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フェネルバフチェ、昔の同僚からしっぺ返し(イエニ・シャファク紙 14. 2. 2)

メイレレス(上)アイタチ・カラ(下)(ミリエット紙) ヴォルカン(左)ビアンヴヌ(右)(ミリエット紙)  元フェネルバフチェのビアンヴヌのゴールでリードを許してしまったフェネルバフチェは、カイトのラッキーなゴールで同点に追いついた。後半も最後の20分までは優勢だった。またカイトにゴールチャンスが訪れたが、それを外してしまった。試合の流れに重きを多くようになったエスキシェヒル・スポルは、エルカン・ゼンギンの素晴らしいゴールで結果を出した。

 トルコ・リーグで追走するチームに勝ち点で10も離し楽になっているフェネルバフチェが、、昨日、傷を得てしまった。エスキシェヒル・スポルとのアウェー戦に臨んだフェネルバフチェが、2:1で敗戦を喫し、今節は勝ち点3を失ってしまったのだ。元フェネルバフチェのビアンヴヌが、前半28分、アルヴェスのミスを咎め、ヴォルカンと1対1となったうえ、そのヴォルカンを捕らえてしまったのだ。前半の終わりがけ、チャンスがフェネルバフチェに巡ってきた。ジャネル・エルキンが、ゴールマウスに向け蹴ったつもりのシュートが外れ、ペナルティエリア内にいたカイトの右足に当たり、ゴールネットを揺らしてしまった。1;1。同37分、ソウが、まずGKに当たり、次いでバーに当たり跳ね返ったボールでシュートを試みたが、これが、フェネルバフチェが、前半に逃したビッグチャンスだった。
 前半を希望のある終わり方をしたフェネルバフチェが、後半、よりゴールに近づいた。同7分、ファーサイドにいたカイトがゴールを決めたかに見えたが、だが、手でボールに触れたということで、ゴールは取り消された。同14分、メイレレスが、フリーになっていたカイトにボールを出したが、絶好の位置にいながら、カイトの放ったシュートは枠を捉えることができなかった。最後の20分間は、エスキシェヒル・スポルが互角に渡り合うと、フェネルバフチェのスピードが殺された。同38分、ペナルティエリア内のゴール左斜め前でボールを得たエルカン・ゼンギンが、素晴らしいシュートを放つと、ボールはゴール右隅に収まった。2:1。

【エスキシェヒル・スポル】ボッフィン=タルク・チャムダル(後半44分:セズギン・ジョシュクン)、アカミンコ、セルヴェト・チェティン、オズギュル・チェク=ヒュリエット・グチェル、アイタチ・カラ=エルカン・ゼンギン、クリストバル・ヨルゲラ、エルマン・クルチ(後半18分:カマラ)=アンリ・ビアンヴヌ(後半18分:ネジャーティ)
【フェネルバフチェ】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル、アルヴェス、エゲメン、ジャネル・エルキン=メイレレス(後半36分:サリフ・ウチャン)、メフメット・トパル、ホルメン(後半26分:メフメット・トプズ)=カイト、ヴェボ(前半38分:エムレ・ベレズオウル)、ソウ




白黒交互に(タクヴィム紙 14. 2. 1)

ギョクハン・トーレ(左)オウズハン・オズヤクプ(右)(ヒュリエット紙) ムラト・ユルドゥルム(左)ウーマル・ニアッセ(右)(ミリエット紙)  前節、トラブゾン・スポルを撃破できなかったベシクタシュは、オリンピック・スタジアムでのエルジエス・スポル戦で、前半43分にフェルナンデス、後半8分にギョクハン・トーレ、同12分にはオウズハンがゴールをあげ、点差を3と開いた。エルジエス・スポルは、後半23分にマンガネ、同45分にヴレミンクスのゴールで点差を1に縮めたにせよ、ベシクタシュが勝ち点3を得る喜びに浸った。

 トルコ・リーグ第19節開幕試合で、ベシクタシュは、降格圏にいるエルジエス・スポルを3:2でくだした。試合の序盤、攻撃面で期待通りの動きを見せることのできなかったベシクタシュだったが、前半28分、ゴールに近づいた。オルジャイ・シャハンが、ペナルティエリア内へと入ったフェルナンデスの前にパスを出した。だが、フェルナンデスの放ったシュートは、サイドネットの外側に吸い込まれてしまった。同30分、同じシナリオの場面が生まれた。オルジャイ・シャハンのパスを受けたフェルナンデスが、今度はいいシュートを放った。だが、GKボジャンが、ボールをパンチングでうまく防いでしまった。ベシクタシュは、更に圧力を強めていった。同31分、いいパスの交換から、右サイドのセルダル・クルトクルシュがシュートを試みると、ボールは、僅かにバーの上を越えて外に出て行った。

                   ジェンク・アフメットのシュ−トはバーを直撃、跳ね返される

 前半、両者無得点で終わろうかというところで、フェルナンデスが表舞台に登場した。同43分、ギョクハン・トーレが、右サイドから持ち込みフェルナンデスの前にボールを出すと、フェルナンデスが相手ゴールネットを揺らすゴールを決めたのだった。後半開始早々、エルジエス・スポルがとってもゴールに近づいた。ジェンク・アフメットの放った強烈なシュートが、バーを直撃しピッチに跳ね返った。それを、トルガが押さえたのだった。

                   オウズハン、見事なミサイル弾放つ

 後半8分、ギョクハン・トーレが見事に持ち込み、狙い澄ましたシュートを放つとゴールが成った。同12分、オウズハンの見事なミサイル弾が相手ゴールネットを揺らした。3:0。同23分、表舞台に上がったエルジエス・スポルのマンガネが、点差を2とした。3:1。同45分にヴレミンクスが放ったシュートは、ゴールライン際でベシクタシュの選手がクリアしたかに見えたが、主審はゴールの判定をくだした。そして、ベシクタシュが、3:2で、この試合を制したのだった。

【ベシクタシュ】トルガ=セルダル・クルトクルシュ、ペドロ・フランコ、エルサン・ギュルム、モッタ=アッティバ・ハッチンソン、フェルナンデス=ギョクハン・トーレ(後半28分:ムハンメド・デミルジ)、オウズハン・オズヤクプ、オルジャイ・シャハン(後半20分:ホロスコ)=アルメイダ(後半30分:ムスタファ・ペテクメク)
【エルジエス・スポル】ボジャン・ジョルガチェヴィッチ=ジェム・ジャン、ヌマン・チュルクス、カデル・マンガネ、エクレム・エクシオウル(後半40分:トゥルガイ・バハドゥル)=ケリム・アヴジュ(後半1分:ヴレミンクス)、ジョルジュ・マンジェク=メフメット・アクギュン(後半23分:セニジャド・イブリチッチ)、ムラト・ユルドゥルム、ジェンク・アフメット・アルクルチ=ヤシン・オズテキン




アクヒサル市役所スポル、ゴールゲッターの活躍でシワス・スポルを撃破(イエニ・シャファク紙 14. 1. 31)

アフメット・ジェベ、アイドゥン・カラブルト、ビラル・クサ(左から)(アクヒサル市役所スポル公式HP) メフメット・アクユズ(上)ウーマル・ニアッセ(下)(アクヒサル市役所スポル公式HP)  トルコ杯A組で、アクヒサル市役所スポルが、ホームでゴールゲッターの活躍でシワス・スポルを撃破し、グループ・リーグ戦からの勝ち上がりの可能性が出てきた。1:0。前半19分、チェザーレのシュートは、GKエムラーがコーナーへと逃げた。同26分、アーティフがペナルティエリアの外から放ったシュートは、GKエムラーがしっかりとキャッチした。同32分、メフメット・アクユズが、相手選手をフェイントでかわし、ボールをニアッセに出した。ニアッセの放ったシュートは、シワス・スポルのゴールネットを揺らしていた。1:0。
 後半10分、ウーウルの放った強烈なシュートは、GKコルジャンが押さえた。同39分、ケリムのシュートは、バーの上を越えて外に出て行った。同ロスタイム2分、ダ・コスタがシュートを試みたが、GKエムラーがゴールを許さなかった。結局、アクヒサル市役所スポルが1:0とリ−ドを保ったまま終了した。

【アクヒサル市役所スポル】エムラー・トゥンジェル=アフメット・ジェベ、ウーウル・デミロク、セルカン・ヤルチュン、チャーダーシュ・アタン=ギュライ・ヴラル、イワン・セザル=ウーマル・ニアッセ、ビラル・クサ、セルタン・ワルダル(後半31分:ケリム・ゼンギン)=メフメット・アクユズ(後半27分:メルテル・ユジェ)
【シワス・スポル】コルジャン・チェリカイ=チチーニョ、マヌエル・ダ・コスタ、ウミト・クルト、ズィヤ・エルダル=アデム・コチャク、ハカン・アルスラン=ブルハン・エシェル、メフディ・タオウイル(後半19分:ペルド・オルドーニ)、アイドゥン・カラブルト=アーティフ・シャエシューエ




オリンピック精神(イエニ・シャファク紙 14. 1. 30)

エロル・エルダル・アルカン、エムレ・チョラク、ビリカ(左から)(ヒュリエット紙) ズキュル・オゼル(左)メロ(右)(ヒュリエット紙)  試合を一方的に支配したガラタサライだったが、ゴールが生まれるまでに38分間待たねばならなかった。だが、試合は5分で終わらせてしまった。グループ・リーグ戦で、エラズー・スポルより勝ち点で2上回ることになったガラタサライは、第5戦ででトカト・スポルをくだした場合、グループ2位以上が確定する。

 トルコ・リーグで厳しい戦いを強いられているガラタサライが、トルコ杯でエラズー・スポルを3:0でくだし、やる気を見出した。選手の補強が明らかになってきた裏で行われた試合で、ガラタサライは、グループ・リーグ戦B組で、再び理想的な展開となってきた。試合開始直後より、相手陣内で試合を進めたガラタサライだったが、ゴールは前半の終盤となっで生まれた。同37分、放ったシュートがバーを直撃してしまったジェイフン・ギュルセラムが、その1分後、エムレ・チョラクのセンタリングにヘッドで合わせると、ボールは相手ゴールネットを揺らしていた。1:0。この試合のあともスピードを緩めなかったガラタサライは、同43分、ディディエル・ドラクバのゴールで、点差を2と開いた。ウムト・ブルトのセンタリングに合わせて、いいジャンプを見せたドラクバが、前半のスコアを決するゴールを決めたのだった。2:0。
 後半、試合をコントロールしたガラタサライは、エラズー・スポルにチャンスを与えるということはなかった。ガラタサライは、同40分、サブリの放ったロングシュートが決まり、この試合のスコアを決した。3:0。頭上に飛んできたボールをうまくコントロールできなかったGKズルキュフのミスが、このゴールに大きな役割を果たしてしまった。

【ガラタサライ】ウフク・ジェイラン=サリフ・ドゥルスン(後半32分:エムレ・ジャン・ジョシュクン)、ダニー、ハカン・バルタ、サブリ=エブエ(後半38分:ウムト・ギュンドーアン)、ジェイフン・ギュルセラム、イエクタ、、エムレ・チョラク=スナイダー=ドラクバ(後半1分:メロ)、ウムト・ブルト
【エラズー・スポル】ズキュル・オゼル=デニズ・アスラン、エロル・エルダル・アルカン、チャーラール・ビリンジ、タンジュ・カイハン=ティディアーヌ・サヌ(後半14分:フランコ・カンゲレ)、ビリカ=ノヤン・オズ(後半29分:デニズ・ユルマズ)、ムハンメド・アリ・ドーアン、マルヴィン・ゼーゲラール(後半1分:セルダル・ギュルレル)=ユースーフ・ハジ




オゼル・フルマジュ、トラブゾン・スポル入り(ヒュリエット紙 14. 1. 29)

オゼル・フルマジュ  トラブゾン・スポルが、カスムパシャから、完全移籍込みの1年半のレンタルで獲得したオゼル・フルマジュを、夕刻、イスタンブル発の飛行機でトラブゾン入りさせた。

 トラブゾン・スポル関係者及びサポーターにより出迎えられるオゼル・フルマジュのために、トラブゾン空港から、「待ち望んでいたことが1日で終わりを告げる、故郷にようこそ」と書かれた横断幕が掲げられた。その後、オゼル・フルマジュを肩車したサポーターは、「トラブゾン生まれのオゼル・フルマジュ」「故郷にようこそ」という掛け声をかけた。オゼル・フルマジュは、空港で記者会見を開き、トラブゾンに来れて幸せ者だと述べた。オゼル・フルマジュは、とても興奮していると言い、「何を言っていいのか分からない。自分にとって、27年間にわたる異境住まいが終わりを告げる。愛して止まないクラブに出逢えた。神に感謝するだけだ」と語った。オゼル・フルマジュは、その後、クラブハウスに向かった。オゼル・フルマジュは、2.3日の間に、トラブゾン・スポルとの契約書に調印するものと思われる。




フェネルバフチェ、奪い取り、前進(イエニ・シャファク紙 14. 1. 28)

エメニケ(前)エルヴィス・コカロヴィッチ(後)(ヒュリエット紙) エゲメン(ヒュリエット紙)  第1節で0:2と先制しながら、3:2で失ったフェネルバフチェは、昨日の試合では勝ったが、かなり苦労した。前半21分、ジャルマのゴールを浴び先制を許したフェネルバフチェは、前半の終わりがけにアルヴェスが、そして、最後の10分に入ったところでのエゲメンのゴールで、試合の流れを変えてしまった。ガラタサライが引き分けた節で、勝利を収め、優勝という目標に、また一歩近づいた。

 優勝戦線での最大のライバルであるガラタサライとベシクタシュが、それぞれ勝ち点2を失った節で、フェネルバフチェは、ホームでコンヤ・スポルを2:1でくだし、優勝に向けて大きな歩を進めることとなった。前半10分、フレブとエゲメンが対置した。だが、エゲメンが、フレブを通すことはさせなかった。アウェーのコンヤ・スポルは、圧力を時々高めていっていたが、同19分のボレクのシュートは、コーナーキックへと替わった。ゴールが、正に生まれようと思われた時間帯、同21分、コンヤ・スポルのスター選手が表舞台に登場だ。ゲカスがフレブとのパス交換をしたあと、ボールが渡ったジャルマが、フェネルバフチェのゴールネットを揺らしてしまった。0:1。このゴールのあと、よりボール支配率を高めたのはフェネルバフチェの方だった。
 アウェーのコンヤ・スポルのアグレッシヴな守備に苦しんでいたフェネルバフチェは、前半44分、ジャネル・エルキンの蹴ったフリーキックのボールに、ブルーノ・アルヴェスが触れると、同点ゴールが決まった。1;1。後半3分、ゲカスが放ったシュートのボールが、ディフェンス陣からこぼれたところを、ギョクハン・ギョヌルが逆方句に蹴ると、ボールはバーを直撃した。この攻撃が、眠りに就いていたフェネルバフチェを目覚めさせた。試合の主導権を完全に得たフェネルバフチェは、コンヤ・スポルのディフェンス陣に厳しい時間を強いていった。同28分、コーナーキックからのボールに、絶好の位置取りをしていながら、エゲメンの放ったヘディングシュートは、望ましくはヒットしなかった。この経験豊富なストッパーは、同35分、ペナルティエリア内で、よく似た位置から、今度は足で合わせると、ボールは相手ゴールネットを揺らしていた。2:1。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル、アルヴェス、エゲメン、ジャネル・エルキン=メイレレス(後半12分:セルチュク)、メフメット・トパル、クリスティアン(後半1分:エムレ・ベレズオウル)=カイト、エメニケ(後半35分:メフメット・トプズ)、ソウ
【コンヤ・スポル】シャルル・イタンジェ=トルガ・ウンル、セリム・アイ、エルヴィス・コカロヴィッチ、エルギュン・テベル=アリ・チャムダル、トマス・ボレク=ジャルマ・カンポス、アレクサンデル・フレブ(後半37分:レジェプ・アイドゥン)、ハサン・カブゼ(後半34分:エルダル・クルチャスラン)=テオファニス・ゲカス




ガラタサライ、休暇を終えられず、0:0(ポスタ紙 14. 1. 27)

メロ(左)(ミリエット紙) シェノル・ジャン(左)ウムト・ブルト(右)(ミリエット紙)  トルコ・リーグ後半戦に、ガラタサライは望むべき始まり方をできなかった。ガラタサライは、勝ち点3を合い言葉に臨んだアンテップでのアウェー戦で、勝ち点1しか取れなかったのだ。

 トルコ・リーグ第18節、セルゲン・ヤルチュン監督が戻ったガジアンテップ・スポルが、首位を伺いたいガラタサライをホームに迎えた。前半、両者ともに、お互いのゴールに危険な場面を作り出していた。前半の内で最も危険な場面は、同26分のガラタサライの攻撃だった。エマヌエル・エブエが、右サイドから入れたセンタリングから、ペナルティエリアのすぐ前で生まれた混乱のなか、瞬間、ボ−ルがセミフ・カヤの前にこぼれた。セミフ・カヤは、ペナルティエリア内でダイレクトで強烈なシュートを放ったが、ボールは僅かにサイドバーを逸れて外に出て行った。前半の残りの時間ではゴールは生まれることはなかった。両者は、0:0の同点のまま控え室に引き上げることになった。
 後半、両者ともにゴールを求めて、お互いに攻撃を続けた。ボールは、あるときはガジアンテップ・スポルのゴールに向かい、またあるときには、ガラタサライのゴール・マウスに向かうことになった。ガジアンテップ・スポルでは、トゥルグト・ドーアン・シャヒンが、危険な攻撃を見せたが、最後のシュートが悪く望み通りにはいかなかった。ガラタサライでは、マンシーニ監督がゴールを得るために戦術面の変更を行った。ゴールを決めるために、新しい血を投入していったのだ。アンバラト、サリフ・ドゥルスン、ジェイフン・ギュルセラムを投入し、エムレ・チョラク、ウムト・ブルト、エブエをさげたのだ。後半においても、この試合ではゴ−ルは生まれなかった。結局、ガラタサライは、ガジアンテップ・スポルとのアウェー戦で、0:0のまま終わることになった。

【ガジアンテップ・スポル】カルセマルスカス=ケマル・トカク、マリウス・スタンケヴィキウス、ジレス・ビニャ、シェノル・ジャン=セルダル・オズバイラクタル、ムスタファ・ドゥラク、ハリス・メドゥニャニン、トゥルグト・ドーアン・シャヒン(後半40分:エクレム・ダー)=イブラヒム・アクン(後半33分:ビロル・ヒクメット)=ジェンク・トスン
【ガラタサライ】ムスレア=メロ、セミフ・カヤ、ハカン・バルタ=エブエ(後半26分:ジェイフン・ギュルセラム)、セルチュク・イナン、サブリ=スナイダー、エムレ・チョラク(後半11分:アンバラト)=ウムト・ブルト(後半19分:サリフ・ドゥルスン)、ドラクバ




トルガ、オヌル、ともに失点を共有(タクヴィム紙 14. 1. 26)

エムレ・ギュラル(ミリエット紙) ネジプ(左)ユスフ・エルドーアン(右)(ザマン紙)  若きFWエムレ・ギュラルの素晴らしいゴールで先制したトラブゾン・スポルは、最初の70分間、試合を支配したが、マルーダが100%ゴールかと思われたシュートを外してしまった。しかし、最後の5分というところで表舞台に躍り出たフーゴ・アルメイダがゴールを決め、この試合のスコアを決したのだった。

 アヴニ・アカル・スタジアムで笑った者はいなかった。トラブゾン・スポルとベシクタシュは1:1で引き分け、トルコ・リーグ後半戦を、ともに勝ち点を失って始まった。この試合に優勢に臨んだトラブゾン・スポルは、3分間で、アイクトとオルジャン・アドゥンと2度にわたるゴール・チャンスを掴んだのだ。そして、同14分に、トラブゾン・スポルが先制した。

                    エムレ・ギュラル、見事なゴール

 ペナルティエリアの外でボールを得たエムレ・ギュラルが、とってもクレヴァーなシュートを放つと、トルガを捕らえたのだ。同33分、アッティバ・ハッチンソンがヘディングシュートを試みたが、GKオヌルがボールを押さえた。同41分、オルジャン・アドゥンの狙い澄ましたシュートは、トルガ・ゼンギンがコーナーへと逃げた。そして、前半は1:0のまま終わった。

                    トルガが命運を変えた

 同15分、モッタのセンタリングに、アルメイダが触れることができなかった。同21分、この試合の命運をかけた瞬間が生まれた。エムレ・ギュラルのパスを受けたマルーダが決定的なチャンスを掴んだ。だが、トルガが素晴らしいセーヴを見せ、ゴールを許さなかった。同40分、ベシクタシュが同点に追いついた。コーナーキックのボールに、アッティバ・ハッチンソンがヘッドで合わせると、オヌルが、これを防いだ。だが、 こぼれ球をアルメイダが押し込むと、ゴールネットを揺らしていた。1:1。残りの時間では、新たなゴールは生まれることはなく、両者は勝ち点を分け合ったのだった。

【トラブゾン・スポル】オヌル=ボシングワ、ムスタファ・ユムル、アイクト・デミル、カディル・ケレシュ=アドリアン・ミエルゼジェブスキ(後半21分:アブドゥルカディル・オズデミル)、ゾコラ=オルジャン・アドゥン(後半28分:シャヒン・アイギュネシュ)、マルーダ、ユスフ・エルドーアン(後半1分:ゼキ・ヤウル)=エムレ・ギュラル(後半33分:エンリケ)
【ベシクタシュ】トルガ=アッティバ・ハッチンソン、ネジプ(後半17分:ペドロ・フランコ)、エルサン・ギュルム、モッタ=オウズハン・オズヤクプ、ヴェリ・カヴラク=ギョクハン・トーレ(後半16分:ホロスコ)、フェルナンデス、オルジャイ・シャハン(後半33分:ムスタファ・ペテクメク)=アルメイダ




両者、音無しで開幕(イエニ・シャファク紙 14. 1. 25)

エルカン・カルタル、ユグルタ・ハムルーン、ヤルチュン・アイハン(左から)(カスムパシャ公式HP) ムサ・チャーウラン、アデム・ブユック(左から)(カスムパシャ公式HP)  カスムパシャが罰則を受け、女性と子どもだけが見まもる試合が始まったように、静かに終わった。ホームのカスムパシャが、後半、攻撃を仕掛けたとしても、ゴールには至らなかった。

 トルコ・リーグの後半戦の開幕戦、カスムパシャとカラビュック・スポルが、ともに無得点で引き分けた。カスムパシャが罰則を受け、女性と12歳以下の子どもたちだけが観戦できた。前半41分、ソウが、ペナルティエリアの外から放った強烈なシュートは、GKイサクソンに当たり跳ね返った。ハムルーンが、跳ね返りのボールを、ゴールに平行に入れたが、その辺りにいたカラビュック・スポルの選手のいずれもが、そのボールに触れることができなかった。概ね中盤でのせめぎ合いに終始した前半では、他には大きなチャンスは生まれることはなく、両者ともに得点をあげられずに終わった。

                    カスムパシャ、より攻撃的

 後半1分、バベルが蹴った右コーナーキックに、ヤルチュンがPKポイントのところでヘッドで合わせたが、ボールは僅かにバーの傍らを逸れて外に出て行った。同22分、バベルがペナルティエリア外で蹴ったフリーキックのボールが転がってくるのを、GKウオーターマンがコーナーへと逃げた。その直後、ヤルチュンがニアサイドでヘディングシュートを試みたが、ボールは僅かに枠を捉えられずに外に出て行った。同39分、イスハク・ドーアンが蹴った右コーナーキックのボールは、ダイレクトにゴールマウスに向かった。ゴールネットを揺らすかと見えた瞬間、際どいところでイサクソンがコーナーに逃げることに成功した。残りの時間、ゴールは生まれず、試合は開始時のまま両者無得点で終わった。

【カスムパシャ】イサクソン=エルカン・カルタル、バルシュ・バシュダシュ、ヤルチュン・アイハン、サンジャク・カプラン=アンドレ・カストロ、ケレム・シェラス(後半27分:アルパスラン・オズテュルク)=アデム・ブユック、オスカー・スカリオーネ(後半32分:トゥナイ・トルン)、リャン・バベル=サナハルビ・マルキ(後半10分:タバレ・ヴィウデス)
【カラビュック・スポル】ボーイ・ウォーターマン=ウーウル・ウチャル、ラリース・マビアラ、イーイト・インジェデミル、イスハク・ドーアン=フルカン・オスチャル、サンバ・ソウ=アフメット・イルハン・オゼク(後半ロスタイム2分:ムラト・アクチャ)、イルハン・パルラク(後半26分:ムサ・チャーウラン)、 ユグルタ・ハムルーン(後半28分:エルカン・カシュ)=ミカエル・エネラモ




欠けたのはトマス・シヴォクのみ(ファナティック紙 14. 1. 24)

ビリッチ監督(ファナティック紙) ネジプ(ファナティック紙) シヴォク(ファナティック紙)  チェコ人選手トマス・シヴォク以外は欠ける者がいなかったことが、ベシクタシュの首脳陣の顔をほころばせていた。

 トルコ・リーグで、明日、ヒュセイン・アヴニ・アカル・スタジアムでトラブゾン・スポルと対戦するベシクタシュが、この試合に向けての準備を、昨日の練習で続けた。クロアチア人監督スラヴェン・ビリッチ指揮下、ネヴザト・デミル・グランドで戦術面に重点を置いた練習を行ったベシクタシュの選手たちで、チェコ人選手トマス・シヴォク以外欠ける者がいなかったことが、首脳陣の顔をほころばせていた。一方、ベシクタシュのアンタルヤ・キャンプで、1月12日に行ったドイツ・ブンデスリーガ所属のメンヘングラートバッハと1;1で引き分けた試合に、故障の影響もなく活躍したネジプ・アイサルが、同監督からトラブゾン・スポル戦への出場を求められているということだ。ベシクタシュの選手は、本日の午前行う最後の練習を終えたあと、特別機でトラブゾンに向かうことになっている。




ガラタサライ、大きな痛手(ヒュリエット紙 14. 1. 23)

メロ(右)(ガラタサライ公式HP) ドラクバ(左)(ガラタサライ公式HP)  トルコ杯で、エラズー・スポルとアウェーで戦ったガラタサライが、大きなものを失った。1:0の敗戦を喫したガラタサライは、そればかりかアイドゥンが故障を発生させ、ブラクが退場処分を喰らってしまったのだ。この試合の唯一の得点は、最後に退場処分を喰らったセルダル・オズカンだった。

 トルコ杯B組第3戦に臨んだガラタサライは、アウェー戦でエラズー・スポルに1:0で敗れた。厳しいグランド・コンディションのもと、鈍い動きで、この試合は始まった。ホームのエラズー・スポルは、早々にゴールを決めようと、しばしばガラタサライのゴールに攻め寄せた。前半18分、選手たちがアイドゥン・ユルマズに襲いかかった。アイドゥン・ユルマズは、セルダル・オズカンとのせめぎ合いで、足下を取られ足首を傷めてしまった。前半でのガラタサライの唯一のチャンスは、同31分のイエクタのシュートだった。後半の45分は、ホームのエラズー・スポルが躍動した。ガラタサライは、それを眺めるだけだった。同5分、セルダル・ギュレルが絶好機を掴んだが、アイクト・エルチェティンが防いだ。その1分後、リエラが、ペナルティエリア内でセルダル・オズカンを倒してしまった。主審はPKを指示した。このPKを蹴ったセルダル・オズカンは誤ることはなかった。1:0。同14分と15分、サリフ・ドゥルスンがサイドから攻め上がったが、ドラクバとブラクの不一致が結果を出せなかった。同17分、セルダル・ギュレルが、エラズー・スポルを2点差に押し上げるチャンスを掴みながら、そうはならなかった。セルダル・ギュレルががら空きとなっていたゴ−ルを前に外に蹴り出してしまった。残りの時間帯、試合は一層の緊張をはらんだ。この緊迫が、ロスタイムに入り2枚のレッドカードを出させてしまった。ブラク・ユルマズとセルダル・オズカンがレッドカードをもらったのだが、この試合、結局、エラズー・スポルが、ホームでガラタサライに対し譲ることはなかったのだ。

【エラズー・スポル】ヴァンジャ・イヴェッサ=タンジュ・カイハン(後半25分:デニズ・アスラン)、パペ・ソウ、チャーラール・ビリンジ、マルヴィン・ゼーゲラール=メフメット・ナス、ビリカ=セルダル・ギュルレル、ユースーフ・ハジ(後半1分:オヌル・アユク)、セルダル・オズカン=デニズ・ユルマズ(後半37分:エロル・エルダル・アルカン)
【ガラタサライ】アイクト・エルチェティン=シェデュー、ジェイフン・ギュルセラム(後半22分:スナイダー)、、ハカン・バルタ=アイドゥン・ユルマズ(前半20分:サリフ・ドゥルスン)、ウムト・ギュンドーアン、メロ、イエクタ、リエラ=ドラクバ、(後半33分:ウムト・ブルト)




トラブゾン・スポル、ベシクタシュ戦に備える(ヒュリエット紙 14. 1. 22)

ムスタファ・アクチャイ(ファナティック紙) バンバ(ファナティック紙) ムスタファ・ユムル(ファナティック紙)  トラブゾン・スポルは、練習中に行った練習試合で、バンバとムスタファ・ユムルが故障を発生させ、練習を途中で切り上げた。

