サッカーのニュースばかりを集めています。試合の報道、移籍の噂、外国で活躍するトルコ人選手のことなど、、、




ブルサ・スポル、待ち望んだ勝利(イエニ・シャファク紙 11.04.24)

カーエ(左)セルダル・アズィズ(右)(マニサ・スポル公式HP) ヴェダーソン、イサク(右から)(マニサ・スポル公式HP)  試合に怒涛のごとき臨み方をしたブルサ・スポルは、前半3分、セルジャン・ユルドゥルムのゴールで幕を切って落とした。6分後に、表舞台に登場したのは、オメル・エルドーアンだった。点差を2としたのだ。点差を十分と見たブルサ・スポルを止めるのに有効な手だてを講じたマニサ・スポルは、同21分、メフメット・ギュヴェンのゴールで希望を見出した。後半31分には、イーイト・インジェデミルがレッドカードをもらい、マニサ・スポルは、10人で試合を終えることになった。

 トルコ・リーグで、ブルサ・スポルは、ホームでマニサ・スポルを2:1でくだし、丁度6週間ぶりに勝利にありついた。ブルサ・スポルに、57日ぶりに勝ち点3をもたらしたのは、セルジャン・ユルドゥルムとオメル・エルドーアンのゴールだった。前半3分、ヴォルカン・シェンの出したセンタリングに、セルジャン・ユルドゥルムが足を合わせると先制点が決まった。1:0。スピードを緩めないブルサ・スポルは、その6分後、点差を2と開いた。アリ・タンドーアンのパスを受け、右サイドからペナルティエリア内へとボールを持ち込んだバッターシャが、ゴールライン際まで進み、ニアサイドにボールを出した。そのボールを、オメル・エルドーアンがグランダーのシュートを放つとゴールネットに収まった。2:0。同21分、マニサ・スポルは、メフメット・ギュヴェンの素晴らしいゴールが決まり、点差を1と縮めた。2:1。同32分、ヴェダーソンが、30mの距離から放ったシュートは、イルケルが辛うじてパンチングで防ぎコーナーキックとなった。同43分、バッターシャのパスを受け、右サイドからペナルティエリア内へとボールを持ち込んだセルジャン・ユルドゥルムが放った、センタリングともシュートとも見えるボールは、枠のサイドを逸れて外に出て行った。前半ロスタイム2分、イサクのヘディングシュートは、サイドバーを僅かに逸れて外に出て行った。後半は、全く中盤でのせめぎあいに終始した。ブルサ・スポルは、ヴォルカン・シェンが掴んだ好機を生かすことができなかった。同31分、イーイト・インジェデミルが、2枚目のイエローカードをもらい退場処分となった。結局、試合は、前半にあげられたゴールのまま終わり、ブルサ・スポルが2:1で勝った。

【ブルサ・スポル】ヤウズ=アリ・タンドーアン、オメル・エルドーアン、セルダル・アズィズ、ヴェダーソン=セルジャン・ユルドゥルム(後半22分:オザン・イペク)、キリタ、ベキル・オザン 、ヴォルカン・シェン (後半45分:アルティドア)=バッターシャ(後半38分:イワン・エルジッチ)、ケニー・ミラー




トラブゾン、風は吹かすことはできず(スター紙 11.04.23)

ウムト・ブルト(中)(トラブゾン・スポル公式HP) ジャジャ(右端)(ヒュリエット紙)  トラブゾン・スポルの連勝が、エスキシェヒルで6で止まった。
 ムスタファとブラクのゴールは、ファウルがあったとして取り消された。ジャジャのシュートはバーに嫌われた。後半27分、ウムト・ブルトは、GKと1対1となりながら、うまくシュートを打てなかった。エスキシェヒル・スポルの方は、バトゥハン、ブルハン、ペレが、大きなチャンスを逸してしまった。フェネルバフチェが、明日勝てば、得失点差で首位に立つことになった。

 トラブゾン・スポルは、エスキシェヒル・スポルとの一戦で引き分けに終わり、首位の座があやしくなった。前半9分、ムスタファがセンタリングを行った。それに合わせてセルチュク・イナンがヘディングシュートを試みたが、ボールは、イヴェサに収まった。同24分、アランジーニョが倒されて得たフリーキックのボールを、ジャジャが蹴ると、ボールは、サイドバーに当たってしまった。その跳ね返りのボールを、詰めていたウムト・ブルトがシュートを試みようとしたがうまくいかなかった。同26分、ペレの蹴ったフリーキックのボールは、トルガに収まった。同28分、アルパーが右サイドからペナルティエリア内へと持ち込みシュートを放ったが、ボールは、サイドバーを逸れて外に出て行った。

                  ムスタファの喜びも挫折

 同36分、チャレのミスを突いて、ブルハンがボールを奪い取り、ペナルティエリア内へと持ち込んだ。だが、最後のところでエゲメンがチェックに入り危機は回避された。同37分、ウムト・ブルトのパスを受けたブラクがシュートを試みたが、ボールは枠を捉えることはなかった。同43分、左サイドから出されたセンタリングに、ムスタファがヘッドで合わせるとゴールネットを揺らした。だが、ビュレント・ユルドゥルム主審は、ファウルがあったとしてゴールと認定しなかった。後半2分、ブルハンの前にトルガがボールに触れ、大きくボールをクリアして、危ない場面が回避された。同5分、ファーサイドにいたブルハンがシュートをしようとしていたところ、アランジーニョにじゃまをされた。エスキシェヒル・スポルの選手たちはPKを求めたがダメだった。

                  トルガが仁王立ち

 同7分、ブラク・ユルマズが、ヴォルカン・ヤマンを倒して、シュートを放つと、ボールはゴールネットを揺らした。主審はファウルを執り、ゴールは認められなかった。同9分、ペレが、35mの距離からシュートを放った。トルガが、コーナーへと逃げた。同12分、ブルハンがペナルティエリアへ入る直前に倒された。ペレがフリーキックを蹴ると、ボールはトルガから跳ね返った。そのボールを、トラブゾン・スポルのディフェンダーがコーナーへと逃げた。同27分、ウムト・ブルトが、GKと1対1となり放ったシュートは、イヴェサに跳ね返された。同28分、ジャジャの放ったシュートは、僅かに枠を捉えられず外に出て行った。同39分、セルダルが、左サイドからセンタリングを出した。ブルハンが、絶好の位置にいながら、放ったシュートは外に出て行った。後半ロスタイム3分、ウムト・ブルトの放ったシュートは、イヴェサに収まった。

【トラブゾン・スポル】トルガ=ムスタファ(後半45分:バルシュ)、エゲメン、ギライ、チャレ=セルチュク・イナン、コルマン(後半37分:パウエル・ブロセク)、アランジーニョ(後半25分:ヤッターラ)=ブラク、ジャジャ、ウムト・ブルト




イブラヒム・アクンが相次いでゴール(イエニ・シャファク紙 11.04.22)

ゲンチレル・ビルリーイvsイスタンブル市役所スポル(イスタンブル市役所スポル公式HP) ゲンチレル・ビルリーイvsイスタンブル市役所スポル(イスタンブル市役所スポル公式HP)  トルコ杯で、昨年、準決勝で敗退したイスタンブル市役所スポルが、今季は、決勝進出を決め、クラブ史上最もいい成績を残すこととなった。アンカラでのアウェー戦で、前半11分と22分にイブラヒム・アクンが、そして、同25分にはテュムがゴールを決め、決勝進出を決めたイスタンブル市役所スポルは、5月11日に行われる決勝で、ベシクタシュと対戦する。

 トルコ杯の決勝のカードが明らかになった。イスタンブル市役所スポルが、ホームの第1戦で1:1と引き分けに終わったゲンチレル・ビルリーイとの第2戦、アンカラでのアウェーでの戦いで、これを前半にあげたゴールで0:3とくだし、決勝進出を決めた。昨季、準決勝で敗退したトルコ杯の戦いで、今年は決勝にまで進出し、クラブ史上最高の成績を記すことになったイスタンブル市役所スポルは、5月11日、カイセリ・カディル・ハス・スタジアムで、ベシクタシュと決勝を戦うこととなった。イスタンブル市役所スポルの勝利を導いた得点は、前半11分と22分にイブラヒム・アクンが、また、同25分にテュムのあげたものである。

【ゲンチレル・ビルリーイ】オズカン、オルハン、アイクト、ブラク、ムラト(後半1分:メフメット)、ジェム・ジャン、ジェディナク、オクタイ(後半26分:セルカン)、フルシュト、ムスタファ、ゼク(前半39分:ヤシン)
【イスタンブル市役所スポル】ハサジッチ、ルズヴァン、ジャン、メティン、エクレム、ジハン、マフムト、ホルメン、ホロスコ(後半35分:アリ)、イブラヒム・アクン(後半22分:テヴフィク)、テュム(後半29分:ギョクハン・ギョヌル)




ベシクタシュ、ファイナルへ飛び上がる(イエニ・シャファク紙 11.04.21)

クアレスマ(右)(ヒュリエット紙) エルンシュト(右)(ヒュリエット紙)  勝ち上がるためには、4点差以上の勝利が必要だったホームのガジアンテップ・スポルは、立ち上がり早々5分のオルジャンのゴールで希望が沸いた。右へ左への攻撃は、ベシクタシュを緊張させた。しかし、シマオがPKによるゴールを決めると、ベシクタシュは楽になった。
 アルメイダにより勝ち越し点をベシクタシュがあげると、ガジアンテップ・スポルは、再び、オルジャンがゴールで応酬した。5月11日の決勝に駒を進めることとなったベシクタシュにとって、UEFA杯の戦いへと進むためには、あと1つの試合を乗り越えるところとなった。

 ベシクタシュが、トルコ杯準決勝第2戦で、ガジアンテップ・スポルと2:2で引き分け、決勝進出を決めた最初のチームとなった。前半5分、右サイドでボールを得たイスマイル・ソサが、ペナルティエリア内へ向けてセンタリングをあげると、ファーサイドにいたオルジャンがヘッドで合わせた。ボールは、リュシュトゥが見送るなかゴールネットを揺らした。1:0。同11分、シマオが左からセンタリングを入れると、全くフリーになっていたシヴォクがヘッドで合わせた。GKカルセマルスカスが、際どいところでボールを外に出し、絶体絶命のピンチをクリアした。同32分、ベシクタシュの攻撃のなかで、ペナルティエリア内にいたセルダル・クルトゥルシュの手にボールが当たり、主審はPKを指示した。このPKをシマオが決め1:1となった。後半4分、ガジアンテップ・スポルが攻撃に入っているとき、ボールを奪ったイスマイル・キョイバシュが、クアレスマにパスを出した。クアレスマは、全くフリーになっていたアルメイダにパスを出すと、アルメイダが、2:1とするゴ−ルを決めた。同23分、オルジャンが、ゴールマウスまで30mの距離から強烈なシュートを放つと、ボールは、リュシュトゥの両手の間を抜けて、ゴールネットに突き刺さり、同点となった。2:2。同35分、右サイドでゴールライン際までボールを持ち込んだシマオが、ペナルティエリア内へ向けてグランダーのボ−ルを入れると、ニアサイドへ走り込んできたボボが強いシュートを放った。GKカルセマルスカスは、このボールをピッチ内へと跳ね返した。その跳ね返りのボールに対し、クアレスマが強烈なシュートを放つと、ボ−ルは、ヤルチュンの胸に当たってコーナーキックとなった。

【ベシクタシュ】リュシュトゥ=エクレム・ダー、イブラヒム・トラマン、シヴォク、イスマイル・キョイバシュ=クアレスマ、ネジプ、エルンシュト、フェルナンデス=シマオ(後半41分:ヒルベルト)、アルメイダ(後半16分:ボボ)




セルジャン・ユルドゥルム、2014年まで契約延長(ミリエット紙 11.04.20)

セルジャン・ユルドゥルム(ヒュリエット紙)  ブルサ・スポルのセルジャン・ユルドゥルムが、ブルサ・スポルと行っている現行の契約を2014年まで延長した。

 ここ2シーズン、国内の、また海外からも、多くのクラブの移籍リストにピックアップされてきて、1月の移籍解禁期間には、一旦、ロコモティフ・モスクワへの移籍が決まりかけながら、最後の詰めで破談となったセルジャン・ユルドゥルムが、ブルサ・スポルとの契約を更改した。
 ブルサ・スポルのイブラヒム・ヤズジュ理事長が当たった交渉の結果、セルジャン・ユルドゥルムは、2012年で満了する契約を、2014ン年まで延長することに同意したということだ。
 また、契約が来季で満了するオザン・イペクとヴォルカン・シェンとの交渉も続けているブルサ・スポルは、これらの選手との契約更改が固まったのちに公式発表を行い、3人揃っての公開調印式を行う手筈となっているということだ。




獅子の欠片(イエニ・シャファク紙+ガラタサライ公式HP補綴 11.04.19)

アルダ(右)(ヒュリエット紙) クリオ(右端)(ミリエット紙)  マニサでの点の取り合いは、アルダ主将のゴールから始まった。アルダは、前半14分と17分に、2つともきれいなゴールを決めた。ホームのマニサ・スポルは、ディクソンのゴールで点差を縮めた。クリオが、再度、点差を拡げるゴールを決めた。そして、カーへが、この試合のスコアを決するゴールを決めた。ガラタサライは、これで6週間ぶりに、勝ち点3を手に入れ、サポーターの顔をほころばせた。

 トルコ・リーグで、史上最悪のシーズンを送っているガラタサライが、マニサ・スポルとのアウェー戦を2:3で制し、6週間ぶりに勝利を手に入れた。試合の立ち上がりから優勢に試合を進めたガラタサライは、次から次へと仕掛ける攻撃で、マニサ・スポルのゴールに攻め寄せた。前半14分、ガラタサライが先制した。クリオの蹴った右コーナーキックのボールを、ファーサイドで待ち構えていたアルダが、ヘッドで合わせゴールネットを揺らしたのだ。0:1。同17分に得たフリーキックを蹴ったサブリからのボールは、調節ゴールを狙ったが、相手の壁に当たり跳ね返ってきたところ、再度、サブリが、今度は、相手ディフェンダーの裏を狙ってボールを放り込むと、そのボールに合わせて、アルダがシュ−トを放つと、GKに跳ね返されたが、戻ってきたボールを、アルダが、今度はヘッディングシュートを試みると、ボールはゴールネットを揺らした。後半7分イサクのシュートは、直接外に出て行ってしまった。同14分、コーナーキックからのボールに、いいジャンプを見せたディクソンが、点差を1と縮めるゴールを決めた。1:2。同15分、クリオのロングシュートが、カラバネに当たり方向を変えゴールネットに突き刺さった。1:3。同20分、またしてもコーナーキックからのボールに、今度はカーへがヘッドで合わせるとゴールが決まり、点差を再び1とした。2:3。

【ガラタサライ】ザパタサブリニール、セルヴェト、ギョクハン・ザン、インスア=クリオ、ムスタファ・サルプ、アイハン、アイドゥン(後半29分:ロリック・サナ)、アルダ(後半45分:バルシュ)=スタンク




トラブゾン・スポルは首位の座を明け渡すつもりなどない(ザマン紙 11.04.18)

ブラク・ユルマズ(ヒュリエット紙) ヴォルカン・シェン(左)ジャジャ(右)(ヒュリエット紙)  今週末、最も関心を集めた試合、優勝争いを展開しているトラブゾン・スポルが、ヒュセイン・アヴニ・アカル・スタジアムに、昨季の優勝チームブルサ・スポルを迎えた。サッカー人生を通じて、最も輝いたシーズンを送っているブラク・ユルマズが、またしてもトラブゾン・スポルを背負って立った。1:0。最少得点での勝利を続けているトラブゾン・スポルは、トルコ・リーグ残すところ5節となったところで、フェネルバフチェから首位の座を奪い取った。

 今週末、最も関心を集めた試合、優勝争いを展開しているトラブゾン・スポルが、ホームにブルサ・スポルを迎えた。1:0。トラブゾン・スポルに勝利をもたらしたゴールは、ブラク・ユルマズがあげたものだった。この試合に、多くのサポーターの声援を受け臨んだトラブゾン・スポルは、相手を自陣に閉じこめ、ゴールを模索することに努めた。ホームのトラブゾン・スポルは、攻撃ラインを、ジャジャ、アランジーニョ、ブラク・ユルマズ、ウムト・ブルトで組み立て、試合開始当初よりゴールを求めに行った。
 相手の圧力に対して、急襲でもって応じようとしたブルサ・スポルは、自陣に閉じこめられないで、また、相手に対しゴールチャンスを作らせないで、前半を終えることを目指した。前半27分、左サイドからジャジャがアランジーニョにパスを出した。そのアランジーニョが、フリーになっていたブラクにボールを出した。GKと1対1となったブラクが、絶好の状態でボールに触れた。だが、タイミング良く前に出たイワンコフが、ゴールを許さなかった。前半の終了間際、表舞台に登場したのは、またしてもブラク・ユルマズだった。前半45分、ブラク・ユルマズが、ペナルティエリア外でボールを得て、ゴール左斜め前から動き出した。相手選手をかわしたブラクは、ちょうどいい具合のシュートを放つと、ボールは相手ゴールネットを揺らしていた。1:0。後半、トラブゾン・スポルは、自陣に引くのではなく、ブルサ・スポルよりボール支配をして、更に点を重ねようとする道を採った。ワントップのケニー・ミラーが、トラブゾン・スポルのディフェンダーの中に埋もれてしまったことは、ブルサ・スポルの攻撃に支障をきたすこととなってしまった。後半、試合を、望む通りに進めることのできたトラブゾン・スポルは、明らかなるゴ−ルチャンスを掴めなかったにしても、ブルサ・スポルにも、ほぼチャンスらしいものを与えることなく90分間を終え、勝ち点3を獲得した。トラブゾン・スポルの勝利に貢献したのは、アランジーニョとジャジャの2人だった。ディフェンス面では見るべきところがなかった2人だが、組織的攻撃に寄与していたのだった。

【トラブゾン・スポル】トルガ=セルカン・バルジュ(後半43分:グロワチュキ)、ギライ、エゲメン、チャレ=コルマン、セルチュク・イナン、アランジーニョ=ブラク、ジャジャ(後半28分:ジェイフン・ギュルセラム)、ウムト・ブルト(後半45分:バルシュ)
【ブルサ・スポル】イワンコフ(前半41分:ヤウズ)=アリ・タンドーアン、オメル・エルドーアン、イブラヒム、ヴェダーソン=ヴォルカン・シェン、スヴェンソン(後半35分:インスア)、ベキル・オザン、オザン・イペク、バッターシャ(後半21分:アルティドア)=ケニー・ミラー




試合は終わったが、フェネルバフチェは終わるわけにはいかない(イエニ・シャファク紙 11.04.17)

エムレ・ベレズオウル(左)(ヒュリエット紙) メフメット・トプズ(右)(ヒュリエット紙)  後半に入り、最も勝ち点を稼いだ二つのチームが、情け容赦のない戦いを繰り広げた。高まりきった緊張のなか、13枚のイエローカードが、1枚のレッドカードが乱れ飛んだ。フェネルバフチェではギョクハン・ギョヌルの、また、ガジアンテップ・スポルではオルジャンのシュ−トが、バーに嫌われた。試合は、両者無得点で終わり、トルコ・リーグにはさしたる変化は起こらないと思われたとき、ドス・サントスが、後半ロスタイム4分にゴールを決め、フェネルバフチェは、試合数が多いなかだが首位に立った。

