忙中閑あるかな? 黄紺の日々


トルコのこと、キプロスのこと、こんなことを主に、日々思うこと。ときどき、韓国のこと、 日本のことも混じるかも? 仕事に忙しくっても、頭のなかは、トルコのこと、キプロスのこと考えてる。 頭のなかは、いたって長閑。それが、、、、、、

黄紺、なのさ。



2008年 7月 18日(金)午前 0時 43分

 トルコへ出かける日が、ぼちぼちと近づいてきている。職場へ、「旅行届」を出すとき、漠然と考えている行程表を、初めて書面にすることとなるが、毎回、このとき、自分の考えていることが、無理なものか、適切なものかが判ってくる。今回は、無理っぽいぞという感想。シリアに行くとして、やっぱ、でんだけして帰ってくるのは、もったいないと思うのでとなると、自ずと、トルコ滞在日数が制限されてしまう。今回、実は、これを思い知らされてしまったのです。だったら、陸路、ブルガリアに入るかと、居直ってみたりしている。ということで、毎度ながら、具体的な行程は、行きの飛行機の中となりそうだ。それもね、なかなか結論が出ないのです、毎回。どんどんと決断力が落ちています。あーでもない、こーでもないと、うじうじと考え出してしまうのです。老化現象ですね。
 とにかく、本日のお出掛け記録を認めておく。今日は、繁昌亭の夜席「第1回上方・江戸 噺の会」に行ってきました。この会は、林家小染が主宰し、お友だちの東京の噺家さんを招くという趣向のものです。番組を記すと、たま「いらち俥」、文華「八五郎坊主」、燕路「井戸の茶碗」、(中入り)、竜楽「そば清」、小染「景清」という、なかなか豪華なものです。トップのたまは、こういうときに、よく出すネタ「いらち車」、今日は、箕面から帰りの部分にまで入ってくれました。2回目の市電との遭遇での三者のストップモーションが、秀逸です。アイデアマンらしい演出。そして、空中に舞い上がったところで、「気になるところですが、お時間です」と下がりましたが、これは、ちょっとかっこのいい切り上げ方、たま、冴えています。文華の「八五郎坊主」は、自分的には当代随一と太鼓判だったはずなのですが、緊張があったのかなぁ、奔放さに、物足りなさを感じました。それに、席の近くでアメを食べるバカ女に、気を削がれたのも大きいな。開演前の放送を、聞いてない。やかましいっちゅうねん。燕路は、「井戸の茶碗」、東京の噺家さんは、どうして、繁昌亭では、このネタを出すのでしょう。燕路は、軽妙と言えば、軽妙、だけど、「軽」の方にシフトしています。それに、早口なのかな、せわしない口調、徐々には慣れてきましたが、歳をとった侍の台詞では、トーンも変えて欲しいし、テンポもいじって欲しかったな。でも、噺の力はすごいものがあります。気になる口調を、いつしか、噺の力がクリアしてました。中入り明けは、竜楽で、「そば清」。ネタに入る前に、師匠円楽の作った寄席「若竹」に客が入らなかった話を延々とやってました。最初は、懐かしさで、興味津々でしたが、ちょっとしつこかったな。その感性で、ネタは大丈夫かと心配しましたが、飄々とした演じ方、キャラの描きわけに、わざとらしさを感じながらも、惹かれてしまってる黄紺でした。他のネタでの変身ぶりに逢いたい気になりました。トリの小染は、「景清」のフルヴァージョン。最後が、「瘤弁慶」風になるというのは、知識としては持っていましたが、実演に接するのは、初めてじゃないかな? 前半の主役のキャラが、明るすぎて、大丈夫かなと思っていたのですが、大丈夫だったと言っていいと思います。フルヴァージョンをするためには、目が見えなくなったことに拘泥しない方が、いいのかもしれません。漫画チックになるには、それ相応の準備が要るということなのでしょうね。
 ということで、なかなか重量級の会になったと言えば、いいでしょうか? そうそう、今日、繁昌亭で、「彦八まつり」のチラシを発見。今年の奉納落語会は、4つ。いずれもが、プレ襲名披露と銘打ってる。米團治、枝鶴、春蝶、それに、つく枝の文三まで入ってました。文三襲名は、ホントにホントなのだと、確認できました。米團治に続き、えらい名前が復活します。




2008年 7月 17日(木)午前 5時 40分

 振替の連休も終わり、仕事が再開。夜遊びも、再開、、、いえいえこれは、仕事が休みであろうが、そうでなかろうが、継続中です。昨夜は、アメリカ領事館近くの小径にある「梅新イーストホテル」であった落語会に行ってまいりましたが、その近くに、安売りうなぎ丼の店「宇奈とと」を発見。梅田店があるとは知ってはいましたが、ここが梅田店とはと、ちょっとびっくり。次回、この会に来るときは、こちらで晩ご飯の誓いを立てました。
 そちらで、同期の噺家さん5人の会「5パターン」という会があったのですが、この日は、メンバーの雀太が体調不良とかで、お休み。既にネタ出しがされていたので、それを、そのまま、呂竹が代演という形をとり、結果的に、トリと2席演じることになったため、仲間の噺家さんから、「今日は、呂竹独演会」と冷やかされていました。そないなことを含めて、まず、開演前に、4人で、ご挨拶がありました。一番のお喋りは、吉之丞。まず、番組を記しますと、瓶成「東の旅〜発端〜」、呂竹「煮売屋」、吉の丞「七度狐」、(中入り)、三幸「月宮殿星の都」、呂竹「近日息子」となります。出来は、4人の内3人には、同じことが言えます。なんか、完全には噛まないけれど、噛みかげん、そんな聴いてて落ち着かない口演が続きました。常に、躓くぞ躓くぞと、気を揉みながら聴いている感じなのです。呂竹は、「煮売屋」を、随分とかけてるはずなのに、あの流れの悪さは、今日に向けてのネタくりが足らなかったのでしょうね。慣れても慣れても、必要な努力が不足していたのではと思ってしまいました。呂竹のもう一つ、「近日息子」は、今日のお目当てだったのですが、本人も言ってましたが、難しいです。しょうもないこと言いの兄ちゃんに対して怒っていく、この噺のハイライト部分での感情移入が、かなり足らないのです。ちょっと時間がかかるかもしれません。呂竹自身の殻が破れないと、クリアできないかもしれません。なんか、照れがあるような印象でした。呂竹自身は、このネタを聴いて、師匠に入門したと言ってましたから、精進されることを期待しています。吉之丞は、正雀で、「刻うどん」を聴いたときと似た感想。言葉が荒くというか、ぞんざいになってしまうところは直してもらわないとあかんです。庵主さんの言葉遣いが、気になりました。くすぐったつもりが、外してしまってることになってるのも、認識して欲しいものです。なんか、最近、吉之丞のあらのようなものが気になっています。本格派の雰囲気を持つ人だけに、修正を期待しています。繊細な注意心みたいなものですね、望むのは。三幸は、なぜ、こないなネタをやろうとしたのかがわからずじまいでした。めったに出ないから、出ると聴いておこうとするのですが、いつも、同じ感想を持ちます。おもしろくないのです、このネタ。たいそうな構想の噺としては、看板倒れのネタです。ですから、取り上げたわけを知りたかったのです。3人について書きましたが、本日の出来で、一番気に入ったのが、瓶成。ただ、この人の明るいキャラが、「野辺」にかかると消えてしまったのは、どうしてなんでしょうか? ご陽気に、しょうもないことを言い合う屈託のなさ、明るさ、こういった望ましいものを、天性のものとして持っているはずの瓶成が、根暗キャラに見えてしまったのです。でも、たたきは快調で、清々しさがありました。
 今朝も、早々と目が覚めてしまい、こないなことをしています。今日も、厳しい日となりそうです。ただ、昨日、今日と、明け方は涼しくて、ホッとしています。




2008年 7月 15日(火)午後 9時 55分

 本日は、振替休日2日目。体調も、随分と回復しました。しかし、暑いです。そんななか、昼間の出張を挟んで、午前と夜と、2部に渡って、お出掛け致してまいりました。しかし、振替休日に出張では、再度、振り替えねばなりません。面倒なことです。
 まず、午前の部として行ったのは、繁昌亭の朝席。平日に拘わらず、朝席とは、繁昌亭バブルも、ここまでやってきたの感じです。「智之介・ひろば 二人会」が予定されていたのですが、智之介が、病気休演という事態に。代演として、紅雀と吉弥が出るということで、俄然、切符の売れ行きも上がったよう。さながら、米朝一門若手の会となってしまいました。ただ、これだけのメンバーが揃うと、質的にも、上々の会となりました。前座の二乗は、どんどんとグレードアップした「子ほめ」。身体表現としての落語という点では、もう完成の域です。伊勢屋の番頭が、ちょっとだけ出てくる短縮ヴァージョン。次 が、紅雀、マクラで、散々、この会に出るに至ったわけ、その間に、自分が、いかに軽く扱われたかが語られ、場内、大爆笑、ネタは、「花色木綿」。マクラが効いたのか、ネタでも、反応がいい客席でした。中トリは、主役のひろば。紅雀のマクラを肴に、言い訳しつつ混ぜ返しトークで、ぐんぐんと、客席は暖まり、そこで、「七段目」。だが、以前、一度聴いたときに比べて、切れがありませんでした。慣れてきたことから起こったものと想像します。中入り明けが、吉弥。きっちりと、「ちりとてちん」続編のお知らせをしておりました。ネタは、この真夏に「刻うどん」。一番見事に、吉朝版をなぞっています。ただ、微妙な間の悪さが、気になりました。客が笑ってる時間に、次なるくすぐりが発せられていたのです。そして、トリが、再び、ひろばで、「狸の化け寺」。珍しい噺ということもあり、また、展開が気になるような構成なものですから、空気が張り詰めてるのがわかりました。なかなかの好演でした。そして、下げですかすというのが、いいな、この噺。
 南森町で、若干時間調整。それを際どくしすぎて、出張先の高槻への移動が怪しくなりましたが、辛うじてセーフ。昔懐かしい高槻の街を歩くことができました。出張先での用事が済むと、再び、高槻で、時間調整。少し早めでしたが、高槻で、晩ご飯を食べてから移動したものですから、またまた、際どい移動。行き先は、昨日に続いて、中崎町。プラネット・プラスワンで、チュニジア映画「ババ・アジズ」という、イスラームのスーフィを取り扱った映画を観ました。「ババ・アジズ」のババは、「お父さん」、「アジズ」は「聖人」を意味する言葉なのでしょうが、そのまま題名に使われてるので、おかしいなと、始まる前は思っていました。始まると、これは、孫が、爺さんを呼ぶときの言い方だと判ります。「アジズ爺ちゃん」というわけです。だったら、題名も、そうすればいいのに、そうしてない。それが、最後に判りました。「アジズ」に、やっぱり意味があったみたいなのです。爺さんが、集会と称していたのは、スーフィの集会でしょうし、砂漠の中のモスクで繰り広げられる祈りの光景は、スーフィを想起させます。スーフィと聖人の問題は、まさに、どなたかが扱われていたテーマ。それを踏まえて、最後の爺さんの言う、永遠との結合を理解しなければならないのでしょう。難しい、そして、神秘的な映像が印象に残る映画でした。ほぼ、砂漠が舞台。そこに組まれたセットや、本物の遺跡、街が、その雰囲気を増幅します。完全に理解するためには、相応の知識が必要だと思いますが、どの辺を押さえれば解るかなくらい は解るのが、救いかな? 貴重な映画が、日本で紹介されたものです。
 そんなで、はや代休2日間は終わりました。また、明日から仕事ですが、今週は、3日働けば、3連休ていうのが、いいですね。