 トラブゾン・スポルが、ベシクタシュ戦に備えての練習を、午前の練習で継続した。トラブゾン・スポルの選手は、今週末、ホームで行うベシクタシュ戦に向けての準備を、メフメット・アリ・ユルマズ・グランドで、ムスタファ・アクチャイ監督指揮下の練習で行った。この練習には、故障が直っていないため、屋内での調整を行っているソネルとギョクハンは加わらなかった。この練習で、選手たちはフルコートを使った練習試合を、赤組と黄組に分かれて行った。黄組に入ったオルジャン・アドゥンと赤組に入ったバンバとのボールの奪い合いの場面で、バンバが故障を発生させた。そのあとしばらく練習を続けたバンバであったが、その後、練習を切り上げ、メディカル・スタッフに伴われてピッチをあとにした。アクチャイ監督が、選手たちに檄を飛ばし続けた練習で、ムスタファ・ユムルもボールを奪い合いの場面で故障を発生させ、練習を続けることができなかった。傷んだ2人の選手の状況については、検査が行われているとの発表があった。




ヴォルカン・シェン、ブルサ・スポルに復帰(イエニ・シャファク紙 14. 1. 21)

ヴォルカン・シェン(TRT)  トラブゾン・スポルで問題を抱えてしまったヴォルカン・シェンが、古巣のブルサ・スポルに戻った。トラブゾン・スポルは、ヴォルカン・シェンを、200万EUROの損益ながら、ブルサ・スポルに移籍させた。ヴォルカン・シェンは、ブルサ・スポルと、新たに4年半の契約を結んだ。

 トラブゾン・スポルは、問題を抱えたスター選手を、ブルサ・スポルに移籍させた。この間、ブルサ・スポル側とヴォルカン・シェンの移籍交渉を行い、一時は、見返りにシェネル・オズバイラクルを求めていたトラブゾン・スポルが、金銭だけのトレードに応じた。2010-11シーズン、325万EUROの移籍金で、ブルサ・スポルから移籍したヴォルカン・シェンが、「損益のいずれかでも取り戻せば利益となる」という論理で、125万EUROで譲渡されたのだ。
 トルコ・リーグのチャイクル・リゼ戦で、サポーターの反発を受け、涙を流しながらピッチをあとにしたヴォルカン・シェンは、ムスタファ・アクチャイ監督からは守られていたが、理事会からは嫌われてしまっていたため、構想外扱いとなっていた。この出来事以後、クラブ側との関係がうまくいかなくなってしまったヴォルカン・シェンは、昨日行われた交渉の結果、ブルサ・スポルと4年半の契約を結ぶこととなった。




ガラタサライ、後半44分に冷や水を浴びる(タクヴィム紙 14. 1. 20)

セルチュク・イナン(左)(ガラタサライ公式HP) リエラ(右)(ガラタサライ公式HP)  ガラタサライは、アンタルヤ・スポルを相手に、前半43分、セルチュク・イナンがPKを決め先制した。ホームのアンタルヤ・スポルは、同点弾を、後半44分、ディアラがヘディングシュートでもたらした。

 ガラタサライが、トルコ杯グループ・リーグ戦第2戦で、アンタルヤ・スポルとアウェーで戦い1:1で引き分けた。この試合、両者ともにお互いにコントロールしながら始まった。前半42分、右サイドで生まれた攻撃で、ドラクバがボ−ルを得た。そしてペナルティエリア内へ向けセンタリングを入れた。スナイダーが、コライをかわそうとして地面に倒れた。

                   セルチュク・イナン、幕開けのゴール

 それを見て、主審はPKを指示した。このPKを、セルチュク・イナンが決め先制点となった。

                   お互いゴールを逸す

 後半6分、左サイドで生まれたアンタルヤ・スポルの攻撃で、ヴェダーソンがペナルティエリア内へと入れると、エライがボールを掴み損ない、インサが狭い角度からシュートを放った。だが、ボールはバーのすぐ傍らを抜け外に出て行ってしまった。同26分、ドラクバがGKと1対1となった位置から放ったシュートは、GKハカンがしっかりとキャッチした。後半44分になり、アンタルヤ・スポルは欲しかったゴールを生むことができた。ヴェダーソンの蹴ったフリーキックが、ペナルティエリア内へのセンタリングになると、それに、ディアラがヘッドで合わせると、ボールはゴールネットを揺らしていた。このゴールのあと、ガラタサライのマンシーニ監督はブラクを投入したが、結果を変えることはできなかった。結局、両者が勝ち点を分け合う結果となった。

【アンタルヤ・スポル】ハカン・アルクン=コライ・アルスラン、エムレ・ギュンギョル(後半32分:ギライ)、ムサ・ニザム、ヴェダーソン=ウーウル・インジェマン、エヨング・エノー=エムラー・バッシャン、ナコ・インサー(後半24分:イブラヒム・ダーアシャン)、ムラト・ドゥルエル(後半39分:セッダール・カラマン)=ディアラ
【ガラタサライ】エライ・イシュジャン=シェデュー、メロ、セミフ・カヤ=エブエ、セルチュク・イナン、エムレ・チョラク(後半42分:ジェイフン・ギュルセラム)、リエラ(後半44分:ブラク)=スナイダー=ウムト・ブルト、ドラクバ(後半30分:ハカン・バルタ)




フェネルバフチェ、またしても結果を出せず(TRT 14. 1.19)

クリスティアン(左)(フェネルバフチェ公式HP) ヴェボ(中)(フェネルバフチェ公式HP)  前後半のインターヴァル期間、アンタルヤでキャンプをはっているフェネルバフチェが、3回目の練習試合でも、いいサッカーを見せることができなかった。

 アンタルヤでの最初の練習試合で、アランヤ・スポルに負けたフェネルバフチェは、2つ目のハノーファー96戦では、終盤のゴールで勝ったが、第3戦のアゼルバイジャンのネフチ・バクー戦では、両者無得点の引き分け試合を演じてしまい、いい姿を見せることはなかった。

                   試合のポイント

 前半11分、ベルトゥッチの蹴ったゴール右斜め前からのフリーキックに対し、GKヴォルカン・デミレルは、近い方の枠に向かい転がってきたボールによく飛びついた。しっかりとボールを胸に収めたのだった。
 同23分、フェネルバフチェが蹴った右コーナーキックに対し、ヴェボがヘッドでボールを落とした。そのボールを、カイトがシュートを試みると、相手ディフェンダーがゴールライン際からクリアした。
 同26分、クリスティアンが、右サイドから蹴ったフリーキックに対し、ペナルティエリア内でいいジャンプをしたヴェボが、ヘッドで合わせると、ボールはバーに当たり跳ね返った。跳ね返りのボールは、ディフェンダーがコーナーへと逃げた。

                   前半は0:0の同点のまま終わる

 後半15分、ナシモフのパスを受け、左サイドからゴールライン際までボールを持ち込んだフラヴィーニョが、後ろから走り込んできたサディコフにパスを出した。そのサディコフがループシュートを試みると、ヴォルカン・デミレルが、指の先にで触れ、ボールはサイドバーに当たりピッチに跳ね返ってしまった。
 試合は0;0のまま終わった。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル、アルヴェス(前半31分:ヨボ)、エゲメン、ハサン・アリ・カルドゥルム(後半1分:カドレッチ)=セルチュク(後半1分:メフメット・トパル)、メイレレス(後半17分:ホルメン)、クリスティアン(後半1分:アルパー)=カイト(後半1分:メフメット・トプズ)、ソウ(後半17分:エメニケ)、ヴェボ




トラブゾン・スポル、ギョズテペを、エムレ・ギュラルが崩す:1-0(ファナティック紙 14. 1.18)

ゾコラ(上)(トラブゾン・スポル公式HP) シャヒン(左)エムレ・ギュラル(右)(トラブゾン・スポル公式HP)  トラブゾン・スポルは、後半戦に向けた準備を、昨日、ギョズテペと戦った練習試合を行うことで続けているところろだ。

 トラブゾン・スポルが、前半、スピード豊かに始めたチームだった。数多くの好機を掴みながら、トラブゾン・スポルは、それらを生かすことができなかった。前半は、ゴールの声を聞くことができず、両者ともに0:0のまま控え室に引き上げることになった。後半に入り、スピードがあり、意欲的だったのはトラブゾン・スポルの方だった。同24分、トラブゾン・スポルは、エムレ・ギュラルの遠目から狙い澄ましたシュートで、先制した。1:0。この試合の残り時間には、他のゴールは生まれず、トラブゾン・スポルがギョズテペを、1:0でくだした。トラブゾン・スポルは。この試合のあと、アンタルヤ・キャンプを打ち上げ、2日間の休暇に入った。

                   内実が上がる

 トラブゾン・スポルは、THYカップでは、セルティックに3:1で敗れた。3位決定戦では、アヤックスをPK戦でくだし、この大会の3位となった。トルコ・リーグのクラブでは、カスムパシャと練習試合を行ったトラブゾン・スポルは、2:2という引き分けに終わった。

【トラブゾン・スポル】ゼキ・アヤズ(後半1分:イブラヒム)=ゼキ・ヤウズ(後半1分:ボシングワ)、ジャネル・オスマンパシャ(後半1分:ムスタファ・ユムル)、バンバ、ムスタファ・アクバシュ=アブドゥルカディル・オズデミル(後半1分:ゾコラ)、コルマン(後半1分:マルーダ)=ユスフ・エルドーアン(後半1分:シャヒン)、カディル・ケレシュ(後半1分:アドリアン・ミエルゼジェブスキ)=エンリケ(後半1分:オルジャン・アドゥン)、エムレ・ギュラル




フェネルバフチェ、PKで勝利、2:1(ファナティック紙 14. 1.17)

ヴェボ(左)と讃えあうジャネル・エルキン(右)(フェネルバフチェ公式HP) アルヴェス(右)(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェは、アンタルヤで2つ目の練習試合を、タイフン・コルクトが監督を務めるハノーファー96を、2:1でくだした。ハノーファー96のゴールはマメ・ディウフがあげたのに対し、フェネルバフチェのゴールは、ヴェボとカイト(PK)の記録したものだった。

 フェネルバフチェは、アンタルヤ・キャンプでの2つ目の練習試合を、タイフン・コルクトが監督を務めるハノーファー96と、アンタルヤ・マルダン・スタジアムで行った。前半28分、フスティ・サボルチが、ゴール正面から蹴ったフリーキックのボールは、バーを直撃して跳ね返った。跳ね返りのボールに、マメ・ディウフが触れると、ボールはフェネルバフチェのゴールネットを揺らしていた。0:1。前半は、ハノーファー96が、0:1とリードしたまま終わった。

                  アシストはジャネル・エルキン、ゴールはヴェボ

 フェネルバフチェは、後半に入るにあたり選手を交替させた。ホルメンとハサン・アリ・ユルドゥルムといった選手が、交替で入った選手だ。後半17分、ジャネル・エルキンが、左サイドから相手選手をかわしながらボールを持ち込んだあと、ペナルティエリア内へとセンタリングを入れた。するとフリーになっていたヴェボが、飛び込みながらヘディングシュートを試みると、フェネルバフチェが同点に追いつくゴールが決まった。1:1。同ロスタイム2分、PKを蹴ったオランダ人選手ディレク・カイトがゴールを決め、スコアを2:1とした。試合の残り時間では、ゴールは生まれることなく、フェネルバフチェがハノーファー96を2:1で退けた。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル(後半1分:メフメット・トプズ)、アルヴェス(後半22分:カドレッチ)、エゲメン(後半1分:ヨボ)、ジャネル・エルキン=アルパー(後半1分:ハサン・アリ・カルドゥルム)、クリスティアン(後半1分:ホルメン)、メフメット・トパル=カイト、エメニケ、ソウ(後半1分:ヴェボ)




ガラタサライ、トカト・ケバブで宴会(フォトマッチ紙 14. 1.16)

アンバラト(左)を讃えるスナイダー(右)(ガラタサライ公式HP) セミフ・カヤ(左)ムトゥル・イレンギョズ(右)(ガラタサライ公式HP)  ガラタサライは、トルコ杯でトカト・スポルを、セルチュク・イナン(PK)とアンバラトのゴールでくだした。セルチュク・イナンは、PKを1本はずしており、GKメフメットのセーヴによって、トカト・スポルは、歴史的な大敗を防ぐことができた。

 昨年末より3連勝を続けていたガラタサライが、今年も勝利で始まった。新年最初の試合を、テュルク・テレコム・アリーナにトカト・スポルを迎えたガラタサライは、これを2:0でくだし、トルコ杯B組での戦いを勝ち点3でスタートした。

                    得点王ブラクを止めた

 試合に優勢に臨んだガラタサライは、3部リーグ白組に籍を置くトカト・スポルの素晴らしい抵抗を越えることができないでいると、前半は両者無得点のまま終わってしまった。後半に入り、一層のプレッシャーをかけていったガラタサライは、多くの好機を掴みながら、GKメフメットを越えることが叶わなかった。なかでもブラクと、数多く対峙したメフメットが、ゴール前に仁王立ちとなった。ここまで2シーズンに渡り得点王に輝いたブラクにもゴールチャンスは訪れなかった。だが、この32歳のGKの抵抗も、PKとともに崩れてしまった。

                    第1節を首位で通過

 ヤシャルが、ブラクを倒して得たPKを蹴ったセルチュク・イナンが、後半24分、ガラタサライを1:0と先制させた。同42分、今度は、ヤシャルがアンバラトを倒した。主審は、再びPKを指示した。足を取られたセルチュク・イナンは、バーを越えるボールを蹴ってしまった。後半ロスタイム2分、メフメットと1対1となったアンバラトは、この試合のスコアを決するゴールを決めた。2:0。これで、ガラタサライは、第1節を首位で閉じることになった。

【ガラタサライ】ウフク・ジェイラン=セミフ・カヤ、メロ、ハカン・バルタ=ブルマ(後半1分:アイドゥン・ユルマズ)、セルチュク・イナン、エムレ・チョラク(後半43分:イブラヒム・ジョシュクン)、リエラ=スナイダー=ブラク、ウムト・ブルト(後半20分:アンバラト)




アクヒサル市役所スポル、エスキシェヒル・スポルを、そのホ−ムで撃破(ザマン紙 14. 1.15)

エムラー・エレン(左)カマラ(右)(ヒュリエット紙) ネジャーティ(左)イブラヒマ・ソンコ(右)(エスキシェヒル・スポル公式HP)  トルコ杯A組第1戦、アクヒサル市役所スポルは、アウェーでエスキシェヒル・スポルを0:2でくだし、グループ・リーグ戦を勝利で始めた。

 試合は、ホームのエスキシェヒル・スポルの攻撃で始まったが、アクヒサル市役所スポルは、前半17分、ウーマル・ニアッセのゴールで0:1と先制した。左サイドから入れられたセンタリングのボールについていったニアッセが、インサイドで蹴ったシュートが、相手のゴールネットを揺らしたのだった。0:1。このゴールのあとも、スピードを落とさないアクヒサル市役所スポルは、またしてもニアッセのゴールで、点差を2と開いた。ニアッセは、ペナルティエリア内で相手GKと1対1となりゴールを決めたのだ。0:2。前半は、このスコアのまま終わったが、後半の45分は、エスキシェヒル・スポルの方が試合に重しをつけた。エルトゥールル・サーラム監督率いるエスキシェヒル・スポルは、数多くの重要なチャンスを掴みながらも、最後の詰めが悪く、結果には繋がらなかった。エスキシェヒル・スポルのガーナ人選手アカミンコは、後半ロスタイム3分、ニアッセに対して執った激しいチェックのため、レッドカードをもらい退場となった。残りの時間では、新たなゴールは生まれることはなく、アクヒサル市役所スポルが0:2で勝利をおさめた。トルコ杯では、次週、エスキシェヒル・スポルは、アウェーでシワス・スポルと戦うことになっているが、アクヒサル市役所スポルは、ホームにブルサ・スポルを迎えることになっている。

【エスキシェヒル・スポル】カヤジャン・エルドーアン=セズギン・ジョシュクン、アカミンコ、セルヴェト・チェティン、デデ=アイタチ・カラ、アルフレド・ンディアエ(後半15分:オズギュル・チェク)=クリストバル・ヨルゲラ、エルマン・クルチ(後半1分:カマラ)、エルカン・ゼンギン=ネジャーティ(後半35分:ディエゴ)
【アクヒサル市役所スポル】エムラー・トゥンジェル=エムラー・エレン、イブラヒマ・ソンコ、チャーダーシュ・アタン、ギュライ・ヴラル=メルテル・ユジェ、ビラル・クサ(後半45分:アフメット・ジェベ)、=ケナン・オゼル(後半20分:ケリム・ゼンギン)、ブルーノ・メゼンガ(後半39分:セルカン・ヤルチュン)、セルタン・ワルダル=ウーマル・ニアッセ




ジャネル・エルキンとエルスン・ヤナルから承諾を取りつける(ファナティック紙 14. 1.14)

エルスン・ヤナル監督(タクヴィム紙) ジャネル・エルキン(ヒュリエット紙)  3日前にアンタルヤ入りしたアズィズ・ユルドゥルム理事長は、今季末で契約が満了するジャネル・エルキンと、3年間の契約延長で合意した。また、フェネルバフチェと1年契約を結んでいるエルスン・ヤナルとも、新しい契約を結ぶことの承諾を得た。

 タクヴィム紙によると、後半戦に向けての準備を、アンタルヤで続けているフェネルバフチェで、3日前、キャンプが張られているホテルに入ったアズィズ・ユルドゥルム理事長は、到着後直ちに2つの行動に移った。この5月に契約が満了するどころか、リヴァプールやローマといったクラブから名前が聞こえてくるジャネル・エルキンと話し合いを持った同理事長は、ジャネル・エルキンに対し、「今季、君は、素晴らしい成果をもたらしてくれている。君のプレーぶりは喜んでいる。引き続き、一緒に活動していきたい。最初に結んだ契約で、君の年俸が下がっていったことを補いたいと考えている。当然の権利を受け取ってもらうことになる」と述べた。ジャネル・エルキンも、「フェネルバフチェとの関係を切ることなく、他のクラブとの交渉には入るつもりはない。フェネルバフチェにいるこことに満足している。頭の中には優勝することしかない」と応じた。同理事長とジャネル・エルキンは、3年の契約更改で約束ができたものと考えられている。

                    エルスン・ヤナル監督の年俸も改善されることになる

 同理事長が、契約更改のために話し合いを持ったもう一人の人物は、エルスン・ヤナル監督だ。今季当初、フェネルバフチェと1年の契約を結んだエルスン・ヤナルの契約を、3年間延長する決定をくだしたのだ。現行の契約では年俸150万ドルというエルスン・ヤナルは、契約更改後は年俸250万EUROとなるということだ。




地中海の征服者(フォトマッチ紙 14. 1.13)

アンバラト(右)(ヒュリエット紙) アイドゥン・ユルマズ(左端)(ヒュリエット紙)  ガラタサライ博物館に、新たなカップが加わった。90分間では、双方ともに無得点で終わったこの試合、セルティックを、PK戦で制したガラタサライが、アンタルヤ・カップを獲得した。マンシーニ監督は、前後半で、異なったメンバーをピッチに送り出したが、ムスレアが、フォレストのシュートを防ぎ、結果を出したのだった。

 ガラタサライは、ロベルト・マンシーニ監督とともに、初のカップ戦制覇を成し遂げた。地中海大学グランドで、アヤックスに次いでセルティックを撃破したガラタサライが、THYアンタルヤ・カップの保持者となった。そして、2014年という年を、カップ戦の制覇で始まることとなった。マンシーニ監督は、前半、若い選手、出場機会の少ない選手に、出場機会を与えた。ハジュロヴィッチとアンバラトが、前半の目立った選手だったが、両チームともに、どちらが優位に立ったという展開ではなかった。同監督は、前半34分に投入したリエラを除いて、後半には、全選手を交代させた。

                    カップは取っちゃおう

 後半にはほぼ理想的なメンバーで臨んだガラタサライは、セルティックに対し優位に立とうとしたし、正に、一方的に攻めたという展開となった。連続的好機は、後半1分、ウムト・ブルトがゴールを逃したところから始まった。同9分と10分には、エムレ・チョラクとセルチュク・イナンが、ともに強烈なシュートを放ちながら、僅かに枠を捉えられずに外に出て行った。同13分にはスナイダーが、同23分には、またしてもセルチュク・イナンが好機を掴みながら、それを生かすことができなかった。同30分にはウムト・ブルトが、同35分にはバルデが、それぞれ好機を逸した。90分間を終わり、両者無得点のままだったため、PK戦に舞台は移った。ムスレアが、フォレストのシュートを防いだことにより、ガラタサライは5:4でPK戦を制した。昨季、トルコ・リーグ制覇で終わったガラタサライは、スーパーカップ、UAEカップに次いで、THYアンタルヤ・カップを制し、参戦した4つのカップ戦から、持ちきれないほど手一杯の土産を持って戻ることとなった。

【ガラタサライ】エライ・イシュチャン(後半1分:ムスレア)=エブエ(後半1分:ハカン・バルタ)、ジェイフン・ギュルセラム(後半1分:セミフ・カヤ)、ダニー(後半1分:メロ)、エムレ・ジャン・ジョシュクン(前半33分:リエラ)、イエクタ・クルトクルシュ(後半1分:セルチュク・イナン)、イブラヒム・ジョシュクン(後半1分:スナイダー)、ハジュロヴィッチ(後半1分:エムレ・チョラク)、アンバラト(後半1分:ブルマ)、イーイト・ギョクオーラン(後半1分:ウムト・ブルト)、アイドゥン・ユルマズ(後半1分:ブラク・ユルマズ)




トラブゾン・スポル、PK戦で笑う(ファナティック紙 14. 1.12)

オルジャン・アドゥン(左)(トラブゾン・スポル公式HP) エムレ・ギュラル(トラブゾン・スポル公式HP)  アンタルヤ・カップ3位決定戦で、アヤックスと対戦したトラブゾン・スポルは、エムレ・ギュラルのゴールで先制した。ファン・デル・ホールンのゴールで、試合は1:1で終わった。PK戦に入り、勝利に笑ったのは、4:3のスコアで勝ったトラブゾン・スポルだった。

 後半戦に向けた準備を、アンタルヤで続けているトラブゾン・スポルは、当地で行われた大会の第1戦で、セルティックに1:3で敗れた。トラブゾン・スポルは、アンタルヤ・カップの3位決定戦で、ガラタサライに敗れたアヤックスと対戦した。前半7分、相手ディフェンスのミスを咎めたエムレ・ギュラルがゴールを決めた。1:0。ムスタファ・アクチャイ監督は、このゴ−ルのあと、守備的な戦術を採った。アヤックスは、同点にすべく圧力を強めていった。デ・ヨング、セレロ、フィッシャーが好機を作り出していたアヤックスだったが、オヌル・クヴラクを越えることはできなかった。アヤックスは、後半に入るにあたり、全選手を交代させて臨んだ。そして、大きな好機を生み出していった。なかでも、バンバが冒したミスが、トラブゾン・スポルのゴールに大きな危険な場面が生まれていた。ファン・デル・ホールンが、後半42分、ヘッドで同点ゴールを決めた。1:1。試合が同点で終わると、PK戦に入った。トラブゾン・スポルは、コルマン、ゼキ、アドリアン、カディルが成功して4/4の成功率となった。アヤックスは、3/5しか成功せず、トラブゾン・スポルが3位で終わった。

【トラブゾン・スポル】オヌル=ボシングワ(後半18分:ジャネル・オスマンパシャ)、ムスタファ・ユムル(後半1分:バンバ)、アイクト・デミル、ユスフ・エルドーアン=アブドゥルカディル・オズデミル(後半1分:コルマン)、ゾコラ(後半1分:ゼキ・ヤウル)=オルジャン・アドゥン(後半21分:ムスタファ・アクバシュ)、カディル・ケレシュ、アドリアン・ミエルゼジェブスキ、=エムレ・ギュラル




ガラタサライ、とっても厳しく、2:1(ファナティック紙 14. 1.11)

ウムト・ブルト(左)(ヒュリエット紙) ブラク(ガラタサライ公式HP)  ガラタサライは、アンタルヤ・カップで、前後半を、全く別の2つのチームで戦った。最も明確な特徴は、試合の方針だった。ブラクと若きイブラヒムのゴールが、ガラタサライを、決勝でセルティックと対戦させることとなった。

 ピッチに控え中心の選手を送り出すと思われていたガラタサライで、マンシーニ監督は、中心選手で先発メンバーを組んでいた。試合にいい臨み方をしたガラタサライは、セルティックに対しプレッシャーをかけていった。前半6分、ディフェンスのミスパスとなったバックパスに反応したブラクが、シレセンが触れる前に間に入り、がら空きになっていたゴールに蹴りこんでしまった。1:0。ガラタサライは、中盤でのせめぎ合いでボールをよく取っていたが、エムレのミスパスの数が増えたことが、多くの攻撃を自陣に受けることとなった。アヤックスは、同15分以後、ボールを持つ機会が増えていった。ボージャン・クルキッチによって、右サイドからの攻撃で効果を上げていっていたアヤックスが、ハカン・バルタやリエラに厳しい時間を作り出していっていた。逆サイドでは、ブルマが、相手ディフェンスに影響力を作れないでいると、ディフェンスのミスを喚び込む基となっていた。同19分、左サイドからボールを持ち込み、PKポイントに向けて入れた。だが、そのボールには、誰も触れることができなかった。ガラタサライは、前半、1:0とリードしたまま終わった。後半に入るにあたり、両チームともに、選手を11人とも替えて臨んだ。アヤックスは、前半の最後の15分は、プレッシャーをかけ続けていた。後半2分、アンデルセンの蹴ったコーナーキックに、ファン・デル・ホールンがヘッドで合わせると、同点に追いついた。1:1。このゴールのあと、ガラタサライは均衡を取り戻した。同21分、アンバラトが、左サイドでボールを得た。そして、ペナルティエリアの外にいたイブラヒムにパスを出した。そのイブラヒムが狙い澄ましたシュートを放つと、ガラタサライは再びリードするゴールが決まった。2:1。

                    ボールはガラタサライに残った

 同25分以後、両者のテンポが落ちたが、ボール支配率はガラタサライの方が上回った。中盤でボールを奪う割合が、前半に比べ増えたため、アヤックスは中盤で苦しんでいた。フィジカル面でよく見えたガラタサライが、前後半ともにいい動きをしていたように見えた。アヤックスを2:1でくだしたガラタサライは、アンタルヤ・カップの決勝戦で、スコットランドのセルティックと戦う権利を獲得した。その決勝戦は、明日の夜行われる。




トラブゾン・スポル、セルティックに歯が立たず(イエニ・シャファク紙 14. 1.10)

アドリアン(左)(トラブゾン・スポル公式HP) エムレ・ギュラル(右)(トラブゾン・スポル公式HP)  トラブゾン・スポルは、THYアンタルヤ・カップで、スコットランドのセルティックに敗れ、決勝戦に出ることができなくなった。トラブゾン・スポルの唯一のゴールはエムレ・ギュラルがあげたのに対し、セルティックに勝利を喚び込んだゴールは、プッキ、バンバ(オウンゴール)、バルデのあげたものだった。

 前後半の間のキャンプ期間中に行われているTHYアンタルヤ・カップの第1戦で、トラブゾン・スポルが、スコットランドのセルティックに3:1で敗れた。前半24分、ゾコラが相手ディフェンスの裏に送ったボールに、右サイドからペナルティエリア内へと入り込んだオルジャン・アドゥンが追いつき、GKと1対1となり放ったシュートは、ファーサイドを逸れて転がりながら外に出て行った。同32分、セルティックがゴ−ルをあげた。トラブゾン・スポルのハーフコート内でボールを得たプッキが、スペースを作ったあと、グランダーのシュ−トを放った。ボールは、GKゼキの右側を抜けたボールが、ゴールネットを揺らした。0:1。
 同37分、セルティックは、バンバのオウンゴールで点差を2と開いた。左サイドから入れられたイザギレのセンタリングに対し、ニアサイドにいたバンバが足を出すと、ボールがトラブゾン・スポルのゴールに入ってしまったのだ。0:2。

                    エムレが希望を抱かせたが、、、

 同41分、トラブゾン・スポルは、エムレ・ギュラルのゴールで点差を1と縮めた。オルジャン・アドゥンが、相手ディフェンスの裏に送ったボールに追いついたユスフ・エルドーアンが、ペナルティエリア内へと持ち込みシュートを放った。ディフェンスのアンブローズに当たったボールは、左側へと転がっていった。そのボールに追いついたエムレ・ギュラルがシュートを放つと、ゴールが決まったのだった。1:2。前半は、1:2とセルティックがリードをしたまま終わった。
 後半12分、セルティックが、再び点差を2と開いた。ペナルティエリア内へ入ったところでボールを得たバルデが、狙い澄ましたシュートを放つとトラブゾン・スポルのゴールネットを揺らしてしまったのだ。1:3。
 試合は、セルティックが1:3のスコアで勝った。この結果、セルティックは、THYアンタルヤ・カップの決勝戦に進出した。トラブゾン・スポルの方は、3位決定戦に回ることになった。

【トラブゾン・スポル】ゼキ・アヤズ(後半1分:ファーティフ・オズテュルク)=ボシングワ(後半1分:ザキ・ヤウル)、ムスタファ・ユムル、バンバ(後半1分:カディル・ケレシュ)、アイクト・デミル=アブドゥルカディル・オズデミル、ゾコラ=オルジャン・アドゥン(後半22分:ジャネル・オスマンパシャ)、アドリアン・ミエルゼジェブスキ、ユスフ・エルドーアン(後半27分:ムスタファ・アクバシュ)=エムレ・ギュラル(後半1分:ヤンコ)




