バイブルト写真館






 2005年夏、懸案だったトラブゾンとエルズルムの間を抜けてみた。但し、行程の関係で、エルジンジャンからギュムシュハネに入り、このバイブルトに入ってみた。ギュムシュハネは、谷間の街なので、緑が豊富で、木をふんだんに見ることができるが、そこからエルズルム方向に向かうと、その行程の内、2/3を過ぎたあたりから、その木がなくなっていく。エルズルムの光景と同じになるのである。そのエルズルムとの間の幹線道路に面してオトガルがあった。そんな場所にあるから、町外れにあることは、間違いない。バスを降りた人々は、ほとんど、同じ方向に歩いていく。ま、そうだろなとは思いつつ、歩いてる人に尋ねてみた。「町の中心は?」「歩いて、どのくらいかかります?」、予想通り、進行方向の先に、その中心があり、たいした距離じゃないことが判る。間もなく、右手に川が現れる。今度は、その川沿いに行けばという気になり、更に歩いていくと、まもなく小さな町の官庁街のようなところに出ると、もう、目と鼻の先が、中心街だった。その過程で、この町の象徴カレが、徐々に迫ってくる。そう、この町は、草原の中にある川とカレの街だったのです。

カレをめぐる風景

 宿に荷物を置いて、早速、カレに上ってみる。街の中心部にあるチャルシュの背後を、大きく回り込む感じの道を教えられ、カレに上る。下から見ても、その規模は大したものだったが、ますます上に行くと、その規模に驚くばかりだ。規模で言えば、ガジアンテップのものくらいある。説明板を見ると、セルジュク時代のものだというから、歴史も相当なものである。丁度、街の位置が、カレを中心に発達したように見えるので、こちらの歴史も、それ相応のものがあるのだろうか? 川があるのも、落ち着く。カレの上から見ると、周囲は、木のない風景に完全に囲まれているのが、よく分かる。だから、その川を囲むかのように、とてもコンパクトに、街が広がっているのだ。一押しの、素敵な町、風通しのいいホテルといい、とても印象に残る高原の町だ。

カレと川のある街の風景、様々


 オトガルの背後を回り込むと、なぜか、ちょっと古めの遊園地がある。ぎしぎしと音を立てながら、遊具が動いている。チュルシュは、時計塔のある広場から入っていく。その一部に、石造りの家が残っている。中には、インターネット・カフェとして使われているものもあり、そのコントラストに、自然に笑みがこぼれてしまう。


チャルシュ

チャルシュ

チャルシュ

オガトル裏





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