2008年 7月 15日(火)午前 7時 28分

 土日の出勤は、とっても堪えました。暑いなか、クーラーもないところで立ち働くのは、黄紺の年齢ばかりではなく限界に達していたように思います。もちろん、夜遊びにも食い込むような感じで、仕事に時間を取られてしまいましたので、家へ直行の2日間でした。昨日の月曜日、そして、今日と、振替の休日なのですが、その土日の疲れを癒すだけでも大変です。でも、この間、家のこと、何にもしてなかったぞと、昨日は、朝から出かけ、午後にまで食い込んで、その抜けていたことを、いろいろとやっておりました。そして、午後も、かなり回ったところから、いよいよ自分の時間と動き出したのですが、やっぱ、無茶っていうところがありました。ま、そんなことも含めて、お出掛け記録です、もちろん、昨日分だけです。
 まず、十三の七芸へ行き、日本映画「花はどこへいった」を観てきました。ベトナムへの従軍経験のある夫を、肝臓癌で亡くしたのは、ベトナム戦争中の枯れ葉剤を浴びたからだと、友人から示唆された坂田雅子監督が、その被害者の今を追いかけたドキュメンタリー。かつては、日本のTVも、時々、取り上げていた問題ですが、世代が進むにつれても、その被害が出ていること、また、アメリカ政府が、その責任を認めていないことなど、この映画で知ることがありました。新鮮だったのは、坂田雅子監督の亡くなった夫は、アメリカの地方都市の普通の青年だったが、ベトナムに送り込まれることにより、それを機に、社会問題、国際問題に目覚め、自ら写真の技術を学び、世界の有名誌に、自らの写真を配信するまでになったことでした。そして、ベトナムにこだわり続けていったことです。それがあったればこそ、この映画は完成したのです。ただ、黄紺は、疲労がひどく、ところどころ、インタビュー場面などで、ダウンしてしまってました。かなり、後悔していますが、体が許してくれませんでした。
 七芸を出て、阪急で梅田へ、そこから歩いて中崎町へ向かいました。行き方は迷いましたが、この方法が、やっぱベストですね。中崎町の「プラネット+1」で行われています「アラブ・シネマ・シリーズ-2」に行ってまいりました。昨日の夜に上映されたのは、アルジェリア映画「インターネットの扉」(2004年作品)でした。チャットで知り合ったフランス人女性が、アルジェに来るというので、兄を巻き込み、兄弟二人で、その女性を迎えるために、大あらわの、ちょっとドタバタ劇。準備のために、裏社会の男に金を借りる代わりに、闘羊での八百長を求められる。フランスから、実際に、彼女が着いて、でも、彼女が、実際には、何の目的で、アルジェに来たかは明らかにされず終いなんだけど、二人は、喜んで、歓待していくが、いよいよ、闘羊の日になり、八百長をしないために、裏社会の男に命を狙われる羽目に。でも、最後に、彼女が助けるのですが、裏社会のボスが、彼女の実父だったからなのですと、まあ、めっちゃB級映画のノリ。兄弟は、アルジェリアからフランスに渡りながら、アルジェリアに戻ってきた家族。彼女は、アルジェリアからフランスに渡り、フランスに留まった人という具合に、面白い人物構成を用意しながら、その辺の掘り下げは、一切なく、単なるドタバタになっていたのが惜しいと、黄紺などは思ってしまうのですが、そないなことを描く映画じゃないよと言われてみれば、それだけのことなのかもしれません。
 ということで、代休2日目ですが、体調は、だいぶと回復傾向。でも、暑い。今日は、出張が、午後に入っています。ですから、振替の振替となるわけです。ただ、涼しいところにいれますので、許せる気分なのですが、そこへ行くまでが、暑い。なんせ、高槻まで行かねばならないのですから。




2008年 7月 11日(金)午後 11時 55分

 週末の土日連続出勤を前にして、かなり疲労が蓄積してきている金曜の夜だ。そうなることが、十分に予想されたので、若干、夜遊びは自制中。昨日の木曜日は、家へ直行。そして、宵の口にダウン。2時半過ぎに起きてしまい、2度寝のために、夜中に、熱燗をちびりとやっておりました。
 今日、金曜日は、そのようななか、頑張ってワッハまで行ってまいりました。「南湖だんご40〜旭堂南湖話術研究会〜」が、4階の小演芸場であったのです。この会は、全くの南湖の一人会。今日は、甥っ子弟子の南舟が、お手伝いに来ていましたので、何から何までの一人会ではありませんでしたが、出演は、もちろん南湖だけでした。ネタの最初は、講談紙芝居「原子怪物ガニラ3」です。今じゃ、いろいろと突っ込みが入りそうなあまりにも非現実的な内容ではあるのですが、長閑な古き良き時代の遺物紹介の時間です。そして、メーンは、「赤穂義士銘々伝」より「堀部安兵衛・其の5〜血煙高田馬場〜」でした。今回は、叔父が、高田馬場での果し合いに臨み、そこで倒れる経緯、そして安兵衛が駆けつけるところまででした。話の最大のポイント、高田馬場の決闘、18人斬りが、次回です。話の展開がおもしろく、聴き込んでしまいました。今までのように、引き延ばし、もったいぶる展開だと、やはりテンポが落ちます。今日くらいの密度での展開が、グーですね。最後の一席は、「太閤記」から有名な「長短槍試合」でした。修行時代に教えてもらったんじゃないかな? 南湖テイストの語り口とは思えない物言いが、いろんなところに、顔を出していたからです。これが、先代南陵の持つ雰囲気と、自分一人で、悦に入っていました。
 さてさて、振り返りが終わりましたが、その間、睡魔が襲ってきます。早く、横になります。おやすみなさ〜い。




2008年 7月 10日(木)午前 6時 10分

 昨日は、仕事の方で、思いもがけないハードな展開となり、ぐったりとしているはずなのに、またしても眠れないという夜を過ごしてしまいました。ただ、朝、起きてみると、雨が降った関係でしょうか、とても爽やかな、涼しい空気が窓から入ってきます。このまま続けば嬉しいのですが、無理でしょうね。ということで、一昨日、昨日のお出掛け記録を認めておきます。なお、月曜日は、家に直行の日でした。
 火曜日(7/8)は、雀のおやどでの「つるはし一夜の宿の会」に行きました。桂米二の会です。この日は、夕方にぐったりしてしまい、結構、疲労が蓄積していた日。落語を聴いていても、時間が経つにつれ、体力、気力が失われていくのがわかりました。3席目の二乗の「茶の湯」を聴いていて、えらく明晰で快調だなぁ、さわやかな口調で、聴いていて心地よいなと思っていたのが、急に聴く根気というものが消えていきました。ほとんど下げの前あたりなのですが、ここが臨界点だったみたいです。次の米二が、トリで出した、期待の「千両みかん」も、人物の描き分けに、流れ、間合いなんか、うまいなぁと感じながら、聴いていく根気のようなものが、最初から最後まで持つことができませんでした。最後の方では、いつもの差し込みが出始めていたのも、根気をなくしていった要因です。それに対して、前半は、調子は悪くはありませんでした。自分の体調ですが。開口一番は、とま都。親の雰囲気が弱いなという感じ。でも、口調は爽やか。今後に期待です。若いから無理もないとは思うのですが。米二の一つ目が、くまざわ作品で、「定年日和」。まず、自分の家族を自虐的に紹介するマクラが傑作。これほど、見事に、ネタの内容を予感させるマクラもないと思える秀逸なもの。定年になった夫が、家の中で身を持て余している風景が、「世帯念仏」を彷彿とさせますが、「世帯念仏」と違って、このネタでは、妻が反撃してきます。そのかしましい風景は、米二の手にかかると、とってもリアルに再現されます。これは、お見事。夫婦のやり取りだけでなく、そこに、子どもを預けにくる娘を登場させます。母ともども、女は、常に元気です。そして、定年になった夫婦の関係性は、一世代下にも受け継がれていく、それを、切れ味のある下げで表してくれてます。とにかく、米二の口演が、見事、最大限に、このネタの魅力を引き出しているように思えます。番組を再掲しますと、とま都「桃太郎」、米二「定年日和」、二乗「茶の湯」、米二「千両みかん」でした。
 昨日の水曜日(7/9)は、繁昌亭の「第73回平成創作落語の会」に行ってきました。かなり疲れてましたが、新作の会ということで、その新鮮さに心を奪われ、しっかりと、最初から最後まで聴いていることができました。聴いていて、良かったな、良くなったなと思ったのが、仁智の作品。これが、ダントツの出来栄え。仁智「恐怖の民宿百物語」は、大傑作です。とぼけた民宿の婆さんとのやり取りで終始する前半と打って変わって、後半は、百物語、恐怖の物語の形を借りて、仁智お得意のポップな笑いが展開する。これは、ホントにホントの大傑作。ついで、かなり上昇だぞと思えたのが、トップに出た鉄瓶の「テープレコーダー」、3回目くらいの遭遇なのですが、言葉の整理なんかがなされた結果、自分の体験談を話すというトークから、登場人物を対象化して描く落語的雰囲気が出てきました。単に、自分の経 験した面白い話を紹介するという枠を越えたような気がします。私落語の難しさを認識したようです。遊方の「戦え、サンダーマン」は、遊方の代表作。この作品は、うまくいくかどうかの責任の半分は、客席が担っています。それによって、演じ手の遊方のノリも変わってくるというもの。そういった意味では、ちょっと重たかったなの印象。たまの「なおみの夢」は、最近、たまが頻繁にかけている作品、ようやく出会えました。前半は、なおみを送り出す両親の掛け合い。中ほどから、芸能界に入ったなおみが上昇していく話、そして、チー・リン監督と出会う話という構成になっています。チー・リン監督の部分は、「スメル」の転用。「スメル」は残して欲しかった噺だから、この転用には、拒否反応、そこからの連想で、継ぎ接ぎの噺という印象が残ってしまうのが、好きになれないのです。福笑のネタは、やはり、今回も拒否反応でした。ということで、こちらも、番組を再掲しますと、鉄瓶「テープレコーダー」、たま「ナオミの夢」、仁智「恐怖の民宿百物語」、(中入り)、遊方「戦え!サンダーマン」、福笑「脂肪遊戯」でした。
 ということで、暑くならないことを願っている、お出掛け前の木曜日です。




