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【トルコ編】[33]トルコのサッカー・その4「地方のスタジアム」〜エラズー・リゼ・カイセリ編〜

日付場所カード
99. 8.15ガジアンテップガジアンテップ ・スポルvsアンタルヤ・スポル
00. 8.12エルズルムエルズルム・スポルvsトラブゾン・スポル
01. 8.12ガジアンテップガジアンテップ・スポルvsガラタサライ
02. 8.17エラズーエラズー・スポル vs トラブゾン・スポル
03. 8.10リゼチャイクル・リゼ vs アンカラ・グジュ
04. 8. 8カイセリカイセリ・スポル vs トラブゾン・スポル
 エラズーでサッカー観戦をしようと思い立ったのは、やはりエラズー・スポルの1部初昇格記念との思いからであった。黄紺の頭の中には、例のテロ活動が盛んだった時期が、多少なりとも緩和しだした時期においても、エラズーでの散発的な活動が噂に上がる報道に接するにつけ、ここに入ることを敬遠していた時期がある。確かに、トゥンジェリ、ビンギョルもほど近い位置にある関係か、勝手にそのようなイメージが増幅してしまう傾向にあった時期がある。そういう意味を込めて、満を持してのエラズー行きであり、それに、エラズー・スポル昇格記念を兼ねた思いがあった。全く初めての土地で、しかもサッカー観戦となると、まずスタジアムの把握から始まる。まあ、スタジアムは巨大だから、おおよその場所の把握ができれば、まず、そこへ赴く。エラズーの場合、中心部のドルムシュ乗り場から、マラテヤ方向に少し行ったところにスタジアムがある。近くには、エラズーの博物館もあるところだ。ハルプトにも行きたかったので、前日入りしていた黄紺は、同時に、チケットもゲットしておこうと考える。当日でも大丈夫という気はあるものの、エラズー・スポル初昇格&相手がトラブゾン・スポルだということも、一方で気になっており、且つ、街中は、エラズー・スポルの旗が、そこかしこではためいている状態なので、チケット手配が早いにこしたことがない。そんなこともあり、とりあえずはスタジアムに行く。下見も兼ねている。すると、まだ、工事をしていた。翌日の試合に合わすべく、スタンドの突貫工事が直前まで行われたのである。だから、関係者という人を掴まえるに、さしたる苦労をした記憶はない。「チャルシュのどこそこで売っているよ」「で、チャルシュは、どこに?」「ベレディエの建物の向かいに」、こんなやりとりをして、だったら、そこは、先ほど通ってきたところだからと、元に戻ってみると、それがなかなか分からないというか、言われた建物のどこだろうかと考えない方が良かった。そんなことを建物を眺めながら考える暇があるのなら、前を歩けである。表通りに面して、学生さんのような若い人たちが、俄仕事(そりゃ、そうです、誰がやっても初仕事)のような感じで、店先で机を1つ置いて売ってたのであります。ロール状になったチケットを1枚ちぎって売ってくれました。急いで、この情報は、ウチのBBSに書き込みました、その直後。
 当日、スタジアムは、大変な賑わい。やはり予想通り、当日、スタジアムの前で売ってるチケット売り場で、充分、チケットは買えました。これは、試合に人気がないというんじゃなくって、もう、前売りという感覚がない人たちが大勢と考えた方が正しい。ただ、チケットを持っていても、簡単に中には入れない。これが、1番大変。入場口で、1枚1枚バーコード・チェックをするから、入場口に長蛇の列。そこへ、その列に紛れ込もうという輩、偽装子ども連れを狙う少年が待ち構えている。要するに、チケットを買わないで、ただで入ってしまうという連中が入り口付近にたむろをしているから、もう、大変。大体、こういうときは、「入れる方が諦める」という経験則を、このとき黄紺は得ることとなる。バーコード・チェックを諦めるのだ。