そして、ハジュロヴィッチが正式に調印した(ファナティック紙 14. 1. 9)

ハジュロヴィッチ(イエニ・シャファク紙)  ガラタサライに新加入したイゼト・ハジュロヴィッチは、ガラタサライの4-2-3-1システムの右サイドの地位を与えられることになる。

 ガラタサライは、最初の正式調印をイゼト・ハジュロヴィッチと行った。ガラタサライが、この月曜日にトルコに招請し、メディカル・コントロールを受けたボスニア人選手イゼト・ハジュロヴィッチと、4年半の契約を交わした。この22歳の右サイドを務めることになるイゼト・ハジュロヴィッチとの契約の詳細が公にされた。グラスポッパー側に、移籍金として350万EURO(約1050万TL)が支払われるイゼト・ハジュロヴィッチは、今季後半の報酬として55万EUROを受け取ることになる。この額の内20万EUROは、契約金として支払われることになる。残りの4シーズンについては、年俸として110万EUROを受け取るハジュロヴィッチは、出場する全ての試合に対し出場給として1万EUROを受け取る。一方、トルコ・サッカー協会が定めた外国人枠のため、イゼト・ハジュロヴィッチに、ライセンスは、まだ出されていないことも明らかにされた。




サリフ・ドゥルスンの見返りにジェイフン・ギュルセラム(ファナティック紙 14. 1. 8)

サリフ・ドゥルスン ジェイフン・ギュルセラム(ガラタサライ公式HP)  カイセリ・スポルは、ガラタサライから昨季レンタルで獲得したジェイフン・ギュルセラムを希望した。

 カイセリ・スポルは、サリフ・ドゥルスンの見返りとして、中盤の選手ジェイフン・ギュルセラム及び200万EUROを求めた。
 カイセリ・スポルは、補強を行うために、休暇中の若きサリフ・ドゥルスンに対する見返りとして、ガラタサライと行った最初の交渉で、中盤の選手ジェイフン・ギュルセラムを要望した。交渉では、イエクタの移籍が問題となったが、カイセリ・スポルはジェイフン・ギュルセラム獲得を希望した。両クラブ間の交渉が合意達すると、カイセリ・スポルは、名前は未だ伏せてあるが、1人は中盤の、もう1人はFWという2人の外国人選手が、明日、アンタルヤ・キャンプに加わり、そのキャンプ地で、契約に署名することとなっている。目下、新監督問題が大詰めを迎えているカイセリ・スポルのレジェプ・マムル理事長と幾人かの理事は、金曜日には、イスタンブル経由でアンタルヤに入るということだ。




ベシクタシュに、朗報2つ(イエニ・シャファク紙 13.12.17)

ビリッチ監督(ファナティック紙) エスキュデ(ファナティック紙) ジェンク  ベシクタシュは、トルコ・リーグで戦うエラズー・スポルとの一戦に向け、1日の休暇を得てのち準備を続けている。

 BJKネヴザト・デミル・グランドで、スラヴェン・ビリッチ監督指揮下行われた練習は、報道陣には非公開で、コンディション調整と戦術練習に重きを置いて行われた。
 故障の癒えたGKジェンク・ギョネンとフランス人DFジュリアン・エスキュデが、チームに合流した一方、ペドロ・フランコ、ケリム・フライ・コユンル、オメル・シシュマノウルとギョクハン・トーレは、治療を受けたあと、ドル・アルスラン・コーチの指揮の下、ピッチで別メニューの練習を行っていた。
 治療を受けているアッティバ・ハッチンソンとムハマド・デミルジを欠いた練習では、ミカエル・エネラモが、チームとともにランニングをしたあと、練習を切り上げていた。
 ベシクタシュは、エラズー・スポル戦に向けての準備を、明日行う練習でも継続する。




ブルサ・スポル、トラブゾン・スポルから逃げ切れず(ザマン紙 13.12.17)

ムラト・ユウドゥルム(左)アイクト・デミル(右)(トラブゾン・スポル公式HP) ムサ・チャーウラン(左)ムスタファ・ユムル(右)(ブルサ・スポル公式HP)  アヴニ・アカル・スタジアムでのトラブゾン・スポルとブルサ・スポルとの一戦では、勝者は出なかった。2:2。エンリケのオウンゴールで先制したブルサ・スポルに対し、オルジャンがお返しのゴールを決めた。ブルサ・スポルは、後半、セスタクのゴールで、再びリードをした。だが、トラブゾン・スポルは、若き才能エムレが、後半45分に同点ゴールを決めた。

 トルコ・リーグ第15節の最終試合で、トラブゾン・スポルは、ブルサ・スポルをホームに迎えた。ヒュセイン・アヴニ・アケル・スタジアムでの戦いは、2:2の同点で終わった。ホームのトラブゾン・スポルのゴールは、オルジャン・アドゥンとエムレ・ギュラルが決めたものだ。アウェーのブルサ・スポルの方は、パウロ・エンリケのオウンゴールとスタニスラフ・セスタクのゴールだ。このスコアの結果、トラブゾン・スポルは勝ち点を24に伸ばし7位を守った。ブルサ・スポルの方は、勝ち点20で9位となった。トラブゾン・スポルのムスタファ・アクチャイ監督は、ブラジル人選手アランジーニョに替えて、昨日は、若きユスフ・エルドーアンを起用した。コートジボワール人のディディエル・ゾコラも、累積警告で出場停止だった。ブルサ・スポルのドイツ人監督クリストフ・ダウムは、チリ人FWセバスティアン・ピントを外した。累積警告のコリン・キャーズム・リチャーズと故障のバッサーは、登録メンバーにも入っていない。前半は、両者ともに、プレーをコントロールすることを選んだ。均衡を破ったのは、前半28分のブルサ・スポルだった。右サイドからのフリーキックを、タイエ・タイウォが左足で強く蹴ると、パウロ・エンリケがバックヘッドで、これをクリアしようとしたため、オヌルを驚かせた。そして、トラブゾン・スポルのゴールネットに突き刺さってしまった。前半の終盤、トラブゾン・スポルの攻撃は激しくなった。その圧力の結果が、前半終了の笛が吹かれる前についてきた。前半45分、右サイドからボシングワがグランダーのセンタリングを入れると、そのボールに左足で、オルジャン・アドゥンが合わせると1:1と追いついた。静かに始まった後半、ブルサ・スポルがトラブゾン・スポルを驚かせた。同16分、ムラト・ユルドゥルムとのワンツーをしたシェネル・オズバイラクルが、ゴール右斜め前からパスを出した。すると、ファーサイドにいたスタニスラフ・セスタクがゴールを決めた。後半45分、アドリアン・ミエルゼジェブスキのキックしたボールを、オルジャン・アドゥンが踵でパスを出すと、エムレがうまくゴールに変えた。2:2。

【トラブゾン・スポル】オヌル=ボシングワ、ムスタファ・ユムル、バンバ(後半1分:カディル・ケレシュ)、アイクト・デミル=コルマン、アイクト・アクギュン=ユスフ・エルドーアン(後半19分:アドリアン・ミエルゼジェブスキ)、マルーダ、オルジャン・アドゥン=エンリケ(後半29分:エムレ・ギュラル)
【ブルサ・スポル】フライ=シェネル・オズバイラクルセルダル・アズィズ、、レナート・チヴェッリ、タイエ・タイウォ=ムサ・チャーウラン(後半10分:ヤシン・ペフリヴァン)、シャミル・ジナズ=ムラト・ユウドゥルム、ベルッシ、フェルハト・キラズ=スタニスラフ・セスタク




ここ11年で最悪の勝ち点差11(タクヴィム紙 13.12.16)

セルチュク・イナン(左)(ヒュリエット紙) ドラクバ(中)(ガラタサライ公式HP)  アンカラで、とっても悪い45分間を戦ったガラタサライは、かつてガラタサライに所属経験のあるスタンクのシュートを防ぐことができなかった。ドラクバのゴールで同点に追いついたガラタサライは、最後の10分間数多くのチャンスを掴みながら、GKラマザンを越えることができなかった。

 ガラタサライが、トルコ・リーグで、またしても勝ち点を失った。チャンピオンズ・リーグでユベントスをくだしたガラタサライが、アンカラでゲンチレル・ビルリーイと戦い、勝ち点2を失った。1:1。これで、ガラタサライは、首位のフェネルバフチェから勝ち点11も離されることになった。ガラタサライは、前半5分、ゴールに近づいた。スナイダーが、ペナルティエリア内へ入るやシュートを放った。ボールは、僅かにGKラマザンを抜けバーの上を越えて外に出て行った。自らに訪れた好機を生かせなかったガラタサライは、その1分後に、失点をすることになった。左サイドでフリーになっていたスタンクが、ボールを少し踏み込んで、左足を一閃すると、ボ−ルはゴール隅に突き刺さった。1:0。同26分、ドラクバが、胸でペナルティエリア・ラインの外にいたメロに、ボールを落とした。メロが走り込んできて強烈なシュートを放ったが、GKラマザンが外に出した。こうして、前半は1:0で終わった。ガラタサライは、後半は、更に一層の効果的なサッカーを見せた。

                    ブラクが打った、だがボールはゴールライン際で出された

 後半7分、ブラクが、至近距離からシュートを放ったが、ボールは外に出て行った。同11分、ガラタサライはゴールを決めた。右サイドからエブエがセンタリングを上げると、とってもいいジャンプをしたドラクバが、ラマザンに勝った。同15分、ドラクバが、フリーになっていたブラクにボールを出した。だが、ブラクの放ったシュートに対し、フェルハトが、ゴールライン際で、これを防いだ。

                    GKラマザンがガラタサライを止めた

 同36分、ドラクバが、35mの距離から蹴ったフリーキックのボールを、ラマザンはコーナーへと逃げた。ガラタサライは、終盤、ゲンチレル・ビルリーイのゴールマウス目ざして攻め寄せた。だが、GKラマザンの見せたセーヴで、ガラタサライにゴール・チャンスを与えなかった。大変大事な勝ち点2を失ったガラタサライは、首位への道へ、大きなダメージを受けてしまった。

【ゲンチレル・ビルリーイ】ラマザン・キョセ=フェルハト・ギョルギュル、アンテ・クルシッチ、アフメット・ユルマズ・チャルク、ドゥスコ・トシッチ=オズギュル・イレリ、ペトロヴィッチ(後半36分:ユスフ・エムレ)=ジミー・ドゥルマズ(後半25分:メルヴァン・チェリク)、ジャン・ジャック・ゴッソ、スタンク=エルミン・ゼチ(後半41分:オクタイ・デリバルタ)
【ガラタサライ】ムスレア=シェデュー、セミフ・カヤ、ギョクハン・ザン=エブエ(後半30分:サブリ)、スナイダー、メロ、セルチュク・イナン、ハカン・バルタ(前半37分:ブラク)=ドラクバ、ウムト・ブルト(後半36分:アイドゥン・ユルマズ)




カイセリ・スポルをボッフィンが止める、1:1(イエニ・シャファク紙 13.12.15)

タネル・ヤルチュン(右)(エスキシェヒル・スポル公式HP) タネル・ヤルチュン、ズラブ・キザニシュヴィリ、ビアンヴヌ(左から)(エスキシェヒル・スポル公式HP)  カイセリ・スポルは、かなり優勢に進めたエスキシェヒル・スポル戦で、ベルギー人GKボッフィンを、僅かに1度だけ越えることができた。ネジャーティのゴールに、セファのゴールによりお返しをしたカイセリ・スポルは、ジャジャ、ボボ、ビセスワーが、競い合うかのようにゴールを逃し続けた。
 トルコ・リーグで下位からの抜け出しの戦いを続けているカイセリ・スポルが、エスキシェヒル・スポル戦で、ボッフィンを越えることができず、同点試合を演じてしまった。1:1。前半3分、ビセスワーのシュートは、ボッフィンが押さえた。同20分、ジャジャのスルーパスがビセスワーに渡る前に、ボッフィンがスピードのある動きで、危険が大きくなる前に摘み取ってしまった。同28分、ビセスワーのセンタリングに、ボボがヘッドで合わせると、GKボッフィンは信じられないようなセーヴを見せた。後半、カイセリ・スポルがゴールを求めていたときに、逆に自らのゴールにボールが入るのを見てしまった。同23分、ヨルゲラの見事なパスに反応したネジャーティが、素晴らしいシュートを放つと、ボールは相手ゴールネットを揺らしていた。0:1。このゴールのあと、一方的に攻め立てたカイセリ・スポルで、ビセスワーやセファが絶好の位置からシュートを放ちながら、ボッフィンが押さえていた。同34分、セファが同点ゴールを決めた。1:1。終盤、ボボが放ったシュートは、外に出て行ってしまい、試合は1:1のまま終わった。

【カイセリ・スポル】エルトゥールル・タシュクラン=マルコ・シミッチ、エンリケ・セレノ、ズラブ・キザニシュヴィリ、アルパー・ウルダー=タネル・ヤルチュン(後半35分:ノブレ)、アブドラハ・ドゥラク=ディエゴ・ビセスワー、ジャジャ(後半35分:オメル・バイラム)、セファ・ユルマズ=ボボ
【エスキシェヒル・スポル】ボッフィン=セズギン・ジョシュクン、アカミンコ、ディエゴ、タルク・チャムダル=ヒュリエット・グチェル、アイタチ・カラ=カマラ(後半1分:エルカン・ゼンギン)、クリストバル・ヨルゲラ(後半34分:エルマン・クルチ)、オズギュル・チェク=アンリ・ビアンヴヌ(後半19分:ネジャーティ)




フェネルバフチェ、4点(ポスタ紙 13.12.14)

エメニケ(左)ウーウル・デミロク(右)(ヒュリエット紙) ヴェボ(ヒュリエット紙)  トルコ・リーグ第15節、アクヒサル市役所スポルをホームに迎えたフェネルバフチェが、大差をつけて勝った。ゴールは、エメニケ、ソウ、ヴェボ、ブルーノ・アルヴェスのあげたものだった。

 前半24分、右サイドから入っにたセンタリングに合わせ、ムサ・ソウが、とっても強いシュートを放った。だが、イブラヒム・ソンコが、手を出したため、メテ・カルカヴァン主審はPKを指示した。ソンコは、これで2枚目のイエローカードをもらうこととなり、退場処分となった。このPKをカイトが蹴ったが、GKエヴレン・オズイーイトがゴールを許さず、コーナーキックと替わった。

                   幕をエメニケが開けた

 フェネルバフチェは、前半が終わりに近づくにつれ、10人となったアクヒサル市役所スポルのゴールに対する圧力を強めていった。同43分、カイトからのパスを、ゴール右斜め前で受けたエメニケがゴールを決め、フェネルバフチェが1:0と先制した。
 後半に、更に一層効果的なプレーで臨んだフェネルバフチェは、ムサ・ソウの放ったゴールで、スコアを2:0とした。

                   またしても控えから投入されゴールを決めた

 フェネルバフチェの選手が躍動した。後半、ソウのゴールで始まったフェネルバフチェの攻撃で、今度は、ヴェボの登場だ。ヴェボは、同13分、アクヒサル市役所スポルのゴールネットを揺らし、スコアを3:0とした。このゴールで楽になったフェネルバフチェは、アクヒサル市役所スポルのゴールに次から次へと攻め寄せ続けた。同23分、コーナーキックからのボールに、いいジャンプをしたブルーノ・アルヴェスが、点差を4とするゴールを決めた。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル、アルヴェス、エゲメン(後半12分:ベキル・イルテギュン)、ハサン・アリ・カルドゥルム=クリスティアン、メフメット・トパル、アルパー(後半1分:ヴェボ)=カイト、エメニケ(後半33分:メフメット・トプズ)、ソウ
【アクヒサル市役所スポル】エヴレン・オズイーイト=エムラー・エレン、イブラヒマ・ソンコ、ウーウル・デミロク、ギュライ・ヴラル=ビラル・クサ(前半22分:ムスタファ・アシャン、後半18分:アフメット・ジェベ)、メルテル・ユジェ=ケナン・オゼル(後半14:エルカン・タシュクラン)、ウーマル・ニアセ、セルタン・ワルダル=ブルーノ・メゼンガ(メフメット・アクユズ)




首位にトラブゾン・スポル(タクヴィム紙 13.12.13)

エンリケ(右)(ポスタ紙) マルーダ(右端)(ヒュリエット紙)  トラブゾン・スポルは、ローマで首位に立つに必要な勝ち点1をもぎ取った。その結果、32強に、その名を連ねることになった。勝ち点14で、無敗のままグループ首位で終えたトラブゾン・スポルが、ガラタサライに次いで、イタリアのクラブに2つ目の衝撃を与えた。この結果、今度の月曜日に行われる抽選では、シード組に名を連ねることになる。
 UEFA欧州リーグJ組で、トラブゾン・スポルが、アウェー戦でイタリアのラツィオを、両者無得点で引き分けた。オリンピック・スタジアムで行われたこの試合、前半の45分は、グループからの勝ち上がりを決めている2チームは、プレーをコントロールすることに終始していた。トラブゾン・スポルは、マルーダやオルジャン・アドゥンが、ペナルティエリアの外からゴールを狙っていたが、結果は残せなかった。ホームのラツィオは、最も惜しい場面は、前半44分に生まれていた。

                    カウンター攻撃を選ぶ

 トラブゾン・スポルのディフェンスのミスを咎めたアンデルソンの強烈なシュートは、バーの上を僅かに越えて外に出て行った。そして、前半は0:0の同点のまま終わった。後半開始の笛とともに、両者ともに、プレーをコントロールすることに終始した。しばしばカウンター攻撃で好機を作り出していたトラブゾン・スポルだったが、それがゴールにつながることはなかった。ホームのラツィオは、組織的攻撃でトラブゾン・スポルのゴールに攻め寄せようとしていた、しかし、ここでの戦いでも、トラブゾン・スポルのディフェンス陣は、いいプレーを見せていた。結局、ゴールの声は上がることなく0:0の引き分けに終わった。

                    衆目は組合せ抽選に

 この結果、トラブゾン・スポルは、グループ首位で勝ち上がることが決まった。UEFA欧州リーグの次なる戦いでのトラブゾン・スポルの相手が明らかになるのは、12月16日(月)に行われる組合せ抽選でだ。

【トラブゾン・スポル】オヌル=ボシングワ、ムスタファ・ユムル、バンバ、アイクト・デミル=コルマン、アイクト・アクギュン=オルジャン、アランジーニョ(後半20分:ユスフ・エルドーアン)、マルーダ=エンリケ(後半41分:エムレ・ギュラル)




ユベントスに引導を渡す(タクヴィム紙 13.12.12)

セミフ・カヤ(左)(ポスタ紙) スナイダー(タクヴィム紙)  雪のため、前日の休止したものを続行した試合で、素晴らしい戦いを見せたガラタサライが、後半41分、スナイダーのゴールデン・ゴールで、16強進出を果たした。

 そこにガラタサライがいて、そして勝利があった。ガラタサライは、前日、降雪のため順延された試合で、ユベントスを1:0でくだし、チャンピオンズ・リーグ2回戦に進出した。前半31分、主審のドロップで始まった試合で勝利をものにしたガラタサライは、歴史的勝利に加えるものが1つ増えた。

                    スナイダー、遠目からシュート

 同42分、スナイダーが、左サイドから蹴ったコーナーキックに、ペナルティエリア内のいい位置にいたシェデューがうまくシュートを放てず、ボールはバーの上を越えて外に出て行った。前半は、0:0の同点のまま終わった。後半9分、セルチュク・イナンからのパスが、ペナルティエリア内でドラクバからこぼれたところ、ボールをコントロールしたスナイダーがシュートを放ったが、ボールは僅かにバーの上を越えて外に出て行った。

                    まずボールをコントロールし、そして打った

 同12分、ドロクバが絶好の位置でシュートを放ったが、ボールはGKブッフォンに当たり跳ね返った。チャンスは続いたが、そのボールに、ブラク・ユルマズが触れることができなかった。同41分、歴史的なゴールが生まれる時が来た。ドロクバがヘッドで落としたボールを、スナイダーが、まずコントロールし、次いで相手ゴールネットを揺らしたのだった。1:0。残りの時間、このスコアを守ったガラタサライは、、勝ち点を7とし、グループ2位になることに成功したのだった。

【ガラタサライ】ムスレア=シェデュー、ギョクハン・ザン、セミフ・カヤ=エブエ(後半35分:ウムト・ブルト)、セルチュク・イナン、メロ、リエラ=スナイダー(後半ロスタイム2分:ジェイフン・ギュルセラム)=ブラク、ドラクバ




トラブゾン・スポル、イタリアへ(タクヴィム紙 13.12.11)

ムスタファ・アクチャイ監督(ファナティック紙) ユスフ(トラブゾン・スポル公式HP) カディル・ケレシュ(トラブゾン・スポル公式HP)  トラブゾン・スポルは、UEFA欧州リーグでラツィオと戦うために、本日、イタリアに向かう。トラブゾン・スポルの選手たちは、試合が行われるローマで合宿に入る。トラブゾン・スポルの選手では、故障のためカディル・ケレシュがプレーできない。また、累積警告で出場停止処分を受けているゾコラもプレーできない。故障が癒えたユスフは帯同メンバーに入りイタリアへ向かう。

                    目標はグループ1位

 トラブゾン・スポルのムスタファ・レシュト・アクチャイ監督は、ラツィオ戦での目標は、グループ1位である述べた。「はっきりと勝ち点を得たいと思っている。我々は、グループ1位で終わるべきだ」と述べた。




勝ち点9をホームで失う(タクヴィム紙+ベシクタシュ公式HP補綴 13.12.10)

ジョン・ウタカ(左)アッティバ・ハッチンソン(右)(ヒュリエット紙) アルメイダ、先制点を決めたのだが、、、(ミリエット紙)  前半5分のアルメイダのゴールで先制したベシクタシュが、追加点をあげられないでいると、後半、シワス・スポルに希望を抱かせた。そして、後半26分のダ・コスタのゴールで同点に追いついた。

 ベシクタシュは、トルコ・リーグ第14節最終試合で、シワス・スポルと1:1で引き分けた。ベシクタシュは、前半5分にアルメイダがゴールを決めた。モッタがゴールエリア内へと入れたボールを、GKコルジャンをかわしたアルメイダがゴールを決めたのだった。同19分、シワス・スポルは、ウタカがゴールにとっても近づいた。ウタカの放ったシュートが、バーの上を越えて外に出て行った。同33分、ネジプのロングパスを受けたアルメイダが、ペナルティエリア内で正にシュートをしようとしたところで、相手選手のチェックを受け地面に倒れた。だが、主審は試合の続行を指示した。

                    トルガを遠目から捉えた

 このとき、ベシクタシュの選手たちは、ウミトが手でもってボールを出したと考えたのだった。後半26分、シワス・スポルが同点に追いついた。ダ・コスタが、25mの距離から強烈なシュートを放つと、ベシクタシュのゴールネットに突き刺さった。1:1。この時間帯以後は、両者ともに貧弱な攻防となった。同44分、セルダル・クルトゥルシュのセンタリングに、絶好の位置にムスタファ・ペテクメクがいたにも拘わらずゴールを決められなかった。

                    ムスタファも変えられず

 後半ロスタイム2分、シワス・スポルが、アーティフによりゴールに近づいたが、放ったシュートは、相手ディフェンスに当たり跳ね返っただけだった。ベシクタシュでは、ビリッチ監督が、最後の10分に、ムスタファ・ペテクメクを投入したが、スコアを変えることができなかった。この結果、ベシクタシュは、首位争いに痛手を蒙った。勝ち点では首位から9も離されてしまった。

【ベシクタシュ】トルガ=セルダル・クルトゥルシュ、ネジプ、エスキュデ、モッタ=メフメット・アクギュン、アッティバ・ハッチンソン=ギョクハン・トーレ(後半7分:ホロスコ)、フェルナンデス(後半13分:ムハンマド・デミルジ)、オルジャイ・シャハン(後半33分:ムスタファ・ペテクメク)=アルメイダ
【シワス・スポル】コルジャン・チェリカイ=チチーニョ、マヌエル・ダ・コスタ、ウミト・クルト、アイドゥン・カラブルト=メフディ・タオウイル(後半45分:エレン・アイドゥン)、カディル・ベクメズジ=ブルハン・エシェル(後半36分:ハカン・アルスラン)、シャエシューエ、ジョン・ウタカ=ラフィク・ジェブール




ガジアンテップ・スポルにセルゲン・ヤルチュン風が吹き荒れている(ポスタ紙 13.12. 9)

ジェンク・トスン(左)を讃えるセルゲン・ヤルチュン監督(右)(ガジアンテップ・スポル公式HP) ケマル・トカク(左)カディル・ケレシュ(右)(ヒュリエット紙)  トルコ・リーグ第14節で、ガジアンテップ・スポルが、トラブゾン・スポルを3:2でくだし、セルゲン・ヤルチュンが監督就任以来、トルコ・リーグで3連勝を記録した。

 トルコ・リーグ第14節で、ガジアンテップ・スポルが、トラブゾン・スポルをホームに迎えた。ガジアンテップ・スポルは、前半4分にジェンク・トスンのゴールで先制した。ベキル・オザンがトラブゾン・スポルのペナルティエリア内に入ってからシュートを放つと、ボールはGKオヌルから跳ね返り、ジェンク・トスンの前に転がった。そのジェンク・トスンがシュートを放つと、ボールはバーに当たってからゴールネットを揺らしていた。ガジアンテップ・スポルは、同16分、再度、ジェンク・トスンによりゴールに近づいた。左サイドからペナルティエリア内へとボールを持ち込み、ジェンク・トスンが強烈なシュートを放つと、ボールは上のバーに当たり外に出て行った。ジェンク・トスンは、同32分に放ったゴールで点差を2と開いた。2:0。トゥラオレが、ゴール右斜め前のペナルティエリア内にいたジェンク・トスンにパスを出した。ボールを得たジェンク・トスンが強烈なシュートを放つと、相手ゴールネットを揺らした。前半は、このスコアのまま終わった。

                     後半はゴールラッシュ

 トラブゾン・スポは、後半12分、マルーダがPKを決め、点差を1と縮めた。2:1。オルジャン・アドゥンが倒れたのを見て、イルケル・メラル主審が大変な議論を喚ぶPKを与えたのだった。PKを蹴ったマルーダが、GKが飛んだとは逆の隅へとボールを蹴りこんだ。トラブゾン・スポルは、マルーダの活躍で同点に近づいた。PKの2分後、マルーダの放ったヘディングシュートが、バーを直撃したのだ。
 ガジアンテップ・スポルは、同19分、トゥラオレのゴールで、再び点差を2と開き、スコアを3:1とした。ガジアンテップ・スポルの蹴ったコーナーキックに、ゴール前にいたトゥラオレがヘッドで合わせると、オヌルが防ごうとしたがゴールネットを揺らしたのだった。
 トラブゾン・スポルは、エムレの足から生まれたゴールで、同22分に点差を1と縮めた。3:2。トラブゾン・スポルは、ペナルティエリア内にいたパウロ・エンリケが、ヘッドでエムレ・ギュラルの前にボールを落とした。あとは、エムレ・ギュラルがGKの前でボールを触れるだけでゴールが決まった。試合の残りの時間では、新たなゴールが生まれることはなく、ガジアンテップ・スポルがトラブゾン・スポルを3:2でくだしたのだった。

【ガジアンテップ・スポル】カルセマルスカス=ケマル・トカク、マリウス・スタンケヴィキウス、ジレス・ビニャ、シェノル・ジャン=ハリス・メドゥニャニン、ベキル・オザン=ムスタファ・ドゥラク(後半45分:オルハン・ギュレ)、アブドゥ・トラオレ、トゥルグト・ドーアン・シャヒン(後半33分:セルダル・オズバイラクタル)=ジェンク・トスン(後半ロスタイム1分:イブラヒム・アクン)
【トラブゾン・スポル】オヌル=ボシングワ、ムスタファ・ユムル、バンバ、カディル・ケレシュ(後半1分:アイクト・デミル)=アブドゥルカディル・オズデミル(後半6分:エムレ・ギュラル)、ゾコラ=オルジャン、コルマン(後半35分:ソネル・アイドードゥ)、マルーダ=エンリケ




またまたフェネルバフチェらしさ(イエニ・シャファク紙 13.12. 8)

クリスティアン(ミリエット紙) ヴェボ(左)(ヒュリエット紙)  チャイクル・リゼ戦で、クーケのゴールで先制されてしまったフェネルバフチェは、クリスティアンのフリーキックからの得点で同点にし、ヴェボのゴールで勝利をものにした。フェネルバフチェは、今季5度目となる終盤での得点で、アウェー戦で勝ち点3を手に入れた。

 トルコ・リーグで首位を走り、ここ6試合のアウェー戦で、終盤に上げた得点で勝ってきたフェネルバフチェが、アウェーでチャイクル・リゼを1:2でくだし、連勝を伸ばすこととなった。この試合、優勢に始めたのはホームのチャイクル・リゼだった。ディフェンスの大きなミスを出してしまったフェネルバフチェに対し、最初の15分間、嵐の如き吹き荒れたチャイクル・リゼは、前半6分、セルナトのセンタリングに、ペナルティエリア内の絶好の位置にいたセルジャンがヘッドで合わしたが、ボールはバーの上を越えて外に出て行った。同11分、セルナトのシュートが、GKヴォルカンから跳ね返ってきた。その跳ね返りのボールを、クーケがシュートを放つとフェネルバフチェのゴールネットを揺らし、チャイクル・リゼが1:0と先制した。同14分、アルヴェスからボールを奪ったクーケが、ペナルティエリア内でフリーでいながら、放ったシュートはサイドバーを逸れて外に出て行った。同29分、カイトのヘディングシュートは、バーを直撃して跳ね返されてしまった。同40分、テヴフィクが絶好機を掴みながらも、シュートはバーの上を越えて外に出て行った。同41分、ソウが、ペナルティエリア内でフリーになっていたクリスティアンとエメニケにパスを出さす、フェネルバフチェはみすみす1点を損をした。前半ロスタイム2分、クリスティアンの素晴らしいフリーキックが、同点弾となった。後半8分、エメニケがGKと1対1となりながら、放ったシュートは、GKセルカンがゴールを許さなかった。同38分、クリスティアンのセンタリングに、ペナルティエリア内でボールを得たヴェボが、フェネルバフチェを勝利に導くゴールを決めた。1:2。

