サッカーのニュースばかりを集めています。試合の報道、移籍の噂、外国で活躍するトルコ人選手のことなど、、、






フェネルバフチェ 4-0 カラビュック・スポル(アクシャム紙 14. 5.10)

ヨネス・カリオカ、イーイト・インジェデミル、ソウ(ヒュリエット紙) エムレ・ベレズオウル(ヒュリエット紙)  2013-14シーズンの優勝クラブとなったフェネルバフチェが、ホームのサポーターの前での最後の試合で、カラビュック・スポルを迎えた。試合を通じて楽に戦うこととなったフェネルバフチェは、カラビュック・スポルを4:0でくだした。

 トルコ・リーグ第32節で、フェネルバフチェが、カラビュック・スポルを4;0でくだした。フェネルバフチェのゴールは、ソウ、メイレレス、エムレ・ベレズオウル、ヴェボから生まれた。
 この試合、優勢に試合を始めたのはフェネルバフチェの方だった。まだ、前半14分というところで、ゴールをあげたのだ。メイレレスが、中へと入れたボールに合わせたソウが、スコアを1:0としたのだ。このゴールで、試合を支配するようになったフェネルバフチェは、同25分には、カラビュック・スポルに対し、ボール支配率は72:28となってしまった。同41分、今度は、表舞台にメイレレスのお出ましだ。相手GKからこぼれたボールに、ペナルティエリア内で走り込んできて、強いシュートを放ったメイレレスが、フェネルバフチェの2点目をたたき出したのだった。このゴールの2分後、エムレ・ベレズオウルが、左から入ってきたボールを、ボレーでシュートを試みると、これがフェネルバフチェの3点目となった。そして、この試合の前半は、このスコアのまま終わった。
 後半も、フェネルバフチェが優勢に試合を始めた。カラビュック・スポルは、少し動きを出そうとしても、フェネルバフチェがパスをでもって、試合をコントロールしてしまっていた。3:0のリードで楽になり、多少、引き気味になったフェネルバフチェだったが、後半22分には、カラビュック・スポルに対し、ボール支配率は70:30で優勢に試合を支配したままだった。終盤、楽になったフェネルバフチェは、カイトが好機を作り、同45分に、ヴェボがスコアを決するゴールを決めた。そして、フェネルバフチェは、4:0というスコアでリードしたまま、試合を終えることとなった。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル、ブルーノ・アルヴェス、ベキル(後半31分:セルチュク)、ジャネル・エルキン=メイレレス、メフメット・トパル、エムレ・ベレズオウル(後半14分:サリフ・ウチャン)(後半35分:ヴェボ)=カイト、エメニケ、ソウ
【カラビュック・スポル】ボーイ・ウォーターマン=エルデム・オズゲンチ、イーイト・インジェデミル、ムラト・アクチャ、エムレ・オズカン=フルカン・オズチャル、ベイカン・シムシェク(後半1分:ムサ・チャーウラン)、サンバ・ソウ=ヨネス・カリオカ(後半1分:ミカエル・エネラモ)、イルハン・パルラク、アフメット・イルハン・オゼク(後半27:エルカン・カシュ)




ガラタサライよりギョクハン・トーレ攻撃(TRT 14. 5. 9)

ギョクハン・トーレ(ファナティック紙)  ベシクタシュが、ルビン・カザンより、今季レンタルで獲得したギョクハン・トーレが、ガラタサライに狙われている。今季いい活躍をしたギョクハン・トーレの代理人アフメット・ブルトが、先週、ロシアに行ったということだ。

 ロシアで、ルビン・カザンと完全移籍に向けて交渉をもった同氏は、「750万EUROで可能」との回答を得た。だが、同氏が、その後、ベシクタシュと行った交渉では、年俸について問題が生じた。ベシクタシュは、ギョクハン・トーレに関心を持つガラタサライよりは少ない額を提示したと言われている。同氏は、ベシクタシュと、再度交渉を持つことになっている。この交渉で合意に達しない場合には、ギョクハン・トーレ獲得に向け、ガラタサライが、正式にオファーを出すことになろう。




トルコ杯はガラタサライのもの(イエニ・シャファク紙 14. 5. 8)

メロ(下)エルカン・ゼンギン(上)(トルコ・サッカー協会公式HP) スナイデル(上)を抱きかかえるブラク(下)(イエニ・シャファク紙)  全く決勝戦のいう雰囲気の出なかったコンヤで、無得点状態が後半25分に崩れた。ペナルティエリア内でGKと1対1となりボールを得たスナイデルが、ゴールをあげるの難しくはなかった。残りの時間では、エスキシェヒル・スポルはゴールをあげられず、その結果、9年ぶりに、トルコ杯は再びガラタサライのものとなった。

 トルコ・リーグで、ここ2シーズン、手にしていた優勝という栄誉を、ライバルのフェネルバフチェに奪い取られたガラタサライが、その慰みをトルコ杯に見出した。決勝戦で、エスキシェヒル・スポルを、スナイデルのあげた唯一のゴールで撃破したガラタサライが、今季を優勝なしで終わるということがなくなった。0:1。両者ともに、前半、お互いに優位に立つことができなかったが、同21分、ブラクの蹴ったフリーキックが、ゴールにとっても近づいた。が、枠を捉えたボールだったが、GKボッフィンが際どいところでコーナーへと逃げた。後半に入り、前半と比べて、よりボール支配率が高くなったのはエスキシェヒル・スポルの方だった。同12分、エルカンの蹴ったコーナーキックに合わせて、いいジャンプをしたカマラがヘディングシュートを試みると、ゴールライン際でイエクタがクリアしたが、これが最も目立った攻撃だった。エスキシェヒル・スポルの圧力が徐々に増していっているなか、ガラタサライはスナイデルにゴールが生まれた。同25分、イエクタのパスでボールを得たセルチュク・イナンが放ったシュートのこぼれ球を得たスナイデルが、GKと1対1となった位置からゴールを決めた。0:1。エスキシェヒル・スポルは、圧力を強める努力は、結果を導き出すことができなかった。そして、トルコ杯はガラタサライのものとなった。

【エスキシェヒル・スポル】ボッフィン=キャーミル・アフメット・チョレクチ、ジェリー・アカミンコ、セズギン・ジョシュクン、タルク・チャムダル=ヒュリエット・ギュチェル(後半33分:エルマン・クルチ)、ラヘム・ラワル=エルカン・ゼンギン、クリストバル・ヨルゲラ、オズギュル・チェク(後半1分:ネジャーティ)=カマラ
【ガラタサライ】ムスレア=セミフ・カヤ、オーレリアン・シェデュー、ハカン・バルタ、アレックス・テレス=セルチュク・イナン、イエクタ(後半37分:ハミト・アルトゥントプ)、メロ=サブリ、ブラク、スナイデル




ジャネル・エルキンといい結末(ファナティック紙 14. 5. 7)

エルスン・ヤナル監督(フェネルバフチェ公式HP) ジャネル・エルキン(ヒュリエット紙)  エルスン・ヤナル監督との契約を延長することを決めたフェネルバフチェが、今季、活躍の目立つジャネル・エルキンとも合意に達した。契約が満了するジャネル・エルキンが、日曜日に予定されている優勝祝賀会のあと、契約をかわすことになっている。

 フェネルバフチェでは、日々、新しいことが起こっている。今季、最も多くの話題を集めた問題の筆頭に位置する、今月で契約が終了するエルスン・ヤナル監督と大活躍をしたジャネル・エルキンの新たな契約について、新たな展開があった。アクヒサル市役所スポル戦の前に、同監督との契約を延長することを決めたガラタサライ理事会は、ジャネル・エルキンともほぼ合意に達したというのだ。今季の活躍で、フェネルバフチェの優勝に大きな役割を果たした26歳になったジャネル・エルキンとの新たな契約について、本人が求めていた条件を、理事会側が受け入れ、この日曜日に行われる優勝祝賀会のあとにも、調印に至るということだ。ヨーロッパの多くのクラブからもリストアップさらているジャネル・エルキンと、新たに4年契約を結ぶものと考えられている。

                    13アシスト、3ゴール

 優勝を決めたチャイクル・リゼ戦のあと、「第4のスターは他所には行くことはない」と言っていたジャネル・エルキンは、今季出場した29のリーグ戦の試合で見せたアシストが際だっている。ディフェンスの支援を受け13度に渡り、チームメイトにゴールを打たせるボールを供給したジャネル・エルキンイは、3ゴールもあげている。




トラブゾン・スポル、エルカン・ゼンギン獲得に動く(アクシャム紙 14. 5. 6)

ハミ・マンドゥラル監督(イエニ・シャファク紙) エルカン・ゼンギン(アクシャム紙)  トラブゾン・スポルは、確かな足取りで、ヨーロッパのカップ戦を狙い続けている。シワス・スポルと同じ勝ち点のトラブゾン・スポルは、ブルサで勝ち点2を失ったにも拘わらず、シワス・スポルが、リゼでのアウェー戦で引き分けに終わり、4位を死守でき、リーグ戦が残すところ2試合となったところで、ヨーロッパのカップ戦への参戦権獲得に、一歩先んじることとなっている。

 トルコ・リーグ第33節で、ガラタサライをホームに迎えるトラブゾン・スポルで、ハミ・マンドゥラル監督は、練習のテンポを落とした。ブルサ・スポル戦のあと、選手たちに、2日間の休暇を与えた同監督は、ガラタサライ戦に備えての練習は、水曜日の夜から始めることになる。
 ブルサ・スポル戦でイエローカードをもらい累積警告で出場停止となったカディルと、ここ数節、中盤で起用され注目を集めているゼキが、ガラタサライ戦では出場しない。
 トラブゾン・スポルを喜ばせていることは、出場停止が解けたムスタファ・ユムルと、故障が癒えたエレン、オゼル、ボシングワが、ガラタサライ戦には出場できることだ。
 一方で、トラブゾン・スポルでは、来季には優勝を狙えるチーム作りをせんと、動きを続けている。
 現在の外国人選手は、それぞれ放棄するつもりのトラブゾン・スポルは、サポーターを喜ばせる新外国人選手を探し続けている。オルハン・カイナク・コーチを、外国に派遣して、選手探しを始めているが、シーズン終了とともに、その活動を更に加速化させるつもりだ。
 トルコ人選手では、エスキシェヒル・スポルのエルカン・ゼンギンに大きな関心を寄せているが、シーズン終了をもって、この選手については、公式にオファーが出されるだろう。あと4年の契約が残っているエルカン・ゼンギンだが、エスキシェヒル・スポルを出ることについては、熱い視線を注いでいるということだ。




アクヒサル市役所スポル:3 フェネルバフチェ:1(アクシャム紙+トルコ・サッカー協会公式HP補綴 14. 5. 5)

メフメット・トパル(右)を讃えるギョクハン・ギョヌル(中)(ヒュミリエット紙) ケリム・ゼンギン(ミリエット紙)  チャンピオン・フェネルバフチェは、アウェーで戦ったアクヒサル市役所スポル戦に、3:1で敗れた。

 この試合、怒濤の如き臨み方をしたアクヒサル市役所スポルは、まだ開始4分というところでゴールをあげた。エルカンが、左サイドから動きだし、ニアッセとワンツーをした。そして、センタリングを入れると、ブルーノがそれに合わせ、ゴールを決めてしまったのだ。これで、アクヒサル市役所スポルは、1:0と先制した。
 前半14分、アクヒサル市役所スポルは2点目をあげた。またしても左サイドから生まれた攻撃で、今度はギュライがセンタリングを中へ入れた。ケリム・ゼンギンが、絶好の位置取りで、そのボールに合わせると、ボールはゴールネットを揺らしていた。これで、アクヒサル市役所スポルは2点のリードを得てしまった。
 アクヒサル市役所スポルは、前半の残り時間で、点差を開くチャンスを得ながらも、新たなゴールを生み出すことはできなかった。そして、前半は、2:0と、ホームのアクヒサル市役所スポルがリードしたまま終わった。
 後半は、フェネルバフチェの方が優勢に始めた。エルスン・ヤナル監督が、ギョクハン・ギョヌルを、ムサ・ソウに替えて投入すると、フェネルバフチェは、好機を掴み始めたのだ。そして、求めていたゴールを、後半8分にあげた。メフメット・トプズが、ニアッセから奪い取ったボールを、メフメット・トパルに出すと、そのメフメット・トパルが、大拍手ものの見事なシュートを放つとゴールネットを揺らし、点差を1と縮めた。2:1。
 このゴールのあと、圧力を強めていったのはフェネルバフチェの方だった。だが、ゴールを決めたのはアクヒサル市役所スポルの方だった。同24分、ケリムが、中盤のライン際からペナルティエリア内の左にいいセンタリングを入れると、ブルーノが、そのボールを一旦コントロールしたあと、ゴール左斜め前からきれいなシュートを試みると、GKメルトを捉え、3:1となるゴールが決まった。
 残りの時間は、停滞した展開となり、新たなゴールは生まれなかった。そして、試合は、3:1とアクヒサル市役所スポルがリ−ドしたまま終わった。この結果、フェネルバフチェは勝ち点が68のまま留まり、アクヒサル市役所スポルは、勝ち点を44に伸ばし9位へと上がった。

【アクヒサル市役所スポル】オウズ・ダーラロウル=エムラー・エレン、ウーウル・デミロク、イスマイル・コヌク、ギュライ・ヴラル=メルテル・ユジェ、ビラル・クサ=ケリム・ゼンギン(後半28分:ケナン・オゼル)、ブルーノ・メゼンガ、エルカン・タシュクラン(後半13分:セルタン・ワルダル)=ウーマル・ニアッセ(後半45分:アレッサンドロ・リードゥレ)
【フェネルバフチェ】メルト・ギュノク=メフメット・トプズ、ベキル、カドレッチ、ジャネル・エルキン=セルチュク(後半26分:クリスティアン)、エムレ・ベレズオウル=エメニケ、アルパー・ポトゥク(後半1分:メフメット・トパル)、ソウ(後半1分:ギョクハン・ギョヌル)=ヴェボ




ベシクタシュ、笑って泣いて、、2:1(イエニ・シャファク紙 14. 5. 4)

トルガ(左)オスカー・スカリオーネ(右)(ミリエット紙) ヴェリ・カヴラク(ザマン紙)  直接チャンピオンズ・リーグ参戦権獲得を得るため競っているベシクタシュが、カスムパシャ戦で望むべき結果を得た。だが、テュルク・テレコム・アリーナからは朗報は届かなかった。2位争いは、今週末までの状況と変わるものはなかった。

 チャンピオンズ・リーグへの直接参戦権獲得を目ざすベシクタシュが、ホームでカイセリ・スポルを2:1でくだし、2位争いの希望を、残り2週間に託すことになった。同時刻に始まったもう一つの試合で、ガラタサライが0:2とリードを許したことは、ベシクタシュに2位獲得に希望を抱かせたにせよ、ガラタサライが、後半に入り2位争いに復活するような試合をするようになっては、直ちにはカスムパシャに勝ったからと言って喜んではいられなくなってしまった。まだ前半17分というところで、2点差をつけたベシクタシュは、後半に入ると、スコア上のリードに気を緩め、試合を冗長に進めるようになり、また時としては折れてしまったような試合運びとなってしまった。この気の緩みが、後半ロスタイム5分にゴールを浴びるということとなってしまったのだ。前半7分、ヴェリ・カヴラクのシュートは、GKイサクソンから跳ね返った。よく詰めていたオウズハンが、強烈なシュートを試みると、相手ゴールネットが揺れた。同17分、ダニーがヘッドで出したパスに、いい詰めをしていたヴェリ・カヴラクが、ペナルティエリア内の混戦のなか、ボールをゴールマウスへと送り込んだ。同19分、イルハン・エケルのヘディングシュートを、オウズハンがゴールライン際からクリアした。後半41分、トゥナイのシュートは、トルガがコーナーへと逃げた。これが、カスムパシャがゴールに近づいた瞬間だった。同ロスタイム5分、カスムパシャの攻撃で、右サイドから出されたセンタリングに、スカリオーネが合わせると、この試合のスコアを決するゴールが生まれた。

【ベシクタシュ】トルガ=ネジプ(前半25分:ジャーメーン・ジョーンズ)、ペドロ・フランコ、ダニー、モッタ=ヴェリ・カヴラク、アッティバ・ハッティンソン=ギョクハン・トーレ、オウズハン・オズヤクプ(後半13分:イスマイル・キョイバシュ)、オルジャイ・シャハン(後半37分:ムスタファ・ペテクメク)=アルメイダ
【カスムパシャ】イサクソン=エルヤサ・スメ、リャン・ドンク(前半38分:バルシュ・バシュダシュ)、ヤルチュン・アイハン、イルハン・エケル=ケレム・シェラス、アンドレ・カストロ=タバレ・ヴィウデス(後半23分:サナハルビ・マルキ)、オスカー・スカリオーネ、リャン・バレル(後半1分:トゥナイ・トルン)=アデム・ブユック




コルマン、イスタンブルへ(イエニ・シャファク紙 14. 5. 3)

ハミ・マンドゥラル監督(イエニ・シャファク紙) ムスタファ・ペテクメク(ザマン紙) コルマン(ファナティック紙)  トラブゾン・スポルで構想外となり、自由契約になることを望んでいるアルゼンチン人選手コルマンに、オファーが増えている。カスムパシャは、完全移籍のオプション付きでレンタル移籍させたオゼル・フルマジュとの交換でコルマン獲得を考えている。

 トラブゾン・スポルで構想外となっているアルゼンチン人選手グスターヴォ・コルマンを求める声が、日々増してきている。コルマン獲得を考えるクラブとして、ベシクタシュに次いでカスムパシャも名乗りを上げていることは知られたことだ。今季、ヨーロッパのカップ戦の参戦権獲得を目ざすカスムパシャは、来季に向けて強力なメンバー構成を考えて動き出している。ショタ・アルヴェラジェ監督がメンバー構成を眺めた際、獲得を求めているコルマンの移籍について、カスムパシャ側は、オゼル・フルマジュの地位を活用するつもりだ。カスムパシャは、トラブゾン・スポルでレンタル移籍で入っているオゼル・フルマジュを完全移籍との交換で獲得したいと考えているコルマンの説得に当たっているということだ。

                    トレード構想

 コルマンを説得できた場合、カスムパシャは、まずトラブゾン・スポルに1年半という期間でレンタルされ、150万EUROで完全移籍のオプション付きのオゼル・フルマジュと交換でコルマンを要求するつもりだ。トラブゾン・スポルの方はと言えば、ベシクタシュも獲得を考えているコルマンについて、他の選択肢がないかを検討したあと、最も得になる選択をすることになろう。そして、コルマンを放出することになろう。コルマンについては、既にベシクタシュからオファーがあったということだ。コルマンの移籍に関しては、ムスタファ・ペテクメクとのトレードということも俎上に上がってくる。トラブゾン・スポル側は、構想外となっているコルマンを放出することは間違いないと看られている。

                    選手起用の変更

 トラブゾン・スポルでは、故障者と出場停止の選手が多く、中でもディフェンス面で困っている。出場停止のムスタファ・ユムルに替わってはアイクト、故障のボシングワの位置にはジャネルを起用することになるだろう。ハミ・マンドゥラル監督は、右サイドバックにはゼキ・ヤウルで補い、ゼキ・ヤウルのポジション変更で空いたところにはソネルで補うつもりだ。

                    トラブゾン・スポルの狙いはバッサーとイルハン

 新シーズンでは優勝を狙える選手構成を作り上げたいを考えているトラブゾン・スポルでは、今季末をもって契約が満了を迎える2人の選手の獲得を考えている。ブルサ・スポルのバッサーとカラビュック・スポルのイルハン・パルラク獲得に向け行動を起こすことを決定した。ハミ・マンドゥラル監督は、特にトルコ人選手で契約の終わる選手に目を向ける方向で動いている。




再び、ワントップで(ファナティック紙 14. 5. 2)

マンチーニ監督(ヒュリエット紙) ハジュロヴィッチ(ファナティック紙) ブラク(ファナティック紙)  マンチーニ監督は、エラズー・スポル戦で採用したワントップのシステムに満足している。中盤を増やし、守備面を厚くすることを考えている同監督は、ゲンチレル・ビルリーイ戦でも同様の戦術を採るものと思われる。

 ガラタサライは、前節のエラズー・スポル戦に、いい選手、そして配置で臨んだ。ドラクバを欠くなか、期待通りの働きを見せていないウムト・ブルトをベンチに下げた。そして、ブラクのワントップで臨んだ。その背後にウィスリー・スナイデルを置き、自由に動かせた。同監督は、少ない攻撃的選手にも拘わらず、攻撃面で創造的であったことに満足している。この戦術で、アウェー戦で長い間得られなかった勝利を手にした同監督は、テゥルク・テレコム・アリーナで行われるゲンチレル・ビルリーイ戦でも、同様の戦術で臨むものと思われている。それ故、同監督は、中盤を増やし、守備面を厚くして、しかも試合をコントロールさせたいと考えている。

                     ハジュロヴィッチに特別な関心

 ハジュロヴィッチは、エラズー・スポル戦で先発で起用された。同監督は、今節もハジュロヴィッチを起用するつもりでいる。そのため、今週の練習では、ハジュロヴィッチの動きに特に関心を寄せていた。同監督は、中盤で、セルチュク・イナンとメロの傍らに誰を持ってくるか決めかねている。ジェイフン・ギュルセラムかイエクタ・クルトクルシュをいずれかを起用するものと思われる。




コルマンも出て行きたがっているが、、、(ヒュリエット紙 14. 5. 1)

コルマン(ヒュリエット紙) オゼル・フルマジュ(ヒュリエット紙) ボシングワ(ファナティック紙)  ゾコラに次いで、コルマンが自由契約にして欲しいと言った。だが、トラブゾン・スポル側は「自由契約にするわけにはいかない」と応じた。

 トラブゾン・スポルで、先日行われた交渉の結果、30万EUROの解決金で自由契約となったコートジボワール人選手ディディエル・ゾコラに次いで、構想外となっているコルマンも、自由契約を求めてクラブ側と交渉を持った。だが、国外から幾つかのオファーが届いていることから、移籍金なしで送り出すことを考えていないトラブゾン・スポル側は、コルマンとはシーズン終了後、話し合いを持ち回答をする。ヤンコの地位も、シーズン終了後に明確になるものと思われる。

                    オゼル・フルマジュより朗報

 一方、エスキシェヒル・スポル戦で傷み、4週間はピッチに立てないと言われたオゼル・フルマジュが、急速に快復してきている。少しでも早くピッチに戻ってくるために、献身的に努めてきたオゼル・フルマジュの故障の状態は、ほぼ癒え、数日の内にはチームに合流して練習を始めることが明らかになっている。

                    ボシングワ・ショック

 トラブゾン・スポルがガジアンテップ・スポルと戦った試合で傷んだボシングワから悪い知らせが届いた。ボシングワは、脚裏に肉離れを起こしてしまったということだ。ボシングワはは、10〜15日間、ピッチに立てないということだ。




ガジアンテップ・スポル、セルゲンと再度合意(ヒュリエット紙 14. 4.30)

セルゲン・ヤルチュン(イエニ・シャファク紙)  ガジアンテップ・スポルのイブラヒム・クズル理事長が行った会見で、元監督のセルゲン・ヤルチュンと、再び合意に達したと述べた。

 セルゲン・ヤルチュンと、あらゆる点で合意に達したと説明した同理事長は、「セルゲン・ヤルチュンと席に着いて話し合った。彼は、ガジアンテップ・スポルで、再び指揮を執ることを受け入れてくれた」と語った。
 同理事長は、詳細については、後日、明らかにすることになると述べた。
 以前、監督として指揮を執っていたときには、ガジアンテップ・スポルを、下位から救い出したセルゲン・ヤルチュンは、約1ヶ月前に辞任をしていた。




ベシクタシュの次なる切っ先はカスムパシャに(フォトマッチ紙 14. 4.29)

アッティバ・ハッティンソン(ファナティック紙) フェルナンデス(ファナティック紙) ビリッチ監督(ファナティック紙)  ベシクタシュは、トルコ・リーグで戦うカスムパシャ戦に備えての練習を続けている。

 スラヴェン・ビリッチ監督指揮下BJKネヴザト・デミル・グランドで、報道陣には非公開で行われた練習で、選手たちは、ウォーミング・アップに次いで、3組に分かれてミニゲームや足を使ってのテニス、サイドからのセンタリング、シュート練習を行っていた。
 ベシクタシュ選手団では、治療継続中のフェルナンデス、エルサン・ギュルム、ジュリアン・エスキュデ、肩の治療を受けているジェンク・ギョネンと、屋内での練習を行っていたアッティバ・ハッティンソンは、練習には不参加であったが、ムハンマド・デミルジとトマス・シヴォクは、ピッチに出て個人練習を行っていた。イスマイル・キョイバシュは、チームの練習に加わっていた。
 ベシクタシュは、明日は報道陣に公開しての練習を行い、カスムパシャ戦に備えての練習を続けることになっている。




フェネルバフチェ、優勝(ザマン紙 14. 4.28)

エルスン・ヤナル監督(ミリエット紙) カイト、メイレレス、クヴァンチ・カラカシュ(右から)(ジュムフリエット紙)  トルコ・リーグ第31節、フェネルバフチェは、チャイクル・リゼをホームに迎えた。試合は、0:0と同点のまま終わった。それで、フェネルバフチェは、2013-14シーズンのチャンピオンとなった。エルスン・ヤナル監督は、シーズンを通じて信じられない戦いを見せ、そして、それに相応しい優勝を遂げたと語った。

 試合後行われた会見で、フェネルバフチェは、とても難しい条件下で重要な優勝ということを成し遂げたと述べたエルスン・ヤナル監督は、次のように続けた。「我々が見せたプレーが、この優勝に値する。信じられないほどの戦いを、我々は見せてきた。選手たちに感謝している。フェネルバフチェに捧げたプレーに誇りを感じている。フェネルバフチェにとり、この優勝は、とても重要なものだ。我々は、一つの敬意の気持ちを持っている。アズィズ・ユルドゥルム理事長への敬意だ。我々は、この敬意の気持ちを持ち続けてきた。サポーターは、信じられない応援をしてくれた。フェネルバフチェは、トルコ最大の市民団体だ。力を尽くしてくれた皆さん全員に感謝の気持ちを述べたい。今季開幕当初より、大きな信頼を持っていた。我々がチャンピオンになると言ってきたし、我々に次ぐ2位がどこになるかは知ったことじゃないと言ってきたが、それが言い過ぎではなかった」。