 トルコ・リーグで、フェネルバフチェは、ガジアンテップ・スポルを、後半ロスタイムで1:0でくだし、優勝への意欲を示すこととなった。前半21分、ニャンがイワンのチェックを受け地面に倒れ込んだが、ヒュセイン・ギョチェク主審はシミュレーションと判定し、ニャンに対しイエローカードを出した。同23分、ニャンがシュートを放ったが、GKカルセマルスカスががっちりと胸に収めた。同31分、ギョクハン・ギョヌルが放った強烈なシュートは、上のバーに当たって跳ね返された。結局、前半は、両者とも無得点で終わった。後半4分、オルジャンが、ゴール左斜め前から強いシュートを放った。ボールは上のバーに当たって跳ね返された。そのボ−ルを、ディフェンダーがコーナーへと逃げた。同8分、ジャネル・エルキンのセンタリングに、セミフが合わせると、ボールはゴールマウスに収まったが、主審は、GKに対しファウルがあったとして、このゴールを認めなかった。同16分、再度、ジャネル・エルキンの左からセンタリングに合わせて、セミフがシュートを放ったが、デニーがコーナーへと逃げた。同22分、ワグナーが強烈なシュートを放った。ヴォルカンがピッチ内に跳ね返すと、ディフェンダーが、これを大きくクリアした。後半ロスタイム4分、ストーの放った強烈なシュートは、バーに当たり跳ね返されてしまったが、詰めていたドス・サントスが狙いすましてゴールを決め、この試合のスコアを決した。1:0。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル、ヨボ、ルガーノ、ドス・サントス=メフメット・トプズ、エムレ・ベレズオウル、クリスティアン(後半33分:ストー)、ジャネル・エルキン(後半23分:ディア)、アレックス=ニャン(前半34分:セミフ)




点を取りに行って取られてしまう(イエニ・シャファク紙 11.04.16)

ニハト、ネジプ(右から)(ベシクタシュ公式HP) ヒルベルト(左)(ベシクタシュ公式HP)  前節、アウェーでカスムパシャをくだし、トルコ・リーグで上位進出をし始めたベシクタシュだったが、ホームのゲンチレル・ビルリーイ戦でエンストを起こしてしまった。しかし、それにも拘わらず、試合数が多い中でだが、ベシクタシュは5位に上がった。試合に怒濤の如き臨み方をしたベシクタシュは、前半28分、シマオのゴールで先制した。後半8分には、イブラヒム・トラマンのゴールで点差を2とした。更に、ベシクタシュは3点目を狙ったが、ゲンチレル・ビルリーイは、同17分にジェディナクが、同27分にはムスタファ・ペクテメクがゴールを決め、イノニュ・スタジアムから勝ち点を得て戻ることになった。

 ベシクタシュは、トルコ・リーグ第29節開幕戦で、ゲンチレル・ビルリーイと2:2の引き分けに終わった。この試合の前半、優位に立ったのはベシクタシュの方だったが、中盤を厚くして、ゲンチレル・ビルリーイの攻撃を組み立てさせなかった。一方のゲンチレル・ビルリーイは、カウンター攻撃でゴールを模索した。前半11分、ゲンチレル・ビルリーイがゴールにかなり近づいた。ゼクが、左サイドから、相手選手をかわしペナルティエリア内へボールを持ち込んだ。狭い角度から、強烈なシュートを放ったが、ボールはサイドネットに吸い込まれただけだった。同13分、イスマイル・キョイバシュのシュートは、GKがキャッチした。同27分、イスマイル・キョイバシュが、ペナルティエリア内でごろのパスを出すと、それに合わせて、シマオが強いシュートを放つと、ベシクタシュの先制点となった。1:0。同30分にはアルメイダが、また、同32分にはニハトが、それぞれシュートを放ったが、ともにGKオズカンの押さえるところとなり、前半は、ベシクタシュが1:0とリードしたまま終わった。ベシクタシュは、後半もいい始まり方をしたが、特にディフェンスでミスが生まれ、危ない場面が起こっていた。後半8分、ニハトの蹴った右コーナーキックに、ニアサイドにいたイブラヒム・トラマンがジャンプ一番ヘッドで合わせるとゴールが決まり2:0とした。同17分、シヴォクがゼクを倒して与えたフリーキックをジェディナクが蹴った。約25mの距離から蹴られたボ−ルは、リュシュトゥの両手の間を抜けゴールに突き刺さり、スコアは2:1となった。同27分、ベシクタシュのコーナーキックは結果には繋がらなかったが、ゲンチレル・ビルリーイが速い攻撃に移った。ムスタファ・ペクテメクが右サイドからスピード豊かにペナルティエリア内へと持ち込んだ。グランダーの狙いすましたシュートは、リュシュトゥが消していた方のサイドを抜けてゴールネットにおさまり、試合は引き分けに終わった。

【ベシクタシュ】リュシュトゥ=ヒルベルト、イブラヒム・トラマン、シヴォク、イスマイル・キョイバシュ=ニハト(後半22分:オーレリオ)、ネジプ、エルンシュト、フェルナンデス(後半22分:ボボ)=シマオ、アルメイダ




フェデリコ・インスアに「準備をしておけ」の指令(ファナティック紙 11.04.15)

エルトゥール・サーラム監督(ファナティック紙) インスア(イエニ・シャファク紙)  今季初め、インディペンディエンテから大きな期待を持たれて移籍してきたが、期待にこたえることができていないフェデリコ・インスアに陽の目が当たってきた。

 最近では、第26節のアンカラ・グジュ戦に出場したきりになっているアルゼンチン人選手インスアが、中盤のスヴェンソンとエルジッチの2人の調子が良くないということで、重要なトラブゾン・スポル戦を前にして、監督から「準備をしておけ」の指示が出された。インスアとともに、ボランチにはベキル・オザンが起用されるものと思われる。累積警告で出場停止のセルダル・アズィズに替えて、エルゥトゥールル・サーラム監督は、オメル・エルドーアン主将の起用をするつもりだ。




ラツィオへのロリック・サナの移籍、最終段階(ミリエット紙 11.04.14)

ロリック・サナ(ファナティック紙)  セリエAのラツィオが、ガラタサライのアルバニア人選手ロリック・サナの移籍に向けて行ってきた交渉が最終段階に入っているということだ。
 イル・コリエッレ・デッロ・スポルト紙が、この27歳のアルバニア代表選手は、来季のラツィオの選手構想の中でも先ず第一に考えている選手だということ、また、最初、450万EUROでのオファーを出したが、600万EUROまで出すつもりであることを書いている。
 また、同紙は、ラツィオのクラウディオ・ロティト会長が、ロリック・サナを、MFとしてもDFとしても使うつもりでいること、そして、ロリック・サナのような選手が必要であると述べているということだ。
 更に、同紙は、ガラタサライ側は、移籍金として800万EUROを求めていることを記し、移籍が完了するまでには、両者の交渉が、まだ必要であると書いている。




グロワチュキ・アウト、エゲメン・イン(アクシャム紙 11.04.13)

シェノル・ギュネシュ監督(トラブゾン・スポル公式HP) グロワチュキ(アクシャム紙) エゲメン(ファナティック紙)  フェネルバフチェ戦で傷んだあと、初めての試合コンヤ・スポル戦で90分間プレーしたが、イエローカードをもらい累積警告で出場停止となり、ガラタサライ戦には出場できなかったエゲメン・コルクマズが、先発に戻ってくる。
 ガラタサライ戦でミスを犯したり、マークがずれたりしたグロワチュキに替えて、シェノル・ギュネシュ監督は、エゲメンを起用する方針であると考えられている。
 同監督が「準備をしておけ」という指令を出しているエゲメンもまた、「心配無用、監督、ブルサ・スポルにたいしては、自分の能力以上のことをやるから」と応えたということだ。

                  ジャジャとセルチュク・イナンに危険信号

 トラブゾン・スポルの2人の重要な選手セルチュク・イナンとジャジャが、あと1枚のイエローカードで出場停止になるということで、同監督は頭を痛めている。ブルサ・スポル戦では、こういったリスクを持ったまま出場することになる両選手に注意喚起をしている同監督は、「絶対に、不用意なカードをもらうでない。主審とは口をきくな。相手選手とせめぎ合いになれば、まず自身を守れ」との警告を発している。




ベシクタシュ、舞い上がる(イエニ・シャファク紙 11.04.12)

クアレスマ(左)(ベシクタシュ公式HP) アルメイダ(イエニ・シャファク紙)  タイフル・ハヴッチュとともに、体質を改善したいベシクタシュが、勝利への渇望を満たした。トルコ杯では、容易くファイナルへの進出を決めたベシクタシュが、トルコ・リーグで、カスムパシャをアルメイダのゴールでくだし、5位まで上昇してきた。

 ベシクタシュが、トルコ・リーグ第28節の最終試合で、カスムパシャを0:1でくだした。試合には、ホームのカスムパシャがいい入り方をしたが、その後は、試合のバランスを崩していったベシクタシュは、サイド攻撃を仕掛けてゴールを求めていった。前半26分、ヴァレラがペナルティエリア内へとボールを持ち込んだ。正に、シュ−トを放とうとした瞬間、間にイブラヒム・トラマンが入り、危ない場面を未然に摘んだ。同36分、クアレスマが、右サイドからゴールにパラレルなセンタリングを送ったが、誰も、そのボールに触れることができないと、カスムパシャのディフェンダーが大きくクリアした。同41分、左サイドからのイスマイル・キョイバシュのセンタリングに、ジャンプ一番、ノブレがヘッドで合わせたが、GKフラトは跳んで、このボールをキャッチした。同43分、左サイドからペナルティエリア内へボールを持ち込んだクアレスマが出したセンタリングに、アルメイダがヘッドで合わせると、ボールは、相手GKに当たり跳ね返った。その跳ね返りのボールに足を出したアルメイダが、ベシクタシュが0:1と先制するゴールを決めた。同45分、クアレスマが、GKと1対1となった。そして、シュートを放ったが、フラトが足を出して外にボールを出した。そして、ベシクタシュは、0:1とリードを保ったまま前半が終わった。

                  ベシクタシュ、攻撃的に

 後半5分、右サイドからクアレスマがセンタリングを入れると、ファーサイドにいたノブレが、ヘッドでシマオの前にボールを落とした。シマオは、それに合わせて強烈なシュートを放ったが、ボールはサイドバーを逸れて、外に出て行った。同19分、左サイドからコルハンの蹴ったフリーキックは、ベシクタシュのゴールマウスを捉えていたが、GKジェンクが、辛うじてこれを防いだ。同25分、ヒルベルトの左サイドからのセンタリングに対し、ノブレがボールコントロールがうまくいかず、相手ディフェンダーが大きくクリアしてしまった。同27分、アルメイダが左サイドからペナルティエリア内にボールを持ち込みながら、シュートを打つタイミングが遅れ、相手ディフェンダーにクリアされてしまった。同34分、ハリルとワンツーをしてペナルティエリア内に入り込んだケラーがシュートを放ったが、ジェンクが足を出してコーナーへと逃げた。コーナーキックからのボールを、ジャンプしたエルセン・マルティンが中に入れたが、ジェンクが、この度もまた外に出すことに成功した。

【ベシクタシュ】リュシュトゥ=ヒルベルト、イブラヒム・トラマン、シヴォク、イスマイル・キョイバシュ=クアレスマ(後半22分:ニハト)、ネジプ、エルンシュト、シマオ=ノブレ(後半29分:フェルナンデス)、アルメイダ(後半35分:ボボ)




ブラクはひるむことなき戦士(イエニ・シャファク紙 11.04.11)

ブラク(左上)アイハン(左下)ギョクハン・ザン(右)(トラブゾン・スポル公式HP) セルチュク・イナン(上)クリオ(下)(トラブゾン・スポル公式HP)  テュルク・テレコム・アリーナでの無観客試合で、トラブゾン・スポルが冴えた。ブラク・ユルマズは、頭に受けた打撲のため、医師団は、プレーはしないようにとの進言には背き出場した。そして、そのブラクが放ったゴールが、トラブゾン・スポルを、優勝へと更に一歩近づけることとなった。トルコ・リーグの白眉の一戦に登場したガラタサライは、コリン・キャーズム・リチャーズが退場処分となるまで、74分間、いいサッカーを見せていた。トラブゾン・スポルは、後半37分に放たれたゴ−ルで勝ち点3を獲得した。そして、またしても4月10日の夜に、ガラタサライを6年ぶりに破った。

 トルコ・リーグで、フェネルバフチェと胸突き八丁の首位争いを繰り広げているトラブゾン・スポルが、ガラタサライをアウェーで0:1でくだし、首位の座をフェネルバフチェから1日で取り返した。前半2分、セルカン・バルジュが危ないバックパスをすると、そのボールがイエクタの前に転がってしまった。イエクタが強烈なシュートを放つと、トルガが辛うじて、これを防いだ。同3分、セルチュク・イナンが、ガラタサライの枠を捉える強いシュートを放つと、ボールは、ガラタサライのディフェンダーに当たり方向を変え枠に向かった。ザパタが、このボ−ルを辛うじてコーナーに逃げた。同11分、アランジーニョのスルーパスを受けたブラクが強烈なシュートを放ったが、ザパタがこのボールをしっかりとキャッチした。同20分、ペナルティエリア内で起こった混乱の中から、サブリがペナルティエリアの外にいたアルダにボールを出した。そしてアルダが、強烈なシュートを放ったが、トルガが素晴らしい反応を見せて、この危険な場面を防いだ。同42分、ブラクが、ペナルティエリアの外から放った強烈なシュートは、ザパタの押さえるところとなった。後半9分、サブリの右サイドからのセンタリングに、いいジャンプをしたアルダがヘッドで会わせたが、ボールはトルガが押さえた。同29分、コリン・キャーズム・リチャーズがセルカン・バルジュに執った行為に対し、一発レッドカードを喰らい退場処分となった。同31分、ペナルティエリア内で、ジャジャがファーサイドにいたブラクにパスを出した。だがブラクが、ボールをうまく扱うことができず、トラブゾン・スポルは絶好機を逸してしまった。同36分、ジャジャが、3人のガラタサライの選手の間を抜けるスルーパスをブラクに通した。そして、ブラクがインサイドでシュートを放つと、トラブゾン・スポルに勝利を喚び込むゴールとなった。0:1。

【ガラタサライ】ザパタ=ニール、ギョクハン・ザン、セルヴェト、インスア=サブリ(後半22分:ピノ)、イエクタ(前半6分:ムスタファ・サルプ)、アイハン、クリオ、アルダ=コリン・キャーズム・リチャーズ
【トラブゾン・スポル】トルガ=セルカン・バルジュ、ギライ、グロワチュキ、ピオトル・ブロセク=ブラク(後半42分:パウエル・ブロセク)、セルチュク・イナン、コルマン=アランジーニョ(後半16分:ヤッターラ)、ジャジャ(後半40分:ジェイフン・ギュルセラム)、ウムト・ブルト

※ 従来の「グロワキ」表示を「グロワチュキ」に改めます。




優勝風はエスキシェヒルから(イエニ・シャファク紙 11.04.10)

ジャネル・エルキン(左端)(ヒュリエット紙) ニャン(中)(ヒュリエット紙)  エスキシェヒルで、最初の1/4で3ゴールが生まれた。バトゥハンが、前半8分に先制したスコアは変わっていった。フェネルバフチェは、先制点の衝撃を、早々に蹴散らした。同10分に、ジャネル・エルキンのゴールで追いつき、同14分のニャンのゴールで逆転した。エスキシェヒル・スポルの方は、後半、バトゥハンのシュートがゴールポストに嫌われた。フェネルバフチェを楽にさせたゴールは、またしても控えの選手から生まれた。セミフが、点差を2と開くゴールを決めたのだった。勝ち点3を得たフェネルバフチェは、試合数が多い中だが首位に立った。

 トルコ・リーグで、フェネルバフチェが、アウェー戦でエスキシェヒル・スポルを1:3でくだし、試合数が多い中だが首位に立った。前半8分、アルパーが中盤で奪ったボールを、フェネルバフチェ陣内に持ち込んだ。そのアルパーが出したパスを、右サイドでブルハンが得た。ブルハンが、ペナルティエリア内へ出したセンタリングに、いいジャンプをしたバトゥハンがヘッドで合わせると、ゴールが決まった。1:0。同10分、アレックスがペナルティエリア内に出したパスを受けたジャネル・エルキンが、エスキシェヒル・スポルのディフェンダーのミスをうまくついて、イヴェサの左側を抜けるゴールを決めた。1:1。同14分、アレックスのスルーパスを、ペナルティエリアの前で得たニャンが、フェネルバフチェが1:2と勝ち越すゴールを決めた。同22分、アレックスのヘディングシュートは、イヴェサが大きくクリアした。後半20分、ニャンの足がボールに触れさえすれば、フェネルバフチェはゴールをあげていただろう。同30分、左サイドからのセンタリングに、見事なジャンプを見せたバトゥハンが放ったヘディングシュートは、サイドバーに当たって跳ね返った。同40分、ジャネル・エルキンの素晴らしいシュートは、イヴェサがコーナーへと逃げた。同42分、アレックスのセンタリングに足を合わせたセミフが、この試合のスコアを決するゴールを決めた。1:3。この結果、勝ち点3を得たフェネルバフチェは、試合数が多い中だが首位に立った。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル、ルガーノ、ヨボ、ドス・サントス=メフメット・トプズ、エムレ・ベレズオウル(後半38分:ギョカイ)、クリスティアン、ジャネル・エルキン、アレックス(後半44分:ベキル)=ニャン(後半38分:セミフ)




ブルサ・スポル、ギヴアップ(イエニ・シャファク紙 11.04.09)

ヴォルカン・シェン(中)(イエニ・シャファク紙) アリ・トゥラン(左)アルティドア(右)(トルコ・サッカー協会公式HP)  5試合連続勝利のないブルサ・スポルが、試合数の少ない首位のトラブゾン・スポルとの勝ち点差が11となった。ゴールの応酬となったこの試合、アルティドアとミラーのゴールで、2度にわたりリードしたブルサ・スポルだったが、ウーウル・インジェマン(2)とネジャーティのゴールを防ぐことができなかった。

 トルコ・リーグで、4試合連続引き分けに終わっているブルサ・スポルが、ホームにアンタルヤ・スポルを迎えた一戦に2:3で敗れ、リーグ戦を6試合残す段階になって、試合数の少ない首位のトラブゾン・スポルとの勝ち点差が11となってしまった。試合を優勢に始めたブルサ・スポルは、早い時間帯にミラーが掴んだ好機を生かすことができなかった。前半37分、アルティドアが、バッターシャからのパスを、ダイレクトでミラーに出した。そして、ミラーが強烈なシュートを放つと、オメルは辛うじてコーナーへと逃げた。前半ロスタイム1分、ムスタファのセンタリングに、ニアサイドにいたアルティドアが触れると、ボールは、バーに当たってからゴールに入った。1:0。後半14分、ティタのセンタリングにウーウル・インジェマンがヘッドで合わせると、同点弾が生まれた。1:1。同21分、バッターシャの素晴らしいパスを受けたミラーが、狙いすましたシュートを決め、再びブルサ・スポルがリードした。2:1。同24分、ネジャーティが、再度同点弾を放った。2:2。同30分、エルカンが、右サイドから持ち込み中へ切り返した。そのボールに、ウーウル・インジェマンが狙いすましたシュートを放つと、自身、この日2点目となる、またアンタルヤ・スポルにとっては3点目となるゴールを決めた。2:3。残りの時間、同点に追いつこうと圧力を強めていったブルサ・スポルだったが、好機を作りながら、それを生かすことができず、今節は勝ち点なしで終わることとなった。

【ブルサ・スポル】イワンコフ=ムスタファ・ケチェリ、セルダル・アズィズ、イブラヒム、ヴェダーソン=ヴォルカン・シェン、スヴェンソン、イワン・エルジッチ (後半25分:ベキル)=バッターシャ(後半30分:トゥルガイ)、アルティドア(後半43分:オメル・エルドーアン)、ケニー・ミラー