2008年 7月 7日(月)午前 5時 13分

 朝5時に、目が覚めてしまった日曜日、ぼんやりとした頭のまま、大阪に向かいました。梅田シティの映画館で上映されている中国映画「1978年、冬。」を観に行ったのです。これが、なかなかいい映画で、文化大革命が終わった直後に時をとり、市井の家族の風景を描いていきます。名もない善良な市民の風景です。その狂言回し的な役割を、家族の次男が担います。歳の離れた長男は、北京からやって来た女の子に恋をします。その日常が、台詞を随分と押さえ、中国の地方都市の一角で描かれていきます。最後、長男の彼女は、北京にいる父親もなくしていますから、結局、親戚の家族はいるでしょうが、気分的には、取り残された感じになるのかな? なんか、この悲しさが、心に沁みます。長男と女の子の関係が決定的になるところで、うとっと来てしまったので、もう一度観てみたい気分です。黄紺的には、とてもお薦めしたい逸品です、この映画。
 梅田シティで映画を観たあと、梅田場外馬券売場近くのカレー屋で昼ご飯。前から、目を付けていた店ですが、競馬の客相手の店で、おいしいとは言えないところ。でも、カレーは、さっさと食べれるので、余った時間で、梅田のネットカフェに、30分余、それから、東梅田に回り、高津神社に向かいました。「文太の会in高津の富亭〜文太の贋作あれこれ〜」があったのでした。毎月第一日曜に、定期的に開かれている会です。この会は、文太が3席、ゲストの壱之輔が「代書屋」を1つ、計4席の会でした。文太は、前説をしたあと、まず、ネタ出しをしてなかった「稽古屋」を、今度、東京で出すからと、最初のネタに選びました。宇治のほーたる踊りのほか、ちょこちょこと、文太風味付けが冴え、次は何かなの期待を抱かせてくれます。「二番煎じ」は、序盤でダウン。酒盛りの準備が始まろうかというところで、復帰。番屋に集う男たちが、しっかりと描かれるので、安定感抜群です。宗助さんいじりが、もう少しくさい方が、おもしろかったかな? ボケ役でもないので、難しいところです。「二十四孝」は「天災」系の男が、最後は、どんどんぼけ倒してくれます。その畳みかけるように、話が展開していく雰囲気が、上手いです。「天災」系の男が、どんどんとかわいく見えてきました。番組を再掲しますと、文太「稽古屋」、文太「二番煎じ」、壱之輔「代書屋」、文太「二十四孝」というものでした。なお、壱之輔は、前日、熱中症で倒れ、この日は、病院から駆け付けたそうです。
 映画も落語会も、その10%くらいは、ダウンしていました。いや、映画は、そんなにはダウンしてないけれど、長男と彼女が接近していくあたりが、吹っ飛んでいるので、そないな比重でダウンと感じてしまいます。土曜日が、ほぼフルで働いたので、僅かの休みだったのですが、寝不足で、かなりぼやーっとしておりました。夜は、普通に帰り、酒を呑んで、呆気なくダウン。いつものことです。そして、またぞろ、明け方に起き上がって、こないなことをしております。すっごい暑いです。こんなで、昼間、どうなるのでしょうか?




2008年 7月 5日(土)午後 11時 36分

 昨日の金曜日は、久しぶりに家へ直行。だけど、こういった日は、お決まりの宵の口のダウン、朝方のお目覚めというコース。でも、睡眠時間は、4日ぶりくらいに、まともに確保できました。土曜出勤も、これで、なんとか対応できたようです。その土曜出勤ですが、1時半には解放されるだろうと、予定を立てていたのですが、とんでもございません。職場を出れたのは、4時半を、少々回っておりました。もう、こうなると、夜遊びのために、職場で時間潰しなんて考えられませんので、日本橋のネットカフェで、丁度1時間、過ごしておりました。そして、夜の部に備えたのでありました。
 目的地は、ワッハ。今日は、「林家亭7月席〜竹丸よ、ワッハを救え!〜」が、ワッハであったのですが、そのワッハで失敗をおかしてしまいました。今日の竹丸の会は、7階であったのですが、4階だと勘違いをしていて、4階の小演芸場で並んでしまったのでした。ただ、明らかに客層が違いますし、外人さんも混じっている。ようやく、中が見えるところまでやってきて、名ビラが目に入り、そこに「英語落語」と書いてあったので、間違いだと確信し、ワッハの係員さんに聞きますと、目的地は7階だとわかった次第です。あとから考えると、7階でありながら、よくぞ開演時間が、7時だったことかと思います。これは、助かりました。竹丸の会は、通常、4階で行われていますので、そないなことになりましたが、竹丸自身の話によりますと、予約のミスで、4階ではなく、間違って7階を予約してしまったとか。客が集まるかと心配していたと言っていました。7階の方が、倍近く入るんじゃないかな。集客力の、そんなに高い人ではありませんから、心配するのは、当然でしょう。主宰者竹丸は、「替り目」と、新作「瓦版事始」の二席を務めました。「替り目」は、かみさんが、目の前にいるのに気づくまで。ちょっと酔いっぷりが足らないかな。あんまり無茶を言ってる雰囲気が、そのため、漂ってはきませんでした。そして、やっぱり、自分の会で、「替り目」を出すんだったら、下 げまでやって欲しいな、これは、いつも、黄紺が思うこと。一方、新作の方は、誰か知らない作家さんの名前が書かれていましたが、その内容は、かなり幕末から明治維新にかけてに明るい方が書かれているのは明白という内容のものでした。擬古典的噺で、磨き上げをしてほしいなと思せられる内容を持ちますが、ひょっとしたら、竹丸自身が作者なのかなと思ってしまったのです。新聞記者じゃないけれど、よく似た職業の経験者ですものね。前座は、吉之丞、最近、よく当たりすぎです。それだけ、先輩連に評価されているのかもしれません。ネタは、「刻うどん」、吉朝同様、一人ヴージョンで、吉朝テイスト満載ですが、抑揚とか、力の抜き方が違うんでしょうね、師匠とは。本格派の雰囲気を持つ吉之丞ですので、これから、どんどんと変化していくことでしょう。ゲストは、三弥で、気弱なマクラで、客を掴むと、いきなり「寝床」に入り、びっくり。ふれ回り報告の後半からスタート。家人が、他の噺家さんに比べると多め。三弥は噛みながら噛みながら、噺を進めていくのですが、気弱なキャラを売り込んでいるためか、結構許されているっていう雰囲気がありました。武骨で、とぼけた雰囲気の出る得な性分です。そんなで、番組を再掲しておきますと、吉之丞「刻うどん」、竹丸「替り目」、三弥「寝床」、(中入り)、竹丸「瓦版事始」となります。
 フェネルバフチェの監督に、アラゴネスが就任した日です。そして、シワス・スポルが、インタートト・カップを戦う日です。いよいよ、08-09シーズン開幕の雰囲気が出てきました。