                     チャイクル・リゼ戦の重要な場面

前半24分、メフメット・トパルとワンツーをしたメイレレスが、ペナルティエリア外から強烈なシュートを放ったが、ボールはバーの上を越えて外に出て行った。
同41分、メフメット・トパルが、ペナルティエリアの外から強いシュートを放ったが、ボールは枠の僅かに傍らを逸れて外に出て行った。
後半1分、チャイクル・リゼが効果的な攻撃を見せた。オルハン・オワチュクルが、右サイドからフェイントをかけペナルティエリア内へ入るやすぐにセンタリングを行った。だが、そのボールが味方に渡る前に、メフメット・トパルが間に入り、コーナーへと逃れ危機を回避した。
同27分、フェネルバフチェの効果的な攻撃が見られた。メイレレスが右サイドからペナルティエリア内へとあげたセンタリングに、ヴェボがヘッドで合わせたが、相手GKが、これを防いだ。その直後に生まれたゴール前の混戦でボールを得たギョクハン・ギョヌルが、強いシュートを放ったが、ボールは相手ディフェンダーに当たり跳ね返されてしまった。
同30分、ペナルティエリア前でボールを得たデニズ・カダーが、GKを1対1となった瞬間、シュートを放った。だが、ヴォルカンが外に出した。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル、ベキル、ブルーノ・アルヴェス、ジャネル・エルキン=メイレレスメフメット・トパル、エムレ・ベレズオウル(後半37分:セルチュク)=カイト(後半27分:アルパー・ポトゥク)、エメニケ(後半20分:ヴェボ)、ソウ
【チャイクル・リゼ】セルカン・クルントゥル=オルハン・オワチュクル、ゴッドフリー・オボアボナ、ウースマ・ヴィエラ、アリ・アドナン=クヴァンチ・カラカシュ、カーアン・ソイレメズギレル、ルドヴィッチ・シルヴェストゥル(後半45分:アイクト・アクギュン)=ロマノ・ルアルア(後半45分:テヴフィク・キョセ)、デニズ・カダー、ウミト・コルクマズ(後半1分:エレン・アルバイラク)




トラブゾン・スポル、ヨーロッパに焦がれて(ファナティック紙 14. 4.27)

エンリケ(ヒュリエット紙) ムハンメド・イルディズ(左)カディル・ケレシュ(右)(トラブゾン・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第31節で、トラブゾン・スポルは、ホームでガジアンテップ・スポルを2:1でくだした。トラブゾン・スポルのゴールは、いずれもエンリケがあげたのに対し、ガジアンテップ・スポルの唯一のゴールは、ジェンク・トスンのあげたものだった。

 罰則を受け、女性と子どもだけの前で、ガジアンテップ・スポルをホームに迎えたトラブゾン・スポルが、早々に優位に立った。前半7分、左サイドからユスフ・エルドーアンが、ファーサイドでフリーになっていたエンリケに向けセンタリングを入れた。エンリケが、そのボールにヘッドで合わせると、ボールは相手ゴールネットを揺らし、トラブゾン・スポルが1:0と先制した。
 同43分、ユスフ・エルドーアンは、ペナルティエリア内へ持ち込み、枠を捉えたシュートを放った。ガジアンテップ・スポルのGKカルセマルスカスから跳ね返ってボールを、1点目を決めたエンリケがゴールに送り込み、スコアを2:0とした。前半の残り時間では、新たなゴールは生まれず、トラブゾン・スポルが2:0とリードしたまま終わった。
 後半は、アウェーのガジアンテップ・スポルが、優勢に臨んだ。後半18分、右サイドからアブドゥ・トゥラオレがあげたセンタリングに対し、ペナルティエリア内にいたジェンク・トスンがヘッドで合わせると、トラブゾン・スポルのゴールネットが揺れた。2:1。同ロスタイム1分、アレクサンドル・ブルコヌが、ペナルティエリア内からシュートを放った。だが、ボールは上のバーに当たり跳ね返されてしまった。残りの時間では、新たなゴールは生まれなかった。トラブゾン・スポルは、ホームでガジアンテップ・スポルを2:1でくだし、ヨーロッパのカップ戦参戦権獲得に向け、ライバルとなるチームを、また一つ蹴落とした。

【トラブゾン・スポル】オヌル=ジャネル・オスマンパシャ、ムスタファ・ユムル、ボシングワ(後半17分:アイクト・デミル)、カディル・ケレシュ=ゼキ・ヤウル、アレクサンドル・ブルコヌ=オルジャン・アドゥン、アドリアン・ミエルゼジェブスキ、ユスフ・エルドーアン(後半1分:ソネル・アイドードゥ)=エンリケ(後半42分:エムレ・ギュラル)
【ガジアンテップ・スポル】カルセマルスカス=エクレム・ダー、マリウス・スタンケヴィキウス、ジルス・ビニャ、シェノル・ジャン=ムハンメド・イルディズ(後半1分:サパラ)、ベキル・オザン・ハス=アブドゥ・トゥラオレ、ムスタファ・ドゥラク(後半34分:ハリス・メドゥニャニン)、セルダル・オズバイラクタル(後半16分:トゥルグト・ドーアン・シャヒン)=ジェンク・トスン




ブルサ・スポルを狩り獲る、ゲンチレル・ビルリーイ(タクヴィム紙 14. 4.26)

アンテ・クルシッチ(左)フェルナンダオ(右)(ミリエット紙) ハカン・アスランタシュ(左)オザン・イペク(右)(トルコ・サッカー協会公式HP)  トルコ・リーグ第31節開幕試合で、ゲンチレル・ビルリーイが、ブルサ・スポルを、後半20分にエルミン・ゼチがあげたゴールで勝った。試合後、小競り合いが発生していた。

 トルコ・リーグ第31節開幕試合で、ゲンチレル・ビルリーイが、ブルサ・スポルを1:0でくだした。前半は、好機という点では不毛の攻防に終始したこの試合、両者ともに控え室には0:0のまま引き上げることとなった。後半に入り、より攻撃的に出てきたのは、ホームのゲンチレル・ビルリーイの方だった。後半20分、ゲンチレル・ビルリーイのゴールゲッター、エルミン・ゼチがゴールを決め、1:0と先制した。このゴール以後は、試合をブルサ・スポルが支配するようになった。

                    2枚のレッドカードが出る

 しかし、ブルサ・スポルの努力は、ゴールに繋がらず、この試合で勝ったのはゲンチレル・ビルリーイの方だった。ブルサ・スポルでは、後半44分、シャミルがレッドカードをもらい退場処分となった。試合後には、セルダル・アズィズにレッドカードが出された。スレイマン・アバイ主審に対し文句を言ったからだ。ゲンチレル・ビルリーイは、この勝利で勝ち点を44に伸ばし、試合数が多い中だが7位に上がった。一方のブルサ・スポルは、勝ち点は41のまま10位に留まった。

【ゲンチレル・ビルリーイ】ヨハン・ダフリン=ハカン・アスランタシュ、アンテ・クルシッチ、アフメット・ユルマズ・チャルク、ドゥスコ・トシッチ=ニザーメッティン・チャルシュカン、ドーア・カヤ(前半30分:ラドサフ・ペトロヴィッチ)=ジミー・ドゥルマズ(後半41分:セルカン・クルトゥルシュ)、ジャン・ジャック・ゴッソ、オクタイ・デリバル(後半35分:デニズ・ナキ)=エルミン・ゼチ
【ブルサ・スポル】ハルン・テキン=オザン・トゥファン、イブラヒム・オズテュルク、セルダル・アズィズ(前半38分:ベキル・ユルマズ)、タイエ・タイウォ(後半33分:シェネル・オズバイラクル)=ヤシン・ペフリヴァン、シャミル・ジナズ=ヴォルカン・シェン、フェルナンド・ベルッシ、オザン・イペク(後半13分:フェルハト・キラズ)=フェルナンダオ




優勝への先発メンバー(ファナティック紙 14. 4.25)

エルスン・ヤナル監督(ファナティック紙) エメニケ(ファナティック紙) エゲメン(ヒュリエット紙)  フェネルバフチェが、優勝を宣言する試合でのメンバーが明らかになった。フェネルバフチェが、この日曜日に対戦するチャイクル・リゼ戦では、前節のダービー・マッチで起用した先発メンバーで臨む準備をしている。

 優勝は時間の問題となっているフェネルバフチェでは、衆目は、この日曜日に行われるチャイクル・リゼ戦に向けられている。フェネルバフチェは、この試合に向けての準備を、昨日始めたが、エルスン・ヤナル監督は、この試合に起用するメンバーを決めたようだ。トルコ・リーグ第30節で戦ったベシクタシュとのダービー・マッチに起用された先発メンバーを、再度起用する準備をしている同監督は、全てのプランを、これらの選手に基づいて組み立てている。GKにはヴォルカンを起用すると看られている試合のディフェンス陣は、ギョクハン・ギョヌル、アルヴェス、カドレッチ、ジャネル・エルキンの4人で構成される。中盤のサイドにはカイトとソウ、真ん中には、メフメット・トパル、エムレ・ベレズオウル、メイレレスの3人を置く。そして、トップにはエメニケを持ってくるというものだ。

                    故障者の状態

 故障のため、先日、練習を半ばで切り上げたエメニケは、昨日はチームに合流して練習をしていたことは、首脳陣の顔をほころばせたが、エゲメンは、今季絶望だということが発表された。膝の腫れのため、長期に渡りチームから離れ練習を続けているエゲメンは、今季末まで、自身に課せられた特別メニューをこなすことになることが明らかにされたのだ。また、サリフ・ウチャンが治療目的で、昨日の練習には、その姿がなかった。




これが、カドレッチの新目標(ファナティック紙 14. 4.24)

エルスン・ヤナル監督(フェネルバフチェ公式HP) カドレッチ(TRT)  多くのレギュラー選手を欠いたことを好機と捉えたチェコ人選手カドレッチが、来季もフェネルバフチェに残留する方針を立てている。

 今季当初、大きな期待をもって移籍してきたにも拘わらず、外国人選手枠のため、あまり出場機会に恵まれてこなかったミカル・カドレッチが、ここ数節での活躍でレギュラーの位置を奪い取った。多くのレギュラー選手を欠いたことを好機と捉えたカドレッチは、アンタルヤ・スポル戦、ベシクタシュ戦に次いで、この日曜日に予定されているチャイクル・リゼ戦にも先発に名を連ねることが想定されている。今季、スタンド観戦が最も多かった選手の一人であるカドレッチは、今季末には放出候補に数えられていた。だが、目下、そのプレーぶりが、首脳陣の目に止まっている29歳のカドレッチが、今季の残り試合を、最もいい形で生かそうと考えている。そして、来季もフェネルバフチェでプレーすることを目標としているのだ。




スタンク狙い(フォトマッチ紙 14. 4.23)

スタンク(フォトマッチ紙) ユスフ・エルドーア(トラブゾン・スポル公式HP)  トラブゾン・スポルが、ゲンチレル・ビルリーイのルーマニア人選手スタンク獲得に向け、シーズンが終わるのを待っている。26歳となったスタンクは、今季ここまで、28試合に出場し13ゴールを決めている。

 トラブゾン・スポルが、シーズン終了を待ちかまえている。不動のメンバー構成を作り上げようと考えているトラブゾン・スポルで、獲得候補に名前が上がっている選手が、ゲンチレル・ビルリーイのルーマニア人選手スタンクだ。ハミ・マンドゥラル監督が、スタンクに関し、トラブゾン・スポルのルーマニア人選手ブルコヌから情報を得ているということが明らかになっている。ブルコヌは、ルーマニア代表として、また、一時、ステアウア・ブカレストで、ともに活動したことがあるスタンクについて、讃辞を送っているということだ。今季、ゲンチレル・ビルリーイで、28試合に出場し13ゴール、8アシストを記録しているスタンクの契約は、2016年で満了する。

                    ユスフ・エルドーアン、契約更改間近

 一方、今季、1461トラブゾンからレンタルで獲得しているユスフ・エルドーアンを、シーズン終了後には完全移籍させるつもりのようだ。高い年俸のわりにはいい働きをしていない選手の一人として、年俸を下げることでオファーを受けてるユスフは、申し出の年俸ではなく、よりいい条件を求めているということだ。トラブゾン・スポルとの契約を心づもりしているユスフは、年俸として70万TLを求め、この年俸が受け入れられた際には、直ちにトラブゾン・スポルと5年間の契約に応じるつもりだということだ。




何という試合、、、結果は0:0(ファナティック紙 14. 4.22)

イーイト・インジェデミル(左)ネジャーティ(右)(エスキシェヒル・スポル公式HP) カマラ(左)サンバ・ソウ(右)(エスキシェヒル・スポル公式HP)  変圧器から出火、火事となった。2度も停電となり、試合は110分もかかってしまった。すっごいチャンスがあった、奇跡的なセーヴもあった。だが、勝者は出なかった。ヨーロッパのカップ戦への出場権を追い求めるカラビュック・スポルと、トルコ杯で決勝進出を決めたエスキシェヒル・スポルとの一戦は、引き分けに終わった。

 記録的には、トルコ・リーグで最少失点チームと最少得点チーム同士が、昨夜対戦した。守備面ではいい仕事を見せるが、攻撃面では望ましい成果をあげることのできないカラビュック・スポルとエスキシェヒル・スポルの対戦では、実の上がらない試合というものが想定されていた。確かに結果は、そのようになり、スコアも0:0で終わったが、文字通り、これは一つの奇跡的なことだった。ヨーロッパを視野に入れているホームのカラビュック・スポルは、100%ゴールかという絶好機を得ていた。トルコ杯で決勝進出を決めているエスキシェヒル・スポルのGKボッフィンは、サッカー人生最高の前半を経験していた。前半7分、変圧器から出火した。スタジアムは短時間であったにせよ、煙に被われた。同19分に、試合は再開された。同21分、ボッフィンのスーパーセーヴが始まった。フルカンのシュートを、コーナーへと逃げたのだ。カウンター攻撃を得意とするカラビュック・スポルは、同30分にスピードを持って攻撃に出た。イルハンの放ったシュートは、相手ディフェンダーからこぼれた。そのボールを、ボッフィンが、ゴールライン際の際どいところでキャッチした。前半ロスタイム3分、ハムルーンがフリーの位置からボールを浮かした。だが、徒に好機を逸しただけだった。同ロスタイム9分、マビアラの放ったミサイル弾を、ボッフィンが見事なセーヴィングを見せた。同ロスタイム11分、イスハクのシュートは、またしてもボッフィンという壁に跳ね返されてしまった。その1分後、ボッフィンの壁に掴まったのは、今度はイーイトだった。イーイトの試みたヘディングシュートは外に出て行ってしまった。

                   「神にかけてゴールを決めた」

 後半21分、ネジャーティが、相手GKと1対1となった。が、今度は、ここで完全に停電となってしまった。ネジャーティは、チームメイトに「神にかけてゴールは決めた」と言ったが、誰も見てはいなかった。エスキシェヒル・スポルのエルトゥールル・サーラム監督は、カラビュック・スポルのトルナイ・カフカス監督に、「監督、いいところだった。そこで停電だ」と言い、苦笑いだった。11分間の中断ののち再開された試合の残り時間では、両者ともいい動きを見せていた。だが、試合は開始のときのまま終わった。

【カラビュック・スポル】ボーイ・ウォーターマン=エルデム・オズゲンチ、ラリース・マビアラ、サンバ・ソウ、イスハク・ドーアン=イーイト・インジェデミル、ムサ・チャーウラン(後半14分:ヨネス・カリオカ)=ジュグルタ・ハムルーン(後半29:エルカン・カシュ)、フルカン・オズチャル、イルハン・パルラク(後半ロスタイム6分:ベイカン・シムシェク)=ミカエル・エネラモ
【エスキシェヒル・スポル】ボッフィン=キャーミル・アフメット・チョレクチ、ジェリー・アカミンコ、セルヴェト・チェティン、タルク・チャムダル=ヒュリエット・ギュチェル、アイタチ・カラ=カマラ(後半44分:アンリ・ビアンヴヌ)、クリストバル・ヨルゲラ(後半13分:エルカン・ゼンギン)、オズギュル・チェク=ネジャーティ(後半ロスタイム7分:ラヘム・ラワル)




チャンピオ、ン?(タクヴィム紙 14. 4.21)

ソウ(左)を讃えるジャネル・エルキ(右)(フェネルバフチェ公式HP) ギョクハン・トーレ(左)エメニケ(右)(フェネルバフチェ公式HP)  ソウが、まず、ダービー・マッチで先制点をあげた。チャンピオンズ・リーグ参戦権獲得を目ざし勝ちたかったベシクタシュは、モッタのゴールでお返しをした。ライバルに対し勝ち点で16先行するフェネルバフチェは、残りの4試合を、たとえ失ったにせよ、ほぼ優勝を手にしたと言える。

 で、フェネルバフチェが、チャンピオ、、、。オリンピック・スタジアムで、ベシクタシュと1:1で引き分けたフェネルバフチェは、残り4試合というところで、2位との勝ち点差を12とした。ベシクタシュとの間には、勝ち点で16差もつけているところから、フェネルバフチェは、残りの4試合を失ったにせよ、ほぼ優勝を手にしたと言える。

                    サッカーの質は低下

 チャンピオンズ・リーグへダイレクトで参戦権獲得を目ざすベシクタシュは、ガラタサライが負けたことで生まれた大きなチャンスを生かすことができなかった。質は落ちたが、戦う気が満々のこの試合の最初のゴールは、前半24分に生まれた。

                    ソウ、またしても許さなかった

 カイトの素晴らしいスルーパスを、ペナルティエリア内のゴール左斜め前で受けたソウが、強烈なシュートを放つと、ベシクタシュのゴールネットが揺れた。0:1。同33分、モッタの強いシュートは、バーに掴まった。前半も残すところ1分となったところで、ベシクタシュは同点に追いついた。ヴェリ・カヴラクがペナルティエリア内から放ったシュートが、ヴォルカンからこぼれ、バーに当たって跳ね返ってきた。跳ね返りのボールに対し、うまく追いついたモッタが、きれいなシュートを放つとゴールが決まった。1:1。そして、前半は、このスコアのまま終わった。

                    2人の左サイドバックが退場処分

 後半4分、オルジャイ・シャハンが、ボールをうまい具合に持ち込んだが、詰めが甘かった。同13分、この日2枚目のイエローカードをもらったモッタが退場処分となり、ベシクタシュは10人になってしまった。同31分、アルパーの放ったシュートは、ほんの僅かにバーを捉えられず外に出て行った。同39分、ムスタファ・ペテクメクが、ヴォルカンと1対1となった。だが、ゴールを決められなかった。後半ロスタイムで、イスマイル・キョイバシュが、2枚目のカードで退場となり、ベシクタシュは、このダービー・マッチを、最後は9人で終わった。

                    情け容赦ない2位争い

 ベシクタシュは、フェネルバフチェと引き分け、ガラタサライが負けたことによるアドヴァンテージを生かすことができなかった。残すところ4節となったところで、ガラタサライに勝ち点で2先行するベシクタシュは、今度の日曜日はシワスでのアウェー戦が待っている。ガラタサライは、エラズーでのアウェー戦に臨む。優勝チームが動かないトルコ・リーグでは、残り4節の注目は2位争いに向けられている。

【ベシクタシュ】トルガ=アッティバ・ハッティンソン、ペドロ・フランコ、ダニー、モッタ=オウズハン・オズヤクプ(後半42分:ウーウル・ボラル)、ジャーメーン・ジョーンズ、ヴェリ・カヴラク=ギョクハン・トーレ(後半20分:イスマイル・キョイバシュ)、アルメイダ、オルジャイ・シャハン(後半27分:ムスタファ・ペテクメク)
【フェネルバフチェ】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル、ブルーノ・アルヴェス、カドレッチ、ジャネル・エルキン=メイレレス(後半41分:メフメット・トプズ)メフメット・トパル、エムレ・ベレズオウル(後半1分:アルパー・ポトゥク)=カイト、エメニケ、ソウ




バラバラ(タクヴィム紙 14. 4.20)

エブエ(左)ケレム・シェラス(右)(ガラタサライ公式HP) ウムト・ブルト(左)アンドレ・カストロ(右)(トルコ・サッカー協会公式HP)  ガラタサライは、罰則を受け女性と子どもだけの前で行った試合で崩れ去った。幕開けは、スカリオーネのPKだった。ヴィウデス、スカリオーネ、ヤルチュンが、点差を4とまで拡げた。ガラタサライは、これで、2位争いに大きな傷手を蒙ってしまった。

 ガラタサライが暗礁に乗り上げてしまった。ガラタサライは、罰則を受け、女性と子どもだけの前で行った試合で、カスムパシャに0:4で負けてしまい、2位争いに大きな傷手を蒙ってしまった。前半6分、スカリオーネが、ハカン・バルタのチェックを受け倒され、カスムパシャはPKを得た。同7分、このPKをスカリオーネが決めると、カスムパシャがテュルク・テレコム・アリーナで、0:1と先制した。同34分、バベルが、ゴール左斜め前から強烈なシュートを放つと、ムスレアが辛うじて防いだ。同35分、アデムの放ったシュートは、僅かにバーを捉えることなく外に出て行った。同43分、アデムの放ったシュートは、ムスレアを越えたが、間に入ったメロがヘッドでこれを防ぎ、1点は間違いないかと思われたチャンスを防いだ。同44分、スカリオーネののシュートは、セミフ・カヤがゴールラインの際どいところでチェックを入れた。前半は0:1のまま終わった。

                    ショックに次ぐショック

 後半に入り6分、カウンター攻撃で、スカリオーネからパスを受けたヴィウデスが、カスムパシャを0:2とリードさせるゴールを決めた。ガラタサライは、このゴールのあとは組織的とは言えない攻撃をしていたが、同19分、更に新たな衝撃が走った。アデムが放ったシュートが枠を捉えたが、ボールはディフェンダーからこぼれ、スカリオーネの前に転がった。そして、スカリオーネがシュートを試みると、これが決まり、点差は3となった。同32分、コーナーキックに、ヤルチュンがヘッドで合わせると、スコアは0:4となった。こうして、カスムパシャはガラタサライを0:4でくだしたのだった。

【ガラタサライ】ムスレア=エブエ(後半10分:アレックス・テレス)、セミフ・カヤ、ハカン・バルタ、サブリ=セルチュク・イナン(後半27分:ルカス・オンティヴェロ)、ジェイフン・ギュルセラム、メロ=スナイデル=ウムト・ブルト、ベキル・イスマイル・ウンサル(後半4分:イエクタ)
【カスムパシャ】イサクソン=エルヤサ・スメ、リャン・ドンク、ヤルチュン・アイハン、イルハン・エケル=アンドレ・カストロ(後半32分:アルパスラン・オズテュルク)、ケレム・シェラス=タバレ・ヴィウデス、オスカー・スカリオーネ(後半35分:トゥナイ・トルン)、リャン・バレル(後半30分:サナハルビ・マルキ)=アデム・ブユック




トラブゾン・スポル、エルジエス・スポルを粉砕(ザマン紙 14. 4.19)

オルジャン・アドゥン(左)エクレム・エクシオウル(右)(トラブゾン・スポル公式HP) ユスフ・エルドーアン(トラブゾン・スポル公式HP)  UEFA欧州リーグへの参戦権獲得するためには、首位戦線から離されたくないトラブゾン・スポルが、降格圏内に入っているエルジエス・スポルに対し、ゴールラッシュを見せた。トラブゾン・スポルにとり、重要なアウェー戦に勝利をもたらしたゴールは、エンリケ、ユスフ・エルドーアン(2)、オルジャン・アドゥン、ソネル・アイドードゥがもたらした。

 トルコ・リーグで、トラブゾン・スポルが、アウェー戦で、エルジエス・スポルを0:5でくだした。カディル・ハス・スタジアムで行われたこの試合、トラブゾン・スポルに勝利をもたらしたゴールは、前半5分にパウロ・エンリケ、同28分と39分にユスフ・エルドーアン、後半17分にはオルジャン・アドゥン、同45分にはソネル・アイドードゥがもたらしたものだった。トルコ・サッカー協会が、今季導入を決めたEチケットが、試合を観戦に詰めかけたサッカー愛好家と関係者の間で不和をもたらす要因になっている。そのためEチケット化に反対するサポーターが、観戦に訪れず、3万2千人収容のスタジアムの大半が空席だった。試合の方は、トラブゾン・スポルが早々に優勢に立った。前半5分、ユスフ・エルドーアンのセンタリングに対し、PKポイント上でいいジャンプをしたエンリケがヘッドで合わせ、見事なゴールが決まり、0:1と先制した。同28分、ゼキ・ヤウルのパスで、瞬間、GKギョクハン・デイルメンジと1対1となったユスフ・エルドーアンが、狙い澄ましたシュートを放つと、ボールは相手ゴールネットを揺らした。0:2。2点のリードを得たトラブゾン・スポルは、質の高いサッカーを見せた。同39分、エルジエス・スポルのペナルティエリア内でボールを得たエンリケがシュートを放たず、替わりにユスフ・エルドーアンにパスを出した。そのユスフが、見事なシュートを放つと、点差を拡げるゴールが決まった。前半、トラブゾン・スポルは3得点を得て終わった。後半は、、トラブゾン・スポルは、まるで怒濤の如きものだった。同17分、オルジャン・アドゥンがゴールを決め、更に点差を拡げた。0:4。試合の見通しを失ったエルジエス・スポルは、試合を通じて、全く存在感を示すことができなかった。同45分、若きソネル・アイドードゥがゴールをもたらし、スコアを確定させた。0:5。この結果、勝ち点を46に伸ばしたトラブゾン・スポルは、欧州リーグへ参戦権獲得に希望を繋いだが、勝ち点30のままに終わったエルジエス・スポルは、降格圏内からの脱出はならなかった。

【エルジエス・スポル】ギョクハン・デイルメンジ=ジェンク・アフメット・アルクルチ、カデル・マンガネ、パペ・ディアカーテ(後半25分:ヨゼフ・チュナル)、エクレム・エクシオウル=バカエ・トゥラオレ、ジェム・ジャン=ムラト・ユルドゥルム(後半23分:イーイト・ギョコーラン)、ランダル・アゾフェイファ(後半1分:ヒュセイン・カラ)、セニジャド・イブリチッチ=エディーニョ
【トラブゾン・スポル】オヌル=ジャネル・オスマンパシャ、ムスタファ・ユムル、ボシングワ、カディル・ケレシュ=ゼキ・ヤウル、アレクサンドル・ブルコヌ(後半36分:アブドゥルカディル・オズデミル)=オルジャン・アドゥン、アドリアン・ミエルゼジェブスキ(後半15分:ソネル・アイドードゥ)、ユスフ・エルドーアン(後半17分:シャヒン・アイギュネシュ)=エンリケ