シェノル・ギュネシュ監督、ジャジャを控えに(ヒュリエット紙 11.04.08)

ヤッターラ(ヒュリエット紙) セルカン・バルジュ(ヒュリエット紙) シェノル・ギュネシュ監督(イエニ・シャファク紙)  トラブゾン・スポルは、ガラタサライとの一戦に備えての準備を続けているが、シェノル・ギュネシュ監督は、この厳しい試合の先発メンバーを明らかにした。

 トラブゾン・スポルは、トルコ・テュルコム・アリーナに、セルカン・バルジュ(タイフン)、ギライ、グロワキ、ピオトル・ブロゼク、ヤッターラ、セルチュク・イナン、コルマン、ジェイフン・ギュルセラム、アランジーニョ、ウムト・ブルトの11人で臨むものと思われる。

                  ヤッターラにチャンス

 フェネルバフチェのビリカとのお遊びのあと、大きな反感を買っているジャジャのプレーぶりを歓迎していないシェノル・ギュネシュ監督は、コンヤ・スポル戦同様、ジャジャは休ませるということだ。故障のため、ガラタサライ戦への出場が危ぶまれているブラクに替えて、同監督はヤッターラを起用するつもりだ。

                  セルカン・バルジュ、歓迎

 トラブゾン・スポルでは、現在、厳しい試合を前にして、喜ばしいことが起こっている。コンヤ・スポル戦で傷み、週初めの練習には参加できなかったセルカン・バルジュの故障が速く癒え、ガラタサライ戦には出場できるということなのだ。




ヨーロッパのカップ戦へのこだわり(イエニ・シャファク紙 11.04.07)

アルメイダ(左)(ベシクタシュ公式HP) オーレリオ(右)(ヒュリエット紙)  ベシクタシュは、無観客試合で、最後の30分で沸きかえった。シマオが幕を切って落とした。アルメイダが、2点目を記録した。そして、シマオが、再度ゴールネットを揺らした。ガジアンテップ・スポルに対して、3点差をつけて勝利を得たベシクタシュは、ヨーロッパのカップ戦への道の半ばに達した。ベシクタシュは、4月20日に予定されているガジアンテップ・スポルとの第2戦で、2点差で負けても勝ち上がることができる。

 ベシクタシュは、懲罰を受け、無観客で戦ったトルコ杯準決勝第1戦で、ガジアンテップ・スポルを3:0でくだし、第2戦に向け、大きなアドヴァンテージを獲得した。ベシクタシュは、4月20日に、ガジアンテップ・スポルとの第2戦で4:1で敗れたとしても、決勝進出となる。この試合の前半は、両チームともにゴールを食わないことを第一義に、中盤を厚くして、サイド攻撃からゴールを求めていた。前半18分、ジェンク・トスンが、PKポイントのところへ走り込んできて強烈なシュートを放ったが、リュシュトゥが辛うじてパンチングで防いだ。同38分、ワグナーのセンタリングに、ジェンクがヘッドで合わせると、リュシュトゥが横っ飛びになって、転がってきたボールをコーナーに逃げた。後半に入ると、まず優勢に立ったのはガジアンテップ・スポルだったが、その後、優位に立ったベシクタシュは、次から次へとゴールチャンスを生かすようになっていった。後半5分、オルジャンの放った強烈なシュートは、リュシュトゥがジャンプしてコーナーへと逃げた。同11分、オルジャンのセンタリングに、イスマイル・ソサが触れることができず、ガジアンテップ・スポルは、みすみす1点という機会を逸してしまった。同12分、クアレスマの放った強烈なシュートは、カルセマルカスが辛うじて防いだ。同19分、シマオが、ペナルティエリア・ライン前からフリーキックを蹴った。直接枠を捉えたボールは、ゴール隅に突き刺さった。1:0。同25分、フェルナンデスの左からのセンタリングに、イブラヒム・トラマンがヘッドで合わせたが、バーに当たり跳ね返った。同30分、フェルナンデスが、左サイドからニアサイドへのセンタリングに、ジャンプ一番、アルメイダがヘディングシュートを決めた。2:0。同41分、エルンシュトが、遠目から強いシュートを放つと、ボールはGKから跳ね返った。跳ね返ってきたボールを、詰めていたシマオが、スコアを3:0とするゴールを決めた。

【ベシクタシュ】リュシュトゥ=ヒルベルト、イブラヒム・トラマン、オーレリオ、イスマイル・キョイバシュ=エルンシュト、ネジプ、グティ(後半13分:フェルナンデス)=シマオ(後半42分:ニハト)、クアレスマ、アルメイダ(後半35分:ボボ)




フェネルバフチェ、新たな衝撃がディアから(イエニ・シャファク紙 11.04.06)

アイクト・コジャマン監督(タクヴィム紙) ディア(ファナティック紙)  左脚裏の筋肉の肉離れを起こしたディアが、故障者リストに入った。エムレ・ベレズオウルとセルチュクに次いで、ディアの故障は、コジャマン監督の計画を狂わしている。同監督は、ジャネル・エルキンとストーの2人で、代替に当てるつもりだ。

 ブジャ・スポル戦で引き分け、連勝が10で止まり、尚かつ首位の座をトラブゾン・スポルに譲ってしまったフェネルバフチェで、今、ディア・ショックが駆け抜けている。先日行われたブルサ・スポル戦で、後半の25分からピッチに立ったディアが、左脚の裏の筋肉の肉離れを発生させ、この土曜日に予定されているエスキシェヒル・スポル戦には、確実に出場できないことが判った。アイクト・コジャマン監督は、胸突き八丁の時期に入っている段階で、チームの鍵となる選手たちが傷んだことは、衝撃を受け、代替プランを立てるのにばたばたとしている。エムレ・ベレズオウルとセルチュクが傷んだのに次いで、ディアの故障発生は、アウェーで戦う重要なエスキシェヒル・スポル戦を前にして、幾つかの代替案を考えている。昨日の練習で、ハーフコートを使ったミニゲームで、同監督は、レギュラー組の左サイドバックには、ジャネル・エルキンを置き、その前にはストーを配置していた。中盤の真ん中には、メフメット・トプズとクリスティアンを置いていたが、控え組には、ドス・サントスとウーウル・ボラルを配置していた。

                  エムレ・ベレズオウルとセルチュクは

 フェネルバフチェは、4月9日(土)、トルコ・リーグ第28節をアウェーで、エスキシェヒル・スポルと戦うため、その準備を、一部練習で続けた。故障のため、治療継続中のセルチュクとエムレ・ベレズオウルは不参加であったが、ヨボが、疲労のため、同じピッチ内で個別練習を行っていた。セルチュクは、注射での治療を受けているということだが、一方、快方に向かっているエムレ・ベレズオウルは、自身に用意された特別メニューで練習を行っていたということだ。




恥っさらし(イエニ・シャファク紙 11.04.05)

ハカン・バルタ(左)(ヒュリエット紙) イエクタ(右上)(ヒュリエット紙)  ガラタサライは、27試合目で14敗を喫し、歴史的な恥ずかしい成績となっている。ライカールトが去り、ハジも去った。だが、更に悪い方向へと進んでしまった。信じられるようなことではない、だが、実際、UEFA杯優勝経験のあるガラタサライが、3ゴールを許す敗戦で、13位まで落ちてしまったのだ。そして、2部陥落までに、その幅も若干狭くなった。

 トルコ・リーグで、史上最悪のシーズンを送っているガラタサライが、アンタルヤ・スポルに3:0で敗れ、これで、アウェー戦では5連敗となった。アンタルヤ・スポルは、ホームで、6試合ぶりとなる勝利をあげた。前半10分、アルダの出したセンタリングに、ペナルティエリア内で好位置にいたセルヴェトが触れることができなかった。同19分、ロリック・サナのスルーパスで、GKと1対1となったスタンクが放ったシュートは、間に入ったデニズがコーナーキックにしてしまった。同28分、ペナルティエリア内でボールをコントロールしたティタが、絶好の位置からシュートを放ったが、ボールは外に出て行った。同31分、ティタの蹴ったコーナーキックから生まれたゴール前の混乱のなか、ボールを得たアリ・トゥランが、エルカンにボールを出した。そして、このエルカンが強烈なシュートを放つと、ゴールが決まった。1:0。同38分、ケレムのスルーパスで、GKと1対1となったネジャーティが放ったシュートは、ウフク・ジェイランに当たって跳ね返った。後半に入り、圧力を強めていったガラタサライに対し、アンタルヤ・スポルは、カウンター攻撃でチャンスを伺った。後半12分、GKと1対1となったデニズだったが、この絶好機を生かすことができなかった。同14分、セルカン・クルトゥルシュのミスパスが、あっという間にネジャーティの前に転がった。そのネジャーティが、狙いすましたシュートを放つと、これが決まり、点差を2とした。2:0。同24分、ジゥトウニに対し、ウフク・ジェイランがチェックに入り倒してしまうと、主審はPKを指示した。同25分、このPKを蹴ったネジャーティがゴールを決めた。3:0。

【ガラタサライ】ウフク・ジェイラン=セルカン・クルトゥルシュ、セルヴェト、ニール、ハカン・バル=キーウェル、イエクタ(後半40分:アイハン)、ロリック・サナ、アルダ(後半36分:ムスタファ・サルプ)、スタンク(後半32分:アイドゥン)=ピノ(後半1分:バルシュ)




フェネルバフチェ、首位陥落(イエニ・シャファク紙 11.04.04)

ニャン(左)セルダル(右)(ヒュリエット紙) アレックス、スヴェンソン、オザン・イペク(左から)(ヒュリエット紙)  フェネルバフチェは、カドゥキョイでの一戦、エムレ・ベレズオウルとセルチュクの穴を、なんとか埋めようとした。ニャン、アレックス、セミフの3人で、試合に臨んだ。だが、このスリートップでは、ブルサ・スポルのゴールマウスに対して期待された効果を生み出すことができなかった。終盤に入っては、フェネルバフチェの圧力は、ゴールをこじ開けるには十分と言えなかった。ブルサ・スポルは、昨季、最終節で掴まえたフェネルバフチェを、今回もいい結果を残すことができ、その足元を掬った。

 トルコ・リーグで、フェネルバフチェは、ホームに迎えたブルサ・スポルと引き分けに終わり、首位の座を、トラブゾン・スポルに譲ってしまった。0:0。試合を優勢に始めたフェネルバフチェだったが、最初の35分間は、相手のペナルティエリア内でゴールチャンスを生み出すことができなかった。前半36分にニャン、同41分にはメフメット・トプズが、ペナルティエリア内で掴んだ、2回のゴールチャンスを生かすことのできなかったフェネルバフチェは、前半では、ゴールをあげることができなかった。試合に慎重に臨んだブルサ・スポルは、フェネルバフチェの圧力にも拘わらず、相手に対し、ペナルティエリア内で好機を与えず、カウンター攻撃で相手ゴールに迫る機会を伺っていた。同16分、オザン・イペクが大きなチャンスを掴んだが、それを生かすことのできなかったアウェーのブルサ・スポルは、前半では、相手のゴールに迫る機会を見出すことができなかった。後半に入ると、フェネルバフチェは、正に一方的に攻め立てた。次から次へとチャンスを掴んでいったフェネルバフチェだったが、求めて止まないゴールを見出すことはできなかった。後半15分、ドス・サントスの出したセンタリングを、ニャンが落としたボールを、アレックスがヘディングシュートを試みた。だが、ボールは、GKイワンコフがキャッチした。同29分、アレックスのセンタリングに、ルガーノが足を伸ばしたが届かなかった。同37分、ギョクハン・ギョヌルが放った強烈なシュートは、ファーサイドのバーを逸れ、転がりながら外に出て行った。同45分、間接フリーキックを得たフェネルバフチェは、アレックスが触れたボールを、ドス・サントスがシュートを打ったが、ボールは相手ディフェンダーからこぼれコーナーキックとなった。この後半、ブルサ・スポルのゴールマウスを取り囲むように攻め立てたフェネルバフチェだったが、ゴールを決めることはできず、首位の座をトラブゾン・スポルに譲らねばならなくなった。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル、ルガーノ、ヨボ、ドス・サントス(後半25分:ディア)=オゼル・フルマジュ(後半35分:ギョカイ)、メフメット・トプズ、クリスティアン=アレックス、セミフ(後半25分:ジャネル・エルキン)、ニャン
【ブルサ・スポル】イワンコフ=アリ・タンドーアン(後半30分:ベキル・オザン)、イブラヒム、セルダル・アズィズ、ヴェダーソン=ヴォルカン・シェン (後半35分:セルジャン・ユルドゥルム)、スヴェンソン、イワン・エルジッチ 、オザン・イペク=バッターシャ、ケニー・ミラー (後半42分:アルティドア)




いつも、ウムト・ブルトがいる(イエニ・シャファク紙+ミリエット紙補綴 11.04.03)

セルカン・バルジュ(左)(トラブゾン・スポル公式HP) ブラク(左)ウムト・ブルト(右)(トラブゾン・スポル公式HP)  トラブゾン・スポルは、胃の痛むコンヤ・スポルとの一戦に苦しんだ。アヴニ・アカル・スタジアムで勝てない、また息を呑む首位攻防が、トラブゾン・スポルを常にストレス下に置いている。トラブゾン・スポルのゴールは、ブラクのアシストを受け、ウムト・ブルトが前半43分にあげたものだった。コンヤ・スポルも頑張った、だが勝利を得たのはトラブゾン・スポルの方だった。これで、トラブゾン・スポルは、試合数の覆い中だが、暫定首位に立った。

 トルコ・リ−グで、トラブゾン・スポルが、コンヤ・スポルを、唯一の得点でくだし、試合数が多い中だが、暫定首位に立った。リーグ戦で、優勝戦線で取りこぼしなく戦いを続けたいトラブゾン・スポルだが、決定力に欠け厳しい時間帯が続いた。トラブゾン・スポルは、求めて止まなかったゴ−ルを、前半の終了間際、ウムト・ブルトが決め、1:0と先制した。ウムト・ブルトは、このゴールで、トルコ・リ−グ100得点目を記録した。前半12分、コンヤ・スポルの速い攻撃で、GKトルガと1対1となったロバクがシュートを放ったが、コ−ナーキックに変わった。同17分、ロバクが、ゴール左斜め前で、ゴールを開けてしまっていたトルガをかわしたが、間に入ったセルカン・バルジュが遠くへとクリアした。同41分、アランジーニョの放ったシュートは、上のバーに当たって外へ出て行った。同43分、コルマンからパスを受けたブラクがウムト・ブルトにボ−ルを出した。そして、そのウムト・ブルトが、がら空きになったゴールにインサイドでボールを送り込んだ。1:0。後半に入るにあたり、ジャジャに替えてジェイフン・ギュルセラムを送り込んだトラブゾン・スポルは、守備により重点を置いた布陣とした。後半39分、GKポーエレクが開けたゴールマウスに、トラブゾン・スポルは、セルチュク・イナンからのセンタリングに、ウムト・ブルトとエゲメンがお互い打てず、絶好のチャンスを生かすことができなかった。試合は、結局、このスコアのまま終わり、トラブゾン・スポルは、アヴニ・アカル・スタジアムで、105日ぶりに勝利を収め、試合数が多い中だが暫定首位に立った。

【トラブゾン・スポル】トルガ=セルカン・バルジュ(後半30分:チャレ)、ギライ、エゲメン、ピオトル・ブロセク=セルチュク・イナン、コルマン、ブラク(後半45分:パウエル・ブロセク)=アランジーニョ、ジャジャ(後半1分:ジェイフン・ギュルセラム)、ウムト・ブルト




エムレ・ベレズオウル快復、出場できそう(イエニ・シャファク紙 11.04.02)

アイクト・コジャマン監督(イエニ・シャファク紙) エムレ・ベレズオウル(ファナティック紙)  フェネルバフチェのアイクト・コジャマン監督は、この間、危機にさらされてきた。治療が完了したエムレ・ベレズオウルが、練習不足にも拘わらず、大切なブルサ・スポル戦に出場しそうである。

 フェネルバフチェでは、明日のブルサ・スポル戦に関心が向いているが、アイクト・コジャマン監督は、リスクを負う覚悟であることを決意した。故障のため、先週、ほぼ練習に加わることのできなかったエムレ・ベレズオウルを、大切なブルサ・スポル戦のメンバー登録に入れた。同監督が、エムレ・ベレズオウルと話し、「自分ではいい感じだ。ブルサ・スポル戦でプレーしたい」という意向を受けて、登録メンバーの変更を決意したのだ。昨夜の練習の第一部で、チームに合流して練習をしたエムレ・ベレズオウルを、今日の練習でも試してみて、不具合がなければ先発で起用するつもりだ。風邪を引いて、昨日の練習には加わらなかったアレックス・デ・ソウザは、本日の練習にはチームに合流し、また、風邪を引いているママドゥ・ニャンは練習に加わらなかった。セルチュクは、治療目的で休ませられた。




やることやってるブルサ・スポル(ファナティック紙 11.04.01)

エルトゥール・サーラム監督(ファナティック紙) セルジャン・ユルドゥルム(イエニ・シャファク紙) ヴォルカン・シェン(ファナティック紙)  エルトゥール・サーラム監督との契約を、3年間延長したブルサ・スポルが、更に2つの大きな計画を練っている。ブルサ・スポルの注目の移籍候補セルジャン・ユルドゥルムとヴォルカン・シェンとの契約を更新するつもりだ。

 昨年の優勝チームが将来を見据えている。エルトゥール・サーラム監督との契約が、2012年で終わるところを、2015年までに延長したブルサ・スポルは、移籍候補者として注目を浴びているセルジャン・ユルドゥルムとヴォルカン・シェンとの契約更改を準備している。
 この2選手と交渉を持ったブルサ・スポル側は、2012年で契約が満了するセルジャン・ユルドゥルムとは、2014年まで年俸75万EUROで合意に至ったということだ。契約が2013年で満了するヴォルカン・シェンとは、年俸は同じで、契約を1年間延長するということとなったということだ。更に、ブルサ・スポル側は、この2選手との契約で、1年ずつのオプションを設定したい意向だということだ。

                  オザン・イペクとは問題あり

 セルジャン・ユルドゥルムとヴォルカン・シェンとの契約更改はほぼ完了したブルサ・スポルは、オザン・イペクとは、未だ目的を達成していない。2012年で契約が満了するオザン・イペクとも、2回に渡り交渉が持たれたが、色よい結果には至っていないということだ。ブルサ・スポル側の提案した内容に満足していないオザン・イペクは、セルジャン・ユルドゥルムやヴォルカン・シェン同様の額を得たい意向だとのことだ。イブラヒム・ヤズジュ理事長は、この日曜日に行われるフェネルバフチェとの一戦の前に、オザン・イペクの代理人と、再度交渉を持つ予定だということだ。




テュルク・テレコム・アリーナにフェネル軍団集結(イエニ・シャファク紙 11.03.19)

セルヴェト、アレックス、ギョクハン・ザン(左から)(ヒュリエット紙) アルダ(左)セミフ(右)(ヒュリエット紙)  ビッグマッチに、ガラタサライが先制した。ドス・サントスのミスを咎めてゴールが決まったのだ。フェネルバフチェは、最初の60分間で、放つことができたのは、たった一つのシュートだった。ハジ監督は、アルダとキーウェルを投入することにより、試合の流れが変わった。スーパーサヴのセミフがアレックスの素晴らしいパスを受け、相手ゴールネットを揺らした。後半42分、アレックスが再び表舞台に登場。ヘッディングシュートを決めた。これにより、フェネルバフチェは再び首位に返り咲き、ガラタサライ戦に勝利した。