【チャイクル・リゼ】セルカン・クルントゥル=コライ・アルトゥナイ、ウースマヌ・ヴィエラ、オボアボナ、アリ・アドゥナン(後半41分:エレンアルバイラク)=ルドヴィッチ・シルヴェストゥル、クヴァンチ・カラカシュ=テヴフィク・キョセ、フローリン・セルナト、セルジャン・カヤ(後半8分:ジェンク・アフメット・アルクルチ)=レオナルド・クーケ(後半25分ゼゼル・オズメン)
【フェネルバフチェ】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル、アルヴェス、エゲメン、ジャナル・エルキン=アルパー(後半25分:ヴェボ)、メフメット・トパル、クリスティアン(後半45分:メフメット・トプズ)=カイト、エメニケ、ソウ(後半41分:セルチュク)




セルチュク・イナンを信じ、ブラクにより諦めなかった(タクヴィム紙+トルコ・サッカー協会HP補綴 13.12. 7)

セルチュク・イナン(ガラタサライ公式HP) ブラク(左)(ガラタサライ公式HP)  試合に怒濤の如き臨み方をしたガラタサライは、セルチュク・イナンとブラクのゴールで、たちまちに2点差をつけた。残りの時間を、練習の雰囲気で過ごしたガラタサライは、この火曜日にある運命のユベントス戦を前に意気が上がった。

 ガラタサライが、我を取り戻した。ずっと結果を残せず、また、消極的なサッカーで底を打ったかのようなガラタサライが、テュルク・テレコム・アリーナーでエラズー・スポルを2:0でくだし生き返った。第14節の開幕試合で、今季最高の意欲的なプレーを見せたガラタサライが、サポーターと和解をした。この試合に怒濤の如き入り方をしたガラタサライは、前半2分にゴールをあげた。フェリペ・メロの見事なパスを、ペナルティエリア内で受けたドラクバが、これまた素晴らしいセンタリングを入れた。それに、セルチュク・イナンがヘッドで合わせると、相手ゴールーネットを揺らすことができたのだ。1:0。このゴールで意気の上がったガラタサライは、同7分に点差を2と開いた。ブラク・ユルマズが、25mの距離から蹴ったフリーキックのボ−ルが、バーとGKズルキュフの背中に当たったあと、ゴールネットを揺らした。2:0。この時間帯以後は、試合は、まるでガラタサライの練習といった雰囲気となった。同16分、ブラク・ユルマズのペナルティエリアの外から試みたシュートは、ピッチに跳ねて、僅かにサイドバーを逸れて外に出て行った。同25分、リエラが蹴った左コーナーキックに対し、ペナルティエリア内でいいジャンプをしたシェデューが、ヘディングシュートを試みたが、GKズルキュフが叩いたあと、バーに当たり跳ね返ったところを、ズルキュフがキャッチしてしまった。そして、前半は2:0のまま終わった。

                    後半、とっても重要なチャンスを逸す

 後半11分、エラズー・スポルが、この試合唯一のチャンスを、ムーアが掴んだ。だが、ボールは外に出て行ってしまった。同18分、ドラクバが作った攻撃で、エブエのパスを、絶好の位置で得たセルチュク・イナンが放ったシュートは、外に出て行ってしまった。同20分、ドラクバがイブラヒム・カシュをうまくかわしペナルティエリア内へと入るとシュートを放ったが、バーの上を越えていった。残りの時間帯、ここまでのスコアを守ったガラタサライが、ユベントス戦を前に気合いをため込むことができた。

【ガラタサライ】ムスレア=エブエ、シェデュー、ギョクハン・ザン、リエラ=イエクタ(後半30分:エムレ・チョラク)、ジェイフン・ギュルセラム、、メロ(後半39分:ハカン・バルタ)=セルチュク・イナン=ブラク、ドラクバ(後半24分:ウムト・ブルト)
【エラズー・スポル】ズルキュフ・オゼル=デニズ・アスラン、イブラヒム・カシュ、ティディアヌ・サヌ、オズギュル・オズカヤ=ヴィクトル・ヴィトロ、メフメット・ナス(後半1分:ハカン・ソイレル)=セルダル・ギュルレル、ルーク・ム−ア(後半38分:キョクサル・イエデク)、セルダル・オズカン(後半27分:オヌル・アユク)=デニズ・ユルマズ




ベシクタシュは関係ないと言ったのだが(ミリエット紙 13.12. 6)

アッティバ・ハッチンソン(左)(タクヴィム紙) ムハンマド・デミルジ(右)(タクヴィム紙)  フェネルバフチェとトラブゾン・スポルに次いで、ベシクタシュも篩い落とされた。ブジャ・スポルは、前半をリードしたまま終えた。だが、オメル・シシュマノウルが同点に追いつくゴ−ルを決めた。リケッツのミサイル弾が、ベシクタシュの上位進出を食い止めた。

 トルコ杯では、ガジアンテップ市役所スポルをぎりぎりのところで撃破したガラタサライの例が、ベシクタシュの戦術の礎をなしていた。試合前日の戦術会議で、フェネルバフチェとトラブゾン・スポルはまだ篩い落とされていなかったため、ビリッチ監督は、ガラタサライが沈没した状況を伝えて、選手たちを鼓舞しようとしていた。
 同監督はあえいでいた、というのは、前半、ベシクタシュは1度も好機らしいものを掴めなかったのだ。それどころか、全く逆で、我々は、前半終了時点で、ブジャ・スポルが、前半41分、ウムトの足から生まれたゴールだけを知ることとなったのだった。ベシクタシュが、このゴールのあと、勝ち上がりの希望を死守する最大の要因というのは、同28分に、ウムトのシュートが、バーを直撃してゴールにならなかったことだ。

                     2発目のバー直撃

 後半、ケリム・フライとギョクハン・トーレ、ホロスコとオメル・シシュマノウルとの交替で臨んだビリッチ監督は、オメル・シシュマノウルが後半21分に決めたゴールで勝利への希望を抱いた。誰しもが、ベシクタシュが点差を開いて勝ち上がるだろうと思い始めた時間帯、表舞台に顔を出したリケッツが、同33分に放ったゴールが、全てのプランをハチャメチャにしてしまった。このゴールのあと、ベシクタシュのゴール前を見ると、ペドロ、セルダル・クルトゥルシュ、エスキュデ、シヴォクの4人が控えていたのに対し、ブジャ・スポルのゴール前には、リケッツ唯1人が控えているだけだった。正に、このことが、この試合を一番端的に物語っている。同40分、今度は、タイランのシュートがバーを直撃するなんてことがなくとも、ベシクタシュが、一層の名誉を崩されてピッチを去らねばならなかったことだろう。運命の悪戯は、誰しもを「ガラタサライのようにはなるな」と言わせたが、実際には、ビッグ4の内唯一勝ち上がりを決めたのがガラタサライだけとだったのだ。

【ブジャ・スポル】オメル・カフヴェジ=エムレ・バラク(前半22分:ハカン・チネメレ)、ルイス・ヘンリケ・ドス・サントス、オカン・アルカン、バトゥハン・イシュチレル=ウムト・ギュンドーアン、ベルカイ・サマンジュ=エムレ・シャヒン、メフメット・インジェバジャク(後半24分:ザフェル・チェヴィク)、タイラン・アンタルヤル=アッティラ・ユルドゥルム(後半13分:トセント・リケッツ)
【ベシクタシュ】ジェッンク・ギョネン=セルダル・クルトゥルシュ、ペドロ・フランコ、エスキュデ、イスマイル・キョイバシュ(後半37分:ラモン・モッタ)=オウズハン・オズヤクプ、アッティバ・ハッチンソン=ホロスコ(後半17分:オメル・シシュマノウル)、ムハンマド・デミルジ、ケリム・フライ(後半17分:ギョクハン・トーレ)=ミカエル・エネラモ




フェティエ・スポル、歴史に残る勝利(ファナティック紙 13.12. 5)

ホルメン(右端)(フェネルバフチェ公式HP) アルパー(右)(フェネルバフチェ公式HP)  カドゥキョイで、長年、こういったアウェーのチームを見てこなかった。90分間で3ゴールが生まれた。だが、その3点目を、フェティエ・スポルが記録したのだ。トルコ・リーグ2部で最下位に沈んでいるフェティエ・スポルは。史上初めて対戦したフェネルバフチェを負かし、5回戦に進出した。

 トルコ・リーグ2部で最下位に沈んでいるフェティエ・スポルが、長年、フェネルバフチェがトルコ杯での不成績を続ける要因となってしまった。組合せ抽選後、フェティエ・サイドは、「106年間、我々はフェネルバフチェに負けることすら起こっていない。今回も、彼らに、それを思い知らせよう」などと気の利いた言葉でもって用意した試合で、予想外のことが起こった。トルコ・リーグで首位を走るフェネルバフチェが、昨夜は、その地位を、相手と交替したような試合をしてしまった。トルコ・リーグ2部で、勝ち点6で最下位、同リーグで失点数最多、最低の得失点差を記録しているフェティエ・スポルが、サラチオウル・シュクル・スタジアムで正に語り継がれる物語を書いたのだった。控え中心で臨んだフェネルバフチェと対等に戦い、勇敢に食い込んでいったフェティエ・スポルは、リードを許したにも拘わらずひるむことはなかった。1:2で勝利を掴み5回戦に進出した。前半の終わりがけ、メフメット・トプズのセンタリングを、バックヘッドでクリアしようとしたサブリが、オウンゴールを記録してしまい、フェティエ・スポルは1:0と先制されてしまった。前半は、このスコアのまま終わったが、後半、フェティエ・スポルは、正に打って変わったようになった。

                    エルスン・ヤナル監督の元教え子

 フェネルバフチェのゴールに攻め寄せ始めたフェティエ・スポルは、6分間で結果を出した。後半32分、ギョクハン・ディンチェルのセンタリングに、オヌル・オカンが合わせて同点に追いついた。同38分、エルスン・ヤナル監督のマニサ・スポル時代の教え子アフメット・アラスが、GKメルトを捉えた。逆転をしたあと、大きなチャンスを掴みながらもゴールを得られなかったフェティエ・スポルは、自陣を固め、カドゥキョイで大きな勝利を掴んだのだった。

【フェネルバフチェ】メルト・ギュノク=メフメット・トプズ(後半37分:アルパー)、ベキル・イルテギュン、ヨボ、カドレッチ=サリフ・ウチャン、セルチュク、クリスティアン・バローニ(後半19分:エメニケ)=ホルメン、ヴェボ、ハサン・アリ・カルドゥルム
【フェティエ・スポル】サミー・ンディオク=ハカン・アテシュ、サブリ・トゥルグト、ビロル・アルラク、ギョクハン・ディンチェル=ケナン・カルシュク、リリドン・カラスニキ=アルトゥン・アクチャクン(後半12分:エムレ・オクル)、オヌル・オカン(後半45分:ムスタファ・アイクト・トゥラン)、エムレ・オズテュルク(後半1分:アリ・デレ)=アフメット・アラス




ガラタサライ、我慢を強いられる(イエニ・シャファク紙 13.12. 4)

ハカン・バイラクタル(上)(ガラタサライ公式HP) ブルマ(上)(ガラタサライ公式HP)  最近、相次いで失望を誘う結果を残しているガラタサライは、2:0とリードしたガジアンテップ市役所スポル戦で、GKウフク・ジェイランが仁王立ちしたPK戦を、厳しい思いをしながら6:5で制し、上位に進出した。

 トルコ杯の歴史で、最も関心を喚ぶ試合の一つが、昨日、テュルク・テレコム・アリーナで行われた。控え中心で臨んだガジアンテップ市役所スポル戦で、見せたサッカーをサポーターには満足させることができなかったガラタサライは、90分間及び延長戦をも含めて2:2で終わったこの試合を、PK戦で制し勝ち上がった。GKウフク・ジェイランが仁王立ちして、PK戦を厳しいながらも、6:5で制したガラタサライは、総得点では8:7で勝ち、上位進出を決めたのだった。90分間の間では、ガラタサライのゴールは、前半22分にハカン・バイタルが、同35分にはアンバラトが決めたのに対し、ガジアンテップ市役所スポルの方は、後半16分にシナンが、そして同39分にはセルダルが生み出した。ガラタサライのロベルト・マンシーニ監督は、90分間では全く選手交替をしなかったことに注目が集まったが、サポーター立ちは、これに対しては反発を見せていた。

【ガラタサライ】ウフク・ジェイラン=ダニー、ジェイフン・ギュルセラム、ギョクハン・ザン、ハカン・バルタ(延長後半11分:イーイト・ギョクオーラン)=エンギン・バイタル(延長前半9分:サブリ)、イエクタ=アイドゥン・ユルマズ(延長前半15分:ウムト・ブルト)、エムレ・チョラク、アンバラト=ブルマ
【ガジアンテップ市役所スポル】オヌル・ブルト=エクラム・レシュメン、アーマンド・デウミ(前半13分:フェリト・ジョメルト)、ジハン・ジャン、イサ・アクギョル=ラマザン・アルトゥンテペ、ケナン・アスラノウル(後半30分:ヴェダト・ブダク)、アリ・サカル(後半35分:アブドラハ・ハルマン)、イブラヒム・フェルディ・ジョシュクン=シナン・オズカン、セルダル・デリクタシュ




エムレ・ベレズオウル主将、前半戦絶望(ファナティック紙 13.12. 3)

エムレ・ベレズオウル(ファナティック紙)  フェネルバフチェのクラブドクターのクンドゥラジュオウルは、ベシクタシュとのダービーマッチの前の練習で故障を発生させたエムレ・ベレズオウルが、少なくとも4週間、ピッチには立てないということを公表した。

 時期は違えど、様々な故障のため、フェネルバフチェが戦った18試合の内、たったの半分の9試合しか出場できていないエムレ・ベレズオウル主将から、更なる困った情報が入ってきた。ベシクタシュとのダービーマッチの前の練習で故障を発生させ、そのためにベシクタシュ戦に出場できなかったエムレ・ベレズオウルが、少なくとも4週間、ピッチに立てないことが明らかにされた。クラブドクターのブラク・クンドゥラジュオウルは、練習時に不運にも芝生に足を取られ故障を発生させてしまったエムレ・ベレズオウルが、簡単に快復すると言っていた。だが、同氏は、「より悪い状態に直面している」と語ったのだ。フェネルバフチェが、トルコ杯でフェティエ、トルコ・リーグでチャイクル・リゼ、アクヒサル市役所スポル、カラビュック・スポル、カイセリ・スポル戦に出場できないエムレ・ベレズオウルは、前後半のインターヴァル期間に、治療が完了することが期待されている。




目覚めていたにも拘わらず、カスムパシャ、列車を逃す(タクヴィム紙 13.12. 2)

メロ(右)(ガラタサライ公式HP) エブエ(中)(ヒュリエット紙)  ガラタサライは、フェネルバフチェが勝ち点を失った週に、カスムパシャと対戦し、前半11分、マルキのゴールでリードを許した。後半15分、ブラク・ユルマズのゴールが、勝ち点1をもたらした。ガラタサライのサポーターは、マンシーニ監督に罵声を浴びせていた。

 マンシーニ監督への信頼が地に落ちた。フェネルバフチェが勝ち点を失った週に、絶対に勝ち点3が必要だったガラタサライは、カスムパシャと1:1で引き分けた。

                    ブラク、不可能を可能に

 ホームのカスムパシャは、マルキが、前半11分に決めたゴールで、ガラタサライに対し、長時間リードを保ったが、後半15分に、ブラク・ユルマズがスコアを1:1とするゴールを決めた。前半11分、イルハン・エケルのグランダーのパスを、ガラタサライのペナルティエリア内手前で受けたスカリオーネが、相手ディフェンスの裏を取ろうとしていたマルキにパスを出した。PKポイントの手前でGKと1対1となったマルキが、グランダーのシュートを放つと、ボールは、ガラタサライのゴールネットを揺らしていた。1:0。後半15分、ドラクバのパスを受けたブラク・ユルマズが、ゴールライン際から放ったグランダーのシュートは、同点弾となった。残りの時間は、興奮に包まれた。お互いのゴールを脅かし合ったこの試合、同35分、まずバベルが、次いでブラクが、、、、得点王ブラク・ユルマズが、ヘディングシュートを試みたが、スコアを変えることはできなかった。

【カスムパシャ】イサクソン=エルヤサ・スメ、バルシュ・バシュダシュ、ヤルチュン・アイハン、イルハン・エケル=リャン・ドンク、アンドレ・カストロ=アデム・ブユック、オスカー・スカリオーネ、リャン・バベル=サナハルビ・マルキ(後半23分:タバレ・ヴィウデス)
【ガラタサライ】エライ・イシュチャン=サブリ、シェデュー、セミフ・カヤ、リエラ(後半11分:エムレ・チョラク)=エブエ(後半36分:ギョクハン・ザン)、セルチュク・イナン、メロ、ブルマ=ブラク(後半1分:ウムト・ブルト)、ドラクバ




素晴らしいダービーマッチ、3:3(ポスタ紙 13.12. 1)

オルジャイ・シャハン(左)ヴォルカン(右)(ヒュリエット紙) エメニケ(ヒュリエット紙)  トルコ・リーグ第13節に、驚くべきダービーマッチが出現した。フェネルバフチェは、ホームでベシクタシュと3:3で引き分けた。フェネルバフチェのゴ−ルは、カイト、ソウ、エメニケがあげたもので、ベシクタシュのゴールは、アルメイダ(2)とオルジャイ・シャハンから生まれた。

 トルコ・リーグ第13節で、フェネルバフチェは、シュクル・サラチオウル・スタジアムにベシクタシュを迎えた。試合は、両者とも効果的な運びで始まった。素晴らしい攻防に推移したこの試合の前半9分、アルメイダのスルーパスに反応したオルジャイ・シャハンが、詰めてきたギョクハン・ギョヌルをフェイントでかわし、シュートを放つと、これが、ヴォルカンの左を抜けフェネルバフチェのゴールネットを揺らした。
 このゴールの4分後、即ち前半13分、ムサ・ソウがペナルティエリア内へとボールを持ち込み、そしてシュートを放った。トルガに当たり跳ね返ってきたところを、エメニケがボールに触れると、ボールはベシクタシュのゴールネットを揺らしていた。1:1。フェネルバフチェは、同30分、ラウル・メイレレスが、ヴェリ・カヴラクに対してとったチェックに対し、一発レッドカードが出され10人になってしまった。同37分、エメニケがペナルティエリア内へとボールを持ち込んだ。ファーサイドでフリーの状態だったソウがシュートを放つと、がら空きのゴールにボールは入った。2:1。
 同43分、ヴェリ・カヴラクのスルーパスに反応したアルメイダが、前に出てきていたヴォルカンの頭上を越えるシュートを放つとゴールが決まり、再び同点となった。2:2。前半も終わりかけのところ、同45分、オウズハン・オズヤクプが、ペナルティエリア内でフリーになっていたアルメイダにパスを出した。アルメイダは、一旦、ボールをコントロールしたあと、強烈なシュートを放つと、ボールはフェネルバフチェのゴールネットを揺らした。2:3。このゴールが決まった瞬間、前半は終わった。

                    せめぎ合いは続いた

 後半も、前半同様、相互に効果的な攻防が続いた。同24分、ヴェリ・カヴラクに替わって入ったネジプ・ウイサルが、2枚目のイエローカードをもらい退場となった。これで、両者ともに残りの時間を10人ずつで戦うこととなった。この時間帯以後、フェネルバフチェのプレッシャーが続き、同38分、待望のゴールが、カイトから生まれた。3:3。
 左コーナーキックを、ジャネル・エルキンが蹴った。ジャネル・エルキンの蹴ったボールに、ニアサイドにいたムスタファ・ペテクメクが、ヘッドでクリアしたが、ボールは、再び左サイドにいたジャネル・エルキンの前に転がってきた。ジャネル・エルキンは、今度もボールを中へと放り込みチャンスを作った。ペナルティエリア・ライン上にいたディレク・カイトが、いいジャンプをしてヘッドに当てると、ボールはベシクタシュのゴールネットを揺らした。残りの時間では、ゴールは生まれず、ダービーマッチは3:3の引き分けに終わった。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル、アルヴェス、エゲメン、ジャナル・エルキン=メイレレス、メフメット・トパ、アルパー(後半42分:セルチュク)=カイト、エメニケ、ソウ(後半ロスタイム1分:ヴェボ)
【ベシクタシュ】トルガ=セルダル・クルトゥルシュ、エルサン・ギュルム、シヴォク、アッティバ・ハッチンソン=オウズハン・オズヤクプ、ヴェリ・カヴラク(後半5分:ネジプ)=ギョクハン・トーレ(後半29分:モッタ)、フェルナンデス、オルジャイ・シャハン=アルメイダ(後半37分:ムスタファ・ペテクメク)




ブルサ・スポル、息を吹き返す、1:2(ファナティック紙 13.11.30)

タイエ・タイウォ(ブルサ・スポル公式HP) フェルハト・キラズ(左)オズギュル・オズカヤ(右)(ブルサ・スポル公式HP)  コンヤ・スポルに勝ったあと、3試合勝つことができていないブルサ・スポルが、昨日、アウェーでエラズー・スポルをくだし、意気を取り戻した。

 1:2。ブルサ・スポルは、試合開始早々にゴールをあげた。前半16分、左サイドからペナルティエリア内へとボールを持ち込んだフェルハトが、イブラヒムとのせめぎ合いで地面に倒れた。すると、主審はPKを指示した。同17分、このPKを蹴ったタイウォが、相手ゴールネットを揺らした。0:1。前半は、ブルサ・スポルがリードを保ったまま終わった。

                    2選手にレッドカード

 後半に入り、テンポが一層上がった。同13分、セルダル・アズィズとソウが起こした小競り合いを咎めて、イルケル・メラル主審は、その2選手にレッドカードを出し、退場処分とした。同16分、エラズー・スポルが同点に追いついた。セルダル・オズカンのグランダーのパスを受けたデニズが、右足から放ったシュートが同点ゴールとなったのだ。1:1。同25分、ベルッシが、ペナルティエリアのすぐ手前から、右足で見事なシュートを試みると、ブルサ・スポルを再びリードさせるゴールとなった。1:2。このゴールで変わったスコアが、この試合の最終のスコアとなった。

【エラズー・スポル】ズルキュフ・オゼル=パペ・ソウ、イブラヒム・カシュ、アフメット・ギョルケム・ギョルク、オズギュル・オズカヤ(後半34分:ヴォルカン・ユルマズ)=ヴィクトル・ヴィトロ、メフメット・ナス、アルパー・カレムジ(後半1分:オヌル・アユク)=セルダル・ギュルレル(後半40分:ルーク・ム−ア)、デニズ・ユルマズ、セルダル・オズカン
【ブルサ・スポル】フライ=バッサー、レナート・チヴェッリ、セルダル・アズィズ、タイエ・タイウォ=ムサ・チャーウラン(後半1分:ムラト・ユウドゥルム)、シャミル・ジナズ=コリン・キャーズム・リチャーズ(後半42分:トゥンジャイ)、ベルッシ、フェルハト・キラズ=ピント(後半31分:イブラヒム・オズテュルク)




オルジャンはじけ、トラブゾン・スポルの風が吹き荒れた(ザマン紙 13.11.29)

オルジャン・アドゥン(左)(ヒュリエット紙) エンリケ(左)(ヒュリエット紙)  UEFA欧州リーグJ組で、アポロン・リマソールを、4:2でくだしたトラブゾン・スポルは、グループからの勝ち上がりを決めた。4:2。オルジャンが3ゴールと1アシストを決めヒーローとなった夜、ソネルも1点追加した。リマソールの得点は、グイエとサニョイがあげたものだった。

 トラブゾン・スポルが、UEFA欧州リーグで、嵐の如く吹き続けている。トラブゾン・スポルは、J組の第5戦で、アポロン・リマソールを4:2でくだし、グループからの勝ち上がりを確保した。オルジャン・アドゥンが、3ゴールと1アシストを決めた試合で、トラブゾン・スポルは、今季、ヨーロッパのカップ戦での不敗記録を更に伸ばすこととなった。この試合、トラブゾン・スポルは、早々に優位に立った。前半23分、オルジャンのゴールで1:0と先制したトラブゾン・スポルは、そのゴールの2分後に、またしてもオルジャンのアシストで点差を2と開いたのだった。ソネル・アイドードゥが2点目をあげ、前半は、このスコアで終わった。
 後半に入りスピードの衰えないトラブゾン・スポルで、またしてもオルジャンが躍り出た。オルジャンは、同16分、サポーターの声援を受け、カディル・ケレシュのパスをアシストとするゴールを決め、点差を3と開いた。リマソールは、同15分に投入されたグイエが、同23分にヘッドでゴールを決め、点差を2とした。同35分、カディルのチェックを受けたグイエが倒れると、主審はPKを指示した。このPKをサニョイが、リマソールに希望を抱かせるゴールに変えた。だが、オルジャンがひるむことはなかった。同38分、見事なフリーキックからのゴールを決め、この試合のスコアを決したのだった。
 この結果、勝ち点を13に伸ばしたトラブゾン・スポルは、グループの首位をキープした。トラブゾン・スポルは、グループ・リーグの最終戦を、12月12日、ラツィオと行う。トラブゾン・スポルは、この試合を引き分けで戻れば、グループ首位を確定できる。

【トラブゾン・スポル】オヌル=ボシングワ、ムスタファ・ユムル、バンバ、カディル・ケレシュ=コルマン、ゾコラ、ソネル・アイドードゥ(後半28分:アランジーニョ)=オルジャン、エンリケ(後半19分:ヤンコ)、マルーダ(後半ロスタイム2分:アブドゥルカディル)




かつては獅子集団だった(タクヴィム紙 13.11.28)

セルチュク・イナン(左)(ヒュリエット紙) メロ(右)(ヒュリエット紙)  前半26分、ラモスが退場となり10人となったロナルドを欠くレアル・マドリードは、バレのゴールで先制した。その1分後に、ウムト・ブルトがお返しのゴールを決めた。だが、後半に入り、アルベロア、ディ・マリア、イスコのゴールで、ガラタサライをぐちゃぐちゃにしてしまった。ガラタサライは、ユベントスをアレーナで破るようなことがあれば、2回戦に進出することはできる。

 ガラタサライが、スペインで砕け散った。チャンピオンズ・リーグの第5戦、レアル・マドリードとのアウェー戦に臨んだガラタサライは、相手が64分間も10人で戦ったにも拘わらず、最後は4:1というスコアとなってしまった。前半4分に生まれたレアル・マドリードの攻撃で、エライと1対1となったバレーの抑えたシュートは、枠を捉えず外に出て行った。同26分、相手ディフェンスの裏を取ったウムト・ブルトを、ペナルティエリアの外で倒したセルジオ・ラモスが、直接レッドカードをもらい退場となってしまった。しかし、10人となってしまったレアル・マドリードが、同37分にゴールをあげた。バレーが蹴った30mからの距離のフリーキックが、GKエライが見送るなかガラタサライのゴールネットを揺らしてしまったのだ。1:0。ゴールを喰らい落ち込んでいたが、ここでウムト・ブルトが脚光を浴びた。ドラクバの素晴らしいスルーパスを受けたウムト・ブルトが、見事なシュートを放ちカッシアスを捉えたのだった。1:1。前半は、このスコアのまま終わった。後半2分、ウムト・ブルトのゴールが決まったが、副審のミスジャッジで、オフサイドフラッグの生贄になってしまった。

                    ガラタサライの守りを切り裂くこと、ハンの如く

 同6分、左サイドからマルチェローナのセンタリングに、アルベロアが、ガラタサライのディフェンスが丸で眠っているかのように動き、スコアを2:1とした。その9分後、アルベロアは絶好のゴールチャンスを逃してしまった。同18分、ディ・マリアが、丸で歩きながらゴールを決め、レアル・マドリードは点差を2と開いた。同26分、ドラクバが至近距離からシュートを試みたが、カッシアスの見事な動きで、これを防いだ。同35分、イスコが、ディフェンダーを一人一人かわし、ゴールを放つと、この試合のスコアを決するゴールが決まった。4:1。ガラタサライの目は、これで、12月10日に行われるユベントスとの一戦に向かうことになった。

【ガラタサライ】エライ・イシュチャン=エブエ、シェデュー、ギョクハン・ザン、ダニー=セルチュク・イナン、メロ(後半43分:ジェイフン・ギュルセラム)=ブルマ(後半19分:スナイダー)、ウムト・ブルト、アンバラト(後半23分:リエラ)=ドラクバ




フェネルバフチェ、欠く者なし!(ファナティック紙 13.11.27)

