アイワルック写真館





第3回トルコ旅行、即ち、自分的には、最初から最後まで1人でトルコへ行った初めての経験である。と言っても、このときは、イズミールのトメルで遊学中のJ子に会うという約束をしていたので、実は、これが心強く行ってしまったというものであった。バンコク経由でイスタンブールに入り、J子とイズミールまで会うまでには、丸1日の余裕があるのでと、アイワルックに寄ることとにした。ただ、それだけで、この町に寄ることにした。なぜかは分からないが、イズミールまでの1日を過ごす町として、黄紺がチョイスしたのが、この町だった。ハレムからイズミール行きのバスに乗り、途中1度バスを乗り換え(バルケシ−ル)、アイワルックに着いたのは、午後9時を15分か20分は回っていたはずだ。降りたオトガルは、町はずれもいいところ。真っ暗な道を15分以上は歩いただろうか、ようやく街らしくなってきた。セルヴィスがあるかどうかを聞くことも知らなかった頃である。随分と心寂しい思いをしたことだけおぼえている。何軒か宿を探した。こんなときに限って手頃なのが見つからない。もう10時に届いていたと記憶する。1軒の粗末めなホテルに投宿。裏の家が、やけにうるさかったのだけが蘇る。そのときは、まだ、この町が、どんなにか素敵な風景を、提供してくれるかすら考えていなかった。エーゲ海沿いらしく、夜が更けても、なかなか人通りが絶えなかった。大阪・バンコク経由でイスタンブール、更にバスで、かれこれ9時間はかかったろうか、ここまで。いつしか街の喧噪、裏の家の騒々しさもかまわず、眠りこける黄紺でした。


一転、夜が明けると、街の雰囲気はがらりと変わる。街の全貌が分かるというものである。屋上のテラスでの朝食。そして、下を見下ろすと、なんと素敵なエーゲ海リゾートが、黄紺を待っていたのだ。




エーゲ海に沿ってあるメイン・ストリートに入り込んでくる路地を上っていくと、なんと伝統的家屋のお出迎えである。殆どと言っていいほど、この町に関する情報を持ち合わせてなかった黄紺は、この風景には感動した、正直。レスボス島の向かいにある町ぐらいにしか思っていなかったこの町が、とってもとっても素敵に思え、イズミールへと行かなければならないのが、もったいなくってもったいなくって。いつしか再訪と思ってる町の一つに、間違いなく数えることができる。






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