 フェネルバフチェのリーグ戦での快進撃を、ライバルチームのガラタサライも止めることができなかった。ガラタサライに対して、長時間1:0とリードを許していたフェネルバフチェだったが、残り14分のなかで生まれた2ゴールで勝利を収め、首位の座を守った。テュルク・テレコム・アリーナでは負けなしのガラタサライは、初の敗戦を、ライバルチームのフェネルバフチェから受けた。ガラタサライに勝ち、勝ち点3を得たフェネルバフチェは、これで、連勝を10にのばした。前半13分、ギョクハン・ギョヌルが、ペナルティエリア内のゴール右斜め前から放った強いシュートは、枠の上を越えて外に出て行った。同14分、バロシュの放ったシュートは、GKヴォルカンから跳ね返った。詰めていたコリン・キャーズム・リチャーズが強烈なシュートを放つと、ボールはフェネルバフチェのゴールネットを揺らし、ガラタサライが1:0と先制した。同23分、コリン・キャーズム・リチャーズがペナルティエリア内でシュートを放つと、ボールが転がりながらサイドバーを逸れて外に出て行き、惜しいチャンスを逃してしまった。同24分、クーリオが、ペナルティエリア内でフリーになりながら、枠を捉えられず外に蹴り出してしまった。同27分、ペナルティエリア内でオゼル・フルマジュが放ったシュートは、ゴール隅に向かったが、GKザパタがクリアした。同34分、アレックスの蹴ったフリーキックは、直接ゴールを狙ったが、ボールは、枠の僅か上を越えて外に出て行った。後半11分、ロリック・サナの強烈なロングシュートは、GKヴォルカンがコーナ−に逃げた。同21分、クーリオのセンタリングに、ペナルティエリア内にいたスタンクがヘッドで合わせが、ボールはゴールマウスに並行に飛び外に出て行った。同31分、アレックスのフリーキックから、セミフのゴールが生まれ、フェネルバフチェは同点に追いついた。1:1。同34分、ドス・サントスのゴールライン際からのセンタリングに、ファーサイドでフリーになっていたオゼル・フルマジュは、枠を捉えられず外に蹴り出してしまった。同43分、ギョクハン・ギョヌルのセンタリングに、アレックス主将が合わせるとゴールが決まり、フェネルバフチェは、この難しい試合に1:2で勝利を収めたのだった。

【ガラタサライ】ザパタ=ニール、セルヴェト、ギョクハン・ザン、ハカン・バル=コリン・キャーズム・リチャーズ(後半17分:アルダ)、イエクタ(後半40分:アイハン)、ロリック・サナ、クリオ、スタンク(後半23分:キーウェル)=バロシュ
【フェネルバフチェ】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル、ルガーノ、ヨボ、ドス・サントス=メフメット・トプズ、クリスティアン、セルチュク(後半1分:セミフ)、オゼル・フルマジュ、アレックス(後半43分:ベキル)=ニャン(後半29分:ストー)




トラブゾン・スポル、試合ごとにロ−テーション(イエニ・シャファク紙 11.03.18)

シェノル・ギュネシュ監督(イエニ・シャファク紙)  ゲンチレル・ビルリーイとのアウェー戦では、ヤッターラ、タイフン、パウエル・ブロゼクを控えに回すことが考えられているトラブゾン・スポルのシェノル・ギュネシュ監督は、それらの選手の替わりに、セルカン・バルジュ、ジェイフン・ギュルセラム、ブラクを起用するつもりだ。また、同監督は、この難しい試合で、ディフェンス面に警戒するようにとの注意喚起を行った。

 今週末、アウェーでゲンチレル・ビルリーイと戦うトラブゾン・スポルは、全力をかけて勝利に向かっている。シェノル・ギュネシュ監督が、故障者や出場停止の選手が出たことでピッチに送り出した3選手を、ゲンチレル・ビルリーイ戦では、控えに回すことを考えている。トラブゾン・スポルが、罰則規定に則りイズミト・イスメットパシャ・スタジアムで戦ったカスムパシャ戦で、レギュラー陣に混じって起用されたヤッターラ、タイフン、パウル・ブロゼクを、戦術練習で控えに回すことを臭わした同監督は、それらの選手の替わりに、セルカン・バルジュ、ジェイフン・ギュルセラム、そして、マスクをつけてプレーすることになるだろうブラク・ユルマズを起用するものと思われる。ゲンチレル・ビルリーイ戦では、中盤を強化したいと考えている同監督は、ディフェンスが下がることに対し、注意を喚起した。カスムパシャ戦の映像を選手とともに観た同監督は、ミスを示し、引いてくるときにしくじらないように選手たちに求めた。更に、同監督は、この難しい試合では、全選手が守備の意識を持つことを望んでいる。




勝利への鍵は1点目(タクヴィム紙 11.03.17)

ハジ監督(ファナティック紙)  フェネルバフチェが勝った9試合の内8試合は、1点目を取っていることと言うハジ監督は、「ゴールを決められると、我々に利はない。だから、1点目を入れるのは、我々の方だ」と言った。

 この金曜日に、ライバルチームのガラタサライとフェネルバフチェが戦うダービーマッチの狙いは、最初の1点目だ。同監督は、フェネルバフチェが勝った直近の9試合の内8試合は、1点目をあげているとの点に注意を喚起し、選手たちに、得点を許さないように注意を喚起している。同監督は、「決して1点目を許すでない。もし許すようならば、我々に利はない。だが、もし我々の方で1点目をあげれば、試合は我々のものだ」と言い、1点目の重要さを伝えた。

                  1点目を決めた方が勝つ

 これとは別に、直近のダービーマッチ33試合を見てみると、1点目を決めた方が、大概は勝っている。ここ17年間で戦われた33試合のリーグ戦で、1点目を決めたチームの内、僅か1回だけ勝ち点なしとなっている。その試合では、リンコンのゴールで先制したガラタサライが、最後には4:1の敗戦を喫している。

                  前半15-30分に注目

 一方、ガラタサライとフェネルバフチェの一戦で、最もゴールが生まれている時間帯にも注目されている。今季、フェネルバフチェは、前半15-30分の間に17得点を決めているのに対し、ガラタサライは、僅か1点しか決めていないということだ。




ビリカのチェックを受け倒れたニャンひやっとさせる(イエニ・シャファク紙 11.03.16)

アイクト・コジャマン監督(ザマン紙) ニャン(ザマン紙)  トルコ・リーグで、3月18日(金)にガラタサライと対戦するフェネルバフチェが、一部練習でその準備を継続した。コンヤ・スポル戦で右肋骨に受けた打撲で、前日の練習には姿を現さなかったヴォルカンが、背中に痛みを感じ、治療のため練習を半ばで切り上げたが、左脚上部の筋肉に痛みのあるディアは、チームと離れて練習を行っていた。ミニゲームで、ビリカのチェックを受け、右足首をけずられたニャンは、ピッチ内で手当を受けた後、練習を継続した。

 フェネルバフチェの選手たちは、アイクト・コジャマン監督指揮下、ジャン・バルトゥ・グランドで行われた練習では、コンディション調整を行ったあと、ミニゲームを、更にフルコートを練習試合を行っていた。




シュスター監督辞任(ミリエット紙 11.03.15)

ベルント・シュスター(ファナティック紙)  シュスターが、ベシクタシュ監督を辞任した。ベシクタシュ理事会は、今季末までタイフル・ハヴチュを、監督に就任させることを決定した。

 ベシクタシュのベルント・シュスター監督が辞任した。
 同監督は、「いい成績を残せていないため、チームに留まるつもりはない」と言い、辞任を申し出たため、ベシクタシュ側は、この状況を踏まえ、本日、臨時会議を開くことになっている。
 同監督は、本日午前11時から予定されている練習を前に、選手たちに別れの挨拶をして、ウムラニエ・ネヴザト・デミル・グランドに置いている荷物を整理するということだ。

                  替わりはタイフル・ハヴチュ

 ベシクタシュ監督を辞任したシュスターの後任は、今季末まで、コーチを務めてきたタイフル・ハヴチュが務め、そして、新監督については来季に向けて考えるということだ。




次は10連勝だ(タクヴィム紙 11.03.14)

ストー(左)(ヒュリエット紙) エムレ・ベレズオウル(左)(ヒュリエット紙)  前半16分、ニャンのゴールで先制したフェネルバフチェは、その後訪れたゴールチャンスを、信じられないような逃し方をしていた。後半31分投入されたセミフが、その2分後に点差を2と開くゴ−ルを決めた。フェネルバフチェは、再び、トラブゾン・スポルから首位の座を奪回した。

 フェネルバフチェは、完全に順調だ。カドゥキョイで、コンヤ・スポルを2:0で退けたフェネルバフチェは9連勝を遂げ、再び首位の座を奪い返した。フェネルバフチェは、この試合、ここ数節の試合同様、優勢に試合を始めた。

                  アシストはエムレ・ベレズオウルから

 前線でボールを奪い攻撃を仕掛けるフェネルバフチェは、前半16分に先制ゴールを決めた。コンヤ・スポルのディフェンダーからボールを奪ったエムレ・ベレズオウルが、フリーになっていたニャンにボールを出した。そして、ニャンがいいシュートを放つと先制点が産まれた。1:0

                  ストー、決定的チャンスを逸する

 ニャンのゴール以後、フェネルバフチェは、信じられないほど好機を逸し続けた。ストーは、少なくとも3回、好機を掴みながら枠を捉えられず、またGKポ−エレクにキャッチされた。後半に入っても一方的に攻めたフェネルバフチェを楽にさせたのは、スーパーサブのセミフだった。後半31分にピッチに立ったセミフが、その2分後に、ジャネル・エルキンのパスを受け、スコアを2:0としたのだ。

                  練習試合の如き試合

 残りの時間は、さながら練習試合の雰囲気で推移したこの試合、フェネルバフチェでは、エムレ・ベレズオウルの故障が、ダービーマッチを前にして、勝利の喜びのなか陰を落とすこととなった。フェネルバフチェは、2:0の勝利で、2日ぶりにトラブゾン・スポルから首位の座を奪い返した。トルコ・リーグで9連勝を遂げたフェネルバフチェは、3月18日(金)、アスランテペで行われるガラタサライとのダービーマッチに臨むことになる。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル、ベキル、ヨボ、ジャネル・エルキン=メフメット・トプズ、クリスティアン、エムレ・ベレズオウル(後半39分:ビリカ)、ストー(後半16分:ディア)、アレックス=ニャン(後半30分:セミフ)




トルコ・リーグの将軍はトラブゾン(イエニ・シャファク紙 11.03.13)

ジャジャ(トラブゾン・スポル公式HP) ウムト・ブルト(右)(トラブゾン・スポル公式HP)  アヴニ・アカル・スタジアムでは、ここ3試合勝てないでいるトラブゾン・スポルが、懲罰規定に則りコジェリで戦った試合では笑うこととなった。トラブゾン・スポルに勝ち点3を、スタンドを満員にした素晴らしいサポーターとジャジャがもたらした。

 トルコ・リーグで、トラブゾン・スポルが、カスムパシャを僅か1点でくだし、試合数が多いなかだが、暫定首位に立った。1:0。トラブゾン・スポルが、罰則規定に則りコジェリ・イスメトパシャ・スタジアムにカスムパシャを迎えて行った試合での勝利をもたらしたゴールを放ったのはジャジャだった。この試合、トラブゾン・スポルが優位に試合を始めた。前半3分、右サイドから出されたセンタリングに、いい位置取りをしていたジャジャがシュートを放ったが、ボールは僅かに枠を捉えることができなかった。同18分、ディミトロフの強烈なシュートは、バーの上を僅かに越えて外に出て行った。同19分、ヤッターラのパスが、GKフラトからこぼれると、詰めていたウムト・ブルトが放ったシュートは、ゴールマウスががら空きになっていたにも拘わらず、枠の外に蹴り出してしまった。同22分、ブロゼクのパスを受けたジャジャが、GKと1対1となり、相手ゴールネットを揺らした。1:0。同34分、カスムパシャの攻撃で、ディフェンスからのこぼれ球を得たケラーが、強いシュートを放ったが、オヌルがこれを防いだ。
 後半に入り、カスムパシャがより優位に立った。後半24分、ディミトロフがペナルティエリアの外から放った強烈なシュートは、僅かに枠を捉えることなく外に出て行った。同25分、セルチュク・イナンが、約40mの距離からの強いシュートを放つと、GKフラトは辛うじてコーナーに逃げた。同28分、GKフラトをかわし、ウムト・ブルトがシュートを放つと、相手ディフェンダーに当たって跳ね返った。その跳ね返ったボールを、再度ウムト・ブルトがシュートを放ったが、ボールは枠の傍らを逸れて外に出て行った。同33分、ジェイフン・ギュルセラムの放ったシュートは、GKフラトが防いだ。同37分、アランジーニョが狙いすましたいいシュートを放ったが、フラトが辛うじて外に出した。後半ロスタイムの最後の最後で、ハリルの放ったシュートが、タイフンのまず脛に、次いで手に当たった。だが、クドゥシ・ミュフトゥオウル主審は、カスムパシャの選手たちが、PKとのアピールをしているなか、試合続行を命じた。試合は、このまま終わり、勝ち点を57に伸ばしたトラブゾン・スポルは、試合数が多いなかだが暫定首位に立った。

【トラブゾン・スポル】オヌル=タイフン、グロワキ、ギライ、ピオトル・ブロセク=セルチュク・イナン、コルマン、パウエル・ブロセク(後半13分:ジェイフン・ギュルセラム)=ヤッターラ(後半30分:アランジーニョ)、ジャジャ(後半ロスタイム2分:ムスタファ・ユムル)、ウムト・ブルト




ベシクタシュ、飛び立てず(イエニ・シャファク紙 11.03.12)

ボボ(中)(ベシクタシュ公式HP) フェッラーリ(右)(ヒュリエット紙)  ベシクタシュは、数節前には負けたとしても、観る者に、そのサッカーは喜びを与えていた。だが、いまやそれも続けることができなかった。ベシクタシュは、90分を通じて、ボボが2度相手ゴールに脅威を与えた。マニサでのサッカーにもならない無得点試合は、スタンドに詰め掛けたサポーターに眠気を催させていた。勝ち点2を失ったベシクタシュは、首位争いをするチームの足元にすらすがるチャンスをも、ほぼ失った。

 トルコ・リーグ第25節の開幕試合で、ベシクタシュは、マニサ・スポルとのアウェー戦を戦い、0:0の引き分けに終わった。マニサ・スポルが、より多く相手陣内で戦ったこの試合の序盤、両者ともにゴールに迫ることが難しかった。前半28分、シンプソンのパスを受けたムラトが、いい位置取りをしていたマヌチョにボールをはたけず、マニサ・スポルは、みすみすゴールチャンスを生かすことができなかった。同37分、ドーウカンの左サイドからのセンタリングを、GKイルケルが大きくクリアするのに成功した。同45分、ボボのパスを、ゴール右斜め前で受けたエクレム・ダーがシュートを放ったが、ボールはバーの上を超えて外に出て行った。ベシクタシュの枠を捉えた初のシュートは、後半25分になってから放たれたボボのシュートだった。このシュートは、ボボがペナルティエリア内へ持ち込んで放ったものだったが、イルケルが辛うじてパンチングで防いだ。同30分、フェルナンデスの放ったシュ−トは、イルケルに当たり跳ね返った。詰めていたボボが、再度シュ−トを放ったが、枠を捉えることができなかった。同35分、シンプソンの左サイドからの枠に向かって跳んだボールは、上のバーに当たり外に出て行った。同40分、エクレム・ダーが、フェルナンデスのパスを受けてペナルティエリア内に入った。そのエクレム・ダーが、ゴ−ルエリア内へいいパスを出したが、ボボが、いい位置にいたにも拘らず、そのへディングシュートは、枠を捉えることができなかった。そして、結局、両者も得点のまま終わった。

【ベシクタシュ】リュシュトゥ=エクレム・ダー、イブラヒム・トラマン、フェッラーリ、ドーウカン=ヒルベルト(後半26分:クアレスマ)、オーレリオ、フェルナンデス、シマオ、グティ(後半ロスタイム3分:エルンシュト)=ボボ




ガラタサライ、詰めての準備(ファナティック紙 11.03.11)

ハジ監督(イエニ・シャファク紙) コリン・キャーズム・リチャーズ(NTV) ピノ(ファナティック紙)  アンカラ・グジュとアウェー戦を戦うガラタサライが、その準備を行っている。勝ち点3が欲しいハジ監督は、試合時間に合わせての練習を行っていたことに注目が集まっている。

 ガラタサライの選手たちは、アンカラ・グジュ戦に備えて、昨日も練習を続けた。ハジが、練習時間を試合時間に合わせて行わせているのに注目が集まった。午後3時に始まった練習には、故障中のサブリと足首を捻挫したセルカン以外の全選手が参加した。出場停止のバロシュに替わってコリン・キャーズム・リチャーズを起用するものと思われている同監督は、同選手と話し合いを持ち、多くのことを期待しているとの意思表示をした。コリン・キャーズム・リチャーズの起用とともに、同監督は、右サイドにはピノを起用するものと考えられている。ガラタサライは、本日も、試合に備えての練習を継続することになっている。




アイクト・コジャマン監督、コンヤ・スポル戦の先発メンバーを試す(ミリエット紙 11.03.10)

アイクト・コジャマン監督(ヒュリエット紙) ギョクハン・ギョヌル(イエニ・シャファク紙)  フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第13節、3月13日(日)に戦うコンヤ・スポル戦に備えての練習を、一部練習で続けた。
 練習は、フェネルバフチェ・ジャン・バルトゥ・グランドが雪に覆われていたために、デレアーズにあるレフテル・クチュクアンドニャディス・グランドを使って行われた。
 アイクト・コジャマン監督指揮下、1時間15分にわたって行われた練習で、フェネルバフチェの選手たちは、パス練習を行ったあと、練習試合を行った。

                       コジャマン、先発メンバーを試す

 同監督は、パス練習及びスピード練習を行った際に、また、練習試合を行った際には、コンヤ・スポル戦での先発メンバーを試していた。
 同監督が試した先発メンバーというのは、ディフェンスに、ベキル、ヨボ、イルハン、ジャネル・エルキン、中盤に、メフメット・トプズ、クリスティアン、エムレ・ベレズオウル、ディア、そして、攻撃陣としてアレックスとニャンを置いた。

                       ギョクハン・ギョヌル、ボールを使っての練習

 左腿の付け根の部分を傷め、前節のゲンチレル・ビルリーイ戦を欠場したギョクハン・ギョヌルが、今日から、ボールを使った練習を再開した。
 個人トレーナーのドル・アルスランとともにプログラムを実行に移していたギョクハン・ギョヌルは、ランニングを行ったあと、ボールを使っての練習を行った。この練習では、ギョクハン・ギョヌルの状態はいいように見受けられた。
 練習に不参加だったセルチュクは、特別メニューの練習を行っていたこと、及び、明日からは、ピッチに出ての練習に合流することが明らかにされた。




マニサ・スポル戦に向けての準備は選手を欠いて始まった(イエニ・シャファク紙 11.03.09)

シュスター監督(ファナティック紙)  ベシクタシュが、昨日行った練習には、休暇を取っているフェッラー以外では、故障中のノブレ、オヌル、クアレスマ、グティ、イスマイル・キョイバシュが不参加であった。

 ベシクタシュは、1日の休暇のあと、トルコ・リーグのマニサ・スポル戦に向けての準備を開始した。BJKネヴザド・デミル・グランドで、報道陣には非公開で行われた練習は、全員ランニングで始まり、次いで、ドリブル、パス、シュート練習へと移っていった。そして、最後にはハーフコートを使ったミニゲームを行って打ち上げた。休暇を取っているフェッラーリとともに、治療継続中のオヌルとクアレスマ、トラブゾン・スポル戦で傷んだイスマイル・キョイバシュ、メルト・ノブレ、グティが、この練習には不参加であった。この練習に、A2チームからドーウカン・パラが合流していたが、エクレム・ダーは、チームから離れてランニングを行っていた。