エスキシェヒル・スポル、トルコ杯決勝へ アンタルヤ・スポル 1:3 エスキシェヒル・スポル(エスキシェヒル・スポル公式HP 14. 4.18)

ネジャーティ(エスキシェヒル・スポル公式HP) ラヘム・ラワル、ゼキ・ユルドゥルム、アンリ・ビアンヴヌ(右)(エスキシェヒル・スポル公式HP)  トルコ杯準決勝第2戦で、アウェーで戦ったエスキシェヒル・スポルが、アンタルヤ・スポルを1:3でくだし、決勝戦に進出した。エスキシェヒル・スポルのゴールは、エムレ(後半5分、オウンゴール)、 カマラ(後半16分)、ネジャーティ(後半29分)があげたもので、アンタルヤ・スポルの得点は、ディアラ(前半44分)にあげたものだった。決勝は、5月7日、ガラタサライとの間で行われる。

                    試合経過

 前半17分、右サイドから、アフメット・ギョレクチがセンタリングをあげると、ペナルティエリアでヨルゲラがヘッドで合わせたが、ボールはGKフォルネッツィが押さえた。
 同20分、ウーウル・インジェマンのパスを、ペナルティエリアで受けたディアラが、相手GKと1対1となった。ディアラの放ったシュートは、バーを直撃して外に出て行った。
 同29分、ティタのスルーパスを受けたディアラが、相手選手をフェイントでかわしペナルティエリアへと入った。ディアラのグランダーのシュートは、GKボッフィンが防いだ。だが、跳ね返りのボールを得たムラト・ドゥルエルがシュートを試みたが、この度もボッフィンがゴールを許さなかった。
 同39分、ヨルゲラが、ペナルティエリアの外から狙った強烈なシュートは、僅かにバーの上を越えて外に出て行った。
 同44分、右サイドからコライが入れたセンタリングを、ティタが得た。そのティタが、ダイレクトでディアラに渡した。ディアラがシュートを放つと、エスキシェヒル・スポルのゴールネットが揺れ、アンタルヤ・スポルが1:0と先制した。前半は、アンタルヤ・スポルが1:0とリードしたまま終わった。
 後半5分、右サイドからペナルティエリア内へとボールを持ち込んだエルカン・ゼンギンが強いシュートを放つと、GKフォルネッツィがパンチングで防いだ。その跳ね返りのボールが、エムレ・ギュンギョルに当たり、アンタルヤ・スポルのゴールネットを揺らしてしまった。1:1。
 同16分、エルカン・ゼンギンが、右サイドからペナルティエリア・ライン上へ向けグランダーのセンタリングを送ると、ボールはカマラに渡った。カマラがグランダーのシュートを試みると、ボールは、相手ゴールネットに突き刺さった。1:2。
 同29分、オズギュル・チェクが左サイドからセンタリングを入れると、ネジャーティがそれに合わせゴールを決めた。1:3。この試合を、1:3で制したエスキシェヒル・スポルが、トルコ杯決勝戦に名乗りを上げた。

【アンタルヤ・スポル】サソ・フォルネッツィ=コライ・アルスラン、ヨゼフ・ブーム、エムレ・ギュンギョル、ヴェダーソン(後半19分:イサク・プロミセ)=ムラト・ドゥルエル、、ウーウル・インジェマン=キョクサル・イエデク(後半29分:エムラー・バッシャン)、ゼキ・ユルドゥルム(後半13分:ムサ・ニザム)、ティタ=ディアラ
【エスキシェヒル・スポル】ボッフィン=タルク・チャムダル、セズギン・ジョシュクン、ジェリー・アカミンコ、キャーミル・アフメット・チョレクチ=ラヘム・ラワル、ヒュリエット・ギュチェル(後半1分:オズギュル・チェク)=エルカン・ゼンギン、クリストバル・ヨルゲラ、カマラ(後半39分:アイタチ・カラ)=アンリ・ビアンヴヌ(後半11分:ネジャーティ)




ブルサ・スポル 2:5 ガラタサライ/ガラタサライ、決勝へ(アクシャム紙 14. 4.17)

ブラク(ヒュリエット紙) フェルナンダオ(左)セミフ・カヤ(右)(ガラタサライ公式HP)  ガラタサライは、トルコ杯準決勝第1戦で2:2で終わった試合の第2戦で、ブルサ・スポルを2:5でくだした。その結果、ガラタサライは決勝に進出が決まった。

 トルコ杯準決勝第1戦で2:2に終わった試合の第2戦で、ブルサ・スポルは、ガラタサライをホームに迎えた。この試合の前半、有効な攻めを見せたのは、ホームのブルサ・スポルの方だった。フェルナンダオが、同29分と33分にと相次いであげたゴールで、2:0とリードした。点差を詰めようと、攻撃を再三仕掛けたガラタサライは、前半のロスタイムにスナイデルの決めたゴールで、スコアを2:1とし、このスコアで、前半は終わった。

                    ガラタサライ、後半に荒れ狂う

 後半に、優勢に臨んだのはガラタサライの方だった。同5分、ガラタサライはPKを得た。このPKをセルチュク・イナンが決め、2:2と同点に追いついた。このゴールの3分後、表舞台にブラク・ユルマズが躍り出た。そして、ゴールを決め、スコアを2:3と勝ち越した。ガラタサライに2:3と勝ち越し点をもたらしたブラク・ユルマズは、同23分にもゴールを決め、自身としては2点目、チームとしては4点目をたたき出した。スコアは、これで2:4となった。このゴールの僅か3分後に、またしてもガラタサライがPKを得た。そして、このPKをメロが決め、スコアを2:5とした。同39分、ブラク・ユルマズが、この日2枚目のイエローカードをもらい、退場となってしまった。残りの時間では、新たなゴールは生まれず、その結果、ガラタサライがブルサ・スポルを2:5のスコアでくだしたのだった。そして、ガラタサライがトルコ杯の決勝に駒を進めたのだった。

【ブルサ・スポル】フライ=シェネル・オズバイラクル、レナート・チヴェリ、イブラヒム・オズテュルク、ミカエル・バッサー=ヤシン・ペフリヴァン(後半17分:スタニスラフ・セスタク)、シャミル・ジナズ=ヴォルカン・シェン、フェルナンド・ベルッシ、フェルハト・キラズ(後半30分:オザン・トゥファン)=フェルナンダオ(後半43分:エネス・ウナル)
【ガラタサライ】ムスレア=サブリ、セミフ・カヤ、ハカン・バルタ、アレックス・テレス=メロ(後半32分:ジェイフン・ギュルセラム)、イエクタ(後半41分:コライ・ギュンター)=ヴェイセル・サル、セルチュク・イナン(後半28分:ウムト・ブルト)、スナイデル=ブラク




ベシクタシュ、ピッチに立つ(ファナティック紙 14. 4.16)

エスキュデ(ファナティック紙) エルサン・ギュルム(ファナティック紙) ビリッチ監督(ファナティック紙)  ダイレクトで、チャンピオンズ・リーグ参戦権獲得を目ざすベシクタシュが、2日間の休暇のあと、フェネルバフチェとのダービー・マッチに備えての練習を開始した。ベシクタシュの昨日の練習には、故障を抱えているシヴォク、ホロスコ、マヌエル・フェルナンデスは加わらず、オメル・シシマノウルは個人練習を行っていた。

 ダイレクトにチャンピオンズ・リーグ参戦権獲得に向け、それを遮る大きな壁となるフェネルバフチェと、この日曜日に対戦するベシクタシュは、ダービー・マッチに備えて、2日間の休暇を得たのち準備を継続した。ウムラニエにあるネヴザト・デミル・グランドで、スラヴェン・ビリッチ監督指揮下行われた練習の第1クールでは、屋内のトレーニング・ルームで体力強化を行った。その後、ピッチに出た選手たちは、コンディション調整とランニングをして、練習を終えた。練習には、故障の癒えていないポルトガル人選手のマヌエル・フェルナンデス、トマス・シヴォク、フィリップ・ホロスコは不参加であったことが明らかにされたが、治療を続けているオメル・シシマノウルは、個人練習を続けているということだった。

                    エスキュデとエルサン・ギュルムはチーム練習に合流

 腰のヘルニアで、ここベシクタシュの5試合にメンバー登録されていないジュリアン・エスキュデと、足の指のまめを取ったあと、調子を崩しているエルサン・ギュルムが、昨日の練習にチームに合流して練習を行っていた。また、コンヤ・スポル戦で軽い負傷を負い、それが癒えたネジプ・ウイサルも、練習には姿を見せていたことが明らかにされた。




エラズー・スポル、救われる(ファナティック紙 14. 4.15)

エラズー・スポルvsガジアンテップ・スポル(ガジアンテップ・スポル公式HP) バトゥハン(左)シェノル・ジャン(右)(トルコ・サッカー協会公式HP)  先週、構想外と言われたバトゥハンが、昨日、ガジアンテップ・スポルを打ち砕いた。バトゥハンが、エラズー・スポルの先制点をあげた。これが、701日ぶりのゴールとなった。デニズ・ユルマズが、点差を2と拡げるゴールを決めた。これで、エラズー・スポルは、5試合ぶりに勝ち、降格圏から脱出した。アウェーのガジアンテップ・スポルは、ジェンク・トスンのPKで希望を抱いたが、時既に遅かった。

 トルコ・リーグのこの時期に、通常書かれるものは似たり寄ったりである。目にしようとしている試合が、下位の順位争いということで関心を持たれるようならば、サッカーに対する期待も変わってくる。選手たちにかかってくる勝たねばというプレッシャーが過剰になると、緊迫感を生んでくるのである。昨夜。エラズーでの最初の絶好機というのは、22分を待たねばならなかった。タンジュの左サイドからセンタリングに、バトゥハンがヘッドで合わせると、セルダルが素晴らしい反応で、これを防いだ。同27分、ガジアンテップ・スポルが、ウラニエスのミスを咎めて、ゴールを決めることもできたはずだった。だが、ジェンク・トスンが、GKと1対1となりながら、最後の詰めが悪く、ボールは外に出て行った。先発メンバーにバトゥハンの名前が入っていたので、皆は少なからず驚いた。だが、試合が始まると、バトゥハンを起点に組み立てられた組織的サッカーを観ることとなった。事実、同34分、ヘッドでバトゥハンがボールをデニズ・ユルマズに出した。そして、こぼれ球が転がったところ、バトゥハンがシュートを放つと、これが決まった。1:0。後半の最初の攻撃は、同3分、ホームのエラズー・スポルの方から生まれた。タンジュにグランダーのセンタリングに、バトゥハンが触れたが、ゴールにはならなかった。

                    トラオレ、八つ当たり

 同7分、ビリカの強烈なシュートの試みは、僅かに枠を捉えず外に出て行った。同9分、エラズー・スポルの組織的攻撃があった。その最後のシュートは、メフメット・ナスからのものだった。だが、セルダルが足でもって、これを防いだ。同31分、タンジュのいいシュートが、バーを逸れ外に出て行った。同38分、バトゥハンが無理矢理奪い取り、メフメット・ナスにパスを出すと、相手ディフェンダーは1人しか残っていなかった。そこで、メフメット・ナスは、フリーになっていたデニズ・ユルマズにボールを出した。デニズ・ユルマズは、今季12点目を決めたのだった。2:0。後半ロスタイム1分、チャーラール・ビリンジが、ペナルティエリア内でセルダル・オズバイラクタルを倒してしまった。トルガ・オズカルファ主審はPKを宣告した。そのPKを、ジェンク・トスンが決めた。2:1。終了間際、トゥラオレは、ゴールライン際でゴールを決められなかったが、これは、エラズー・スポルに冷や汗をかかせた。そして、90分間が終わって、勝ったのはエラズー・スポルだった。

【エラズー・スポル】ヴァニア・イヴェッサ=デニズ・アスラン、オグニエン・ウラニエス、チャーラール・ビリンジ、マーヴィン・ゼーゲラー(後半ロスタイム3分:フランコ・カンゲレ)=メフメット・ナス、ファビオ・ビリカ=デニズ・ユルマズ、ロドリゴ・テヨ(後半44分:オヌル・アユク)、タンジュ・カイハン=バトゥハン・カラデニズ(後半42分:エロル・アルカン)
【ガジアンテップ・スポル】セルダル・クルビルゲ=ムハンメド・イルディズ(後半36分:セルダル・オズバイラクタル)、マリウス・スタンケヴィキウス、シェノル・ジャン、エクレム・ダー=アブドゥ・トゥラオレ、サパラ(後半138分:トゥルグト・ドーアン・シャヒン)、ハリス・メドゥニャニン、ベキル・オザン・ハス、ムスタファ・ドゥラク(後半21分:イブラヒム・アクン)=ジェンク・トスン




〔フェネルバフチェ 4:1 アンタルヤ・スポル〕フェネルバフチェ、チャンピ、、、、(アクシャム紙 14. 4.14)

アルヴェス、ティタ、サリフ・ウチャン(左から)(ヒュリエット紙) カドレッチ(ミリエット紙)  首位のフェネルバフチェが、一歩ずつ優勝に近づいている。ベシクタシュとガラタサライが勝ち点を失った週に、アンタルヤ・スポルをくだしたフェネルバフチェは、更に一歩、優勝に近づいた。

 試合を4:1で制したフェネルバフチェのゴールは、ジャネル・エルキン、カドレッチ(2)、ソウから生まれた。この勝利で、勝ち点を66に伸ばしたフェネルバフチェは、次節、ベシクタシュに勝つと、優勝が正式に決定する。
 サポーターの目の前で、試合を優勢に始めたフェネルバフチェは、求めていたゴールを、前半21分にあげた。ペナルティエリアの外側、ゴール右斜め前からフリーキックを蹴ったジャネル・エルキンが、フェネルバフチェを1:0t先制させたのだ。同31分、イサクのゴールで同点に追いつかれたが、同38分、混戦の中からカドレッチがゴールを決めると、前半を、フェネルバフチェは2:1とリードを保ったまま終えることができた。
 後半に入ると、テンポが前半に比べて落ちたが、終盤、フェネルバフチェがらしさを見せた。同44分、再び、表舞台に登場したカドレッチが、自身としては2点目、チームとしては3点目をゴールを決めた。この試合にトドメを刺したのが、同ロスタイム3分、ムサ・ソウのあげたゴ−ルだった。4:1。
 この結果、勝ち点を66に伸ばしたフェネルバフチェは、優勝に更に一歩近づいた。フェネルバフチェは、次節に戦うベシクタシュに勝てば、4節を残し、優勝を遂げることになる。
 勝ち点28に留まったアンタルヤ・スポルは、降格ラインからの脱出はならなかった。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン=メフメット・トプズ(後半36分:イブラヒム・セルダル・アイドゥン)、ブルーノ・アルヴェス、カドレッチ、ジャネル・エルキン(後半33分:ハサン・アリ・カルドゥルム)=メイレレス、セルチュク、サリフ・ウチャン(後半31分:アルパー・ポトゥク)=カイト、ヴェボ、ソウ
【アンタルヤ・スポル】ハカン・アルカン=コライ・アルスラン、ギライ・カチャル(後半13分:ヴェダーソン)、ヨゼフ・ブーム、ムサ・ニザム=エヨング・エノー、セルカン・バルジュ=セルカン・バルジュ、ウーウル・インジェマン、イブラヒム・ダーアシャン(後半42分:キョクサル・イエデク)、ティタ(後半32分:エムラー・バッシャン)=イサク・プロミセ、ディアラ




ガラタサライ、熱く戦う(イエニ・シャファク紙 14. 4.13)

アイドゥン・カラブルト(左)エブエ(右)(ガラタサライ公式HP) セミフ・カヤ(左)ズィヤ・エルダル(右)(ヒュリエット紙)  ガラタサライが、その目標とするところから、一歩、また一歩と後退している。優勝の希望が、既に潰えているガラタサライは、昨日、シワス・スポルに負け、チャンピオンズ・リーグ参戦権獲得も、厳しくなってきた。勝ち点では、ベシクタシュの後塵を拝し3位となった。

 目標を共有しながら、結果は異なったシワス・スポルとガラタサライの一戦は、ホームのシワス・スポルが2:1で制した。先週、フェネルバフチェとのダービー・マッチに勝ったガラタサライは、メロ、スナイデル、ハカン・バルタ、ドラクバといった重要な選手を欠き臨んだ試合で、シワス・スポルの軍門にくだり、アウェー戦での不調が続いてしまった。2014年に入り戦った直近の6つのアウェー戦で、まだ勝ちのないガラタサライが、昨日、シワスで受けた敗戦で、2位争いをしているベシクタシュの後塵を拝することとなってしまったのだ。そして、チャンピオンズ・リーグ参戦権獲得に大きな痛手を蒙ってしまった。トルコ・リーグ第22節のカスムパシャ戦でレッドカードをもらったことで、6試合の出場停止を喰らったマヌエル・ダ・コスタが出場したこの試合、シワス・スポルは、強豪ガラタサライを破ったことで、UEFA欧州リーグへの参戦権獲得に大きく前進した。前半17分、シワス・スポルは、アーティフ・シャエシューエのゴールで先制した。だが、その後、得点差を拡げる好機を生かすことができなかった。試合のバランスを取り戻し、効果的な攻撃を見せるようになったガラタサライは、同42分、イエクタのゴールで同点に追いついた。1:1。後半13分、ペナルティエリア外から、ウタカが強烈なシュートを放つと、ボールはバーに当たり、ゴールマウスの傍らへと出て行った。同15分、アイドゥンのパスを受け、ウタカがGKと1対1となると、ムスレアをフェイントでかわすとボールをがら空きとなったゴールへと送り込むと、再び、シワス・スポルの勝ち越しゴールとなった。2:1。殊に試合の終盤、引き分けに持ち込もうと、相手ゴールに攻め寄せたガラタサライは、オンティヴェロとコライにより好機を作り出した。だが、ゴールを生むことができず、2:1で敗れてしまった。

【シワス・スポル】コルジャン・チェリカイ=チチーニョ、ウミト・クルト、マヌエル・ダ・コスタ、ズィヤ・エルダル=カディル・ベクメズジ、アデム・コチャク=ブルハン・エシェル、アーティフ・シャエシューエ(後半ロスタイム2分:ペドロ・オルドーニ)、アイドゥン・カラブルト=ジョン・ウタカ(後半43分:ハカン・アルスラン)
【ガラタサライ】ムスレア=エブエ(後半30分:ルーカス・オンティヴェロ)、セミフ・カヤ、コライ・ギュンター、アレックス・テレス=イエクタ、ヴェイセル・サル、セルチュク・イナン=イゼト・ハジュロヴィッチ(後半19分:エムレ・チョラク)、ブラク、ウムト・ブルト(後半36分:ウムト・ギュンドーアン)




ベシクタシュ、最後に衝撃受ける(ザマン紙+トルコ・サッカー協会公式HP 14. 4.12)

モッタ(上)アリ・トゥラン(下)(ヒュリエット紙) オウズハン(左)ジャルマ・カンポス(右)(トルコ・サッカー協会公式HP)  フェネルバフチェが罰則を受けているため、トルコ・リーグで2位になり、チャンピオンズ・リーグに直で参戦権を得たいと考えているベシクタシュが、コンヤで驚愕の結果を出してしまった。オウズハンのゴールで先制したベシクタシュだったが、後半ロスタイムに、ゲカスにゴールを喰らい、衝撃に襲われた。これで、ベシクタシュは、重要な試合で勝ち点2を失った。

 チャンピオンズ・リーグに直で参戦権を得ることを目標としているベシクタシュが、難しいコンヤ・スポルとのアウェー戦で、重要な勝ち点2を失った。1:1。今季、ホームでフェネルバフチェをくだし、ガラタサライとトラブゾン・スポルと引き分け試合を演じたコンヤ・スポルは、オウズハンに対し、後半ロスタイムにギリシア人のゲカスにお返しを与えた。この試合に優勢に始めたホームのコンヤ・スポルの最初の攻撃は、前半23分に生まれた。フレブのスルーパスを、右サイドで得たジャルマの上げたセンタリングに、ハサン・カブゼがヘッドで合わせると、ゴールマウスを捉えたが、GKトルガが辛うじてクリアした。同25分、オフサイドの判定には、ゲカスが不満だった。それ以後は、試合のバランスを取り戻したベシクタシュが、コンヤ・スポルのゴールを包囲していった。だが、コンヤ・スポルのディフェンスは注意深かった。ボール支配率では59:41で上回っていたベシクタシュは、同33分、恐怖に陥れた。モッタが、ペナルティエリアの外から強烈なシュートを放つと、GKイタンジェが、際どくコーナーに逃げた。オウズハンが蹴ったコーナーキックに合わせて、ペナルティエリア内でいいジャンプをしたハッチンソンがヘッドで合わせると、ボールは、枠の傍らを僅かに逸れて外に出て行った。同43分、オウズハンが蹴った右コーナーキックに、アルメイダがヘッドで合わせたが、ボールはイタンジェに収まった。 後半が始まると、ゲカスがダニーのチェックに掴まった。同9分、オウズハンの蹴った右コーナーキックに、アッティバ・ハッチンソンがヘッドで合わせたが、ボールは僅かにバーの上を越えて外に出て行った。同8分、ジャルマのセンタリングに合わせて、ゲカスがボレーシュートを試みたが、トルガがこれを防いだ。その2分後、ビリッチ監督が攻撃的に動いた。左サイドで脚をひきずるモッタに替えて、ギョクハン・トーレを右サイドに置き、右サイドに不慣れなオルジャイ・シャハンを左サイドに配置したのだ。同13分、オルジャイ・シャハンが、右サイドからセンタリングを入れ、オウズハンがヘッドで合わせるとボールは相手ゴールネットを揺らしていた。0:1。同後半ロスタイム3分、ジャルマの蹴ったコーナーキックを、ヴコヴィッチが、ゴール前に落とすと、ゲカスがゴールに送り込んだ。トルガが止めようとしたが無駄だった。

【コンヤ・スポル】シャルル・イタンジェ=アリ・トゥラン、ジャコス・ヴコヴィッチ、セリム・アイ、メフメット・ウスル=メフメット・ギュヴェン、マルク・キボング・ムバンバ(後半33分:レジェプ・アイドゥン)=ジャルマ・カンポス、アレクサンデル・フレブ、ハサン・カブゼ(後半35分:オメル・アリ・シャヒネル)=テオファニス・ゲカス
【ベシクタシュ】トルガ=アッティバ・ハッティンソン、ダニー、ペドロ・フランコ、イスマイル・キョイバシュ=ジャーメーン・ジョーンズ、ヴェリ・カヴラク=オルジャイ・シャハン、オウズハン・オズヤクプ(後半45分:ネジプ)、モッタ(後半19分:ギョクハン・トーレ)=アルメイダ(後半37分:ムスタファ・ペテクメク)




ドラクバからガラタサライに悪い知らせ(イエニ・シャファク紙 14. 4.11)

マンチーニ監督(タクヴィム紙) ドラクバ(ファナティック紙)  トルコ・リーグ第29節で、明日、シワス・スポルをホームに迎えるガラタサライは、その準備は完了した。痛みが増したディディエル・ドラクバが、シワス・スポル戦のメンバーに入らなかった。

 フロリヤ・メティン・グランドで、ロベルト・マンチーニ監督指揮下、最終の練習を行ったガラタサライは、ボール・コントロール、狭いグランドでのミニゲーム、そして戦術練習を行ったということだ。
 ガラタサライで、痛みの増してきているディディエル・ドラクバは、シワス・スポル戦のメンバーには加えられなかった。チャンピオンズ・リーグのチェルシー戦で傷んで以後、フェネルバフチェとのダービー・マッチまでは、メンバーに加えられなかったドラクバは、股の付け根と腰の痛みが増してきているということで、練習の後半には、治療目的でチームから離れ屋内で練習を行っていたということが明らかにされた。

                   ブルディッソとオンティヴェロがメンバー入り

 一方、故障が癒えていない選手の内、ジェイフン・ギュルセラムは、治療を受けたあと、ピッチに出てランニングを行っていたこと、また。オーレリアン・チェデューは、治療を受けたあと、屋内で特別メニューの練習を行っていたということだ。
 ガラタサライは、シワス・スポル戦のメンバーに、ギレルモ・ブルディッソ、セルチュク・イナン、イゼト・ハジュロヴィッチ、アレックス・テレス、ブラク・ユルマズ、ウムト・ブルト、フェルナンド・ムスレア、セミフ・カヤ、エマヌエル・エブエ、コライ・ギュンター、イエクタ・クルトクルシュ、オウズハン・カヤル、エムレ・チョラク、サブリ・サルオウル、アイクト・エルチェティン、ウフク・ジェイラン、ヴェイセル・サル、ウムト・ギュンドーアン、ルカス・オンティヴェロが入った。
 練習後、アタテュルク空港に移動したガラタサライ選手団は、飛行機でシワスに移動することになっている。




ギョクハン・トーレ、いい知らせ(ファナティック紙 14. 4.10)

ギョクハン・トーレ(ファナティック紙)  膝の半月板損傷で今季絶望かという危機を乗り越え、練習を個別に続けてきたギョクハン・トーレが、昨日のチーム練習に合流していた。ギョクハン・トーレは、カイセリ・スポル戦にはリスクを冒さず、その次のフェネルバフチェ戦に出場するだろうことが明らかになった。

 ベシクタシュが、トルコ・リーグ第25節で対戦したチャイクル・リゼ戦のあと行った検査で、半月板損傷が判明し、今季絶望かと言われた危機を脱したギョクハン・トーレから朗報が届いた。膝の問題で、3月20日、ドイツで手術を受け、長期に渡り、練習を個別に続けてきたこの22歳のギョクハン・トーレは、昨日行われたチーム練習に、その姿を見せた。故障を、ほぼ乗り切ったと考えられるギョクハン・トーレの、トルコ・リーグで、明日行われるコンヤ・スポル戦への出場は、スラヴェン・ビリッチ監督により、リスクを冒さないようにされるだろうということだ。