エルスン・ヤナル監督(ヒュリエット紙) メフメット・トパル(ファナティック紙)  アンタルヤ・スポル戦ではリスクを冒されなかったメフメット・トプズが戻ってきて、フェネルバフチェでは、全選手がプレーできる状態となった。エルスン・ヤナル監督は、誰を、ダービーマッチでプレーさせるか、誰をメンバーから外すかを考え始めている。

 ベシクタシュと、この土曜日にとっても重要な試合を行うことになっているフェネルバフチェでは、今週行われた練習で、驚くべき競争が看られた。というのも、23人の選手が23人とも出場できる状態にあるからだ。アンタルヤへ帯同されながら、このダービーマッチに配慮して、リスクを冒させたくなかった故障明けのメフメット・トパルが完全に良くなったのだ。そして、このダービーマッチに出場できる状態になっているのだ。メフメット・トパルの復帰をもって、フェネルバフチェ内には故障者はいなくなった。あと1枚のカードで累積警告で出場停止となるジャネル・エルキンも大丈夫で、エルスン・ヤナル監督は、その手に出場態勢の整った23人の選手を持つことになったのだ。外国人選手枠で、毎週、登録されていないヨボ、カドレッチ、ホルメン以外が任されると、同監督の手には20人の選手が残ることになる。

                    最後の外国人は誰になるのか

 これらの内から1人が、外国人枠の犠牲になり登録されることがない。同監督は、アンタルヤ・スポル戦同様、ダービーマッチでも、ラウル・メイレレスとクリスティアン・バローニとの選択で、その内の1人を登録から外すことになるものと思われる。それから、1人のトルコ人選手を登録から外すことになる。ここで、同監督はピッチに送り出す先発メンバーが明らかになるだろう。同監督の最大の悩みは、中盤に配する3人の選手を決めることだ。メフメット・トパル、エムレ・ベレズオウル、アルパー、クリスティアン、メイレレスの内どの3人を使うかは、週末まで行われる練習で示されるプレーぶりを観てから明白になる可能性が高い。




ベシクタシュには前半だけで十分(イエニ・シャファク紙 13.11.26)

オウズハン(ヒュリエット紙) オルジャイ・シャハン(右)(トルコ・サッカー協会公式HP)  ベシクタシュは、まずオルジャイ・シャハンの、次いでアルメイダ、最後にオウズハンのゴールで、41分間の間に点差を3にした。後半に生まれたコンヤ・スポルのゴールは、第1節のフェネルバフチェ戦を思い出さしたが、それ以上のものではなかった。

 トルコ・リーグで、首位争いから離されたくないベシクタシュは、罰則を受け3試合目となる女性と子どもだけの前での試合、コンヤ・スポルを3:1で退けた。この試合、優勢に試合を始めたベシクタシュは、41分間で点差を3とつけたが、後半早々に、コンヤ・スポルが点差を2と縮めると、第1節にフェネルバフチェに勝ったことが頭をよぎった。その試合では逆転勝利を飾ったコンヤ・スポルは、ベシクタシュのゴールを、正に苦境に追い込んだが、1ゴール以上のゴールは生まれなかった。
 前半26分、フェルナンデス=オルジャイ・シャハン=ギョクハン・トーレと渡ったボール、ギョクハン・トーレがセンタリングを入れると、それに合わせていいシュ−トを放ったオルジャイ・シャハンが、スコアを1:0とした。同31分、ペナルティエリア内でギョクハン・トーレが、ヘッドでボールをアルメイダの前に落とした。アルメイダは、狙い澄ましたゴールを決め、点差を2と開いた。同41分、ペナルティエリア内からオウズハンがグランダーのシュートを放つと、相手ゴールネットを揺らしていた。3:0。後半4分、コーナーキックのボールをファーサイドで待ちかまえていたエルディンチが、ボールを中へと切り返した。そのボールを、セリムがヘッドでゴールへと放り込んだ。3:1。同19分、GKトルガをすり抜けたゲカスが、狭い角度からシュートを試みたが、ボールはバーの上を越えて外に出て行った。同42分、メフメットのシュートを、トルガが見事な反応でコーナーキックへと逃げた。

【ベシクタシュ】トルガ=セルダル・クルトゥルシュ、シヴォク、エルサン・ギュルム、アッティバ・ハッチンソン=ヴェリ・カヴラク、オウズハン・オズヤクプ=ギョクハン・トーレ(後半39分:ホロスコ)、フェルナンデス(後半25分:ネジプ)、オルジャイ・シャハン=アルメイダ(後半39分:エネラモ)
【コンヤ・スポル】シャルル・イタンジェ=トルガ・ウンル、セリム・アイ、エルディンチ・ヤウズ、メフメット・ウスル=アリ・チャムダル、メフメット・ギュヴェン(後半34分:ギュナル・トルバルドソン)=オメル・アリ・シャヒネル、レジェプ・アイドゥン(前半39分:ジャルマ)、ハサン・カブゼ(前半44分:トマス・ボレク)=テオファニス・ゲカス




最後にケリをつけることばかり(イエニ・シャファク紙 13.11.25)

ヴェボ(左)(フェネルバフチェ公式HP) エメニケ(右)(ミリエット紙)  未だ開始5分でヴェボのゴールが生まれ、その後相次いで生まれたゴールマウスに向かってのシュート、逃した絶好機、また、異なったフェネルバフチェの勝利に至っていたはずだ。だが、勝ち点3は、またしても終盤のゴールでもたらされた。

 トルコ・リーグでは最初の試合での敗戦のあと、1つの引き分け以外は全ての試合に勝ってきたフェネルバフチェは、昨日のアンタルヤでのアウェー戦でも勝つことが想定されていた。フェネルバフチェは、前半に逃した5回の絶好機を作り出したことからも、そのことを示していたが、勝ち点3を得るのには苦しんだ結果だった。1:2。
 前半5分、ギョクハン・ギョヌルのセンタリングに、ヴェボがニアの狭い角度のところに走り込んできてシュートを放つと、ボールは相手ゴールネットを揺らしていた。0:1。そのすぐ1分あと、ゴール前でソウがシュートを放ったが、相手GKが、これを防いだ。同7分、まずアルパーが、次いでカイト、更にヴェボがシュートを放ったが、ハカンがゴール前で仁王立ちととなった。同41分、クリスティアンがゴールエリアの遠いところへセンタリングを入れた。ソウがいい位置にいたが、ボールに触れることができなかった。アンタルヤ・スポルは、最初のビッグチャンスでゴールを決めた。同44分、ペナルティエリア内へのセンタリングが入ると、ディフェンス陣がオフサイドを期待した瞬間、ディアラがシュートを放った。すると、これが同点弾となった。1:1。
 後半の冒頭、フェネルバフチェは、ヴェボが2度の好機を逸してしまった。同5分にはソウが、同8分にはヴェボが、ペナルティエリア内で思うようにシュートを打てず、大きなチャンスを逸してしまった。エメニケの攻撃で、更なる攻撃力を高めたかったフェネルバフチェは、同43分と44分に、2回にわたる好機を生み出した。ティタの強烈なシュートは、ヴォルカンがパンチングで防いだ。跳ね返りのボールで、ディアラが足に落ち着かせることができなかった。その直後に生まれたフェネルバフチェの攻撃で、ディフェンダーを置き去りにしたエメニケが、ペナルティエリア内にいたソウにパスを出した。そのソウが触れただけで、勝ち点3をもたらすこととなった。1:2。

【アンタルヤ・スポル】ハカン・アルクン=セルカン・バルジュ、エムレ・ギュンギョル、ムサ・ニザム、メフメット・セデフ、ヴェダーソン=ナコ・インサー(後半29分:ムラト・ドゥルエル)、ウーウル・インジェマン(後半45分:エムレ・トルン)、ゼキ・ユルドゥルム(後半27分:デニズ・バルシュ)=エムラー・バッシャン、ディアラ、ティタ
【フェネルバフチェ】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル、アルヴェス、エゲメン、ジャナル・エルキン=アルパー(後半17分:エメニケ)、エムレ・ベレズオウル(後半45分:サリフ・ウチャン)、クリスティアン=カイト、ヴェボ(後半30分:セルチュク)、ソウ




4枚のレッドカード、2つのPK(イエニ・シャファク紙 13.11.24)

アデム・コチャク(左)ブラク(右)(ヒュリエット紙) PKを蹴るセルチュク・イナン(ヒュリエット紙)  ガラタサライが、テュルク・テレコム・アリーナで戦ったシワス・スポルとの一戦で、4枚のレッドカードが出て、バー直撃のシュートが3本、ドラクバがPKを外すということが、強く印象に残った。ガラタサライに勝ち点3をもたらしたゴールは、ブラクとセルチュク・イナンがあげたものだった。

 フェネルバフチェに敗れ、優勝争いから後退したガラタサライの選手たちは、サポーターたちの反感をかいながら始まった。しかし、引き上げるときは拍手でもって送られた。シワス・スポルの壁を無傷で乗り越えたガラタサライは、優勝争いのライバルが勝ち点を失うことを待つこととなった。2:1。
 レッドカード、バー直撃、ゴール、、、。前半は、サッカーの名の下で起こる全てのことが起こった。試合に優勢に臨んだシワス・スポルは、、前半14分、攻撃に入ったときにボールを失った。このミスをブラク・ユルマズが咎めた。セルチュク・イナンのスルーパスを受けたブラクが、サッカー人生100得点目を決めたのだ。1:0。ガラタサライは、全てが順調に進んでいるときに、前半21分、ダニーがレッドカードをもらってしまい、一瞬にしてゲームバランスは変わってしまった。相手ゴールへ、より影響力を見せ始めたシワス・スポルは、求めて止まなかったゴールを同30分に見出した。ブルハンの持ち込んだボールに合わせて、強烈なシュ−トを放ったジェブールが同点弾を決めたのだった。1:1。同35分、チチーニョの手にボールが当たり、PKを得たガラタサライは、再びリードをするゴールをセルチュク・イナンが決めた。2:1。同38分、ウミト・クルトがレッドカードをもらい、前半は両者ともに、1人を欠いて終わった。

                     ドラクバ、決めることできず

 後半に入ると、ガラタサライのプレーは空回り状態だった一方、シワス・スポルは相手ディフェンスを越えようと努めていた。ガラタサライは、2つ目のゴールに、同13分、ブラク・ユルマズがとっても近づいたが、ゴール斜め前から放ったシュートは、バーに当たり跳ね返されてしまった。同13分、シャエシューエがGKと1対1となったが、際どいところでギョクハン・ザンが中に割って入りシュートコースを消したために、ゴールチャンスを逸してしまった。同44分、マヌエル・コスタがドラクバを倒したために得たPKを、同ロスタイム1分、ドラクバ自身が蹴ったが、ボールはバーの上を越えて外に出て行ってしまった。残りの時間では他のゴールは生まれず、ガラタサライは、厳しい試合で勝ち点3を得たのだった。2:1。

【ガラタサライ】エライ・イシュチャン=ダニー、ギョクハン・ザン、シェデュー、リエラ=エブエ、セルチュク・イナン、メロ、アイドゥン・ユルマズ(後半27分:エムレ・チョラク)=ブラク(後半37分:ドラクバ)、ウムト・ブルト(後半ロスタイム4分:ジェイフン・ギュルセラム)
【シワス・スポル】コルジャン・チェリカイ=チチーニョ、マヌエル・ダ・コスタ、ウミト・クルト、エレン・アイドゥン(後半17分:ジョン・ウタカ)=カディル・ベクメズジ、アデム・コチャク=ブルハン・エシェル(後半32分:メフディ・タオウイル)、シャエシューエ(後半41分:ハカン・アルスラン)、アイドゥン・カラブルト=ラフィク・ジェブール




ガラタサライの若きセミフ・カヤ、契約延長(イエニ・シャファク紙 13.11.23)

セミフ・カヤ(TRT)  ガラタサライは、若きセミフ・カヤとの契約を更改したことを公表した。

 ガラタサライが明らかにしたところによると、セミフ・カヤとの契約が更改されたことが明らかにされ、セミフ・カヤは、今季を含め3年間の契約延長が行われたということだ。
 セミフ・カヤは、今季の年俸が140万TL、来季は150万TL、2015-16シーズンは160万TLと変わっていき、また、これとは別に、全てのシーズンにおいて出場給として2万TL受け取ることが明らかにされた。
 更に、セミフ・カヤが先発で出場したときには1ポイント、途中出場の場合には0.5ポイント、18人の登録メンバーに入った場合には0.25ポイントとして、特別給が支払われ、今季では10ポイントとなると25万TL、20ポイントの場合には30万TL、30ポイントの場合には15万TLが追加して支払われる。
 来季以降の2シーズンは、10ポイントで50万TL、20ポイントで30万TL、30ポイントで15万TLが追加して支払われることも明らかにされた。




全てはシワス・スポルのために(ファナティック紙 13.11.22)

イブラヒム・トラマン(ファナティック紙) ギライ(イエニ・シャファク紙) セルダル・ケシマル(ファナティック紙)  ガラタサライとのアウェー戦を控えているシワス・スポルで、ロベルト・カルロス監督と選手たちは、難しい試合に向けての準備を行っているが、理事会は、一方で補強に向けての動きに余念がない。シワス・スポルの補強したい選手として、トルコ人ディフェンダーのイブラヒム・トラマン、ギライ・カチャル、セルダル・ケシマルの名前が上がっている。

 ロベルト・カルロス監督指揮下、トルコ・リーグの注目クラブの一つになっているシワス・スポルで、その目は、代表招集のためのインターヴァル後に行われるテュルク・テレコム・アリーナでのガラタサライ戦に向けられている。明日、ガラタサライとの難しい試合をするシワス・スポルのただ一つの目標は、イスタンブルから勝ち点を得て戻ってくることだ。だが、シワス・スポルで問題となっているのは、ガラタサライとの一戦ではない。目標はヨーロッパのカップ戦にあると明らかにしているシワス・スポルは、インターヴァル期間前に、練習にもスピードを増していた。ロベルト・カルロス監督の意向を受け、ディフェンス面の強化を考えている理事会は、そのリストを明らかにした。これによると、シワス・スポルが獲りたいと考えているまず第一番目の名前は、ベシクタシュで構想外となっている経験豊かなDFイブラヒム・トラマンだ。ベシクタシュでの地位がまだ明確にはなっていないイブラヒム・トラマンは、もし、移籍解禁期間までに今までのままだったら、シワス・スポル入りするだろう。ただ、この補強が実現しなかった場合には、今度は、シワス・スポルの目は黒海に向けられる。トラブゾン・スポルで構想外となっているギライ・カチャルに矛先が向けられることとなる。ロベルト・カルロス監督の最後の選択は、フェネルバフチェで出場機会のなくなっているセルダル・ケシマルだ。シワス・スポルは、この内の1人を、移籍解禁期間に獲得することと思われている。




故障で疑わしいMF3人衆、先行きが明確に(ファナティック紙 13.11.21)

エルスン・ヤナル監督(ファナティック紙) カイト(イエニ・シャファク紙) ヴォルカン(ファナティック紙)  エルスン・ヤナル監督は、ヴォルカン、完治していないカイト、ジャネル・エルキン、メフメット・トパルを、ダービーマッチを考えてリスクを冒したくないため、中盤には、エムレ・ベレズオウル、アルパー、クリスティアンを起用することを考えていることが明らかになった。

 フェネルバフチェのエルスン・ヤナル監督は、代表の試合でできたインターヴァル明けに行われるアンタルヤ・スポル戦では、そのあとのダービーマッチを視野に入れ動こうとしている。ここ1週間、チームとともに練習をしていないヴォルカンとカイトと並び、代表から故障を抱えて戻ってきたジャネル・エルキンとメフメット・トパルは、第13節にシュクル・サラチオウル・スタジアムで行われるベシクタシュとのダービーマッチを考慮して、アンタルヤ・スポル戦では、リスクを冒すことは、恐らくないだろう。同監督は、中盤をエムレ・ベレズオウル、クリスティアン、そして故障の癒えたアルパーの3人で構成することを考えているということだ。一方、ジャン・バルトゥ・グランドで昨夕行われた練習の最初の30分間が、報道陣に公開されて行われた。練習には、故障の続いている選手は不参加だった。フェネルバフチェの選手たちの陽気な姿に注目が集まった。




ファーティフ・テリム監督率いるトルコ代表は希望をばらまいてくれる(イエニ・シャファク紙 13.11.20)

アルダ(左)(トルコ・サッカー協会公式HP) ブラク(トルコ・サッカー協会公式HP)  試合開始僅か4分、ウムト・ブルトのゴールで先制したトルコ代表は、このリードを6分間守ることができた。試合の残りの時間では優位に試合を進めたトルコ代表は、2度にわたりバーに嫌われ、GKを越えることができなかったが、後半44分、ブラクが脚光を浴びた。

 トルコ代表は、1:0で勝った北アイルランド戦に続いて、2つ目の親善試合をベラルーシ代表と戦い、終盤のゴールで2:1と勝つことができた。試合はゴールの応酬で始まったが、北アイルランド代表戦であったと同様、バーがトルコ代表の悩みの種となった。
 前半4分、左サイドから生まれた攻撃で、ジャネル・エルキンがセンタリングを入れると、狙い澄ましたシュートを放つと、幕開きのゴールとなった。1:0。同10分、ベラルーシ代表の経験豊富なフレブが、3人のディフェンダーをかわしセンタリングを入れた。それに合わせて、レジョナウが同点ゴールを決めた。同15分、オウズハンがペナルティエリア内へとうまく入って行ってシュートを試みたが、ボールはバーに当たり跳ね返されてしまった。同44分、この日最も光ったアルダ・トゥランが、メルシンのサッカー・ファンに目で見て分かり易いプレーを見せてくれた。相手選手を巧みにかわしたアルダ・トゥランは、ペナルティエリアの外からループシュートを試みた。だが、ボールは上のバーに当たり跳ね返されてしまった。後半に入り、しばしば自らのゴールに危険な場面を見ることになったトルコ代表は、ブラクが投入された最後の20分間は、相手陣内にかなり攻め込んでいっていた。同29分、右サイドから中へ入れられたボールを、ゴール前で、メヴルト・エルディンチがシュートを試みた。GKフタルが際どく外に出した。同44分、アルダのセンタリングに、いいジャンプをしたブラクがヘディングシュートを放つと、GKフタルがパンチングで防いだボールを、今度は足でゴールを決めた。

【トルコ代表】トルガ・ゼンギン=ギョクハン・ギョヌル、アイクト・デミル、エルサン・ギュルム、ジャネル・エルキン(後半43分:セルジャン・サラレル)=アデム・ブユック(後半1分:オルジャイ・シャハン)、オウズハン・オズヤクプ(後半1分:アイタチ・カラ)、ビラル・クサ(後半26分:ブラク・ユルマズ)、アルダ・トゥラン=メヴルト・エルディンチ(後半38分:ウーウル・チフトチ)、ウムト・ブルト(後半1分:ギョクハン・トーレ)




スナイダーから朗報(ファナティック紙 13.11.19)

マンシーニ監督(ファナティック紙) スナイダー(タクヴィム紙)  守備陣に巣喰う不安材料ゆえ、メンバー構成に苦労しているガラタサライに、一つの朗報がスナイダーから届いた。スナイダーは、出場の機会を与えられさせすれば、シワス・スポル戦に出場できるということだ。

 相次いで入ってくる故障の知らせに対し、ウイスリー・スナイダーから朗報が届いた。コンヤ・スポル戦で故障を発生させたスナイダーに対する治療がうまくいったということだ。練習では、かなり貪欲に動いていると見えたスナイダーのこの様子は、メディカル・チームを喜ばせている。明らかにされているプログラムの範囲内では、スナイダーが、今週行われるシワス・スポル戦に出場するこことの妨げとなる問題はない。だが、ロベルト・マンシーニ監督は、レアル・マドリードとのアウェー戦を前に、スナイダーにリスクを冒させたくないと考えているという情報もある。

                   ファン・ハール監督の目にも留まっている

 29歳になっているスナイダーが、特に注目を受けている試合を逃したくないのは明白だ。オランダ代表監督ルイ・ファン・ハールのお眼鏡にかなうためには、できうる限りのことをしているスナイダーは、最も早い場合には、直近の試合でユニフォームを着ることを考えている。




ムスレア、屋内で練習(イエニ・シャファク紙 13.11.18)

ムスレア(ファナティック紙) セミフ・カヤ(ファナティック紙) マンシーニ監督(イエニ・シャファク紙)  ガラタサライは、トルコ・リーグ第12節で戦うシワス・スポル戦に備えての準備を続けているところである。足の指を骨折しているムスレアは、チームから離れて屋内で練習を行っている。

 フロリヤ・メティン・オクタイ・グランドで、ロベルト・マンシーニ監督指揮下で行われた練習は、ガラタサライは、代表に招集されている選手を除き行われた。足首を傷め、代表から外れたセミフ・カヤについて1回目の検討が行われ、治療計画が実行に移されたということだ。足の指の骨折をしているフェルナンド・ムスレアは、チームから離れて屋内で練習を行った。ギョクハン・ザンは、練習の主要な部分では、チームとともに練習をしていたが、その後は、個人練習に切り替えていた。故障が続いているウイスリー・スナイダーは治療に、また、ハミト・アルトゥントプはリハビリに専念しているということだ。
 明日は休暇となるガラタサライの選手たちは、シワス・スポル戦に備えての準備は、火曜日に行われる練習で続けられる。




トルコ代表、間をおかず(イエニ・シャファク紙 13.11.17)

ファーティフ・テリム監督(ヒュリエット紙) アルダ(イエニ・シャファク紙)  トルコ代表は、昨日、1:0で勝利を収めた北アイルランド戦のすぐ翌日、11月19日(火)にメルシンで行われるベラルーシ代表戦に備えての準備を、間をおかずに開始した。

 アダナ・デミル・スポル・グランドで、午後に始まった練習では、昨夜、北アイルランド代表戦で先発に名を連ねた選手は、ウォーミングアップとランニングを行ったあと、ボ−ルを使った練習を行った。
 北アイルランド代表戦には控えに留まった選手たちは、ウォーミングアップを行ったあと、パス練習及び戦術面に重点を置いた練習を行った。しばらくは報道陣に公開されていた練習は、カメラマンを外に出したあとも続けられた。練習には、アダナ市民の大きな関心を買っていたが、特にアルダとファーティフ・テリム監督に声援が送られていた。
 トルコ代表は、次なる練習を、明日の午後7時からメルシン・テヴフィク・スル・ギュル・スタジアムで行う予定である。ベラルーシ代表戦を前にした最後の練習は、11月18日(月)午後7時から行ったあと、11月19日にメルシン・テヴフィク・スル・ギュル・スタジアムで、午後8時から行われる試合を待つこととなる。




トルコ代表、随分と改革が進む(タクヴィム紙 13.11.16)

ブラク・ユルマズ(右)(トルコ・サッカー協会公式HP) メヴルト・エルディンチ(左)(トルコ・サッカー協会公式HP)  W杯本戦に進むことができなかったトルコ代表が、新体制で臨んだアダナでの北アイルランドとの親善試合を、メヴルト・エルディンチのゴールで制した。

 トルコ代表が、アダナで行われた親善試合で、北アイルランド代表を、メヴルト・エルディンチのゴールで勝った。試合前に行われた調印式で、「新体制スタート」に替えて「改革」というコピーを用いることを選んだファーティフ・テリム監督は、その改革に勝利でもってスタートを切った。

                  北アイルランドに対置したにはメヴルト・エルディンチ

 前半の終盤、メヴルト・エルディンチのゴールを見ることができた。ビラルのディフェンスの裏に送るパスに、メヴルト・エルディンチが軽く触れるだけでゴールが決まった。

                    1本はバーを直撃

 後半は、丸で前半にように始まった。トルコ代表が、試合をコントロールしていたが、北アイルランド代表は、守備を重視する戦いで、パスをして、前へ出ようとしたら、強力なトルコ代表のディフェンス陣に捉まえられてしまっていた。トルコ代表の方はと言えば、ブラク・ユルマズが好機で、ゴールを打てないでいた。後半の入ってからの最初のビッグチャンスも、トルコ代表の方から生まれた。同15分、ジャネル・エルキンイエからのセンタリングのボールに、メヴルト・エルディンチがヒールで触れると、ボールはバーに当たり跳ね返されてしまった。

                    火曜日にはベラルーシ代表戦

 同29分、左サイドからペナルティエリア内へとボールを持ち込んだブラク・ユルマズが狙い澄ましたシュートを試みると、ボールはGKに当たりコーナーキックに変わった。試合の終盤、ベシクタシュのギョクハン・トーレがペナルティエリアの左隅からシュートを放ったが、ボールはバーの上を越えて外に出て行った。トルコ代表は、2つ目の親善試合を、この火曜日、メルシンでベラルーシ代表と行う。

【トルコ代表】トルガ・ゼンギン=ギョクハン・ギョヌル(後半26分:タルク・チャムダル)、セミフ・カヤ、エルサン・ギュルム、ジャネル・エルキン=メフメット・トパル、ビラル・クサ(後半38分:オルジャイ・シャハン)=アデム・ブユック(後半22分:サリフ・ウチャン)、オウズハン・オズヤクプ(後半1分:ブラク・ユルマズ)、アルダ・トゥラン(後半44分:イスハク・ドーアン)=メヴルト・エルディンチ(後半31分:ギョクハン・トーレ)




ベシクタシュの控え組、シャフタル・ドネツクに降参(イエニ・シャファク紙 13.11.15)

ケリム・フライ(右)(ヒュリエット紙) オメル・シシュマノウル(右端)(ヒュリエット紙)  代表の試合があるため生まれた1週間のインターヴァル期間を有効に使おうというベシクタシュは、元ベシクタシュ監督のミルチェア・ルチェスクが監督を務めるシャフタル・ドネツクと戦い、1:4で敗れた。控え組中心で試合に臨んだベシクタシュは、前半12分に、デンティーニョのパスを受けたオメル・シシュマノウルのゴールで、1:0と先制した。その後は、試合を優勢に進めたシャフタル・ドネツクが、同16分にはイルシーノ、同22分と44分にはフレッドが、また、同36分にはダグラスがゴールを決め、前半を1:4とリードしたまま終わった。後半、ベシクタシュはゴールを求めて、あらゆる攻撃ラインを駆使してプレッシャーをかけていったが、スコアを変えることができなかった。他方、試合前には、レンタルでベシクタシュでプレーしているデンティーニョは、シャフタル・ドネツクの元チームメイトと、また、ルチェスクとザーゴ・コーチは、ベシクタシュの関係者と旧交を確かめ合っていた。また、後半23分、故障のため交替したフェルナンデスは、本日、MR検査を受けることになっている。

【ベシクタシュ】ジェンク・ギョネン=ホロスコ(後半29分:ウーウル・ボラル)、フランコ、エスキュデ、イスマイル・キョイバシ(後半17分:ラマン・モッタ)ュ=デンティーニョ、ネジプ、フェルナンデス(後半23分:サメト・ウルガル)、ケリム・フライ(後半17分:メフメット・アクギュン)、オメル・シシュマノウル(後半35分:アルペレン・ドーアン)=エネラモ




準備は全力で継続(ファナティック紙 13.11.14)

ビリッチ監督(ファナティック紙)  ベシクタシュは、コンヤ・スポル戦に備えての準備を、昨日夜に行った練習で続けた。

 ビリッチ監督指揮下、報道陣には非公開で行われた練習は、1時間半続けられた。スタミナとパワー、コンディション調整に費やす練習を行ったベシクタシュの選手たちは、屋内練習から始めていた。45分間続いたバランスとパワーをつける練習を行ったあと、ピッチに入った選手たちは、ハーフコートを使った先日練習で、この日の練習を打ち上げた。特別メニューで準備を行っているムハンマド・デミルジ、セルダル・クルトゥルシュ、ムスタファ・ペテクメクと、代表に招集されているオルジャイ・シャハン、オウズハン・オズヤクプ、トルガ・ゼンギン、ギョクハン・トーレ、フーゴ・アルメイダ、トマス・シヴォク、エルサン・ギュルム、ヴェリ・カヴラクは、練習には不参加であった。




トルコ代表、アダナへ向かう(イエニ・シャファク紙 13.11.13)

ファーティフ・テリム監督(タクヴィム紙)  トルコ代表は、北アイルランド代表と、11月15日に行う親善試合に向け、明日、アダナに向かう。

 代表戦のためにトルコ・リーグに空白期間ができたこの金曜日に北アイルランド代表と、また11月19(火)にはメルシンでベラルーシ代表と親善試合を行うトルコ代表は、、それらの試合に向け、午前12時にアダナに向かう予定である。
 北アイルランド代表戦を前に、イスタンブルでの最後の練習を今晩行うことになっているトルコ代表は、明日、試合が行われるアダナ1月5日スタジアムで練習を行い、試合に備えての準備を打ち上げることとなる。
 アダナ1月5日スタジアムで、北アイルランド代表を迎えるトルコ代表は、午後9時に始まるこの試合のあと、ベラルーシ代表戦に向けての準備を始めることになる。
 トルコ代表は、ベラルーシ代表戦を前に、11月16日(土)には、アダナ・デミル・スポルのグランドで、また、17日と18日にはメルシン・テヴフィク・スル・ギュル・スタジアムで練習を行う。




トルコ代表、新しい顔ぶれ(ザマン紙 13.11.12)

ファーティフ・テリム紙) ゼキ・アイワズ(トラブゾン・スポル公式HP) サリフ・ウチャン(ファナティック紙)  トルコ代表は、北アイルランド戦及びベラルーシ戦に備えて、昨日招集されたが、招集メンバーの内9人の選手たちは初代表の喜びに包まれている。

