サッカーのニュースばかりを集めています。試合の報道、移籍の噂、外国で活躍するトルコ人選手のことなど、、、




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致し方ない変更(ファナティック紙 08. 3.21付)

ジャビ(ファナティック紙) モアワド(ファナティック紙) エルスン・ヤナル監督(フォトマッチ紙)  故障者を抱えたうえに、出場停止となる選手が出るという悪夢の中にいるエルスン・ヤナル監督が、またしても選手起用で考え込んでいる。

 ベシクタシュ戦に備えての練習中に傷んでしまったセルカン・バルジュの状態は、どの点をとっても快復傾向とは言えないことが明らかになったうえ、バルシュ・メミシュが出場停止を食らったため、その替わりとなる選手を探している。そのため、トラブゾン・スポルのエルスン・ヤナル監督は、調子がいいと見えるジャビを、右サイドバックに起用し、また、バルシュの替わりには、モアワドに出場の機会を与えるということだ。セルカン・バルジュの抜けた中盤には、フェルハト、ないしは、ハサン・ウチュンジュで埋めるつもりのようだ。




ガラタサライ、崩れる、大きなミス(ブギュン紙 08. 3.20付)

ゲンチレル・ビルリーイ、歓喜(NTV) セルカン・チャルク(左)(ヒュリエット紙)  ガラタサライが、トルコ杯準決勝第1戦を、アンカラで戦い、ゲンチレル・ビルリーイに屈してしまった。ブルハンの唯一の得点で敗れてしまったガラタサライは、4月15日の第2戦に向けて、アドヴァンテージを許してしまったが、この日も、また、GKアイクトが大活躍であった。リーグ戦では、前節、アンカラで、アンカラ・スポルを、0:1でくだしたガラタサライは、昨日、トルコ杯準決勝第1戦を、再び、アンカラで戦った。アフメット・アクジャン・コーチの指揮のもと、ピッチに散ったガラタサライの選手は、前半は、取り立てて特徴のない戦いをしていた。ゲンチレル・ビルリーイの方は、幾つかの好機を得ながら、GKアイクトに阻まれ、前半は、両者無得点で終わった。後半に入り、好機を掴んだのは、ゲンチレル・ビルリーイの方だった。後半15分、エルハンのシュートは、アイクトが防いだ。

                       オカン、7ヶ月ぶりに出場

 後半25分、コーエンのヘディングシュートは、バーに当たった。同26分、ブルハンが、スコアを、1:0とした。第2戦は、4月15日に、アリ・サミ・エンで行われる。ガラタサライが勝ち上がるためには、2点差での勝利が必要である。8月26日のアンカラ・グジュ戦で、90分間出場したきりであったオカン・ブルクが、約7ヶ月ぶりに、ガラタサライのユニフォームを着て、この試合に出場した。1月15日のサルエリ戦で故障を発生させたハサン・シャシュも、9分間だけだったが出場した。ガラタサライは、フェルドカンプ監督を欠き、替わりに指揮を執ったアフメット・アクジャンのもとでは、いい結果を残せなかった。この結果は、ガラタサライに失望を与え、このままでは、トルコ杯も、リーグ戦も危ないのでは考えられている。アフメット・アクジャン・コーチ指揮下での結果が悪いのではなく、悪いサッカーをしていたことが、反感を喚んでいるのだ。

【ガラタサライのメンバー】アイクト=サブリ、エムレ・ギュンギョル、セルヴェト、ハカン・バルタ=バルシュ(後半14分:オカン)、メフメット・ギュヴェン(後半35分:ハサン・シャシュ)、アイハン、アルダ=セルカン・チャルク、ノンダ




ツートップに戻す(ファナティック紙 08. 3.19付)

ケジュマン(ファナティック紙) セミフ(ファナティック紙) ジーコ監督(ファナティック紙)  この間、いずれを選ぶかが難しくなっていたケジュマンとセミフを、ジーコ監督は、カスムパシャ戦では、2人一緒に、ピッチに送り出すことを考えているようである、

                       難しくなるにつれて

 フェネルバフチェが、数ヶ月ぶりに、ツートップに戻る。ジーコ監督は、昨季の開幕当初にだけ試み、短期間で止めてしまったが、試合の成り行きで、チームが負けているときにだけ、終盤に、無理して使っていたツートップのシステムを、カスムパシャ戦とともに復活させるつもりだ。セミフとケジュマンの選択などというのは難しいと、いろんな機会に口に出していた同監督は、この2人を、金曜日夜の試合には並べて起用し、相手を打ち負かそうと考えている。
 フェネルバフチェは、カスムパシャ戦に備えての練習を開始した。痛みのあるデイヴィドは、練習に不参加であったのに対し、デニズは、一人であるがランニングを行っていた。




トルコ杯に向けて帆を上げる(ファナティック紙 08. 3.18付)

リンコン(サバハ紙) メフメット・トパル(ファナティック紙) ハカン・シュクル(ファナティック紙)  リーグ戦で、アンカラ・スポルをくだし、首位争いを続けているフェルドカンプ監督のいないガラタサライは、今度は、トルコ杯に目を向けている。だが、故障者が多く、心細くなってきている。