                    フェネルバフチェ戦にはピッチに

 故障のため、アクヒサル市役所スポル戦、カラビュック・スポル戦、カイセリ・スポル戦には出場しなかったギョクハン・トーレは、4月20日、アタテュルク・オリンピック・スタジアムで行われるフェネルバフチェとのダービー・マッチには出場するだろうということが明らかになってきた。




フェネルバフチェ、苦悩は大きく(イエニ・シャファク紙 14. 4. 9)

エルスン・ヤナル監督(ザマン紙) ヴェボ(ファナティック紙) カドレッチ(TRT)  ガラタサライとベシクタシュに勝ち点で10差つけての首位を走るフェネルバフチェが、リーグ戦6試合を残し大きなアドヴァンテージを得ているが、今節戦うアンタルヤ・スポル戦を前に苦しんでいる。フェネルバフチェで、出場停止の選手や故障者が多く、エルスン・ヤナル監督は、ベストなメンバー構成を組み立てるのが難しくなっているのだ。

 ガラタサライとのダービー・マッチでカードをもらい、累積警告で出場停止となるエムレ・ベレズオウル、エメニケ、メフメット・トパル、ギョクハン・ギョヌル、ベキルが、アンタルヤ・スポル戦では出場できないのだ。故障が続いているクリスティアン・バローニ、エゲメン、アルパーの3人の内、アルパーは試合に間に合いそうだ。

                    アルヴェスとカドレッチを並べる

 アンタルヤ・スポル戦で出場の期待がかかる一人であるミカル・カドレッチは、ディフェンスでアルヴェスと並べて起用されるだろう。カドレッチは、エゲメンが傷み、ベキルが出場停止のため、起用されることが考えられるのだ。最近では、トラブゾン・スポルとのアウェー戦での出場があるカドレッチは、今季、僅かに5試合だけの出場だ。

                    サリフ・ウチャン、先発に

 メフメット・トパルとエムレ・ベレズオウルが出場停止、クリスティアン・バローニとアルパーが故障の今、エルスン・ヤナル監督は、サリフ・ウチャンをアンタルヤ・スポル戦の先発メンバーに入れるものと思われる。

                    エメニケの替わりはヴェボ

 ナイジェリア人選手エメニケが出場停止になったことは、フェネルバフチェの攻撃ラインを弱めたように見えるが、ヴェボの快復は、首脳陣を僅かながらも楽にさせている。

                    ヴォルカンを休ませることも

 ダービー・マッチの雰囲気に精神的に緊張を強いられたフェネルバフチェで、エルスン・ヤナル監督は、ダービー・マッチを忘れ、アンタルヤ・スポル戦に集中することを求めている。選手が欠けるため、いつもとは異なった顔ぶれでピッチに立つであろうフェネルバフチェで、ヴォルカンも休ませ、メルトを替わりに起用することも考えられている。
 フェネルバフチェは、アンタルヤ・スポル戦に、次の先発メンバーで臨むものと考えられる。ヴォルカン(メルト)、メフメット・トプズ、アルヴェス、カドレッチ、ジャネル・エルキン、セルチュク、メイレレス、サリフ・ウチャン、カイト、ヴェボ、ソウ




トラブゾン・スポル、ヨーロッパへの扉を開けた(ザマン紙 14. 4. 8)

アフメット・ユルマズ・チャルク、オルジャン・アドゥン(右から)(トラブゾン・スポル公式HP) ドーア・カヤ(左)アドリアン(右)(ミリエット紙)  トルコ・リーグで、ゲンチレル・ビルリーイをホームに迎えたトラブゾン・スポルは、この試合を3:0で制した。ゲンチレル・ビルリーイを、アドリアン(PK)、エンリケ、ユスフのゴールでくだしたトラブゾン・スポルは、得失点差で4位に浮上した。重要な試合で勝利を収めたトラブゾン・スポルは、ヨーロッパのカップ戦への参戦権獲得に大きな一歩を記した。

 トルコ・リーグ第28節、トラブゾン・スポルは、懲罰を受け女性と子どもだけが見守る中での試合で、ゲンチレル・ビルリーイをホームに迎えた。ここ2節連続引き分け試合を演じているトラブゾン・スポルは、アドリアン、エンリケ、ユスフのゴールで、ゲンチレル・ビルリーイを3:0でくだした。この勝利で、トラブゾン・スポルは、勝ち点を42にと伸ばし、ヨーロッパのカップ戦への参戦権獲得への重要な一歩を記した。トラブゾンで4連勝に終止符を打ったゲンチレル・ビルリーイは、勝ち点37のままだ。
 ホームのトラブゾン・スポルは、前半24分、ボシングワがペナルティエリア内で倒されPKを獲得した。このPKを蹴ったアドリアンが、GKフェルハトをかわし1:0と先制するゴールを決めた。前半では、これ以外のゴールは生まれず、前半は、トラブゾン・スポルが1:0とリードしたまま終わった。後半の45分間は、トラブゾン・スポルが攻撃的サッカーを見せた方だった。相手ゴールを包囲したトラブゾン・スポルは、後半30分、点差を2と開いた。エムレ・ギュラルに替わり、後半に投入されたエンリケがゴールを決め、チームメイトに一息つかせた。2:0。リードを許してからあとは、ディフェンスにスペースを与えてしまったゲンチレル・ビルリーイは、残り4分というところで3点目を献上してしまった。エンリケのアシストで、ユスフ・エルドーアンが、よくボールに追いつきゴールを決めたのだった。3:0。残りの時間では、両者ともに、手に入れた好機を生かせず、結局、トラブゾン・スポルが3:0で試合を制した。

【トラブゾン・スポル】オヌル=ボシングワ、ムスタファ・ユムル、アイクト・デミル、ムスタファ・アクバシュ=ゼキ・ヤウル(後半25分:ギョクハン・アルサン)、アレクサンドル・ブルコヌ=オルジャン・アドゥン、アドリアン・ミエルゼジェブスキ(後半24分:ユスフ・エルドーアン)、オゼル・フルマジュ=エムレ・ギュラル(後半17分:エンリケ)
【ゲンチレル・ビルリーイ】フェルハト・カプラン=ハカン・アスランタシュ、アンテ・クルシッチ、アフメット・ユルマズ・チャルク、ドゥスコ・トシッチ(後半34分:ウーウル・チフトチ)=ドーア・カヤ、オズギュル・イレリ(前半16分:デニズ・ナキ)、ニザーメッティン・チャルシュカン=ネマンジャ・トミッチ、スタンク(後半10分:ユスフ・エムレ・ギュルテキン)、エルミン・ゼチ




ガラタサライ、勝利(タクヴィム紙+ファナティック紙補綴 14. 4. 7)

スナイデル(左)アルヴェス(右)(ヒュリエット紙) メロ、エムレ・ベレズオウル、ドラクバ(左から)(ヒュリエット紙)  テュルク・テレコム・アリーナでの勝者はガラタサライだった。5万2千の観客の前で、首位に立つフェネルバフチェを、ガラタサライが1:0でくだしたのだ。これで、ガラタサライは、チャンピオンズ・リーグ参戦権を得るのに、重大な障害を乗り越えることができ、また、1試合少ないフェネルバフチェにだが、勝ち点差を7と縮めたのだった。大変な緊張の中で推移した前半、怒濤の如きガラタサライの姿があった。前半9分、ガラタサライが、このダービー・マッチで先制した。セルチュク・イナンからのパスを、メロがうまく触れると、スナイデルへのパスとなった。走り込んできたスナイデルは素晴らしいシュートを放つと、ヴォルカンを捕らえた。そして、ガラタサライが1:0と先制したのだった。同22分、ドラクバのロングパスに、ゴール左斜め前で追いついたスナイデルが、ペナルティエリア内へと入るやいなやシュートを放った。ディフェンスに入ったギョクハン・ギョヌルが足を出すと、コーナーキックへと逃げることができた。同32分、フェネルバフチェのディフェンスの裏に放り込まれたフリーキックのボールに追いついたドラクバが、ボールをコントロールしたあと、シュートを放った。そのボールはヴォルカンを抜けたが、サイドバーに当たりピッチに跳ね返ってきてしまった。同39分、エムレ・ベレズオウルは2枚目のイエローカードをもらい、フェネルバフチェは10人になってしまった。

                    ブラク、ヴォルカン越えは成らず

 後半、フェネルバフチェがよりいい臨み方をした。同18分、セミフ・カヤが大きなミスを犯した。だが、エメニケは、そのミスを咎めることができなかった。同27分、ブラクがゴールに迫った。だが、ヴォルカンが、素晴らしいセーヴィングを見せた。同36分、ディレク・カイトのパスをペナルティエリア内で受けたメフメット・トパルが、狭い角度からシュートを放った。だが、ボールは、ガラタサライのディフェンダーに当たり、結果的にフェルナンド・ムスレアのキャッチするところとなった。同41分、メロが、2枚目のイエローカードをもらい、ガラタサライも10人になってしまった。残りの時間では、新たなゴールは生まれず、勝利はガラタサライのものとなった。

【ガラタサライ】ムスレア=エブエ(後半21分:サブリ)、セミフ・カヤ、ハカン・バルタ、アレックス・テレス=イエクタ、メロ、セルチュク・イナン(後半35分:ヴェイセル・サル)=ブラク、ドラクバ、スナイデル(後半ロスタイム4分:コライ・ギュンター)
【フェネルバフチェ】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル(後半42分:ヴェボ)、ベキル・イルテギュン、ブルーノ・アルヴェス、ジャネル・エルキン=メイレレス、メフメット・トパル(後半33分:セルチュク)、エムレ・ベレズオウル=カイト、エメニケ、ソウ(後半31分:メフメット・トプズ)




ベシクタシュ 2:1 カイセリ・スポル(ベシクタシュ公式HP 14. 4. 6)

ベシクタシュ vs カイセリ・スポル(ファナティック紙) オルジャイ・シャハン(ベシクタシュ公式HP)  ベシクタシュは、トルコ・リーグ第28節で対戦したカイセリ・スポルを、2:1でくだした。

 この試合のキックオフは、アウェーのカイセリ・スポルが行った。ベシクタシュは、ゆっくりとしたテンポで臨んだこの試合の序盤、中盤でのせめぎ合いに終始した。ベシクタシュは、守備に重点を置いた相手に対し、最初の10分間、ゴール・チャンスを見出せなかった。ベシクタシュの初めてのゴール・チャンスは、アルメイダから生まれた。前半14分、ヴェリ・カヴラクからのロングパスが、相手選手からこぼれると、アルメイダの前に転がった。アルメイダが、ペナルティエリア・ライン上から放ったシュートは、相手GKが防ぐと、転がりながら外に出て行きコーナーキックとなった。ボール支配率が高かったベシクタシュだったが、決して相手に対し圧力をかけることができず、チャンスも見出せなかった。故障を発生させたネジプに替わり、同41分、オウズハンが投入された。そして、ベシクタシュが、求めて止まなかったゴールが生まれた。オルジャイ・シャハンのゴールが生まれたのだ。同43分、アルメイダのパスを受けたオルジャイ・シャハンが、ペナルティエリア外から見事なループシュートを放つと、これが相手ゴールネットを揺らしていた。1:0。ベシクタシュは、前半を、1:0とリードしたまま終えた。
 後半は、ベシクタシュのキックオフで始まった。守備に重点を置いたベシクタシュは、後半開始直後は、チャンスを見出せなかった。後半15分以後、プレーのテンポが上がった。同19分、左サイドで生まれた攻撃で、モッタのパスでボールを得たイスマイル・キョイバシュが、強烈なシュートを放った。GKは、これを辛うじて外に出した。ベシクタシュは、点差を2と拡げるゴールを、オウズハン・オズヤクプが決めた。同23分に生まれた速い攻撃で、オウズハンがボールを持ち込み、そのまま枠を捉えたシュートを放つと、ボールは相手ゴールネットを揺らしていた。2:0。このゴールのあと、相手の裏にできたスペースを突こうとしたベシクタシュだったが、ラストパスに難があり、ゴールに繋がる好機を掴むことができなかった。後半ロスタイム3分、カイセリ・スポルは、オカイが点差を1と縮めるゴールを決めた。だが、ベシクタシュはリードを保ち、2:1での勝利をものにした。

【ベシクタシュ】トルガ=ネジプ(前半41分:オウズハン・オズヤクプ)、ペドロ・フランコ、ダニー、イスマイル・キョイバシュ=ジャーメーン・ジョーンズ、アッティバ・ハッティンソン、ヴェリ・カヴラク=オルジャイ・シャハン(後半45分:ケリム・フライ・コユンル)、アルメイダ(後半36分:オメル・シシマノウル)、モッタ
【カイセリ・スポル】シナン・ボラト=アブドラハ・ドゥラク、レヴェント・ギュレン、マルコ・シミッチ、オメル・バイラム=スルジャン・ミヤイロヴィッチ(後半1分ノブレ)、アレクサンドロス・ツィオリス=パブロ・ムーシェ(後半44分:セファ・ユルマズ)、ディエゴ・ビセスワー、エンギン・ベクデミル(後半1分:オカイ・ヨクシュル)=ボボ




アンテップで笑った者はなし、2:2(ファナティック紙 14. 4. 5)

カスムパシャ、歓喜(カスムパシャ公式HP) ヤルチュン・アイハン、リャン・ドンク、エクレム・ダー、バルシュ・バシュダシュ(右から)(TRT)  ガジアンテップ・スポルは、前節、シワスで、終盤のゴールで崩れ、そして、今節は、勝っていながら、それを守れなかった。タフシン・タム指揮下でピッチに立つこと2度目となったガジアンテップ・スポルは、ヨーロッパへのカップ戦への夢は空しくなり、カスムパシャは、引き続き欧州リーグへの歩みを進めている。

 タフシン・タム指揮下、2つ目の試合に臨んだガジアンテップ・スポルは、ムスタファ・ドゥラクのゴールで先制したとしても、スコア上の優位を守ることができなかった。前節、シワスで終盤のゴールで敗北を喫し、それで3試合、勝利から遠ざかってしまったガジアンテップ・スポルは、この不調を、今週も受け継いでしまった。カスムパシャに、ホームで勝ち点1を譲ってしまったのだ。これで、ガジアンテップ・スポルのヨーロッパのカップ戦への夢は水泡と帰し、カスムパシャは、この引き分けで、そのチャンスは現実のものとなってきた。

                    前半はゴールラッシュ

 前半19分、カスムパシャの攻撃で、スカリオーネが、ペナルティエリア前でボールをコントロールして、強いシュートを放った。GKセルダル・クルビルゲは、このボールをコーナーキックへと逃げた。同27分、モラの左サイドからのセンタリングに、ヤルチュン・アイハンが、ヘッドで合わせたが、ボールはGKがキャッチした。同30分、スタンケヴィキウスのロングパスに追いついたムスタファ・ドゥラクが、ペナルティエリア内でいいシュートを放った。GKが、これを防ごうとしたが、ボールはカスムパシャのゴールネットを揺らしていた。1:0。同33分、モラが、ペナルティエリア内へとセンタリングを入れた。PKポイントのところで、ドンクがボールをコントロールしてシュートを放つと、ボールは上のバーに当たりゴールネットを揺らした。1:1。同37分、カスムパシャがPKを得た。このPKをスカリオーネが決めると、逆転ゴールとなった。1:2。同45分、エクレム・ダーがペナルティエリア内へと入れたセンタリングに、メドゥニャニンが合わせると、ボ−ルはゴールに突き刺さった。2:2。

                    後半の45分はテンポが落ちる

 後半3分、モラがコーナー近くから入れたセンタリングに、アデム・ブユックがヘッドで合わせたが、ボールは枠を捉えずに外に出て行った。同26分、ベキル・オザン・ハスが深くえぐるパスを入れると、それに反応して動いたセルダル・オズバイラクタルが、ペナルティエリア内でGKと1対1となった。セルダル・オズバイラクタルがシュートを放つと、GKはコーナーへと逃げた。同29分、ガジアンテップ・スポルはフリーキックを得た。メドゥニャニンは、このボールをスタンケヴィキウスに出した。スタンケヴィキウスは、強烈なシュートを放ったが、GKイサクソンはコーナーへと逃げた。残りの時間では、ゴールは生まれず、この結果、両者は勝ち点を分け合うことになった。

【ガジアンテップ・スポル】セルダル・クルビルゲ=エクレム・ダー、マリウス・スタンケヴィキウス、ジレス・ビニャ、シェノル・ジャン=ハリス・メドゥニャニン、ベキル・オザン・ハス=ムスタファ・ドゥラク、サパラ(後半34分:ムハンメド・イルディズ)、アブドゥ・トゥラオレ(後半38分:トゥルグト・ドーアン・シャヒン)=イブラヒム・アクン(後半14分:セルダル・オズバイラクタル)
【カスムパシャ】イサクソン=エルヤサ・スメ、ヤルチュン・アイハン、バルシュ・バシュダシュ(後半25分:アルパスラン・オズテュルク)、イルハン・エケル=アンドレ・カストロ、リャン・ドンク=タバレ・ヴィウデス(後半36分:トゥナイ・トルン)、オスカー・スカリオーネ、ハリル・チョラク(後半14分:サナハルビ・マルキ)=アデム・ブユック




ムスタファ・ペテクメク、途中で切り上げる(ミリエット紙 14. 4. 4)

ビリッチ監督(ファナティック紙) ムスタファ・ペテクメク(ファナティック紙)  カイセリ・スポル戦に備えての練習を続けているベシクタシュで、サテライトの選手で強化を図っているが、ここ数節、調子のいいムスタファ・ペテクメクが、練習を半ばで切り上げた。

 ビリッチ監督指揮下で行われたベシクタシュの練習に、治療を受けたあと個人的に練習を行っているホロスコ、シヴォク、エルサン・ギュルム、ギョクハン・トーレ、それに、治療継続中のフェルナンデスが、不参加だった。オウズハンは、ピッチで個人練習を行っていたが、ヴェリ・カヴラクは、チームに合流して練習に出ていた。戦術練習に入ったとき、右脚裏の筋肉に痛みのあるムスタファ・ペテクメクは、警戒のため練習を途中で切り上げた。サテライトからは、オメル・ファルク・カヤ、トゥガイ・カヤ、バトゥハン・ボヨウルが、この練習に加わっていた。




ダービー・マッチに向けて始動(ファナティック紙 14. 4. 3)

エルスン・ヤナル監督(アクシャム紙) クリスティアン(ファナティック紙) エゲメン(ファナティック紙)  トルコ・リーグ第28節で、4月6日(日)午後7時開始でテュルク・テレコム・アリーナで、ガラタサライと対戦するフェネルバフチェが、1日の休暇を経たのち、今夕行われた練習で、その準備を開始した。

 ジャン・バルトゥ・グランドで、エルスン・ヤナル監督指揮下、午後5時から始まった練習は、1時間25分にわたって行われた。
 ランニングとウォーミングアップで始まった練習では、次に2つのグループに分かれた選手たちは、5:2で、ボール回しとボールの奪い合いを兼ねた練習に移った。次いで、持久走を行い、その後、ミニグランドを使ってのミニゲームで、練習を打ち上げた。
 風邪で不調のエゲメン・コルクマズは、特別メニューの練習で打ち上げた。クリスティアン・バローニは、練習の前半では、チームとともに練習を行っていたが、後半に入ると、チームから離れ、特別メニューでの練習を行っていた。アルパー・ポトゥク、ジャネル・エルキン、ギョクハン・ギョヌル、ムサ・ソウ、それにエマヌエル・エメニケも、特別メニューで練習を打ち上げた。
 フェネルバフチェは、ガラタサライ戦に向けた練習を、、明日、午前11時から行う練習で続けることになっている。




フェネルバフチェ、テュルク・テレコム・アリーナでの先発メンバー(ヒュリエット紙 14. 4. 2)

エルスン・ヤナル監督(ミリエット紙) サリフ・ウチャン エムレ・ベレズオウル(イエニ・シャファク紙)  エムレ・ベレズオウルが、チームでの位置を取り戻す。エムレ・ベレズオウルが入ることで、サリフ・ウチャンが控えに回ることになる。

 この日曜日の夜、トルコ中を釘付けにするガラタサライとフェネルバフチェとの一戦を前に、フェネルバフチェのメンバーが明らかになった。エルスン・ヤナル監督が、テュルク・テレコム・アリーナで起用する先発メンバーが明らかになったのだ。試合当日までに、故障者や何らの問題が発生しない限り、フェネルバフチェのゴールは、ヴォルカン・デミレルが守るだろう。ディフェンスの4人は、ギョクハン・ギョヌル、ベキル、アルヴェス、ジャネル・エルキンが起用される。メフメット・トパル、メイレレス、エムレ・ベレズオウルが、ディフェンス陣とFWとの間の橋渡しの任務を担うことになる。ゴールへの期待がかかるのが、カイト、ソウ、エメニケだ。このメンバーでの唯一の変化は、エムレ・ベレズオウルが起用され、サリフ・ウチャンが控えに回ることだけだ。




フェネルバフチェ、ソウが強烈フック(タクヴィム紙 14. 4. 1)

カイト(ミリエット紙) タイエ・タイウォ、レナート・チヴェリ、ソウ(左から)(ミリエット紙)  首位に立つフェネルバフチェは、ブルサ・スポル戦の前半17分、ディレク・カイトのゴールで先制した。前半、数多くのゴールチャンスを逸し続けたフェネルバフチェだったが、後半30分にはソウ、同41分にはヴェボのゴールで勝ち点3を獲得し、ガラタサライとのダービー・マッチを前にして意気が上がった。

 フェネルバフチェは、ブルサ・スポルに情け容赦はなかった。そして、勝ち点差を、更に一層拡げた。フェネルバフチェは、ブルサ・スポルを3:0でくだし、リーグ戦残すところ7節となった時点で、後から追いかけるガラタサライに、勝ち点で13差つけることとなった。前半9分、サリフ・ウチャンのスルーパスに反応したエメニケが、GKフライと1対1となった。エメニケが放ったシュートは、フライが足に当てコーナーへと逃げた。同13分、またしてもサリフ・ウチャンが、見事なパスを相手ディフェンスの裏に出した。ボールに追いついたカイトが、相手GKと1対1となったが、シュートが悪く、GKフライの手に渡ってしまった。その1分後、今度は、パスをカイトが出した。ソウが、GKと1対1となったが、放ったシュートは枠を捉えるものではなかった。同17分、フェネルバフチェにゴールが生まれた。ブルサ・スポルが、信じられないミスを犯した。バッサーとGKフライが意思疎通を欠いたため、カイトが間に入り込み、がら空きのゴールに送り込んでしまったのだ。1:0。

                    サラチオウル・スタジアムでのゴールの締めはヴェボ

 後半3分、チヴェッリの試みたヘディングシュートは、僅かに枠を捉えず外に出て行った。同16分のカイトのシュートは、GKフライが、ゴールライン際からうまく外に出した。同21分、フェルハトが、GKヴォルカンと1対1となりながら、ゴールには至らなかった。同30分、ソウのゴールで点差は2と拡がった。これで、フェネルは、とってもは楽になった。そして、同41分に、この試合のスコアを決するゴールを、ヴェボが決めた。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル、ベキル・イルテギュン、ブルーノ・アルヴェス、ジャネル・エルキン=メイレレス、メフメット・トパル(後半33分:セルチュク)、サリフ・ウチャン(後半28分:メフメット・トプズ)=カイト、エメニケ(後半32分:ヴェボ)、ソウ
【ブルサ・スポル】フライ=ミカエル・バッサー、イブラヒム・オズテュルク、レナート・チヴェリ、タイエ・タイウォ(後半10分:フェルハト・キラズ)=フェルナンド・ベルッシ、シャミル・ジナズ、ベキル・ユルマズ=シェネル・オズバイラクル、スタニスラフ・セスタク(後半27分:エネス・ウナル)、ヴォルカン・シェン(後半15分:オザン・トゥファン)




ジャネル・エルキンより衝撃の決意(イエニ・シャファク紙 14. 3.31)

ジャネル・エルキン(イエニ・シャファク紙)  フェネルバフチェのスター選手ジャネル・エルキンが、、フェネルバフチェを去るつもりでいると考えられている。そのジャネル・エルキンの獲得を考えているクラブには、ヨーロッパのビッグクラブが含まれている。

 ジャネル・エルキンが、今季末にはフェネルバフチェを離れるつもりでいる。今季末をもって、フェネルバフチェとの契約が満了するジャネル・エルキンと、クラブ側と何らの交渉が行われていないのだ。契約更改が行われないということは、ヨーロッパのクラブの関心を嫌が応にも高めている。
 その結果、世界のビッグクラブ、バイエルン・ミュンヘンと行った前交渉で、合意に達したというのだ。この動きのあと、ジャネル・エルキンは、妻のアセーナ・エルキンとともに、将来について重大な決定を行ったようだ。
 子どもたちの教育を、ヨーロッパで行いたいと希望するエルキン夫妻は、このため、シーズン終了をもって、フェネルバフチェを去る決意をしたということだ。
 ジャネル・エルキンの最初の選択はバイエルン・ミュンヘンだ。だが、それと並んで、ACミラン、ローマ、リヴァプールも、ジャネル・エルキンを獲得したがっているクラブだ。




コンヤ・スポル 0:0 ガラタサライ(アクシャム紙+トルコ・サッカー協会公式HP補綴 14. 3.30)

セルチュク・イナン(左)アリ・トゥラン(右)(ガラタサライ公式HP) ジャコス・ヴコヴィッチ、スナイデル、アリ・チャムダル、ウムト・ブルト(左から)(ミリエット紙)  前節、ホームでカイセリ・スポルに0:1で敗れたガラタサライが、今度は、コンヤで崩れた。特に後半、効果的なプレーを見せていたガラタサライだったが、ゴールは奪えず、コンヤでのアウェー戦から勝ち点を失って帰ることとなった。