2008年 7月 4日(金)午前 5時 48分

 昨晩は、呑み会があり、家へ帰ってきて、ほぼその直後に、ダウン。暑い夜でした。そして、朝から、もう暑いです。こんな時間に書いてるということは、またぞろ、睡眠時間を確保できていない夜でもあったのです。相変わらず、厳しいです。
 ここ数日のお遊び記録を認めておく。火曜日(7/1)は、トリイ・ホールでの「第166回TORII寄席〜吉例!笑福亭福笑独演会〜」に行った。福笑が、2席も聴けるというので、以前から押さえてあった会です。開口一番としては、たまも登場というお得な会でした。福笑は、一つ目に、古典落語を、正攻法で演じてくれました。ネタは、「三人旅」でした。こういう風に、まともに演じられると、聴いてる方としても、ちょっと照れてしまいます。逆に、2席目は、異常な内容。5月にかけたときは、後半で、客が引いていったと言っていましたから、もっと、凄まじいものだったのでしょう。内容は、メタボの女性の脂肪を吸引除去をする手術。その医者のドタバタを描いたものなのですが、肝臓や腸なんかを吸引してしまうという、少々猟奇的なもの。これで押さえたんだったら、5月の口演って、さぞやえぐいものだったんだろうと思わざるをえません。1週間ほど後に、再度聴く機会があるのですが、さて変化があるのでしょうか? たまは、開口一番で、「寝床」を出しました。師匠のしないネタをするように心がけてるという気になる発言がありました。「寝床」は、とうさんが出てきて、旦さんの機嫌を戻させるというもの。下げは、どうしたんだったっけ? なんか、中途半端なところでの下げだったような記憶です。伯枝は「へっつい盗人」。マクラで、フラワー・ショーのバラのエピソードが紹介されました。これが、自分的には、最高の爆笑となった日でした。番組を書き直しておくと、たま「寝床」、福笑「三人旅」、(中入り)、伯枝「へっつい盗人」、福笑「脂肪遊戯」となります。
 水曜日(7/2)は、中崎町のカフェであった「たまの小劇場」に行ってまいりました。この日は、たまが3席、ゲストの三幸が、新作を一つ出しました。予定では、これだけだったのですが、会場準備に時間がかかり、開場が、大幅に遅れたばかりか、開場されてみると、肝心のたまは、まだ着替えが終わってない状態。そのため、手伝いに来ていたひろばと三幸で、前説を担当しました。話の内容は、ひろばのインド体験。ブログに書いているだまされ体験でした。たまは、まず は、「看板のピン」、三幸の高座を挟んで、「口入屋」という古典2席。この二つのネタに見るいい点は、共通しています。いわゆるメリハリが効いているというやつです。声を落としたり、決めのポーズを取ったり、繰り返しがうまく、ツボにはまったいい出来でした。「矢橋船」なんかで、功を奏した手法が、うまく生かされているネタが、二つ並んだという感じでした。そして、中入りを取って、新作「夏の日の1993」でした。二股をかけて、彼女と付き合っている男が、別れ話を持ち出す度に、その女とは別れられなくなり、もう一人の女に別れ話を持って行く、すると、そこでまた、別れられなくなるという堂々巡りの話で、終わりとなりました。「ナイトヘッド」という、たまが、繁昌亭で行っている会で、完成に持って行くと言ってました。ただ、私は、9時45分開演の、この会には、余りに遅い開演時間ということで、行かないことにしていますから、完成品は、どこかで、偶然、出会わない限りは、聴けないのが残念なのです。三幸の新作は、「あなたになら言える今日のこと」。漁師の倅が、親の反対を押して、相撲とりになり出世をしてしまうというストーリー。漁師であることの、必然性はなかったってことは考えないで聴く噺なんでしょう。三幸は、噛みそうで噛まないという口演で、且つ噺が細かくどんどんと展開するという形で進み、変化が生んでいく。変化の仕方は、こだわらない方がいいのだろう。その展開のアイデアは、今のところ、さように目立ったものではないが、ここに才気が発揮されるようだと、新感覚派になれるかもと思ってしまいます。どんどんと展開させ、なかでは、ぼけ倒してもいいという感覚でおれば、おもしろくなるかなと思ってしまいました。
 そして、昨夜は、七夕の日。実際の七夕とはずれているのですが、元の職場の方々と、年に1回お会いする日でした。この職場自体がなくなってしまいましたが、こうやって、1年ぶりにお話ししていると、この間の時間の経過は、全く吹っ飛んでしまいます。大切にしていきたい会だと思っています。




2008年 7月 1日(火)午前 0時 25分

 職場から出ようとすると、掴まってしまうということは、よくあることだけど、夜に予定があると、結構、頭に来てしまう、、、それが、今日、起こってしまいました。結果、急いで、コンビニで、サンドイッチなんかを買って駆け付けました。場所は、久しぶりのワッハの7階、「第74回出没!ラクゴリラ」に行ってまいりました。
 さすが、人気の噺家ユニットだけあり、満員の盛況。そして、期待に違わぬ高座と、言うことのない楽しい時間を過ごすことができました。つく枝は、2ヶ月で、12キロ痩せたそうです。毎回、この人は、 自らのダイエット話を、マクラで紹介してますが、ホントの成功話は初めてでした。また、この話が大受け。ネタは、「無筆の手紙」、なんか、つく枝が、このネタをすると、結構マジに、対応してるっていう雰囲気。笑福亭の、こないなええかげんなおっさん、昔はいたわの雰囲気ではありません。ネタ選びに、こないなケースもあるんだなの気分です。合ってないなの感じです。こごろうは、すんなりとネタに入りました。こういった緩急がいいっすね。ましてや、人情噺的雰囲気もある「一文笛」でしたから、そういったもって行き方が光りました。また、ネタを崩すことなく、正攻法だったのが、かえって記憶に残りそうです。ここで中入り。中入り明けは、花丸の「近日息子」。花丸テイスト満載の仕上がりに、大拍手。「天ぷら食いたい」あたりの連続ツッコミに、花丸テイストが、幾つも炸裂。「ひつまぶし」と「ひまつぶし」などなど、です。一つだけ、気に入らなかったのは、寺の坊主をも、作次郎と同列に置いてしまったこと。ボケ役は、作次郎と、長屋で突っ込まれる男だけで、十分です。これだけ強烈なキャラクターに、3人目は不要です。そして、トリは、本日のお目当て、生喬の「へっつい幽霊」。作ぼんがかわいいし、頼りないし、熊五郎は、ホントに、幽霊も、びびりそうだしと、二枚看板のキャラが、実に、上手に描かれてました。そんなで、レギュラーの4人は、誰をとっても、いい感じだったのです。前座役の喬介は、ミスを、笑いに返していましたが、マジでの失敗が、多かったですね。
 とまあ、今週は、いい明け方をしました。でも、暑いですね。へこたれそうです。




2008年 6月 29日(日)午後 11時 12分

 土曜日に働いたので、日曜日は、ホント呆気なく過ぎていきました。せわしなく遊んで、気が付くと、もう1日が終わろうとしています。という今日1日を、振り返っておきましょう。今日は、昼と夜の2部制を取りました。
 昼の部は、繁昌亭昼席だ。この1週間は、浪曲の春野恵子が、繁昌亭初出演ということで、チケットを買っておいたのだった。本日の番組は、呂竹「煮売屋」、三弥「天災」、あさ吉「世帯念仏」、春野恵子「浪曲:天狗の女房」、勢朝「閑所板」、福団治「借家怪談」、(中入り)、春菜「ラジオ川柳」、文也「悋気の独楽」、南鱗「講談:牛盗人」、都丸「高津の富」となり、この番組は、いいです、ホントもったいないくらい。呂竹は、小咄から入るという変化技、今までになかったこと。三弥は、いきなりネタに、終わって時計を見ると、15分ぴったり、計ったような高座でした。あさ吉は、韓国語小咄を披露したりと、うまいマクラ。そして、「世帯念仏」が、客席にバカウケ。びっくりしました。春野恵子の浪曲には、場内静まりかえりました。その張りつめた空気を感じれただけで、満足。浪曲は、素晴らしい芸です。その雰囲気を、がらっと変えるには、この人一番という心憎い番組編成。当の勢朝も、それを察してか、おもいっきりきちゃないネタを持ってくる。この空気が、いいです。福団治は、もうちょっとテンポアップして欲しかったですが、久しぶりに接しれて、満足でした。春菜の、この位置、このネタも、絶妙、いい色変わり。来年の8月に、春蝶襲名が決まったそうです。次の文也が、本格派の芸を見せ、いよいよ終盤に入ったことを知らせてくれます。トリの前に、南鱗が、軽めの講談で、さらっとトリにつなぎました。そして、都丸は、なんと、「高津の富」、びっくりでした。ただ、この日の都丸は、調子はいいとは言えなかったのが、惜しまれます。小石に躓くような口演で、流れが、珍しく悪いものでした。富が当たったことが判るところも、ちょっと大味かな、とまあ、珍しく都丸の高座に、不満なのです。
 日本橋のネットカフェで、時間調整をして、夜の部は、ワッハ4階での「林家亭6月席〜染左開発計画〜」に行ってまいりました。今回は、7階から移り、ちょっとキャパが狭くなったのですが、ちょうど、椅子の数だけ、客が入ったっていう感じでした。染左は、2席。一つ目の「鴻池の犬」は、全体としては、明るい落語的お話っていう感じに仕上がり、いい感じ。旦さんの位もしっかりで、前半は、特にいい感じ。後半の成長したクロに落ち着きか、茫洋としたものが出てれば、鬼に金棒というところでした。あまり演じ手が多いというネタでないだけに心強い噺家さんが加わりました。「猿後家」は、聴かせどころの立て弁の部分が、小さな小石に躓きながらの風情。こればかりは、場数の問題なのでしょうね。それと、べんちゃらを、もう少しくさく演じるともっといいかなの感じでした。前座は、吉之丞「ちはやふる」ということで、昨日と、全く同じ。出来は、よく似たものと思いましたが、受けや、吉之丞自身のノリが違ったように感じました。マクラで、自身の顔を話題にしたのが良く、一挙に客席との距離が縮まりました。スペースが狭いのも幸いしたみたいでした。ゲストの染弥は、「古典をやります」と言って、「読書の時間」。多くの噺家さんが手がけることにより、ネタばれの傾向。そういった感じの反応を示す客席に、染弥がひるんでしまった感じかな? 久しぶりに、気弱な性格が、顔を出してしまった模様。でも、このネタをチョイスしたくなる気持ちは、とってもよくわかります。染左の船場を舞台にした大ネタに挟まれたら、しゃーないです。ということで、こちらも配合の妙を感じ、主宰者の染左が、くっきりと引き立つ番組構成と相成りました。
 こうやって、振り返りますと、充実の会の梯子ということで、満足しなきゃならないと、自戒しています。どうしても、終わってみると、寂しさが先に立ちますので、文句を言いがちになってしまいますので。