四気筒エンジン(イエニ・シャファク紙 11.03.08)

アレックスを中心に歓喜(ヒュリエット紙) ドス・サントス(ヒュリエット紙)  アンカラの凍てつく寒さを、素晴らしいサッカーが暖めた。フェネルバフチェが、ルガーノとアレックス(PK)によりリードをしたが、ゲンチレル・ビルリーイが、それに対しオルハンとフルシュトのゴールで応じ、前半を同点のまま終わった。
 フェネルバフチェは、後半に入り、見せたサッカー、及びスコアの面でも優位に立った。その結果、フェネルバフチェは、ニャンとドス・サントスのゴールで連勝を続けることとなった。最後の10節を前にして、フェネルバフチェは、得失点差でトラブゾン・スポルの先に立つこととなった。

 首位に立つフェネルバフチェは、ゲンチレル・ビルリーイとのアウェー戦を2:4で制し、首位の座を守った。トルコ・リーグで8連勝を続けるフェネルバフチェは、ゲンチレル・ビルリーイを相手に、まずは0:2とリ−ドした。だが、その後浴びたゴールで悪夢を見た。だが、後半に入り決めたゴールで、この難しい試合を制することができた。フェネルバフチェは、初めての好機を得点に結びつけることができた。前半14分、ヨボがペナルティエリア内に放り込んだボールを、GKセルダルがパンチングで防いだが、そのボールを、ルガーノがヘッドで、がら空きのゴールマウスに放り込んだ。同21分、ニャンがペナルティエリア内でGKセルダルに倒されると、主審がPKを与えた。このPKを、アレックスが決め、フェネルバフチェはスコアを0:2とした。同24分、オルハン・シャムが点差を1と縮めるゴールを決めた。1:2。同36分、ジェム・ジャンの放ったシュートは、バーに当たり外に出て行った。同45分、フルシュトがペナルティエリア外から放ったボレーシュートがゴールマウスを捉え、同点に追いついた。2:2。後半17分、アレックスのパスを受けたニャンが、GKの左を抜けるゴールを決め、フェネルバフチェが、再び2:3と優位に立った。同23分、フェネルバフチェの見事な組織攻撃の結果、ドス・サントスが、スコアを2:4とした。同31分、フルシュトのセンタリングに合わせて、ゴ−ル隅に向かうシュートを放ったが、GKヴォルカンが、これを防いだ。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン=ベキル、ルガーノ、ヨボ、ドス・サントス=ディア(後半15分:クリスティアン)、メフメット・トプズ、エムレ・ベレズオウル、オゼル・フルマジュ(後半44分:ジャネル・エルキン)、アレックス=ニャン(後半41分:グイサ)




ガラタサライの今季は終わった(イエニ・シャファク紙 11.03.03)

チャーラール・ビリンジ(左)(ガラタサライ公式HP) クーリオ(右)(ヒュリエット紙)  ヨーロッパのカップ戦の予備戦で敗退し、リーグ戦で11敗を喫し、従来の記録を塗り替えたガラタサライが、目前の目標であったトルコ杯も挫折してしまった。セルヴェトのヘディングシュートが、後半ロスタイムにバーに当たり跳ね返させるということがあった。ここまで、テュルク・テレコム・アリーナで戦った3試合で勝利を収めているガラタサライは、アウェー戦では、3:2で敗れたガジアンテップ・スポルに勝つことができなかった。上位進出を決めたガジアンテップ・スポルは、特段異変がないかぎり、準決勝ではベシクタシュと対戦することとなる。

 トルコ・リーグでは、もう数週間前にギヴアップをしてしまっており、今季の唯一の希望を、トルコ杯に置いていたガラタサライが、そのトルコ杯準々決勝で、絶対に勝たねばならない試合で、ガジアンテップ・スポルと0:0で引き分けに終わってしまい、上位進出はならなかった。第1戦で、3:2で敗れたガラタサライは、ホームで戦った試合で、90分間を通じて勝利を求めて、相手ゴールに攻め寄せた。しかし、GKカルスマルカスを越えることができなかった。前半7分、クリオのセンタリングに対し、ペナルティエリア内でいいジャンプをしたコリン・キャーズム・リチャーズがヘッドで合わせたが、ボールはバーの上を越えて外に出て行った。同22分、ガラタサライは、大切な好機を生かすことができなかった。ニールのスルーパスに反応したバロシュが、相手ディフェンスの裏を取りペナルティエリア内に入り込み、GKと1対1となりシュートを放ったが、ボールは、GKカルスマルカスに跳ね返された。そのボールを、詰めていたバロシュが、再度シュートを試みたが、ボールは、カルスマルカスが押さえるところとなった。同35分、アイハンのパスを受け、瞬間的にゴールチャンスを掴んだバロシュが、ペナルティエリア内で放ったシュートは、際どく間に入ったダニーに当たり、コーナーへとなった。同40分、クーリオの蹴ったコーナーキックに、ペナルティエリア内にいたセルヴェトが、至近距離からシュートを試みたが、GKカルスマルカスがゴールライン際でクリアした。後半10分、バロシュがペナルティエリア内でヌーンクーのチェックを受け倒れたが、主審は試合の継続を指示した。同21分、コリン・キャーズム・リチャーズのペナルティエリア内から枠を捉えたの強烈なシュートは、ディフェンダーのデニーに当たり跳ね返った。同28分、スタンクの放ったシュートは、GKの指の先に当たりコーナーキックとなった。後半ロスタイムに入り、息を呑む戦いとなった。イエクタのセンタリングに、セルヴェトがジャンプして合わせたボールは、上のバーンに当たりピッチに跳ね返った。この最後のせめぎ合いでも結果には繋がらず、ガラタサライは、トルコ杯から敗退することとなった。

【ガラタサライ】ザパタ=サブリ(後半24分:セルカン)、セルヴェト、ロリック・サナ、チャーラール・ビリンジ=コリン・キャーズム・リチャーズ、アイハン(後半17分:イエクタ)、ニール、クリオ(後半34分:ピノ)、スタンク=バロシュ




ブルサ・スポルのセルジャン・ユルドゥルムの新しいクラブが明らかに(イエニ・シャファク紙 11.03.02)

セルジャン・ユルドゥルム(イエニ・シャファク紙)  多くのクラブがリストアップしていたブルサ・スポルのセルジャン・ユルドゥルムの移籍先が決まった。

 セルジャン・ユルドゥルムが、ロシアのロコモティフ・モスクワと、移籍に関して合意に達した。
 ザマン紙の報道によれば、ミラーとアルティドアの加入で構想から外れ、控えに回っていたセルジャン・ユルドゥルムの移籍に関して、ブルサ・スポルとロコモティフ・モスクワとの間で合意が成った。情報によれば、この移籍に関し、移籍金として、ロコモティフ・モスクワは、ブルサ・スポルに対し550万EUROを支払い、セルジャン・ユルドゥルムは、4年契約で、計600万EUROを得るということだ。
 明日、モスクワでロコモティフ・モスクワとの契約に調印をすることになっているセルジャン・ユルドゥルムは、その後、アンタルヤに赴き、当地で行われているロコモティフ・モスクワのキャンプに合流するということだ。




重い空気を断つ(イエニ・シャファク紙 11.03.01)

グティを囲んで、ベシクタシュ歓喜(ベシクタシュ公式HP) ボボ(上)(ヒュリエット紙)  意気消沈しているベシクタシュを、エクレム・ダーの議論の分かれるゴールが、我を取り戻させた。グティが、オメルがスペースを与えてしまったゴールマウスに、フリーキックから直接ゴールを決め、この日2度目の歓喜が広がった。久しぶりに勝ち点3が取れたベシクタシュは、これで、6位に浮上し、上位4位以内に入る希望が生まれてきた。

 トルコ・リーグで、ベシクタシュは、アンタルヤ・スポルを、アウェーで0:2でくだし、4週間ぶりに勝利を収め、悪い結果続きにストップをかけた。前半7分、フェイントをかけながら左サイドからペナルティエリア内に持ち込んだクアレスマが、ゴール前にボールを出した。だが、シマオがボールに触れる前に、間に入ったイエナルが大きくクリアした。同13分、左サイドから生まれたベシクタシュの攻撃で、クアレスマがペナルティエリアの外からシュートを放ったが、枠を捉えず外に出て行った。同20分、エルカンのセンタリングに、ペナルティエリア内にいたアンタルヤ・スポルの選手は、誰も触れることができなかった。同25分、フェイントをかけながらペナルティエリア内にボールを持ち込んだティタがシュートを放ったが、GKリュシュトゥがコーナーへと逃げた。同31分、ネジャーティの放ったシュートも、GKリュシュトゥがコーナーへと逃げた。同44分、ボボの放ったシュートは、ラデルジッチに当たって跳ね返った。

                    ゴールは後半に生まれた

 後半は、ベシクタシュが、若干優勢に試合を始めた。後半11分、クアレスマのパスを、オフサイドくさい位置にいたエクレム・ダーが受けゴールを決めた。0:1。同19分、ケナンが、フェイントをかけてペナルティエリア内にボールを持ち込んだ。ボールに最後に触れたメフメット・ユルマズが放ったシュートは、枠の傍らを抜けて外に出て行った。同34分、ベシクタシュが獲得したフリーキックで、オメルが開けたゴールマウスの空間にグティが蹴り込み、0:2とした。

【ベシクタシュ】リュシュトゥ=エクレム・ダー、イブラヒム・トラマン、シヴォク、イスマイル・キョイバシュ=ネジプ、オーレリオ、グティ(後半39分:フェルナンデス)=シマオ、クアレスマ(後半25分:アルメイダ)、ボボ(後半31分:ヒルベルト)

※従来の「シモン」表記を、「シマオ」に変えました。




降りるときが来た(タクヴィム紙 11.02.28)

ジャジャ(左)(ヒュリエット紙) ウムト・ブルト(右)(ヒュリエット紙)  息を呑む試合で、トラブゾン・スポルは、ジャジャとブラクのゴールで、2度にわたりリードした。アブドゥラハの2得点で、これに応じたカイセリ・スポルは、クジョヴィッチのゴールで、スコアを2:3とした。後半42分、グロワキのゴールで、トラブゾン・スポルは勝ち点1を確保した。これにより、トラブゾン・スポルは、首位の座をフェネルバフチェに譲ることになった。

 トルコ・リーグで、トラブゾン・スポルは、ホームでカイセリ・スポルと対戦し、3:3の引き分けに終わり、優勝戦線に大きな痛手を受けた。トラブゾン・スポルは、昨夜、早々に先制点をあげた。まだ、開始2分というところで、カイセリ・スポルのGKスレイマノウの大きなミスを咎めたジャジャが、1:0となるゴールを決めたのだ。この時間以後は、カイセリ・スポルがカウンター攻撃で、トラブゾン・スポルのゴールマウスに迫った。同21分、アンラバトが、セルカン・バルジュをかわしセンタリングをすると、このボールにアブドゥラハが合わせた。この結果、前半は同点のまま終わった。

                    後半は、サッカー・ショー

 後半も、早々に優位に立ったトラブゾン・スポルは、後半9分、コルマンのスルーパスに反応したブラク・ユルマズが、トラブゾン・スポルが再びリードする得点を決めた。このゴールの2分後、アブドゥラハが、再度、表舞台に登場した。2:2とするゴールを決めたのだ。同37分、アンラバトのセンタリングに、クジョヴィッチが触れるとゴールが決まり、カイセリ・スポルが2:3と逆転した。同42分、ヤッターラのセンタリングに、グロワキがヘッドで合わせ、この試合のスコアを決した。

                    後半に入り、ホームで未勝利

 トラブゾン・スポルは、後半に入り、ホームでの3試合が引き分けに終わり、勝ち点6を失った。トラブゾン・スポルは、アンカラ・グジュ、アンタルヤ・スポル、カイセリ・スポルという順で、ホームで引き分け試合が続いている。

【トラブゾン・スポル】オヌル=セルカン・バルジュ、ムスタファ・ユムル、グロワキ、チァレ=ジェイフン・ギュルセラム、コルマン、アランジーニョ(後半1分:ヤッターラ)=ブラク、ジャジャ、ウムト・ブルト (後半27分:パウエル・ブロセク)
【カイセリ・スポル】スレイマノウ=ハムザ、セルダル、オンデル・トゥラジュ、ハサン・アリ=カルム・ズィアニ、セリム・テベル、アドラハ、セミフ(後半21分:メフメット・エレン)=クジョヴィッチ、アンラバト




ホームの有利さの使い方(イエニ・シャファク紙 11.02.27)

メフメット・トプズ(右)(ヒュリエット紙) アレックス(ヒュリエット紙)  フェネルバフチェは、サポーターの素晴らしい声援を背に、また一つの壁を乗り越えた。アレックスの見事な一発が幕を開けた。カスムパシャは、PKのチャンスをもらいながら、ヴァレッラが、それを生かすことができなかった。ディアが点差を拡げ、フェネルバフチェは7連勝を果たした。今季、ホームで10勝目を手にしたフェネルバフチェは、試合数が多い中でだが暫定首位に立った。

 フェネルバフチェの後半に入っての好調さを、ここ数節調子のいいカスムパシャも止めることができなかった。フェネルバフチェは、下位からの脱出の戦いを繰り広げているカスムパシャを、カドゥキョイで2:0でくだし、7連勝を遂げることとなった。トルコ・リーグで、試合数が多い中だが暫定的首位に立ったフェネルバフチェのカスムパシャ戦での勝利に、アレックス主将の見事なフリーキックと、GKヴォルカン・デミレルがPKを防いだことが、大きな役割を果たした。ここ数節の勝利で、リーグへの残留に向けての大きな歩を進めているカスムパシャも、このフェネルバフチェ戦での敗戦は、大きな痛手となった。前半1分、まずメフメット・トプズが、次いでギョクハン・ギョヌルがシュートを放ったが、GKフラトがゴールを許さなかった。同12分、ディアが、ペナルティエリア内でフリーの状態でありながら、うまく蹴ることができなかった。同32分、アレックスの見事なフリーキックがゴールに入り、フェネルバフチェがカスムパシャに対して、1:0と先制した。同43分、ギョクハン・ギョヌルのミスパスから、フェネルバフチェのペナルティエリア内にいたデミトロフがヘディングシュートを試みると、ヨボの手にボールが当たってしまった。主審はPKを指示した。このPKをヴァレッラが蹴ったが、GKヴォルカンが、これを防ぎ、カスムパシャの同点のチャンスを摘み取ってしまった。後半10分、ニャンのパスを受け、ペナルティエリア内からディアがシュートを放つと、これが決まり、スコアを2:0とした。同18分、ゴール性のアザルのヘディングシュートも、ヴォルカンが防いだ。同33分、デミトロフのパスを受けたケラーが、がら空きのゴールマウスに蹴るのではなく外に蹴り出してしまった。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル、ルガーノ、ヨボ、ドス・サントス=メフメット・トプズ、セルチュク(後半43分:ギョカイ)、エムレ・ベレズオウル(後半28分:クリスティアン)、ディア(後半23分:オゼル・フルマジュ)、アレックス=ニャン




ブルサ・スポル、我を取り戻す(イエニ・シャファク紙 11.02.26)

スヴェンソン(左)(ヒュリエット紙) バッターシャ(左から2人目)(ヒュリエット紙)  エスキシェヒル・スポル戦では引き分け、ホームでのガジアンテップ・スポル戦では大差の敗戦を喫し、優勝争いに痛手を蒙ったブルサ・スポルが、アウェーで、ブジャ・スポルをくだし、悪い流れを止めた。前半、優勢に試合を進めたのはホームのブジャ・スポルの方だったが、コライのヘディング・シュートがバーに嫌われるという惜しい場面があった。後半は、ブルサ・スポルが怒濤の如き攻めにより始まった。後半1分、バッターシャの蹴ったフリーキックが、ブルサ・スポルに先制点をもたらした。同31分のミラーのゴールで、勝利を確実なものとした。

 トルコ・リーグで、前節、ホームでガジアンテップ・スポルに大敗を喫し、優勝争いに痛手を蒙ってしまったブルサ・スポルが、ブジャ・スポルをアウェーでくだし、一息をつくこととなった。エルトゥール・サーラム監督就任以来78試合の内で連敗をしたことのないブルサ・スポルは、前節の敗戦のあと、ブジャ・スポル戦では勝利を掴み、この記録を続けることとなった。前半は、両者ともに好機を掴むのに苦しんでいた。風を背中に受けたブジャ・スポルが、ブルサ・スポルのゴール前に攻め寄せたとき、1本のシュートがバーに嫌われ跳ね返された。前半11分、右から上げられたセンタリングに、エルカンがヘッドで合わせると、ボールは上のバーに当たり、ピッチ上に跳ね返った。同30分、オザン・イペクの左からのセンタリングに、絶好の位置にいたバッターシャがヘッドで合わせると、ボールは外に出て行った。同35分、ゴール前で生まれた混乱のなか、ブジャ・スポルのコライがゴールを決めたかに見えたが、GKイワンコフに対し執ったアクションがファウルと判定され、ゴールにはカウントされなかった。後半1分、ペナルティエリアの外で得たフリーキックを、バッターシャが蹴ると、ボ−ルは、ピッチを跳ねながら相手ゴールネットを揺らした。0:1。後半14分、メンディがペナルティエリアの外から強烈なシュートを放つと、GKイワンコフが辛うじてコーナーに叩きだした。同31分、バッターシャのパスを受けたミラーが、グランダーの強いシュートを放つと、相手ゴールネットを揺らしていた。0:2。後半ロスタイム2分、メンディがかなりゴールに近づいた。ペナルティエリア内に持ち込んだメンディが、シュートを放つと、GKイワンコフが、しっかりと胸で収めた。ブルサ・スポルは、この結果、3週間ぶりに勝利にありついた。

【ブルサ・スポル】イワンコフ=ムスタファ・ケチェリ、セルダル・アズィズ、イブラヒム、ムスタファ・ケチェリ=ヴォルカン・シェン (後半1分:トゥルガイ)、スヴェンソン、イワン・エルジッチ (後半22分:インスア)、オザン・イペク=バッターシャ、ケニー・ミラー (後半42分:アフメット・アル)




氷の時代(ミリエット紙 11.02.25)

ネジプ(右)(ベシクタシュ公式HP) グティ(ヒュリエット紙)  ベシクタシュが、欧州での戦いを継続するのは奇跡となっていた。第1戦の無秩序な戦いを受けて、名誉を求めての戦いに向かったベシクタシュだったが、開始僅か3分で、ヴコジェヴィッチのゴールを許してしまった。後半に入り、ヤルモレンコが点差を2と開くゴールを決めた。更に、グセフとシェフチェンコのゴールが、2度目となる悲劇を生んでしまった。

 イスタンブルでの第1戦同様、キエフでの試合の開始まもなくゴールを決めたヴコジェヴィッチが、ヴァレリ・ロバノフスキ・スタジアムの凍えるような気温の影響を、ほぼ倍加させてしまった。前半3分でのゴ−ルを受けたあと凍りついてしまったベシクタシュの選手たちが、勝ち上がりに必要なゴールを打つ可能性は、気温の低いこの冬の季節では不可能と思えた。
 同20分、ボボが外に出す替わりに、アルメイダにパスを出すに至っては、同点に追いつくことすら無理となった。この手の好機を逸するということは、凍てついてしまったベシクタシュの選手たちを死に至らしめたと言っていい。

                    できる限りのことはやったって!