 トルコ・リーグ第27節、ガラタサライは、コンヤ・スポルと0:0の引き分け試合を演じてしまい、アウェー恐怖症は相変わらずだった。
 この試合、ゆっくりとしたテンポで始まった。ホームのコンヤ・スポルが、若干、優位に立って始まった。ガラタサライの最初の大きなチャンスは、前半11分、スナイダーの蹴ったフリーキックのボールが、枠を捉えられなかったところだ。コンヤ・スポルは、ゲカスとハサン・カブゼで、度々攻撃を仕掛けていった。同25分、ゲカスがヘディングシュートを試みると、ボールは転がりながら枠を逸れて行った。同30分、ゴールに近づいたのはガラタサライの方だった。中盤で得たボ−ルを、ペナルティエリアまで持ち込んだスナイデルが、強烈なシュートを放ったが、GKイタンジェが素晴らしいセーヴィングを見せ、ゴールを許さなかった。ガラタサライは、幾つか作り出した攻撃以外は、プレーに対する集中力を見せることができなかった。結局、前半は、0:0と同点のまま終わった。
 この試合の後半も、ゆったりとしたテンポで始まった。しかし、ガラタサライは、同5分以後は、圧力を強めていった。スナイデルが、同7分に、スナイデルがペナルティエリア外から放った強烈なグランダーのシュートは、枠を捉えたが、GKイタンジェが倒れ込みながらも押さえた。次第に圧力を強めていったガラタサライは、ペナルティエリア外からのシュートを効果的に使おうと努めていた。コンヤ・スポルは次第に劣勢に立たされていったが、中盤でボールを奪われては、ゴール前での危険な場面を喚び込んでしまっていた。ウムト・ブルトに替わり投入された20歳のベルクは、同25分に、左サイドからペナルティエリア内へとボールを持ち込み、狙い澄ましたシュートを放った。だが、ボールは転がりながら枠を逸れていった。ガラタサライは、この攻撃で相手ゴールに負荷をかけたが、圧力は更に一層強まっていった。同39分、ブラクがペナルティエリア外から放った強いシュートは、上のバーを直撃した。
 最後の最後まで、圧力を弱めなかったガラタサライだったが、ゴールは決して奪うことはなく、結局、コンヤでのアウェー戦は、勝ち点を失って戻ることとなった。この引き分けの結果、ガラタサライは、勝ち点を50に伸ばした。首位フェネルバフチェは、試合数が少ない中で勝ち点57ある。

【コンヤ・スポル】シャルル・イタンジェ=アリ・トゥラン、ジャコス・ヴコヴィッチ、セリム・アイ、メフメット・ウスル=アリ・チャムダル、アレクサンデル・フレブ(後半40分:レジェプ・アイドゥン)=ジャルマ・カンポス(後半ロスタイム2分:オカン・デリジ)、ハサン・カブゼ(後半35分:オメル・アリ・シャヒネル)、マルク・キボング・ムバンバ=テオファニス・ゲカス
【ガラタサライ】ムスレア=エブエ、セミフ・カヤ、ハカン・バルタ、アレックス・テレス=イエクタ、ジェイフン・ギュルセラム(後半35分:ハジュロヴィッチ)、セルチュク・イナン=スナイデル=ブラク、ウムト・ブルト(後半16分:ベルク・イスマイル・ウンサル)




ベシクタシュからのレンタル選手による惨劇(タクヴィム紙 14. 3.29)

ムスタファ・ペテクメク、ラリース・マビアラ、オウズハン(左から)(ミリエット紙) ムスタファ・ペテクメク(左)(ミリエット紙)  首位フェネルバフチェを追いかけるベシクタシュが、カラビュック・スポルとのアウェー戦で大きな衝撃を受けてしまった。ベシクタシュは、攻撃面で効果的な成果を残せないでいると、後半44分、ベシクタシュからレンタル移籍しているエネラモのゴールで、勝ちを譲ってしまったのだ。

 優勝を追い続けるためにカラビュック・スポルとの一戦に登場したベシクタシュは、このアウェー戦で崩れた。1:0。カラビュックでのこの一戦、両者がお互いに闘争的に始まった。前半30分、カラビュック・スポルの圧迫が強まった。右サイドからペナルティエリア内へと入れられたセンタリングに反応して、エネラモが動いた。だが、際どいところでディフェンダーがボールをチェックした。同40分に生まれたカラビュック・スポルの攻撃で、左サイドでボールを得たエネラモが、ペナルティエリア前にいたイルハンにパスを出した。イルハンは、ゴール右斜め前からペナルティエリア内へと入ったアフメット・イルハンにパスを出そうとした。だが、ボールはディフェンダーのもとに収まった。

                    ムスタファ・ペテクメクのバイシクル・シュートが僅かに逸れて外へ

 同44分、ベシクタシュの攻撃で、左サイドでボールを得たモッタが、ペナルティエリア内へとセンタリングを上げると、ムスタファ・ペテクメクがボールに向かいジャンプをした。だが、GKウォーターマンが手をつかえるという利を生かしてボールをキャッチした。後半3分、ベシクタシュがゴールにとっても近づいた。オルジャイ・シャハンのセンタリングに合わせて、ムスタファ・ペテクメクがバイシクル・シュートを試みたが、僅かに枠を逸れ外に出て行った。

                    ゴール斜め前から狙い澄ましたシュート

 同27分、オルジャイ・シャハンが、ペナルティエリアに入る前でシュートを放った。カラビュック・スポルのGKが、際どいところでパンチングで防いだ。同44分、カラビュック・スポルのGKウォーターマンからのロングキックを、よく追いかけたエネラモが、ゴール斜め前という位置からながら、狙い澄ました強いシュートを放つと、ベシクタシュのゴールネットを揺らしていた。エネラモは、ベシクタシュからレンタルで移籍してきていながら、ゴール後は大変な喜びようだった。

【カラビュック・スポル】ボーイ・ウォーターマン=エルデム・オズゲンチ、ムラト・アクチャ、ラリース・マビアラ、イスハク・ドーアン=ムサ・チャーウラン(後半37分:イーイト・インジェデミル)、サンバ・ソウ=アフメット・イルハン・オゼク(後半22分:ヨネス・カリオカ)、フルカン・オズチャル(後半41:エルカン・カシュ)、イルハン・パルラク=ミカエル・エネラモ
【ベシクタシュ】トルガ=ネジプ(後半16分:ケリム・フライ・コユンル)、ダニー、ペドロ・フランコ、モッタ=ジャーメーン・ジョーンズ、ヴェリ・カヴラク、アッティバ・ハッティンソン=オウズハン・オズヤクプ(前半36分:アルメイダ)、ムスタファ・ペテクメク、オルジャイ・シャハン




ドラクバ、コンヤでも欠場(イエニ・シャファク紙 14. 3.28)

マンチーニ監督(タクヴィム紙) ドラクバ(ヒュリエット紙)  厳しい日々を送っているガラタサライは、この土曜日に行われるコンヤ・スポル戦には、ディディエル・ドラクバなしで戦うことになる。更に、この厳しい戦いに、欠けるのはドラクバだけではない。

 ガラタサライでは、ディディエル・ドラクバの腿の付け根の部分に起こっている故障が快方に向かっていながら、リスクを避けるために、コンヤには帯同しないということだ。ドラクバの股の付け根の内出血は止まり、徐々に快方に向かっていることが明らかにされてきているが、コンヤ・スポル戦でプレーをした場合、、フェネルバフチェ戦に出場するにリスクを冒すことになると考えられている。
 そこで、ロベルト・マンチーニ監督は、こういった状況を考え、ドラクバを帯同メンバーには入れないということだ。
 コンヤ・スポル戦では、ドラクバとともに、出場停止のメロも、メンバー入りしない。そのため、同監督は、外国人選手の中からエブエとハジュロヴィッチを、18人の登録メンバー入りさせるものと思われる。

☆表記の変更☆ マンシーニをマンチーニにしました。




アルヴェスよりフェネルバフチェへ朗報(イエニ・シャファク紙 14. 3.13)

エルスン・ヤナル監督 アルヴェス(ファナティック紙)  フェネルバフチェは、この日曜日に行うエルジエス・スポル戦に向けての準備を、1日の休暇を得てのち開始した。そのフェネルバフチェで、ブルーノ・アルヴェスがチームに合流して練習を始めていた。

 フェネルバフチェ・ジャン・バルトゥ・グランドで、エルスン・ヤナル監督指揮下報道陣には非公開で行われた練習で、選手たちは5:2でのボールの奪い合い練習及びパス練習を行ったあと、狭いコートを使ったミニゲームで汗を流した。
 GKのヴォルカン・デミレル、メルト・ギュノク、エルテン・エルス、ムラト・ホジャオウルは、前半は、GKコーチのムラト・オズテュルクとともに、チームとは完全別行動の練習を行っていたが、後半に入ると、他の選手たちに合流して、GKとしての役割を果たしていた。故障の癒えたブルーノ・アルヴェスは、練習に完全復帰した。エムレ・ベレズオウル、エゲメン・コルクマズ、ラウル・メイレレスの3人は、チームから離れ特別メニューを含んだ練習を行っていた。




オメル・シシマノウルも故障(イエニ・シャファク紙 14. 3.12)

オメル・シシマノウル(ファナティック紙)  アルメイダを欠くなか、FWの任務を果たすべく、ピッチに61分間立ったオメル・シシマノウルが、右脚下部の裏に肉離れを起こしたため、直ちに治療に入ったことが明らかにされた。

 故障者の続出が、ベシクタシュでは止んでいない。フーゴ・アルメイダを欠くなか、エスキシェヒル・スポル戦で先発メンバーに起用され、初めての先発経験をした試合で、不運な故障を発生させてしまった。この試合の後半16分に、ムスタファ・ペテクメクとの交替を余儀なくされたオメル・シシマノウルは、昨日行われた検査の結果、右脚下部の裏に肉離れを起こしていることが確定したのだ。直ちに治療に付されたオメル・シシマノウルは、3週間ピッチに立てないことが明らかにされた。トルコ・リーグ開幕当初、故障のため出場できない選手たちは、今季、ここまでの9試合、このために落としてしまっている。




ビッグマッチが途中休止(TRT 14. 3.11)

ビュレント・ユルドゥルム主審(トルコ・サッカー協会公式HP) ヴォルカン(ファナティック紙) オヌル(イエニ・シャファク紙)  トラブゾン・スポル対フェネルバフチェの一戦が、スタンドで起こった騒ぎが原因で、半ばで止められてしまった。

 トルコ・リーグ第24節として行われたビッグマッチが、高まる興奮のもと始まった。試合は、度々中断をしなければならなかった。
 試合が始まると、トラブゾン・スポルのサポーターが、ヴォルカンが守るゴールマウスめがけて異物を投げ入れた。煙に包まれたゴールマウスを見て、主審は試合を止めた。投げ込まれた異物が除去されたあと、試合は止められた位置から再開された。ゴールマウス前に投げ込まれた異物の中にはドアノブまであった。
 前半23分、フェネルバフチェがエメニケのゴールで、0:1と先制した。
 興奮は、フェネルバフチェのゴールのあと、更に一層高まっていった。トラブゾン・スポルのGKオヌル・クヴラクは、ヴォルカンが守るゴール裏のスタンドに向かい、「落ち着け」と警告を発した。
 試合が、度々止まったため、前半はロスタイムが10分にも達してしまった。
 前半終了間際、スタンドでの騒ぎが再び始まると、ビュレント・ユルドゥルム主審と副審は、フェネルバフチェの選手たちに控え室に入るように指示した。
 前半ロスタイム9分、ピッチ内に投げ込まれた異物のため、ビュレント・ユルドゥルム主審により、試合は休止の宣告がなされた。
 試合に関する扱いは、トルコ・サッカー協会理事会に委ねられることだろう。




ベシクタシュ:1 エスキシェヒル・スポル:0(ベシクタシュ公式HP 14. 3.10)

カマラ(左)モッタ(右)(ミリエット紙) エルサン・ギュルム(ヒュリエット紙)"  ベシクタシュは、トルコ・リーグ第24節で、エスキシェヒル・スポルを1:0でくだした。

 試合は、エスキシェヒル・スポルのキックオフで始まった。試合の序盤は、ベシクタシュが試合を支配していた。ディフェンスラインを中盤にまで押し上げ、相手陣内でプレスをかけるということを実行していたベシクタシュだったが、最初の15分間はゴール・チャンスを見出すことができなかった。同17分、オウズハンのパスを、ペナルティエリア・ライン上で受けたジョーンズが放ったシュートは、相手ディフェンダーに当たりコーナーキックへと替わった。ベシクタシュの試合運びで試合は動いていったが、ギョクハン・トーレが、絶好機を生かすことができなかった。同32分、オウズハンのスルーパスを、ペナルティエリア内で得たギョクハン・トーレが、絶好の位置で放ったシュートは、GKボッフィンに当たり跳ね返されてしまった。前半の終盤に向かい、ベシクタシュのプレッシャーは増していった。同41分、ベシクタシュの左サイドで生まれた 攻撃で、モッタがペナルティエリア内へと入るや否やシュートを放った。だが、ボールはGKに当たり外に出て行った。ベシクタシュは、プレスをかけていったことの結果を出せずに、前半は、両者ともに無得点のまま終わったのだった。
 後半は、ベシクタシュのキックオフで始まった。ベシクタシュは、後半の序盤はテンポが落ちた。後半の最初の15分間、前半のテンポにはほど遠かったところ、ベシクタシュ監督スラヴェン・ビリッチは、同16分、オメルとジョーンズに替えて、ムスタファとホロスコを投入していった。同20分、ベシクタシュが、相手陣内でかけていっていたプレスの結果を出すことができた。ヴェリのパスを、ペナルティエリア・ライン上で受けたホロスコが放ったシュートは、枠の上を越えて外に出て行った。ベシクタシュは、ボール支配率で上回りながら、この特性をゴール・チャンスに結びつけるのに苦労していた。同38分、ケリムのパスを受けボールを持ったムスタファが、相手選手にフェイントをかけたあとに放ったシュートは、枠を捉えず外に出て行った。ベシクタシュが、求めて止まなかったゴールを、エルサン・ギュルムが生み出した。同44分、ギョクハン・トーレがフリーキックを蹴ったあとに生まれたゴール前の混戦の中でボールを得たエルサンがシュートを放つとゴールネットを揺らしていたのだった。1:0。試合は、他のゴールが生まれることはなく、ベシクタシュは、1:0で勝利をものにした。

【ベシクタシュ】トルガ=セルダル・クルトゥルシュ、ペドロ・フランコ、エルサン・ギュルム、モッタ=ジャーメーン・ジョーンズ(後半16分:ホロスコ)、ヴェリ・カヴラク=ギョクハン・トーレ、オウズハン・オズヤクプ、オルジャイ・シャハン(後半33分:ケリム・フライ・コユンル)=オメル・シシュマノウル(後半16分:ムスタファ・ペテクメク)
【エスキシェヒル・スポル】ボッフィン=キャーミル・アフメット・チョレクチ、アカミンコ、セズギン・ジョシュクン、タルク・チャムダル=ラヘム・ラワル、アイタチ・カラ=カマラ、クリストバル・ヨルゲラ(後半28分:エルマン・クルチ)、エルカン・ゼンギン(後半33分:オズギュル・チェク)=アンリ・ビアンヴヌ(後半20分:オヌル・バイラモール)




アレーナに王者が集合(タクヴィム紙 14. 3. 9)

メロ(左)ウーマル・ニアッセ(右)(ヒュリエット紙) アレックス・テレス(ヒュリエット紙)"  ガラタサライは、怒濤の如き臨み方をして、ドラクバとテレスで2:0にしてしまった。後半にはドラクバ、ブラク、ブルーノ(オウンゴール)、スナイデルで点差を開き、フェネルバフチェとの勝ち点差を3と縮めた。

 ガラタサライが、情け容赦のないゴールラッシュを見せた。前節、チャイクル・リゼと引き分け試合を演じてしまい、フェネルバフチェとの勝ち点差が6と開いてしまったガラタサライが、今季大活躍のアクヒサル市役所スポルを6:1でくだし、とても重要な勝利を手にした。前半13分、スナイデルの蹴ったコーナーキックに、ドラクバがゴールライン際でヘディングシュートを試みると、ガラタサライがアクヒサル市役所スポルに対し1:0と先制するゴールとなった。同19分、スナイデルのスルーパスでボールを得たアレックス・テレスが、きれいなシュートを放つとスコアが2:0となるゴールとなった。前半は、このスコアのまま終わった。

                    後半はゴールラッシュ

 後半に入り、試合の主導権を握ったのは、またしてもガラタサライの方だった。同3分、ガラタサライのディフェンダーから出されたロングパスに反応したドラクバが、アクヒサル市役所スポルのディフェンダーのミスからボールを得た。そして、ドラクバは、相手GKをかわし点差を3とするゴールを決めたのだった。3:0。同5分、ドラクバがエムラーと1対1となった。だが、ドラクバの放ったシュートは、エムラーがゴールを許さなかったため、重大なチャンスを逸してしまった。

                    幕引きはオランダ人のスナイデル

 ガラタサライは、3:0とリードしたあとも圧迫を強めていった。同10分、ドラクバがゴールエリア内へと入れたボールに、ブラクが触れると、ガラタサライがスコアを4:0とした。同14分、メフメット・アクユズが、ゴール右斜め前からペナルティエリア内へと持ち込みシュートを放つとゴールが決まり、点差を3と縮めた。4:1。同20分、ブルーノのオウンゴール、そして同27分のスナイデルのゴールで、スコアは6:1となった。そして、ガラタサライが6:1で勝った。

【ガラタサライ】ムスレア=エブエ、セミフ・カヤ、ハカン・バルタ、アレックス・テレス=メロ(後半39分:コライ・ギュンター)、ジェイフン・ギュルセラム、イエクタ=スナイデル(後半31分:ハミト・アルトゥントプ)=ドラクバ(後半24分:ウムト・ブルト)、ブラク
【アクヒサル市役所スポル】エムラー・トゥンジェル=エムラー・エレン、ウーウル・デミロク、イブラヒモ・ソンコ、チャーダーシュ・アタン=エミン・アラダー(後半8分:ワトー・クアテ)、ギュライ・ヴラル=ブルーノ・メゼンガ(後半31分:アフメット・ジェベ)、メフメット・アクユズ、セルタン・ワルダル(後半8分:バハッティン・キョセ)=ウーマル・ニアッセ




フェネルバフチェ、メフメット・トパルより朗報(ファナティック紙 14. 3. 8)

エルスン・ヤナル監督(イエニ・シャファク紙) メフメット・トパル(ファナティック紙)  故障のため、トルコ代表のスウェーデン代表戦に無理をしてリスクを起こさないようにしていたフェネルバフチェのスター選手メフメット・トパルより朗報が届いた。

 今季のプレーぶりが、フェネルバフチェの躍進の一端を担い、また安定した戦いを支えているメフメット・トパルが、この日曜日に行われるトラブゾン・スポル戦に出場できることが明らかにされた。メディカル・スタッフによる手厚い治療が行われ、メフメット・トパルに対し出場可能という報告が、首脳陣に伝えられたということだ。サマンドゥラで行われる試合前最終の戦術練習で、チームに合流予定だというメフメット・トパルを、エルスン・ヤナル監督は先発で起用することになろう。プレーを、左右、前後、いずれの方向へも動かすことのできるメフメット・トパルが、トラブゾン・スポル戦では、フェネルバフチェの重要な武器になることだろう。




ガラタサライに悪い知らせ(TRT 14. 3. 7)

エムレ・チョラク(TRT)
 ガラタサライの若きスター選手エムレ・チョラクが、少なくとも1ヶ月、ユニフォームを着ることができない。

 ガラタサライの若きスター選手エムレ・チョラクが、A2代表戦で蒙ったケガの結果、少なくとも1ヶ月は、ピッチに立てないことが発表された。
 ガラタサライが、この件に関し、公式HPで次のように発表した。「A2代表のスロヴァキア代表戦で故障を発生させたエムレ・チョラクが受けた検査の結果、膝に拡がった内出血、膝の骨にできた挫傷、膝の筋の張り及び軟骨の損傷が判明した。エムレ・チョラクに対する治療は、既に始められている」。




このチームには命がある(タクヴィム紙 14. 3. 6)

メヴルト・エルディンチ(トルコ・サッカー協会公式HP) アルダ(右)(トルコ・サッカー協会公式HP)  アンカラで素晴らしい観客の声援を受けたトルコ代表は、前半2分に、メヴルト・エルディンチが先制ゴールを決めた。後半9分に、トイヴォネンが同点にした。その3分後、オルジャン・アドゥンのダイビング・ヘッドが、勝利をもたらすゴールとなった。

  トルコ代表がアンカラで光を放った。EURO2016本戦出場を見据えたトルコ代表は、アンカラで行われた親善試合で、ズラタン・イブラヒモヴィッチを要するスウェーデン代表を、2:1でくだした。トルコ代表が見せたサッカーは、今後に希望を与えるものだった。この試合に怒濤の如き入り方をしたトルコ代表は、前半2分にゴールを決めた。アルダの出した左サイドからのロングパスを、スウェーデン代表のペナルティエリアの右サイドで得たギョクハン・ギョヌルがダイレクトでセンタリングを入れた。ペナルティエリア内でいいジャンプをしたメヴルト・エルディンチが、トルコのゲンチレル・ビルリーイでGKを務めるダフリンの左を抜けるヘディングシュートで、スウェーデン代表のゴールネットを揺らしたのだった。1:0。

                   ギョクハン・ギョヌル、ゴールライン際からクリア

 同25分、オヌルがパンチングで防いだボールを、ジミー・ドゥルマズの前へ。ジミー・ドゥルマズは、走り込んできてシュートを放ったが、ギョクハン・ギョヌルが、ゴールライン際からクリアした。そのあと、イブラヒモヴィッチがヘディングシュートを試みたが、ボールはゴールネットの上に収まっただけだった。このようにして、前半は、トルコ代表が1:0とリードしたまま終わった。後半2分、ジャネル・エルキンの蹴ったフリーキックは、僅かにサイドバーを逸れて外に出て行った。

                   アルダの放ったミサイル弾、バーを直撃

 同7分、アルダが、約30mの距離からはなった見事なシュートは、バーを直撃して跳ね返った。そのボールを、更にメヴルト・エルディンチがボレーでシュートを放ったが、ボールは僅かにゴールマウスを捉えられず外に出て行った。同9分、セミフ・カヤからボールを奪い取ったトイヴォネンが、トルコ代表のゴールネットを揺らした。1:1。同12分、ジャネル・エルキンの左サイドからの素晴らしいセンタリングに、ファーサイドにいたオルジャン・アドゥンが、これまた素晴らしいシュートを放つとゴールが決まった。2:1。このゴールで、トルコ代表はスウェーデン代表に勝つことができたのだった。

【トルコ代表】オヌル・レジェプ・クヴラク=ギョクハン・ギョヌル、セミフ・カヤ、エルサン・ギュルム、ジャネル・エルキン=アルパー(後半1分:ムラト・ドゥルエル)、セルチュク・イナン(後半22分:オルジャイ・シャハン)、ヌリ・シャヒン(後半ロスタイム1分:オスマン・タルク・チャムダル)=アルダ(後半45分:ウーウル・デミロク)=ブラク(後半1分:オルジャン・アドゥン)、メヴルト・エルディンチ(後半39分:ウムト・ブルト)




エルスン・ヤナル監督のアウェー戦での救世主、復活(ヒュリエット紙 14. 3. 5)

エルスン・ヤナル監督 ヴェボ(ファナティック紙)  ヴェボが、完全に治った。そして、トラブゾン・スポル戦にはメンバー登録される。かなりの可能性として、後半に起用されるだろう。

 フェネルバフチェでは、ヴェボの故障が癒え、トラブゾン・スポル戦には出場できるということで、顔が微笑んでいる。エルスン・ヤナル監督が、いないとき、なかでもアウェー戦でいないときに、大きな苦痛となっていた選手ヴェボが戻ってきたことは、同監督を大いに喜ばせている。同監督は、アウェー戦で、相手陣内でのボールキープを、特にヴェボの力で再び確保しようと考えている。ヴェボが傷んだあと、アウェー戦で苦しんでいたフェネルバフチェでヴェボを欠いたため、エスキシェヒル・スポル、シワス・スポル、エラズー・スポルとの三戦で、僅か勝ち点1しか手にしていない。

                    難しいトラブゾン・スポル戦に間に合う

  トラブゾン・スポル戦で、同監督の指示があれば、ヴェボは18人の登録メンバーに入る。これで、攻撃面での問題は終わるだろう。同監督は、かなりの可能性として、ヴェボを後半に入ってから出番を与えることになろう。




ようやく、メンバーが固まる(ファナティック紙 14. 3. 4)

エルスン・ヤナル監督(ファナティック紙) クリスティアン(ファナティック紙)  主力選手を欠き、先発メンバー構成に苦しんでいたフェネルバフチェで、この問題が取り除かれた。中盤の選手たちのしっかりとしたプレー、ゴールゲッターの復帰が、難しいトラブゾン・スポル戦を前にして、首脳陣に、サポーターに希望を抱かせている。

 後ろから追いかけてきているガラタサライとベシクタシュが勝ち点を失った節で、ゲンチレル・ビルリーイをくだし、勝ち点の差を拡げたフェネルバフチェの選手の顔は微笑んでいる。フェネルバフチェは、追いかけてくる2位との勝ち点差を6と拡げて臨む第24節を前に、選手構成で何ら苦悩は存在していないことは、首脳陣を喜ばせている。ここ数節、故障者や出場停止の選手を多く抱え、メンバー構成で苦しんでいたエルスン・ヤナル監督が、トラブゾン・スポル戦にピッチに送り出す先発メンバーが明らかになってきている。中でも攻撃面での核となるソウの復帰で、一息ついている同監督は、左サイドでいいプレーをしているアルパー、及び、真ん中の戦闘員エムレ・ベレズオウルとメフメット・トパルの動きでもって、勝つ希望を持っている。

                    クリスティアンに希望

 故障者の内、アルヴェスはトラブゾン・スポル戦には無理であることは明らかになっているが、ヴェボの方ははっきりとはしていない。エラズー・スポル戦でレッドーカードをもらい、2試合の出場停止となったクリスティアンに対する強化委員会から出される決定が待たれる。2試合の出場停止を1試合に減じられたベシクタシュのエルサン・ギュルムに対する措置を前例としたいフェネルバフチェは、クリスティアンの出場停止試合数の減に希望を抱かせるものだ。同監督は、クリスティアンをトラブゾン・スポル戦で、そのメンバーに入れたがっていることが明らかになっている。




ガラタサライに苦いチャイ(イエニ・シャファク紙+トルコ・サッカー協会公式HP 14. 3. 3)

ブラク(上)アリ・アドナン(下)(ヒュリエット紙) アフメット・ギョルケム・ギョルク(左)ウムト・ブルト(右)(ヒュリエット紙)  フェネルバフチェが勝ったため、勝ち点を失うことのできなくなったガラタサライだったが、ゴールを得るには61分も待った。チェデューのゴールで、その望みが叶った。だが、後半40分、途中投入されたクーケのゴールを浴び、衝撃が走ってしまった。