2008年 6月 29日(日)午前 8時 39分

 昨日の土曜日は、午前中、普通の勤務。土曜日に、こないなことがあると、ホント疲れてしまいます。ようやく、1時半頃に解放されて、心斎橋に駆け付けました。このほど、大阪の質屋組合の皆さんが立ち上げられた落語会に駆け付けたのでした。
 ただ、この「質屋寄席」、ほど良いクーラーが効き、快適な会場。すやすやと眠ってしまいました。ほとんど、ダウン状態でした。登場した噺家さん5人の内、まともに聴けたのは、1人。「青菜」を出した文華だけ。このネタだったら、別に寝てても良かったのにと思うほど、文華でも何度目かのネタ。ただ、達者な運びに、感心しきりでした。次にちゃんと聴けたのは、トリの福車、ネタは「辞世の句」。聴いたことのなかった待望のネタだったにも拘わらず、手の込んでるわりには、乗れない噺やなと思ってると、虚ろになっちゃいました。同じパターンの繰り返しになってしまうネタだからです。この2つが、中入り明け。前半は、完落ちでした。番組は、生寿「犬の目」、生喬「豊竹屋」、出丸「質屋蔵」でした。お目当ては、出丸だったのですが、これでは、だめです。うっすらと残る記憶の中に、出丸オリジナルなくすぐり、これは、もう一度聴きに行かねばなりません。
 質屋組合のビルの1階に入ってるファミマで、8月の繁昌亭のチケットを2枚ゲット。次なる移動の間にしたことは、食事とこれだけ。それで、7時開演の落語会に、程よい時間になってしまいました。行き先は、摂津市の正雀市民ルーム。阪急正雀駅から徒歩5分弱のところにある施設。この会館となると、「第50回ジャッキー7」だ。雀三郎の筆頭弟子雀喜が、9年続けている会で、この日で、50回となるものだが、「記念」を銘打ってないのは、ノーカウントの会が、2回あったからとか。でも、ゲストは、しっかりと、師匠の雀三郎を迎えていました。この夜の部は、昼間ほどではありませんでしたが、引き続き不調でした。やはり、前夜の眠り方は、体調維持という点からは、ダメだったみたいです。2時20分に、目が覚め、その後は、しっかりと寝たという実感がないままだったのです。今回の「ジャッキー7」の目玉、「高津の富」の最初の盗人に入られたところで、あえなく力尽きてしまったのです。あとは、悲しくも、話は飛んで飛んでの状態。気がつくと、下げの直前でした。だけど、それまでは、持ちました。そんななか、吉之丞、雀喜と続いたあとに出てきた雀三郎は、ホントに圧巻の高座でした。まず、師匠らしく、50回記念の礼を、客に述べ、ちらっと弟子をいじることを忘れないサービス精神を発揮、もう、それだけで、客の心を鷲掴みにして、風格すら感じさせてくれました。そして、演じたのは、「ちしゃ医者」、星に願いをの場面はカットしましたが、見事な人物表現が冴え渡り、聴いていて、ホントに楽しい口演となりました。吉之丞は、このネタ、吉弥にでももらったのかな? それらしい雰囲気を感じさせる仕上がりぶり。ただ、まだまだ発展途上という感じで、手の中に入りきっていないなの感じ。何度も、高座にかけて、自分のものにして欲しいものです。雀喜が、一席目に出てきたときは、近況報告などを、マクラで、淡々と語りますが、それが素朴に笑えて、楽しい雰囲気を作っていました。また、ネタでは、そんなに器用とは思えない雀喜が見せるアクションは、かなりの熟練を積んだことを伺わせる「いらち車」、これは、及第点、◎です。とまあ、その後の雀三郎までは良かったのですが、最後の「高津の富」で、力尽きたというところです。
 雨の日曜日です。もう6月も終わり。今年は、わりかし涼しいですね。こんなだったいいのですが、トルコに行く前まで、こんなで、帰ってきたら、また、こんなでだったら、言うことはないのですがね。




2008年 6月 28日(土)午前 3時 25分

 久しぶりに、家へ直行した金曜日の夜、相変わらず、早く帰ってくると、酒を呑んで、宵の内にダウン。そして、夜中に、目が覚めてます。土曜日は、仕事だというのに、これは、困ったことになっております。サッカー中継を聴いていて寝不足は、心に温もりがありますが、このように、単純に寝れない夜というのは、鬱屈した気持ちで冴えないのです。と言いながら、木曜日(6/26)の夜遊びについて、書き残しておきます。
 空堀商店街から少し入ったところにある町屋を改造したイベント・スペース「にぎわい堂」での会「桂三幸勉強会vol.1 わんぴーす〜帰るまでが修学旅行〜」に行ってまいりました。1階が控え室になっており、そこで、噺家さんが、楽しく談論されているのを聞きながら、2階の会場に入る。この日は、三幸が3席、そうばが、前座、同郷の染太が、応援ゲストで登場という番組でした。愛媛大学工学部出身の三幸が、大学で世話になったのが、染太の父親という関係だそうだ。そして、会場のすぐ近くに、染太は住んでいるそうです。そんなで、こぢんまりとした会で、これから巣立っていこうという噺家さんの初々しさ満載の会だったのだが、、この日は、欧州選手権を、明け方に聴いていた日。途中で、力尽きてしまいました。ちょっと情けない。三幸は、1席目に、「半分雪」、2席目が、新作「アグレッシブごますり」、中入り後の3席目が、師匠三枝作品の「くもんもん式学習塾」だった。2席目と3席目をダウンしてしまったのだ。2席目などは、歌が、2回入ったのだけ記憶にあって、あとは、全然覚えていません。失礼な話です。ただ、三幸は、この日は、ため口っぽいしゃべり方が、復活気味。自分の会だという高ぶり、狭い空間での会での緊張感が、そうさせたのかもしれません。そういったしゃべり方がクリアされた途端、いい感じじゃないと思い出していましたので、聴きに行ったのですが、元に戻って、当てはずれっぽい感じで聴いてしまいました。語り口も、ちょっとせわしないというか、繊細さが足りないというか、期待に反する部分もあったと思います。でも、これからです。長く、この会を続けていって欲しいものです。前座で出たそうばは、師匠ざこば譲りの「ろくろ首」、本人のキャラというよりか、師匠のキャのままのネタとなりました。そういった乗り移り的雰囲気が出せるってこと自体が、この人にはいいんじゃないかって思い、好感を持って聴いておりました。染太も、いいテンション。サービス精神旺盛というか、過剰というか、そんな雰囲気を評価してなかったのですが、この日は、この空間で、テンションを上げてくれることに、感謝の気持ちを感じてしまってました。なお、番組は、三幸の2席目と3席目の間に、中入りを取る構成でした。
 蒸し暑い夜です。暑いからといって、それに応じた寝方をすると、先日のように、急激に気温が下がることがありますので、油断大敵です。ようやく、咳が下火になってきているのですから。もう一度、寝れないか、チャレンジしてみます。




2008年 6月 26日(木)午前 6時 46分

 繁昌亭での「できちゃったらくご!」が終わったのが、11時を回ってから。京阪最終急行に乗って帰ってまいりました。家に着いたら、12時半を回ってしまってました。
 昨日の「できちゃった」は、他の捨てがたい落語会とバッティング。常連さんは、どうやら梯子をされたみたい。そのため、遅れて入ってきた人が、結構、いたんじゃないかな? 黄紺は、仕事のことを考えたり、帰りが遅くなるから、それまでにしなきゃならないことを考えて、掛け持ちは端から考えていませんでした。最優先が、「できちゃった」ですから。昨日は、たまが進行役で、替わりに出番なし。出番のあった噺家さんの作品と感想を、出演順に記しておきましょう。三風は、既にネタ出しをした作品いうことで、トップ。あやめは、ブラジル公演を控えての作品ということで、2番手。あとは、恒例のじゃいけんで出番は決まりました。三風「あ〜あ、定年」、定年を迎え、日がなすることのなくなった男の行動を追いかけるもの。最初は、家庭でのやりとりで、定年男の困りがおかしい。そのあと、定年男を外に出す。カルチャー教室に行き、受付嬢とのやりとりまでは、OK。そこから、カラオケ教室に入れるのが失敗なのか、入れたあとの展開が失敗なのかは判りませんが、なんか違った話になったよう。前半が、とっても良かっただけに、惜しい。あやめ「寿限無ポレトガル版」、イスタンブル・コナックのベリーダンサー嬢から教えてもらったポルトガル語での口演。紙芝居風に、日本語を前に置きながら、ポルトガル語を駆使。ストーリーは、同じ。ブラジル公演に備えてのネタとして用意したものを、この日は披露。三金「パンダ」、落語「動物園」の続編。虎の経験のある男、経験をかわれて、パンダの毛皮を着て、再び動物園に入る。ところが、それが、パンダの発情期と重なり、当て馬役をさせられるという、三金らしくないネタに。なんか、他にしようがなかったのかいと、突っ込みたくなりました。遊方「落とし物」、遺失物預かり所に、拾得物を届けに来た男は、なんとかお礼をもらいたい。そこへ、落とし主が現れて、うまい具合にもらえたでしょうか、それとも、違った展開をしたでしょうかというところ。南湖「トキ」、トリに当たり、なんとか、用意した短い作品を大きく見せようと、マクラを振りすぎ。話は、「絶滅種」の区分、ウミネコから始まり、最後は、トキに至りました。
 EURO2008準決勝で、ついに敗退です。セミフが同点弾を放ったときは、3度あることは4度あると思ったのですが、今回は、そうとはなりませんでした。でも、あのメンバーでここまでとは、ホントすごい話です。




2008年 6月 24日(火)午後 11時 32分

 3〜4日前の暑苦しい夜ながら、夜半になり急激に気温が下降した日に、寝冷えをしてしまいました。夏風邪です。咳がひどく、鼻水も多少、ずるずる、、、、。咳止めや、風邪薬を飲むと、時間に追われている仕事ができなくなると思い、飲まないでいると、咳がひどく、同室の同僚に申し訳なくって、そんな1日だったのですが、懲りない黄紺は、夜遊びだけはきっちりとこなしております。
 今夜は、谷六の薬業年金会館の5階和室であった「第131回旭堂南海の何回続く会?」に行ってきた。「古今名言読切講談 其の参」として行われた今回は、“武芸の家に生まれずば何とてかかる憂き目をば見るべき”(『平家物語』より熊谷直実発言)が取り上げられた。今回も、1時間半の口演でしたが、南海さんにしては珍しく、エピソード集というか、「源平盛衰記」からのええとこどりというか、熊谷関係の話を抜き出したら、こうなってしまったという構成でした。まず、生まれについて、叔父により、先祖伝来の土地を奪われる話、元服して源家に組して失敗をする話、20年飛んで頼朝を助ける話、それがきっかけで再び源家につく、そして、いきなり宇治川の決戦、また飛んで、一の谷、となれば、ここで、敦盛を討つ、後悔し出家をする熊谷、こんな構成です。大きく飛んでなんてのが入り、かなり無理な構成になってるのが解ってもらえますでしょうか? だけど、一の谷で、敦盛を討つくだりは、そうなるのがわかっていても、万感迫るものがあります。敦盛の笛が聞こえてくるのは、熊谷親子が、功を求めて、抜けがけをしたときとなっていました。能楽では、確か、前夜じゃなかったかな? そないなことを考えながら聴いておりました。ところで考えながら聴いている途中から、いつもの差し込みが出てきました。晩に食べたマグドのハンバーガーがダメだったのかもしれません。
 そんなで、まだまだ、咳はとれそうじゃないのですが、昼間に比べると、少しはましになったかもしれません。そんなことを考えながら、横になります。