大変な人出を、まどろこしいことをして客を入れるのを諦めるのだ。回転式ドアで1人ずつしか入れなかったのを、間口を広げて、チケットを見せるだけで入れてしまおうとしたのだ。それを察知した客は、どーっと若干広がった入口を見て、後から押し寄せてくる。すると、何人かの男が叫んだ。「お客人が、先だ」、、、「ん? お客人って、黄紺のこと?」。そうなんです、みんなが押し寄せてきているのに、黄紺の姿を目にしていた人たちが、遠来の私を、まず、中へ入れてやろうというわけなのである。殺到していた人たちも、これには納得する。これが、トルコだ。緊張した空気が和む、その中を感謝の言葉を、周りにいる誰彼ともなくたれながら入らせてもらった。エラズーでの観戦と言えば、まず、これを思い出す。地方スタジアムでの観戦の楽しさでもある。
 リゼも、それに勝るとも劣らない貴重な経験がある。チャイクル・リゼは、10数年ぶりに、1部復帰を果たしたのだが、2年間で降格。でも、また1年で1部復帰をしたそういう「復帰記念」と、勝手に名付けて、リゼの観戦を決めたのだった。これは、ちょっとこじつけ的なもので、実は、トルコの東部ばかりを歩いていた黄紺が、サッカーの開幕戦に合わせて野に降りてきた、その1番近い場所、そんなチョイスの仕方で、リゼを選んだというわけであった。その前日泊まったアルハヴィで出会った人から、リゼのスタジアムの場所を聞いていたので、リゼ到着後すぐに、スタジアムの確認がてら、チケット情報を得にという思惑で、やはり真っ先にスタジアムに赴く。中心部からアルハヴィやホパ方向に徒歩10分、海岸に平行に歩けばスタジアムだ。前日準備に人の出入りがある。関係者と思しき人に、チケットの販売場所を聞くと、その人は知らないらしく、スタジアムの中を指さし(グランドへ直接は入れる入口前で聞いたものだから)、あすこにいる人たちに聞けと言う。「えっ? 中に入っていいの?」「いいよ」、、、明日、試合だというのに、グランドに入っていいのかなぁと思いつつ、いいと言ってくれるのならと、ずかずかと入っていく。そして、また、同じことを、数人の固まりの端っこにいた人に言うと、その人、固まりの中で、どう見ても、1番のお偉さんと見える人に引き合わし、私の用件を伝えてくれる。そしたら、そのお偉さんが、私の方を向き、「じゃ、私が、あなたにチケットを、ご用意いたしましょう」「えーっ、、、いいんですか?」「お客人に、プレゼントいたします」「えーっ、、、ありがとうございますぅ」「5時に、チケット売り場で、私の名前を言って下さい。チケットを用意しておきますから」、そのチケット売り場が分からない私を連れて、そのお偉さんは、場所を教え、しかも、ピッチ内部まで入ることを許し、写真を撮るようにも勧めて下さいました。その方は、いただいたカードから、リゼ市青少年スポーツ局長さんだったということが、お別れしてから知りました。
 指定された時間、指定された場所に行くと、確かに言われたとおり、チケットは用意されており、しかも、場所が貴賓席。いやぁー、びっくりしました。私の周りの席に座る多くの方は、試合開始直前に現れる方が多く、いつも黄紺が見ているスタンドとは、明らかな違いを感じてしまったのであります。前半が終わってインターヴァルとなりました。そしたら、青少年スポーツ局長さんが、わざわざ私を訪ねてきて下さいました。手には、チャイクル・リゼのバッジを持って。「気に入っていただけましたか?」、この言葉を聞いて、もう緊張しっぱなしの黄紺、厚かましくも、いろいろと選手のことを教えていただきました。丁度、ガラタサライからガジアンテップ・スポルを経由してヴィクトリアが、チャイクル・リゼに加入したときでしたので、その話から始まって、ウーマールは、2重国籍を持っていることとか、その奥さんがフランス人だということとかまで、いろいろとお聞きしました。お忙しいのでしょう、後半始まって間もなく、席を辞して行かれました。黄紺が、このときとばかりに、いろいろと質問したため、お仕事の邪魔をしてしまったのではと、今となっては、申し訳なく思っております。