  ガラタサライのアウェー戦での悪夢が、チャイクル・リゼ戦でも続いた。この試合、先制をしたガラタサライだったが、絶好のゴール・チャンスを生かすことができなかった。それを、クーケが咎めた。ガラタサライは、これで、優勝戦線に重要な勝ち点2を、またしても失ってしまった。1:1。
 両者ともに、前半は抑制した試合運びを見せたために、前半はゴールという声が上がらなかった。この試合の最初のビッグチャンスは、ガラタサライの方から生まれた。前半18分、スナイデルのスルーパスを、ペナルティエリア内で得たブラク・ユルマズがシュートを放ったが、GKセルカンがゴールを許さなかった。同32分、アリ・アドナンの放った遠目からの強烈なシュートは、僅かに枠を捉えずに外に出て行った。前半はゴ−ルの声が上がらなかったが、後半になると、ガラタサライは、一層意欲的にプレーを始めた。

                    ムスレア、重大事態起こす

 後半14分、ウムト・ブルトのシュートは、GKセルカンがコーナーへと逃げた。スナイデルが蹴ったコーナーキックに、前の試合にゴールを決めているチェデューが、ヘッドで合わせるとゴールが決まった。0:1。このゴールのあとも、ゴールに向かう貪欲さが衰えなかったガラタサライだったが、点差を拡げるチャンスを徒に逃していった。同27分には、ウムト・ブルトがフリーになりながら外に蹴り出してしまったり、同33分には、スナイデルが絶好機を生かすことができなかったのだ。同40分、デニズ・カダーのスルーパスを受けペナルティエリア内へと入り込んだテヴフィク・キョセが、GKムスレアにより倒されると、ムスタファ・キャーミル・アビトウル主審はPKを指示した。クーケが、このPKを決め同点に追いついた。1:1。

【チャイクル・リゼ】セルカン・クルントゥル=コライ・アルトゥナイ、ウースマ・ヴィエラ、アフメット・ギョルケム・ギョルク、アリ・アドナン=アイクト・アクギュン(後半32分:レオナルド・クーケ)、カーアン・ソイレメズギレル=クヴァンチ・カラカシュ(後半21分:ルドヴィッチ・シルヴェストゥル)、フロリン・チェルナト(後半21分:テヴフィク・キョセ)、リバン・アブディ=デニズ・カダー
【ガラタサライ】ムスレア=ヴェイセル・サル、オーレリン・チェデュー、セミフ・カヤ、アレックス(後半45分:イゼト・ハジュロヴィッチ)・テレス=イエクタ、メロ、セルチュク・イナン(後半ロスタイム1分:エムレ・チョラク)=スナイダー(後半36分:サブリ)=ブラク、ウムト・ブルト

☆表記の変更☆ シェディユーをチェデューに、スナイダーをスナイデルにしました。




フェネルバフチェ2-0ゲンチレル・ビルリーイ(アクシャム紙 14. 3. 2)

エムレ・ベレズオウル(ヒュリエット紙) ギョクハン・ギョヌル(左)エルミン・ゼチ(右)(ミリエット紙)  シュクル・サラチオウル・スタジアムで、女性と子どものみが見守った試合、ピッチで繰り広げられた戦いは息をもつかせぬものだった。フェネルバフチェは、勝ち点3をエムレ・ベレズオウルの2つのPKで獲得した。

 トルコ・リーグ第23節、フェネルバフチェは、ゲンチレル・ビルリーイを、エムレ・ベレズオウルの2つのPKによる2ゴールで、2:0でくだした。
 シュクル・サラチオウル・スタジアムで行われたこの試合、最高度のテンポでもって始まった。両者ともスピード溢れる攻撃で相手ゴールに迫っていったが、まだ開始8分というところで、ソウの放ったシュートは、転がりながら外に出て行った。試合の序盤に、大きな攻撃が観られた。ゲンチレル・ビルリーイは、ボールをかっさらうことによるカウンター攻撃で相手ゴールに迫ろうとしていた。前半22分、この試合で最も話題となるプレーがあった。ジャネル・エルキンが、左サイドからセンタリングを入れると、ソウが合わせるとボールはゴールに収まった。だが、ソウが、GKラマザンの手を蹴ったということで、主審はファウルと認定しゴールを認めなかった。GKラマザンは手をケガし、交替を余儀なくされてしまった。この時間帯以後、試合をコントロールするようになったのはフェネルバフチェの方だった。次から次へと好機を作りながら、それを生かすことのできなかったフェネルバフチェは、同39分、ベキルが絶好機をも生かせず、前半は0:0のまま終わった。
 後半もまた、とってもいいテンポで始まった。まだ後半3分というところで、ペナルティエリア内へと入ってきたボールに、まずはソウが、次いでエメニケが触れることができなかった。同10分、カイトがヘディングシュートを試みたが、上のバーの当たり跳ね返されてしまった。同11分、ペナルティエリア外から放たれたシュートが、クルシッチの手に当たり、ジュネイト・チャクル主審はPKの判定をくだした。このPKを、エムレ・ベレズオウルが決め、フェネルバフチェが1:0と先制した。同25分、アルパーがペナルティエリア内で倒された。チャクル主審は、2回目のPKを指示した。再び、このPKをエムレ・ベレズオウルが決め、点差を2と拡げた。このゴールは、フェネルバフチェを楽にさせた。試合をコントロール下に置いたフェネルバフチェは、同32分には、ボール支配率が67:33にもなった。試合の終盤、フェネルバフチェが試合を支配したが、新たなゴールは生まれることはなく、フェネルバフチェが2:0で勝利をものにした。
 この勝利で、フェネルバフチェは勝ち点を51に伸ばし、首位の座を守った。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル、ベキル・イルテギュン、エゲメン、ジャネル・エルキン=メフメット・トパル、エムレ・ベレズオウル(後半30分:メイレレス)=カイト、アルパー、ソウ(後半23分:サリフ・ウチャン)=エメニケ(後半42分:メフメット・トプズ)
【ゲンチレル・ビルリーイ】ラマザン・キョセ(前半25分:フェルハト・カプラン)=ハカン・アスランタシュ、アルツィオム・ラズコウ、アンテ・クルシッチ、ウーウル・チフトチ=ジャン・ジャック・ゴッソ(後半37分:オズギュル・イレリ)、ドーア・カヤ=ジミー・ドゥルマズ、ペトロヴィッチ(後半20分:メルヴァン・チェリク)、スタンク=エルミン・ゼチ




ベシクタシュ、アンタルヤ城を攻略できず(ザマン紙+トルコ・サッカー協会公式HP補綴 14. 3. 1)

キョクサル・イエデク(左)モッタ(右)(ヒュリエット紙) コライ・アルスラン(左)オルジャイ・シャハン(右)(ヒュリエット紙)  ベシクタシュは、キーとなる選手を欠いて臨んだ試合で、、アンタルヤ・スポルに掴まってしまった。ベシクタシュは、ガラタサライ戦での敗戦に次いで、優勝争いに重要な勝ち点2を失った。アルメイダが傷み、また、アッティバとネジプがイエローカードをもらい、エスキシェヒル・スポル戦には累積警告で出場停止となってしまった。

 ガラタサライとのダービー・マッチでの敗戦を忘れようとしていたベシクタシュが、トルコ・リーグ前半戦のアウェー戦で2:0で敗れたアンタルヤ・スポルに、またしても勝ち点を失った。0:0。前半には、特に認めるチャンスらしきものはなかった。両者とも、数多くのパスミスを犯し、いずれもが優勢にはなれなかったのだ。ベシクタシュは、ボール自体を前へと持ち込むこともできなかったため、かなり苦しい戦いを行わざるをえなかった。記憶に残るのは、セルカンとのせめぎ合いに入ったヴェリ・カヴラクに対し、イエローカードを出したチャーアタイ・シャハン主審に対し示された反発のうなり声ぐらいだ。
 ベシクタシュは、作戦通り相手ゴールに攻め寄せようとしたが、アンタルヤ・スポルは、、引き気味で注意深く対応していた。前半の45分間が、成果の上がらないものだったことは、統計にも現れている。枠内に飛んだシュートは0:0。ファウルは7:7。後半に入ると、59:41でボール支配率でやる気を見せたベシクタシュは、後半7分、アルメイダにより有効な攻めを見せた。だが、アルメイダのペナルティエリア外から放ったシュートは、枠を捉えることはなかった。アンタルヤ・スポルのカンター攻撃で最初の好機は、後半12分に訪れた。キョクサルが、ゴール左斜め前からディアラにパスを出した。そのディアラが強いシュートを放ったが、ボールはトルガに収まった。ビリッチ監督は、同13分、ジョーンズとオウズハンの交替を行った。遅きに失したにせよ、当然の交替だった。この交替の効果が、早々と1分後に現れた。
 オウズハンのいいパスがオルジャイ・シャハンに渡り、更にアルメイダを動かすと、相手ディフェンスは対応ができなかったのだ。ムラトが、同19分、明白なる好機を生かせないでいると、スタンドは息を呑み込んだ。その直後、ディアラが狭い角度からシュートを試みたが、ペドロがシュートコースに入り、これを防いだ。同23分、興奮が高まった。アッティバの上げたボールに、まずアルメイダが、次いでホロスコが触れたボールが、混戦のなかフォルネッツィがキャッチした。同30分、相手ディフェンダーを、次いでGKを越えることのできなかったアルメイダが、更に攻撃を仕掛けようとしたとき、地面に倒れ起き上がらず、PKを期待したのだったが、何ら反応はなかった。同45分、ホロスコが中へとボールを入れた。ゴールかと思われたがコライがコーナーへと逃げた。

【ベシクタシュ】トルガ=ネジプ・ウイサル、ペドロ・フランコ、エルサン・ギュルム、モッタ=アッティバ・ハッチンソン、ヴェリ・カヴラク=ホロスコ、ジャーメーン・ジョーンズ(後半13分:オウズハン・オズヤクプ)、オルジャイ・シャハン(後半26分:オメル・シシュマノウル)=アルメイダ(後半33分:ウーウル・ボラル)
【アンタルヤ・スポル】サッソ・フォルネッツィ=コライ・アルスラン、ギライ・カチャル、ヨゼフ・ブーム、ヴェダーソン=エヨング・エノー、セルカン・バルジュ=キョクサル・イエデク(後半23分:エムラー・バッシャン)、ウーウル・インジェマン(後半34分:イブラヒム・ダーアシャン)、ムラト・ドゥルエル=ディアラ(後半40分:セミフ・シェンテュルク)




トラブゾン・スポル 0-2 ユベントス、トラブゾン・スポルの欧州に別れ(アクシャム紙 14. 2.28)

アドリアン(中)(アクシャム紙) ゼキ・ヤウル(右)(ヒュリエット紙)  トラブゾン・スポルが、欧州に別れを告げた。UEFA欧州リーグで、ユベントスとのアウェー戦を、2:0で失ったトラブゾン・スポルが、アヴニ・アケル・スタジアムでも同じスコアで負け、決勝トーナメントから篩い落とされた。トラブゾン・スポルのGKオヌル・クヴラクは、数多くのセーヴを見せ大差での負けを防いだ。

 UEFA欧州リーグ2回戦、イタリアで2:0で敗れた試合のリターンマッチで、トラブゾン・スポルは、ホームにイタリアのユベントスを迎えた。
 ヒュセイン・アヴニ・アケル・スタジアムで、チェコ・サッカー協会のパヴェル・クラロヴィッチが主審を務めたこの試合、勝ったのは、0:2のスコアでユベントスの方だった。ユベントスに勝利をもたらしたゴ−ルは、前半18分のヴィダル、同33分のオズワルドのあげたもので、トラブゾン・スポルの方は、試合を通じてゴールをあげることができなかった。
 試合に早々に優勢に立ち、トラブゾン・スポルのゴールを緊迫させたのはユベントスだったが、GKオヌルの見事なセーヴで、最初の波状攻撃ではゴールの歓喜は生まれなかった。しかし、戦いも18分経過したところで、表舞台に上がったヴィダルが先制点をあげ、ユベントスが1:0と先制した。このゴールのあと、プレスを更に一層厚くしたユベントスは、同33分、オズワルドのゴールで、スコアを0:2とした。そして、前半は、この2点差をつけたまま終わった。
 後半に入ると、前半に比べるとテンポが落ちた。0;2のアドヴァンテージがあるため、時間を流すことを考えるユベントスは、時にはトラブゾン・スポルのゴールを脅かすことはあっても、トラブゾン・スポルの好調なGKオヌルを越えるものではなかった。後半の45分では、両者ともにゴールを生み出すことはなく、試合は、0:2とユベントスがリードを保ったまま終わった。
 この結果、トラブゾン・スポルを、イタリアでの第1戦でも2:0でくだしているユベントスが、勝ち上がりを決めた。そして、トラブゾン・スポルは、欧州リーグからの敗退が決まったのだった。ユベントスは、ベスト16の戦いでは、同じイタリアのフィオレンティーナと対戦することになる。このイタリアの2つのクラブによる第1戦は、3月13日に行われる。

【トラブゾン・スポル】オヌル=ボシングワ(後半1分:ジャネル・オスマンパシャ)、ムスタファ・ユムル、アイクト・デミル、カディル・ケレシュ(前半37分:ゼキ・ヤウル)=オゼル・フルマジュ、ゾコラ=オルジャン・アドゥン、アドリアン・ミエルゼジェブスキ(後半27分:アレクサンドル・ブルコヌ)、フローラン・マルーダ=マルク・ヤンコ




ガラタサライ、勝敗はイングランドへ持ち越し(イエニ・シャファク紙 14. 2.27)

シェデュー(ファナティック紙) ドラクバ(左)(ガラタサライ公式HP)  ガラタサライが、チャンピオンズ・リーグ2回戦第1戦を、テュルク・テレコム・アリーナでチェルシーと戦い負けなかった。ガラタサライは、1:1で終わったこの試合の特に後半に見せたサッカーは、ロンドンにおける第2戦に希望を与えるものであった。

 ガラタサライが、チャンピオンズ・リーグ2回戦で、ホームにチェルシーを迎えた。前半に先制を許してしまったガラタサライだったが、後半に見せた効果的なプレーは1ゴールを生み、勝ち上がりへの望みを、ロンドンでの一戦に託すこととなった。1:1。
 チェルシーは、開始まだ4分というところで、ゴールにとっても近づいた。ムスレアが大きくクリアできなかったボールが、ウイリアンの前に転がった。ウイリアンの放ったループシュートを、ムスレアはヘッドでコーナーへと逃げた。同9分、ガラタサライのミスを咎めたチェルシーが先制ゴールを決めた。ガラタサライが、エブエにより攻撃に入ったとき、ボールを失い、そのボ−ルをうまく持ち込んだアスピリクエタのパスを受け、フェルナンド・トーレスがゴールを決めた。0:1。このゴールのあと、相手ゴールに圧力をかけようとしたガラタサライは、同11分、スナイダーのパスに反応したドラクバだったが、ボールをうまくコントロールできなかった。同43分、この試合の最も重要な場面として記録しておく。ブラク・ユルマズが、早く蹴られたコーナーキックのあとゴールを決めたのだが、テリーが手にしていたボールをピッチに投げ入れていたため、主審はゴールを取り消してしまったのだ。
 後半に入り、早々に優位に立ったのはガラタサライの方だった。同9分、ブラクが、ドラクバからのパスを受けシュートさえできていれば1点が入っただろう。同18分、セルチュク・イナンのシュートがバーを直撃したが、同19分にはゴールが決まった。スナイダーの蹴ったコーナーキックに対し、いい位置取りをしていたシェデューが同点ゴールを決めたのだ。1:1。スピードが落ちないガラタサライは、アレックス・テレスの放ったシュートが2点目に近づいたが、チェフがゴールを許さなかった。この試合では、これら以外のゴールは生まれず、お互いがゴールをあげたままで試合は終わった。1:1。チェルシーとガラタサライとの第2戦は、3月18日にロンドンで行われる。

【ガラタサライ】ムスレア=エブエ、オーレリン・シェデュー、ハカン・バルタ(後半1分:セミフ・カヤ)、アレックス・テレス=メロ、セルチュク・イナン=イゼト・ハジュロヴィッチ(前半31分:イエクタ)、スナイダー、ブラク=ドラクバ(後半35分:ウムト・ブルト)




トラブゾン・スポル、ユベントスに対し攻めに出る(ザマン紙 14. 2.26)

ハミ・マンドゥラル監督(トラブゾン・スポル公式HP) マルーダ(トラブゾン・スポル公式HP) エンリケ(トラブゾン・スポル公式HP)  トラブゾン・スポルでは、全ての目が、明日、アヴニ・アケル・スタジアムで行われるユベントスとのUEFA欧州リーグ2回戦の試合に向けられている。

 トリノで2:0というスコアで負けたイタリアの強豪ユベントスを蹴散らすことを狙っているトラブゾン・スポルのハミ・マンドゥラル監督は、この難しい試合でマイナー・チェンジを行うつもりでいる。同監督は、ここ数節で調子の落ちているエムレ・ギュラルに替えてエンリケを先発に起用すること、及び、オゼル・フルマジュとアドリアンの選択で決断を示し、ピッチにはより攻撃的な布陣で臨むつもりであることが明らかになってきている。この間、長期の故障から復帰して、チームとともに練習を再開しているフローラン・マルーダが、ユベントス戦で出場を望んでいる。コンディションが落ちているのを特別練習で補ってきたマルーダは、練習でえらく意欲的であったと言われている。なお、この「トラブゾン・スポル-ユベントス」に一戦は、チェコのパヴェル・クラロヴェッチ主審が裁くことになっている。




1-1=4(フォトマッチ紙 14. 2.25)

エメニケ(左)マーヴィン・ゼーゲラー?(右)(フェネルバフチェ公式HP) オグニエン・ウラニエス(左)アルパー(右)(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェを、数学的数字やコンピューターに基づくデータに基づき、各試合に導いているエルスン・ヤナル監督は、エラズーでは結果を残せなかった。

 首位に立っているフェネルバフチェが、エラズー・スポルとのアウェー戦で、1:1で引き分けた。これで、2位で追いかけているガラタサライとの勝ち点差は4と縮まった。試合開始からの10分間を一方的に攻め、4度の絶好機を演出しながらイヴェッサを越えることのできなかったフェネルバフチェだったが、それ以後は丸で止まってしまったかのようなプレーぶりとなった。前半ロスタイム1分、オヌルがゴールを決め、エラズー・スポルが先制した。後半13分、オヌルがクリスティアンを掴み倒してしまった。クリスティアンは必死になって起き上がると、オヌルの足を蹴った。この行為を、ケマル・ユルマズ線審が、ヒュセイン・ギョチェク主審に伝えた。

         問題のカード、明らかなるPK

 主審は、問題となった決意でもって、クリスティアンにレッドカードを出した。また、同主審は、昨夜、フェネルバフチェに対し、明らかなるPKを与えなかった。後半38分、メフメット・トパルが、この試合のスコアを決するゴールを決めた。同ロスタイム4分、バトゥハンのシュートは、ヴォルカンを超えたが、ギョクハン・ギョヌルが、ゴールライン際からクリアした。これで、フェネルバフチェは、ここ4試合のアウェー戦で、勝ち点を11も失った。そして、ガラタサライとの勝ち点差は4と縮まった。

【エラズー・スポル】ヴァニア・イヴェッサ=タンジュ・カイハン、オグニエン・ウラニエス、パペ・ソウ、マーヴィン・ゼーゲラー=ファビオ・ビリカ、メフメット・ナス(後半42分:チャーラール・ビリンジ)=セルダル・ギュルレル(後半44分:バトゥハン・カラデニズ)、オヌル・アユク(後半30分:セルダル・オズカン)、ロドリゴ・テヨ=デニズ・ユルマズ
【フェネルバフチェ】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル、ベキル・イルテギュン、カドレッチ、ジャネル・エルキン=メフメット・トパル、クリスティアン=メフメット・トプズ(後半28分:メイレレス)、アルパー(後半ロスタイム1分:セルチュク)、カイト=エメニケ




トラブゾン・スポル、息を吹き返す(ポスタ紙 14. 2.24)

ヤンコ(フォトマッチ紙) アドリアン・ミエルゼジェブスキ(左)オメル・バイラム(右)(トラブゾン・スポル公式HP)  トルコ・リーグ第22節で、トラブゾン・スポルがカイセリ・スポルを2:1でくだした。トラブゾン・スポルの勝利を喚び込んだゴールは、アドリアン・ミエルゼジェブスキ(後半4分)、マルク・ヤンコ(後半12分)があげたのに対し、カイセリ・スポルのゴールは、スルジャン・ミヤイロヴィッチのあげたものだった。

 トルコ・リーグ第22節で、上位進出に苦しんでいるトラブゾン・スポルが、最下位に沈んでいるカイセリ・スポルをアヴィニ・アケル・スタジアムに迎えた。前半39分、アウェーのカイセリ・スポルが、スルジャン・ミヤイロヴィッチのゴールで、トラブゾン・スポルに対し0:1と先制した。前半は、これ以外のゴールは生まれず、カイセリ・スポルが前半を0:1とリードしたまま終わった。

                    トラブゾン・スポル、後半になり試合をひっくり返した

 後半に入り、効果的な攻撃を見せ始めたホームのトラブゾン・スポルは、同4分、アドリアン・ミエルゼジェブスキの足から生まれたゴールで、1:1の同点に追いついた。このゴールのあと、勝ち越し点を得るためたたみ掛けた攻撃を仕掛けていったトラブゾン・スポルは、同12分、求めていたゴールが、マルク・ヤンコから生まれ、カイセリ・スポルに対し2:1と勝ち越した。試合の残り時間では、両者の見せた攻撃からは結果が出ず、トラブゾン・スポルが、カイセリ・スポル2:1でくだした。この結果、トラブゾン・スポルは勝ち点を33に伸ばし、カイセリ・スポルの方は16のままに留まり最下位のままである。

【トラブゾン・スポル】オヌル=ボシングワ、アイクト・デミル、ムスタファ・ユムル、カディル・ケレシュ=コルマン(後半1分:エンリケ)、アレクサンドル・ブルコヌ=オゼル・フルマジュ(後半32分:ユスフ・エルドーアン)、アドリアン・ミエルゼジェブスキ、オルジャン・アドゥン=エムレ・ギュラル(後半1分:マルク・ヤンコ)
【カイセリ・スポル】シナン・ボラト=ジュネイト・キョズ、スルジャン・ミヤイロヴィッチ、レヴェント・ギュレン、オメル・バイラム=アブドラハ・ドゥラク、アレクサンドロス・ツィオリス=ディエゴ・ビセスワー(後半18分:オカイ・ヨクシュル)、オンドゥレジ・ヴァネク(後半44分:エンギン・バクデミル)、パブロ・ムーシェ=ボボ(後半18分:シナン・バクシュ)




ここはアリーナ、ここからは得るものはないぞ!(タクヴィム紙 14. 2.23)

メロ(左)オルジャイ・シャハン(右)(ヒュリエット紙) ヴェイセル・サル(左)モッタ(右)(ヒュリエット紙)  ゴール・チャンスという観点からは不毛、ぶつかり合いが数多くというダービー・マッチ、前半37分、ベシクタシュがガラタサライからレンタルで獲得したダニーがPKを与えてしまった。そのPKを決めたセルチュク・イナンが、ガラタサライに勝ち点3をもたらした。ガラタサライの目は、今やチェルシー戦に向けられている。

 強豪同士のダービー・マッチの勝利は、ガラタサライのものだった。ガラタサライは、優勝戦線で重要な意味合いを持つ試合で、ライバルのベシクタシュを1:0でくだし、再び2位に上がった。これで、ガラタサライは、試合数の多い中だが、首位のフェネルバフチェとの勝ち点差を3と縮めた。

                    アレックス・テレス、強烈なシュートを放つ

 アリーナでのダービー・マッチは、期待に反し、アウェーのベシクタシュの方が、優勢に試合を始めた。特にアルメイダが、空中戦を制したベシクタシュは、最初の効果的な攻撃はモッタにより生まれたが、このブラジル人左サイドバックのゴール斜め前からのシュートはひどかった。同19分、ドラクバからのパスを、ペナルティエリア内のゴール左斜め前で得たアレックス・テレスが放った強烈なシュートは、枠を捉えることなく外に出て行った。同21分、ヴェリ・カヴラクのスルーパスを、ペナルティエリアの外のゴール左斜め前で得たアルメイダが放ったシュートは、枠を捉えず外に出て行った。

                    ダニー、またしてもやってしまった!

 同26分、オウズハンのパスを、ペナルティエリアの外で得たオルジャイ・シャハンが放ったシュートは、ディフェンダーからこぼれたが、GKムスレアが押さえた。同37分、ダニーが、ペナルティエリア内のヴェイセル・サルに対し、バランスを崩してチェックに入ると、ジュネイト・チャクル主審はPKを指示した。このPKを蹴ったセルチュク・イナンがゴールを決め、スコアを1:0とした。そして、前半は、このスコアのまま終わった。

                    運命の男アルメイダ!

