ウスキュダル(イスタンブール)写真館






 海峡の町イスタンブールのアジア側に拠点の一つが、ウスキュウダルだ。「ウシクダラ」という名前で、今から40年余り前にヒットした曲があるが、その名前の元になっている町であるが、あの歌の原曲は、この町とは、何ら関係がない。書記どのというから、オスマン時代には、高位の官職だったのだろうが、その書記どのに恋をした女性が主人公の歌であり、元歌は、この町とは関係ないのだが、ちょっとした音のエキゾチックな響きが、この町の名を取らしめたのだろう。この地区は、今では、イスタンブール市内だが、かつては、そうではなかったということである。現在は、エミノニュやベシクタシュからのヴァプル(連絡船)が行き来する、交通の要所となっている。イスケレ(船着き場)のすぐ近くには、大きなバスターミナルがあり、カドゥキョイと並ぶアジア側の拠点となっている。そして、そのような場所らしく、イスケレの近くには、ハレムへのセルビスが出るバス会社のオフィスが並び、決して広くはないが、対岸のベシクタシュとよく似た感じの繁華街が開けている。一見して、昔からある盛り場って感じのするところである。黄紺は、いつも、カドゥキョイを拠点にするものだから、ベシクタシュへ渡る前に、カドゥキョイからウスキュウダル行きのドルムシュに乗って、ぶらっと歩くことがある。そのドルムシュも、かつては、大きめの外車を使用していたのだが、近年、こちらの方も、イスタンブール各地を走るドルムシュ同様ミニバン的車種に変わったのは、いかにも風情が無くなったって感じで、一抹の寂しさを禁じ得ないのである。









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