                       交替が行われる

 アウェー戦で、アンカラ・スポルを破り、首位争いを引き続き行っているガラタサライの目は、トルコ杯に向けられている。準決勝の第1戦、ゲンチレル・ビルリーイとのアウェー戦で決着をつけてしまおうと考えているガラタサライでは、監督のフェルドカンプは不在だ。これに加えて、故障者が出ていることで、不安が倍増してしまっている。そこで、フェルドカンプ監督の代わりを務めるアシスタント・コーチ、アフメット・アクジャンは、このトルコ杯の戦いでは、一連の選手交替を行う決意をしたということだ。

                       ハカン・シュクル、メフメット・トパル、リンコン

 先週から、背中に痛みが増しているハカン・シュクル、足首に痛みを抱えているメフメット・トパル、打撲を負ってしまったリンコン、それに、出場停止のウミト・カランが、昨日の練習には加わらなかった。リンコンの故障については、メディカル・チームは、次のようなコメントを出している。「アンカラ・スポル戦後、左大腿部裏側に受けた打撲から腫れが広がり、これに伴う痛みも発生していたため、治療を続けてきたリンコンは、MR検査の結果、内出血を起こしていることが判った」。

                       ドイツに向かう、、、

 リンコンの希望もあり、以前、よく似た故障を起こしたとき措置を受けたドイツでの治療を行うことが決められた。リンコンは、本日、ドイツに向かう。アフメット・アクジャンは、ゲンチレル・ビルリーイ戦では、FWは、ノンダとセルカン・チャルクに、中盤は、ハカン・バルタ、アイハン、バルシュ、アルダに、ディフェンスは、ヴォルカン・ヤマン、セルヴェト、エムレ・ギュンギョル、ウーウルに任せるつもりだ。そして、GKは、前節のリーグ戦でも出場したアイクトに任せるつもりだ。




フェネルバフチェ、コンヤでゴールラッシュ(ブギュン紙 08. 3.17付)

ケジュマン、セミフ(右から)(ヒュリエット紙) ケジュマン(左)(ヒュリエット紙)  ヨーロッパの征服者フェネルバフチェが、大差をつける試合を演じた。コンヤで、ジェイフンのゴールで先制を許したフェネルバフチェが、本気を出すと、セミフ(2)とケジュマン(2)のゴールで、勝ち点3をもぎ取り、優勝争いを続けることになった。コンヤは、火だるまになって崩れ落ちた。

 フェネルバフチェは、リーグ戦で下位を低迷しているコンヤ・スポルを相手に、抑えたサッカーを選択した。しかし、20分が過ぎると、優勢な試合運びを見せ始めた。前半31分、デイヴィドのパスを受けたアレックスだったが、タイミングが合わず、うまくシュートを打てず、フェネルバフチェは、みすみす1点を逃すこととなってしまった。 同32分、ウーウル・ボラルがセンタリングをしたが、デイヴィドが、チャンスを生かせなかった。同36分、アレックスのパスをを受けたウーウル・ボラルだったが、放ったシュートは、GKに押さえられてしまった。同39分、ヴェイセルが、ムラトに対し、ふわっと浮かしたパスを出した。だが、GKセルダルが、未然に、その危険なボールを防いだ。

                       後半にゴールラッシュ

 後半3分、ジェイフンが、チームに先制点をもたらした。1:0。このゴールが、寝ていた大物の目を覚ましてしまった。ジーコ監督は、セルチュクに替えて、セミフを送り出すと、次から次へとゴールが生まれた。同14分、デイヴィドの出したパスを、クレヴァーなシュートをして、スコアを、1:1とした。同15分、またしても、デイヴィドが引き寄せた攻撃から、セミフが、1:2とするゴールを決めた。同36分、今度は、ケジュマンが舞台に踊り出て、1:3としてしまった。更に、ケジュマンは、同39分には、この日のスコアを決める4点目をあげたのだった。1:4。この勝利で、フェネルバフチェは、優勝争いに重要な障害を、更に一つ乗り越えたことになる。一方、ホームのコンヤ・スポルは、降格争いのデンジャラス・ゾーンに踏み込むことになり、嫌な夢を見ることからは逃れられなかった。

【フェネルバフチェのメンバー】セルダル=ギョクハン・ギョヌル、エドゥ、ルガーノ、ヴェダーソン=デイヴィド、セルチュク(後半8分:セミフ、後半28分:マルドナド)、オーレリオ、ウーウル・ボラル(後半41分:コリン・カズム・リチャーズ)、アレックス=ケジュマン




ウミト・カランが決め、アイクトが守った(イエニ・シャファク紙 08. 3.16付)

サブリ(左)(ガラタサライ公式HP) バルシュ(右)(ヒュリエット紙)  カスムパシャ、ベシクタシュと相次いで敗れ、首位の座を奪われてしまったが、前節、カイセリ・スポルを破り元気を取り戻したガラタサライが、難しかったアンカラ・スポル戦を、僅か1点で制し、試合数が多いながらも、暫定的に首位に返り咲いた。ウミト・カランの前半25の得点までは、アイクトが、ゴールを死守し、勝利に繋がる大きな役割を果たしたのだった。

 カスムパシャとベシクタシュに敗れたあと、前節に、強豪カイセリ・スポルをくだし、ショックから抜け出したガラタサライが、残留争いから抜け出したいアンカラ・スポルとのアウェー戦を、0:1で制し、上昇を続けることとなった。前半22分、ウミト・カランが、ダイレクトパスで、ノンダにボールを出した。GKと1対1となったノンダだったが、放ったシュートは、GKセネキーに、がっちり抱え込まれてしまった。同25分、ペナルティ・エリア内でボールを得たノンダが、今度は、左にいたウミト・カランにパスを出した。そのウミト・カランが、狙いすましたゴールが決まり、ガラタサライが、先制することとなった。0:1。