 カイセリは、そういった2つの経験と比べると、変化に乏しいが、ここでの観戦も、実は、カイセリ・スポル、本当はエルジエス・スポル1部昇格記念初ホームの試合だったのです。カイセリは、中部アナトリアの中核都市であり、だからなんでしょう、数年前、ゲンチレル・ビルリーイが、フェネルバフチェを敗り優勝したトルコ・カップ決勝戦が行われたところだから、スタジアムは、かなり大きなはずだから、ま、当日入りでもいいかとも思ったんだけど、行程とかを考えると、イスタンブルから夜行バスでカイセリ入りするのが、最も効率的かとの判断から、結局、この度も前日入りをしました。カイセリのカレを中心として、そこから徒歩5分、そこがスタジアムだ。黄紺が投宿したホテルの従業員さんが、近くまで行く用事があるということで、スタジアムの位置が判るところまで、付いてきて下さった。ちょっとした距離なので、これもトルコならではである。感謝しきりの黄紺だ。スタジアムでの仕事、もちろんチケットは、どうなのかということ。関係者かどうかは分からないが、スタジアムの周りにいる人に適当に尋ねる。すると、「今日の1時からだよ」「どこで?」、するとその親父は、表通りに面したプレハブ状の小さな建物を指す。何も考えないで、その親父が断定的に言うものだから(これが正確だった)、了解って感じで、スタジアムを離れる。そして、1時に、再度、スタジアムに。ところが、件のプレハブ状建物は閉まっているし、関係者がいる様子が、全くない。仕方がないので、スタジアムの方へ行くと、チケット売り場らしい窓口(実際は、スタジアムの事務所だったかも?)らしき見えたので行ってみて、そこに人がいたので聞いてみると、知らないと言う。困ってしまって、だからと言って、替わりとなるところもないので、元来た道を表通りに向かって僅かに歩き出すと、反対側から、即ち表通りのプレハブ状の建物方向から2人の若い男連れが、「チケットが、、、、」と言いながら歩いてきたので、思わず呼び止める。「チケットは、どこで買えるの?」、すると2人は、プレハブ状の建物を指す。「あれぇ、たらい回しみたいなもんや」と思いつつも、もう1度、そのプレハブ状建物へ行ってみると、案の定閉まっている。ただ、違うのは、そのプレハブ状建物の前に、丸イスに腰掛けた1人の親父がいることだった。仕方がないので、「試合のチケット、どこで買えるの?」と聞くと、「ここで」と一言。で、初めて、その親父の格好を納得。丸イスに腰掛け、股の間にロール状の切符を挟んでいました。要するに、その親父が、チケット販売員であり、それを路上で売っているのであり、且つ、黄紺が、そこを最初に通ったときにはいないで、ちょっとスタジアム方向に行ってる間に売り出したというわけでした。マラトンで1000万TL。正に、1部昇格記念の格安チケットでした。
 でも、ここも、エラズーと同じで混み合い、しかも、ぶいぶい言わすようなお兄さんが横入りを随分としていました。でも、最後は、バーコード・チェックはギヴアップ。お約束みたいです、地方のスタジアム。でも、やはりここは大きなスタジアムで、収容人員からだけ言えば、アンカラのスタジアムくらいの規模はあると思われるものでした。





【トルコ編】[34]トルコのサッカー・その5「サッカー観戦ガイド」

 サッカー観戦についての質問を受けることもあるので、観戦ガイドのようなものを書いておこう。地方でのサッカー観戦については、この「なんでもトルコ」の、「トルコのサッカー・その3」&「同・その4」を、お読み下さい。但し、その町によって、それぞれの特徴があるので、類比的に網羅できると考えられると、間違いが生じるかもしれませんから、黄紺が、地方でサッカーを観ようとしているときの順序を経て、いろいろと試行錯誤していただければと思います。ですから、ここで書き留めておくのは、イスタンブル、トラブゾン、アンカラでの観戦ガイドと思っていただければと思います。

