イズミール写真館2




 J子を訪ねて、初めてイズミル入りしてから、随分と時間が経ってしまった。その後、何度か、イズミルは訪れている。その内の1回は、息子と2人で行ったこともある。冬ならと、目をつけていた、ちょっといいレストランは諦め、海岸通りで、息子とビールを呑みながら、うだうだと喋っていたという思い出も、しっかりと残っている。ここ10年以上、随分と、イズミルも変わった。地下鉄ができたり、オトガルが、遠くに引っ越したり、海岸通りが拡張したりと、たまに訪れる黄紺でも分かる変わり様は、幾つもある。いつも、バスマネに滞在し、J子に教えてもらったところを辿る。それだけでも、懐かしさが込み上げてくる。あのときは、イズミルからキプロスに旅立ったのでした。考えてみれば、イズミルからの行程では、一番大胆なことをしたのが、あのときだったのでした。
 そして、これも、最初に滞在したときに教えられたマニサ・ケバブを、必ず食べに、アルサンジャックに向かう。アタテュルクの小さな像が、いつの間にか、母親に導かれた少年ケマルに変わっていた。ここから、いつもアルサンジャックには入りたい気分。その目の前にあったマグドナルドは消えてしまった。その横っちょの広場は、それこそトルコ人が群れていた。なんか、ぞの頃見た光景は、随分と減っていってるような気がする。なぜだか、分かりかねてるが、これも変わっていってるトルコの一風景だ。この冬、一つのものを探した。イズミル国立歌劇場。イズミル国立交響楽団は、トルコでは、一番の優れものと思っている。そのオケが、レジデンツ・オケとして陣取るこのオペラ・ハウスを押さえておきたかったのだ。黄紺が、前を通ったときには、「イドメネオ」の垂れ幕が下がっていました。ただ、あわよくば公演をという希望は、きわどく実現をしなかったが、狙いはつけている。今度は、オペラ公演の日程に合わせて、イズミル入りをしましょう、ぜひ。


海岸通
海岸通 アルサンジャック
アルサンジャック コナック
ヒルトン界隈 カルシュヤカ
カルシュヤカ





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