                       シュートが、1本、バーにぶち当たった

 後半4分、ティタのスルーパスを、ペナルティ・エリアでもらったメフメット・ユルマズが、GKと1対1となったと思った瞬間、放ったシュートは、アイクトが、叩き出すことに成功した。同15分、アンカラ・スポルのペナルティ・エリア・ライン上でボールを得たウミト・カランが、強烈なシュートを放つと、まず、GKセネキーの指先に、そして、バーに当たってピッチに跳ね返ってしまった。同29分、アイハンが、ペナルティ・エリア内に向けて行ったセンタリングを受けたリンコンが、シュートを放つと、ボールは、バーの傍らを逸れて出て行った。同40分、セルヴェトの足下をこぼれたボールが、タイフンの前に転がった。タイフンは、ゴールマウスの真ん前からシュートを放った。それを、見事な反応で防いだのだった。

【ガラタサライのメンバー】アイクト=サブリ、エムレ・ギュンギョル、セルヴェト、ハカン・バルタ=バルシュ(後半37分:メフメット・ギュヴェン)、メフメット・トパル、リンコン、アルダ(後半10分:アイハン)=ウミト・カラン(後半42分:ブーズィ)、ノンダ




ギョクデニズの替わりはバルシュ(イエニ・シャファク紙 08. 3.15付)

エルスン・ヤナル監督(ファナティック紙) バルシュ(トラブゾン・スポル公式HP)  トラブゾン・スポルは、ベシクタシュ戦では、ルビン・カザンに移籍したギョクデニズの替わりには、バルシュを、ピッチに送り出すことになる。トラブゾン・スポルのエルスン・ヤナル監督は、カスムパシャ戦で、出場停止処分となっていたために、ギョクデニズの替わりに、バルシュを起用した。アヴニ・アカル・スタジアムでのガラタサライ戦で、いいプレーを見せて注目を集めていたバルシュに、ベシクタシュ戦では大きな役割を与えるつもりだ。同監督は、ベシクタシュ戦でのゲームプランは、バルシュを起用するということの上に組み立てることになろう。トラブゾン・スポルは、昨日も、ベシクタシュ戦に備えての練習を継続していた。同監督は、選手たちとのミーティングで、「ここまでの成績は、サポーターを悲しませている。ベシクタシュ戦は、その位置づけからして、我々にとって重要なものを持っている。イスタンブルで、ベシクタシュを倒し、サポーターを喜ばせねばならないぞ」と述べた。




ベシクタシュ、ゴール、ゴール、ゴール!(ファナティック紙 08. 3.14付)

エルトゥールル・サーラム監督(ファナティック紙) シセ(ファナティック紙) イブラヒム・カシュ(ベシクタシュ公式HP)  現在、首位に立っているベシクタシュは、イノニュ・スタジアムでのトラブゾン・スポルとの一戦に備えて、フル回転で練習に励んでいる。ベシクタシュのゴールゲッターたちは、ウムラニエで、かなりの練習を積んでいる。
                  シュート練習をやっていた
 アンカラ・スポル、デニズリ・スポル、ガラタサライ、ゲンチレル・ビルリーイと、相次いでくだしてきたベシクタシュは、今度は、目を、次なる対戦相手トラブゾン・スポルに向けている。イノニュ・スタジアムでの厳しい一戦を前にして、その準備をテンポ良く進めているベシクタシュが、昨日は、ウムラニエ・グランドで、シュート練習を行った。エルトゥールル・サーラム監督指揮下で行われた練習で、パス練習を行ったあと、セットプレー、及び、様々な攻撃パターンについての練習を行った。そして、最後に、シュート練習を行ったのだ。

                       シセとイブラヒム・カシュだけが、、、

 同監督は、ディフェンス面に問題を抱えているトラブゾン・スポルに対し、ノブレ、ホロスコ、それに、故障から回復したボボを、ピッチに送り出すつもりをしているということだ。昨日の練習で傷んだイブラヒム・カシュとシセ以外は、全選手が練習に加わっているということは、同監督を喜ばせている。ベシクタシュは、本日、マスコミには非公開で、練習を行うことにより、トラブゾン・スポル戦に、引き続き備えるつもりをしている。




セルダル・クルトゥルシュ、復帰間近(ファナティック紙 08. 3.13付)

エルトゥールル・サーラム監督(ファナティック紙) セルダル・クルトゥルシュ(ファナティック紙)  何ヶ月も、ピッチから遠ざかったままのセルダル・クルトゥルシュが、ベシクタシュの首脳陣と会った。ようやく良くなった。もし、機会を与えてもらえるなら、トラブゾン・スポル戦に出場したい。

                       練習は再開していた

 ジャン・ティガナ監督時代は、不動の先発メンバーの一角を担っていたセルダル・クルトゥルシュだったが、今季は、故障を抱えたままだった。昨季と違って、ディフェンスの右サイドバックの位置を担っていたセルダル・クルトゥルシュは、代表メンバーにまで上りつめたが、相次ぐ故障のため、そういった位置を奪われてしまっていた。イノニュ・スタジアムでのアンカラ・グジュ戦で出場したのが最後になっているセルダル・クルトゥルシュは、先週、チームに合流して、練習を再開している。