 後半6分、グティのパスを受けたフェッラーリがシュートを放つと、ボールは、相手GKが押さえると、ベシクタシュは、後半早々攻め立てる機会を失ってしまった。同10分、ヤルマレンコが、点差を2と開くゴールを生むことにより、完璧に望みが尽きてしまったベシクタシュは、同18分のグセフ、同29分にはシェフチェンコのゴールを防ぐことができなかった。
 2試合を通じて、8得点を許してしまったベシクタシュの選手が、できる限りのことはしたと言っても嘘になる。と言うのも、これだけのメンバーが揃っているならば、より多くのことを、簡単にやり遂げることができたはずだ。

【ベシクタシュ】リュシュトゥ=ヒルベルト、シヴォク、フェッラーリ(後半14分:イブラヒム・トラマン)、イスマイル・キョイバシュ=エルンシュト、オーレリオ、ネジプ、グティ(後半27分:オヌル)=ボボ、アルメイダ(後半14分:ノブレ)




3選手が、練習を途中で切り上げる(サバハ紙 11.02.24)

ドス・サントス(イエニ・シャファク紙) セミフ(ファナティック紙) ディア(ファナティック紙)  フェネルバフチェの今夕の練習で、3選手が故障のため、治療を施す必要から、練習を早々に切り上げた。

 フェネルバフチェが、ジャン・バルトゥ・グランドで、冒頭の30分は報道陣に公開した練習の、非公開の時間帯でのところで、右手首の上に倒れ込んでしまったディア、左腿の付け根に痛みを感じだしたセミフ、左膝に痛みが出たドス・サントスが、練習途中で切り上げてしまったことが明らかにされた。
 フェネルバフチェのウエブ・サイトで公表されたものによると、この3選手は、治療を行わねばならなかったため、練習を続けることができなかったということだ。
 また、エムレ・ベレズオウルは、負荷のかからないランニングを、アルター・G・トレーナーとともに行っていた。左腿の付け根部分に痛みがあるということで、昨夕の練習を最後まで続けることのできなかった若いオカンも、今夕の練習には姿を見せなかった。




これが、ベシクタシュのキエフ遠征メンバー(ミリエット紙 11.02.23)

シュスター監督(ベシクタシュ公式HP) フェッラーリ(ファナティック紙) ジェンク(ベシクタシュ公式HP)  ベシクタシュが、UEFA欧州リーグ2回戦第2戦を、ウクライナのディナモ・キエフと明日戦う試合のために、キエフに向かった。
 先週、ディナモ・キエフに、ホームで1:4で敗れたベシクタシュ選手団は、サビア・ギョクチェン空港から出発する飛行機で当地に向かった。
 登録の関係で、ポルトガル人プレーヤーのシモンとフェルナンデスは、帯同メンバーには入らず、また、故障の癒えていないニハトとGKハカン・アルクンは、同じくメンバーには入っていない。
 イスタンブルでの試合でレッドカードをもらい、出場停止のクアレスマもメンバーには入っていない。

                    フェッラーリとジェンクはメンバーに入る

 ベシクタシュがフェネルバフチェと戦った試合で、ルガーノに対し執った行動でレッドカードをもらい、相手にPKを与える基となったフェッラーリは、ベルント・シュスター監督によりメンバーに加えられた。
 故障のため、しばらくチームから離れていたが、先週から、チームに合流して練習を再開していたGKジェンク・ギョネンが、メンバーに入れられた。
 ベシクタシュの帯同メンバーは、リュシュトゥ、ジェンク、ウムトという3人のGKを始めとして、18人の顔ぶれは、次の通りである。リュシュトゥ・レチベル、ジェンク・ギョネン、ウムト・カヤ、エクレム・ダー、イブラヒム・トラマン、フェッラーリ、シヴォク、イスマイル・キョイバシュ、オーレリオ、エルンシュト、ネジプ・ウイサル、ヒルベルト、オヌル・バイラムオウル、ノブレ、ボボ、グティ、エルハン・ギュヴェン、アルメイダ。




首位に立つ者の技(ミリエット紙 11.02.22)

コルマン(左から2人目)(トラブゾン・スポル公式HP) ジャジャ(右)(トラブゾン・スポル公式HP)  トラブゾン・スポルは、緊張の高まった試合で、まず、ディクソンにゴールを浴び衝撃が走った。前半は、りードを許したまま終わったが、後半に入ると、ピッチには、それまでとは全く異なったトラブゾン・スポルがあった。ウムト・ブルトのゴ−ルが同点弾となり、アランジーニョの素晴らしいゴールが、黄金のごとき値打ちのある勝ち点3をもたらした。

 トラブゾン・スポルが、大きな緊張でもって臨んだ試合で、後半にあげた2つのゴールで、先制したマニサ・スポルを捕らえた。そして、暫定的首位の座に就いていたフェネルバフチェを、その座から引きずりおろした。
 前半6分、ブラクが、セルカン・バルジュにボールをあずけた。そして、セルカン・バルジュがシュートを放ったが、ボールは、枠のそばを転がりながら外へ出て行った。
 同14分、マニサ・スポルにゴールが生まれた。オメル・アイサンの蹴ったコーナーキックに、ファーサイドでジャンプしたディクソンが、ヘッドで合わせるとゴールが生まれたのだ。1:0。
 後半8分、トラブゾン・スポルが、同点ゴールを放った。ジャジャの見事なパスを受け、ウムト・ブルトが、瞬間、GKと1対1となり、狙い澄ましたシュートを放つと、ボールは、GKイルケルのサイドを抜けてゴールネットに収まり、スコアを同点とした。1:1。
 同20分、セルカン・バルジュのパスを、ファーサイドで受けたジャジャが、ダイレクトで、ゴールマウスにパラレルなパスを出した。だが、トラブゾン・スポルの選手誰もが、このボールに触れることができず、みすみす1点を逃してしまった。
 同41分、トラブゾン・スポルが望んで止まなかった勝ち越し点が生まれた。アランジーニョが、約20mの距離のあるペナルティエリアの外から、見事なゴールを決めたのだった。1:2。
 同42分、左サイドからペナルティエリア内へとボールを持ち込んだシンプソンが、至近距離から強烈なシュートを放ったが、オヌルが、ゴール前で仁王立ちとなった。
 同45分、トラブゾン・スポルが、速いカウンター攻撃を試みた。パウエル・ブロセクからのパスを受けたウムト・ブルトが、タイミング良くシュートを放ったが、イルケルがコーナーへと逃げた。

【トラブゾン・スポル】オヌル=セルカン・バルジュ、ムスタファ・ユムル、グロワキ、チァレ=セルチュク・イナン、ジェイフン・ギュルセラム(後半41分:パウエル・ブロセク)、コルマン(後半17分:アランジーニョ)=ブラク、ジャジャ(後半45分:ギライ)、ウムト・ブルト




フェッラーリ、試合を沸騰(イエニ・シャファク紙 11.02.21)

フェッラーリ(左)アレックス(右)(ヒュリエット紙) クアレスマ(左)ドス・サントス(右)(ヒュリエット紙)  イノニュ・スタジアムで行われたビッグマッチは、息をもつかせぬものだった。ベシクタシュは、ネジプがオウンゴールをあげてしまったが、エクレム・ダーイブラヒム・トラマンが、フェネルバフチェのゴールマウスにゴールを叩きつけた。アレックスが、イノニュで同点弾を放った。更に、続いて2ゴールを決め、フェネルバフチェの6連勝の立役者となり、試合数が多いなか暫定的首位に立った。

 フェネルバフチェは、優勝争いを続けるなか、イノニュで首位の座に着いた。後半に入り、素晴らしい戦いぶりで優勝するに相応しい活躍を見せているフェネルバフチェが、ベシクタシュを、アウェーで2:4で破り、試合数が多いなか暫定的首位の座に着いた。今季、苦悩のシーズンを送っているベシクタシュは、ホームで、一旦はリードを許したが逆転した。後半17分にフェッラーリが退場処分となると、ベシクタシュは、スコアの上でも、プレーぶりにしても、優勢だった地位を奪われてしまった。GKリュシュトゥのスーパーセーヴが出たおかげで、ベシクタシュは、歴史的な大敗は免れた。フェネルバフチェでは、最初のゴールのアシストしたが、そればかりか3ゴールを決め、この夜の試合に、その名を刻み込んだ。前半5分、アレックスの蹴ったフリーキックのボールを、ペナルティエリア内にいたネジップが、自ゴールにボールを蹴りこんでしまい、フェネルバフチェが0:1と先制した。同17分、ディアが、ペナルティエリア内でイブラヒム・トラマンをかわし前へ進み、そしてシュートを放ったが、ボールはリュシュトゥに当たり跳ね返った。同20分、ニャンが、中盤で得たボールを、相手選手をかわしながら持ち込み、GKと1対1となった。そして、シュートを放ったが、リュシュトゥがこれを防いだ。更に、その直後、エムレ・ベレズオウルがペナルティエリアの外から放ったシュートが、ゴール隅に向かっていったが、これも、リュシュトゥが好セーヴを見せた。同44分、グティのパスを受けたエクレム・ダーが、ペナルティエリア内でドス・サントスをかわした。そして、見事なシュートを放つと、フェネルバフチェのゴールネットを揺らし、ベシクタシュが同点に追いついた。1:1。後半4分、シモンの蹴ったフリーキックが、壁に当たり跳ね返ってきたところを、イブラヒム・トラマンが蹴りこむと、ベシクタシュの勝ち越しとなるゴールとなった。2:1。同15分、アルメイダが、GKと1対1となりシュートを放ったが、ヴォルカンの足に当たり跳ね返されてしまった。同17分、フェッラーリがルガーノに対し採った行動がPKを生み、このPKを蹴ったアレックスがゴールを決め、フェネルバフチェが同点に追いついた。2:2。同24分、ディアのパスを受けたニャンがシュートを放つと、リュシュトゥの足に当たりコーナーキックとなった。同27分、エムレ・ベレズオウルのセンタリングに、ペナルティエリア内にいたアレックスがヘッドで合わせるとゴールを決まり、これで、フェネルバフチェが2:3と勝ち越した。同30分、アレックスのゴールで、フェネルバフチェはスコアを2:4とした。

                    試合をぶち壊した瞬間

 ベシクタシュが、スコアの上でも、またプレーぶりの上でも優位に立っていると見えていた時間帯、フェッラーリが、ペナルティエリア内でルガーノの背中をこづいた行為が、試合の流れを変えてしまった。後半18分にレッドカードが出され、PKが指示され、そしてこのPKをアレックスが決め、更に、アレックスが点差をつけるゴールを生むことになった。まずは、ルガーノの行為があったのだが、一番まずかったのは、ジェネイト・チャクル主審が、この行為を見逃してしまったことだ。

【ベシクタシュ】リュシュトゥ=エクレム・ダー、イブラヒム・トラマン、フェッラーリ、イスマイル・キョイバシュ=ネジプ(後半25分:オーレリオ)、グティ、エルンシュト=シモン、アルメイダ、クアレスマ(後半42分:ノブレ)
【フェネルバフチェ】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル(後半37分:ベキル)、ルガーノ、ヨボ、ドス・サントス=メフメット・トプズ(後半44分:ベキル)、セルチュク、エムレ・ベレズオウル(後半33分:オゼル・フルマジュ)、ディア(後半32分:クリスティアン)、アレックス=ニャン




ブルサ、バラバラ(イエニ・シャファク紙 11.02.20)

ヴォルカン・シェン(左)(ヒュリエット紙) セルジャン・ユルドゥルム(左)(ヒュリエット紙)  ガジアンテップ・スポル戦で、前半23分にワグネル、同32分にはヤルチュンにゴールを浴び、衝撃が走ったブルサ・スポルは、その1分後にダニーがオウンゴールをしてしまったので、希望が沸いた。ところが、後半の21分と30分に、全くコピーのようなゴールを放った在外トルコ人選手ジェンク・トスンが、この試合のスコアを決した。ブルサ・スポルは、この敗戦で、首位戦線で大きな痛手を蒙ってしまった。

 トルコ・リーグで、ブルサ・スポルが、ホームでガジアンテップ・スポルに、1:4という衝撃的なスコアで敗れ、首位争いに痛手を蒙ってしまった。両者が、攻撃面に重点を置いたこの試合、前半20分、エルヤサの放った後ろ向きのシュートが、バーに嫌われた。同23分、ポポフのセンタリングに合わせたワグネルが、ガジアンテップ・スポルの先制点を決めた。0:1。同32分、ソーサのセンタリングに、ヤルチュンが合わせると、点差は2と開いた。0:2。同35分、ダニーが、バックヘッドでクリアしたボールがオウンゴールとなってしまった。1:2。同39分、セルジャン・ユルドゥルムが、至近距離から放ったヘディング・シュートは、ダニーが、ゴールラインのところからクリアした。後半は、ガジアンテップ・スポルが、ジェンクの活躍で燃え上がった。移籍解禁期間に、ガジアンテップ・スポル入りした在外トルコ人選手ジェンクが、後半17分と30分に、ディフェンスの裏に放り込まれたボールに追いつき、オメル主将の傍らを抜けるきれいなゴールで、GKイワンコフを捕らえ、ガジアンテップ・スポルは大差をつけてしまった。

【ブルサ・スポル】イワンコフ=ムスタファ・ケチェリ、オメル・エルドーアン、イブラヒム、ヴェダーソン=ヴォルカン・シェン (後半30分:トゥルガイ)、ヒュセイン、イワン・エルジッチ (後半30分:ベキル・オザン)=バッターシャ、アルティドア(前半32分:セルジャン・ユルドゥルム)、ケニー・ミラー




アランジーニョなのか、ヤッターラなのか(ファナティック紙 11.02.19)

シェノル・ギュネシュ監督(ファナティック紙) アランジーニョ(ファナティック紙) ヤッターラ(ヒュリエット紙)  エンギン・バイタルが傷んで以後、ギュネシュ監督が考えを巡らしている問題は、今のところ変化がない模様だ。練習で、様々なヴァリエーションを試している意欲的な同監督は、先発メンバ−を、この日曜日に明らかにする。

 故障者や出場停止の選手がいない間は、理想的とした先発メンバーを、決していじろうとしなかったトラブゾン・スポルのシェノル・ギュネシュ監督が、良くない出来事に対応しようとしている。エゲメン、グロワキに次いで、トラブゾン・スポルのスター選手の一人エンギン・バイタルが、長期に渡り離脱することとなったため、練習計画に、様々な試みが付け加わっている。中盤でのユーティリティ・プレーヤーだったエンギン・バイタルが3〜4週間いないため、同監督は、アランジーニョか、ヤッターラのいずれかを起用するものと思われているが、同監督は、それ以外の選択も視野に入れていることが判ってきた。ディフェンスでは、右サイドにムスタファ・ユムル、ないしはタイフンを置き、ストッパーにはグロワキとギライを起用し、手の空いたセルカン・バルジュを、セルチュク・イナンとともに中盤で起用するというものだ。この場合には、エンギン・バイタルの位置にコルマンを持ってくるか、出場の機会を待望しているアランジーニョかヤッターラの内一人を持ってくるという方法だ。

                    アランジーニョのプラス点

 決定力のなさを解決したい同監督は、決定力、シュートの威力、ペナルティ・エリア内での詰めという点で、一日の長があるということで、アランジーニョの方が、より可能性があるとの情報を得ている。だが、目に入ってくるのは、同監督が、最後の最後まで、頭の中にあるプランを、練習で試してみようとしているということであり、結局、先発メンバーは、この日曜日、つまりマニサに向かう直前練習で明らかになるだろう。




イノニュ・スタジアム、落胆に包まれる(イエニ・シャファク紙 11.02.18)

グティ、クアレスマ(右から)(ミリエット紙) シヴォク(右)(ミリエット紙)  ベシクタシュが、欧州リーグのベスト16の戦いの第1戦が終わった段階で、早くもタオルを投げた状態だ。ウクライナのディナモ・キエフが、4つのセットプレーで4ゴールを決め、勝ち上がりをほぼ確定した。
 クアレスマの1点に終わったベシクタシュは、勝ち上がるためには、来週キエフで行われる第2戦で、4点差をつけて勝たねばならない。ロスタイムにレッドカードをもらったクアレスマは、第2戦は出場停止となる。

 UEFA欧州リーグ2回戦で、ベシクタシュは、ホームに迎えたウクライナのディナモ・キエフに1:4で負け、勝ち上がりの可能性は奇跡にも等しいこととなった。前半27分、グセフが蹴った右コーナーキックのボールが、ヘディングの競り合いのなかこぼれるたところ、ゴール右斜め前にいたヴコジェヴィッチが強烈なシュートを放つと、ディナモ・キエフが0:1と先制するゴールとなった。同37分、ボボの右からのセンタリングを、ペナルティエリア内にいたノブレが、ヘッドで、よりいい位置にいたクアレスマに落とすと、クアレスマは、ごろのシュートを放った。ボールは、GKが防ごうとしたがゴールが決まり、ベシクタシュは1:1と追いついた。後半5分、グセフが蹴った右コーナーキックのボールに対し、二アサイドに走りこんだシェフチェンコがヘッドで合わせると、ボ−ルは、イスマイル・キョイバシュの脛に当たりゴールインしてしまった。1:2。同12分、ディナモ・キエフは、またしてもセットプレーからゴールをあげた。ファーサイドに入れられたセンタリングのボールが、フェッラーリの頭上を越えた。キエフの選手が、ゴール前に切り返したボールを、グセフがヘディングシュートを試みると、ボールは、上のバーに当たって跳ね返った。そのボールに対し、PKポイント辺りにいた、ユッスフがシュートを試みると、皆がその軌道を追うなかゴールネットを揺らしてしまった。1:3。同33分にはクアレスマ、同35分にはボボ、同37分にはグティが、ショフコフスキに掴まった。同45分、ハカン・アルクンとグセフとのせめぎ合いに対し、主審はPKを指示した。このPKを蹴ったグセフがゴールを決め、この試合のスコアを決した。

【ベシクタシュ】ハカン・アルクン=ヒルベルト、シヴォク、フェッラーリ、イスマイル・キョイバシュ=オーレリオ(後半35分:ネジプ)、グティ、エルンシュト(後半8分:エルハン)=クアレスマ、ノブレ(後半24分:アルメイダ)、ボボ




サブリ、チームとともに練習(ミリエット紙 11.02.17)

ハジ監督(ヒュリエット紙) サブリ(ブギュン紙)  ガラタサライは、ブジャ・スポルと、2月19日に戦うトルコ・リーグの試合に向けての準備を行っている。

 ゲオルグ・ハジ監督の指揮下、フロリヤ・メティン・オクタイにあるジャプ・ダーウォール・グランッドで行われた練習で、攻撃に関し、相手ディフェンスにとる位置取りの練習を行ったあと、戦術練習を行っていた。
 報道陣には非公開で行われた練習に、サブリ・サルオウルが参加していたこと、及び、ハカン・バルタが、トレーニング・コーチとともにランニングを行っていたことが明らかにされた。
 ホアン・パブロ・ピノは、トレーナーのファーティフ・ユルドゥズとともに練習を続けていたこと、インフルエンザに罹ったアルダ・トゥランは治療を受けていたこと、そして、ハリー・キーウェルは、トレーニング・コーチとともに、屋内で練習を行っていたということだ。
 ガラタサライの選手たちは、明日午後2時、フロリヤ・メティン・オクタイ・クラブハウスに集合して、ブジャ・スポル戦に備えて合宿に入ることになっている。




これが、ベシクタシュの先発の見込み(ミリエット紙 11.02.16)