@チケットの買い方

 イスタンブルでの試合、及び、アンカラでの試合の前売りチケットは、BILETIXで販売しています。日本のぴあのような、チケット販売を専門的に扱うお店です。但し、04年夏の段階で、全国展開をしているという確認をとっていません。かつて(02年夏)、イズミールのBILETIXでは、イスタンブールでの試合のチケットを買おうとしたら、販売していませんでした。04年夏、アンカラのBILETIXで、同様の試みをしました。そのときのBILETIXの人の言った言い方が、ちょっと気になっています。「フェネルバフチェのチケットはダメですね」という言い方でした。じゃ、ガラタサライやベシクタシュのチケットは?と思ったことがあります。ただ、アンカラでは、あまりBILETIXを利用して、前売りチケットを買い求めるということが、まだ少ないようですので、ましてや、イスタンブルの試合となると、期待できないだろうなと判断しています。BILETIXでのチケット販売は、試合のある週の火曜日あたりから始まります。日本では考えられないことですが、ヨーロッパのカップ戦の関係で、なかなか試合日程が決まらないのです。週末の金土日で、リーグ戦は行われるのですが、その割り振りが決まらないのです。遅い場合には、その週初めに発表されます。これは、新聞を見てないと分かりません。チケット発売開始日も、同様です。最寄りのBILETIXへ行って、尋ねてみるのも手かと思いますが、このような状態ですので、BILETIXでも、「分からない」と答えられることを覚悟しておいて下さい。もちろん、当日券は、スタジアムに行ってみて下さい。特にフェネルバフチェのスタジアムなどは、巨大ですので、存外当日でも入れるかもしれません。アンカラの試合は、まあ、どの試合も、前売りを買わなくても大丈夫と、黄紺は思っております。但し、イスタンブルのダービーはダメですよ。特に優勝がかかったダービーなどは、売り出し何時間で完売となります。なお、チケットの値段は、日本では考えられないことですが、試合によって異なります。これも、新聞に出ますので、それをご覧になって、買いに行って下さい。トラブゾンでのチケット販売は、トラブゾン・スポルのオフィシャル・ショップで、試合のある週の、これも火曜日あたりから販売が始まります。トラブゾン・スポルのオフィシャル・ショップは、昔と場所が変わり、メイダン(中心広場)から、PTT方向、言い換えると西方向に大通りを歩いてください。ギャランティだったかの銀行の角が目印です、そこを右に折れると、すぐに当のオフィシャル・ショップが、目に飛び込んできます。売り場は、オフィシャル・ショップの正面向かって右側の路地を入ってください。そこが売り場です。チケット販売開始日&開始時間は、オフィシャル・ショップに入ると、黒板に書いて分かるように出してくれています。あまり急いで買うことも、トラブゾンの場合はないかと思います。例のフェネルバフチェ戦で、大騒動となった一戦のときも、当日になっても、そこでは売っていましたから。ただ、BILETIXの店舗網(↑)の中に、トラブゾンも含まれているので、同様の販売法に変わっているかもしてません。トラブゾン・スポルのオフィシャル・ショップで確かめていただくよう、お願いいたします。

Aスタジアムへのアクセス

フェネルバフチェ(シュクル・サラチオウル・スタジアム)