                       メンバー交代もありうる

 エルトゥールル・サーラム監督と会談を持ったセルダル・クルトゥルシュは、「自分では、良くなったと思っているので、チームに貢献したいと思っている。もし、チャンスを与えられるのなら、トラブゾン・スポル戦にも出場することはできる」と言ったということだ。これを受けて、同監督は、セルダル・クルトゥルシュを中盤に起用し、イブラヒム・トラマンを、本来の位置に戻すことになる。同監督は、先発メンバーをどのようにするかについては、試合当日に明らかにすると言っている。




練習は、早い時間帯から(ファナティック紙 08. 3.12付)

ジーコ監督(フォトマッチ紙) ギョクハン・ギョヌル(ヒュリエット紙) ロベルト・カルロス(ファナティック紙)  ジーコ監督は、コンヤ・スポル戦が、昼間に行われることから、全部の練習を、早い時間帯から行うことにした。

 1日の休暇の後、コンヤ・スポル戦に備えての練習を始めたフェネルバフチェで、マルドナドとともに、風邪のため、ヴェステル・マニサ戦では出場できなかったギョクハン・ギョヌルも練習に加わった。ロベルト・カルロスは、ランニングのあと、屋内に引き込んだが、他の選手たちは、練習試合を行っていた。ジーコ監督は、コンヤ・スポル戦が、昼間に行われることから、全部の練習を、早い時間帯で行うようにしている。フェネルバフチェは、本日、11時と、5時からの2回の練習を行うことにしているが、明日の金曜日、及び、土曜日も、ともに11時からの練習を予定している。




ギョクデニズ、ルビン・カザンへ(ファナティック紙 08. 3.11付)

ギョクデニズ(ファナティック紙)  トラブゾン・スポルのサドリ・シェネル理事長が、ギョクデニズに関し、ルビン・カザンと合意に達したと明らかにした。

 トラブゾン・スポルのサドリ・シェネル理事長が、ギョクデニズに関し、ルビン・カザンと、全ての点において合意に達したため、ベシクタシュ戦には、出場しないと述べた。今夕、ほぼ移籍に関する問題は終わったと言う同理事長は、ルビン・カザン側とは、移籍金については、870万EUROで合意に達したと語った。ベシクタシュ戦では、ギョクデニズを除いた有能な選手たちで戦うことになると述べた。ギョクデニズを理論的にはスター選手と認識する同理事長だが、実際面では、そうは言えないと言った。同理事長の言葉は、次のような言葉で締めくくられた。「スター選手というのは、チームが、コンヤ・スポル戦で、1:0で負けたとき、3:1で勝利に導く選手のことを言うのだ」。




フェネル、光が点る(イエニ・シャファク紙 08. 3.10付)

ケジュマン(NTV) セルチュク、オーレリオ(左から)(ヒュリエット紙)  トルコ杯では篩い落とされたが、セヴィリヤには勝ち、チャンピオンズ・リーグでは、準々決勝に進出したフェネルバフチェが、リーグ戦を思い出した。厳しい状況に追い込まれているヴェステル・マニサは、フェネルバフチェの貪欲なサッカーに抗うことができなかった。オーレリオ、ケジュマン(2)、それに、セルチュクのゴールを浴びせかけたフェネルバフチェは、ブルサ・スポル戦とアンカラ・グジュ戦での取りこぼしを忘れさせるものだった。そして、優勝を求める者であることを見せつけたのであった。

 先週、セヴィリヤをくだし、ヨーロッパの8強に名を連ねることになったフェネルバフチェが、その5日後に戦ったヴェステル・マニサ戦を、大差で制した。4:1。フェネルバフチェの圧力は、前半13分にはゴールに繋がった。アレックスの蹴ったフリーキックに、ヘッドを合わせたオーレリオが、スコアを1:0とした。同19分、デイヴィドのパスを受けたケジュマンがゴールを決め、点差を2と開いた。同40分、ウーウル・ボラルが左サイドから持ち込み、センタリングを上げると、そのボールを、アレックスが、ヘッドで、PKポイントのところへ落とした。そのボールを、セルチュクが、ダイレクトに蹴りこむと、3度、ヴェステル・マニサのゴールネットが揺れた。

                       慰めとなるゴールは、ブラクから

 後半12分、デイヴィドから始まった攻撃で、アレックスにボールが渡ったあと、そのアレックスからパスを受けたデイヴィドが、GKウフクと、1対1となった。そして、シュートを放つと、ボールはウフクの脚に当たり跳ね返ってきたが、今度は、そのボ−ルを、ケジュマンがゴールマウスにたたき込んだ。4:0。同27分、ブラクの、ペナルティ・エリアの外からのシュートは、バーに当たり外に出て行った。同31分、GKと1対1となったデイヴィドが、シュートを放ったが、GKウフクに押さえられた。同43分、スピードを持って生まれたヴェステル・マニサの攻撃で、ブラクが、ゴールを決めた。4:1。

【フェネルバフチェのメンバー】セルダル=オンデル・トゥラジュ、ルガーノ、エドゥ、ヴェダーソン=デイヴィド、オーレリオ、セルチュク、ウーウル・ボラル(後半42分:コリン・カズム・リチャーズ)、アレックス(後半45分:アリ・ビルギン)=ケジュマン(後半40分:セミフ)




ガラタサライ、リーグ戦で復活(イエニ・シャファク紙 08. 3. 9付)