シュスター監督(ファナティック紙)  ベシクタシュは、ウクライナのディナモ・キエフと、明日戦うUEFA欧州リーグ2回戦第1戦に向けての練習を打ち上げた。

 ベルント・シュスター監督指揮下、BJKネヴザト・デミル・グランドで、最初の15分間だけ、報道陣に公開された練習で、ベシクタシュの選手は、戦術面に重点を置いた練習を行った。
 報道陣に公開されていた部分では、パス練習を行っていたベシクタシュの選手たちは、最高度に楽しみながらというように見受けられた。選手たちは、パス練習の際、ミスを犯した選手を真ん中に呼び込み、皆で、頭や背中を軽く小突き回していた。
 練習には、故障を抱えているジェンク・ギョネンとニハト・カフヴェジを除く選手が参加した。
 ベシクタシュの選手団は、今晩、BJKネヴザト・デミル・クラブハウスでの合宿に入る。
 ディナモ・キエフ戦でのベシクタシュの先発メンバーは、次のような顔ぶれと考えられる。「ハカン・アルクン、エクレム・ダー、シヴォク、イブラヒム・トラマン(フェッラーリ)、イスマイル・キョイバシュ、ヒルベルト、オ−レリオ、エルンシュト、クアレスマ、グティ、アルメイダ」。




目標に向かって疾走(イエニ・シャファク紙 11.02.15)

ニャン(左)(ヒュリエット紙) オゼル・フルマジュ(右)(ヒュリエット紙)  フェネルバフチェが、今季注目のチームのカイセリ・スポル相手に、早々にゴールを決めて、試合は始まった。ニャンが、試合開始3分で、相手ゴールネットを揺らしたのだ。そして、前半終了に至るまで、数え切れないほどの好機を逸し続けた。守備をしっかり固めていたカイセリ・スポルに息もつかせなかったフェネルバフチェは、ルガーノのゴールで楽になった。順位は、得失点差でブルサ・スポルを上回り、トラブゾン・スポルとの勝ち点差2を維持した。

 フェネルバフチェの首位への歩みは続いている。後半戦に入り、3連勝を飾り、優勝への並々ならない意欲を強め、首位との勝ち点差を9から2へと縮めたフェネルバフチェが、ホームに強豪カイセリ・スポルを迎え、これを2:0でくだし、更に疾走を続けている。ブルサ・スポルが、エスキシェヒルで価値点2を失ったことにより、2位浮上のチャンスを掴んだフェネルバフチェは、カドゥキョイで勝利を収め、この目標を達成したばかりか、前半戦では、0:2で敗れた相手に対し、まったく同じスコアでリヴェンジを果たした。ザラエタが、前半に1度チャンスを掴んだきりで、それ以外のチャンスを作らせなかったフェネルバフチェは、前後半に、一つずつのゴールを上げ勝利を掴んだ。そして、この週末に行われるベシクタシュとのダービーマッチに向けての意気が上がった。フェネルバフチェのゴールは、早々と生まれた。前半3分、ギョクハン・ギョヌルが、右サイドからペナルティエリア内に入れたボールに、ニャンが合わせると、相手ゴールネットが揺れ、フェネルバフチェが1:0と先制した。同14分、アンラバトのパスに、サイドバーの前で、ザラエタが触れることができず、決定的なチャンスを逸してしまった。同20分、アレックスが、ペナルティエリア内から放った強烈なシュートは、僅かにバーの傍らを逸れて外に出て行った。同24分、ディアが、きれいなフェイントを使いペナルティエリア内にボールを持ち込んだ。そして、シュートを放ったが、ボールは、枠の傍らを逸れて外に出て行った。同41分、ドス・サントスがペナルティエリアの外から放ったシュートは、相手ディフェンダーに当たり、方向が変わったにも拘らず、ボールは、GKヴォルカン・ババジャンが押さえた。後半15分、アレックスの蹴ったコーナーキックに、ルガーノがヘッドで合わせると、フェネルバフチェは、スコアを2:0となった。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル、ルガーノ、ヨボ、ドス・サントス=ディア(後半16分:クリスティアン)、メフメット・トプズ(後半44分:ベキル)、オゼル・フルマジュ(後半31分:セミフ)、アレックス=ニャン
【カイセリ・スポル】ヴォルカン・ババジャン=ハムザ、セルダル、アレクサンデル、ハサン・アリ=カルム・ズィアニ、セリム・テベル、アドラハ、サンタナ(前半32分:セミフ)=ザラエタ(後半10分:クジョヴィッチ)、アンラバト




ブルサ・スポル、エスキシェヒル・スポルとともに休憩(イエニ・シャファク紙 11.02.14)

アルティドア(左)(ヒュリエット紙) オザン・イペク(中)(ヒュリエット紙)  エスキシェヒル・スポルは、バトゥハンとセゼルが決定的なチャンスを逸した。ブルサ・スポルは、前半22分、エルジッチの素晴らしいゴールで先制した。後半31分、セルダル・オズバイラクタルによるシミュレーションで得たPKを、セゼルが決め、エスキシェヒル・スポルは同点に追いついた。また、この試合、ベトゥハンとオザン・イペクがレッドカードをもらい、退場処分を喫した。

 トルコ・リーグ戦で首位争いを展開しているブルサ・スポルが、エスキシェヒル・スポルとのアウェー戦で、1:1の引き分けに終わった。結果的に、首位に立つトラブゾン・スポルに、勝ち点差で2と離されてしまった。エスキシェヒル・スポルは、サポーターの声援を受け、試合開始直後より優勢に試合を運んだ。ホームのブルサ・スポルは、セゼルとバトゥハンがチャンスを掴んだが、まずゴールをあげたのは、ブルサ・スポルの方だった。ブルサ・スポルは、前半22分、エルジッチの放った見事なゴールで、0:1と先制した。エスキシェヒル・スポルは、後半31分、セルダル・オズバイラクタルが倒されて得たPKを、セゼルが決め、この試合のスコアを決めた。

                    オズカヒャ主審、エルトゥール・サーラム監督を狂わせる

 エスキシェヒルで、随分と議論を喚ぶ試合が行われたが、なかでもハリス・オズカヒャ主審の問題の判定が際立った。後半34分、ブルサ・スポルのオザン・イペクに、2枚目のイエローカードを出し退場処分を課した同主審は、この決定に対し、拍手で迎え、「ブラヴォー、 ブラヴォー」と言って、エルトゥール・サーラム監督が反発すると、これに対しベンチへ行くことを指示した。だが、同監督は、直接、控え室に引き上げてしまった。そのため、ブルサ・スポルは、最後の10分は、エルトゥール・サーラム監督なしで、替わりにムトゥルが指揮した。また、同主審は、後半31分に、セルダル・オズバイラクタルが倒れると、PKを指示するという、随分と議論を喚ぶ決定をしてしまった。更に、後半23分には、エスキシェヒル・スポルのバトゥハンにレッドカードを出し、退場処分とした。

【ブルサ・スポル】イワンコフ=アリ・タンドーアン、オメル・エルドーアン、ステパノフ、ヴェダーソン(前半44分:ムスタファ・ケチェリ)=オザン・イペク、ヒュセイン、イワン・エルジッチ=、アルティドア(後半30分:ヴォルカン・シェン)、ケニー・ミラー 、インスア(後半16分:バッターシャ)




陽は沈まず、ブラクが崩さず(タクヴィム紙+トルコ・サッカー協会HP補綴 11.02.13)

ブラクを囲んで歓喜(トラブゾン・スポル公式HP) ウムト・ブルト(右)(トラブゾン・スポル公式HP)  トラブゾン・スポルが生き返った。トルコ・リーグで、ここ3週間勝てずにいた首位のトラブゾン・スポルが、厳しいシワス・スポルとのアウェー戦から、勝ち点3を持って帰った。2:3。トラブゾン・スポルは、息もつかせぬ試合で、0:1と先制したところから始まった。前半2分に、エンギン・バイタルのパスに反応したジャジャが、トラブゾン・スポルの先制点を生み出したのだった。

                 随分と逃す

 トラブゾン・スポルは、その後、信じられないゴールチャンスを逸するということがあった。そのため、点差を開く機会を逸してしまった。前半は、全くぱっとしないプレーを見せていたホームのシワス・スポルだったが、後半はいい始まり方をした。後半18分、表舞台に顔を出したグロスキが、同点弾を放ったのだ。1:1。

                    裏をとり、ブラクがゴールを放つ

 同26分、トラブゾン・スポルの攻撃で、セルカン・バルジュが、シワス・スポルのディフェンスの裏に出したボールをコントロールしたブラクが、狙いすましたシュートを放つと相手ゴールネットを揺らし、勝ち越し弾となった。1:2。だが、ペースが落ちないシワス・スポルは、同29分、カマナンのゴールでスコアを2:2とした。誰しもが、またしてもトラブゾン・スポルが、勝ち点を失うと考えていたところ、同40分、コルマンが、ディフェンスの裏に送ったボールをコントロールしたブラクがゴールを決め、自身ではこの日2点目を、チームとしては3点目を決め、スコアを2:3とした。このゴールで、勝ち点3を得たトラブゾン・スポルは、優勝に向けての意欲を示した。

【トラブゾン・スポル】オヌル=セルカン・バルジュ、グロワキ、ムスタファ・ユムル、チェスラフ・ブロゼク=セルチュク・イナン、コルマン、エンギン・バイタル(後半23分:アランジーニョ)=ジャジャ(後半30分:ジェイフン・ギュルセラム)、ブラク(後半36分:ヤッターラ)、ウムト・ブルト(後半43分:バルシュ)




ドス・サントス、練習に現れず(ファナティック紙 11.02.12)

アイクト・コジャマン監督(タクヴィム紙) ドス・サントス(ファナティック紙)  カイセリ・スポル戦に備えての練習を続けているフェネルバフチェは、代表の試合から戻って来た選手も加わり、5日ぶりにレギュラー組が顔を揃えての練習となった。

 サマンドゥラ・グランドで行われた練習には、ブラジルがフランスに1:0で敗戦を喫した試合に、90分間出場したアンドレ・ドス・サントスは加わらなかった。ドス・サントスに深刻な問題が発生しているということはなく、単なる用心のために休ませたということだ。ディアとニャンはランニングを行ったあと、アイクト・コジャマン監督の指示で屋内に引き上げた。治療継続中のウーウル・ボラルは、練習は、チームと離れて行っていた。この間、アリ・ユルドゥルム理事とイルハン・エクシオウル理事が、ピッチの傍らで、練習を最後まで視察していた。




エスキシェヒル・スポル戦に備えて(ファナティック紙 11.02.11)

エルトゥール・サーラム監督(ファナティック紙)  ブルサ・スポルは、2月13日(日)に、アウェーで戦かうエスキシェヒル・スポル戦に備えての準備を、引き続き行っている。

 オズリュジェ・グランドで、エルトゥール・サーラム監督指揮下、約1時間半かけて行われた練習には、代表の試合に招集され、まだ戻ってこれていないスコットランド代表のケニー・ミラーと、故障中のイスマイル・ハクタン・オダバシュが不参加であった。
 同監督指揮下で行われた練習では、ウォーミングアップを兼ねたランニングのあと、技術面及び戦術面に重点を置いた練習が行われた。
 軽い故障を抱えているセルダル・アズィズは、チームから離れてランニングを行っていた。ブルサ・スポルは、エスキシェヒル・スポル戦に備えて、明日も練習を継続する。




親善試合は、両者無得点で終わる(ファナティック紙 11.02.10)

エムレ・ベレズオウル(左)(トルコ・サッカー協会公式HP) ハミト・アルトゥントプ(左)(トルコ・サッカー協会公式HP)  EURO2012予選A組で戦いを継続中のトルコ代表は、その準備のための試合で、韓国と0:0の引き分けに終わった。

 ヒュセイン・アヴニ・アカル・スタジアムで行われたこの試合、アウェーの韓国代表は、鋭いプレーで試合を始めたが、トルコ代表の方は、更に意欲的に試合を始めた。韓国代表は、自陣での戦いを受け入れ、カウンター攻撃でゴールに迫るということを企図したが、トルコ代表は、試合の主導権を握っていたにも拘わらず、求めて止まなかったゴールは、決して奪うことはなかった。断然優勢ということではなかった前半は、両者無得点で終わった。
 後半に入っても、両者ともに、前半に見せたゲームプランを崩さなかった。試合を通じて、両者ともに決定的なチャンスを作りえなかった。トルコ代表のエムレ・ベレズオウル主将は、後半13分と15分に、主審に対して過度の抗議をしたために、僅か2分間の間に2枚のイエローカードをもらい、親善試合にも拘わらず退場処分を喰らってしまった。同35分、ギョクハン・ギョヌルが、右サイドから持ち込み、ペナルティエリア内にセンタリングを入れると、そのボ−ルがパス交換されるなか、コリン・キャーズム・リチャーズがヘッドで合わせたが、GK鄭成龍が、うまくこのボールを処理した。だが、このシュートが、ほぼこの試合の一番重要なチャンスだった。そして、新たなゴールは生まれず、試合の始まったときのスコアのまま終わった。

【トルコ代表】ヴォルカン=サブリ(後半33分:イーイト)、セルヴェト、セルダル・ケシマル、イスマイル・キョイバシュ=セルカン・バルジュ(後半1分:ギョクハン・ギョヌル)、エムレ・ベレズオウル、ハミト・アルトゥントプ(後半14分:ブラク)、セルチュク・イナン、メフメット・エキジ(後半14分:トゥンジャイ)=ウムト・ブルト(後半1分:コリン・キャーズム・リチャーズ)
【韓国代表】鄭成龍(チョン・ソンリョン) =黄載元(ファン・ジェウォン)、李正秀(イ・ジョンス)、洪正好(ホン・ジョンホ)、洪普iホン・チョル)=李容來(イ・ヨンレ)(後半42分:崔孝鎭(チェ・ヒョジン))、寄誠庸(キ・ソンヨン)、具滋哲(ク・ジャチョル)(後半38分:尹ビッカラム(ユン・ビッカラム))=池東源(チ・ドンウォン)(後半38分:金信旭(キム・シンウク))、朴柱永(パク・チュヨン)、南泰煕(ナム・テヒ)(後半24分:崔成国(チェ・ソングク))




ディフェンスに問題あり(ファナティック紙 11.02.09)

トルガ・ゼンギン(ヒュリエット紙) ムスタファ・ユムル(ファナティック紙) グロワキ(ファナティック紙)  トルコ・リーグ後半戦に、いい臨み方ができていないトラブゾン・スポルは、今週末、アウェーで戦うシワス・スポル戦では、ディフェンス面に問題を抱えている。

 トラブゾン・スポルのストッパー、ギライとタイフン、及び、左サイドバックのフルヴォジェ・チャレが累積警告で、また、エゲメンは故障のため、シワス・スポル戦では、登録メンバーから外れる。
 これらの選手とともに、肩を傷め、トルコ代表の登録メンバーから外れたGKオヌルも、シワス・スポル戦に間に合うように治療を継続中である。肩に包帯をしているオヌルが出場できるかどうかは、試合当日になるまでは明らかにならない。
 トラブゾン・スポルは、このため、ストッパーには、グロワキとムスタファ・ユムルの2人、左サイドにはピオートゥル・ブロゼクが出場するものと思われる。オヌルが出場できない場合には、トルガ・ゼンギンがゴールマウスを守ることになる。




朗報! グティが戻ってくる(ファナティック紙 11.02.08)

シュスター監督(ヒュリエット紙) グティ(ファナティック紙)  イスタンブル市役所スポル戦でうけた打撲がもとで傷んでしまい、カラビュック・スポル戦を欠場したグティ・ヘルナンデスから、いい知らせが届いた。

 グティが、この日曜日に予定されているアンカラ・グジュ戦に、メンバー登録されることが明らかになった。メディカル・スタッフが明らかにしたところによると、痛みが続いているグティ・ヘルナンデスは、試合当日までには、不調の訴えは取り除かれ、そして、試合に出場できるということだ。周知のごとく、シュスター監督は、カラビュック・スポル戦で、グティの欠場を、かなり大きく感じたと述べていた。




ギュネシュ監督に陰り(イエニ・シャファク紙 11.02.07)

セルカン・バルジュ(左)(トラブゾン・スポル公式HP) ウムト・ブルト(左)(トラブゾン・スポル公式HP)  トラブゾン・スポルは、ブラク、ウムト・ブルト、ジャジャで作りだしたプレーシャーから、ゴールを生み出すことができなかった。これで、引き分けが続いてしまった。ブルサ・スポルとともに首位の座に座ることとなってしまった。更に、フェネルバフチェとの勝ち点差が2までに縮まった。

 トルコ・リーグの前半戦終了時点で、2位のブルサ・スポルとは勝ち点差5、フェネルバフチェとは勝ち点で9差つけ、首位に立っていたトラブゾン・スポルが、後半に入ると、その顔から血が失せた状態になってしまっている。後半戦の初戦で、アンカラ・グジュと引き分け、前節のフェネルバフチェとのアウェー戦では敗戦を喫したトラブゾン・スポルが、昨日は、ホームにアンタルヤ・スポルを迎えた一戦で、0:0の引き分けに終わり、優勝戦線で大きな痛手を蒙ってしまった。リーグ戦で、勝ち点を7も失った結果、今や、得失点差で辛うじて首位に座っている状態だ。トラブゾン・スポルは、試合を通じて、サポーターの声援を受けたにも拘わらず、アンタルヤ・スポル戦では、望むべきゴールを決めることができなかった。そして、引き分けという結果に終わってしまった。殊に、ジャジャとウムト・ブルトというツートップが、とっても大事なチャンスを逸するにいたっては、トラブゾン・スポルは、勝ち点1で納得をせざるをえなかった。一方のアンタルヤ・スポルも、ティタとケナン・ジューアにより掴んだ好機を生かすことができなかった。

【トラブゾン・スポル】オヌル=セルカン・バルジュ、ムスタファ・ユムル、ギライ、チャレ=ブラク(後半36分:ヤッターラ)、セルチュク・イナン、コルマン(後半43分:パウエル)、エンギン・バイタル(後半27分:アランジーニョ)=ジャジャ、ウムト・ブルト




アレックス、ニャン、ディアで、優勝の誓い(タクヴィム紙 11.02.06)

ルガーノ(左端)(ヒュリエット紙) セミフ(右)(ヒュリエット紙)  後半開始とともに、嵐のごとき勢いを見せているフェネルバフチェが、3つのビッグクラブに泡を吹かせたマニサ・スポルを、3つのゴールで打ち砕いた。今季、初めてリードを許した試合をひっくり返したフェネルバフチェの選手たちは、優勝モードに入ってきた。

 前節、トラブゾン・スポルをくだし、優勝戦線に割って入ってきたフェネルバフチェが、マニサ・スポルにリードを許しながら、これをひっくり返し、コジャマン監督のもと4連勝を飾った。1:3。この試合、早々と好機を迎えたフェネルバフチェは、前半5分、クリスティアンの放ったロングシュートが、上のバーを直撃した。同13分、ニャンがゴールを決めたかに見えたが、オフサイドということで取り消されてしまった。マニサ・スポルの方はと言えば、ギョクオーランとシンプソンで、2回好機を作りだしていた。だが、両者とも、前半はゴールが生まれるということはなかった。

                    セミフ、PKを奪う

 後半、マニサ・スポルの最初のビッグチャンスが、ゴールにつながった。同9分、シンプソンが、ゴールライン際からマイナスのパスを出すと、それにカヘが合わせ、ガラ空きとなったゴールに送り込んだ。1:0。フェネルバフチェの反撃までは、時間がかからなかった。同16分、セミフが倒されて得たPKを、アレックスが決め1:1。そのあと4分間の間に、フェネルバフチェは、2度にわたりバーに嫌われた。まず、ベキルのヘディングシュートが、次いで、セミフのシュートが上のバーに嫌われた。
 同28分、フェネルバフチェが求めてやまなかった勝ち越し点が入った。セミフのシュートが、相手GKから跳ね返ってくるところを、ニャンが決め勝ち越したのだ。同44分、フェネルバフチェに突然訪れた攻撃のチャンスに、ディアが、この試合のスコアを決するゴールを決めたのだった。1:3。前半戦で、3つのビッグクラブを食ったマニサ・スポルだったが、またしてもフェネルバフチェに敗れてしまった。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン=ベキル、ルガーノ、ヨボ、ドス・サントス=メフメット・トプズ、クリスティアン、エムレ・ベレズオウル、、アレックス(後半45分:イルハン)=ニャン(後半43分:ディア)、セミフ(後半35分:ギョカイ)




