていました。


カレからチャルシュへ
カレ&チャルシュ

カレとチャルシュは繋がっています。チャルシュの方から上がっていくと、それと気付きます。カレの修復は進行中です。

カレ

カレ



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