リンコン(左)ウミト・カラン(右)(NTV) サブリ(ヒュリエット紙)  17試合負けなしのアウェーのカイセリ・スポルは、ガラタサライの勝つぞの強い意志に抗うことはできなかった。ガラタサライは、サブリとウミト・カランが、前半にあげたゴールで、首位をも伺おうかというカイセリ・スポルを、その争いから蹴落とす一方、カスムパシャ戦、及びベシクタシュ戦での敗戦で失った首位の座を追い求めている。

 リーグ戦で、ガラタサライが、強豪カイセリ・スポルを、前半にあげたゴールでくだし、首位の座を追い求め続けている。最初のゴールは、前半18分に訪れた。リンコンの放ったシュートが、相手ディフェンダーに当たり、サブリの前にこぼれると、サブリ自身が、このボールをゴールに繋げた。1:0。同30分、サイドゥが放ったシュ−トは、ゴールから離れていたアイクトを抜けたが、エムレ・ギュンギョルが、コーナーへと逃げた。同35分、点差は2と広がった。アルダの放ったシュートが、PKポイントにいたウミト・カランに転がってきた。ウミト・カランは、そのボールを、再びシュートを放つと、GKイワンコフは、ゴールネットに突き刺さるのを見ることになった。後半14分、カイセリ・スポルのペナルティ・エリアの外からメフメット・トパルが、強烈なシュートを放つと、GKイワンコフが倒れ込みながらも、コーナーに逃げた。同45分、カンゲレが、ゴール右斜め前から強烈なシュートを放った。だが、ここは、アイクトが防いだ。

【ガラタサライのメンバー】アイクト=サブリ、エムレ・ギュンギョル、セルヴェト、ハカン・バルタ=メフメット・ギュヴェン(後半18分:アイハン)、メフメット・トパル、リンコン(後半34分:ヴォルカン・ヤマン)、アルダ=ノンダ(後半28分:ハカン・シュクル)、ウミト・カラン
【カイセリ・スポルのメンバー】イワンコフ=コライ、アリ、アイドゥン、ケマル=メフメット・トプズ、ラグプ、サイドゥ、メフメット・エレン(後半24分:トゥルガイ)=カンゲレ、ギョクハン・ウナル(後半24分:イグレシアス)




ボボによる仕上げ(イエニ・シャファク紙 08. 3. 8付)

イブラヒム・ウズルメズ、ギョクハン・ザン、リュシュトゥ、ボボ(右から)(NTV) ノブレ、イブラヒム・トラマン(左から)(ヒュリエット紙)  ゲンチレル・ビルリーイとのアウェー戦で、テヨとデルガドの2本のシュートが、バーに嫌われてしまったベシクタシュは、後半15分、イブラヒム・トラマンのゴールで先制した。残留争いから抜け出すために、歯を食いしばっているゲンチレル・ビルリーイは、その9分後、ケレムのゴールで、同点に追いついた。ベシクタシュは、137週間ぶりに着いた首位の座に、途中から入ったボボが、後半ロスタイムにあげたゴールで踏みとどまった。

 トルコ・リーグで首位争いをしているベシクタシュは、ゲンチレル・ビルリーイを、終了間際のゴールで、首位の座を守った。両者が、好機を作り出すのが難しかった前半は、中盤でのせめぎ合いに終始した。前半4分、ゲンチレル・ビルリーイのディフェンスの裏に出されたボールに、デルガドが襲いかかった。だが、GKが、間に入り、ボールを大きくクリアした。同6分、テヨの蹴ったコーナーキックは、上のバーに当たり跳ね返された。同33分、セルダル・オズカンのセンタリングに合わせて、ノブレがシュートを放ったが、ボールは外に出て行った。同34分、ホロスコのパスを、ペナルティ・エリアで受けたデルガドが放ったシュートは、GKレジェプが、コーナーに逃げた。

                       最後に訪れた歓喜

 後半に入り優勢に試合を進めたベシクタシュは、危険な場面を作り出し始めた。後半6分、ゲンチレル・ビルリーイのディフェンスからこぼれたボールを得たノブレのパスに反応して、動き出したデルガドにボールが渡った。ダイレクトに、このボールをデルガドが蹴ると、ボールはバーに掴まってしまった。同15分、テヨの蹴ったフリーキックに合わせて、イブラヒム・トラマンが、ペナルティ・エリア内で、上手くジャンプすると、0:1と先制するゴールが決まった。同24分、ゲンチレル・ビルリーイの攻撃で、ペナルティ・エリア内に入ってきたボールを、バキがクリアしようとして蹴ったボールが、ケレムの前に転がってしまった。そして、ケレムが、このボールを蹴ると、ベシクタシュのゴールネットが揺れたのだった。1:1。後半ロスタイム4分、コーナーキックのボールが、ペナルティ・エリア内で大混乱となるなか、最後にボールに触れたボボが、勝利につながるゴールを決めたのだった。

【ベシクタシュのメンバー】リュシュトゥ=アリ・タンドーアン、ギョクハン・ザン、バキ、イブラヒム・ウズルメズ=セルダル・オズカン(後半28分:ボボ)、イブラヒム・トラマン、デルガド、テヨ=ホロスコ、ノブレ




ヴォルカン、4試合出場停止(NTV 08. 3. 7付)

ヴォルカン(タクヴィム紙)  トルコ・サッカー協会規律委員会は、ガラタサライとのトルコ杯の試合で、レッドカードをもらったフェネルバフチェのGKヴォルカンに対し、4試合出場停止の裁定を下した。