 アジア側のカドゥキョイにある。ヨーロッパ側の船付き場カラキョイ、ないしはエミノニュからカドゥキョイ行きの船に乗る。カドゥキョイの船着き場を降りると、正面の大通り(坂になっている)を真っ直ぐ歩く。3〜4分歩くと、牡牛のブロンズ像があるので右側の道を行く。あとは、道なりに行くと、黄紺色のスタジアムが左側に見える。その間、10分もかからない。但し、ここから入れるのは正面スタンド。バックスタンド、言い換えるとバーダット・ジャッデシ(バグダット通り)側に出るためには、正面スタンド前の通りを、スタジアムに沿って回り込むと、自然と大通りに出る。それが、バーダット・ジャッデシ。
 ヨーロッパ側のカラキョイからだと、カドゥキョイ行きの船に乗り、ハイダルパシャで降り、郊外電車に乗る方法がある。ハイダルパシャから1つ目の駅を降りると、目の前に、フェネルバフチェのスタジアムがある。その間に走ってる大通りが、バーダット・ジャッデシだ。バックスタンド側に行くためには、正面左側の道を行って、バーダット・ジャッデシの下をくぐれば、もうすぐである。正面右側の道を行って、バーダット・ジャッデシをくぐると、大きな広場が目の前にある。これが、サル・パザル(火曜日の市場)の開かれる場所だが、その広場に立って左方向を見ると、スタジアムが見えるので、それを目指して行くと正面スタンドに行ける。
 問題は帰り方です。まず、カドゥキョイの船着き場からの船ですが、エミノニュ行きは、午後8時半発でおしまい。カラキョイ行きは、午後11時半まであります。ヨーロッパ側に泊まっている方は、これが大変なので、お薦めは、サル・パザルの開かれる広場に、たくさん停まっているバスを利用することが、1番です。サッカーのときには、臨時バスが増発され、試合に合わせて運行しているので、ここでゲットするのが、賢明。まあ、タクシムまで行けば、ヨーロッパ側ではなんとでもなるの気持ちで、まずは、アジア側を離れられることをお薦めします。ここで、バスをゲットできなかった方、まあ、そういう方は出ないと思いますが、その場合は、カドゥキョイの船着き場まで一旦出てください。そして、海に向かって、左側に、ものの3分ほど歩くと、そこにドルムシュ乗り場があります。そこからは、24時間営業のヨーロッパ側行きドルムシュが出ていますので、ご安心下さい。
ベシクタシュ(イノニュ・スタジアム)
 ヨーロッパ側のベシクタシュにある。タキシムからだと坂を歩いて下っても、10分余で行くことができます。ドルムシュで行く場合には、タキシムからだと、アタテュルク文化センター前の道を、アタテュルク文化センターに向かって右側にほんの少し行くと、ベシクタシュ行きのドルムシュが停まっています。スタジアム前で降ろしてもらえば、あっという間に着いてしまいます。エミノニュからだと、ボスポラス海峡沿いに行くバスで行けます。降りるところは、「カバタシュ」です。船着き場がありますので目印になるでしょう。そこから、進行方向に行けば、もうすぐにスタジアムです。
 アジア側からの場合は、カドゥキョイが起点になるので、そういった書き方をします。行くときは、カドゥキョイの船着き場からベシクタシュ行きの船が出ていますので、これが定番でしょう。但し、カラキョイ行きやエミノニュ行きの船着き場とは違いますので気をつけてください。すぐ横にベシクタシュ行きの船着き場があります。ベシクタシュに着くと、海を背中に左側に歩いてください。5分強でスタジアムに着きます。
 帰りですが、ヨーロッパ側に帰る方は、来たときの反対の方法をとればOKです。問題は、カドゥキョイを起点としたアジア側に帰る方法。まず、エミノニュ方向に出て帰る場合には、カラキョイでバスを降りてください。ガラタ橋を渡る直前で降りろということです。カラキョイからだと、カドゥキョイ行きの船は、午後11時半まで出ています。また、ベシクタシュの街に戻り、タキシム行きのドルムシュに乗って、タキシムからドルムシュでカドゥキョイを目指すという方法もありますが、カドゥキョイに戻る1番早い方法は、イノニュ・スタジアムから出て、海側の歩道に渡ってください。そして、ベシクタシュの街の方角ではなく、カバタシュ方向に歩いてください。多くの人が、そちら方向に流れていきますから、その流れに付いていくと、ものの3分ほど歩くと、船が岸壁に横付けしていいます。その船が、カドゥキョイ行きの臨時便の船です。これに乗ると、あっという間にカドゥキョイに戻れます。
