カルス写真館2




街路&公園

 カルスは、とっても気に入っている街だ。カルスも、随分と変わったものだと思うが、黄紺が初めてカルスを訪れたときのどんびきの雰囲気、その違和感というものが、なんとも言えず再訪を掻き立ててきた町、それがカルスだ。その町が、訪れるたびに変わっていっている。旧オトガル付近に、特に愛着のある黄紺は、まず、ここが残っているか、それが気になってしまう。かつて、バス会社のブースとして使われていた建物が、一時、活気が乏しくなっていたら、近年、行く度に、かつての活気を持ち替えしてくれてることが嬉しい。ただ、その辺りをうろついていると、結構、アニへ行こうなどという声が掛かってしまう。ここの観光の目玉ではあったが、そんなことがなく、逆に、こちらから伺いを立てるという状態だったが、それなりに観光客が押し寄せて来てるのだろう。ホテルに投宿しても、また、ホテルに出入りしている人たちにも、そのような声掛けをもらってしまった。新しいホテルも生まれてるようで、そういった雰囲気が整いつつあるのだろう。
 当然の如く、カレに行ってみる。時間が止まったような空間という印象を持っていたが、こちらも、確実に変わっている。カレ下のアルメニア教会に、ようやく保存の手が入るようで、修復工事中であった。小ぎれいになるんだろうけど、壁面から草が伸びてたりっていう雰囲気も良かったのだけどね。更にびっくりしたのは、その横っちょにあるジャーミーが新装オープンしていたこと。そのために、その周囲にあった藪に手が入れられ、古臭い雰囲気が一掃されていました。これは、ちょっと癪だったですね。カレを含めて、この地域の景観だけはいじって欲しくないですね。カレに向かって周囲を見渡したときの景観は、いくら時間が経っても、そのままにしておいて欲しいものです。手を入れるのなら、カレ下に数件残っていたオスマン期の家屋が崩れだしていた。初めて、ここに来たときは、その家屋で、普通の生活が行われていた。そんなことを考えると、時間の経過を認識せざるをえないのですが、その経過した時間などというものは、この伝統的家屋の歴史からすれば微々たるもののはず。その間に、これだけ崩壊が進むということは、正直ショックであった。だから、タイミングだ。臨界点を越える前に、なんとか手を打って欲しいものである。
 なんか、チャルシュが元気のないような感じがした。人の出が違うし、動き出す時間も、遅くなってきている感じだ。替わりに、ミグロスが、ハイダル・アリエフ公園の手前にできていた。こうやって、大型店舗なんかが、これからどんどん進出してくるのだろう。ならば、どこにでも起こっていることが、ここカルスでも起ころうとしているということだろう。黄紺的には、やはり悲しいといわざるをえないのであります。


旧オトガル チャルシュ
カレ&その下
カレ&その下
ロシア風建築物



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