 規律委員会は、ガラタサライとフェネルバフチェが戦ったトルコ杯の終盤、レッドカードをもらったフェネルバフチェのGKヴォルカンに、4試合の出場停止を決めた。
 ダービーマッチの終盤、ガラタサライのゴールが決まったあと、リンコンに対して執った行動に対し、ジュネイト・チャクル主審によりレッドカードをもらい、規律委員会に送付されていたヴォルカンに対する措置は、重大な攻撃と判定され、まず、6試合の出場停止という懲罰が決められた。だが、ヴォルカン自身が挑発を受けてのことだったことに着目した同委員会は、この裁定を、4試合の出場停止へと変更した。
 ガラタサライも、この試合におけるサポーターたちのひどい応援につき、また、ピッチ上で起こった事件に対し、3万5千YTLの罰金が課せられた。
 0:0という結果に終わったアンカラ・グジュ戦には出場しなかったヴォルカンは、これで、フェネルバフチェが、リーグ戦で戦うヴェステル・マニサ戦、コンヤ・スポル戦、カスムパシャ戦には、出場できないことになった。




イブラヒム・トラマンは、再びボランチに(ファナティック紙 08. 3. 6付)

エルトゥールル・サーラム監督(ファナティック紙) アリ・タンドーアン(ファナティック紙) イブラヒム・トラマン(ファナティック紙)  ガラタサライをくだし、首位に立ったベシクタシュでは、再び、メンバーの交代が行われる。

 明日、ゲンチレル・ビルリーイ戦を控えているベシクタシュのエルトゥールル・サーラム監督は、多くの選手を欠いているために、従来とは異なったメンバーをピッチに送り出すことになる。故障が、未だ癒えていないシセの替わりに、ボランチとして、再び、イブラヒム・トラマンを起用する。ガラタサライとのダービーマッチで傷み、1ヶ月は出場できないことが明らかにされたイブラヒム・カシュの位置には、アリ・タンドーアンが起用されることになろう。中盤の右サイドには、ホロスコ、ないしは、セルダル・オズカンが起用されることが考えられる。ホロスコが、その中盤の右サイドに引いて起用された場合には、故障から回復したボボが起用されることになるだろう。




全員がヴォルカンに乗り移った(イエニ・シャファク紙 08. 3. 5付)

セミフ、デイヴィド、ルガーノ、ケジュマン(左から)(イエニ・シャファク紙) セルチュク(右)(ヒュリエット紙)  スペインで、何年も忘れられないだろう記念すべき試合が行われた夜だった。決勝戦のような雰囲気の試合で、ヴォルカンが、2つの大きなミスを犯した。セヴィリヤは、前半9分で、勝ち上がりを想像したはずだ。だが、フェネルバフチェは、落ち込むことなく戦った。90分が終わると、デイヴィド(2)とカヌートのゴールを追加され、試合は延長戦に入った。

 チャンピオンズ・リーグ2回戦の第1試合を、3:2で勝ったフェネルバフチェが、第2戦の正規の試合時間内では、2:3で終わったため、PK戦に入り、これを、2:3で制し、準々決勝に進出した。前半5分、最初のフリーキックを、ヴォルカンのミスもあり、アルヴェスがゴールを決めた。1:0。同9分、ケイタが、約20mの距離から強烈なシュートを放つと、フェネルバフチェのゴールネットに突き刺さった。2:0。同20分、アレックスの蹴ったコーナーキックに合わせて、デイヴィドが、グランダーのゴールを決めた。2:1。同33分、ヴェダーソンの30mの距離からの強烈なシュートは、枠を捉えられず外に出て行った。同41分、ペナルティ・エリア内でボールを得たカヌートが、再び、点差を2と広げるゴールを決めた。3:1。

                       PK戦で勝利

 前半の終盤、アレックスが、内へ切り返したボールを、オーレリオが、ウーウル・ボラルに出した。そして、ウーウル・ボラルが強烈なシュートを放つと、セヴィリヤのディフェンダーが、際どくクリアした。後半に入り、素晴らしいサッカーを見せたフェネルバフチェは、求めて止まないゴールを決め、試合を延長戦へと持ち込んだ。後半34分、アレックスの蹴ったフリーキックに合わせて、デイヴィドがシュートを放つ。更に、跳ね返ってきたボールを、またしても、デイヴィドが押し込んだ。3:2。試合は、このスコアで終わり、PK戦に移った。セヴィリヤは、カヌート、ドゥラグティノヴィッチがゴールを決めたのに対し、エスクード、マレスカ、ダニエル・アルヴェスは失敗した。一方、フェネルバフチェは、ヴェダーソン、オーレリオ、ケジュマンが決め、フェネルバフチェが、史上初めての準々決勝進出を決めたのであった。

【フェネルバフチェのメンバー】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル、エドゥ、ルガーノ、ヴェダーソン=デイヴィド、オーレリオ、セルチュク(後半18分:セミフ)、ウーウル・ボラル(延長後半6分:コリン・カズム・リチャーズ)、アレックス(延長後半6分:アリ・ビルギン)=ケジュマン




アンカラ・スポル、カラマンが去りスシッチが就任(NTV 08. 3. 4付)

ヒクメット・カラマン前監督(NTV) サフェト・スシッチ新監督(ファナティック紙)  アンカラ・スポルは、最近の不調の責任をとらせるということで、ヒクメット・カラマン監督を解任した。新監督としては、ごく最近まで、チャイクル・リゼで指揮を執っていたサフェト・スシッチが就くことになった。