 チャイクル・リゼのコライ・アルトゥナイ、エスキシェヒル・スポルのタルク・チャムダルとアイタッチ・カラ、フェネルバフチェのサリフ・ウチャン、ゲンチレル・ビルリーイのウーウル・チフトゥチ、カラビュック・スポルのイスハク・ドーアン、カスムパシャのアデム・ブユック、シワス・スポルのアイドゥン・カラブルト、トラブゾン・スポルのゼキ・アイワズが、ファーティフ・テリム監督により初めて招集された選手たちである。これとは別に、招集メンバーの中で、ブルサ・スポルのセルダル・アズィズ、チャイクル・リゼのGKセルカン・クルントゥル、トラブゾン・スポルのアイクト・デミルは、以前にトルコ代表に招集されながら出場の機会のなかった選手である。アクヒサル市役所スポルの30歳となっているMFビラル・クサは、7年半ぶりに、トルコ代表に再招集されたことになる。一方、ガラタサライとのダービーマッチで故障を発生させたフェネルバフチェの経験豊かなGKヴォルカン・デミレルに替わって、トラブゾン・スポルの若いGKゼキ・アイワズが招集された。




ビッグなダービーマッチで笑ったのはフェネルバフチェ(ポスタ紙 13.11.11)

エムレ・ベレズオウル(ヒュリエット紙) セルチュク・イナン(左)ギョクハン・ギョヌル(右)(ヒュリエット紙)  フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第11節で、積年のライバル、ガラタサライをホームに迎えた。このビッグなダービーマッチは、フェネルバフチェが2:0とリードしたまま終わった。

 トルコ・リーグ第11節で、ビッグなダービーマッチが行われた。2つのライバル、永遠の友、フェネルバフチェとガラタサライが対戦した。
 カドゥキョイ・シュクル・サラチオウル・スタジアムで行われたこの試合、フェネルバフチェが2:0で勝ち、トルコ・リーグの首位の座を堅持した。
 この試合のフェネルバフチェのゴールは、前半23分のPKを、エムレ・ベレズオウルが決めたのと、後半21分のクリスティアン・バローニがもたらしたものだった。フェネルバフチェが、ガラタサライをくだしたことにより、ホームでは負けない記録を14に伸ばすことになった。これとは別に、ガラタサライの監督ロベルト・マンシーニが、初めて臨んだフェネルバフチェとのダービーマッチで、勝利を手にすることができなかった。
 この試合の後半45分、ガラタサライが獲得したPKを蹴ったメロは、それを得点に変えることができなかった。
 こうして、フェネルバフチェが勝ち点3を獲得した結果、フェネルバフチェは、これで、トルコ・リーグで9勝目を手にし、勝ち点を28に伸ばした。ガラタサライとの勝ち点差は9にまで拡がった。ガラタサライの方は、勝ち点は19のままで、優勝争いに痛手を蒙ることとなった。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル、アルヴェス、エゲメン、ジャナル・エルキン=クリスティアン(後半ロスタイム4分:メフメット・トプズ)、メフメット・トパル、エムレ・ベレズオウル(後半25分:サリフ・ウチャン)=カイト(後半1分:エメニケ)、ヴェボ、ソウ
【ガラタサライ】エライ・イシュジャン=エブエ、シェデュー、セミフ・カヤ(後半40分:アイドゥン・ユルマズ)、ダニー=ジェイフン・ギュルセラム(後半41分:エンギン・バイタル)、セルチュク・イナン、メロ=ブラク、ドラクバ、ブルマ(後半27分:ウムト・ブルト)




カディル・ハスで立ち上がる(タクヴィム紙+トルコ・サッカー協会公式HP 13.11.10)

オルジャイ・シャハン(右)(ヒュリエット紙) ギョクハン・トーレ(左端)(ヒュリエット紙)  ベシクタシュは、「続けるのか、十分だと言える」試合をするのか、そういった関心で見られた試合で、オルジャイ・シャハンが、幕開けのゴールを決めた。後半37分には、GKギョクハンのオウンゴールで0:2としたベシクタシュは、エネラモのゴールで楽になった。

 重篤のベシクタシュが危機を脱した。トルコ・リーグでここ3試合、引き分け試合を演じ、首位のフェネルバフチェから勝ち点で7開かれてしまったベシクタシュが、カイセリ・スポルをアウェーで0:3とくだし、再びトルコ・リーグで生気が蘇った。ベシクタシュは、効果的なサッカーを見せ、とても重要な勝利を手にした。

                   オルジャイ・シャハン、幕開けのゴール

 前半2分、フェルナンデスが蹴ったフリーキックのボールは、ギョクハンから跳ね返った。その跳ね返りのボールを、ディフェンダーが大きくクリアした。同6分、ノブレのヘディングシュートは、トルガが押さえた。同18分、左サイドから生まれたベシクタシュの攻撃で、オウズハンの入れたセンタリングのボールがオルジャイ・シャハンの前に落ちた。だが、オルジャイ・シャハンの放ったシュートは、枠を捉えることなく外に出て行った。同22分、左サイドからアルメイダの放ったシュ−トが、ギョクハンから跳ね返ってきたところを、オルジャイ・シャハンがゴールを決めた。ベシクタシュは、このゴールで、アウェー戦で0:1と先制した。同45分、ギョクハン・トーレが、ペナルティエリア・ライン上から放った強烈なシュートは、GKギョクハンがゴールを許さなかった。

                   モッタ、後半39分レッドカード

 後半11分、カイセリ・スポルのセファ・ユルマズが、右サイドから入れたセンタリングに、エルサン・ギュルムがパスコ−スに入り、コーナーキックに逃げ、カイセリ・スポルの他の選手に回るのを防いだ。同21分、フェルナンデスの蹴ったコーナーキックに、シヴォクがヘッドで合わせたが、ボールはバーの上を越えて外に出て行った。同37分、モッタの放ったシュートは、GKギョクハンの背中に当たり、ゴールインした。これで、ベシクタシュは0:2とした。同39分、モッタが、2枚目のイエローカードをもらった。同45分、オルジャイ・シャハンのパスを受け、エネラモが0:3とするゴールを決めた。ベシクタシュは、これで、この難しい試合を0:3の勝利で終えることができた。

【カイセリ・スポル】ギョクハン・デーイルメンジ=エンリケ・セレノ(後半45分:サリフ・ドゥルスン)、ズラブ・キザニシュヴィリ(後半40分:オメル・バイラム)、マルコ・シミッチ、アルパー・ウルダー=セファ・ユルマズ、アブドラハ・ドゥラク、クレイトン、パブロ・ムーシェ=ジャジャ、ノブレ
【ベシクタシュ】トルガ=アッティバ・ハッチンソン、シヴォク、エルサン・ギュルム、ラマン・モッタ=ヴェリ・カヴラク、オウズハン・オズヤクプ(後半35分:ケリム・フライ・コユンル)=ギョクハン・トーレ(後半16分:ネジプ)、フェルナンデス、オルジャイ・シャハン=アルメイダ(後半28分:エネラモ)




オヌルから悪い知らせ(タクヴィム紙 13.11. 9)

オヌル(タクヴィム紙)  レギア・ワルシャワ戦で傷んだオヌルに関する公式発表が、昨日行われた。

 トラブゾン・スポルに、大きなセーヴで、多くの試合を救ってきたオヌル・クヴラク・ショックが漂っている。レギア・ワルシャワ戦で傷み、交替を余儀なくされ、ゼキにあとを託したオヌル・クヴラクが、3週間ピッチに立てないことが明らかにされた。日曜日のゲンチレル・ビルリーイ戦には出場できなくなったオヌルに対する治療が、直ちに始められた。

                     公式発表

 トラブゾン・スポルのキョクセル・ギュネイ秘書長は、オヌル・クヴラクの故障は考えられていた以上の重さであると述べた。MR検査の結果、オヌルがゲンチレル・ビルリーイ戦には出場できないことは了解済みだと言うギュネイは、「MR検査を行った。大きな問題を抱えていることが判った。今は、明確なことを言うことができない。だが、回復するまでに3週間かかるだろと考えている」と語った。




レギア・ワルシャワ 0:2 トラブゾン・スポル(アクシャム紙 13.11. 8)

オルジャン(右)(ヒュリエット紙) コルマン(左)(ヒュリエット紙)  トラブゾン・スポルは、レギア・ワルシャワとのアウェー戦から、いい結果を残して戻ってくる。トラブゾン・スポルのゴールは、ドッサ・ジュニオールのオウンゴールとオルジャン・アドゥンがもたらしたものだ。この勝利で、勝ち点を10に伸ばしたトラブゾン・スポルは、数字の上では勝ち上がったというわけではないにしても、大きなアドヴァンテージを得た。

 UEFA欧州リーグJ組第4戦を、トラブゾン・スポルは、レギア・ワルシャワとアウェーで戦った。この試合の前半、優位に試合を進めたのはホームのレギア・ワルシャワの方だった。トラブゾン・スポルは、前半は、その存在感を見せることはができず、前半は0:0のまま終わった。

                  トラブゾン・スポル、後半に開花

 後半になって、トラブゾン・スポルが、少しは試合らしくなった。前半、故障を発生させたオヌル・クヴラクは、後半9分にゼキ・アイヤズと交替した。レギア・ワルシャワは攻撃を仕掛けているとき、ディフェンス面に大きなスペースができてしまっていた。このスペースを、トラブゾン・スポルがつき、同26分に、求めていたゴールが生まれた。左サイドから、オルジャン・アドゥンがペナルティエリア内へ向けセンタリングを入れた。GKを越えたボールが、レギア・ワルシャワのドッサ・ジュニオールに当たり、ゴールインしてしまった。0:1。同34分、カウンター攻撃で、フローレン・マルーダの前にボールが転がった。すると、マルーダは、ゴールライン際まで持ち込み、PKポイントにいたオルジャンにグランダーのパスを出した。走り込んできたオルジャンは、狙い澄ましたシュートを放つと、トラブゾン・スポルが0:2とするゴールが決まった。
 残りの時間では、他のゴールは生まれなかった。そして、トラブゾン・スポルは、第1戦同様、レギア・ワルシャワを0:2でくだした。トラブゾン・スポルは、J組で勝ち点を10に伸ばし、2回戦進出への大きな一歩を踏み出したのだった。

【トラブゾン・スポル】オヌル(後半8分:ゼキ・アイヤズ)=ボシングワ、ムスタファ・ユムル、バンバ(後半6分:ギライ)、アイクト・デミル=コルマン、ゾコラ=オルジャン、アドリアン・ミエルゼジェブスキ(後半39分:アランジーニョ)、マルーダ=エンリケ




メイレレスとギョクハン・ギョヌル、準備完了(ファナティック紙 13.11. 7)

エルスン・ヤナル監督(ファナティック紙) ギョクハン・ギョヌル(ファナティック紙) メイレレス(ヴァタン紙)  フェネルバフチェの2人のスター選手が、練習中での素晴らしい動きで、先発への復帰のシグナルを出している。

 フェネルバフチェでは、ダービーマッチに備えての準備が、間断なく続けられているが、40日間プレーをしていないメイレレスと、3週間試合に出ていないギョクハン・ギョヌルが、準備ができているということだ。
 先週末より練習を始めた2人の選手は、意欲的な態度で注目を集めていが、エルスン・ヤナル監督には、プレーできる状態であるというメッセージを与えていた。練習及び実戦に欠けるメイレレスとギョクハン・ギョヌルが、こういった貪欲さで、エルスン・ヤナル監督をかなり喜ばしくさせていた。
 同監督は、ギョクハン・ギョヌルとメイレレスの2人が、かなりの確度でもって、先発に復帰させるものと考えられている。同監督は、守備陣と中盤で影響力のある2人と、一人ずつ話し合いを持ち、ガラタサライ戦に向けて意気が上がっていることが明らかにされた。




コペンハーゲン 1:0 ガラタサライ(アクシャム紙 13.11. 6)

アイドゥン(中)(ガラタサライ公式HP) ドラクバ(左)(ガラタサライ公式HP)  2000年にUEFA杯を勝ち取ったパルケン・スタジアムで、今度は、ガラタサライが笑うことができなかった。ガラタサライは、チャンピオンズ・リーグB組第4戦を、コペンハーゲンと戦った。コペンハーゲンに勝利をもたらしたゴールは、ダニエル・ブラッテンから生まれた。ガラタサライは、この敗戦で、勝ち点は4に留まった。ガラタサライ、11月27日には、スペインでレアル・マドリードと戦うことになっている。同組のもう一試合は、ユベントスとレアル・マドリードが2:2で引き分けた。

チャンピオンズ・リーグB組第4節で、ガラタサライは、パルケン・スタジアムでホームのコペンハーゲンと戦った。この試合、ホームのコペンハーゲンが、優勢に試合を始めた。前半6分、右サイドからルリク・ギスラッソンが、グランダーのセンタリングを入れると、ダニエル・ブラッテンが、それに合わせるかのように触れると、ボールは、遠い方のバーに当たりゴールネットを揺らした。1:0。ガラタサライは、このゴールのあと、試合にバランスをとるような攻撃をしばしば仕掛けていった。同21分、ディディエル・ドラクバが、左サイドから、ペナルティエリア内にいたブラク・ユルマズに向けてのセンタリングを入れた。ブラクは、いい位置取りでヘディングシュートを試みたが、コペンハーゲンのGKが、ゴールを許さなかった。だが跳ね返りのボールを捉えたブルマのシュートは、ゴールが決まったかに見えたが、線審がフラッグを上げ、オフサイドと認定されてしまった。ガラタサライは、同35分、右コーナーキックをリエラが蹴った。ペナルティエリア内へと走り込んできたメロが、ジャンプしてヘッドで合わせた。だが、ボールはバーに当たり跳ね返されてしまった。跳ね返りのボ−ルを、再度、メロがヘディングシュートを試みたが、ボールは外に出て行ってしまった。前半、ガラタサライが求めた同点ゴールは生み出すことができなかった。そして、コペンハーゲンが1:0とリードしたまま、前半が終わった。

                     ガラタサライは一方的に攻めたが、、、、

 後半は、ガラタサライがより優勢に始めた。後半の多くの時間帯、ガラタサライがボールを支配していた。自陣に封じ込まれてしまったコペンハーゲンは、ガラタサライのゴールに攻め込むことすらできなかった。ガラタサライは、右から左から攻め立てたが、求めて止まないゴールを生み出せないままだった。そして、このアウェー戦に、ガラタサライは1:0で敗れてしまった。

【ガラタサライ】エライ・イシュジャン=エブエ、シェデュー、セミフ・カヤ(後半31分:ウムト・ブルト)、リエラ=アイドゥン・ユルマズ(後半17分:ジェイフン・ギュルセラム)、メロ、セルチュク・イナン、ブルマ=ブラク(後半41分:アンバラト)、ドラクバ




ゲンチレル・ビルリーイを、スタンクが飛躍させる(イエニ・シャファク紙 13.11. 5)

スタンク(イエニ・シャファク紙) ヴェイセル・サル(左)ジミー・ドゥルマズ(右)(イエニ・シャファク紙)  監督にメフメット・シーフォを起用したゲンチレル・ビルリーイが、今季好調のチームの一つエスキシェヒル・スポルをくだし、2連勝を遂げた。

トルコ・リーグ第10節で、ゲンチレル・ビルリーイは、ホームでエスキシェヒル・スポルを2:0でくだし、これで、メフメット・シーフォ監督就任とともに2連勝を遂げた。前半8分、ドーアのセンタリングに合わせ、ファーサイドにいたスタンクが、狙い澄ましたシュートを放つと、1:0と先制するゴールとなった。前半は、ゲンチレル・ビルリーイが1:0とリードしたまま終わった。後半8分、ゲンチレル・ビルリーイが、点差を2と拡げた。ペトコヴィッチのパスを、ペナルティエリア内で受けたスタンクが、見事なフェイントでかわしたあとシュートを試みるとゴールが決まり、自身の、またチームの2点目となった。試合は、ゲンチレル・ビルリーイが、2:0とリードしたまま終わり、ゲンチレル・ビルリーイは3勝目を記録し、勝ち点を10と伸ばした。そして、トルコ・リーグの下位から中位へと上昇した。

【ゲンチレル・ビルリーイ】ラマザン・キョセ=セルカン・クルトゥルシュ、アフメット・ユルマズ・チャルク、セダト・バイラク、ウーウル・チフティチ=ドーア・カヤ(後半19分:オズギュル・イレリ)、ペトロヴィッチ、ジャン・ジャック・ゴッソ=ジミー・ドゥルマズ(後半37分:メルヴァン・チェリク)、エルメン・ゼチ(後半27分:トミッチ)、スタンク
【エスキシェヒル・スポル】ボッフィン=ヴェイセル・サル、アカミンコ、ディエゴ、タルク・ジャンダル=ヒュリエット・グチェル(後半16分:ネジャーティ)、ンディアエ==カマラ、エルマン・クルチ(後半16分:メフメット・エルクト・シェンテュルク)、エルカン・ゼンギン=クリストバル・ヨルゲラ




運のないベシクタシュ(タクヴィム紙+トルコ・サッカー協会公式HP補綴 13.11. 4)

フェルナンデス(左)(ヒュリエット紙) オルジャイ・シャハン(中)(ミリエット紙)  カスムパシャでの無観客試合で、攻撃面で何ら有効なものを見せることのできなかったベシクタシュは、ゴールに迫ることすら厳しかった。今季開幕4連勝で始まったベシクタシュだが、その後、6試合で3引き分けを演じ、2つの負けで、勝ち点を12も失ってきた。

 ベシクタシュが、またまた勝ち点を失った。ここ数節、大不調に陥っているベシクタシュが、罰則規定に触れ、レジェプ・タユプ・エルド−アン・スタジアムで行われた女性と子どもだけに開放されたカラビュック・スポル戦を0:0の引き分けに終わった。これで、ベシクタシュは、3試合連続の引き分けとなった。この試合の最初の絶好機は、ベシクタシュの方に生まれた。前半3分、オルジャイ・シャハンが、ゴール左斜め前から強烈なシュートを放った。だが、GKウォーターマンが、しかっかりと胸に収めた。同28分、イスハクが蹴った右コーナーキックのボールが、直で枠に向かったが、トルガ・ゼンギンが際どいところで、再びコーナーキックへと変えた。同38分、オルジャイ・シャハンが、とってもいい位置取りをしていたオウズハンにパスを出した。だが、オウズハンの放ったシュートが全くダメで、惜しいチャンスを逸した。同39分、フーゴ・アルメイダが、ペナルティエリア内へと持ち込み強いシュートを放った。だが、GKウォーターマンがパンチングで防いだ。そのボールが、ペナルティエリア内にいたギョクハン・トーレの前に転がると、ギョクハン・トーレは、再度、アルメイダに出した。アルメイダが2回目のシュートを試みた。だが、ボールは、相手ディフェンダーに当たり外に出たためコーナーキックに替わった。かようにして、前半は、ゴールが生まれないで終わった。

                    イルハン、超絶好機を逸す

 後半は、テンポが落ち、チャンスすら不毛の展開となった。同4分、モタのパスを受けたオルジャイ・シャハンがシュートを試みたが、ウォーターマンが押さえた。同10分、トルガが、エルカン・カシュにゴールを許さなかった。同42分、恐らく、この試合の最大のチャンスではなかったろうか、イルハン・パルラクが全くフリーになりながら、ボールを外に蹴り出してしまった。同ロスタイム1分、ベシクタシュは、オルジャイ・シャハンが好機を掴みながら、それを生かすことができず、試合は、開始前同様の0:0のまま終わった。

【ベシクタシュ】トルガ=アッティバ・ハッチンソン、シヴォク、エルサン・ギュルム、ラマン・モッタ=ヴェリ・カヴラク(後半1分:セルダル・クルトゥルシュ)、オウズハン・オズヤクプ=ギョクハン・トーレ(後半34分:ケリム・フライ・コユンル)、フェルナンデス、オルジャイ・シャハン=アルメイダ(後半20分:エネラモ)
【カラビュック・スポル】ボーイ・ウォーターマン=ウーウル・ウチャル、イーイト・インジェデミル、ラリース・マビアラ、イスハク・ドーアン=サンバ・ソウ、ハカン・オズメルト=イルハン・パルラク、ルアルア(後半ロスタイム4分:フルカン




ロスタイムの応酬(フォトマッチ紙 13.11. 3)

メフメット・トパル(左)コリン・キャーズム・リチャーズ(右)(ヒュリエット紙) エメニケ(右)を讃えるジャネル・エルキン(左)(ミリエット紙)  まるでアニメ映画を観ているかのようにわくわく感満載の試合の終盤、後半45分には、フェネルバフチェが1:2とリードしていた。同ロスタイム1分、バッターシャがゴールを決め2:2。そして、同ロスタイム4分、エゲメンがゴールを決め、スコアは2:3となった。

 首位に立つフェネルバフチェが、ここ数節嵐の如き吹き荒れているブルサ・スポルを、そのホームで撃破した。両軍のサポーターが、交互に喜び合ったこの試合のゴールの幕開きは、ホームのブルサ・スポルが放った。フェルハト・キラズが、1:0とリードするゴールを決めたのだ。フェネルバフチェのお返しのゴールは、後半になってからだった。同17分に投入されたヴェボが、その1分後に、ファーストタッチでゴールを決めたのだ。1:1。両者ともに好機を編み出していた試合の終盤、長年に渡り忘れられはしない瞬間が舞台に上がった。まず、フェネルバフチェが、エメニケのゴールで歓喜に包まれた。1:2。

                    ダービーマッチに向け意気上がる

 副審が残り時間4分を示したときには、誰しもが、このまま終わるだろうと考えていたが、喜びの訪れる番は、再びブルサ・スポルに巡ってきた。ロスタイム1分で、バッターシャが2:2とするゴールを決めたのだ。観客がやきもきする試合の最後に笑ったのはフェネルバフチェの方だった。同ロスタイム4分、フリーキックを蹴ったエゲメン・コルクマズが、フェネルバフチェの勝利を宣言するゴールを決めたのだった。2:3。このようにして、フェネルバフチェは、ここ4試合、ゴールを許さなかったブルサ・スポルに、3ゴールを浴びせ勝利を収めただけではなく、次節に対戦するガラタサライとの一戦に向けて、大いに意気が上がったのだった。

【ブルサ・スポル】フライ=バッサー、セルダル・アズィズ(後半1分:イブラヒム・オズテュルク)、レナート・チヴェッリ、タイエ・タイウォ=シャミル・ジナズ(後半34分:ヤシン・ペフリヴァン)、ベルッシ=ムラト・ユウドゥルム(後半21分:シェネル・オズバイラクル)、バッターシャ、フェルハト・キラズ=コリン・キャーズム・リチャーズ
【フェネルバフチェ】ヴォルカン=メフメット・トプズ、アルヴェス、エゲメン、ジャナル・エルキン=アルパー、メフメット・トパル(後半17分:エムレ・ベレズオウル)、クリスティアン(後半17分:ヴェボ)=カイト、エメニケ(後半39分:セルチュク・シャヒン)、ソウ




ユルマズ一家の戦士たち(ヴァタン紙 13.11. 2)

メロ(左)(ガラタサライ公式HP) ドラクバ(ガラタサライ公式HP)  トルコ・リーグ第10節開幕試合で、ガラタサライがコンヤ・スポルをホームに迎えた。

 ガラタサライは、ホームでコンヤ・スポルを迎え、来週戦うコペンハーゲン戦を前に気分を盛り上げ、そして、カドゥキョイに向け最小の勝ち点差で臨むことを望んでいた。しかし、ガラタサライは個人的なミスを犯し、またマンシーニ監督の示す指示に慣れてないことから来る厳しさのなか、死んで死んで生き返った試合で勝ち点3をようやく得た。
 ここ3節、定位置を確保していたスナイダーが、前半5分、エムレ・チョラクと交替した。コンヤ・スポルは、前線からのプレスを行ったため、ガラタサライは、中盤でボールを支配できずバックパスばかりを始めた。前半7分、シェデューのバックパスが、ムスレアを厳しい状況に追いやった。
 ムスレアが辛うじて蹴ったが、その距離が短く、ボールはゲカスの前に落ちた。だが、ゲカスの放った強烈なシュートは、僅かに枠を捉えられず外に出て行った。このときのフォーメーションを学習できていなかった守備陣が、同16分、同様のケースが起こった。このときは、ゲカスがシュートをしたのではなく、ゲカスはレジェプにパスを出し、そのレジェプがゴールを決めたのだった。4分間のロスタイムのなか、ウムト・ブルトが、ボールを中へ入れた。ファーサイドにいたドラクバが、ヘッドで合わせると同点ゴールをもたらし、前半は、このスコアのまま終了した。1:1。
 後半、ガラタサライは、プレースタイルを大きく変えたわけではなかったにも拘わらず、コンヤ・スポルのゴールマウスは、長きにわたり耐えることができなかった。同20分、アイドゥンが入るとその僅か2分後に、ブラクへのいいパスで、ブラクがGKと1対1となるようにしむけた。ブラクは、GKをかわしボールをゴールマウスに送り込んだのだった。2:1。、

【ガラタサライ】ムスレア=サブリ、シェデュー、セミフ・カヤ、エブエ=メロ、セルチュク・イナン=ウムト・ブルト(後半15分:アイドゥン・ユルマズ)、スナイダー(前半9分:エムレ・チョラク、後半45分:ジェイフン・ギュルセラム)、ブラク=ドラクバ
【コンヤ・スポル】シャルル・イタンジェ=アリ・トゥラン、エルディンチ・ヤウズ、セリム・アイ、エルギュン・テベル=トマス・ボレク(後半28分:キボング)、メフメット・ギュヴェン=オメル・アリ・シャヒネル(後半28分:ジャルマ)、レジェプ・アイドゥン(後半43分:ンドゥアセル)、ハサン・カブゼ=テオファニス・ゲカス




ブルサ・スポル、連勝を目ざして(TRT 13.11. 1)

トゥンジャイ(イエニ・シャファク紙) コリン・キャーズム・リチャーズ(ヒュリエット紙) ダウム監督(ファナティック紙)  ブルサ・スポルの目はフェネルバフチェ戦に向けられている。

 トルコ・リーグ第10節で、明日、フェネルバフチェをホームに迎えるブルサ・スポルは、強豪相手に勝利を収め連勝を狙っている。ブルサ・スポルでは、クリストフ・ダウム監督、トゥンジャイ・シャンル、キャーズム・キャーズムにとっては、フェネルバフチェ戦というのは特別な意味を持っている。彼らは、以前、フェネルバフチェのユニフォームを着ていたことがあるからだ。その彼らが、明日、フェネルバフチェとの一戦に臨もうとしているのだ。
 トルコ・リーグでの直近の3試合では、カラビュック・スポルを1:0,カイセリ・スポルを2:0,コンヤ・スポルを1:0と勝利を続けているブルサ・スポルは、同様の結果をフェネルバフチェ戦でも描くことを狙っている。試合に備えての準備を完了したブルサ・スポルは、オズルジェ・クラブハウスで合宿に入っている。

                    予想される先発メンバー

 ブルサ・スポルでは、故障のオザン・イペク以外は欠ける選手はいない。風邪のため、先日のチーム練習に加わっていなかったセスタクがプレーできるかは、試合当日に明らかになろう。
 ブルサ・スポルが、この厳しい試合に臨む先発メンバーは、次の選手が想定される。フライ、バッサー、セルダル・アズィズ、レナート・チヴェッリ、タイエ・タイウォ、ムラト・ユウドゥルム、シャミル、フェルハト・キラズ、ベルッシ、バッターシャ、コリン・キャーズム・リチャーズ。




スナイダー、アウト、替わってブルマ、イン(ファナティック紙 13.10.31)

スナイダー(タクヴィム紙) ブルマ(ファナティック紙) マンシーニ監督(ファナティック紙)  ガラタサライで、選手の交替が見られる。トルコ・リーグで、明日、ホームにコンヤ・スポルを迎えるガラタサライで、スナイダーの足首の痛みが続いてることが明らかになった。

 このため、コンヤ・スポル戦ではリスクを冒したくないことから、スナイダーの姿はないことになる。その穴を、ブルマで埋めることになろう。チャンピオンズ・リーグのコペンハーゲン戦で、素晴らしいサッカーを見せながらも、外国人枠の関係でカイセリでのアウェー戦には、登録メンバーにも入れられなかった19歳のブルマが、コンヤ・スポル戦では、左サイドに投入されるものと思われる。スナイダーを欠くため、システムは4-4-2で臨むものと思われ、トップにはブラクとドラクバ、右サイドにはウムト・ブルト、そして左サイドにはブルマを配置するものと思われる。




フェネルバフチェに朗報(イエニ・シャファク紙 13.10.30)

エルスン・ヤナル監督(ザマン紙) メイレレス(ファナティック紙) ギョクハン・ギョヌル(トルコ・サッカー協会公式HP)  フェネルバフチェは、トルコ・リーグ第10節で、アウェーで戦うブルサ・スポル戦に備えて準備を続けている。

 フェネルバフチェ・ジャン・バルトゥ・グランドで、エルスン・ヤナル監督指揮下行われた練習の最初の15分間が、報道陣に公開して行われた。身体を動かしながらクールダウンすることを目的に練習を行ったフェネルバフチェの選手は、2つのグループに分かれ、ランニングとウォーミングアップを行ったあと、フット・テニスを行っていた。他のグループは、5:2のボールの奪い合い兼パス練習を行ってから、練習の最後には、個人練習を行って打ち上げた。
 フェネルバフチェの選手の中では、故障のため、この間、チーム練習には加わってこなかったポルトガル人選手ラウル・メイレレスは、本日の練習全てに加わっていた。ギョクハン・ギョヌルは、チームから離れての特別プログラムを含む練習を行い打ち上げた。
 フネルバフチェば、ブルサ・スポル戦に備えての準備を、10月31日(木)にも引き続き行う予定である。午前11時に始まるこの練習の最初の30分間が、報道陣に公開される予定である。




