ウシャク写真館



 ウシャクという町を知るようになったのは、全くもって偶然だった。初めて、トルコを1人歩きをしたとき、ウスパルタからキャタフヤに移動するのに、ここでバスを乗り換えることを勧められ立ち寄ったのだった。オトガルからは、すぐにはバスがなく、街道沿いのバス会社のオフィスに案内されたという思い出深いことがあった。これが、トルコだと、深く染みいるような印象を与えてくれた記念すべき町、いつかは再訪したいと思っていた町に、2006年夏に、訪れる機会がやってきた。すると、よくあることだが、オトガルは郊外に、街中は、砂ぼこりの街から、ちょっとこじゃれた街へと変身していた。街の地理は分かるわけもなく、また、何某かの案内書に書かれてあるわけではない町、でも、あのときの印象は鮮明で、断片的な記憶から、ちょっとしたノスタルジックな探訪を始めた黄紺でした。

   中心街

華やかさがあり、しかも、街作りが、とってもしっかりしてるなの印象です。

 中心のジャッデには、車が入らないように工夫された街作り。ヨーロッパの歴史都市に執られている手法が、この町でも執られていることは容易く分かる。セルヴィスも、ドルムシュも、中心街の端っこをかするように走るようになっている。そして、一番の中心には、ヨーロッパだったら、教会であり、市庁舎なんだろうけれど、ウシャクは、当然のようにジャーミー。しかも、夜間にはライトアップされるというところまで、ヨーロッパ仕様。あの砂ぼこりの、灰色の街が、ここまで変わるかと、一旦は、ノスタルジックな探訪は諦めざるを得ないかと思いました。だけど、幹線道路の位置は分かっている。エスキ・ガラジから、どういった道筋で動いたかも、鮮明に覚えている。その内の幹線道路は分かってるからと推測して、探訪を開始すると、そんなに歩き回らなくとも、瞼の奥に残ってる光景が現れた。半信半疑だった黄紺は、その辺にいた人に聞いた。「エスキ・ガラジは、どこですか」、すると、正に、黄紺が予想した方角、場所を示してくれたのでした。大変な感動でした。尋ねた場所からエスキ・ガラジって、ちょっとしか距離はなかったのだけど、こんなに簡単に分かっていいもんかと、僅かながら足が遅くなる。エスキ・ガラジに入るちょっとくびれた道は、そのまんま。中に入ると、思っていたよりは広かったが、その空間の形は記憶通り。周りの建物が変わったからでしょうか、えらく開放的になっている。でも、まちがいなく、ここにいたことがあることは実感できました。そして、翌日、あのとき同様、キュタフヤに向かって旅立った黄紺でした。

エスキ・ガラジ&その周辺


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