 ベシクタシュは、、後半2分に、この試合一番のチャンスを、アルメイダが掴んだ。ドラクバの大きなミスから生まれた好機に、アルメイダは至近距離からシュートを放つと、ボールはムスレアの足に当たり外に出て行ってしまった。同28分、ガラタサライがゴール左斜め前で得たフリーキックを、スナイダーが蹴ったが、GKジェンクがキャッチした。同39分、ベシクタシュのゴール前で混戦が生まれた。だが、ブラクは、ボールを追い損ねてしまった。残りの時間で、ガラタサライは、スコアを守り通すことに成功した。そして、優勝戦線に重要な勝ち点3を得たのだった。

【ガラタサライ】ムスレア=ヴェイセル・サル、セミフ・カヤ、ハカン・バルタ、アレックス・テレス=メロ、ジェイフン・ギュルセラム(後半24分:イエクタ)、セルチュク・イナン=スナイダー(後半36分:ギョクハン・ザン)=ドラクバ、ブラク
【ベシクタシュ】トルガ(後半1分:ジェンク・ギョネン)=ネジプ・ウイサル、ペドロ・フランコ、ダニー、モッタ=アッティバ・ハッチンソン、ヴェリ・カヴラク=ギョクハン・トーレ、オウズハン・オズヤクプ(後半35分:オメル・シシュマノウル)、オルジャイ・シャハン(後半23分:フェルナンデス)=アルメイダ




ブルサ・スポル、勢いのあるチャイクル・リゼにゴ−ルを与えず(ザマン紙 14. 2.22)

ベルッシ(ミリエット紙) ルドヴィッチ・シルヴェストゥル(左)タイエ・タイウォ(右)(ミリエット紙)  ブルサ・スポルの女性サポーターの関心は高かった。アタテュルク・スタジアムで行われたこの試合、ホームのブルサ・スポルが、早々と優勢に立った。前半23分、ジャジャのパスを、ペナルティエリア・ライン上で受けたベルッシが、狙い澄ましたシュートを放つと、ボールはゴールネットに突き刺さった。1:0。前半は、ブルサ・スポルが、このゴールの1点でリードして終わった。後半、試合を支配したのはブルサ・スポルの方だった。同21分、セルジャン・ユルドゥルムが、右サイドからペナルティエリア内へと入ったフェルナンドに素晴らしいパスを出した。フェルナンドがシュートを放ったが、GKセルカン・クルントゥルがパンチングで防いだ。だが、その跳ね返りのボールを、再びフェルナンドがシュートを試みると。ボールはゴドフリー・オボアボナの足に当たり、チャイクル・リゼのゴールに収まった。2:0。残りの時間には新たなゴールは生まれず、ブルサ・スポルは、前節輝いたチャイクル・リゼをくだし、勝ち点3を獲得したのだった。チャイクル・リゼの監督として初采配をふったウーウル・テュテュネケルは、初の敗北を味わった。

【ブルサ・スポル】フライ=シェネル・オズバイラクル、イブラヒム・オズテュルク、レナート・チヴェリ、タイエ・タイウォ=シャミル・ジナズ(後半25分:ベキル・ユルマズ)、レナート・ジャジャ(後半43分:エネス・ウナル)=ヴォルカン・シェン(後半15分:セルジャン・ユルドゥルム)、フェルナンド・ベルッシ、フェルハト・キラズ=フェルナンド
【チャイクル・リゼ】セルカン・クルントゥル=コライ・アルトゥナイ、ゴドフリー・オボアボナ、アフメット・ギョルケム・ギョルク、エレン・アルバイラク=ルドヴィッチ・シルヴェストゥル(後半15分:セルジャン・カヤ)、カーアン・ソイレメズギレル=クヴァンチ・カラカシュ、フロリン・チェルナト(後半28分:デニズ・カダー)、リバン・アブディ(後半35分:テヴフィク・キョセ)=レオナルド・クーケ




我らがオルジャンのスイッチが入った(タクヴィム紙 14. 2.21)

オルジャン・アドゥン(左)(トラブゾン・スポル公式HP) アレクサンドル・ブルコヌ(右)(トラブゾン・スポル公式HP)  トラブゾン・スポルが、UEFA欧州リーグ2回戦で、ユベントスに、主審のミスから屈してしまった。そのベラルーシの主審は、トラブゾン・スポルに対しては、氷の如く頑なにゴールを認めなかった。

 トラブゾン・スポルが、UEFA欧州リーグ2回戦第1戦を、イタリアでユベントスに2:0で屈した。トラブゾン・スポルは、トルコ・リーグでの戦いと違い、地に着いた戦い方をした。守備陣と言えば、中盤をうまく固めたため、トラブゾン・スポルは、ユベントス相手に錠前を下ろした状態だった。しかし、前半15分、運命の女神はユベントスに微笑んだ。トラブゾン・スポルのディフェンダーが大きくクリアしようとしたとき、ボールがトラブゾン・スポルの選手の頭に当たり、オズワルドの前に落ちてしまった。そのオズワルドがシュートを放つと、ボールはトラブゾン・スポルのゴールネットを揺らしていた。これで、ユベントスが1:0と先制した。ゴールを喰らったにも拘わらず、崩れることのなかったトラブゾン・スポルは、ユベントスのゴール前に攻め寄せた。だが、求めて止まないゴールをあげることはできなかった、前半は、ユベントスが1:0とリードしたまま終わった。

                    ユスフが流れを変えた、、、ボールはゴ−ルラインを超えなかった

 後半26分、トラブゾン・スポルの運命が変わった。エンリケの中へ折り返したボールを受けたユスフが、ゴールラインを越える前に中へ入れた。ゴールマウス近くにいたオルジャン・アドゥンが、それに触れるとゴールが決まった。だが、ゴールとは認定されなかった。ユベントスは、同44分、ポグバがゴールを決め、この試合をスコアが決した。第2戦は、2月27日、アヴニ・アカル・スタジアムで行われる。

【トラブゾン・スポル】オヌル=ボシングワ、ムスタファ・ユムル、アイクト・デミル、カディル・ケレシュ=オルジャン・アドゥン、ゾコラ、アレクサンドル・ブルコヌ(後半22分:ユスフ・エルドーアン)、コルマン、オゼル・フルマジュ(後半36分:アドリアン・ミエルゼジェブスキ)=エムレ・ギュラル(後半11分:エンリケ)




フェネルバフチェ、5選手を欠いて練習(TRT 14. 2.20)

エルスン・ヤナル監督(ヒュリエット紙)  フェネルバフチェは、エラズー・スポル戦に向けての準備を、1日の休暇を得てのち開始した。

 フェネルバフチェが、トルコ・リーグ第22節で2月24日(月)にアウェーで戦うエラズー・スポル戦に向けての準備を、1日の休暇を得てのち開始した。
 フェネルバフチェ・ジャン・バルトゥ・グランドで、エルスン・ヤナル監督指揮下で行われた練習で、コンディション調整とスピード練習を行ったあと、4組に分かれ5:2でパス練習を行った。
 フェネルバフチェの選手たちは、この練習を、戦術の確認と個人練習で打ち上げた。
 故障中のラウル・メイレレスとクリスティアン・バローニは、特別プログラムでの練習をこなし、エゲメン・コルクマズとムサ・ソウは、屋内外でチームと離れて練習を行っていた。
 休暇を得ているエマヌエル・エメニケ姿は、この練習にはなかった。




マルセイユ、オウズハンを追い求める(タクヴィム紙 14. 2.19)

オウズハン(ザマン紙)  フランスのマルセイユが、ベシクタシュのスター選手オウズハン・オズヤクプを追い求めている。マルセイユらのクルーが、ベシクタシュがブルサ・スポルと戦った試合のスタンドに陣取り、オウズハンの様子を観察していた。

 NTVスポーツのニュースに拠れば、ベシクタシュで、いいプレーを見せているオウズハンの獲得を考えるクラブの中に、フランスのマルセイユが加わった。ベシクタシュの最新の試合ブルサ・スポル戦を、アタテュルク・オリンピック・スタジアムのスタンドで観戦していたマルセイユのクルーは、オウズハンのプレーぶりに満足の意を表していた。その後、用意された報告書では、肯定的な評価が出したとされる同クラブは、今季末まで追求を続けるということだ。
 オウズハンとベシクタシュの契約は、2016年5月で満了する。しかし、ベシクタシュ側は、今季末には、契約の延長に向けてオウズハンと交渉をするつもりでいる。




希望の湧かない試合(タクヴィム紙 14. 2.18)

ブラク(ミリエット紙) セルチュク・イナン(左)エヨング・エノー(右)(ガラタサライ公式HP)  ガラタサライが、前半7分、ブラク・ユルマズのゴールで先制した。同32分にはティタのゴール、同44分にはジェイフン・ギュルセラムのオウンゴールで、ホームのアンタルヤ・スポルが勝ち越した。ウムト・ブルトの後半41分のゴールで、ガラタサライは勝ち点1を確保した。

 ガラタサライが、優勝争いで大きな痛手を被った。ガラタサライは、アンタルヤ・スポルとのアウェー戦で2:2で引き分け、この結果、首位のフェネルバフチェとの勝ち点差が6と開いた。この試合、ガラタサライが早々に優勢に立った。まだ試合開始7分というところで、キング・ブラク・ユルマズがゴールを決め先制してしまったのだ。ペナルティ・エリア内で突き刺すような見事なシュートを放ったゴールゲッター、ブラク・ユルマズのシュートは、正に眺めるに値する素晴らしいものだった。このゴールのあと、アンタルヤ・スポルがガラタサライのゴールに攻めよせた。同32分、ティタがペナルティエリアに入るや放った見事なシュートが、同点ゴールを生んだのだ。同44分、。ピッチではなかなか観ることのできないゴールで、アンタルヤ・スポルが勝ち越した。ディアラのシュートが、ムスレアから跳ね返ってきた。ディアラは、今度は内側に切れ込んだ。ボールに触れようとしたテレスが蹴ると、ボールはジェイフン・ギュルセラムに当たってゴールインしてしまった。後半9分、ディアラのパスがティタに渡る前に、ムスレアがコーナーに逃げることに成功した。ホームのアンタルヤ・スポルが、すんでのところで3点目をあげるところだった。ガラタサライのゴールは、遅くなってから生まれた。同41分、ガラタサライは、ウムト・ブルトのヘッドから同点ゴールが生まれたのだった。2:2。だが、ウムト・ブルトは、ゴールをあげ喜んでいる際にスナイダーとぶつかり、軽い故障を発生させてしまった。ウムト・ブルトは、その後立ち上がり、プレーを続行した。この時間帯以後、ガラタサライは勝利に繋がるゴールを求めた。あらゆるラインを使って、アンタルヤ・スポルのゴールマウスにプレッシャーをかけていったガラタサライだったが、求めて止まないゴールは決められず終いだった。ガラタサライは、これで、ここ5つのアウェー戦で、1度だけしか勝ち点3を得ていない。

【アンタルヤ・スポル】ハカン・アルクン=コライ・アルスラン、ギライ・カチャル、ヨゼフ・ブーム、ヴェダーソン=セルカン・バルジュ、エヨング・エノー=ティタ(後半34分:、ナコ・インサー)、キョクサル・イエデク(後半26分:エムラー・バッシャン)、ムラト・ドゥルエル=ディアラ(後半42分:セミフ・シェンテュルク)
【ガラタサライ】ムスレア=サブリ、セミフ・カヤ、ギレルモ・ブルディッソ(後半38分:エムレ・チョラク)、アレックス・テレス=メロ、ジェイフン・ギュルセラム(後半17分:ウムト・ブルト)、セルチュク・イナン=スナイダー=ブラク、ドラクバ(後半20分:ヴェイセル・サル)




フェネルバフチェ、生き返る(タクヴィム紙 14. 2.17)

エムレ・ベレズオウル(フェネルバフチェ公式HP) ケレム・シェラス(左)アルパー(右)(フェネルバフチェ公式HP)  フェネルバフチェが先制した。後半34分、マルキのゴールに対し、同36分、ベキルがお返しをした。カスムパシャは、後半14分に、ケレム・シェラスがレッドカードをもらい退場処分となっていた。その5分後、エムレ・ベレズオウルのゴールが、フェネルバフチェの先制点となった。そして、同34分にマルキが同点弾を決め、それに対して、同36分、ベキルがお返しをしたのだった。

 フェネルバフチェは、カスムパシャという壁を乗り越え一息つくことになった。2:1。フェネルバフチェのゴ−ルは、後半19分にエムレ・ベレズオウルが、同36分にベキル・イルテギュンのあげたものだった。カスムパシャは、後半11分に、ケレム・シェラスが、この日2枚目のイエローカードをもらい、退場処分となったが、そのカスムパシャの唯一のゴールは、後半34分、マルキから生まれた。この試合のポイントとなる場面は、次の通りである。前半39分、スカリオーネが、ペナルティエリア内にいたバベルにパスを出した。バベルは絶好の位置にいながら、シュートを撃つタイミングがずれ、ボールを奪われてしまった。後半11分、カスムパシャのケレム・シェラスが2枚目のイエローカードをもらい、退場処分となってしまった。これは、ケレム・シェラスが、ギョクハン・ギョヌルを背後から引っぱったことによるものだった。同19分、エムレ・ベレズオウルが、ペナルティエリア内からいいシュートを放つと、見事なゴールが決まった。1:0。同34分、アデム・ブユックが右サイドからセンタリングを入れると、マルキがヘッドで合わせゴールが決まった。1:1。同36分、ベキル・イルテギュンがセットプレーで前に出てきた。そして、GKからのこぼれ球をゴールインさせたのだった。こうして、フェネルバフチェは勝利を手にしたのだった。

【フェネルバフチェ】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル、ベキル・イルテギュン、アルヴェス、カドレッチ=ホルメン(後半1分:クリスティアン)、メフメット・トパル、エムレ・ベレズオウル=メフメット・トプズ(後半37分:サリフ・ウチャン)、カイト、アルパー(後半44分:セルチュク)
【カスムパシャ】イサクソン=エルヤサ・スメ、ヤルチュン・アイハン、リャン・ドンク(後半27分:イルハン・エケル)、サンジャク・カプラン=アンドレ・カストロ、ケレム・シェラス=タバレ・ヴィウデス(後半26分:サナハルビ・マルキ)、オスカー・スカリオーネ、リャン・バベル=アデム・ブユック




トラブゾン・スポルをエムレ・ギュラルが救う(イエニ・シャファク紙 14. 2.16)

イーイト・インジェデミル(左)アドリアン(右)(トラブゾン・スポル公式HP) エムレ・ギュラル(トラブゾン・スポル公式HP)  ベシクタシュとチャイクル・リゼとは引き分け、アクヒサル市役所スポルには敗れと、トルコ・リーグでは厳しい日々を送るトラブゾン・スポルを、カラビュックで、エムレ・ギュラルが救った。勝ち点1を、その若きエムレ・ギュラルの放った2ゴールがもたらしたのだ。

 トルコ・リーグの後半戦を、ベシクタシュとチャイクル・リゼとの引き分けで始め、前節は長い間負けたことのなかったアヴニ・アカル・スタジアムでアクヒサル市役所スポルに大敗してしまったトラブゾン・スポルが、カラビュック・スポル戦では、最後の3分というところで引き分けに持ち込むゴールで救われた。2:2。ハミ・マンドゥクラル監督の下で新しいページをめくろうと試合に臨んだトラブゾン・スポルが優勢に始め、早々にゴールをあげた。トラブゾン・スポルは、前半10分に若きエムレ・ギュラルのゴールで、0:1と先制したのだ。特に前半と試合終了前30分間に有効な攻めを見せたトラブゾン・スポルは、後半に入りリードを許したが、後半42分にエムレ・ギュラルのゴールで引き分けに持ち込んだ。
 前半をリードを許し終わり、しかし後半を怒濤の攻めで始めたカラビュック・スポルは、同7分、ムラトが同点ゴールを決めた。1:1。トラブゾン・スポルが喰らったゴールの衝撃から立ち直る前に、ホームのカラビュック・スポルは、同9分に、エネラモが2:1とリードを確保するゴールを決めた。試合の終盤、オルジャン・アドゥンがペナルティエリア内で倒され、PKではなかったのかという場面があったが、スレイマン・アバイ主審は、試合の続行を命じた。トラブゾン・スポルは、UEFA欧州リーグで、この木曜日にユベントスと戦うが、カラビュック・スポル戦で見せたディフェンスのミスが目立った。後半戦は入り、最も調子のいいチームの一つカラビュック・スポルは、このトラブゾン・スポル戦で引き分け、ヨーロッパのカップ戦への参戦権をめぐる戦いで痛手を蒙ってしまった。

【カラビュック・スポル】ボーイ・ウォーターマン=エルデム・オズゲンチ、イーイト・インジェデミル、ラリース・マビアラ(前半45分:ムラト・アクチャ)、イスハク・ドーアン=フルカン・オズチャル(後半ロスタイム2分:ヨネス・カリオカ)、サンバ・ソウ、ムサ・チャーウラン、エルカン・カシュ=ミカエル・エネラモ、イルハン・パルラク
【トラブゾン・スポル】オヌル=ボシングワ(後半ロスタイム2分:ジャネル・オスマンパシャ)、アイクト・デミル、ムスタファ・ユムル、カディル・ケレシュ=ゾコラ(後半16分:ヤンコ)、コルマン=オルジャン・アドゥン、アドリアン・ミエルゼジェブスキ(後半30分:ユスフ・エルドーアン)、オゼル・フルマジュ=エムレ・ギュラル




チャイクル・リゼ、ガジアンテップ・スポル戦で我を取り戻す(ザマン紙 14. 2.15)

トゥラオレ(左)クヴァンチ・カラカシュ?(右)(ガジアンテップ・スポル公式HP) レオナルド・クーケ(左)シェノル・ジャン(右)(トルコ・サッカー協会HP)  トルコ・リーグで、チャイクル・リゼがガジアンテップ・スポルを5:1でくだした。ここ15節の間、勝ち点3を取れていなかったチャイクル・リゼが、その見せたサッカーでサポーターを歓喜させた。新リゼ・スタジアムで行われたこの試合、ホームのチャイクル・リゼが、早々に優勢に試合に臨んだ。

 チャイクル・リゼの中盤を務めたクヴァンチ・カラカシュが見せたプレーが、大勝となった試合の最大の役割を果たした。前半6分、レオナルド・クーケの素晴らしいゴールで、チャイクル・リゼは1:0と先制した。同11分にはルアルア、同20分にはリバン・アブディがゴールを決め、チャイクル・リゼは点差を拡げていった。同37分、ハリス・メドゥニャニンが、ガジアンテップ・スポルの唯一の得点となるゴールを決めた。前半は、チャイクル・リゼが3:1とリードしたまま終わった。後半も怒濤の如き吹き荒れたチャイクル・リゼの勢いは、同38分と45分に、デニズ・カダーのゴールが決まり、この試合を5:1で制したのだった。

【チャイクル・リゼ】セルカン・クルントゥル=コライ・アルトゥナイ、ウースマヌ・ヴィエラ、アフメット・ギョルケム・ギョルク、エレン・アルバイラク=クヴァンチ・カラカシュ、ルドヴィッチ・シルヴェストゥル=ルアルア(後半31分:テヴフィク・キョセ)、フロリン・チェルナト(後半15分:カーアン・ソイレメズギレル)、リバン・アブディ=レオナルド・クーケ(後半42分:デニズ・カダー)
【ガジアンテップ・スポル】カルセマルスカス=マリウス・スタンケヴィキウス、ケマル・トカク(後半39分:オウルジャン・チャーラヤン)、ジレス・ビニャ、シェノル・ジャン=ハリス・メドゥニャニン、サパラ(後半21分:イブラヒム・アクン)=アブドゥ・トゥラオレ、セルダル・オズバイラクタル(前半34分:ビロル・ヒクメト)、トゥルグト・ドーアン・シャヒン=ジェンク・トスン




フェネルバフチェに更にもう一人故障者が!(イエニ・シャファク紙 14. 2.14)

ギョクハン・ギョヌル(ファナティック紙)  シワス・スポルとのアウェー戦で負けたことで、優勝争いで大きな痛手を蒙ったフェネルバフチェで、ギョクハン・ギョヌルが傷み、新たな衝撃が走っている。

 トルコ・リーグ第20節で戦ったシワス・スポルに2:0で敗れたフェネルバフチェに、エゲメンがレッドカードをもらったこと、ジャネル・エルキンがイエローカードをもらい累積警告で出場停止となったこと、更にソウの故障に次いで、悪い知らせがギョクハン・ギョヌルから届いた。
 シワスで行われた試合で、ホームのシワス・スポルが決めた2得点目のとき、ゴール前でグランドに倒れたギョクハン・ギョヌルは、倒れた際に膝を打撲した。この月曜日は休暇となったフェネルバフチェで、ここ2日間続いた練習を、痛みがあるため続けられなかったギョクハン・ギョヌルの状態は、本日明らかになるが、カスムパシャ戦で出場できるかは疑わしいものがある。




「トルコ杯」男、ブルサ・スポル:3-0(ファナティック紙+ブルサ・スポル公式HP補綴 14. 2.13)

ケナン・オゼル(左)タイエ・タイウォ(右)(ブルサ・スポル公式HP) セルジャン・ユルドゥルム(左)レナート・ジャジャ(右)(ファナティック紙)  トルコ・リーグで目標からはほど遠くなってしまっているブルサ・スポルが、トルコ杯の戦いでサポーターの顔をほころばせた。ブルサ・スポルが、昨日、アクヒサル市役所スポルを3:0でくだしたのだ。この結果、アクヒサル市役所スポルにとっては準決勝進出の夢が打ち砕かれてしまった。勝ち点を13としたブルサ・スポルは、A組を首位で終えた。

 ブルサでのトルコ杯の戦い、ホームのブルサ・スポルにとっては、首位で終えるには勝ち点1で十分だった。アクヒサル市役所スポルにとっては、勝ち点3を得た場合には、準決勝進出ができるはずだった。ダウム監督は、セスタクのようなキーとなる選手は休ませ、前にはフェルナンドを置くワントップで、ゴールを求めようとした。トラブゾンで、大成功の勝利を携えて意気が上がったままブルサ入りしたアクヒサル市役所スポルは、、本来の先発メンバーで臨んだ。前半13分、ブルサ・スポルが1:0と先制した。フェルハトが蹴ったフリーキックのボールに、フェルナンドがヘッドで合わせると、GKエムラーがこれを防いだ。その跳ね返りのボールを、シャミルがいいシュートを放つと、アクヒサル市役所スポルのゴールネットが揺れたのだった。同18分、フェルハトが絶好の位置で、いいシュートを放つことができたれば点差を2と拡げることができたのだが、実際は、外に蹴り出してしまっただけだった。同36分、タイウォが蹴ったフリーキックは、グランダーのいいボールだったが、バーの近くを転がりながら外に出てしまった。一方、アクヒサル市役所スポルの方は、最初の35分間の中では、ケナン・オゼルとウーマル・ニアッセによる僅かな攻撃があったに留まった。

                     アクヒサル市役所スポルのゴール、崩壊

 後半に入り、有効な攻撃が、ブルサ・スポルに看られた。同5分、フェルナンドがゴールかと思える好機を逸した。同8分、フェルハトが左サイドのゴール斜め前から放ったシュートは、僅かに枠と捉えることができなかった。同11分、アクヒサル市役所スポルが真っ青になった。ケナン・オゼルがレッドカードをもらい10人となってしまったアクヒサル市役所スポルが、リードを許しながらゴールを求めること、ましてやスコアをひっくり返すことが難しくなってしまったのだ。案の定、同32分、コーナーキックからのボールを、フェルナンドがヘッドで後ろに逸らすと、レナート・ジャジャが、ヘッドでゴールを決め、スコアを2:0とした。同ロスタイム2分、若きエネスが素晴らしいゴールを決め、この試合のスコアを決した。この点差、及び10人で戦ったことで、アクヒサル市役所スポルは、この試合を、更にトルコ杯の戦いをも棒にふってしまった。

【ブルサ・スポル】フライ=オザン・トゥファン(後半1分:セルジャン・ユルドゥルム)、レナート・チヴェリ、イブラヒム・オズテュルク、タイエ・タイウォ=シャミル・ジナズ、ベキル・ユルマズ、レナート・ジャジャ=ミカエル・バッサー、フェルナンド(後半34分:エネス・ウナル)、フェルハト・キラズ(後半26分:ヴォルカン・シェン)
【アクヒサル市役所スポル】エムラー・トゥンジェル=エムラー・エレン、ウーウル・デミロク、チャーダーシュ・アタン、セルカン・ヤルチュン=メルテル・ユジェ、イワン・セザル(後半11分:セルタン・ワルダル)=ケナン・オゼル、メフメット・アクユズ、ギュライ・ヴラル(後半27分:アフメット・ジェベ)=ウーマル・ニアッセ(後半27分:エミン・アクダー)




首位へ、勝ち点5差まで迫ったベシクタシュ(タクヴィム紙 14. 2.12)

オルジャイ・シャハン(上)(ヒュリエット紙) ヴェリ・カヴラク(ミリエット紙)  ベシクタシュが、昨日、カスムパシャを打ち砕いた。そして、優勝戦線に自らの存在を知らしめた。首位に、より接近したベシクタシュのゴールは、アルメイダ、フランコ、ヴェリ・カヴラクのあげたものだった。なお、セルダル・クルトクルシュが、後半4分に退場処分をくらい、ベシクタシュを10人にしてしまった。

 カスムパシャのドンクが、試合が続行しているときに、手にしていたボールをアルメイダに投げつけたために、再試合となった試合で、笑ったのはベシクタシュの方だった。0:3。これで、ベシクタシュは、首位に立つフェネルバフチェとの勝ち点差を5と縮めた。トルコ・リーグで、ベシクタシュが生き続けるに重要な意味を持つこの試合、中盤でのせめぎ合いという形でスタートした。ベシクタシュの選手たちは、カスムパシャの選手が仕掛けるプレスを受け、速い攻撃に出た。そのベシクタシュが求めて止まないゴールが、前半26分に生まれた。ヴェリ・カヴラクの素晴らしいスルーパスで始まった攻撃で、最後の仕上げをアルメイダがしてみせたのだ。0:1。同34分、ベシクタシュは、点差を2と拡げた。コロンビア人選手フランコが蹴ったコーナーキックのボールが、相手ゴールネットを揺らしたのだ。2点目のゴールが決まり楽になったベシクタシュは、カスムパシャのゴールに一層攻め寄せるようになった。同44分、ペナルティエリア内にいたオルジャイ・シャハンがパスを出すと、相手選手に当たり跳ね返った。その跳ね返りのボールに反応したこの夜のヒーロー、ヴェリ・カヴラクがゴールを決め、点差を3と拡げた。この結果、前半は、ベシクタシュが3点ものリードをつけて終わった。後半4分、セルダル・クルトクルシュが、相手選手に行った行為に対し、この日2枚目となるイエローカードが出され退場処分となった。これ以後、10人となってしまったベシクタシュは、自陣に引く態勢を執った。ベシクタシュに心酔しているサポーターたちも、0:3というスコアにも拘わらず不安だった。しかし、ベシクタシュの執ったゾーンディフェンスは、相手に付け入る隙を与えなかった。

【カスムパシャ】イサクソン=エルカン・カルタル(後半27分:リャン・ドンク)、ヤルチュン・アイハン、バルシュ・バシュダシュ、サンジャク・カプラン(後半8分:サナハルビ・マルキ)=アンドレ・カストロ、ケレム・シェラス=タバレ・ヴィウデス、オスカー・スカリオーネ、リャン・バベル=アデム・ブユック
【ベシクタシュ】トルガ=セルダル・クルトクルシュ、ペドロ・フランコ、エルサン・ギュルム、モッタ=アッティバ・ハッチンソン、ヴェリ・カヴラク=ギョクハン・トーレ(後半43分:オメル・シシュマノウル)、オウズハン・オズヤクプ(後半36分:ネジプ・ウイサル)、オルジャイ・シャハン=アルメイダ(後半24分:ホロスコ)