2008年 6月 24日(火)午前 6時 10分

 2日間の、お出掛け記録を認めておきます。
 日曜日(6/22)は、午後と夜の2部制をとった。午後は、「第8回文楽若手会」に行った。格安のお値段で、文楽を観ることのできるチャンスであるのだ。演目は、「万才・鷺娘」「日吉丸稚桜〜駒木山城中の段〜」「生写朝顔話〜宿屋の段・大井川の段〜」だった。「万才・鷺娘」は、祝言っぽい感じで、頭に。「日吉丸稚桜」は、4月公演で出たばかり。どうやら、一緒に稽古をつけてるって感じですね。去年は、「文楽鑑賞教室」で出た演目だけだったので、この会には行かなかったのです。で、この演題ですが、頭が着いていかない構成。だけど、義理人情の世界って、そのルールに則っているという意味では、とっても論理的なんですね。そんなこと発見です。ただ、黄紺は調子が、もう一つで、ダウンちゃんでした、中ほどは。それに反しと書いてもいいかなと思うのですが、「生写朝顔話」が、こんなに解りやすい話だとは思いもしませんでした。要するに、解りやすいのです。だから、人気曲になったのでしょうね。体面とか考えずに、言わないとダメなときってあるでしょ、、、そんなまどろこしい感じにさせられます。
 夜は、テアトル梅田に回り、「マンデラの名もなき看守」を観に行った。フランス・ドイツ・ベルギー・イタリア・南アフリカ合作映画ということです。マンデラが、初めて映画化を許可した作品だそうです。見終わったあと、わりかしじわっとほかほかとしてくる映画です。実話ですから、最後に、看守夫婦のその後が紹介されるという仕組みになっています。黄紺は、映画を観る前は、何を勘違いをしたのか、看守は黒人で、統治者である白人にこき使われている人だと思い込んでいました。そして、その人が、マンデラと接することで、違った人生に歩み出したというものだろうと、勝手に想像していたのです。実際は、そうではなく、白人で、黒人の言葉を喋れるからということで抜擢を受け、それを、昇進の好機と考えている人だったのです。その彼が、マンデラに接し、人としての大きさ、目指すものの大きさに触れていくという物語でした。
 月曜日(6/23)は、「第357回上方講談を聞く会 ワッハ亭」に行ってきた。南青「塙団右衛門の狸退治」、南湖「安兵衛と村上兄弟」、南鱗「角屋船の由来」、左南陵「伊達政宗堪忍袋」というのが、この日の番組だった。ただ、この日は不調。4席の内、2席は、完璧にダウン。筋立てもわからない状態。もう1席は、うとうととしながらも、筋立ては、なんとか確保っていう具合でした。体調の悪さもあるのですが、演者側に、敢えて責任をなすりつけると、トップバッターの南青くんの話がまとまらなかったから。エピソード集的に、ぐだぐだと話が展開していき、本題になかなか入らなかったという、いえいえ本題っていうのがあったのの雰囲気だったもので、集中力を欠いてしまいました。二番手の南湖のネタが、赤穂義士外伝だったのを除いて、あとの三席は、何らかの形で、秀吉が出てきました。南青くんは、もろ「太閤記」からの抜き読み。南鱗は、家康の話。左南陵は、伊達政宗の話でした。そんなで、悲しい、悲しい、もったいない。
 なんてことで、風邪気味の黄紺ですが、なんとか、お出掛けしてまいります。




2008年 6月 22日(日)午前 8時 30分

 クロアチア戦での劇的勝利の日です。黄紺は、寝付きが悪く、夜中に、サッカー中継を聴いてる場合じゃなかったのですが、6時前に、目が覚めたとき、結果が気になり、ネットで調べると、延長戦に入ったところ。これは、寝直す場合じゃないと思い、TRT-1のライヴを聴いておりました。そしたら、119分での得点。がっくり力が抜けたなぁと思ってたら、「セミフがゴール」の声。我が耳を疑いました。PK戦は、トルコのいけいけどんどんに対し、モラルの落ちたクロアチアは、全然、ダメ、、、そんなで、勝ちました。すっごいです。でも、寝不足です。
 そんな昨日は、繁昌亭三昧の日となりました。昼間は、普通の昼席なのは、当たり前ですが、実は、昨日は、最初、発表された番組だと、可朝が出るはずだったのです。だから、買ったのに、知らないうちに、可朝は消えてしまってました。だから、持て余し気味のチケットだったのですが、でも、せっかくという具合で行ってきたというわけです。番組は、団姫「商売根問」、たま「いらち俥」、わかば「片棒」、吉次「実演:がまの油」、枝光「動物園」、文喬「研修医山田一郎」、(中入り)、都んぼ「秘伝書」、勢朝「ハイウェイ歌合戦」、米八「曲独楽」、きん枝「狸賽」でした。この日の功労者は、たま。一挙に、寄席に来たぞ、遊びに来たぞの雰囲気にしてくれました。型どおり、しっかりと演じた団姫を受け、いわゆる温める役に徹してくれました。ショート落語も入れ、もっと聴かせてよの雰囲気で、お時間ですと、しゅっと下りる姿は、格好よくさえありました。ネタで、お得感のあったのが、文喬。自作の「研修医山田一郎」を、ようやく聴くことができました。自らの入院体験を基に、難解な専門用語も入れつつ、どじな研修医をいじってくれました。なかなかいい出来の新作です。これ以外は、定番ネタばかりで、新鮮味に欠けてしまいました。ま、今日の昼席は、大きな期待が消えてしまってましたから、贅沢を言っちゃいけません。
 南森町の行きつけのネットカフェで、時間調整、そして、晩ご飯。再び、繁昌亭に戻りました。「染二百席錬磨lot.95〜99 ジューンブライド結婚20年の悪夢?!」という会があったのです。同じ夜に、雀三郎の会が、トリイホールであったのですが、手回し良く、繁昌亭のチケットを買ってしまってましたので、雀三郎の「百年目」は、次回回しになりました。で、染二の会の番組は、染太「犬の目」、竹丸「立候補」、染二「三年目」、(中入り)、菊地まどか「浪曲:阿波の 踊り子」、染二「夢の革財布」というおもしろいものだった。染二は、ジューンブライトにちなんだ夫婦の物語を、二題。一つはネタ下ろしを売りにしている、この会、「三年目」が、それでした。これは、以前、志ん朝師が神戸で演じたのを聴いた染二夫人が気に入り、染二本人が演じることをリクエストしたからとか。結婚、20周年のプレゼントということかな? 「夢の革財布」は、東京の「芝浜」、雀三郎の移植版のときに使う題名ですから、当然、雀三郎からもらったものでしょう。ともに、しんみり系で、語りの入る部分は、聴かせてくれます。「三年目」だと、髪が伸びて、ようやく出てくることができるようになった幽霊の述懐、「夢の革財布」では、女房が、夢ではなかったと明かすところ、そして、それに感謝する旦那の述懐、いいですね。だけど、染二は、まともな人情噺に仕立てるのが、虫でも湧いてくるのですかね、しょーもないくすぐりを入れてしまうのです。余計なサービス精神は、逆に、噺を壊しかけません。それがなかったら、双手を上げて、支持しちゃうんだけどなって思ってしまいました。竹丸は、「立候補」を、カットしないでやってくれたと思います。そうなると、出来が、いいのは言うまでもありません。小泉くんの演説は、竹丸オリジナルでしょう。それができる人ですから、そういったレベルで入るくすぐりも、彼のものでしょう。ホント、人に合ったいいネタをもらったものです。それに加え、菊池まどか、いいっすねぇ。染二の家の近所の病院で、8年間、医療事務の仕事をしてたって話が披露されました。意外な顔を見てしまった感じです。そして、このネタが、デビューのときのものだそうですが、いいネタです。三味線は、タイミングよく、阿波踊りを奏でるのです。それに乗せての語り、節と、なかなか味わえない雰囲気に、吸い込まれてしまってました。前座の染太も、わざとらしい感じが減ってきています。こちらが慣れてきたこともありますが、一つの高座の中に、うまい具合にはまる自然な動き、喋りになってきている証拠だと思います。
 欧州選手権は、優勝候補と看ていたオランダが、ポルトガルに続いて敗れてしまいました。トルコにもチャンスとは思うのですが、ケガ人が多すぎますね。ここをどうするかなんだけど、きつい話です、これは。




2008年 6月 21日(土)午前 0時 53分

 えらく強い雨が降る夜でしたが、今夜は、繁昌亭に行ってまいりました。「第2回 繁昌亭大賞発表会」があったからです。これで、1回目と2回目、いずれの繁昌亭大賞受賞式にも、参加したことになりますが、1回目と違って、今日の2回目は、えらく緊張感の少ないものになりました。一つには、受賞式に、吉弥だけでなく、大賞の染二も参加できなかったこと、受賞式に出た遊方とたまがしまらなくて、そないなものになったっていう感じかな? なんか、二人が、落ち着きがなくって。マスコミの取材も、格段に少なくなっていたのも、緊張感の少ないものになりました。ネタ的にも、なんか弱かったような感じかな? たまは、違った意味で緊張していたのかも、しれません。ショート落語を、酒に関するべたな小咄をしてから出したりしてましたから。ネタも、「禁酒関所」で、びっくり。確実に、笑いをとることを、まずもって考えての高座と見ました。そないなプレッシャーがあったのが、受賞式での、なんとなく落ち着かない態度に出ていたのかもしれません。遊方の方は、出る間際に、三味線の糸が切れたことが関係しているみたい。遊方のネタは、「絶叫ドライブ、彼女を乗せて」でした。もうちょっとバカバカしいネタを選ぶのかなと思ってたのですが。繁昌亭での安全ネタって考えてるんだろうか、これは、黄紺の感想です。鶴笑は、紙切りとパペット落語「西遊記」と、大奮発。鶴笑に爆笑賞を与えたスタンスが気に入ってます。繁昌亭大賞の信頼できる部分です。トリの染二は、7時37分に、新大阪に着いたあと、繁昌亭に駆けつけるという綱渡りでの高座。受賞が春に決まったから、春のネタをしますと言って始めたのは、「天神山」でした。曲書きは、もちろんなしです。子どもに別れを言うくだりは聴かせます。ほろりとさせる情緒は、さすがですが、その直後に、「ある春の日のお話でした」は、やっぱ、おかしい。連れ添ったというところで終わるんだったら、それでいいのですが。最後までやって欲しかったです。春の爽やかさは感じさせる口演ですが、もうちょっと陽気が上がらないと、こういった物語は生まれないのじゃないかって思ってしまいました。霞がたなびくような、ぼーっとした陽気に包まれた春のお話、一定の気温を感じさせて欲しいのです、このネタは。黄紺は、それを、「春の爛漫度」なんて言ったりしています。出番は、三四郎、たま(輝き賞)、鶴笑(爆笑賞)、(中入り)、表彰式(プレゼンター:桂三枝)、遊方(創作賞)、染二(繁昌亭大賞)という順序だった。そうそう、トップに出た三四郎が、ぐんぐんと腕を上げています。今日は、「刻うどん」だったのですが、うめだ花月で聴いたときに比べて、とっても進化。たまの「刻うどん」の雰囲気をもらってる感じがしました。それをもらってるだけじゃなくって、演じれる技量を持つまでになったのです。今日一番の収穫と言っていいほどの出来でした。
 夜中の1時近くになってますが、雨は、相変わらず強めに降っています。おかげで、涼しいのはいいけれど、じとじと感は、嫌ですね。