ミラーとともに首位へ(イエニ・シャファク紙 11.02.05)

ミラーを中心に、ブルサ・スポル歓喜(ミリエット紙) バッターシャ(右端)(ヒュリエット紙)  ブルサ・スポルが、サポーターの素晴らしい応援を受けて、いい始まり方をした。前半のロスタイム、ミラーの頑張りで、最後にはハイレッティンがオウンゴ−ルをしてしまい、ブルサ・スポルが先制した。後半5分、グロスキが同点ゴールを決めた。首位を目指し攻撃を続けたブルサ・スポルが、ミラーのゴ−ルで、最後には笑った。

 トルコ・リーグで、ブルサ・スポルが、ホームにシワス・スポルを迎えた試合、最後の最後で生まれたゴールで、2:1で、これをくだし、試合数が多い中だが暫定首位に立った。優勢に試合を始めたブルサ・スポルは、次から次へと攻撃を仕掛けたが、結果が伴わなかったが、前半のロスタイムに先制点が生まれた。前半ロスタイム1分、右サイドからドリブルを開始したアリ・タンドーアンが、ニアサイドに向けてセンタリングを出した。ミラーがボールに向けて突進をすると、ハイレッティンが、ボールを後ろに蹴って外に出そうとしたところ、オウンゴールとなってしまった。1:0。後半5分、ペナルティエリア内へ送られたボールが、エナラモからこぼれたところ、ゴロスキがゴールに蹴り込んだ。1:1。同43分、ヴェダーソンのロングパスを、オメル・エルドーアンがヘッドで落とした。ペナルティエリア内で、そのボールを得たケニー・ミラーが、落ち着いてシュートを放つと、ブルサ・スポルに勝利を呼び込むゴールとなった。2:1。

【ブルサ・スポル】イワンコフ=アリ・タンドーアン、オメル・エルドーアン、ステパノフ、ヴェダーソン=スヴェンソン、ベキル・オザン(後半23分:イワン・エルジッチ)、オザン・イペク=セルジャン・ユルドゥルム(後半23分:ヴォルカン・シェン)、バッターシャ(後半35分:トゥルガイ)、ケニー・ミラー




ハジ監督好みで固めたチーム(タクヴィム紙 11.02.04)

キーウェル(左)(ヒュリエット紙) スタンク(右)(ヒュリエット紙)  ガラタサライが、50万EUROを出して獲らなかった在外トルコ人選手ジェンク・トスンが2ゴールを決め、更に、エル・ヤサが、それに点を加えた。コリン・キャーズム・リチャーズとスタンクがゴールを決め、ガラタサライは準決勝進出への希望を繋いだ。

 ガラタサライが、トルコ杯の戦いでもとりこぼした。トルコ・リーグで、先週末、ブルサ・スポルに敗れ、衝撃に揺れたガラタサライだったが、トルコ杯準々決勝第1戦デ、ガジアンテップ・スポルにも、3:2で敗れた。アルダとピノ以外は、故障者はいないガラタサライは、この試合、かなり優勢に試合を始めた。

               ジェンク、チャンスを呼び込む男

 だが、前半17分に訪れた右サイドからのガジアンテップ・スポルの攻撃で、ポポフのセンタリングかシュートかどっちつかずのボールに、ジェンク・トスンが合わせ、ガラタサライのゴールネットを揺らしてしまった。1:0。リードを許してから、より攻撃的になったガラタサライは、同38分、コリン・キャーズム・リチャーズが同点弾を放った。このゴールで、左から素晴らしいセンタリングを出したクリオの功績が大きかった。

                    スタンク、ゴールで名を上げる

 後半は、中盤でのせめぎ合いで、試合を進行していった。カウンター攻撃でゴールを目指すガラタサライは、後半17分、スタンクの見事なゴールで、この試合、初めてリードした。しかし、その6分後、エル・ヤサの素晴らしいゴールが決まり、スコアを、再度同点に持ち込んだ。2:2。最後の20分、いいサッカーを見せたガジアンテップ・スポルは、同34分、ジェンク・トスンが勝ち越し弾を決めた。
 ホームのガジアンテップ・スポルは、差を拡げるチャンスを逸していったが、3:2で十分であった。この対戦の第2戦は、3月2日、テュルク・テレコム・アリーナで行われる。

【ガラタサライ】ザパタ=ニール、ロリック・サナ、セルヴェト、ハカン・バル=サブリ、イエクタ(後半1分:ムスタファ・サルプ)、クリオ、スタンク=コリン・キャーズム・リチャーズ(後半24分:バロシュ)、キーウェル(後半19分:アイドゥン)

※ 従来の「ロリック・カナ」表記を、「ロリック・サナ」に改めました。




ブルドーザー(タクヴィム紙 11.02.03)

フェルナンデス(前)クアレスマ(後)(ザマン紙) クアレスマ(左)(ベシクタシュ公式HP)  ベシクタシュが、トルコ杯グループ・リーグ戦で敗れたガジアンテップ市役所スポルに対し、準々決勝でゴールの雨を降らした。マヌエル・フェルナンデス(2)、ボボ(2)、クアレスマのゴールで盛り上がったベシクタシュは、仕事を第1戦で成し遂げた。

               グティ、シモン、アルメイダは不出場

 ベシクタシュが、ゴールラッシュでいいところを見せた。トルコ杯準々決勝第1戦で、2部リーグのガジアンテップ市役所スポルを、ホームに迎え、これを5:0でくだし、仕事を第1戦で成し遂げてしまった。ピッチに、グティ、シモン、アルメイダというスター選手を欠いて立ったベシクタシュは、開始1分より、相手に素晴らしいプレッシャーをかけていった。

                    フェルナンデスが店開き

 前半23分、エルンシュトの見事なパスに反応したボボが、GKオヌルのカヴァーがあったにも拘わらず、ボールをゴールに送り込んだ。ベシクタシュは、同23分、フェルナンデスがベシクタシュ加入後初のゴールを決め、スコアを2:0とした。そして、前半は、このスコアのまま終わった。

                    そして、クアレスマのフリーキックで店じまい

 ベシクタシュは、後半も、疾風の如き入り方をした。後半3分、何度かチャンスを作っていたフェルナンデスが、自身では2点目、チームとしては3点目となるゴールを決めた。同5分、クアレスマが倒されると、デニズ・チョバン主審はPKを指示した。このPKを蹴ったボボがゴールを決め、スコアを4:0とした。この夜のヒーローの一人クアレスマが、同17分、素晴らしいフリーキックを直接決め、ゴールラッシュの幕を引いた。ベシクタシュは、ガジアンテップ市役所スポルとの第2戦は、3月2日ないしは3日に行われることになっている。

【ベシクタシュ】ハカン・アルクン=エクレム・ダー(後半19分:エルハン)、イブラヒム・トラマン、シヴォク、イスマイル・キョイバシュ=ヒルベルト、エルンシュト、ネジプ、フェルナンデス、クアレスマ(後半18分:オヌル)=ボボ




クリスティアン放出せず、メンバーに入れる(ヒュリエット紙 11.02.02)

アイクト・コジャマン監督(ブギュン紙) クリスティアン(イエニ・シャファク紙)  トルコ・リーグ第20節で、2月5日(土)に、アウェーでマニサ・スポルと戦うフェネルバフチェは、そのための準備を、1日の休暇を経たのち継続している。

 アイクト・コジャマン監督の与えた休暇で、昨日は体を休めたフェネルバフチェの選手たちは、練習を、本日の朝から再開した。
 フェネルバフチェ・ジャン・バルトゥ・グランドで、1時間半かけて行われた練習で、選手たちは、パス練習、スピード練習、ミニゲームを行っていた。
 同監督は、ミニゲームでは、マニサ・スポル戦でピッチに送り出そうと考えているメンバーを試していた。
 同監督は、トラブゾン・スポル戦でレッドカードをもらい、マニサ・スポル戦には出場できないセルチュクに替えて、エムレ・ベレズオウルの横にはクリスティアンを起用する考えのようだ。
 また、トラブゾン・スポル戦で、4枚目イエローカードをもらい、累積警告で出場できないギョクハン・ギョヌルの替わりの右サイドバックには、ベキルに出場の機会を与えるようだ。
 練習には、アレックスを欠いたが、守備陣には、ベキル、ルガーノ、ヨボ、ドス・サントス、中盤には、メフメット・トプズ、クリスティアン、エムレ・ベレズオウル、ディア、攻撃面では、セミフとニャンのツートップにしていた。
 練習試合を行っているとき、ジャネル・エルキンの蹴ったフリーキックのボールが強烈で、そのボールがニャンを直撃した。かなり強烈なボールを、まともに腹に喰らってしまったニャンは、地面に倒れ込んでしまったのだ。しばし、ピッチサイドに出されたのち、ニャンは試合に復帰した。

                    3人を欠いての練習

 フェネルバフチェの本日の練習には、アレックスとともに、ギョクハン・ギョヌルとウーウル・ボラルを欠いていた。
 アレックスは、トラブゾン・スポル戦で、肘の上に倒れ込んだことからくる痛みが治まらず、練習には不参加だったが、ギョクハン・ギョヌルは、悪寒があるため治療を受けていることから練習には現れなかった。
 フェネルバフチェは、明日もまた、マニサ・スポル戦に備えての練習を続ける予定だ。




トゥンジャイ、ヴォルフスブルクと契約をかわす(ザマン紙 11.02.01)

トゥンジャイ(ヒュリエット紙)  イングランドのプレミア・リーグのストークシティでプレーを続けてきたトゥンジャイ・シャンルが、ドイツ・ブンデス・リーガのヴォルフスブルクと、3年半の契約をかわした。

 昨日、ドイツでメディカル・チェックを受けたトゥンジャイは、ヴォルフスブルクでは背番号6を付けることになる。エディン・デコを、マンチェスター・シティに、3250万EUROで出したヴォルフスブルクでは、新しいゴールゲッターを、スティーヴ・マクラーレン監督が探していたことは明らかになっていた。2009年、500万ポンドで、ミドルスブラからストークシティへ移籍したトゥンジャイ・シャンルは、プレミア・リーグでは、計44試合に出場し、5点をあげた。ストークシティでは、安定した出場機会を得られなかったトゥンジャイは、今季は、14試合に出場し1得点をあげている。トゥンジャイ・シャンルは、ツイッターで明らかにしたところによると、「ストークシティのサポーター、及びクラブ側に、ここまで与えてくれた支援に感謝している」と認めている。




完璧なまでの嵐が吹く(タクヴィム紙 11.01.31)

ギョクハン・ギョヌル、ウムト・ブルト、ヴォルカン(左から)(トラブゾン・スポル公式HP) エムレ・ベレズオウル、ドス・サントス、ブラク(左から)(トラブゾン・スポル公式HP)  最初の30分間で、怒濤の如き活躍を見せたフェネルバフチェは、前半19分のルガーノ、同23分にはニャンのゴールで沸き立った。フェネルバフチェではセルチュクが、トラブゾン・スポルではグロワキとタイフンがレッドカードをもらった。これで、優勝争いが、新たに始まったと言える。

 カドゥキョイでの戦いの勝利は、フェネルバフチェのものとなった。フェネルバフチェは、今節の最重要の試合で、トラブゾン・スポルを2:0でくだし、首位との勝ち点差を4まで縮めた。この試合、素晴らしいプレスで始めたフェネルバフチェは、求めて止まないゴールを、前半19分に見出した。アレックスの蹴ったコーナーキックに、いいジャンプをしたルガーノが、スコアを1:0とした。

                    ニャンの見事なタッチ

 今季、最もいいプレーを見せたフェネルバフチェは、その4分後、点差を開くゴールを決めた。この夜のヒーローの一人メフメット・トプズが、右サイドから出したセンタリングに、ニャンが見事なタッチを見せ、2:0としたのだ。スコア上のアドヴァンテージを早々と手にしたフェネルバフチェは、直ちにブレーキをかけた。一方のトラブゾン・スポルは、期待されたサッカーを見せられず、前半は、2:0で終わった。

                    ヤッタ−ラが入ったが、、、

 トラブゾン・スポルは、後半に入るにあたり、ヤッターラを入れて臨んだ。だが、これで、トラブゾン・スポルが動き出すというわけにはいかなかった。後半20分、セルチュク・シャヒンが、この日2枚目のイエローカードをもらい、フェネルバフチェは10人になってしまった。だが、その1分後、グロワキが退場となり、トラブゾン・スポルの方も10人となってしまった。

                    「オレもいる」

 終盤に入ると楽な戦いを進めたフェネルバフチェは、とても大事な試合をものにして、優勝戦線で「オレもいる」と、その存在を誇示した。タイフンまで退場となり9人となってしまったトラブゾン・スポルは、ここ2節で、勝ち点5を失い、大きな痛手を蒙ってしまった。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル、ルガーノ、ヨボ、ドス・サントス=メフメット・トプズ、セルチュク、エムレ・ベレズオウル、ディア(後半34分:ベキル)、アレックス(後半41分:オゼル・フルマジュ)=ニャン(後半41分:セミフ)フ
【トラブゾン・スポル】オヌル=セルカン・バルジュ、ギライ、エゲメン(後半19分:グロワキ)、チャレ(後半41分:フェルハト)=セルチュク・イナン、コルマン(後半1分:ヤッターラ)、エンギン・バイタル=ジャジャ、ブラク(後半28分:タイフン)、ウムト・ブルト




ガラタサライ、ブルサ・スポル戦に向けて(ファナティック紙 11.01.26)

ハジ監督(ファナティック紙)  ガラタサライは、トルコ・リーグで1月29日(土)に、アウェーで対戦するブルサ・スポル戦に向けての準備を続けている。

 ゲオルグ・ハジ監督指揮下、フロリヤ・メティン・オクタイ・グランドで、非公開で行われた練習では、選手たちは、ウォーミングアップに続いて、5:2でのパス回し、コンディション調整などを行ったということだ。1時間半続いた練習のメーンとしては、選手たちは、ミニグランドで、4組に分かれてボールを動かしながら、オフェンスとディフェンスの組織の確認を行ったということだ。
 この練習には、故障を発生させている者、及び、治療を継続中の選手以外、全員が参加した。練習では、チャーラール・ビリンジは、ファーティフ・ユルドゥズ・トレーニングコーチとともに調整を行い、ギョクハンとアイハンはランニングを行っていたということだ。また、アルダは体調維持の練習を、ピノは治療を受けていたということだ。
 ガラタサライの選手たちは、本日午後5時から、2回目の練習を行う予定だ。また、明日は、午前10時半より、フロリヤ・メティン・オクタイ・グランドで、報道陣及びサポーターには非公開で練習を続ける。




ゴールの応酬はカイセリ・スポルのもの(ヒュリエット紙 11.01.25)

カイセリ・スポル、歓喜(ファナティック紙) セルハト(左)アンラバト(右)(トルコ・サッカー協会)  カイセリ・スポルが、エクレム・エクシオウル(オウンゴール)、アンラバト、メフメット・エレンのゴールで、今節を喜びに包まれて閉じた。

 カイセリ・スポルが、ホームで、サポーターの前で、後半戦の初戦で勝利をつかんだ。3:2。息を呑む戦いが繰り広げられたこの試合の最初のゴールは、前半26分に生まれた。アンラバトのシュ−トが、Gkハサジッチの頭上を越え、上のバーに当たり跳ね返った。エクレムが、このボールをクリアしようとしたが、自ゴールに蹴り込んでしまった。1:0。同34分、アンラバトが、中盤から一人で、相手ゴールに向かってドリブルを開始した。そして、グランダーのシュートを放つと、GKの右傍らを抜けてゴールネットに収まった。2:0。後半7分、カイセリ・スポルのメフメット・エレン主将が、セリムの深くえぐるパスに反応して、前に出てきたGKハサジッチの傍らを抜けるゴールを決め、スコアを3:0とした。同10分、アリ・ギュゼルダルのパスを受けたホルマンが、GKスレイマノウの股間を抜けるゴールを決め、点差を2とした。3:1。同41分、ホルマンのセンタリングに対し、ギョクハン・ウナルが、GKスレイマノウの傍らを抜けるゴールを決め、この試合のスコアを決した。3:2。同45分には、テヴフィクの放ったシュートが、バーに嫌われた。

【カイセリ・スポル】スレイマノウ(後半44分:ヴォルカン)=ハムザ、セルダル、アレクサンデル、ハサン・アリ=メフメット・エレン(後半22分:ズィアニ)、セリム、アドラハ、フルカン=クジョヴィッチ、アンラバト(後半28分:オメル・シシュマンオウル)
【イスタンブル市役所スポル】ハサジッチ=マルシン・クシュ、セルハト、マフムト(後半35分:アブドゥルカディル)、エクレム・エクシオウル(後半1分:アリ・ギュゼルダル)=ジハン、ホルマン、ヴィニシウス=ギョクハン・スゼル=イスケンデルン(後半1分:ギョクハン・ウナル)、テヴフィク




ブルサ・スポル、動けず(イエニ・シャファク紙 11.01.24)

セルジャン・ユルドゥルム(中)(ヒュリエット紙) バッターシャ(右端)(ヒュリエット紙)  ブルサ・スポルは、ホームでの全試合でゴールを浴びているコンヤ・スポルの守備陣を越えることができなかった。コンヤ・スポルの方は、抗い向かっていくサッカーで、後半戦に希望を抱かせた。

 ブルサ・スポルが、トラブゾン・スポルとの勝ち点差を3とするチャンスを逸してしまった。勝つことのできなかったコンヤ・スポルとのアウェー戦から、0:0の引き分けで戻ることになったブルサ・スポルは、重要なチャンスを自ら蹴飛ばしてしまった。前半4分、セルジャン・ユルドゥルムのセンタリングに、バッターシャがヘッドで合わせが、ボールはバーの上を越えて外に出て行った。同20分、ロバクのスルーパスに反応したグラジャルが、GKと1対1となった。だが、前に出たイワンコフが、際どいところで足に当てクリアした。同23分、ヴェダーソンが、ディフェンスの裏に出したロングパスに追いついたセルジャン・ユルドゥルムが、GKと1対1となって放ったシュートは、枠を捉えることができなかった。同43分、アリ・タンドーアンが蹴ったコーナーキックのボールに、オザン・イペクがヘッドで合わせると、GKポエレクが、しっかりとコーナーへと逃げた。後半5分、ムサが蹴ったフリーキックのボールは、ごろでタゼメタに渡った。だが、タゼメタがシュートを打つのが遅れたため、ブルサ・スポルのディフェンダーに危機を回避する時間を与えてしまった。同10分、エルトゥールルがペナルティエリア内へ向けて出したセンタリングに、ロバクがヘッドで合わせたが、ボールはGKがキャッチした。同20分、トゥルガイが、ペナルティエリアの外から放った強烈なシュートは、僅かに枠の上を越えて外に出て行った。同37分、突然おとずれたコンヤ・スポルの攻撃で、ペナルティエリア内へボールを持ち込んだアイ・デレが、ゴール左斜め前から放ったシュートは、枠を捉えられなかった。

【ブルサ・スポル】イワンコフ=アリ・タンドーアン、セルダル、オメル・エルドーアン、ヴェダーソン=スヴェンソン、イワン・エルジッチ(後半24分:ベキル・オザン)、オザン・イペク=セルジャン・ユルドゥルム(後半29分:ヴォルカン・シェン)、バッターシャ(後半20分:ケニー・ミラー)、トゥルガイ





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