カラビュック・スポル、アンカラでお楽しみ(イエニ・シャファク紙 14. 2.11)

ムサ・チャーウラン(左)ジャン・ジャック・ゴッソ(右)(トルコ・サッカー協会公式HP) スタンク(左)ボーイ・ウォーターマン(右)(ゲンチレル・ビルリーイ公式HP)  ゲンチレル・ビルリーイを、後半、エネラモとイルハン・パルラクのゴールで、アウェー戦で倒したカイセリ・スポルが、上昇を続けている。ゲンチレル・ビルリーイは、スタンクのゴールで希望を持ったが、結果はついてこなかった。

 トルコ・リーグ第20節最終試合、カラビュック・スポルが、アウェー戦でゲンチレル・ビルリーイを1:2でくだした。前半の一番の見せ所となったは、前半6分、スタンクの強烈なシュートを、GKウォーターマンが辛うじて外に出したことだった。前半は、両者無得点で終わった。後半16分に相手ファウルから得たフリーキックをエネラモが蹴ると、壁の上を越えて相手ゴールネットを揺らし、カラビュック・スポルが1:0と先制するゴールとなった。同28分、エネラモの放った強烈なシュートは、グランドを跳ねながら転がってくるところ、GKダフリンがパンチングで防いだ。だが跳ね返りのボールにうまく追いついたイルハン・パルラクが、スコアを2:0とするゴールを決めた。同30分、ゲンチレル・ビルリーイの攻撃で、相手ディフェンダーの裏をとったボールに追いついたスタンクが、GKウォーターマンをかわしボールをゴールに収めた。1:2。同37分、エネラモが、GKダフリンをかわしたあと、難しいシュ−トを放つと、ボールはがら空きのゴールマウスではなく外に出て行った。

【ゲンチレル・ビルリーイ】ヨハン・ダフリン=ハカン・アスランタシュ、アフメット・ユルマズ・チャルク(後半39分:ニザメッティン・チャルシュカン)、アンテ・クルシッチ、ドゥスコ・トシッチ=ドーア・カヤ(後半1分:オズギュル・イレリ)、ジャン・ジャック・ゴッソ=オクタイ・デリバルタ(後半11分:デニズ・ナキ)、ペトロヴィッチ、ジミー・ドゥルマズ=スタンク
【カラビュック・スポル】ボーイ・ウォーターマン=ウーウル・ウチャル、ラリース・マビアラ、イーイト・インジェデミル、イスハク・ドーアン=アフメット・イルハン・オゼク(後半37分:ベイカン・シムシェク)、ムサ・チャーウラン、サンバ・ソウ、エルカン・カシュ(後半ロスタイム2分:ムラト・アクチャ)=ミカエル・エネラモ、イルハン・パルラク(後半29分:ヨネス・カリオカ)




フェネルバフチェ、アウェー症候群(イエニ・シャファク紙 14. 2.10)

ソウ(左)カディル・ベクデズジ(右)(フェネルバフチェ公式HP) アルヴェス、ギョクハン・ギョヌル、アイドゥン・カラブルト(右から)(ミリエット紙)  試合開始早々、与えられなかったPK、エゲメンに出されたレッドカードが試合の光景を変えてしまった。フェネルバフチェのディフェンスが崩れた。70分間に渡り10人で戦ったフェネルバフチェは、アイドゥンとブルハンのゴールを、ただ眺めるしかなかった。

 トルコ・リーグで、昨日戦われた試合の結果、首位争いが風雲急を告げる事態となってきた。ホームにフェネルバフチェを迎えたシワス・スポルが、2:0で勝ったことにより、シワス・スポル自身、ヨーロッパのカップ戦への参戦権獲得を追求し続けることができ、また、ガラタサライとベシクタシュが首位を伺うという点では、正に生々しい話となってきた。シワス・スポルは、フェネルバフチェ相手に当然の如き勝利を得た。だが、試合中の不快な時間が試合の結果に直接影響することとなった。その議論を喚ぶ出来事は、試合開始10分後に起こった。右サイドからゴーライン際まで、ソウが持ち込みセンタリングを入れると、ペナルティエリア内にいたカディルが、手でもって、そのボールを制した。明らかなるPKとなる行為だったが、試合は続行を命じられた。前半21分、エゲメンの議論を喚ぶ判定で、まずイエローカードをもらい、それに抗議するとレッドーカードが出て退場となってしまい、あっという間にピッチ内のバランスが崩れてしまったのだ。フェネルバフチェが10人になって以後、シワス・スポルはチチーニョにより危険な場面を作り出そうと努めた。一方、フェネルバフチェがゴールを得るための唯一の頼みの綱はソウだった。

                    ムサ・ソウが交替してしまうと、、、

 前半は、議論を喚ぶ判定やレッドカードのおかげで、両者、無得点のまま終わったが、後半、ソウが傷み交替してしまうと、その影響で、シワス・スポルが、試合を、そして結果をも制することとなった。同13分、シワス・スポルはカウンター攻撃から、アイドゥン・カラブルトのゴールで1:0となった。選手が少ない不利の影響を受けたうえ、リードを許したフェネルバフチェは、かなりプレーの精度が落ちていった。同36分、あとから投入されたウタカが、左サイドからボールを中へと持ち込んだ。そしてセンタリングを入れると、GKヴォルカンが防ごうとしたボールがゴールマウスに向かったところ、最後にブルハン・エシェルが仕上げを行った。この結果、フェネルバフチェにとっては悪い結果が現実のものとなった。2:0。

【シワス・スポル】ニハト・シャヒン=チチーニョ、ウミト・クルト、マヌエル・ダ・コスタ、ズィヤ・エルダル=アデム・コチャク、カディル・ベクデズジ(後半ロスタイム2分:メフディ・タオウイル)=ブルハン・エシェル、ハカン・アルスラン、アイドゥン・カラブルト(後半36分:ジョン・ウタカ)=アーティフ・シャエシューエ
【フェネルバフチェ】ヴォルカン=ギョクハン・ギョヌル、アルヴェス、エゲメン、カドレッチ=メイレレス(後半26分:クリスティアン)、メフメット・トパル、エムレ・ベレズオウル(後半22分:サリフ・ウチャン)=カイト、ソウ(後半19分:アルパー)、ジャネル・エルキン




ガラタサライ 3-0 エスキシェヒル・スポル(ポスタ紙 14. 2. 9)

ジェイフン・ギュルセラム(左)ヒュリエット・グチェル(右)(ミリエット紙) ブラク(ヒュリエット紙)  トルコ・リーグ第20節で、ガラタサライがエスキシェヒル・スポルを3:0でくだした。この結果、ガラタサライは、首位に立つフェネルバフチェがシワス・スポルとのアウェー戦を控える今、フェネルバフチェとの勝ち点差を4と縮めた。

 イタリア人のマンシーニ監督は、エスキシェヒル・スポル戦に送り出した先発メンバーは、トルコ・リーグで直近に戦かい、6:0と勝ったブルサ・スポル戦に送り出した選手たちとは違っていた。
 ブルサ・スポル戦の先発に名を連ねていたセミフ・カヤ、ドラクバ、エブエに替わり、エスキシェヒル・スポル戦には、シェデュー、アレックス・テレス、イゼト・ハジュロヴィッチの名があった。
 テュルク・テレコム・アリーナで行われたこの試合、ホームのガラタサライが、優勢に始まった。そして、まだ開始6分というところで、ハジュロヴィッチのスルーパスに、ペナルティエリア内で追いついたブラク・ユルマズがゴールを決めたのだ。これで、ガラタサライは1:0と先制した。前半18分、シェデューがイエローカードをもらい、これで、次の試合のアンタルヤ・スポル戦は出場停止となってしまった。同32分、ガラタサライはコーナーキックを得た。スナイダーが、このコーナーキックを蹴ると、シェデューがヘッドで合わせ、ガラタサライがエスキシェヒル・スポルに対し2:0とした。前半では、これら以外のゴ−ルは生まれず、ガラタサライが2:0とリードしたまま終わった。
 後半は、アウェーのエスキシェヒル・スポルが優勢に試合を始めた。同8分、ヨルゲラがビアンヴヌとパス交換をしたあと、GKムスレアと1対1となったが、シュートはムスレアが防いだ。同19分、ハジュロヴィッチが、フェイントをかけながらエスキシェヒル・スポルのペナルティエリア内へとボールを持ち込んだ。。GKと1対1となったハジュロヴィッチだったが、シュートは、GKボッフィンが防いだ。同ロスタイムに、ウムト・ブルトが、スコアを3:0とするゴールを決めた。そして、ガラタサライが3:0で勝利を収めたのだった。

【ガラタサライ】ムスレア=サブリ、オーレリン・シェデュー、ジェイフン・ギュルセラム、、ハカン・バルタ=メロ、セルチュク・イナン=イゼト・ハジュロヴィッチ(後半24分:エムレ・チョラク)、スナイダー(後半44分:ウムト・ブルト)、アレックス・テレス(後半39分:ヴェイセル・サル)=、ブラク
【エスキシェヒル・スポル】ボッフィン=タルク・チャムダル、アカミンコ、セルヴェト・チェティン、オズギュル・チェク=ラヘム・ラワル(後半27分:エルマン・クルチ)、ヒュリエット・グチェル(後半33分:アイタチ・カラ)=カマラ、クリストバル・ヨルゲラ、エルカン・ゼンギン=アンリ・ビアンヴヌ(後半17分:ネジャーティ)




ベシクタシュ、堂々と見せ場(タクヴィム紙 14. 2. 8)

オメル・シシュマノウル(ヒュリエット紙) サパラ(左)ギョクハン・トーレ(右)(ヒュリエット紙)  トルコ・リーグで首位を伺おうかというベシクタシュが、難しいアウェー戦で、前半19分、オルジャイ・シャハンのゴールで先制した。後半29分、オメル・シシュマノウルのゴールで点差を2と開いた。同40分、サパラが点差を1と縮めるゴールを決めたにせよ、ベシクタシュは黄金の如き勝ち点3を獲得したのだった。

 トルコ・リーグで、ベシクタシュが力でねじ伏せた。前節、エルジエス・スポルを撃破したベシクタシュが、昨日は、ガジアンテップ・スポルをアウェー戦で1:2でくだした。試合早々に優勢に立ったのはベシクタシュの方だった。前半19分、ギョクハン・トーレが右サイドで持ち込み、いいセンタリングをあげると、オルジャイ・シャハンがヘッドで合わせゴールネットを揺らした。0:1。前半は、両者が中盤でせめぎ合うという形で推移した。ガジアンテップ・スポルは、中盤の選手と、スリートップに入っていたジェンク・トスンとの間で、なかなかボールが繋がらなかった。ベシクタシュは、カウンター攻撃で結果を出そうと努めていた。オルジャイ・シャハンとギョクハン・トーレにより、ガジアンテップ・スポルのゴールマウスに攻め寄せようと試みたベシクタシュだったが、なかなか好機を作り出すには至らなかった。

                    オメル・シシュマノウルの投入により苦悩は去った

 後半の冒頭、ゴールに迫ったのはベシクタシュの方だった。同14分、相手選手をかわしペナルティエリア内に入り、強烈なシュートを放ったギョクハン・トーレのミサイル弾は、僅かに枠を捉えられず、外に出て行った。この場面の2分後、オルジャイ・シャハンが、絶好の位置取りから放ったシュートは外に出て行った。。ビリッチ監督が、アルメイダに替えてオメル・シシュマノウルを投入すると、試合の様相が変わった。

                    サパラのフリーキックから生まれたゴールはびびらせた

 ベシクタシュは、同29分、オメル・シシュマノウルが決めたグランダーのゴールで、点差を2と開いた。同40分、サパラが蹴ったフリーキックが、直接ベシクタシュのゴールに入り、点差を1と縮めた。このあと、ベシクタシュは不安な時間帯を過ごしたにせよ、勝ち点3を得るのに成功した。なお、ベシクタシュは、この火曜日には、カスムパシャと順延されていた試合を戦うことになっている。

【ガジアンテップ・スポル】カルセマルスカス=エクレム・ダー、ケマル・トカク(後半32分:セルダル・オズバイラクタル)、ジレス・ビニャ、シェノル・ジャン=ベキル・オザン・ハス、ハリス・メドゥニャニン(後半1分:サパラ)=ムスタファ・ドゥラク(前半45分:イブラヒム・アクン)、アブドゥ・トゥラオレ、トゥルグト・ドーアン・シャヒン=ジェンク・トスン
【ベシクタシュ】トルガ=セルダル・クルトクルシュ、ダニー、ペドロ・フランコ、モッタ=アッティバ・ハッチンソン、ヴェリ・カヴラク=ギョクハン・トーレ、オウズハン・オズヤクプ(後半42分:フェルナンデス)、オルジャイ・シャハン(後半45分:ウーウル・ボラル)=アルメイダ(後半24分:オメル・シシュマノウル)




シワス・スポル凍てつく、1:2(ファナティック紙 14. 2. 7)

イブラヒム・オズテュルク(左)ジョン・ウタカ(右)(シワス・スポル公式HP) アイドゥン・カラブルト、シェネル・オズバイラクル、イブラヒム・オズテュルク(右から)(シワス・スポル公式HP)  トルコ杯A組で、シワス・スポルはブルサ・スポルと対戦した。グループ・リーグ戦から勝ち上がる最後の機会を生かすことのできなかったシワス・スポルは、ピッチで凍てついてしまった。ブルサ・スポルに、勝ち点3を奪い取られてしまった。シワス・スポルは、1:2で敗れ、トルコ杯から敗退してしまった。

 トルコ杯A組第5戦で、シワス・スポルは、ブルサ・スポルをホームに迎えた。前半9分のシワス・スポルの攻撃で、ペナルティエリアの外でボールを得たジハン・オズカラが、グランダーのシュートを放ったが、僅かに枠を捉えられず、ボールは外に出て行った。同19分、ベルッシが蹴った右コーナーキックに対し、ペナルティエリア内でいいジャンプをしたフェルナンドが、ヘディングシュートを試みたが、ボールは上のバーに当たって跳ね返されてしまった。その跳ね返りのボールは、シワス・スポルのディフェンダーが大きくクリアした。同35分、左サイドから生まれたシワス・スポルの攻撃で、ジハン・オズカラが、ペナルティエリア内へ入るや否や強烈なシュートを放ったが、ボールはバーの上を僅かに越えて外に出て行った。同36分、ジャジャが中盤から送り込んだボールを、相手ペナルティエリア内でコントロールしたオウズハンが、GKと1対1となるという絶好の位置からシュートを放ったが、GKコルジャンは、そのボ−ルを容易くコントロールしてしまった。同45分、ペナルティエリア内でボ−ルを得たオウズハンが、強烈なシュートを放ったが、ボールは枠の傍らを僅かに逸れて外に出て行った。この結果、前半は、両者ともに無得点のまま終わった。

                    後半に入りゴールラッシュ

 後半、両チームともに意欲的に試合を始めた。後半8分、ジャジャが蹴った左コーナーキックに対し、ペナルティエリア内にいたセスタクが、ヘッドでボールを後ろにそらすと、ボールはゴールネットを揺らしていた。0:1。同26分に生まれたシワス・スポルの攻撃で、ペナルティエリアの外でボールを得たジハン・オズカラが、強烈なシュートを放つとゴールが決まった。1:1。同40分、ジャジャが左サイドから中へ入れたセンタリングのボールを、シワス・スポルのDFアフメット・シャフバズが、後ろに蹴り出そうとしたボールが、オウンゴールとなってしまった。1:2。この結果、ブルサ・スポルが、1:2とリードを保ったまま、試合は終わった。

【シワス・スポル】コルジャン・チェリカイ(後半1分:ニハト・シャヒン)=アブドゥルラーマン・デレリ(後半25分:ファーティフ・クラン)、アフメット・シャフバズ、ヤクブ・ナヴラティル、エレン・アイドゥン=メフディ・タオウイル、カディル・ベクデズジ、ハカン・アルスラン、アイドゥン・カラブルト=ペルド・オルドーニ(後半14分:ジョン・ウタカ)、ジハン・オズカラ
【ブルサ・スポル】フライ=シェネル・オズバイラクル、イブラヒム・オズテュルク、セルダル・アズィズ、ミカエル・バッサー=シャミル・ジナズ、フェルナンド・ベルッシ=スタニスラフ・セスタク(後半45分:ヤシン・ペフリヴァン)、レナート・ジャジャ(後半45分:エネス・ウナル)、オウズハン・アイナオウル(後半24分:セルジャン・ユルドゥルム)=フェルナンド




トカト・ケバブ(フォトマッチ紙 14. 2. 6)

イエクタ(中)を讃えるウムト・ブルト(左)エムレ・チョラク(右)(ガラタサライ公式HP) セバハッティン・タンルヴェルディ(左)アレックス・テレス(右)(ヒュリエット紙)  トルコ・リーグで6:0の勝利を飾ったばかりのガラタサライが、今度は、トルコ杯でトカト・スポルを0:3でくだし、準決勝進出の切符を手にした。

 ガラタサライが、トルコ杯B組第5戦で、トカト・スポルにアウェーで0:3で勝った。この結果、勝ち点を10に伸ばしたガラタサライは、エラズー・スポルが負けたことにより準決勝進出を決めた。ガラタサライのマンシーニ監督は、新加入のテレス、サリフ・ドゥルスン、ハジュロヴィッチ、オンティヴェロ、ヴェイセル・サル、ブルディッソに先発出場のチャンスを用意した。テレスとオンティヴェロ、ブルディッソ、ヴェイセル・サルは、初めてガラタサライのユニフォームを着ての試合だった。コライとウムト・ギュンドーアンは、後半になって起用された。

                    正当なゴールが認定されず

 試合を通じて支配権を握っていたガラタサライは、前半25分、オンティヴェロのパスを受けたハジュロヴィッチが先制点を決めた。0:1。同40分、イエクタがペナルティエリア外からの見事なゴールを決めた。0:2。後半に入り、トカト・スポルは1点でもあげようと、プレスを効かしてきたとしても、ガラタサライは、同38分、ハジュロヴィッチのパスを受けたヴェイセル・サルが、フェイクを入れてGKを驚かし、この試合のスコアを決するゴールを決めた。0:3。この試合の前半16分、ルーカス・オンティヴェロが、ペナルティエリアの外から放ったシュートがバーを直撃し、ゴールエリア内に落ちてからピッチに跳ね返った。副審が、これを見ていなかったため、オズギュチ・テュルクカルプ主審は、正規のゴールを無効とした。後半28分にはウムト・ギュンドーアンが、同35分にはセバハッティンの放ったシュートが、バーを直撃して跳ね返されてしまった。
【ガラタサライ】ウフク・ジェイラン=サリフ・ドゥルスン、オーレリン・シェデュー、ギレルモ・ブルディッソ、アレックス・テレス(後半27分:ベルク・イスマイル・ウンサル)=ヴェイセル・サル、イエクタ=イゼト・ハジュロヴィッチ、エムレ・チョラク、ルーカス・オンティヴェロ(後半21分:ウムト・ギュンドーアン)=ウムト・ブルト(後半33分:コライ・ギュンター)




ジェンク・トスン、ベシクタシュと5年契約(タクヴィム紙 14. 2. 5)

ジェンク・トスン(ザマン紙)  ベシクタシュは、ジェンク・トスンと、2014-2015シーズンより有効になる5年契約を結ぶことを公表した。

 ベシクタシュが、正式にジェンク・トスンを獲得した。ベシクタシュ側が、ガジアンテップ・スポルから移籍することになったジェンク・トスンに関する詳細な情報を明らかにした。これによると、2014-2015シーズンより有効になる5年契約を結ぶことになるジェンク・トスン獲得のための移籍金を支払わないことになるというベシクタシュは、ジェンク・トスンには5シーズンで795万EUROを支払う。ジェンクに対しては、来季は170万EURO、2シーズン目は145万EURO、3シーズン目は150万EURO、4シーズン目は160万EURO、5シーズン目には170万EUROが支払われる。また、ベシクタシュは、この22歳となったジェンク・トスンに対し、全てのシーズンについて、1万EUROの出場給が支払う。




オヌル、どこにきても防ぐ(イエニ・シャファク紙 14. 2. 4)

オルジャン・アドゥン(左)コライ・アルトゥナイ(右)(ヒュリエット紙) リバン・アブディ(左)エムレ・ギュラル(右)(トラブゾン・スポル公式HP)  黒海ダービーは、ゴールの声が上がらなかった。トルコ・リーグで14節の間、勝ちのないチャイクル・リゼの勝利への渇望は終わらなかった。一方、トラブゾン・スポルの方は、アウェーでの不成績が、更に続いてしまった。

 トルコ・リーグでチャイクル・リゼが、ホームに迎えたトラブゾン・スポル戦で0:0で引き分けた。トルコ・リーグで、14節の間、勝ちのないホームのチャイクル・リゼは、強豪相手に得た引き分けという結果は、降格争いをする身にとって、勝ち点2を失ったことで重大なものだった。後半戦の開幕戦でベシクタシュと引き分け試合を演じたトラブゾン・スポルは、リゼで中途半端なサッカーをしてしまい、2試合連続で勝ち点を1しか得られないという結果となった。この試合にいい始まり方をしたチャイクル・リゼは、最初の30分間は、ほとんど相手ゴールに向かい一方的に攻めた。相手陣内で大きなプレッシャーを与え、トラブゾン・スポルのゴールマウスに緊迫感を与え続けたホームのチャイクル・リゼは、前半、数多くのチャンスを逃してしまった。これに対し、トラブゾン・スポルは、オルジャン・アドゥンにより勝利を喚び込むゴールを模索したが、前半は0:0のまま終わった。後半も優勢に試合に臨んだのはチャイクル・リゼの方だった。クーケ、ルアルア、リバン・アブディにより、ゴールを模索したが、同13分には、バーを直撃するシュートもあった。特に試合の終盤、息を呑む攻防が展開され、そして多くのゴール・チャンスがあった。だが、90分間、ゴールの声は上がらず終いで、0:0のまま試合終了を迎えた。

【チャイクル・リゼ】セルカン・クルントゥル=コライ・アルトゥナイ、ウースマヌ・ヴィエラ、アフメット・ギョルケム・ギョルク、アリ・アドゥナン=クヴァンチ・カラカシュ、ルドヴィッチ・シルヴェストゥル=エンギン・バイタル(後半1分:セルジャン・カヤ)、ルアルア、リバン・アブディ(後半42分:デニズ・カダー)=レオナルド・クーケ
【トラブゾン・スポル】オヌル=ボシングワ、ジャネル・オスマンパシャ、アイクト・デミル、カディル・ケレシュ=ゾコラ、コルマン(後半33分:エンリケ)=マルーダ(前半39分:ユスフ・エルドーアン)、アドリアン・ミエルゼジェブスキ、オルジャン・アドゥン=エムレ・ギュラル(後半24分:オゼル・フルマジュ)




怒濤の如きガラタサライ、6:0(ポスタ紙 14. 2. 3)

セルダル・アズィズ(左)ドラクバ(右)(ミリエット紙) スナイダー(右)を讃えるエブエ(左)(ミリエット紙)  トルコ・リーグ第19節、ガラタサライは、ウイスリー・スナイダーがハットトリックを行った試合で、ブルサ・スポルを6:0でくだし、フェネルバフチェとの勝ち点差を7と縮めた。ガラタサライのゴールは、ウイスリー・スナイダー(前半13分、20分、43分)、エマヌエル・エブエ(前半24分)、ディディエル・ドラクバ(後半21分)、それにセルチュク・イナン(後半43分)があげたものだった。

 前半13分、ガラタサライは、ウイスリー・スナイダーのゴールで1:0と先制した。スナイダーのパスを受け、ペナルティエリア内へと入ったフェリペ・メロが、ゴールラインまで持ち込み、ファーサイドにいたスナイダーに折り返しのパスを入れた。あとは、スナイダーが触れるだけで良かった。同17分、ガラタサライは、絶好機を逸した。ペナルティエリア内へ入り、メロが放ったシュートを、GKフライがクリアしたのだ。同20分、スナイダーの素晴らしいゴールで、スコアを2:0とした。中盤でボールを得たスナイダーが、ペナルティエリア手前まで持ち込み、ペナルティエリア内へと入るやシュ−トを放つと、ブルサ・スポルのゴールネットを揺らしていた。このゴールの4分後、フェリペ・メロのパスを受け、エマヌエル・エブエがペナルティエリア内へと入った。そして、GKセバスティアン・フライをフェイントでかわしゴールを決めた。
 同43分、スナイダーが、自身では3ゴール目を、またチームとしては4ゴール目を決め、ガラタサライが4:0とリードすることとなった。ペナルティエリア・ラインで、タイエ・タイウォがチェックに入ったボールが、PKポイントにいたスナイダーの前に転がった。スナイダーがシュ−トを放つと、ボールはゴールネットを揺らしていた。前半は、ガラタサライが4:0とリードしたまま終わった。

                     ゴールは、後半に入っても続く

 ガラタサライは、後半21分に、ディディエル・ドラクバの足から生まれたゴールで、スコアを5:0とした。エマヌエル・エブエがゴールライン際まで持ち込み折り返したボールに、うまく触れたドラクバが、ブルサ・スポルのゴールネット揺らしていた。同43分、今度、表舞台に上がったのはセルチュク・イナンだった、セルチュク・イナンが決めたゴールで、この試合のスコア6:0が確定した。この結果、ガラタサライは勝ち点を37と伸ばし、ブルサ・スポルは27のままに留まった。

【ガラタサライ】ムスレア=エブエ、セミフ・カヤ(後半39分:サリフ・ドゥルスン)、ハカン・バルタ、サブリ=メロ、ジェイフン・ギュルセラム、セルチュク・イナン=スナイダー(後半12分:ハジュロヴィッチ)=ドラクバ(後半33分:ウムト・ブルト)、ブラク
【ブルサ・スポル】フライ=シェネル・オズバイラクル、セルダル・アズィズ、レナート・チヴェッリ、タイエ・タイウォ=フェルナンド・ベルッシ、シャミル・ジナズ(後半40分:ベキル・ユルマズ)=コリン・キャーズム・リチャーズ(後半27分:オウズハン・アイナオウル)、スタニスラフ・セスタク、セウジャン・ユルドゥルム(後半19分:ヴォルカン・シェン)=フェルナンダオ





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