2009年 6月 20日(土)午前 8時 31分
昨日から、仕事がたっぷりと湧いてきました。一昨日の気楽な時間の流れとは、えらい違い。肩がこりきった状態で、夜遊びに出発です。行き先は、動物園前の動楽亭。昨日は、こちらで「第1回桂そうば落語勉強会 兄丸寄席〜あ、アフリカゾウの巻〜」があったのです。そうばの勉強会は、昨日が初体験の日でした。番組は、そうば「フリートーク:入門秘話」、そうば「手水廻し」、都んぼ「堪忍袋」、(中入り)、そうば「近日息子」というものでした。昨日のこの会、なんか客層が変でした。落語会で、よく見かける顔は、ほぼ目につかなかった替わりに、若い女の人が多かったですね。およそ、普段の落語会で見かけるタイプの女ではないのです。そうばの交流の広さを反映したものと言っていいのでしょうか、よくわからない現象でした。「入門秘話」がおもしろかったですね。初めて聴く話でした。それのフルヴァージョンだそうです。そうばは、吉幾三の紹介で、ざこばに入門したそうで、そのいきさつが語られました。子どものとき、母親と仲良しだった人が、ハワイに移住し、その女性のハワイでの知り合いが、吉幾三だとか。また、そうばは、入門前は、武田薬品の営業をしていたそうで、昨日も、その関係者が来られていたから、雰囲気が違ったのかな? 終わってみて、一番の収穫は、そうばという噺家さんのイメージが変わったことです。自分の会を持ち、とっても生き生きとしていて、個性というものを前面に出すことができたからでしょう。元気に、結構、自分をストレートに出すことができる人なのです。存外そうではないのじゃないかと思っていたものですから、いいもの見っけの気分になりました。出来は、「手水廻し」が、だいぶと良かったんじゃないかな。「手水」というときに、前の方にアクセントを付ける方法って、誰がやりだしたのでしょうか、あれで、語り口にうまくアクセントがつくんですよね。長頭を回すときに、ロボットっぽくするのは、そうばのアイデアでしょうか、あまり感心をしません。登場人物の描き分けも、しっかりしていて、単に元気さだけに、目を奪われたわけではありません。それに比べて、「近日息子」は、勢いはあっても、テンションのクレッシェンドが、客に感じられないと、一本調子になってしまいますが、昨日のそうばは、正に、それ。突っ込みも、テンションを変え、また、ぼけて、テンションが変わる、これを客が解るような作りにしないと、このネタは成立しません。ふーっと、団朝の「近日息子」を聴いてみたくなりました。ゲストの都んぼは、昨日も全力投球、また、それの似合ったネタを仕入れたもので、自分的には、都んぼでは、初遭遇のネタでした。時には、立て膝になり、そのまま座布団からはみ出し、膝歩きをして、興奮状態に変化をもたらします。都んぼ以外の噺家さんがすると、やりすぎとかってことになるのでしょうが、都んぼだと許されるという空気を持っています。トータルイメージが、そういう空気を出しているからでしょうね。
家にたどり着くと、息子からメールが入っている。「○○のラーメン、食べに行けへん?」、、、「?」、なんのこっちゃと思い、電話を入れるのですが、なかなか繋がらない。あとで判ったことなのですが、仕事帰り、呑んできて、電車の中から、そのようなメールを送ってきていたそうなのですが、ダイエットしなければならない黄紺には、ラーメンなどとは、とんでもありません。替わりに、ドーナツをということで、そのお店に行くと、もう閉店。さりとて、ラーメンを食べるわけにはいきませんから、かなりの深夜のウォーキング。ファミレスに行き、結局、呑むことになりましたから、ダイエットにはいけないことをしてしまいました。
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