点の取り合い、カスムパシャが制す(タクヴィム紙 13.10.29)

エンリケ(中)(トラブゾン・スポル公式HP) マルーダ(中)(トラブゾン・スポル公式HP)  前半18分のケレムの見事なゴールに、同4分、エンリケがお返しのゴールを浴びせた。同40分のアデム、後半16分のスカリオーネのゴールで、カスムパシャは点差を2と拡げた。同23分には、オルジャンがゴールを決め、トラブゾン・スポルに希望がつながれた。だが、10人となってしまったトラブゾン・スポルは、同点に追いつくことができなかった。

 トルコ・リーグ第9節の最終試合で、カスムパシャが、ホームでトラブゾン・スポルを3:2でくだし、2位に上がった。この試合にスピードを持って臨んだカスムパシャは、右からも左からも攻撃を仕掛け、トラブゾン・スポルのゴールに迫って行った。そして、このプレッシャーに、カスムパシャは、前半18分に答えを出した。相手陣内、ゴール少し左斜め前で、ボールを得たケレムが、かなりの距離からシュートを放つと、これが見事なゴールを生んだのだった。1:0。このゴールの後も、攻める手を止めなかったカスムパシャに、トラブゾン・スポルから早々に返礼を受けることになった。同24分、カスムパシャのペナルティエリア内のゴール左斜め前から、マルーダがシュートを放った。GKイサクソンから跳ね返ったボールに対し、エンリケがシュートを放ったが、バーに当たり跳ね返ってきた。だが、再度、エンリケが、シュートを試みると相手ゴールネットを揺らした。1:1。同27分、ゴール左斜め前からバベルが蹴ったフリーキックは、直接ゴールを狙ったが、狙いとは違い枠を捉えることなく外に出て行った。同39分、カストロが、超ロングシュートを試みたが、オヌルが際どくコーナーに逃げた。左コーナーキックのボールが、ゴールエリアへのセンタリングとなり、ヘッドでの競り合いとなり、そこからのこぼれ球でアデムがシュートを狙うと、相手ゴールネットを揺らした。2:1。これで、カスムパシャは、前半を2:1とリードしたまま終わった。

                    カスムパシャの3点目は後半16分に生まれる

 後半16分、効果的なパスを駆使しペナルティエリア内まで入り込んだカスムパシャのスカリオーネは、マルキと壁パスを行い、ペナルティエリア内へと進んでいった。そして、狙い澄ましたシュートを放つとゴールが決まった。同23分、オルジャン・アドゥンが、左足で蹴ったフリーキックは、直接ゴールを狙った。すると、ゴール右隅に突き刺さった。3:2。同30分、アイクトが、同じ時間に2枚のイエローカードをもらったため、トラブゾン・スポルは10人になってしまった。同41分、バンバが、絶好の位置からループシュートを試みたが、枠を捉えられず外に出て行った。

【カスムパシャ】イサクソン=エルヤサ・スメ、ヤルチュン・アイハン、リャン・ドンク、サンジャク・カプラン=ケレム・シェラス(後半45分:バルシュ・バシュダシュ)、アンドレ・カストロ(後半ロスタイム3分:イルハン・エケル)=アデム・ブユック(後半41分:タバレ・ヴィウデス)、オスカー・スカリオーネ、リャン・バベル=サナハルビ・マルキ
【トラブゾン・スポル】オヌル=ボシングワ、バンバ、ギライ、アイクト・デミル=ゾコラ(後半42分:アイクト・アクギュン)、ソネル・アイドードゥ(後半1分:ヤンコ)=ユスフ・エルドーアン、マルーダ、オルジャン=エンリケ




ガラタサライ、カイセリでまたも吠える(ザマン紙+トルコ・サッカー協会公式HP補綴 13.10.28)

ドラクバ(中)(ガラタサライ公式HP) スナイダー(左)を讃えるサブリ(右)(ガラタサライ公式HP)  ガラタサライは、マンシーニ監督のもと勝利を継続中だ。ガラタサライは、トルコ・リーグで最下位に沈んでいるカイセリ・スポルと対戦し、前半にスナイダーとシェデューの2つのゴールを決めた。ホームのカイセリ・スポルは、ムーシャ(PK)とジャジャがゴールを決め同点に追いついた。後半には、ブラクのゴールが決まり、またドラクバは、フリーキックを直接決め、不運を拭い去った。4:2。これで、ガラタサライは、39シーズン目もカイセリ・スポルに勝った。

 チャンピオンズ・リーグで、コペンハーゲンに勝ち、上位進出に希望が出てきたガラタサライが、トルコ・リーグで厳しい日々を送っているチームカラーが同じカイセリ・スポルとアウェーで戦った。1974年以来、ホームのカイセリ・スポルには負けていないガラタサライは、昨日もまた、この勝利を受け継いだ。2:4。ロベルト・マンシーニ監督は、今季、一つの型を作り出した。相手に対し3人のFWを送り出した同監督は、ウムト・ブルトを、今季初めて先発に起用したのだった。
 アウェーのガラタサライが、初めてゴールに近づいたのは、前半12分、ブラクによってだった。その2分後、スナイダーが幕開けのゴールを決めた。ブラク・ユルマズのアシストを受け、ボールをよく追いかけたスナイダーが、ゴールを決めたのだった。0:1。同20分、カイセリ・スポルのゴールエリア内で、まるでピンポンのようなやりとりの中で、スナイダーがジュネイトを、またブラクがGKエルトゥールルに競り勝つことができなかった。
 同25分、シェデューが表舞台に登場した。セルチュク・イナンのパスのパスをPKポイントの地点で受けたシェデューが、相手ゴールネットを揺らし点差を2と開いた。2:0。前半終了間際の時間帯、動きがだるくなったガラタサライに、カイセリ・スポルが教訓となることをしでかした。同44分、シェデューが、ペナルティエリア内でオメル・バイラムを倒したため、カイセリ・スポルがPKを得たのだ。そして、この好機をムーシェが逃すことはなかった。2:1。その1分後、オメルが左サイドを、スピードを持って駆け上がった。ゴールマウスに平行に入れられたボールに、ジャジャが合わせるとゴールが決まったのだ。2:2。
 ミスをミスとして理解したガラタサライは、後半に入ると、そのミスを繰り返すことはなかった。同12分、スナイダーに替わって投入されたエムレ・チョラクが出したパスを、PKポイント近くで得たブラクが、この度は許さなかった。2:3。同20分と26分は、カイセリ・スポルの腕が足りなかった。同29分、ドラクバが、チームを楽にさせた。ガラタサライが得たフリーキックを、セルチュク・イナンとパス交換をしたあと、ダイレクトにゴールにたたき込んだのだった。2:4。90分間の試合が終わると、スコアボードは、ガラタサライが39年間勝ち続けていることを示していた。

【カイセリ・スポル】エルトゥールル・タシュクラン=ジュネイト・キョズ(後半29分:ズラブ・キザニシュヴィリ)、エンリケ・セレノ、マルコ・シミッチ、アルパー・ウルダー=スルジャン・ミヤイロヴィッチ、タネル・ヤルチュン(後半28分:オカイ・ヨクシュル)=セファ・ユルマズ、パブロ・ムーシェ、オメル・バイラム(後半31分:ノブレ)=ジャジャ
【ガラタサライ】ムスレア=サブリ、シェデュー、セミフ・カヤ、ダニー=メロ、セルチュク・イナン(後半35分:エンギン・バイタル)=ウムト・ブルト、スナイダー(後半1分:エムレ・チョラク)、ブラク(後半34分:ジェイフン・ギュルセラム)=ドラクバ




勝者、敗者、ともになし(ファナティック紙 13.10.27)

アルメイダ(右)(ミリエット紙) オルジャイ・シャハン(中)(ミリエット紙)  トルコ・リーグ第9節で、アクヒサル市役所スポルとベシクタシュが3:3で引き分けた。ベシクタシュのゴールは、オルジャイ・シャハン(前半18分)、オウズハン・オズヤクプ(前半40分)、アルメイダ(後半9分)、アクヒサル市役所スポルのゴールは、ブルーノ(前半24分と35分)、ビラル・クサ(前半38分)のあげたものである。

 マニサ5月19日スタジアムで行われたこの試合は、ベシクタシュが、相手に比べてより優位に始めたが、アルメイダが、その攻撃を引っぱっていっていた。前半18分、ここ4節、故障のためピッチから遠ざかっていたオウズハン・オズヤクプが、素晴らしいスルーパスを出すと、そのボールをアクヒサル市役所スポルのペナルティエリア内で受けたオルジャイ・シャハンがゴールを決めた。0:1。同24分、アクヒサル市役所スポルは、ブルーノ・メゼンガが見事なゴールを決め、同点に追いついた。

                    前半はゴールラッシュ

 前半35分、アクヒサル市役所スポルは、ウーマル・ニアセがとってもゴールに近づいた。だが、トルガ・ゼンギンがコーナーへと逃げた。コーナーキックを得たアクヒサル市役所スポルは、そこから生まれたゴール前の混戦のなか、1点目を入れたブルーノが、2:1とリードするゴールを決めた。このゴールの2分後、ケナン・オゼルが右サイドから持ち込んだボールを受けたビラル・クサが、とってもいいゴールを決め、スコアを3:1とした。同40分、ベシクタシュの若きスター選手オウズハン・オズヤクプが、右サイドからペナルティエリア内へと持ち込んだ。そして、強烈なシュートを放つと、点差を1と縮めるゴールを決めた。2:3。前半は、これ以外にはゴールは生まれず、アクヒサル市役所スポルが3:2とリードしたまま終わった。

 後半が始まるとともに、ベシクタシュは、アクヒサル市役所スポルのゴールに向かい攻め始めた。同9分、マヌエル・フェルナンデスが、右サイドからあげたセンタリングに、ヘッドで合わせたアルメイダが、同点となるゴールを決めた。ベシクタシュは、このゴールのあと、ハイテンポで進めていたサッカーを、少しトーンダウンさせた。同28分、ベシクタシュは、この日1点目を決めたオルジャイ・シャハンをさげて、替わりにケリム・フライを投入した。同41分、フェルナンデスの素晴らしいスルーパスを、ペナルティエリア内で受けたモッタが、直ちに折り返したが、誰もボールに合わせることができず、ベシクタシュは、絶好機を逸してしまった。同45分、プレスをかなり効かせたベシクタシュは、フェネルバフチェがゴールにとっても近づいたが、GKオウズがゴールを許さなかった。そして、この驚異の試合は3:3の引き分けで終わった。

【アクヒサル市役所スポル】オウズ・ダーラルオウル=エムラー・エレン、ソンコ、ウーウル・デミロク、チャーダーシュ・アタン=メルテル・ユジェ、ビラル・クサ=アフメット・ジェベ(前半22分:ケナン・オゼル)、ブルーノ・メゼンガ(後半14:セルタン・ワルダル)、ギュライ・ヴラル=ウーマル・ニアセ(後半42分:メフメット・アクユズ)
【ベシクタシュ】トルガ=セルダル・クルトゥルシュ、エスキュデ、エルサン・ギュルム、ラマン・モッタ=オウズハン・オズヤクプ(後半29分:アッティバ・ハッチンソン)、ヴェリ・カヴラク=ギョクハン・トーレ、フェルナンデス、オルジャイ・シャハン(後半17分:ケリム・フライ・コユンル)=アルメイダ(後半38分:ムスタファ・ペテクメク)




驚くべきいいサッカーを見せた前半(タクヴィム紙+トルコ・サッカー協会公式HP補綴 13.10.26)

クリスティアン(右)(ミリエット紙) エメニケ(左)を讃えるメフメット・トパル(右)(ミリエット紙)  試合開始早々、相手陣内に攻め込んだフェネルバフチェは、前半14分エメニケ、同39分にはソウのゴールで2点差をつけた。ガジアンテップ・スポルは、後半30分のスティリッチのゴールで希望が出てきたが、同41分に、サリフ・ウチャンがアレックスの如きアシストで、エメニケがゴールをあげスコアを決した。

 フェネルバフチェが、ビュレント・ウイグン監督率いるガジアンテップ・スポルをくだし前に進んだ。勝ち点19をあげトルコ・リーグで首位に立つフェネルバフチェが、シュクル・サラチオウル・スタジアムで、ガジアンテップ・スポルを3:1でくだした。試合開始早々、相手ゴールに向かい見事なプレッシャーをかけていったフェネルバフチェは、まさに芸術的なサッカーを見せた。前半4分、クリスティアンの左からのセンタリングに、ニアサイドにいたエゲメン・コルクマズがヘッドで合わせたが、ボールは枠を捉えずに外に出て行った。同14分、フェネルバフチェが先制した。アルパー・ポトゥクのセンタリングに、全くフリーとなっていたエメニケがヘディングシュートでゴールを決めたのだった。1:0。同39分、フェネルバフチェが点差を2と開いた。エメニケのパスを、ペナルティエリア内左サイドで得たクリスティアンがセンタリングを入れると、ソウが狙い澄ましたシュートを放つとスコアを2:0とするゴールとなった。同43分、ペナルティエリア外ゴール左斜め前から、ジャネル・エルキンが強烈なシュートを放ったが、ボールはサイドネットの外側に吸い込まれただけだった。前半は、2:0のままで終わった。ガジアンテップ・スポルは、後半に入り、少しは動きが良くなった。同19分、トゥラオレがフリーになりながら、放ったシュートは枠を捉えることができなかった。その1分後、ジェンク・トスンが、大切なチャンスを逃してしまった。同29分、カイトの枠を捉えたシュートは、エクレムが足を出して防いだ。その1分後、スティリッチのゴールが決まり、点差が1点と縮まった。トゥラオレが、右サイドからペナルティエリア内へと入れたボールを、ヘッドでスティリッチの前へ落とした。PKポイント近くという絶好の位置でボールを得たスティリッチが、狙い澄ました且つ強いシュ−トを放つとゴールが決まったのだった。2:1。しかし、同41分、サリフ・ウチャンの素晴らしいアシストから、エメニケがゴールを決めスコアを決した。サリフ・ウチャンは、左サイドでフェイントをかけながらペナルティエリア内へと持ち込み、ゴールライン際からグランダーのパスを入れた。すると、絶好の位置でボールを得たエメニケが、至近距離からゴールを決めたのだった。3:1。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン=メフメット・トプズ(後半28分:アルヴェス)、ベキル、エゲメン、ジャナル・エルキン=クリスティアン、メフメット・トパル、アルパー(後半36分:サリフ・ウチャン)=カイト、エメニケ、ソウ(後半39分:ヴェボ)
【ガジアンテップ・スポル】セルダル・クルビルゲ=エクレム・ダー、ケコジェヴィッチ、マリウス・スタンケヴィキウス、シェノル・ジャン(後半1分:ジレス・ビニャ)=オルハン・ギュレ(後半17分:スティリッチ)、ハリス・メドゥニャニン=トゥルグト・ドーアン・シャヒン、アブドゥ・トラオレ、ムハンメド・デミル(後半40分:ムスタファ・ドゥラク)=ジェンク・トスン




完全無欠のトラブゾン・スポル(ザマン紙+トルコ・サッカー協会公式HP補綴 13.10.25)

ヤンコ(トラブゾン・スポル公式HP) オルジャン(中)(トラブゾン・スポル公式HP)  ヨーロッパのカップ戦で、トラブゾン・スポルの風が吹き続けている。トラブゾン・スポルが、UEFA欧州リーグ第3戦で、レギア・ワルシャワを2:0でくだしたのだ。アヴニ・アカル・スタジアムで行われたこの試合、トラブゾン・スポルのゴールは、ヤンコとオルジャンがあげたものだった。この結果、トラブゾン・スポルは勝ち点を7に伸ばし、首位に立った。

 欧州リーグJ組で好調のトラブゾン・スポルが、ホームにポーランドのレギア・ワルシャワを迎えた。第1戦で、アポロン・リマソールをアウェーで1:2でくだし、次いでホームで、ラツィオと勝利が手から滑り落ちた3:3の引き分けを演じたトラブゾン・スポルは、レギア・ワルシャワに対しても緩むことはなかった。2:0。このようにして、トラブゾン・スポルは、同組の全チームとの対戦に結果を残してきた。トラブゾン・スポルは、この試合、故障中のコルマン、構想外となったバトゥハンとヴォルカン・シェンは、メンバーから外れた。ムスタファ・アクチャイ監督は、ユスフ・エルドーアンを先発から外し、出場機会に恵まれなかったヤンコを先発に起用した。トラブゾン・スポルが、優勢に試合を始めたこの試合、ゴールが早々に生まれた。前半7分、マルーダからのパスをペナルティエリアのゴール右斜め前で受けたエンリケが、グランダーのパスをヤンコに出した。ヤンコがシュートを放つと、ボールはGKスカバに当たり跳ね返ってきた。そこで生まれた混戦のなか、再度、ヤンコが倒れこみながらシュートを放つと、ボールは相手ゴールネットを揺らしていた。1:0。
 レギア・ワルシャワは、同37分、初めていいところを見せた。だが、ドゥヴァリシヴィリのシュートは、オヌルが防いだ。同42分、オルジャンが、とってもゴールに近づいた。だが、シュートが悪く結果を出すことができなかった。後半の45分も、相手にプレッシャーをかけていったトラブゾン・スポルは、ヤンコとエンリケが、次から次へと好機を逸していった。最後の30分間は、アウェーのレギア・ワルシャワが、トラブゾン・スポル陣内でより多く動くようになった。同32分、GKオヌルが、この試合のハイライトとなる見せ場を作った。ドゥヴァリシヴィリが、ペナルティエリア内のゴール右斜め前から、とっても強いシュートを放った。だが、オヌルは、絶対にゴールを許すものではなかった。オヌルから跳ね返ったボ−ルは、フルマンの前にこぼれた。そのフルマンの強烈なシュートを、オヌルは許すものではなかったのだ。同37分、オルジャンのゴ−ルで、トラブゾン・スポルは楽になった。オルジャンが、右サイドから蹴ったフリーキックのボールが、直接ゴールネットに突き刺さったのだった。2:0。残りの時間では、新たなゴールは生まれず、トラブゾン・スポルは、2:0で、この試合を制したのだった。トラブゾン・スポルは、これで勝ち点を7に伸ばし首位を堅持し、一方のレギア・ワルシャワは、同組で勝ち点なしのままである。

【トラブゾン・スポル】オヌル=ボシングワ、ムスタファ・ユムル、バンバ、アイクト・デミル=マルーダ、ゾコラ=オルジャン、エンリケ(後半35分:エムレ・ギュラル)、アドリアン・ミエルゼジェブスキ(後半36分:ソネル・アイドードゥ)=ヤンコ(後半25分:ユスフ・エルドーアン)




ヨーロッパに強いのを見せつけた、3:1(ファナティック紙 13.10.24)

メロ(右)(トルコ・サッカ−協会公式HP) ドラクバ(ガラタサライ公式HP)  テュルク・テレコム・アリーナで、こんな姿のガラタサライを見るなんて。苦悩の日々にまいってるガラタサライのサポーターの前で、随分と久方ぶりに楽々と勝った試合を観ることができた。コペンハーゲンを前にして、メロが錠を外した。スナイダーとドラクバが、点差を開くゴールを決めた。これで、ガラタサライは、今季チャンピオンズ・リーグで初勝利をあげることになった。希望が費えかけたかのように見えたこのカップ戦で、マンシーニ監督率いるガラタサライは、ユベントスを追い抜き、2位につけるkとになった。  グループ戦第3戦を、コペンハーゲンをホームに迎えたガラタサライは、素晴らしいサポーターの声援を受け、試合に臨んだ。ハカン・バルタが故障で出場できないところ、マンシーニ監督は、替わってダニーを置いた。また、これとは別に、同監督はブルマを先発メンバーに入れた。4-2-3-1の隊形を執ったガラタサライは、ブラクを左サイドにもってきて、ドラクバをワントップに置いた。

                   前半で仕事は成し遂げた

 この試合に、いい感じで臨んだのはガラタサライの方だった。試合開始直後から優勢に臨んだガラタサライで、ブルマを置いた右サイドが、最高度に有効に機能していた。この右サイドからボールを前線へ持ち込み、好機を作り出そうとしていたガラタサライは、前半5分、セルチュク・イナンのセンタリングに、ファーサイドにいたスナイダーがボレーで合わせてシュートを試みたが、ボ−ルはGKがキャッチした。メロとセルチュク・イナンが中盤で見せた有効なプレーで、ガラタサライはこの地域を支配した。同10分、またしても右サイドから生まれた攻撃で、ドラクバがゴールライン際から、ダニーにパスを出した。ダニーはダイレクトに上げたセンタリングに、メロが強烈なヘディングシュートを試みると、ボールは相手ゴールネットを揺らしていた。1:0。早々と生まれたゴールは、試合のストレスを減じる効果があった。同38分、エブエが、ブルマから受けたボ−ルを持ち、速い攻撃を仕掛け、スナイダーにボールを出した。スナイダーは、そのボールで ダイレクトシュートを試みると、ゴールネットを揺らしていた。2:0。同45分、ブルマがボールを持ち込み、その右を駆け上がっていたエブエにパスを出した。この日大活躍のエブエは、ゴールライン際から内へ折り返すと、ドラクバが狙い澄ましたゴールを決め、点差を3と開いたのだった。

                   点差を拡げることはできたはず

 コペンハーゲンは、後半の冒頭5分は、攻撃を仕掛ける努力をしていたが、それも長くは続かなかった。それ以後は、再び試合を支配したガラタサライは、望ましいプレーを示すことに成功していた。だが、ブラクを始め、ガラタサライの選手たちは、点差を拡げるチャンスを生かすことができなかった。後半42分、クラウデミルのあげたゴールが、コペンハーゲンがあげた唯一の得点となった。この試合を通じて、相手に息をつがせなかったガラタサライが、3:1で勝利をおさめた。

【ガラタサライ】ムスレア=エブエ、シェデュー、セミフ・カヤ、ダニー=メロ(後半31分:ジェイフン・ギュルセラム)、セルチュク・イナン=ブルマ、スナイダー(後半35分:アンバラト)、ブラク=ドラクバ(後半41分:ウムト・ブルト)




朗報、ケガ人が戻って来る(ファナティック紙 13.10.23)

シヴォク(ヒュリエット紙) ムハマド(ベシクタシュ公式HP) アッティバ・ハッチンソン(ファナティック紙)  チャイクル・リゼ戦では重要な選手を欠いて臨んだベシクタシュに、けが人たちが戻ってくる。

 アッティバ・ハッチンソンが、今日以後は故障が完治したということで、アクヒサル市役所スポルとのアウェー戦には出場できるということだ。練習中に傷み、チャイクル・リゼ戦では選手登録されなかったムハンマドもチームに合流して練習を行なうだろう。ムハンマドは、故障の具合はたいしたことがなく、アクヒサル市役所スポル戦には出場できる状態だということだ。先日行われた試合の前ウォーミングアップ中に故障を発生させたシヴォクからもいい知らせが届いた。左脚筋肉に痛みがが出たためリスクをおかしたくなかったチェコ人ストッパーのシヴォクは、昨日、詳細な検査を受けた。その検査の結果、大した問題には至っていないことが判ったため、今週中の練習に加わることは可能であり、週末の試合には先発に復帰できるだろうということだ。




ゴールもなし、見せ場もなし(タクヴィム紙 13.10.22)

フェルナンデス(右)(ヒュリエット紙) ネジプ(左)(ヒュリエット紙)  ガラタサライとのダービーマッチで起きた不祥事のため罰則を適用され始めたベシクタシュが、チャイクル・リゼ戦で、重要な勝ち点2を失った。ハッチンソンとオウズハンを求めても仕方のないベシクタシュは、ここ3節で勝ち点5を失った。

 ベシクタシュが、オリンピック・スタジアムでまたしても舞い上がれなかった。ガラタサライ戦での不祥事のため、4試合女性と子どもだけにしか開放されていないスタジアムで行われたチャイクル・リゼ戦を、0:0の引き分けに終わったのだ。これで、ベシクタシュは、ここ3節で勝ち点5を失うことになった。かなりテンポの落ちた試合の最初のビッグチャンスは、アウェーのチャイクル・リゼに訪れた。前半5分、アリ・アドゥナンが蹴ったコーナーキックのボールに、ペナルティエリア内でいいジャンプをしたオボアボナがヘッドで合わせたが、ボールはGKトルガ・ゼンギンの押さえるところとなった。同13分、アルメイダがグランダーの強烈なシュートを放った。GKセルカンからこぼれたボールは、チャイクル・リゼのディフェンダーが大きくクリアした。同13分、フェルナンデスとのワンツーで抜けたヴェリ・カヴラクが、ペナルティエリア内で相手選手をすり抜けたが、望むべきシュートを打てなかった。同36分、相手ディフェンスの裏をとり、ペナルティエリア内へと入り込んだオルジャイのパスを受けたアルメイダがフリーの位置をとりながらゴールに向き合った。だが、アルメイダは、右足でGKセルカンの頭上を越えるシュートを狙ってしまったために、絶好機を逸してしまった。このようにして、前半は両者無得点で終わった。後半は、ベシクタシュがより貪欲に試合に臨んだ。同3分、ヴェリ・カヴラクがペナルティエリア内へと入り込み強いシュートを放った。ディフェンダーに当たったボールは、GKセルカンにより際どくコーナーへと逃げられた。

                    アルメイダ、決してGKセルカンを越えることはなかった

 同11分、フェルナンデスの蹴ったフリーキックのボールに、エルサン・ギュルムが触れることができなかったが、GKセルカンは、頭上を越えようとした強いボールを、辛うじて防いだ。同16分、アリ・アドゥナンが、遠目から強烈なシュートを放った。しかし、トルガが辛うじて胸に収めた。同16分、アルメイダが、またしてもゴールに迫った。しかし、またしてもGKセルカンを越えるものではなかった。同26分、今度は、チャイクル・リゼがゴール間近に迫った。シルヴェストゥレのシュートは、トルガがコーナーに逃げた。この結果、この試合は試合開始と同様、0:0のまま終わった。

【ベシクタシュ】トルガ=セルダル・クルトゥルシュ、エスキュデ、エルサン・ギュルム、ラマン・モッタ=ネジプ(後半22分:オメル・シシュマノウル)、ヴェリ・カヴラク=ギョクハン・トーレ、フェルナンデス、オルジャイ・シャハン(後半17分:デンティーニョ)=アルメイダ(後半35分:ムスタファ・ペテクメク)
【チャイクル・リゼ】セルカン・クルントゥル=コライ・アルトゥナイ、ウースマヌ・ヴィエラ、オボアボナ、アリ・アドゥナン=クヴァンチ・カラカシュ、ルドヴィッチ・シルヴェストゥル=テヴフィク・キョセ、フローリン・セルナト(後半19分:カーアン・ソイレメズゲイレル)、セルジャン・カヤ(後半44分ゼゼル・オズメン)=レオナルド・クーケ(後半15分:ジェンク・アフメット・アルクルチ)




試合は終わりかけていた、フェネルは終わっていなかった(タクヴィム紙 13.10.21)

ジャネル・エルキン(右)(ヒュリエット紙) エメニケ(ヒュリエット紙)  フェネルバフチェは、ソウのゴールで0:1と先制した。そのあと、エルジエス・スポルは、アゾフェイファのミサイル弾で同点に追いついた。フェネルバフチェが、勝ち点2を失いかけた瞬間、後半ロスタイム4分、エメニケのヘディングシュートが決まり、犠牲祭の喜びの如き歓喜を生み出した。

 フェネルバフチェは、エルジエスで勝ち点3を得て終わった。トルコ・リーグで首位を走るフェネルバフチェが、カイセリでエルジエス・スポルを1:2でくだした。フェネルバフチェが、試合を優位に始めた。前半4分、クリスティアンの30mの距離からの強烈なシュートは、枠を外れて外に出て行った。同9分、フェネルバフチェが、エルジエス・スポルを前にして、アウェーで0:1と先制した。右サイドからのメフメット・トプズのセンタリングに、ゴールエリア内でジャンプ一番ソウがヘッドで合わせ、ゴールを決めたのだった。同22分、同点ゴールが生まれた。エルジエス・スポルが得たフリーキックを、アゾフェイファが25mの距離から、直接ゴールにたたき込み、1:1と同点に追いついたのだった。そして、前半は、お互いのゴールで1:1の同点のまま終わった。

                    エメニケ、カイセリで間に合った

 後半に入り、テンポが落ちるということはなかった。同4分、ヴェボのヘディングシュートは、GKの押さえるところとなった。同12分、イブリチッチがペナルティエリア内へとボールを持ち込んだ。そして、トラオレにパスを出した。だが、トラオレが放ったシュートは、枠を捉えることなく外に出て行った。同15分、ヴェボのヘディングシュートは、ジョルガチェヴィッチがコーナーへと逃げた。同ロスタイム4分、カイトのセンタリングに、エメニケがヘッドで合わせると、スコアは1:2となり、フェネルバフチェに勝ち点3をもたらした。