 リーグ戦で残留争いをしているアンカラ・スポルは、ヒクメット・カラマン監督を解任し、新たにサフェト・スシッチを起用することになった。
 クラブ・ハウスで行われた理事会のあと行われた会見で、この3節行われたベシクタシュ戦、カイセリ・スポル戦、ガジアンテップ・スポル戦で、勝ち点を1しか得られなかったことから、ヒクメット・カラマン監督を解任することを明らかにした。
 アンカラ・スポルと、今季末までの契約を結んだサフェト・スシッチは、ごく最近、チャイクル・リゼを去ったところだ。スシッチは、明日、アンカラ入りして、契約を結ぶことになっている。
 アンカラ・スポルは、今季、アイクト・コジャマン監督で始まったが、その後、コジャマン監督辞任後は、ヒクメット・カラマンが、後を継いでいたところだった。
 なお、現在、アンカラ・スポルは、24節を終わったところで、勝ち点24で、15位につけている。




ついに、ベシクタシュが首位に(イエニ・シャファク紙 08. 3. 3付)

ノブレ(ベシクタシュ公式HP) セルヴェト(左)ホロスコ(右)(ヒュリエット紙)  イノニュ・スタジアムでのダービーマッチの前半は、両者、音無の構えだった。だが、後半に入り、息を呑む戦いとなった。ベシクタシュが、後半11分、スコアボードを書き替えたのだ。ベシクタシュは、その唯一の得点で、大きな歩みを進めた。137週間ぶりに、ベシクタシュは首位に立ったが、残り10節というところで、ガラタサライ、フェネルバフチェ、シワス・スポルが、勝ち点1で、後ろに付けている。

 ベシクタシュが、首位攻防戦で、ガラタサライを、1:0でくだし首位に立った。両者ともに、中盤で、随分とボールを失っていた前半14分、テヨのフリーキックのボールに、ファ−サイドでフリーになっていたギョクハン・ザンが触れることできず、ガラタサライは、大助かりとなった。同22分、デルガドのセンタリングに、ホロスコが、ゆっくりとボールを蹴ったために、GKアイクトに押さえられてしまった。

                       ノブレ、徒に過ごさず

 後半に入り、大変な興奮の嵐が生まれた。後半11分、デルガドの蹴ったコーナーキックに、うまくジャンプしたノブレが、ヘディングシュートを決め、ベシクタシュが、1:0と先制した。このゴールのあと、ベシクタシュは、好機を迎えた。同16分のテヨの強烈なシュートは、アイクトに跳ね返された。同22分のノブレのシュートも、アイクトから跳ね返った。その跳ね返ったボールを、ホロスコが触れる前に、アイクトが押さえた。同28分ノブレが、アイクトと1対1となりながら、放ったシュートは、枠を捉えることはなかった。ベシクタシュは、このガラタサライ戦での勝利で、4年ぶりの首位の座に着くこととなった。また、エルトゥールル・サーラム監督は、これで、初めてダービーマッチに勝ったことになる。

【ベシクタシュのメンバー】リュシュトゥ=イブラヒム・カシュ、ギョクハン・ザン、バキ、イブラヒム・ウズルメズ=アリ・タンドーアン(後半45分:バトゥハン)、イブラヒム・トラマン、デルガド(後半32分:セルダル・オズカン)、テヨ(後半45分:アイドゥン)=ホロスコ、ノブレ
【ガラタサライのメンバー】アイクト=サブリ(後半37分:バルッソ)、ソング(後半35分:セルカン・チャルク)、セルヴェト、ヴォルカン・ヤマン=バルシュ、メフメット・トパル、アルダ(後半45分:エムレ・ギュンギョル)、ハカン・バルタ(後半25分:ノンダ)=ウミト・カラン、ハカン・シュクル




力不足(イエニ・シャファク紙 08. 3. 2付)

オンデル・トゥラジュ、コリン・カズム・リチャーズ(左から)(フェネルバフチェ公式HP) ケマル(右)(フェネルバフチェ公式HP)  リ−グ戦でブルサ・スポルに敗れ、トルコ杯では、ガラタサライに篩い落とされたフェネルバフチェが、アンカラでも、望むべきものを見出すことができなかった。ジーコ監督は、9人の主要メンバーを欠いた上に、オーレリオとデイヴィドをピッチに送らず、つぎはぎメンバーを拵え上げた。控え中心のメンバーは、好機をも掴めず、試合を終わってしまった。それどころか、最後の30分は、次から次へと、ゴール前では危険な場面が続いたのだった。勝ち点1確保に、7ヶ月ぶりにゴールマウスを守ったセルダルが貢献した。

 フェネルバフチェが、優勝戦線に大事な勝ち点を失い続けている。先週、カドゥキョイで、ブルサ・スポルに、0:2で敗れ去ったフェネルバフチェは、絶対に勝たねばとピッチに立ったアンカラ・グジュとのアウェー戦で、0:0で終わり、優勝戦線に大事な勝ち点2を失ってしまった。ブルサ・スポル戦とアンカラ・グジュ戦と、1週間のなかで、勝ち点を、計5も失ってしまったフェネルバフチェは、首位を伺う機会を失い続けている。この1週間に戦った3試合で、ジーコ監督の選手起用が、勝ち点を失う重要な原因であったが、この日も、フェネルバフチェは、アンカラ・グジュに対して、90分間を通じて目立ったサッカーを見せたというわけではなかった。