2008年 6月 20日(金)午前 6時 45分

 昨夜は、京都の五条烏丸近くであった「第80回記念 養蓮寺寄席」に行ってまいりました。昨夜は、完全に仁鶴一門会。生仁鶴自体、何年ぶりでしょうか 思い出せないくらい前のことです。仁鶴で、今年70歳、いや少し越えてるかもしれません。元々、声の質からして、細かな人物描写に向いているという噺家さんではありません。才気走った物言いとか、勢いで、地位を築いた人ですから、年齢とともに、その面影も残ってなくなってるなぁの感じでした。それを考えると、歳とって、なお色気のある春団治は、化け物ですね。仁鶴のネタは、「次の御用日」でした。若いときに、一度聴いておきたったですね。それ以外の一門の噺家さんは、仁鶴に、大きなネタを譲って、小ぶりのネタに終始してました。そんななか光ったのが、智之助、ネタは、「野晒し」。この人、こんなに丁寧に、人物描写をしようとし、またできる人だったっけと思い直すほどの出来。位とか、そんなものまで行き届いていると思える好演でした。この会の主宰者仁智は、正攻法の「牛ほめ」。叩き上げの魅力っていうやつです。この会は、仁智の、そういった顔を見ることができるのが、魅力の会です。ですから、新作以上に、古典を聴くことができます。仁智の前に出た仁昇は、「手水廻し」を出したんだけど、素人で、反応のいい客を弄びました。素人さん相手に、ツボを抑えまくり。ちょっと、くさい感じまでする口演。それが受けるとみると、たたみ掛けるのは、さすがキャリアのある噺家さんの手法。あともう一人の出演者がありました。開口一番に出てきた智六です。仁智の二番弟子です。28歳になってからの入門と言っていました。初物です。ネタは、「動物園」。これから、キャリアを積むことにより開ける可能性は感じました。
 ということで、もう一度、出演順を記しておこう。智六、智之介、仁昇、仁智、仁鶴となる。養蓮寺寄席が、2階で行われたことはあったのだろうか? 確かに、1階よりかは入るのでしょう。そこに一杯。入りきれない客は、1階では、2階に入りきれない客が、スピーカーから聞こえる口演を楽しんだということです。ホントに、地域に根を下ろした寄席になっています。




2008年 6月 19日(木)午前 0時 4分

 今日は、谷六と谷九の間にある妙光寺というお寺であった旭堂南鱗一門会「第12回うろこの会」に行ってきました。仕事が、早く終われば、時間休でもとって、尼崎で行われる米朝一門の勉強会に行こうかとも思っていたのですが、無理な話でした。で、「うろこの会」ですが、講談が、南鱗本人と、水谷ミミの名前で、タレント活動をしている水谷風鱗の二人。あとは、市楼が前座で出て「青空散髪」を、学光がトリで出て「夢八」を出してくれました。「青空散髪」は、新しい情報を入れつつ、あくまでも原典の風味を残す昭和20年代の設定。市楼には、このこだわりを貫いて欲しいなと思いながら聴いていたら、半ばでダウン。今日は、えらく早くダウンしたおかげで、あとは大丈夫でした。「夢八」は、五郎兵衛伝来のものとか。ならば、もっと堂々と首吊りを演じないと。どこまでが夢か現つかという一人大騒ぎの雰囲気は出せてませんでした。達者な噺家さんというイメージのある学光が、このネタに関しては、思いっきりの悪さのようなものを見てしまいました。講談の方は、風鱗が、上岡龍太郎の手がけていた新作講談「鳶安吉伝」を、本人の許可を得ての上演となりました。名古屋のテレビ塔建設にちなむエピソードがネタですが、話としては、立派に講談になる素材。それが、あっさりしすぎてしまったかな? 講談お得意の大げささとか、きわどさとか、そんなもので、膨らませば、ネタ自体が引き立ち、輝いていくように思いました。南鱗は、「木津 の勘助」、定番のネタを、自分の会で出すのは、どう考えても、もったいないと思ってしまうのですが。以上、出番は、市楼、風鱗、南鱗、学光というもので、最後に、仲良しコンビの南鱗と学光との対談、抽選会がありました。詰めかけた客は、60人近く。講談の会が、集客力を増してきていることを実感致します。




2008年 6月 17日(火)午後 11時 33分

 今夜は、繁昌亭であった桂歌之助の独演会「6月17日は晴れ」に行ってきた。歌之助三席に、前座に、さん都が出て「動物園」、色物として、米平が、立体紙芝居で「シンデレラ」というラインナップでした。歌之助は、まず「うなぎ屋」、これは、本人も、どこかで言っ てたように、喜丸から受け継いだネタ。親っさんが、とても可愛く仕上がっている喜丸ベストのネタ。歌之助は、それを意識してか、喜丸テイストを、若干ソフトにして、くったくのない市井の風景を描いてくれます。歌之助にとっても、十八番と言えるネタの一つに数えても、いいのじゃないかな? 二つ目が、本日のメーンネタ、「宿屋仇」。伊八のとぼけた風味というか、いじられキャラ的味を出すのも、一興なんだけど、困りを細かに表現していくのが、歌之助流。二つの部屋に入って行き、また出て行くときの、襖の閉め方に、その困りが出て来たり、兵庫の三人に対応する態度で、その困りが、具体的に表現される。こういった細心の目配り、力の配分が、ホントうまいですね。最後の「青菜」は、植木屋のガッツポーズがいいですね。声を出さ ない、しかも、ごく小さめのガッツポーズだから、噺の中に入りきるのでしょうね。黄紺が勝手に付けてる「身体表現としての落語」、それを意識して、体のトータルバランスを計算しての口演は、この人の持ち味。その上に立った、言葉使いでの表現や、抑揚、間を使いこなす。やっぱ、この人、只者ではありません。




2008年 6月 17日(火)午前 0時 47分

 トルコ代表が、見事な逆転劇を演じて、ヨーロッパの8強になった。8年前の再現だ。ここ数年の、ちょっとした停滞のなか、何が変わったのだろうか? 黄紺は、若干の停滞の原因を、バックスのスピード不足じゃないかなと思っていたのだが、今回の主力のストッパーが、セルヴェトとギョクハン・ザンなわけだから、速いというよりか強い選手だ。ましてや、エムレ・アシュクが出てくるとなると、DF不足が深刻。ただ、ファーティフ・テリムが、イブラヒム・トラマンやイブラヒム・カシュは省いてしまってるのだが、、、。そんなで、ここまでの結果が残ったのは、なぜなんでしょうか? ちょっと、頭が混乱している黄紺なのです。ま、それはそうとして、本日のお遊び記録だ。
 ワッハの4階であった「第22回紅雀と阿か枝」に行ってきたのだ。毎回、やる気を、かけるネタ選びで見せてくれる阿か枝と、ネタ選びでは、流してる感じを、今回も与えてしまった紅雀の二人会だ。紅雀は、小ネタばかりを出すのです。自分の会なんだから、誰にも遠慮しなくてもいいのに、そんな風に思ってしまいます。紅雀のネタは、「がまの油」「花色木綿」でした。特に、「花色木綿」は、完全なる前座ネタじゃないかって、つっこみたくなります。一方の「がまの油」は、前段のまともな講釈も短め、後半の酔っぱらいになるところも、いきなり血が出てしまいました。しこみに対し、おいしいばらしの部分を、なんで、簡単に切り上げてしまったのでしょうかね? 部分部分は、面白いのでが、引いてしまうところもありの口演でもあったのです。一方の阿か枝は、トリネタとして、「千両みかん」を用意していました。これが、じっくりと聴かせる好演。なかでも、位を感じさせるみかん問屋の主人が、一方の重しとして、確かな存在感を、それに、実直な番頭も、よく描いてたなぁの印象。そんなだから、最後のとんずらも、あざとい人柄というよりか、普通の人間へと昇華させる説得力があるのですね。それに対し、「刻うどん」は、まくらが、小学生の落研ネタで盛り上げ過ぎて、ネタの方が、その面白さに追い付けない状態。ガチャガチャしないでするのなら、うどん屋との掛け合いを削り過ぎましたね。そんなだから、盛り下がり気味の展開になってしまいました。前座は、三幸。ギャグで行間を埋めていく作業な大変だけど、ネタはネタで、ネタが本来持つ体力は、そのまま演じて欲しいなと思うのであります。「桃太郎」なんだから、桃太郎の話は、最後までやらなくっちゃ。この人、普通に演じても、明るく、いい感じの高座になるんだから、無理して崩さなくってもいいのにと思ってしまいます。
 そんなで、もう寝ないと、また、明日がきつくなります。ただ、明日は、ちょっと午後がゆったりしてるので、嬉しいのです。/h4>