ガラタサライ(アリ・サミ・エン・スタジアム)
 ヨーロッパ側のメジディエキョイにあります。タキシムからだと、メトロに乗って、シシリーで降りて歩いて5分強です。シシリー・ジャーミー(シシリー駅の上に出るとすぐにあるモスク)のところの三叉路を、タキシムを背に右側に行くと、バスがたくさん停まってるところに出ます。そこが、メジディエキョイです。そこに出ると、道を右にとって下さい。すぐにスタジアムが、目に入ります。
 カドゥキョイからだと、一旦、タキシムに出ると、上の方法で行くことができますが、カドゥキョイからは、メジディエキョイ行きのバスも出ていますし、ドルムシュも出ています。また、試合当日は、臨時バスも出ますので、それを見つけてください。但し、第1ボスポラス大橋を通りますので、渋滞に巻き込まれると大変ですので、際きわのこのバスを利用する方法は、お薦めできません。なんせ、第1ボスポラス大橋の交通渋滞は深刻ですから。
 帰りは、ヨーロッパ側に帰る場合は、メジディエキョイのバス停から帰ることや、メトロを利用するなりの方法があります。アジア側に帰る場合ですが、これも、ご心配なく、、、スタジアムの前から、カドゥキョイ行きの臨時バス、ドルムシュが頻発しています。行き先が分からなければ、どんどん聞いていって下さい。「ネレエ?」と。万が一逃したら、タキシムまで行くと、深夜のドルムシュが待っていますから、ご安心下さい。
トラブゾン・スポル(アヴニ・アカル・スタジアム)
 中心部にあるメイダン(広場)から歩いて行けない距離ではないので、試合後は、その余韻を、胸に秘めながら歩くということも選択肢に入ると思う(実際、多くのトルコ人は歩いている)が、黄紺の場合は、往きも帰りもドルムシュを使う。幾つか、スタジアムに行くドルムシュがあるが、観光とワンセットにして覚えておくと便利なドルムシュが、「アヤ・ソフィア」往きのドルムシュだ。ちょっと遠回りになるが、「アヤ・ソフィア」を過ぎてから、右車窓から見えるスタジアムを目印にして降ろしてもらえば、簡単に行ける。帰りは、「メイダン」と叫んでるドルムシュをゲットすれば、終点で降りればOKだ。「メイダン」は、ドルムシュの起点でもあるのですから。
アンカラ各チーム(5月19日スタジアム)
 街のど真ん中にあるので、アクセスの方法は、いろいろとあるが、なかでも、最も簡単なものは、地下鉄メトロ(アンカライではない)の方の「ウルス」駅を上がったところが、若者公園(ゲンチレル・パルク)の入口だ。目の前に、スタジアムが見える。また、スタジアムまでの間に、当日券売り場があるので、チケットも簡単に買うことができる。都会の仕事帰りのサポーターが観戦に訪れるという感じだから、30分前くらいからでも、充分間に合うというところである。また、クズライからだと、バスの利用も考えられる。ウルス行きのバスに乗ると、「ゲンチレル・パルク」というバス停があるので、そこで降りれば、目の前にスタジアムが見える。また、こちら方向から入っても、チケット売り場が、スタジアムまでの間にあるので、チケット関係は大丈夫だ。なお、地下鉄「ウルス」駅を上がって、若者公園入口から見て、右斜め前ビル5Fに、ゲンチレル・ビルリーイの事務所がある。困ったときは、そのオフィスで尋ねられることをお薦めする。更に、鉄道のアンカラ駅からのアクセスも容易い。アンカラ駅を背にして、目の前にある緑の多き箇所が、若者公園である。また、空港からのバス(ハーワーシュ)の停車場も、この若者公園の一角にある。

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