【エルジエス・スポル】ジョルガチェヴィッチ=エルハン・ギュヴェン、カデル・マンガネ、ヌマン・チュルクス、エムレ・オズテュルク=ジェム・ジャン、バカレ・トラオレ(後半24分:ジョルジュ・マンジェク)=アゾフェイファ、セニジャド・イブリチッチ(後半40分:セルカン・アタク)、ヴレミンクス、ヤシン・オズテキン=シナン・カロウル(後半45分:ウストゥン・ビルギ)
【フェネルバフチェ】ヴォルカン=メフメット・トプズ、ベキル、エゲメン、ジャナル・エルキン(前半43分:カドレッチ)=クリスティアン、セルチュク・シャヒン(後半13分:アルパー)、エムレ・ベレズオウル(後半32分:エメニケ)=カイト、ヴェボ、ソウ




ウイスリー・スナイダー(イエニ・シャファク紙 13.10.20)

セルチュク・イナン(右)(ヒュリエット紙) スナイダー(左)を祝福するメロ(右)(ヒュリエット紙)  トルコ・リーグで問題となったベシクタシュ戦を除いて、僅か1勝しかしていなかったガラタサライが、悪い始まり方をしたけれども、スナイダーのゴールで試合終了を迎えた。スナイダーは、放った2ゴールで、この夜を飾ったのだった。これで、マンシーニ監督就任後、初のアリーナでの勝利となり、同スタジアムへの名刺替わりとなったのだった。

 ガラタサライの新監督ロベルト・マンシーニが、初めてガラタサライのサポーターの前に姿を現した。トルコ・リーグでアクヒサル市役所スポルに負けたことから始まった同監督の采配だったが、このカラビュック・スポル戦では、厳しい時間帯があったにせよ、加入以来期待に添った活躍を決して見せていたとは言えないウイスリー・スナイダーが、ガラタサライの救世主となった。2:1。前半は、ガラタサライにとっては悪夢のような始まり方をした。前半13分、イルハン・パルラクが、フリーになっていたチームメイトを把握しさえしておれば、試合の進行は変わっていた可能性があった。同14分、シュートがサイドネットに吸い込まれてしまったイルハン・パルラクは、、前半におけるアウェーのカラビュック・スポルの一番いいシーンだった。最初の15分が経ってから、ガラタサライが試合の主導権を握るようになった。最初のゴールはオフサイドということで取り消されてしまったが、同41分、スナイダーが表舞台に登場した。相手選手からこぼれたボールを、しっかりと追いかけたブラクからのパスを受け、がら空きとなっていたゴールマウスにボールを放り込んだスナイダーが、前半のスコアを決したのだった。1:0。後半の冒頭、カラビュック・スポルが、アクパラのゴールで同点に追いついた。後半8分、一旦はムスレアを越えることができなかったが、そのGKムスレアからのこぼれ球を捉えゴ−ルを決めたのだった。1:1。このゴールから2分後、カラビュック・スポルは、プイグレニエがレッドカードをもらい退場処分となった。この時間帯以後は、攻撃の回数が増えたガラタサライの答は、またしてもウイスリー・スナイダーが出した。同39分、ペナルティエリア外から見事なシュートを放ったスナイダーが、この夜の試合を強く印象づけるゴールを決めたのだった。2:1。

【ガラタサライ】ムスレア=サブリ、セミフ・カヤ、シェデュー、ハカン・バルタ(後半28分:ダニー)=メロ、ジェイフン・ギュルセラム(後半15分:アイドゥン・ユルマズ)、セルチュク・イナン=スナイダー=ブラク、ドラクバ
【カラビュック・スポル】ボーイ・ウォーターマン=ウーウル・ウチャル、セバスティアン・プイグルニエ、ラリース・マビアラ、イスハク・ドーアン=ハカン・オズメルト、イーイト・インジェデミル=イルハン・パルラク(後半14分:エルデム・オズゲンチ)、ルアルア、エルカン・カシュ(後半40分:ペデルソン)=ジョゼフ・アクパラ(後半32分:フルカン・オズチャル)




ギョクハン・ギョヌル、9cmにわたり腫れ(タクヴィム紙 13.10.19)

カドレッチ(TRT) ギョクハン・ギョヌル(ファナティック紙)  フェネルバフチェにスター選手ギョクハン・ギョヌルが、練習を半ばで切り上げた。ギョクハン・ギョヌルは、右脚上部の筋肉に8〜9cmの腫れがあることが判った。

 昨日行われた練習の第2部で、右脚裏上部の筋肉に痛みを感じたギョクハン・ギョヌルが、治療のため練習を半ばで切り上げた。

                    プレーするのは難しい

 フェネルバフチェ側からの発表では、MR検査を受けた右脚上部の筋肉に8〜9cmにわたる腫れがあることが判ったということだ。ギョクハン・ギョヌルが、明日のエルジエス・スポル戦に出場することは難しいと いうことも明らかにされた。

                    ストッパーはカドレッチ

 アルヴェスに次いでギョクハン・ギョヌルまでが出場できないとなれば、カドレッチをストッパーに持ってきて、ベキルを右サイドバックに持ってくることが考えられる。




セルチュク、出場の用意(タクヴィム紙 13.10.18)

セルチュク・シャヒン(ファナティック紙) エムレ・ベレズオウル(イエニ・シャファク紙) ベキル(ファナティック紙)  ここまで、与えられた出場の機会を、うまく生かしてきたセルチュク・シャヒンが、メフメット・トパルが故障のため、エルジエス・スポル戦に出場することは間違いないものと看られている。

 フェネルバフチェで、ブルーノ・アルヴェスとラウル・メイレレスに次いで、メフメット・トパルも傷んだということは、エルスン・ヤナル監督を意気消沈させた。チームの守備の要の3人と看られている選手を欠くことになり、同監督をして「非常時のプロフェッショナル」と呼ぶセルチュク・シャヒンに目が注がれている。もしラウル・メイレレスが試合に間に合わないならば、特別練習で準備態勢が整ってきたエムレ・ベレズオウルが、中盤の位置を占めるだろう。そうなると、エムレ・ベレズオウルは、今季第1節のコンヤ・スポル戦以来、初めての先発となる。ブルーノ・アルヴェスの替わりは、今回もベキル・イルテギュンが、その任務を担うことになるものと考えられる。




1つの歓び、2つの哀しみ(ファナティック紙 13.10.17)

ブルーノ・アルヴェス(ファナティック紙) メフメット・トパル(フォトマッチ紙) メイレレス(ファナティック紙)  ブルーノ・アルヴェスは、金曜日にチームに合流する。メフメット・トパルは、代表から故障を発生させて戻ってきた。エルジエス・スポルとのアウェー戦に間に合うように努めている。メイレレスは、第11節のガラタサライとのダービーマッチまでは出場するのは難しい。

 首脳陣及びメディカル・ティームが、1つのいい、2つの悪い知らせを受け取った。いい知らせは、代表の試合で空いた期間に故障を抱えたまま入ったブルーノ・アルヴェスからだ。じっくりと治療を続けてきたブルーノ・アルヴェスは、昨日以来、チームに合流して練習を開始したということだ。エルスン・ヤナル監督は、ブルーノ・アルヴェスをエルジエス・スポル戦のメンバーに入れるということだ。悪い知らせは、メフメット・トパルとラウル・メイレレスからだ。オランダ代表戦で90分間ピッチに立ったメフメット・トパルは、右脚下の筋肉に出血と肉離れが見られるということだ。治療を開始されているメフメット・トパルは、この日曜日に行われるエルジエス・スポル戦に、間に合うようにと努力されているところだ。一方、この間、故障が癒えてないメイレレスの復帰への日程が延びるということだ。メイレレスは、第10節のブルサ・スポル戦に間に合う可能性は低いということだ。第11節のガラタサライとのダービーマッチまでには、完全に治すように考えられている。

                    準備を始める

 2日にわたる犠牲祭用の休暇は終わった。エルジエス・スポル戦に備えた最初の練習が、昨日行われた。ジャン・バルトゥ・グランドで報道陣には非公開で行われた練習には、代表に招集されていた選手たちも加わった。ランニング、ウォーミングアップ、コンディション調整で始まった練習は、次いで、選手たちは2組に分かれた。プレスとパス練習を行ったあと、練習試合を行った。




ブラジルへの夢、潰える(ザマン紙 13.10.16)

メフメット・トパル(左)(トルコ・サッカー協会HP) ギョクハン・トーレ(右)(トルコ・サッカー協会HP)  2014W杯予選最終試合、プレーオフ進出をかけてピッチに立ったトルコ代表が、オランダ代表に0:2で敗れた。カドゥキョイで行われたこの試合のオランダ代表のゴールは、ロッペンとガラタサライ所属のスナイダーから生まれた。この結果、トルコ代表は、ルーマニア代表が、ホームでエストニア代表を、同じスコアでくだしたため、ブラジルへの夢を絶たれた。

 2014W杯出場権獲得に向け、プレーオフ進出への希望を、予選最終試合にかけたトルコ代表が、その難しさを克服できなかった。カドゥキョイで、グループ首位に立っているオランダ代表を迎えたトルコ代表は、強豪相手に第1戦同様、0:2で敗れブラジルへの夢から覚めた。ファーティフ・テリム監督は、累積警告で出場できないジャネル・エルキンに替わって、ハサン・アリを起用した。オルジャン・アドゥンを、ギョクハン・トーレに替えて、右サイドで起用した。これが、想定外の変更だった。同監督が執った奇策と考えられた。
 最初の重大なチャンスは、オルジャンが生み出した。右サイドから中へ切れ込んだが、彼がボールに触れる前に、GKシレセンがす速く動いた。同8分、トルコ代表のミスから、相手にセットプレーを与えることになってしまった。右サイドからのフリーキックを蹴ったロッペンのボールは、ペナルティエリアに向かって弧を描いていった。セミフ・カヤが、ボールを蹴り損なうと、そのボールは、ヴォルカンが見送るなか、トルコ代表のゴールネットを揺らしていた。0:1。このゴールは、トルコ代表のスピードを落とさせてしまった。同20分まで、しっかりとした動きを見せていたとは言えなかったトルコ代表は、同21分、組織的に動いた。初めて左サイドをあがったハサン・アリのセンタリングに対し、絶好の位置にいたウムト・ブルトだったが、身体を伸ばしてヘッドに当てることができなかった。同25分、トルコ代表がゴールを浴びたのとよく似た形を、オルジャンが生み出したが、オランダ代表のディフェンスが、この危険な場面を回避した。その直後、あらゆるリスクを得ながらも、同点に追いつこうと相手に攻め寄せていった。同26分、27分にはアルダにより、同34分と44分にはブラク・ユルマズにより、絶好機を掴んだ。だが、最後のシュートが頼りないものだった。
 後半を前にして、ブラクと試合を背負っていたオルジャンを交替させることを予想した者は間違っていた。0:1で楽になったオランダ代表は、同2分に、我々の夢を打ち砕いてしまった。トルコ代表の守備陣の間に入り込んだガラタサライのウイリー・スナイダーが、見事なゴールを決め点差を開いたのだった。0:2。同11分、ファーティフ・テリム監督が、ブラクとオルジャンに替えて、オルジャイとギョクハン・トーレを投入したとしても、相手との質的な違いは明白だった。トルコ代表は、このポイントとなると定めていた試合を0:2で失い、現実と向かい合うこととなった。

【トルコ代表】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル、オメル・トプラク、セミフ・カヤ、ハサン・アリ・カルドゥルム=オルジャン・アドゥン(後半11分:ギョクハン・トーレ)、セルチュク・イナン(後半29分:ジェンク・トスン)、メフメット・トパル、アルダ・トゥラン=ブラク・ユルマズ(後半11分:オルジャイ・シャハン)、ウムト・ブルト




準備を始める(ファナティック紙 13.10.10)

練習に参加したエムレ・ベレズオウルら10人の選手たち(ファナティック紙) エルスン・ヤナル監督(ファナティック紙)  フェネルバフチェは、、トルコ・リーグ第8節で、アウェーで対戦するエルジエス・スポルとの試合に備えての準備を、2日間の休暇ののち開始した。

 ジャン・バトゥル・グランドで、エルスン・ヤナル監督指揮下行われた練習を、フェネルバフチェの選手たちは、代表に招集されている選手、故障発生中の選手がいたため、3人のGKを含めて10人の選手で行った。練習には、ホルメン、クリスティアン、エゲメン、セルチュク、メフメット・トプズ、ベキル・イルテギュンという強者が練習に加わった。軽く故障を発生させているメルト・ギュノクが、他の選手たちと同じグランドを使い、ランニングを行っていたが、その一方で、アルヴェスとヨボに対する治療は続けられていた。




トルコ代表、1日2回練習で打ち上げ(トルコ・サッカー協会公式HP 13.10. 9)

ファーティフ・テリム監督(タクヴィム紙) ジャネル・エルキン(イエニ・シャファク紙) ハサン・アリ・カルドゥルム(ファナティック紙)  2014W杯D組で、エストニア代表とオランダ代表と対戦するトルコ代表が、その準備を続けている。

 トルコ代表は、1日2回の練習で打ち上げた。トルコ代表の選手たちは、朝に行われた最初の練習を、ファーティフ・テリム監督指揮下、カスムパシャのケメルブルガス・グランドで行った。約1時間半行われた練習は、コンディション調整を行ったあと、5:2のパス練習を行った。
 次いで、カスムパシャのケメルブルガス・グランドで行われた夕刻の練習の最初の20分は、報道陣に公開された。全選手が加わり、フルコートを使って行われた練習では、8人ずつのグループに分かれた選手は、ボールを奪い合う練習から始めた。
 約半時間後、選手たちは、白組と青組という2つのグループに分かれた。最高度の激しさを見せ盛り上がった試合では、白組が、ギョクハン・ギョヌルとジャネル・エルキンによるサイド攻撃からのセンタリングでゴールを求めたのに対し、青組は、ハサン・アリ・カルドゥルムとアルダ・トゥランのセンタリングでゴールを得ようとしていた。
 練習の最後には、同じ組合せでハーフコートを使ってのミニゲームが行われた。ファーティフ・テリム監督指揮下、4分ずつ3本で行われたこの試合、アルダ・トゥランが主将を務める青組が、最後に決めたゴールでもって3:1で勝った。試合後、青組の選手たちは大きな喜びに包まれていた。
 エストニア代表戦に向けてのイスタンブルでの練習を打ち上げたトルコ代表は、10月9日 午前10時40分発の飛行機でタリンに向かう。




トルコ代表、準備を開始(トルコ・サッカー協会公式HP 13.10. 8)

ファーティフ・テリム監督(ファナティック紙)  2014W杯欧州予選D組で、エストニア代表とオランダ代表と対戦するトルコ代表が、準備を開始した。

 ル・メルディアン・ホテルで、昨晩、合宿に入ったトルコ代表の選手たちの最初の練習が、ファーティフ・テリム監督指揮下、カスムパシャのケメルブルガス・グランドで行われた。
 全報道陣に公開され、1時間15分に渡って行われた練習で、トルコ・リーグの試合で日曜日に出場した選手たちと、同日、所属のリーグ戦で出場したアルダ・トゥランとハカン・チャルハノウルは、体力回復の練習を行っていた。
 他の選手たちは、コンディション調整から始めた練習を、2組に分かれてのパス&プレス練習に続けた。狭いコートを使った戦術面に重点を置いたミニゲームを行ったあと、スピード練習とシュート練習で打ち上げた。




カドゥキョイで勝ち点を分け合う(フォトマッチ紙 13.10. 7)

オルジャン(左)ギョクハン・ギョヌル(右)(ミリエット紙) ソウ(左)ギライ(右)(ミリエット紙)  トルコ・リーグ第7節で最も重要な試合となったフェネルバフチェとトラブゾン・スポルの一戦は、シュクル・サラチオウル・スタジアムで、0:0の引き分けに終わった。

 トルコ・リーグで、この5試合勝ち続けているフェネルバフチェと、ここ3試合を勝ち続けているトラブゾン・スポルが、シュクル・サラチオウル・スタジアムで対戦した。首位争いにもつながるこの一戦だったが、ゴールの声は上がらなかった。そして、両者は勝ち点を1ずつ分け合った。

       フェネルバフチェが早々に優位に立った

 この試合に圧力をかけて始めたフェネルバフチェが、試合開始僅か2分で、トラブゾン・スポルのゴールマウスに、ホルメンがアブナイ場面を作り出した。最初の10分間、プレッシャーをかけていったあと、中盤でのせめぎ合いに移ってからは、好機を作り出すのに苦労していた。ラストパスを出せなかったフェネルバフチェは、望みのゴールを前半には生み出すことは叶わなかった。
 この試合に、守備陣と中盤を厚くして臨んだトラブゾン・スポルは、フェネルバフチェの最初の10分間のプレッシャーでは、ホルメンの放ったシュート以外は、大きなチャンスを与えるものではなかった。フェネルバフチェの圧迫で自陣に引くことを余儀なくされたトラブゾン・スポルは、前半を通じてフェネルバフチェのゴールに攻め寄せる場面を生み出すことはなかった。そして、前半は0:0の同点のまま終わった。

                    ヴェボ、バーに嫌われる

 後半に入り、最初のチャンスを、トラブゾン・スポルが、同5分にエンリケが掴みながら、それを生かせないでいると、そのあとの時間帯は、フェネルバフチェがトラブゾン・スポルに対しプレッシャーをかけていった。同9分、エムレ・ベレズオウルが、アルパー・ポトゥクに替わって投入された。フェネルバフチェのエルスン・ヤナル監督は、同18分、この日動きの良かったホルメンを下げ、エメニケを投入し、攻撃面を厚くしていった。同23分、ピエール・ヴェボが好機を逸したフェネルバフチェは、同26分、ペナルティエリア・ライン上で得たフリーキックを、エムレ・ベレズオウルが蹴ったが有効なものとはならなかった。同26分、約35mからの距離からシュートを放ちアブナイ場面を作ったユスフ・エルドーアンが、そのシュートのすぐあとに、オーストリア人選手ヤンコと交替した。同35分、フェネルバフチェのピエール・ヴェボが強烈なシュートを放ったが、ボールは上のバーを直撃した。ディフェンスからのローングフィードに追いついたピエール・ヴェボがシュートを放ったが。ボールは上のバーを直撃してピッチに跳ね返ったのだ。残りの時間では、ゴールが生まれたわけではなく、この試合は0:0のまま終わった

この結果、勝ち点を16に伸ばしたフェネルバフチェは、首位の座を守った。勝ち点13に達したトラブゾン・スポルは5位に上昇した。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル、ベキル、エゲメン、ジャナル・エルキン=アルパー(後半9分:エムレ・ベレズオウル)、メフメット・トパル、ホルメン(後半18分:エメニケ)=カイト(後半38分:メフメット・トプズ)、ヴェボ、ソウ
【トラブゾン・スポル】オヌル=ボシングワ、ムスタファ・ユムル、ギライ、アイクト・デミル=アドリアン・ミエルゼジェブスキ(後半32分:アブドゥルカディル・オズデミル)、ゾコラ=オルジャン、マルーダ、ユスフ・エルドーアン(後半28分:ヤンコ)=エンリケ(後半37分;ゼキ・ヤウル)




エスキシェヒル・スポル:0 ベシクタシュ:1(ベシクタシュ公式HP 13.10. 6)

アッティバ・ハッチンソン(右)(ミリエット紙) オメル・シシュマノウル(ヒュリエット紙)  ベシクタシュは、トルコ・リーグ第7節で対戦したエスキシェヒル・スポルを、0:1でくだした。

 試合は、ホームのエスキシェヒル・スポルのキックで始まった。試合の序盤は、お互いにボールを失うことが多く、中盤でのせめぎ合いに終始した。ベシクタシュは、最初の10分間は、あまりボール支配をできず、相手ゴールにまで迫ることもできなかった。前半14分、オルジャイ・シャハンが、相手ディフェンスの裏に走り込んだエネラモにパスを出した。左サイドからボールをペナルティエリア内へと持ち込んだエネラモは、ゴールライン際からシュートを放ったが、ボールは相手GKの押さえるところとなった。それ以後は、ベシクタシュのボール支配率は上がっていき、試合をコントロールしていった。同30分、ヴェリ・カヴラクのパスを受けたエネラモが、遠目からシュートを試みたが、ボールは枠をかすめながら転がりながら外に出て行った。前半の終盤、ホームのエスキシェヒル・スポルがプレスをかけようと試みていたが、ベシクタシュは、それによく応えたため、前半は、お互いに無得点で終わった。0:0。
 後半は、ベシクタシュのキックオフで始まった。意欲的に試合に臨んだベシクタシュは、セットプレーで得点を得ようとしていた。後半13分、ヴェリ・カヴラクが、ペナルティエリア内にいたギョクハン・トーレにパスを出した。ギョクハン・トーレはシュートを放ったが、ボッフィンがゴールを許さなかった。同17分、ギョクハン・トーレからのパスを受け、右サイドからペナルティエリア内へとボールを持ち込んだエネラモがシュートを放ったが、GKがコーナーへと逃げた。ベシクタシュは、求めて止まなかったゴールを、オメル・シシュマノウルにより見出した。同25分、左サイドから生まれたベシクタシュの攻撃で、フェルナンデスが、ボールをゴールライン際まで持ち込んだ。そして、ペナルティエリアへと向けセンタリングを入れた。ゴールエリア内でいいジャンプをしたオメルが、ボールを相手ゴールにたたき込んだ。0:1。このゴールのあと、試合のテンポが上がった。守備陣が意欲的に働いたベシクタシュは、素早い攻撃で好機を作り出そうとした。スコア上の優位を保つことができたベシクタシュは、0:1での勝利を得ることができた。

【エスキシェヒル・スポル】ボッフィン=ヴェイセル・サル、アカミンコ、ディエゴ、タルク・チャムダル=ンディアエ、アイタチ・カラ=カマラ、エルマン・クルチ(後半45分:セルヴェト)、エルカン・ゼンギン(後半26分:オズギュル・チェク)=ビアンヴヌ(前半29分:ネジャーティ)
【ベシクタシュ】トルガ=セルダル・クルトゥルシュ、シヴォク、エスキュデ、アッティバ・ハッテンソン=ネジプ、ヴェリ・カヴラク=ギョクハン・トーレ(後半40分:ムハマド・デミルジ)、フェルナンデス(後半ロスタイム2分:エルサン・ギュルム)、オルジャイ・シャハン=エネラモ(後半17分:オメル・シシュマノウル)




ブルサ・スポル、鉄の如く(ザマン紙 13.10. 5)

ムラト・ユルドゥルム(左)(ヒュリエット紙) キャーズム(左)セバスティアン(右)(ヒュリエット紙)  トルコ・リーグで、ブルサ・スポルが、カラビュック・スポルをアウェー戦で0:1でくだした。

 ブルサ・スポルが、トルコ・リーグで2勝目を確保した。カラビュック・スポルは、前半28分、サンバ・ソウが2枚目のイエローカードをもらい退場処分を喰らい、10人になってしまった。試合は、ブルサ・スポルが早々と優位に立った。前半11分、タイエ・タイウォがペナルティエリア外から強烈なシュートを放ったが、ボールはGKの押さえるところとなった。同31分、ブルサ・スポルの攻撃で、ムラト・ユルドゥルムが見事なゴールを決めた。0:1。前半は、アウェーのブルサ・スポルが、唯一のゴールを決めリードを保ったまま終わった。後半に入ると、カラビュック・スポルがリスクを犯しながら攻撃に向かった。同7分、ルアルアの放ったシュートは、GKフライが押さえた。同12分、イルハン・パルラクが、ペナルティエリア・ライン上からシュートを放ったが、僅かに枠を捉えられずにボールは外に出て行った。残りの時間では新たなゴールが生まれることはなく、ブルサ・スポルが、カラビュック・スポルを0:1でくだし我を取り戻したのだった。

【カラビュック・スポル】ボーイ・ウォーターマン=ウーウル・ウチャル、ラリース・マビアラ、セバスティアン・プイグルニエ、イスハク・ドーアン=ハカン・オズメルト(後半32分:ギョクハン・ウナル)、サンバ・ソウ=ジョゼフ・アクパラ(前半44分:イーイト・インジェデミル)、ルアルア、アフメト・イルハン・オゼク(前半26分:エルカン・カシュ)=イルハン・パルラク
【ブルサ・スポル】フライ=バッサー、セルダル・アズィズ、レナート・チヴェッリ、タイエ・タイウォ=ベルッシ、ヤシン・ペフリヴァン(後半25分:ムサ・チャーウラン)=ムラト・ユウドゥルム(後半45分:シェネル・オズバイラクル)、バッターシャ、フェルハト・キラズ(後半34分:トゥンジャイ)=コリン・キャーズム・リチャーズ




勝ったと思ったのに、、、3:3(ファナティック紙 13.10. 4)

コルマン(右)(ヒュリエット紙) ユスフ(ヒュリエット紙)  UEFA欧州リーグJ組第2戦で、トラブゾン・スポルが、ホームでラツィオと3:3で引き分けた。トラブゾン・スポルのゴールは、ユスフ(前半12分)、アドリアン(前半22分)、エンリケ(前半35分)が決めたのに対し、ラツィオのゴールは、オナジ(前半29分)、フロッカリ(後半39分、後半40分)から生まれた。

 UEFA欧州リーグJ組第2戦で、トラブゾン・スポルは、ヒュセイン・アヴニ・アカル・スタジアムで、イタリアの、そしてグループ本命のラツィオを迎えた。この試合、トラブゾン・スポルの方が優勢に試合に臨んだ。前半12分、エンリケのスルーパスに反応した若いユスフが、相手GKと1対1となった。そのユスフがグランダーのシュートを放つと、トラブゾン・スポルを1:0とするゴールが決まった。同22分、アドリアン・ミエルゼジェブスキが、遠目から見事なゴールを決め、2:0とした。同29分、ラツィオは、オナジがゴールを決め、点差を1と縮めた。2:1。同35分、トラブゾン・スポルで、今季好調なパウロ・エンリケが、スコアを3:1とするゴールを決めた。前半は、これら以外のゴールが生まれず、3:1のスコアで終わった。

                    後半は動きが変わった

 後半は、アウェーのラツィオの方が優勢に始めた。ここまで受けた不利な状況を抱えながら、より圧力をかけたサッカーを見せたラツィオが、トラブゾン・スポルのゴールをこじあけるゴールを求め続けた。同39分、ラツィオの攻撃が進むなか、右コーナーキックから生まれたペナルティエリア内での混戦の中から、フロッカリが、ヘディングシュートを試みると、ボールはゴールネットを揺らした。3:2。このゴールの僅か1分後、同40分、フロッカリが再度表舞台に登場した。そして、同点ゴールを決めたのだった。3:3。残りの時間では、新たなゴールは生まれず、トラブゾン・スポルは、一時3:1とリードした試合で、2分間の間に2点を献上してしまい、試合は3:3の同点のまま終わった。そして、勝ち点1を手に入れたのだった。

【トラブゾン・スポル】オヌル=ボシングワ、アイクト・デミル、ムスタファ・ユムル、オルジャン=ゾコラ(後半)、コルマン(後半12分:アイクト・アクギュン)=ユスフ・エルドーアン、アドリアン・ミエルゼジェブスキ、マルーダ(後半19分;アランジーニョ)=エンリケ




ドラクバがいれば、ウムトもいる(イエニ・シャファク紙 13.10. 3)

ギョクハン・ザン(右)(ヒュリエット紙) ドラクバ(ヒュリエット紙)  マンシーニの指揮下、でも、ファーティフ・テリムの影を受け、ユベントスとのアウェー戦に出向いたガラタサライが、前半36分、ドラクバのゴールで先制した。後半33分まで、全てが順調だった。だが、この後半33分に、アンバラトが不用意に与えたPKを、ヴィダルが決めた。そして、同42分に2つ目の衝撃が走った。ウムト・ブルトが、その1分後、ゴ−ルを決めたため、希望の芽が出た。

 ヨーロッパのカップ戦で、レアル・マドリードに大差で負け、サポーターを悲しませたガラタサライは、ユベントスとのアウェー戦で、僅かであったとしても癒しとなる試合をした。新監督マンシーニとともに初めてピッチに立ったガラタサライは、大半の時間、優位に試合を進めたにも拘わらずリードを許してしまったが、終盤、同点に追いつく歓喜を味わった。2:2。
 予想では優位に立っていたユベントスが、ガラタサライのプレッシャーに驚いた。前半19分、最初の大きなチャンスが、ガラタサライに訪れた。ゴール斜め前からドラクバがシュートを放ったが、ブッフォンを捉えることはできなかった。同36分、トリノで湧き上がったのは、ガラタサライのゴールを喜ぶ声だけだった。ディフェンスの裏をうまくとったドラクバが、ブッフォンとディフェンダーとの連携の悪さを突いて、ゴールネットを揺らしてしまった。0:1。  後半に入り、ユベントスが仕掛けてきた。ガラタサライが守備に回った。というのも、PKまでだった。後半開始の笛が鳴るとともに、ガラタサライのエリアに攻め込んできたユベントスは、効果的な攻撃を仕掛けてきた。同32分、アンバラトがクアリャレッラに対してペナルティエリア内で行ったファウルに対して与えられたPKを、ヴィラルが決めてしまった。1:1。このゴールのあとも攻撃を続けたユベントスは、同42分に2点目を決めた。ピルロのセンタリングに、クアリャレッラがヘッドで合わせると、逆転ゴールが決まったのだった。2:1。イタリア人たちは、ようやく試合は終わったと看たとき、ウムト・ブルトが登場した。同43分、ゴール斜め前からシュートを放ったウムト・ブルトが、この試合のスコアを決めるゴール生んだのだった。

【ガラタサライ】ムスレア=エブエ、シェデュー、セミフ・カヤ(前半34分:ギョクハン・ザン)、ハカン・バルタ=ブルマ、メロ、セルチュク・イナン、リエラ(後半15分:アンバラト)=スナイダー(後半28分:ウムト・ブルト)=ドラクバ





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