2008年 6月 15日(日)午後 8時 18分

 今日は、午前と午後の2部制で、遊びに出掛けた。昨日の出掛け頃は残っていた疲労も、ずいぶんと取れたが、いかんせん寝不足だ。またしても、十分に睡眠がとれたという状態ではないなかのお遊び記録だ。
 午前中は、繁昌亭の朝席として行われた「どぜう寄席」に行った。この会は、「二匹目のどぜう」という句会を作っておられる噺家さん、講釈師さんが、結成10年を記念して開かれたものとか。朝から、大勢の客が詰め掛けていました。番組は、市楼「江戸荒物」、歌之助「七段目」、米輔「悋気の独楽」、南海「山内一豊とその妻」、米二「茶の湯」とまあ、得意ネタが並びました。市楼は、亡き父親染語楼の跡を継いでの入会とか。ネタは手だれた感じがしてしまいました。主人公の男が、必要以上に江戸弁を使うと、噺が壊れてしまいますよ。歌之助も、先代を継いでの入会と思われます。亡くなるまで、この句会の会長を務めていたのが、先代という縁なのだそうだ。やっぱ、この人の「七段目」は、ゆっくりテンポです。鳴り物や、三味線の吉川さんも、ちょっと前のめりになりかけて、調整されていたほどですから。これが、気になるのです。米輔は久しぶりです。えらく早口になっていたのには、びっくりでした。米輔の「悋気の独楽」は、確か初物。丁稚が帰ってきてどつかれるところが省かれた口演でした。時間のことを気にしたのでしょうか? 本日の秀逸は、ダントツで南海さん。とにかく、講談になれない客の心を掴むことがうまいし、ぐいぐいと引き込んでくれる話術はさすがなところへ、懸命になって聴いていると、ぽこんと外してくれる。馬が喋る演出が、バカ受けに受けていました。今日の口演聴いた人は、絶対に、なんて講談っておもろいのやと思ったことでしょう。米二は、定番ネタ。今日は、ここで息切れ。長屋の住人のお茶会で、事切れましたから、ま、これは許してもらいましょう。
 午後は、大阪城ホールの倉庫ウルトラ・マーケットであった南河内万歳一座の芝居を観に行った。南河内の芝居は、「ジャングル」という題名の芝居で、舞台奥全面に、ジャングルを思わせる木々が並ぶというもの。ある日突然、街が、ジャングルに覆われ、そのジャンルには、得体の知れない怪物がおり、いや、そのような怪物がいると思い、家の外を怖がっているという設定で進行するのですが、ま、ジャングルというのは、現代社会そのものを指しているというのは、そんなに考えなくても判りました。だが、具体的に恐れている現代社会の病巣としては、いじめと家族に対する疑問に留まっているのです。そういった個別問題を考えるのがテーマではありませんよというメッセージでしょうね。むしろ、最後に、ジャングルを抜けてしまったときに、さて、どちらを選ぶかという問いかけに、ほとんどの人は、今抜けてきたジャングルに帰って行きました。全く新しい秩序を作ることを提示されると、足がすくみ、今の社会を受け入れてしまうだろうのメッセー ジです。だったら、今の社会で、何ができるのかという問いかけには、一つの答えが用意されていたような気がしました。いじめられっ子の林くんが、いじめる大将の横綱に、挑んでもダメなのが判っているのに、他の人が傷めつけられると、敢然と横綱に向かっていったのです。そういったプロットを用意していても、決して、それには深入りせず、テーマは、これやの感じが、よく出ていました。
 これで、今日のお遊びはお終い。帰りに、散髪屋に寄って、これで、夏に対応していきます。




2008年 6月 14日(土)午後 11時 58分

 まだまだ、疲れの残るなか、午後と夜という2部制をとり、遊びに出かけた。午後の部では、まだ、回復途上を露呈することもあったが、僅かながらも向上の兆しは着実に訪れております。遊びながら、体を休める、これを実践できたかなの土曜日でした。
 まず、午後の部は、存続が難しくなりつつあるワッハの5階での「島之内寄席〜六月席〜」に行ってきた。番組は、しん吉「眼鏡屋盗人」、うさぎ「腕喰い」、晃瓶「始末の極意」、都丸「ねずみ」、(中入り)、枝光「紙入れ」、小春團治「大名将棋」となったが、発表では、うさぎのところが、染雀だったが、前日に緊急入院で代演となった。3席目、4席目が危ないというのは、昨日と同じ。4席目の都丸の「ねずみ」で、ダウンは、ちょっとショックです。知らない内に、甚五郎が去り、再度登場し、下げ間近になっていました。そのおかげと言ったら変ですが、中入り明けは復活。枝光は、笑いのツボをほじくり返してくれるのはいいけど、あざといというか、しつこいというか、程よい美学に欠けます。小春団治のネタは、レアなもの。最後の落とし噺でけりをつけるのは、彼のオリジナルでしょうね。だけど、大名のわがままと、後半逆転する弱気が、きれいに描かれ、グーでした。ダウンしてしまう前の2人は、トップが、しん吉で、次が、染雀の代演うさぎだったのですが、ネタを、そのままいける人を、うまく見つけてきたものです。この2人とも、良かったのです。大体、しん吉のトップバッターっていうの、贅沢過ぎます。このくらい達者な人が、「眼鏡屋盗人」なんてのをやってくれると、とぼけた盗人のアホらしさと、ありえへんでという眼鏡屋の趣向のおかしさが引き立ちます。うさぎは、初めてまともに聴けました。なんか、不安げな物言いが、多少なりとも影をひそめ、ちーとは、図々しさが、噺の中に出てきたのが良かった原因。マクラで、代演を告げたときに、染雀いじりをして、弾みがついた感じがしました。
 ワッハから、文楽劇場に行きました。目的は、7月公演のチケットを買うためです。トルコに行く前に行かねばなりませんから、選べる日が限られているのが、辛いところです。7月は、舞台に近い席をゲットです。「西遊記」だけはパスして、2つ行くことになります。そのあと、日本橋のネットカフェで、時間調整。あとは、ウォーキングを兼ねて、心斎橋まで歩きました。
 心斎橋シネマートで、韓国映画「シークレット・サンシャイン」を観ました。この映画が、密陽を舞台にした映画だということは知ってはいたのですが、映画の原題も「密陽」だとは知らず、それが、実際、映画が始まってすぐに現れたときに、な〜んやの気分。「シークレット・サンシャイン」は、ダジャレで、映画の内容に合わせて、密陽が、その舞台に選ばれたというわけなのです。テーマは、絶望の淵に立たされた人間に、いかに寄り添うのか、いや寄り添えるのか、それは、名状しがたいかけがえのなさを持つもの、これでしょうね。そんなですから、絶望の女性の一人芝居に寄り添う役者群というシナリオになっています。ただ、韓国らしいところは、キリスト教との対決が、こういったときに、意識しなければならない軸になるんですね。そして、カンヌが与えた主演女優賞なんだけど、微妙です。いい女優さんだし、ちょっと惚れ込みそうな予感もするんだけど、主演女優賞、しかも、カンヌとなると、他の映画は、どんなだったのと調べたくはなりますね。ですから、そういったテーマが、お好みの方にはいいだろうし、アート系韓国映画を追いかけるのなら、お薦めかなというところです。わけあって、韓国映画が、自分的に観れなくなって、でも、そこを潜り抜けて観た2本目の映画です。こんなだったら、まだ、観れますね。ちょっと自信回復ですかな? 




2008年 6月 14日(土)午前 7時 56分

 木曜日の昼頃をピークに、疲労感はくだり坂に入ってるなの感じを持っていましたが、その期間は短く、金曜日の夜から、再び、大変な疲労感に襲われている。そんななか、木曜日は、家へ直行、そうなると、ご多分に漏れず、早々と酒を呑んでダウン、朝3時に目が覚めてしまうという、お年寄り傾向が出てしまいました。昨日の金曜日は、京都では、今夏最高の気温だったとか、これは、息子が言っておりました。なのに、金曜日の夜は、ちょっと頑張ってみました。岡町の豊中市立伝統芸能館であった「第68回月なみ九雀の日」に行ってまいりました。
 元気だったと思っていた体調がよろしくなくなってきたぞの感覚になったのは、宝塚線に乗り込んでから。もう、手遅れ、もちろん中止にするには。更に、落語会の会場に着き、いざ座ると、気持ちがよく、いっぺんに疲れが出てしまいました。座るだけで、ほんと、いい気持ちでした。ほんと、ほっとしてしまい、一挙に疲れが出てしまいました。これは、落語を聴くには、きつかったのです。一席目、二席目までは良かったんだけど、そのあとはいけませんでした。今日は、出演予定だった染雀が、肝臓で入院とかで、主宰者の九雀が代演。ですから、二席目から四席目までが、全部、九雀の口演となったのですが、まともに聴けたのは、二席目の「阿弥陀池」だけ。自分的に、一番 惹かれた「足上がり」は、丁稚が帰ったところまでと、最後の芝居の真似事の間が、記憶にないという低駄落。四席目の「親子酒」は、お湯を、うどん屋からもらうくだり以後は、飛び飛び。ま、こちらは、九雀では、初物じゃなかったので、許せるという感覚です。九雀は、独自の改変をするので、こういったとき、記憶を辿るのに便利なのです。今日も、酔っ払いの歌う「村祭り」のメロディーで思い出しました。「阿弥陀池」の改変も、そんなに多くはありませんがありました。日露戦争は消え、小ギャグの削ぎ落とし、一部変更がありましたが、九雀曰わく、時代をぼかしてしまうのが、枝雀流だそうです。九雀の他は、生寿が前座で登場。「兵庫船」に、普段入らないフレーズが入りました。出身地を、川で言うやり方とネズミ尽くしで遊ぶというものが入りました。生喬オリジナルなものかもしれないので、ちょっとメモっておきます。噺は、言葉遊びをしている半ばで切り上げました。その後も、何か変化があったのでしょうか? ちょっと気になり聴いてみたかったなの気分です。
 今年度は、仕事が、体力的に、とってもハードな設定なものですから、腰が大丈夫だろうかと、常に気にしつつここまできましたが、ダメですね。もう、この6月を乗り切るのは無理なのかなと思ってしまいます。どこかで、体力作りをすれば、まだ、なんとかなるだろうと思うのですが、その時間がないのです。睡眠も、もっととれるなら、なんとかなるだろうなと思うのですが、それが無理なんですね。とまたまた、ぼやいております。




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