                       セルダル、ゴール前に仁王立ち

 前半6分、アレックスのフリーキックに合わせて、ペナルティ・エリア内でフリーとなっていたオンデル・トゥラジュが、ヘディングシュートを放ったが、僅かにゴールマウスを捉えることなく外に出て行った。同11分、またしても、アレックスのフリーキックに、オンデル・トゥラジュがシュートを放ったが、枠を捉えることはなかった。アンカラ・グジュは、同37分、ギョクハンが好機を掴んだが、GKセルダルを越えることができなかった。後半21分、ドゥルエルの放ったシュートは、GKセルダルの押さえるところとなった。同31分、アンカラ・グジュは、べべが明らかなるシャンスを生かすことができなかった。同34分、ギョクハンが、セルダルと1対1となるという好機を掴んだが、放ったシュートは、GKに当たり跳ね返った。そのあと、ディフェンダーが、このボールをクリアして危険を回避したのだった。

【フェネルバフチェのメンバー】セルダル=オンデル・トゥラジュ、ヤシン、エドゥ、ヴェダーソン=コリン・カズム・リチャーズ(後半41分:デイヴィド)、ケマル(後半17分:イルハン・パルク)、セルチュク、ウーウル・ボラル(後半29分:アリ・ビルギン)、アレックス=ケジュマン




コンヤ・スポル、100勝目(ザマン紙 08. 3. 1付)

ギョクデニズ(左)(NTV) セルカン・バルジュ、ヒュセイン(右から)(トラブゾン・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第24節開幕試合コンヤ・スポル対トラブゾン・スポルの試合は、ホームのコンヤ・スポルが、1:0で勝った。リーグ戦の後半戦に入り直近の6試合を全敗しているコンヤ・スポルと、3連勝のあと、先週、ホームで、ヴェステル・マニサと引き分けたトラブゾン・スポルとの一戦で、勝利の笑みを見せたのは、コンヤ・スポルの方だった。この勝利で息を吹き返したコンヤ・スポルは、悪い状況の打開とともに、リーグ戦での100勝目を飾ったのであった。

 攻撃の応酬で始まったこの試合、トラブゾン・スポルは、開始僅3分に、ダ・シルヴァの強烈なシュートから生まれた見事なゴールで、大きく動揺してしまった。これに対するお返しをしようと頑張ったトラブゾン・スポルだったが、前半41分、ウムト・ブルトのヘディング・シュートが、バーに嫌われ、望みをつないだが、前半を、1:0で終わった。
 後半に入り、トラブゾン・スポルの攻撃が激しくなった。だが、求めて止まないゴールはあげることができなかった。ヤッターラが、後半19分、相手GKと1対1となりながら、最悪のシュートを放ち、試合をぶち壊すという感じになってしまった。同21分、ギョクデニズが、ペナルティ・エリア内で倒れると、シミュレーションの反則と捉えたフラト・アイドゥヌス主審は、議論を呼ぶレッドーカードを出した。トラブゾン・スポルは、試合の最後24分間は、10人で戦わねばならなかったが、決してすてるようなことはなかった。相手ゴールにプレッシャーをかけようとするトラブゾン・スポルだったが、必要なゴールをあげることができず、1:0で敗れてしまった。

【トラブゾン・スポルのメンバー】トルガ=セルカン・バルジュ、チャーダーシュ、タイフン、ムスタファ・ケチェリ=ヒュセイン、アイマン、フェルハト(後半30分:バルシュ)、ギョクデニズ=ヤッターラ、ウムト・ブルト




フェネルバフチェ、ディフェンス陣を変更せざるをえず(イエニ・シャファク紙 08. 2.29付)

セルダル(ファナティック紙) ケジュマン(フェネルバフチェ公式HP) ジーコ監督(ファナティック紙)  GKヴォルカン、セミフ、ルガーノ、そしてギョクハン・ギョヌルが、出場停止。アッピア、デニズ、マルドナド、ロベルト・カルロス、そしてギュルハンが、故障。ジーコ監督は、アンカラ・グジュ戦では、GKとディフェンダーを変えざるをえない。

 トルコ杯準々決勝第2戦で、ガラタサライに2:1で敗れ、トルコ杯から敗退してしまったフェネルバフチェが、そのガラタサライ戦でカードをもらい出場停止の選手が出たために、アンカラ・グジュ戦で、メンバー構成に、頭を悩ませている。ルガーノ、ギョクハン・ギョヌル、GKヴォルカン、それにセミフが出場停止、アッピア、デニズ、マルドナド、ロベルト・カルロス、そしてギュルハンの故障は治っていない。リーグ戦とトルコ杯で連敗を喫したフェネルバフチェで、ジーコ監督は、このため、アンカラ・グジュ戦では、メンバー構成を変えざるをえなくなっている。

                       セルダル、6ヶ月ぶりに復帰

 長期に渡る故障期間を経て、後半戦からチームに合流しているセルダルが、6ヶ月ぶりに帰ってくる。第3節のシワス・スポル戦で、膝を傷め、ピッチから離れている間に、前十字筋の手術を受けたセルダルが、リーグ戦では、21節ぶりに戻ってくる。ディフェンスでは、ギョクハン・ギョヌル、ルガーノ、ロベルト・カルロスの替わりに、オンデル・トゥラジュ、ヤシン、ヴェダーソンを起用するつもりの同監督は、FWには、セミフが出場停止なので、再び、ケジュマンを起用することになる。





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